Dell Lifecycle Controller Integration Version 2.2 for Microsoft System Center Configuration Manager クイックスタートガイド

  • こんにちは!Dell Lifecycle Controller Integration バージョン 2.2 インストールガイドの内容を理解しています。このソフトウェアのインストール、設定、トラブルシューティングなど、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。このガイドには、Microsoft System Center Configuration Managerとの統合、Dellサーバーのライフサイクル管理、必要なアカウント設定方法などが詳しく説明されています。
  • インストール前にどのような準備が必要ですか?
    Dell Provisioning Service(DPS)とは何ですか?
    WMIへのユーザーアクセスの設定はどのように行いますか?
    アンインストール方法は?
    以前のバージョンからのアップグレードは可能ですか?
Microsoft System Center Configuration Manager
Dell Lifecycle Controller Integration バージョン 2.2
インストールガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明して
います。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。
2014 - 03
Rev. A00
目次
1 はじめに......................................................................................................................................4
2 作業を開始する前に............................................................................................................... 5
検出とハンドシェイクに使用するアカウントの設定.....................................................................................5
WMI へのユーザーアクセスの設定.............................................................................................................. 5
DCOM 用のユーザー許可の付与....................................................................................................................6
DCOM Config WMI 用のユーザー許可の付与............................................................................................... 6
ネームスペースセキュリティの設定およびアクセス権の付与.............................................................. 6
Dell Provisioning Server からのユーザー権限の検証................................................................................... 7
共有およびフォルダ許可の付与...................................................................................................................7
ソフトウェアの前提条件と必要条件................................................................................................................. 7
コンポーネント固有の前提条件...................................................................................................................9
ファイアウォールを使用した WMI トラフィックの有効化または無効化.......................................... 12
ユーザーへの読み取りおよび実行許可の付与.........................................................................................13
3 Configuration Manager DLCI のインストール.............................................................14
Configuration Manager DLCI のインストール方法........................................................................................14
DLCU および DPS のインストール...............................................................................................................15
DLCU のみをインストール........................................................................................................................... 16
DPS のみのインストール............................................................................................................................. 16
ユーザーアカウント制御が有効化されたシステムにおける DLCI での作業............................................. 17
UAC が有効化されたシステムで Configuration Manager DLCI を使用する........................................17
インストーラの修復オプションの使用........................................................................................................... 18
Configuration Manager DLCI の以前のバージョンからのアップグレード............................................... 18
アップグレードの前提条件......................................................................................................................... 18
Configuration Manager DLCI のバージョン 2.1 からバージョン 2.2 へのアップグレード................19
インストーラの変更オプションの使用........................................................................................................... 19
以前にインストールしなかった機能のインストール.............................................................................20
