Barco FLM R22 ユーザーマニュアル

  • Barco FLMシリーズプロジェクターの安全マニュアルの内容を理解しています。設置、操作、保守に関するご質問にお答えできます。高圧ランプの取り扱い、冷却システム、安全対策など、マニュアルに記載されているあらゆる点についてご質問ください。
  • ランプ交換の際、どのような安全対策が必要ですか?
    プロジェクターの設置にあたり、注意すべき点は何ですか?
    プロジェクターの電源を切るにはどうすればよいですか?
FLM
R59770281JA/00
11/07/2008
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警告: このマニュアルに記載されているすべての安全ガイド、安全上の注意、警告および注意事項を十分に理解
し、それらの内容に従ってください。
警告: 荷が吊り上げられている場合、または高い棚の上に置かれている場合は頭上に注意してください。
警告: けがを防ぐため、ヘルメットを着用してください。
警告: 重量物を取り扱う際には注意してください。
警告: 重量物を取り扱う際には、指をけがしないように注意してください。
ご注意: 取り扱いが不適切な場合、高圧ランプが破裂する可能性があります。
安全上の注意
本装置は、業務用電子機器を含む情報技術装置の安全規格であるIEC60950-1EN60950-1UL60950-1、および CAN/CSA
C22.2 No.60950-1 格の
規格では、感電、エネルギー
ザード、および帯電部への接触などの危険からユーザーやオペレーターを保護するために、安全に対して十分な注意が必要な
コンポーネント、物質、および絶縁体の使用について、重要な要件を課しています。安全規格では、内部および外部の温度の
上限、放射レベル、機械的安定度および強度、筐体の構造、および火災のリスクに対する保護につ
いても規定しています。単
一故障状態をシミュレートしたテストにより、装置の通常動作に障害が発生した場合でもユーザーに対して装置が安全である
ことが確認されています。
立ち入り制限区域
装置の一部 (排気口) が高温となるため、FLM は立ち入り制限区域に設置する必要があります。
立ち入り制限区域
装置の配置場所には、以下の 2 つの制限が適用されます。
1) この立ち入り制限区域には、同区域への立ち入りを制限する理由と遵守すべき注意事項についての説明を受
たサービスマンまたはユーザーのみが立ち入ることができるようにしてください。
2) 当該区域は、工具またはロックと鍵、あるいは他のセキュリティ手段を使用しないと立ち入りができないよ
な形で制限し、また、当該区域の管理者によって管理されるようにしてください。
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1.2 安全上の重要な注意
感電の危険を避けるために
製品は単相 AC 電源で作動させてください。使用する電源の電圧は 200-240 VAC, 50/60Hz, 20 amps maximum at 230
VAC の範囲内とする必要があります。
FLM の電源コードには、接地用の第 3 のピンを持つ 3 ピン接地型プラグが使用されています。このプラグは、接地極用の
穴を持つ IEC60309 電源コンセントにのみ差し込むことができます。これは安全機能の 1 つです。以下のような IEC60309
プラグを備えた電源コードを使用してください。
IEC60309
E
N
L
警告: 本装置は、付属の 3 導体 AC 電源ケーブルを使用して接地 (アース) してください。付属の電源コードが適切なタイ
プでない場合は、販売元にお問い合わせください。
プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気工事技師に連絡し、各地域の規則に従って古いコンセントを新しいもの
に交換してください。接地型プラグを使用することは非常に重要です。
電源コードの上には何ものせないでください。本製品のコードを人に踏まれないように配置してください。コードを取り
外す場合は、プラグの部分を持って引き抜いてください。コード自体を持って引き抜くことは避けてください。
本製品に延長コードを使用する場合は、延長コードに接続中、本製品の総電流量が延長コードの電流量を超えないことを
確認してください。
本装置に付属の電源コードのみを使用してください。他の電源コードは、外観上類似している場合でも、工場における安
全性テストが実施されていないため、本装置への電源供給には使用できません。交換用の電源コードについては、販売
