Nikon EDG ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
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Ł˝
はじめに・安全上のご注意 ................................ 4-6
使用上のご注意 ................................................... 6-8
本体と同梱部品 ....................................................... 9
各部の名称 ............................................................ 10
眼幅調整 ..................................................................11
ピント合わせハンドル ...........................................12
視度調整 ...........................................................12-13
目当ての高さの調整 ...................................... 14-15
接眼キャップ ........................................................ 15
対物キャップ ........................................................ 16
ストラップ ..................................................... 16-17
仕様 ................................................................. 18-19
xat~¶˝w]«
このたびは、ニコン双眼鏡をお買い上げい
ただき、ありがとうございます。
安全にお使いいただくために必ず以下の諸
注意事項をお守りください。
1 ご使用の前に、この使用説明書の「安全
上のご注意」「使用上のご注意」「使い方」
をよくお読みの上、正しくお使いくださ
い。
2 お読みになった後は製品のそばなど、い
つも手元に置いて、ご使用ください。
3 この使用説明書の「安全上のご注意」「使
用上のご注意」「使い方」に書かれている
内容は、お客様が購入された製品の仕様
には含まれない項目も記載されています。
この使用説明書には、あなたや他の人々へ
の危害や、財産への損害を未然に防ぎ、本
製品を安全にお使いいただくために、守っ
ていただきたい事項を示
しています。
内容を
よく理解してから、製品をご使用ください。
日本語
•仕様・外観などは改善のため予告なしに変更する場合があります。
•本「使用説明書」に掲載されている文章・イラスト等の無断転載を禁じます。
アフターサービスについて
お買い上げいただきましたニコン双眼鏡を、安心してご愛用いただきますよう、次
のとおり修理、アフターサービスを行っております。
•本製品の補修用性能部品は、製造打ち切り後も 8 年間を目安に保有しております。
したがいまして、修理可能期間は部品保有期間内とさせていただきます。なお、
ご使用いただいております製品が修理可能期間内であるかどうかにつきまして
は、当社 CS センター、あるいはニコンのサービス機関へお問い合わせください。
付記
水没、火災、落下等による故障または破損で全損と認められる場合は、修理が不可
能となります。なお、この故障または破損の程度の判定は当社 CS センター、ある
いはニコンのサービス機関におまかせください。
消耗品について
•目当て等の消耗品につきましては、ご購入店、または当社 CS センター、あるい
はニコンのサービス機関にお問い合わせください。
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xat~¶˝w]«
;˝w]«
この項目にある表示を無視して、誤った
取り扱いをすると、製品の性能・機能を
阻害する損害の発生が想定される内容を
示しています。
/
この表示を無視して、誤った取り扱いをす
ると、人が死亡または、重傷を負う可能性
が想定される内容を示しています。
«
この表示を無視して、誤った取り扱いをす
ると、人が傷害を負う可能性が想定される
内容および、物的損害のみの発生が想定さ
れる内容を示しています。
この製品で絶対に太陽を見ないでください!
太陽をのぞくと,目を痛めたり,失明する恐れ
があります。使用時には細心の注意を払って太
陽を絶対に見ないようにしてください。(図1)
«
この製品を不安定な場所に置かないでくださ
い。倒れたり、落ちたりしてけがの原因とな
ることがあります。
この製品を歩行中に使用しないでください。
衝突や転倒により、けがの原因となることが
あります。(図2)
この製品のストラップを持って振り回さない
でください。他人に当たりけがの原因となる
ことがあります。(図3)
この製品に付属のケース、ストラップや本機
のゴム部分、目当てゴム等は、長期間の使用
や保管の間に劣化し、衣類などを汚すことが
あります。ご使用になる前に点検し、劣化に
よる異常が見られた場合は、当社CSセン
ター
、あるいはニコンのサービス機関にご
相談ください。
/
図1
図2
図3