以前にインストールした機能の削除.........................................................................................................20
Configuration Manager DLCI のアンインストール........................................................................................20
4 Troubleshooting.........................................................................................................................21
Dell Provisioning ServiceDPS)のシステムへのインストール中のエラー................................................21
1
はじめに
Dell Lifecycle Controller Integration Version 2.2 For Microsoft System Center Configuration Manager Installation
GuideMicrosoft System Center Configuration Manager Dell Lifecycle Controller Integration バージョン 2.2 イン
ストールガイド)では、Microsoft System Center Configuration Manager Dell Lifecycle Controller Integration
DLCI)をインストール、アップグレード、およびアンインストールするための前提条件および要件につい
ての情報が説明されています。
本書にある Configuration Manager の使用は、次の製品に関連するものです。
Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager
Microsoft System Center 2012 SP1 Configuration Manager
Microsoft System Center 2012 Configuration Manager
Microsoft System Center 2007 Configuration Manager
4
2
作業を開始する前に
Microsoft System Center Configuration Manager Dell Server Deployment PackConfiguration Manager DSDP
ージョン
2.1)を使用した、オペレーティングシステムの導入方法についての知識が必要です。
詳細については、DLCU の「コンポーネント固有の前提条件」を参照してください。
詳細については、dell.com/support/manuals で入手できる
Dell Server Deployment Pack for Microsoft System Center
Configuration Manager User’s Guide
Microsoft System Center Configuration Manager Dell Server Deployment
Pack ユーザーズガイド)を参照してください。Configuration Manager Dell Lifecycle Controller Integration をイ
ンストールする前に、次の作業を完了してください。
1. 検出とハンドシェイクで使用するアカウントを設定します。詳細については、検出とハンドシェイクに
使用するアカウントの設定」を参照してください。
2. ソフトウェアの前提条件および必要条件が満たされている事を確認してください。詳細については、
フトウェアの前提条件と必要条件」を参照してください。
3. コンポーネント固有の前提条件が満たされている事を確認してください。詳細については、コンポーネ
ント固有の前提条件」を参照してください。
検出とハンドシェイクに使用するアカウントの設定
Dell Provisioning ServiceDPS Configuration Manager サーバーへのアクセスのために管理者アカウントを使
用したくない場合、最低限の許可を持つユーザーアカウントを作成します。
メモ: Active Directory で認証されたユーザーの資格情報を提供することで、DLCI をインストールし、そ
の後 Active Directory 以外で認証されたユーザーの資格情報を使ってターゲットシステムの検出とハン
ドシェイクを行う場合、検出とハンドシェイクは失敗します。これを解決するには、Active directory
資格情報を無効化します。
最低限のユーザー許可を持つユーザーアカウントを作成するには、次の手順を実行します。
1. サイトサーバーの受信トレイに Data Discovery RecordDDR)を書き込む際、DPS がユーザーアカウント
として動作するので、ドメイン上にユーザーアカウントを作成します。
2. Configuration Manager 2007 コンソールで、Security Rights(セキュリティ権限)Users(ユーザー) にあ
るユーザー名をチェックします。
Configuration Manager 2012 コンソールでは、Administration(管理)
Security(セキュリティ)Administrative Users(管理者ユーザー) にあるユーザー名をチェックしま
す。ユーザーに、次の許可を付与します。
Collection(コレクション)Read(読み取り)Modify(変更)、および Create(作成)
サイト読み取り および コンピューター入力のインポート
3. Windows Management InstrumentationWMIへのユーザーアクセスを設定します。詳細については、WMI
へのユーザーアクセスの設定」を参照してください。
4. DDR 受信トレイにファイルを書き込むための共有およびフォルダ許可を付与します。詳細については、
共有およびフォルダ許可の付与」を参照してください。
WMI へのユーザーアクセスの設定
WMI へユーザーがリモートでアクセスできるように設定するには、次の手順を実行します。
5
メモ: システムのファイアウォールが WMI 接続をブロックしないことを確認します。
1. dcomcnfg.exe を使って DCOM(Distributed Component Object Model) にアクセスするには、Dell Provisioning
Server にユーザー権限を付与します。詳細については、DCOM 用のユーザー権限の付与 を参照します。
2. dcomcnfg.exe を使って DCOM Config Windows Management and Instrumentation (WMI) コンポーネントにア
クセスするには、Dell Provisioning Server にユーザー権限を付与します。詳細については、DCOM Config
WMI 用のユーザー権限の付与 を参照します。
3. ネームスペースセキュリティを設定して、権限を付与します。詳細に関しては、ネームスペースセキュ
リティの設定およびアクセス権の付与」を参照してください。
4. Dell Provisioning Server でアカウントのユーザー権限を検証します。詳細に関しては、Dell Provisioning
Server からのユーザー権限の検証」を参照してください。
DCOM 用のユーザー許可の付与
DCOM 用のユーザー許可を付与するには、次の手順を実行します。
1. dcomcnfg.exe を起動します。
2. Component Services(コンポーネントサービス) コンソールの左ペインで、Computers コンピュータ)
展開し、プロビジョンサーバーコンピュータを右クリックして Properties(プロパティ) を選択します。
3. COM SecurityCOM セキュリティ) で次を行います。
Access Permissions(アクセス許可) から Edit Limits(制限の編集) をクリックし、Remote Access(リ
モートアクセス
を選択します。