元にお問い合わせください。
本製品のキャビネット ロットには、いかなる物体も押し込まないでください。危険な電圧ポイントまたはショートす
る部品に触れて火災、あるいは感電の危険があります。
本製品にいかなる液体も絶対にこぼさないでください。液体をこぼしたり、硬い物体をキャビネットに落とした場合に
は、プラグを外して、当社認定のサービス担当員が点検してから操作を再開してください。
- 雷が発生している場合、または長期間留守にするなどで使用しない場合、本ビデオ製品を保護するために、コンセン
トからプラグを抜いてください。これにより、雷と AC 電源ライン サージによる損傷を防ぐことができます。
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けがを防ぐために
ランプの再点灯前は、電気的に絶縁されています。ランプ (ハウス) が熱くなっているので注意してください。
Caution:取り扱いが不適切な場合、高圧ランプが破裂する可能性があります。修理点検は、当社認定のサービス担当員に
お問い合わせください。お客さまは、Barco 社に返品する場合をのぞき、ランプ筐体の解体や処分を決して行わないよう
にしてください。
プロジェクターのランプを冷ますために、まずプロジェクターのスイッチをスタンバイに切り替えて、最低 5 分間プロ
ジェクターのランプのクールダウンを行ってください。その後で、主電源のスイッチを切って、プロジェクターをオフ
にします。
けがや身体への影響を防ぐため、ランプ筐体の挿入、電源コンセントへの接続、またはプロジェクターの調整を行う前
に、このマニュアルとシステム上のすべてのラベルをお読みください。
けがを防ぐため、プロジェクターの重量に注意してください。FLM の運搬には、最低 4 personsが必要です。
けがを防ぐために、レンズおよび他のすべてのカバー プレートが正しく取り付けられていることを確認してください。
詳しくは、設置手順を参照してください。
警告:高輝度の光ビームが放出されます。決して、レンズをのぞき込まないでください。高輝度のために眼を負傷するこ
とがあります。
プロジェクターのカバーを取り外す前に、ケーブルを電源コンセントから取り外してください。
天井設置のプロジェクターの設定作業中には、落下物やシステムによるけがを防ぐため、立ち入り禁止区域を設けてくだ
さい。
天井取り付け用ではない構造にプロジェクターの天井取り付けを行う場合は、専門の構造エンジニアにご相談ください。
常に、構造の負荷制限内でプロジェクターの負荷を十分に支えられることを確認してください。
ハンギング構成 (トラス) では two (2) 個を超え FLM プロジェクターを重ねないでください。また、ベー スタンド構
(テーブル設置式) では three (3) 個を超える FLM プロジェクターを重ねないでください。
プロジェクター側の電源入力は、切断デバイスと考えられています。内部の部品にアクセスする場合など、本装置の電源
をオフにする必要がある場合は、必ず装置本体の電源コードを取り外してください。装置本体の電源入力部に手が届かな
い場合 (吊り下げ構成の場合など) は、装置に電力を供給するソケッ コンセントを近くに設置して手が届きやすくなる
ようにするか、または、容易に手が届く位置に断路器を配置するように配線します
本装置を不安定なカート、スタンドまたはテーブルの上に置かないでください。装置が落下し、重大な破損の原因とな
るほか、ユーザーが負傷する可能性があります。
本装置を天井に取り付ける場合、または装具に取り付ける場合は、セキュリティ チェーンを取り付けてください。
レンズまたはシールドなしでの使用は危険です。シールド、レンズ、または紫外線スクリーンに、割れ目や深い傷などの
明らかに機能を損なうレベルの損傷がある場合は、それらを交換する必要があります。
警告:紫外線放射からの保護:光ビームを直接見ないようにしてください。本製品のランプからは強い光と熱が発せられま
す。ランプの光には紫外線が含まれています。ランプの稼働時は紫外線が放射されるため、眼または皮膚に悪影響を及ぼす
おそれがあります。必要以上に眼や皮膚をランプの光にさらさないでください。ユーザー自身および関係するスタッフの
保護のために、紫外線放射による危険性とその防護方法を周知してください。布目が詰まった上衣や手袋を着用すること
で、皮膚を保護できます。紫外線保護用に作成された防護メガネを着用することで、眼を紫外線から保護できます。ランプ
からは、紫外線のほかに強い可視光も発せられるため、防護メガネを選択する際にはその点も考慮する必要があります。