Launch and Activation Permission(起動とアクティブ化許可) Edit Limits(制限の編集) をクリック
し、Local Launch(ローカル起動)Remote Launch(リモート起動)、および Remote Activation(リ
モートアクティブ化) を選択します。
DCOM Config WMI 用のユーザー許可の付与
DCOM Config WMI 用のユーザー許可を付与するには、次の手順を実行します。
1. dcomcnfg.exe を起動します。
2. My Computer(マイコンピュータ)DCOM Config と展開します。
3. Windows Management and Integration を右クリックして、Properties(プロパティ) を選択します。
4. Security(セキュリティ) タブの Launch and Activation Permission(起動とアクティブ化許可) から Edit
(編集) をクリックし、Remote Launch and Remote Activation permissions(リモート起動 リモートアク
ティブ化許可) を選択します。
ネームスペースセキュリティの設定およびアクセス権の付与
名前空間セキュリティを設定し、アクセス許可を付与するには、次の手順を実行します。
1. wmimgmt.msc を起動して名前空間セキュリティを設定します。
2. WMI ControlWMI コントロール)ペインで、WMI ControlWMI コントロール)を右クリックし、Properties
(プロパティ)を選択してから Security(セキュリティ)を選択します。
3. ROOT\SMS Namespace に移動します。
4. Execute Methods(メソッドの実行)、Provide Write(書き込みの提供)、Enable Account(アカウントの
有効化)、および Remote Enable permissions(リモート有効化許可)を選択します。
または、Configuration Manager ユーザーを SMS_Admin グループのメンバーにして、このグループの既存の許
可に Remote Enable(リモート有効化)を付与することもできます。
6
Dell Provisioning Server からのユーザー権限の検証
ユーザー権限を検証するには、次の手順を実行します。
1. WBEMTest を使って、WMI 経由で Site Server に接続できることを確認します。
Site_<サイトコード> Namespace に接続するときは、Authentication level(認証レベル)グループボックス
Packet privacy(パケットプライバシー)を選択するようにしてください。
2. 接続を確立した後、クエリ Select*from SMS_Site を実行します。許可が正しく割り当てられていれ
ば、このコマンドがサイトコード付きのレコードを返します。
共有およびフォルダ許可の付与
DDR 受信箱にファイルを書き込むための共有およびフォルダ許可を付与するには、次の手順を実行します。
1. 次の設定を行います。
Configuration Manager 2012 コンソールの 管理 で、SMS_<サイトコード> 共有に書き込みを行うための
ユーザー許可を付与します。
Configuration Manager 2007 コンソールの Computer Management(コンピューター管理) で、SMS_<
イトコード> 共有に書き込みを行うためのユーザー許可を付与します。
2. File Explorer(ファイルエクスプローラー) を使用して共有場所 SMS_<サイトコード> 共有に移動し、
ddm.box フォルダに移動します。次のフォルダに対する完全制御許可をドメインユーザーに付与します。
SMS_<サイトコード>
受信トレイ
ddm.box
3. 次のレジストリの場所で、完全制御許可を付与するための設定ポイントを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\DELL\Provisioning Service\Repository
4. ユーザー資格情報で Dell Provisioning Server からのドライブを一時的にマップすることによってこれらの
許可を検証し、その後新しいファイルの作成、書込み、変更、および削除を行います。
ソフトウェアの前提条件と必要条件
Configuration Manager DLCI のインストール前に、以下の前提条件を完了します。
1. Microsoft System Center 2012 R2 Configuration ManagerMicrosoft System Center 2012 SP1 Configuration
ManagerMicrosoft System Center 2012 Configuration ManagerMicrosoft System Center Configuration Manager
2007 R2/SP2、または R3 をインストールします。Configuration Manager のダウンロードおよびインストー
ル方法は
technet.microsoft.com を参照してください。
2. DLCI をインストールするシステムに少なくとも 40 MB の空きディスク容量があることを確認してくださ
い。
3. Configuration Manager Dell Server Deployment PackDSDP バージョン 2.1 をインストールします。
Configuration Manager 用の DSDP のインストール方法の詳細については、dell.com/support/manuals にある
Microsoft System Center Configuration Manager Dell Server Deployment Pack ユーザーズガイド』
を参照し
てください。
4. Configuration Manager に基づき .NET のバージョンをインストールします:
Microsoft System Center Configuration Manager 2007 R2/SP2/R3 を実行しているシステムに、.NET バージ
ョン 3.5 SP 1、または 4.0 をインストールします。
Microsoft System Center 2012 R2 Configuration ManagerMicrosoft System Center 2012 SP1 Configuration
ManagerMicrosoft System Center 2012 Configuration Manager が実行されているシステムには .NET バー
ジョン 4.0 をインストールします。
7
5. Microsoft Windows Server 2008 および 2008 R2 を実行しているシステムに DPS をインストールする場合、
Windows リモート管理 (WinRM) をインストールします。
6. DPS をインストールする前に、Configuration Manager Console(管理コンソール)がインストールされて
いることを確認します。
DPS をインストールする前に、DLCI インストーラが管理コンソールがインストールされていることをチ
ェックします。管理者コンソールがインストールされていない場合、インストーラがエラーメッセージ
を表示します。管理コンソールがインストールされるまで、インストールは続行されません。
メモ: DLCI インストーラは、Configuration Manager 管理者コンソールのインストールのみをチェック
し、DPS が検出レコードをドロップするサイトサーバに同じバージョンの Configuration Manager
インストールされているかどうかはチェックしません。正しいバージョンの管理コンソールをイ
ンストールしたことを確認してください。
7. 必要なサポート技術情報が利用可能であることを確認します。
Windows Server 2008 R2 64 ビットを実行しているシステムに DLCI をインストールしている場合は、
KB981506 のアップデートを行います。 Windows Server 2008 R2 または Windows 7 への CTL 追加試行時の
エラーメッセージ「SSL Certificate add failed, Error: 1312SSL 証明書の追加失敗、エラー:1312)」
support.microsoft.com/kb/981506 を参照してください。
8. 本リリースの DLCI はライセンスされています。DLCI で作業するには、Dell Connections License Manager
DCLM)をインストールし、セットアップする必要があります。
DCLM のセットアップについての詳細は、dell.com/support/manuals でマニュアルを参照してください。
DCLM をインストールしてセットアップしたら、DLCI で作業するためにライセンスを取得し、DCLM にそ
のライセンスをインポートする必要があります。ライセンスは DLCI がターゲットシステムにアクセス
するために必要です。
ライセンスを取得するには、デルのセールス担当者にお問い合わせください。
9. 管理者権限を持たないユーザーが Dell Provisioning Server を自動設定したい、かつ 1 台のサーバーに DPS
をインストールして別のサーバーに Dell Lifecycle Controller Integration をインストールする予定である場
合は、以下を考慮してください。
DPS のインストール前にファイアウォールを設定するには、ファイアウォールを使用した WMI トラ
フィックの有効化または無効化」を参照してください。
Dell Lifecycle Controller Integration をインストール中のシステムで、<Configuration Manager Admin
Console Install Dir >\XmlStorage\Extensions\DLCPlugin フォルダへの 書き込み 許可を付与します。
PowerShell を使用して書き込み許可を付与するには、ユーザーへの読み取りおよび実行許可の付与
を参照してください。
10. 非管理者ユーザーがサーバを自動検出したい場合、Active Directory Dell Connections License ユーザーグ
ループにユーザーを追加して、Dell Connections License Manager へのアクセス権を付与する必要がありま
す。
8
11. Windows 以外のオペレーティングシステムのターゲットシステムへの導入タスクに関する作業について
は、次の前提条件を完了してください。
Windows 以外のオペレーティングシステムの導入には、Network File SystemNFS)(Client for NFS
または Services for Network File System)が必要です。
ただし、Client for NFS Windows 7 Professional Edition(サービスパックなし、または SP1)、および
Windows Vista Business などのオペレーティングシステム上では使用できません。
Server/Administrator Console または Dell Lifecycle Controller Integration がインストールされているシス
テムに Client for NFS をインストールします。NFS 共有名は、大文字小文字を区別します。
NFS は、すべてのシステムで匿名 / マップされていない読み取りアクセスを行うように設定されてい
ます。NFS にはサイトサーバーおよび Admin Console への読み取りおよび書き込みアクセスがありま
す。サイトサーバー、Admin Console、および NFS 共有のあるシステムが、同じドメイン上にあるこ
とを確認してください。NFS には少なくとも 60% の空き容量が必要です。NFS 共有はインターネッ
ト接続のないプライベートネットワークでホストすることが推奨されます。ただし、サイトサーバ
ー、Admin Console、およびすべての iDRAC からは NFS へのアクセスが可能であるようにします。
NFS を設定するには、次の手順を実行します。
Windows Server 2008 を実行しているシステムでは、technet.microsoft.com/enus/ ライブラリ /
cc753302.aspx v=ws.10 を参照してください。
Windows Server 2008 R2 を実行しているシステムでは、technet.microsoft.com/enus/ library/
dd758767(v=ws.10).aspx を参照してください。
状態メッセージはポート 4434 で受信されます。このポートのためにファイアウォール例外が設定さ
れていることを確認してください。設定されていないと、TaskViewer はオペレーティングシステムの
インストール先サーバーからの導入状態メッセージを受信しません。
TaskViewer が状態メッセージを受信するポートを変更するには、設定ファイル
DLCTaskManager.exe.config で、modify key= "NON_WIN_OSD_STATUS_PORT" を変更(value="4434")しま
す。
新しいポートが使用されていないことを確認します。
ネットワークアダプタを、オペレーティングシステムが導入されたサーバーのネットワークに接続し
ます。
ターゲットシステムで仮想ディスクが使用可能であることを確認します。
ESXi が展開されたサーバは、別の Managed Dell Lifecycle Controller (VMware ESXi 5.5VMware ESXi 5.1
U1) に移動されます。
展開時に DHCP ルックアップに失敗した場合は、サーバーがタイムアウトして、ell Lifecycle
Controller(VMware ESXi 5.5VMware ESXi 5.1 U 1) には移動されません。
ネットワークアダプタは、オペレーティングシステムを導入しているサーバー内のネットワークポートに接
続することをお勧めします。コンポーネント固有のソフトウェアの前提条件と要求事項の詳細については
コンポーネント固有の前提条件」を参照してください。
コンポーネント固有の前提条件
Configuration Manager DLCI インストーラは、インストールの前に次の前提条件を確認します。
初期スタートアップ中
Regsrv32.exe
WinRM
Client for NFS
Configuration Manager 2012 R2 の場合
Windows 8.1 Enterprise
Windows 8 Pro Windows 8 Enterprise
9
Windows Server 2012 Standard Edition
Windows Server 2012 Datacenter Edition
Microsoft Windows Server 2008 (x64)
Microsoft .NET バージョン 4.0
Configuration Manager 2012 SP1 の場合
Windows 8 Pro Windows 8 Enterprise
Windows Server 2012 Standard Edition
Windows Server 2012 Datacenter Edition
Microsoft Windows Server 2008 (x64)
Microsoft .NET バージョン 4.0
Configuration Manager 2012 の場合
Microsoft Windows Server 2008 および 2008 R 2
Microsoft .NET バージョン 4.0
Configuration Manager 2007 の場合
Microsoft Windows Server 2003 SP1 またはそれ以降
Microsoft .NET version 3.5 SP1 または 4.0
DLCU の場合
プライマリサイトサーバーまたは Configuration Manager Admin Console 上のインストール
Microsoft System Center 2012 R2 Configuration ManagerMicrosoft System Center 2012 SP1 Configuration
Manager、および Microsoft System Center 2012 Configuration Manager コンソール用 DLCI バージョン 2.2 上の
DSDP 2.1DSDP 2.1.0.1、および DSDP 2.1.0.2
Microsoft System Center 2007 Configuration Manager コンソール用 DLCI バージョン 2.2 上の DSDP 2.1 および
DSDP 2.1.0.1