紫外線への曝:一部の薬物は、紫外線に対する人体の感受性を高めることが知られています。ACGIH (米国産業衛生専
家会議) では、労働者が 1 8 時間に浴びる紫外線量を、1 平方センチメートルあたりの有効紫外線量で 0.1 マイクロワッ
ト未満とするよう勧告しています。スタッフの累積放射レベルがこれらの政府のガイドラインを超えていないことを確認
するため、作業環境の評価を実施することをお勧めします。
冷却液回路 本装置のヘッドには、青色の不凍性希釈エタンジオール (エタンジオール 1/3、脱塩水 2/3) で充填された冷却
液回路が含まれています。
冷却液回路で液漏れが発生した場合は、本装置の電源をオフにしてサービス担当者に連絡してください
この液体は家庭用のものではありません。子どもの手が届かないように注意してください。飲み込むと人体に有害です。
妊婦が触れないようにしてください。眼、皮膚、および衣服に触れないようにしてください。有毒ガスを吸入しないよう
にしてください。
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装置の損傷を避けるために
FLM は、特定の種類のランプ (ハウス) 使用するように設計されています。適切なランプの種類については、設置方法
を参照してください。
エア フィルタを定期的に交換しないと、プロジェクター内の空気の循環が悪くなり、オーバーヒートする原因となりま
す。過熱により、動作中にプロジェクターがシャットダウンしてしまう場合もあります。
切な空気の流れの確保、EMC 要件への本装置の適合、および安全性の確保のため、本装置はすべてのカバーを設置し
た状態で使用してください。
キャビネットにあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバー
ヒートを防ぐために、これらのスロットと開口部はふさいだりおおったりしないでください。開口部がふさがれないよう
に、本製品をベッド、ソファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出
口の近くや上には、決して本製品を配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本製品を他の装置内に組み
込んだり、他の筐体内に配置したりしないでください。
プロジェクターの冷却ファンや、プロジェクター下部および周囲の空気の自由な流れを妨げないようにしてください。束
ねていない紙やその他の物体を、プロジェクター各面の 10 cm (4 インチ) 以内に近づけないでください。
本装置は、空気取込口への自由な空気の流れを確保し、冷却システムから排気される熱気が滞りなく排出されるように取
り付けてください。排気の通り道に、熱に敏感なものをおかないようにしてください。プロジェクターの後部に 1 メート
(40 インチ) 以上の安全領域を確保してください。
プロジェクター上、または内部に何も漏れがないことを確認してください。これが見つかった場合、スイッチをオフにし
て、メインの電源を直ちに切断してください。資格を持ったサービス技術員が確認するまで、プロジェクターを使用しな
いようにしてください。
本プロジェクターを天井に取り付けて使用する予定の場合は、専門の構造エンジニアにご相談ください。プロジェクター
をサポートする構造の負荷制限を厳守してください。
本装置を水の近くで使用しないでください。
レーザー光の特別な注意: DLP プロジェクターを高出力のレーザー機器と同じ部屋で使用する場合には、特別な注意が必
要です。レンズにレーザー光が直接または間接的に当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
に重大な損傷を与える場合が
あります。この場合、保証が適用されなくなります。
直射日光の下に絶対に FLM を置かないでください。レンズに太陽光が当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
に重大な
損傷を与える場合があります。この場合、保証が適用されなくなります。
将来、本装置を梱包して発送する必要性が生じた場合に備えて、梱包材は保管しておいてください。発送する場合は、
本装置の保護のため工場出荷時と同様に梱包してください。
リーニングの際には電源コンセントから本製品のコードを抜いてください。液体クリーナーや洗剤やエアゾール クリー
ナーは使用しないでください。クリーニングの際には、湿らせた布を使用してください。シンナー、ベンジンなど強力な