Windows Automation Install Kit(WAIK)/ADK
Red Hat Linux オペレーティングシステムなどの Windows 以外のオペレーティングシステムを導入するに
は、Network File System バージョン 3.0NFSv3)が必要です。NFSv3 での作業を行うには、DLCU がインス
トールされているシステムで ファイルサービスおよび記憶域サービス 役割を有効化します。
DPS の場合
管理者コンソールがインストールされている
Internet Information Services IIS6IIS 7IIS 7.5IIS 8 または IIS 8.5
IIS 7IIS 8、または IIS 8.5 では IIS WMI 互換性が有効
IIS 7IIS 8、または IIS 8.5 では IIS6 WMI Metabase 互換性が有効
icacls.exe
DPS DLCU が同じドメイン上にある。
対応オペレーティングシステム
次の表には、Configuration Manager DLCI のインストールをサポートするオペレーティングシステムについ
ての情報が説明されています。
Configuration Manager 2007 でサポートされる設定に関する情報は、technet.microsoft.com/en-us/library/
cc161860.aspx を参照してください。
Configuration Manager 2012 R2または Configuration Manager 2012 SP1Configuration Manager 2012 向けにサポー
トされる設定についての情報は、technet.microsoft.com/en-us/library/gg682077.aspx を参照してください。
10
1. DLCI 対応のオペレーティングシステム
オペレーティングシステム
Dell Provisioning Service
次のオペレーティングシステムは、Configuration Manager 2007 のみでサポートされています。
Windows Server 2008 SP2 — Standard および Enterprise
x86 Edition
Windows Server 2008 — Standard および Enterprise x86
Edition
Windows 8
Windows 7 x86 Edition
Windows Vista SP1 x86 Business Edition
Windows Vista x86 Business Edition
次のオペレーティングシステムは、Configuration Manager 2007/2012 でサポートされています。
Windows Server 2008 SP2 — StandardEnterpriseおよ
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2008 SP2 — StandardEnterpriseおよ
Datacenter x64 Edition
Windows Server 2008 R2 — StandardEnterprise、およ
Datacenter Edition
Windows Vista SP1 x64 Business Edition
Windows Vista x64 Business Edition
次のオペレーティングシステムは、Configuration Manager 2012 SP1 でサポートされています。
Windows Server 2012 — Standard および Datacenter x64
Editions
Windows 8 x64 Edition
Windows 7 x64 Edition
Windows Vista SP1 x64 Business Edition
Windows Vista x64 Business Edition
次のオペレーティングシステムは、Configuration Manager 2012 SP2 でサポートされています。
Windows Server 2012 R2 — Standard および Datacenter
x64 Edition
11
オペレーティングシステム
Dell Provisioning Service
Windows 8.1 x64 Edition
Windows 8 x64 Edition
Windows 7 x64 Edition
Windows Vista SP1 x64 Business Edition
Windows Vista x64 Business Edition
Windows Preinstallation EnvironmentWindows PE)の互換性マトリックス
次の表には、Configuration Manager DLCI による展開が可能なオペレーティングシステムと、各オペレーテ
ィングシステムの WinPE 環境がリストされています。
2. WinPE 対応のオペレーティングシステム
Configuration Manager WinPE
オペレーティングシステム
Configuration Manager 2007 SP2
R3
3.0
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Configuration Manager 2012 3.0
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
Configuration Manager 2012 SP1 4.0
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
メモ: Windows Server 2008 R2 につい
ては、http://support.microsoft.com/kb/
2853726#appliesto を参照してくださ
い。
Configuration Manager 2012 R2 5.0
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
ファイアウォールを使用した WMI トラフィックの有効化または無効化
Configuration Manager Dell Lifecycle Controller Utility でファイアウォールが有効になっている場合、WMI クラ
スのリモート PowerShell コマンドを実行するには、WMI トラフィックを有効にする必要があります。
ファイアウォールのユーザーインタフェースを使用して WMI トラフィックを有効にするには、次の手順を実
行します。
1. コントロールパネル セキュリティ をクリックし、Windows ファイアウォール をクリックします。
2. 設定の変更 をクリックし、例外 をクリックします。
12
3. 例外 を選択して、WMI トラフィックを有効にするには、 Windows Management Instrumentation (WMI) を選
択します。
メモ: WMI トラフィックを無効にするには、 Windows Management Instrumentation (WMI) をクリアし
ます。
ユーザーへの読み取りおよび実行許可の付与
非管理者ユーザーは、DLCU DPS コンポーネントをインストールする前に、サイトサーバ、SMS プロバイ
ダサーバ、および DPS サーバで次の前提条件を満たす必要があります。
1. PowerShell で、次のコマンドを実行します : Enable-PSRemoting
2. 確認メッセージで Y を入力します。
3. PowerShell で、次のコマンドを実行します : Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
4. 確認メッセージで Y を入力します。
13
3
Configuration Manager DLCI のインストー
Configuration Manager Dell Lifecycle Controller IntegrationDLCIのインストーラには、Dell Lifecycle Controller
UtilityDLCU)と Dell Provisioning ServiceDPS)の 2 つのコンポーネントが含まれています。
DLCU Configuration Manager へのプラグインです。サイトサーバーに Configuration Manager をインストール
した時に、このオプションを選択してください。
DPS はデルのサーバーを Configuration Manager にプロビジョニングするためのコンポーネントです。DPS
場合、Configuration Manager のインストールは不要です。
DPS がインストールされているサーバーは Dell Provisioning Server と呼ばれます。
両方のコンポーネントを一緒にインストールすることも、別々のシステムに個別にインストールすることも
できます。
3. クライアントおよびサーバーのオペレーティング システム のインストールサポート
オペレーティングシステ
ムバージョン
初期前提条件の確認
DLCU コンポーネント DPS コンポーネント
クライアントの OS のみ
インストールがサポート
されていません。エラー
メッセージが表示されま
す。
適用なし 適用なし
クライアント OS + 管理者
コンソール
パス パス 適用なし
サーバ OS のみ
インストールがサポート
されていません。エラー
メッセージが表示されま
す。
適用なし 適用なし
サーバの OS + 管理者コン
ソール
パス パス パス
サーバの OS + サイトサー
バのみ
インストールがサポート
されていません。エラー
メッセージが表示されま
す。
適用なし 適用なし
サーバの OS + 管理者コン
ソール + サイトサーバ
パス パス パス
Configuration Manager DLCI のインストール、アップグレード、またはアンインストールを行う前に、
Configuration Manager を閉じることをお勧めします。
Configuration Manager DLCI のインストール方法
1. dell.com/support/manuals に掲載されているDrivers&Downloads(ドライバとダウンロード)にアクセス
します。
2. 製品を選択します。Dell PowerEdge
yx2x
(第 12 世代または 12 G)を推奨します。
サーバー名の形式は
yxxx
で、y はアルファベット(たとえば MRT など)で、x は数字を示します。
14
3. オペレーティングシステムを選択します。
4. カテゴリ すべて を選択します。
5. 表示されたリスト内の Lifecycle Controller をクリックします。
6. Dell Lifecycle Controller Integration ダウンロード をクリックします。
7. Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0_Axx.zip をダウンロードし、システム上のフォルダに内容を解凍
します。
8. このパッケージをインストールするには、UAC が有効化されている場合は「ユーザーアカウント制御が
有効化されたシステムにおける DLCI での作業」を参照し、それ以外は
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe をダブルクリックします。
Welcome(ようこそ)画面が表示されます。
9. Next(次へ)をクリックします。
ライセンス契約が表示されます。
10. ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。
Custom Setup(カスタムセットアップ)画面が表示されます。
11. Dell Lifecycle Controller Utility または Dell Provisioning Serviceあるいはその両方をインストールするオプシ
ョンを選択します。
Configuration Manager を使用できないシステムに DPS をインストールしている場合は、Configuration
Manager 2007 DLCI Configuration Manager 2012 DLCI の両方のオプションが使用可能です。いずれ
かのオプションをクリアすると、機能の説明 のハードドライブに必要な容量が正しくなくなります。
要件に応じて、次のカスタムオプションを選択できます。
DLCU および DPS をインストール
DLCU のみをインストール
DPS のみのインストール
DLCU および DPS のインストール
サイトサーバーまたは Admin Console DLCU DPS の両方をインストールするには、次の手順を実行しま
す。
1. Custom Setup(カスタムセットアップ) Dell Lifecycle Controller Utility Dell Provisioning Service の両方を
選択して、Next(次へ)をクリックします。
カスタムセットアップ設定の確認 画面が表示されます。
2. 次へ をクリックします。
Dell Provisioning Service User Credentials for Configuration Manager AccessConfiguration Manager アクセス用
Dell Provisioning Service ユーザー資格情報)画面が表示されます。
3. 次のいずれかの手順を実行してください。
a. サイトサーバー上で、Dell Provisioning サービスが Configuration Manager にアクセスするために使用す
るアカウント(必要な権限のある)を、新しく検出された iDRAC 搭載システムすべてに対して入力し
て、Next(次へ)をクリックします。
b. IIS 搭載の Configuration Manager Admin Console で、プライマリサイトサーバー名、ユーザー名、新し
く検出された iDRAC 搭載システムすべてでプロビジョニングされたパスワードを入力して、次へ
クリックします。
Dell Provisioning Server を自動で設定するには、Automatically configure Dell Provisioning Server user
permissionsDell Provisioning Server ユーザー許可の自動設定)を選択します。
メモ: ユーザー名が SMS_Admins グループに属さない場合は、WMI 名前空間への追加許可を提供
する必要があります。詳細については、名前空間セキュリティの設定と許可の付与を参照し
てください。
Dell Lifecycle Controller Utility User Credentials for iDRAC AccessiDRAC アクセス用 Dell Lifecycle Controller
Utility ユーザー資格情報)画面が開きます。
15
4. iDRAC 資格情報を入力し、CN および CA チェックを省略するためにデフォルト設定を維持して、次へ
クリックします。
Change Firewall Setting(ファイアウォール設定の変更)画面が表示されます。
5. Add Provision Web Site Port in the firewall exception list(ファイアウォール例外リストにプロビジョンウェブ
サイトポートを追加する)オプションを選択します。これにより、ファイアウォールを有効にした状態
でも DPS がターゲットシステムを検出できます。
メモ: この画面は、インストーラで Dell Provisioning Server を選択した場合のみ表示されます。
6. 次へ をクリックします。
Ready to Install the Program(プログラムのインストール準備完了)ウィンドウが表示されます。
7. Install(インストール)をクリックします。
プログレスバーが表示されます。インストール後、完了メッセージが表示されます。
8. 次へ をクリックします。
9. Installation Completed Successfully(インストールが正しく完了しました)で、Finish(終了)をクリックし
ます。
メモ: インストールの一環として、インターネット情報サービス(IIS)の下にプロビジョニングウ
ェブサイトが作成および設定されます。
DLCU のみをインストール
コンポーネント固有の要求事項の詳細に関しては、コンポーネント固有の前提条件」を参照してください。
メモ: Admin Console 上で使用する前に、サイトサーバーに DLCU をインストールするようにしてくださ
い。
DLCU のみをインストールするには、次の手順を実行します。
1. Custom Setup(カスタムセットアップ)で、Dell Lifecycle Controller Utility を選択し、Dell Provisioning Service
をクリアして Next(次へ)をクリックします。