液体や研磨剤は、キャビネットを損傷するため使用しないでください。がんこな汚れは、中性洗剤で軽く湿らせた布を使
用することで取り除くことができます
最高の光学パフォーマンスと解像度を確保するため、投影レンズには特別に反射防止コーティングが施されています。こ
のため、レンズには触れないようにしてください。レンズのほこりを取り除く場合には、柔らかい乾燥した布を使用して
ください。湿らせた布、溶剤、シンナーは使用しないでください。
定格の最大環境温度は次のとおりです: t
a
= 40°C (104°F)
ランプ ハウスが損傷した場合や熱で変形した場合には、ランプを交換してください。
バッテリーの爆発を防ぐために
バッテリーが正しく取り付けられていないと、爆発するおそれがあります。
交換には、メーカーが推奨するものと同一または同等の種類のみを使用してください
使用済みのバッテリーは、メーカーの指示に従って処理してください。
火災の危険を避けるために
「火災」の危険性に関する注意:プロジェクターの近くに可燃性物質を置かないでください。
通常動作時に、本プロジェクターは本体外面と通気ダクトから排熱します。これらはいずれも通常の状態であり、安全で
す。本プロジェクターのすぐ近くに可燃性物質が置かれていると、その物質が自然発火して火災を引
き起こす可能性があ
ります。このため、プロジェクターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入り禁止区域」を設け、この区域内にはいかな
る可燃性物質も置かないようにしてください。この立ち入り禁止区域は 40 cm (18 インチ) 以上とする必要があります。
レンズ側の立ち入り禁止区域は最小で 2 m (80 インチ) 確保する必要が
あります。
プロジェクターの動作時には、プロジェクターやレンズにいかなる素材の覆いもかぶせないようにしてください。
本装置は、換気の良い場所に、発火物や直射日光を避けて設置してください。
プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
火災が発生したら、砂、二酸化炭素 (CO
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)、または粉末の消火器を使用してください。漏電による火災には水を使用して
はいけません。
ラジエータや温風の吹出口の近くや上には、決して本製品を配置しないでください
適切な通気が確保されない限り、本プロジェクターを他の装置内に組み込んだり、他の筐体内に配置したりしないでくだ
さい。
がこもるのを防ぐため、本装置は通気のよい部屋や冷房している部屋で使用する必要があります。
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修理点検が必要な場合
設置した製品のカバーを開けて、ご自分で修理点検しようとしないでください。カバーをあけると、感電などの危険が
あります。
修理点検はすべて、当社認定のサービス担当員に依頼してください。
目立つフェンスと「立ち入り禁止」の掲示を使用して、プロジェクターの周囲最低 3 m の立ち入り制限区域に指定し
てください。これにより、修理点検中に、関係者以外の者によるプロジェクターへの接近が防止されます。
次のような場合には、本製品の電源プラグをコンセントから抜き、当社認定のサービス技術員に修理点検を依頼してくだ
さい。
- 電源コードやプラグが破損したり擦り切れている場合。
- 本装置に液体をこぼした場合。
- 本製品が雨や水にぬれた場合。
- 製品を指示にしたがって操作しても正しく動作しない場合。操作についての説明がないコントロールは、調節しな
いでください。誤った調節をすると破損する恐れがあり、当社認定の技術員による大規模な修理や再調整が必要とな
ることがあります
- 本製品を落としたり、キャビネットが破損した場合。
- 製品のパフォーマンスに大きな変化があり、修理点検が必要であると表示された場合。
部品交換: 部品交換が必要な場合、サービス担当者がオリジナルの Barco の部品を使用しているか確認してください。認
定外の部品を使用すると、パフォーマンスや信頼性が低下し、また火災や感電などの危険が生じる場合があります。認定
外の部品を使用した場合、保証が無効となることがあります。
安全確認:本装置の修理点検が終了したら、本装置が正常に動作するかどうか、サービス担当者に安全確認を依頼してく
ださい。
ランプの交換:取り扱いが不適切な場合、高圧ランプが破裂する可能性があります。
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