Custom Setup Confirmation(カスタムセットアップ設定の確認)画面に、選択したコンポーネントが表示
されます。
2. 次へ をクリックします。
3. Dell Lifecycle Controller Utility User Credentials for iDRAC AccessiDRAC アクセス用 Dell Lifecycle Controller
Utility ユーザー資格情報)で、帯域外コントローラ管理用のユーザー名とパスワードを入力します。この
アカウントは
iDRAC でプロビジョニングされます。
デフォルトの設定を維持して CN および CA のチェックを省略します。
メモ: この画面が表示されるのは、サイトサーバーに Configuration Manager DLCI インストール
する場合のみです。
4. 次へ をクリックします。
プログラムのインストール準備完了 画面が表示されます。
5. Install(インストール)をクリックします。
プログレスバーが表示されます。インストール後、完了メッセージが表示されます。
6. 次へ をクリックします。
7. Installation Completed Successfully(インストールが正しく完了しました)で、Finish(終了)をクリックし
ます。
DPS のみのインストール
コンポーネント固有の要求事項の詳細に関しては、コンポーネント固有の前提条件」を参照してください。
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DPS のみをインストールするには、次の手順を実行します。
1. Custom Setup(カスタムセットアップ)で、Dell Provisioning Service を選択し、Dell Lifecycle Controller Utility
を選択解除して Next(次へ)をクリックします。
Custom Setup Confirmation(カスタムセットアップ設定の確認)画面で、選択したコンポーネントが表示
されます。
2. 次へ をクリックします。
3. Dell Provisioning Service User Credentials for Configuration Manager AccessConfiguration Manager アクセス用
Dell Provisioning Service ユーザー資格情報)画面で、プライマリサイトサーバー名またはサーバーの IP
ドレス、ユーザー名、およびパスワードを入力します。
管理者以外のユーザーに対して Dell Provisioning Server を自動で設定するには、Dell Provisioning Server
ーザー権限を自動で設定する を選択します。
メモ: ユーザー名が SMS_Admins グループに属さない場合は、WMI 名前空間への追加許可を提供す
る必要があります。詳細については、名前空間セキュリティの設定と許可の付与」を参照してく
ださい。
4. 次へ をクリックします。
Change Firewall Setting(ファイアウォール設定の変更)画面が表示されます。
5. Add Provision Web Site Port in the firewall exception list(ファイアウォール例外リストにプロビジョンウェブ
サイトポートを追加する
)を選択します。これにより、ファイアウォールを有効にした状態でも DPS
ターゲットシステムを検出できます。
メモ: この画面は、インストーラで Dell Provisioning Server を選択した場合のみ表示されます。
6. 次へ をクリックします。
Ready to Install the Program(プログラムのインストール準備完了)メッセージが表示されます。
7. インストール をクリックします。
プログレスバーが表示されます。インストール後、完了メッセージが表示されます。
8. Next(次へ)をクリックしてから Finish(終了)をクリックします。
ユーザーアカウント制御が有効化されたシステムにおける
DLCI での作業
サイトサーバーでの DLCU 機能をインストールまたはアンインストールに必要な許可は次のとおりです。
ローカル管理者またはドメイン管理者がサーバーにアクセスできるようにします。
ユーザーアカウント制御 (UAC) が有効になっている Windows Server 2008 などオペレーティングシステム
で、管理者として実行 を使ってコマンドプロンプトから EXE ファイルを起動します。
Configuration Manager における許可は次のとおりです。
サイト = 読み取り
パッケージ = 読み取り、削除、および作成
UAC が有効化されたシステムで Configuration Manager DLCI を使用する
1. コマンドプロンプト を右クリックし、管理者として実行 を選択します。
2. 解凍先のフォルダから Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe を実行します。
3. インストールウィザードの指示に従って、DLCI をシステムにインストールします。
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インストーラの修復オプションの使用
1. Configuration Manager DLCI のインストールを修復するには、UAC が有効化されている場合は「ユーザ
ーアカウント制御が有効化されたシステムにおける DLCI での作業」を参照し、それ以外は
Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe をダブルクリックします。
Welcome(ようこそ)画面が表示されます。
2. Next(次へ)をクリックします。
3. Program Maintenance(プログラムメンテナンス)で、Repair(修復)を選択して Next(次へ)をクリッ
クします。
Ready to Repair the Program(プログラム修正の準備完了)画面が表示されます。
4. Install(インストール)をクリックします。
進行状況画面にインストールの進捗状況が表示されます。インストールが完了すると、InstallShield ウィ
ザードの完了 ウィンドウが表示されます。
5. Finish(終了)をクリックします。
Configuration Manager DLCI の以前のバージョンからのアッ
プグレード
メモ:
Configuration Manager 2012 SP1、または Configuration Manager 2012 から Configuration Manager 2012 R2
にアップグレードする前に、まず DLCI および DSDP をアンインストールして、DSDP 2.0 または DSDP
2.1 を使用して作成した起動イメージを削除する必要があります。Configuration Manager のアップグ
レード後、DSDP および DLCI をインストールします。
Configuration Manager DLCI は、バージョン 2.1 からそれ以降のバージョンへのアップグレードのみ
をサポートします。
それより古いバージョンがインストールされている場合は、まず古いバージョンをアンインストー
ルしてからバージョン 2.2 をインストールする必要があります。古いバージョンのアンインストー
ル時に以前の設定は保持されず、バージョン 2.2 のインストール後にターゲットシステムを再検出す
る必要があります。例えば、Configuration Manager DLCI DLCI 2.0.1 から DLCI 2.2 へのアップグレ
ードをサポートしないため、DLCI 2.0.1 をアンインストールしてから DLCI 2.2 をインストールします。
アップグレードの前提条件
Configuration Manager DLCI バージョン 2.2 にアップグレードする前に、ターゲットシステムのファームウェ
アをアップグレードする必要があります。シャーシにブレードサーバーが含まれている場合は、Chassis
Management ControllerCMCのファームウェアをアップグレードしてから、その他のファームウェアをアッ
プグレードします。
Dell Update PackagesDUP)を使用して
yx1x
PowerEdge 11G サーバー)でアップグレードを実行する場合
は、次の手順でファームウェアをアップデートしてください。
メモ: サーバー名の形式は
yxxx
で、y はアルファベット(たとえば MRT など)で、x は数字を示し
ます。
1. ターゲットシステムの BIOS を最新バージョンにアップグレードします。
2. ターゲットシステムの Lifecycle Controller をバージョン 1.5.5 以降にアップグレードします。詳細につい
ては、dell.com/support/manuals にある
Dell Lifecycle Controller USC/USC-LCE Version 1.5 User’s Guide
Dell
Lifecycle Controller USC/USC-LCE バージョン 1.5 ユーザーズガイド)を参照してください。Lifecycle
Controller をアップグレードするには、Configuration Manager DLCI バージョン 2.2 のファームウェアア
ップグレードツールを使用します。Lifecycle Controller バージョン 1.5.5 は、ラックおよびタワーサーバー
には iDRAC バージョン 1.9 の一部として、ブレードサーバーには iDRAC バージョン 3.4 の一部として提供
されます。
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3. ターゲットシステムの iDRAC は、モノリシックシステムの場合は iDRAC バージョン 1.9 以降、モジュラ
ーシステムの場合は iDRAC バージョン 3.4 以降にアップグレードします。詳細については、dell.com/
support/manuals にある『Integrated
Dell Remote Access Controller 6iDRAC7)バージョン 1.9 ユーザーズガ
イド』および『ブレードサーバー用 Integrated
Dell Remote Access Controller 6iDRAC6 Enterprise バージ
ョン 3.4 ユーザーガイド』を参照してください。
メモ: インストールウィザードを閉じてもアップグレード処理を中止することはできません。イン
ストールウィザードを閉じると、メッセージ「Are you sure you want to cancel Dell
Lifecycle Controller Integration v2.0 installation?Dell Lifecycle Controller
Integration v2.0
のインストールをキャンセルしますか?が表示されます。メッセージボックス上で
の選択にかかわらず、アップグレード処理は継続します。
iDRAC ファームウェアを 2.3 未満のバージョンからバージョン 3.0 以上にアップデートする場合、11G サーバー
では、まず iDRAC ファームウェアをバージョン 2.3 にアップデートした後でバージョン 3.0 以上にアップデー
トします。
メモ: PowerEdge 12G サーバの場合、DLCI をインストールする前にファームウェアのアップデートを必要
する必要はありません。
Configuration Manager DLCI のバージョン 2.1 からバージョン 2.2 へのアップグレ
ード
Configuration Manager DLCI のバージョン 2.1 からバージョン 2.2 へアップグレードするには、次の手順を実
行します。
1. 解凍先のフォルダから Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe ファイルを実行します。
2. ダイアログボックスに別のバージョンの Configuration Manager DLCI が見つかったというメッセージが
表示され、アップグレードするかどうかをたずねます。Yes(はい)をクリックして続行します。
Welcome(ようこそ)画面が表示されます。
3. Next(次へ)をクリックします。
ライセンス契約が表示されます。
4. ライセンス契約に同意し、Next(次へ)をクリックします。
Custom Setup(カスタムセットアップ)画面が表示されます。
5. ひとつ、または両方のコンポーネントを選択します。表示される手順に従います。
DLCU および DPS をインストール
DLCU のみをインストール
DPS のみのインストール
メモ: インストールウィザードを閉じてもアップグレード処理を中止することはできません。インスト
ールウィザードを閉じると、メッセージAre you sure you want to cancel Dell Lifecycle
Controller Integration v2.0 installation?Dell Lifecycle Controller Integration v2.0 のイン
ストールをキャンセルしますか?)が表示されます。メッセージボックス上での選択にかかわらず、ア
ップグレード処理は継続します。
インストーラの変更オプションの使用
Configuration Manager DLCI インストーラの Modify(変更) オプションは、インストール済みのプログラム
機能を変更します。このオプションでは、次の操作の実行が可能です。
以前にインストールしなかった機能のインストール
以前にインストールした機能の削除
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Modify(変更) オプションを使用して DLCI サーバー内の DLCU をアンインストールした場合、DPS をアンイ
ンストールしてから再度インストールしてください。
以前にインストールしなかった機能のインストール
以前にインストールしなかった機能をインストールするには、次の手順を実行します。
1. 解凍先のフォルダから Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe を実行します。
2. Next(次へ)をクリックします。
インストーラが 3 つのオプションを表示します。
3. Modify(変更)オプションを選択します。
Custom Setup(カスタムセットアップ)画面が表示されます。
4. Custom Setup(カスタムセットアップ)画面で、以前にインストールしなかった機能を選択します。
5. Next(次へ)をクリックします。
6. Ready to Modify the Program(プログラムの変更準備完了) Install(インストール)をクリックし、機能
のインストールを開始します。
インストールプロセスが完了したら、Finish(終了)をクリックしてインストーラを終了します。
以前にインストールした機能の削除
以前にインストールした機能を削除するには、次の手順を実行します。
1. 解凍先のフォルダから Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe を実行します。
2. Next(次へ)をクリックします。
インストーラが 3 つのオプションを表示します。
3. Modify(変更)オプションを選択します。
Custom Setup(カスタムセットアップ)画面が表示されます。
4. Custom Setup(カスタムセットアップ)で、削除したい機能を選択します。
5. その機能をクリックしし、This feature will not be available(この機能を無効にする)オプションを選択し
て、Next(次へ)をクリックします。
6. Install(インストール)をクリックします。
インストーラがその機能を削除します。
Configuration Manager DLCI のアンインストール
Configuration Manager DLCI をアンインストールするには、次の手順を実行します。
1. スタートコントロールパネルプログラムの追加と削除の順にクリックします。
2. Dell Lifecycle Controller Integration 2.2.0 を選択し、削除 をクリックします。
3. 画面の指示に従ってアンインストールを完了します。
または、ダウンロードしたパッケージを使用してアンインストールを行っており、UAC が有効化されて
いる場合は、ユーザーアカウント制御が有効化されたシステムにおける DLCI での作業」を参照し、そ
れ以外の場合は、Dell_Lifecycle_Controller_Integration_2.2.0.xxx.exe をダブルクリックして 削除 を選択し、
画面の指示に従います。
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