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この製品の長時間使用を繰り返しますとゴム
製目当てにより皮膚に炎症を起こすことがあ
ります。もし、疑わしい状態が現れましたら、
直ちに医師に相談してください。
この製品の眼幅調整や視度調整を行うとき、
指をはさみ、けがをすることがあります。小
さなお子様の使用につきましては、特にご注
意ください。(図 4)
この製品の包装に使用されるポリ袋などを小
さなお子様の手に届くところに置かないでく
ださい。口や鼻をふさぎ、窒息の原因になる
ことがあります。
(図 5)
キャップ、目当てゴムなどお子様が誤って飲
むことがないようにしてください。万一、お
子様が飲みこんだ場合は、直ちに医師に相談
してください。
分解しないでください。この製品の修理は、
専門の技術者の手を必要とします。(図 6)
«
図4
図5
図6
〔取り扱い・操作〕
1.ボディを制限以上に、開かないようにし
てください。また、「視度調整ハンドル」
や「ピント合わせハンドル」を制限以上
に回さないでください。(図 7)
2.この製品に雨や水しぶき、砂や泥がかか
らないようにしてください。(図 8)なお、
防水構造の双眼鏡ですので、多少の雨や
水しぶきがかかっても、機能を損ねるこ
とはありませんが、できるだけ早く水滴
を拭き取るようにしてください。
3.この製品に衝撃を与
えないでください。
誤って強い働撃を与えてしまったり、地
面に落としたりして、見え方がおかしく
なったときや、水に浸してしまったとき
は、すぐにお買い上げ店、または
当社C
Sセンター、あるいはニコンのサービス
機関
にご相談ください。(図 9)
4.冷たい戸外から温かい室内に入ったとき
などの場合,急激な温度変化によって,
一時的に、レンズ面が曇ることがありま
す。この場合は自然に曇りがなくなるま
で、乾燥させてください。
;˝w]«
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図7
9
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〔保管〕
5.湿気の多いところでの保管・使用は、レンズ
面にカビや曇りが生じやすくなります。風通
しのよい、乾燥した場所に保管してくださ
い。とくに、雨の日や夜間に使用されたとき
は、室内で充分に乾かしてから保管してくだ
さい。
6.この製品を長期保管する場合は、プラスチッ
ク袋や気密性の高い容器に、乾燥剤と一緒に
保管してください。それが不可能なときは、
湿気の影響を受けやすい付属のケースから出
して、別々に清潔で風通しの良い場所に保管
してください。(図 10)
7.炎天下の自動車の中や、ヒーターなどの高温
度の発熱体のそばに、この製品を放置しない
でください。製品の変形,故障の原因となり
ます。
(図 11)
;˝w]«
10
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〔手入れ・保守〕
8. 本体のお手入れは、ブロア * でゴミやホコリを軽く吹き払ったあと、柔らかい清潔な布で
軽く拭いてください。とくに、海辺等で使ったあとは、湿った柔らかい清潔な布で塩分を
拭き取り、次に乾いた布で軽く拭いて乾かしてください。ベンジンやシンナーなどの有機
溶剤や、有機溶剤を含むクリーナーなどを汚れ落としに使わないでください。
(図 12)
※ ブロア *:ノズルから空気をいきおいよく吹き出すことができるゴム製の清掃道具
9. レンズ面のホコリは、柔らかい油気のないハケで払うようにして、とりのぞいてください。
10. レンズ面についた指紋などの汚れは,メガネ拭き専用の布(市販品)で拭き取るか,ガー
ゼまたは専用のクリーニングペーパー(カメラ店などで市販されているシリコンが含まれ
ていないもの)に少量の無水アルコールを含ませて、軽く拭き取ってください。
(図 13)
身近な布やビロード、なめし皮などでから拭きをしますと、レンズ面にキズをつけること
があります。また、一度本体の清掃に使用した布を、レンズ面の清掃には使用しないでく
ださい。
11.「ピント合わせハンドル」や「視度調整ハンドル」などの回転部分に入った砂・ゴミは、
ハケでよく払ってください。
(図 14)
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⁄w˚¶
①接眼目当て(ターンスライド)
②ツリヒモ取りつけ部
③ピント合わせハンドル
④視度調整ハンドル
⑤対物レンズ
⑥接眼レンズ
⑦指標
⑧0ディオプター位置
⑨中心軸
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—T
接眼を覗きこみ、本体を図の矢印にように開閉して、
視野がひとつの円になるように調整します。
ピントが合っていない状態で調整することも可能です。
上のように見えるときは、光軸がズレています。
観察中に疲れを感じたり、像が二つに見えるようで
あれば、点検を受けられることをお勧めします。
光軸:鏡筒 ( 光学中心 ) が向いている方向のこと。
双眼鏡は左右の光軸中心が同じ目標に向く必要があ
ります。
または、
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—˜ød¸¯
ˇR
①ピント合わせハンドル
クリックストップにより、引き出すこ
とが可能。
②視度調整ハンドル
通常はピント合わせハンドルにより隠さ
れています。
ピント合わせハンドルを引き出すこと
により、操作可能となります。
q;
Ⅰの位置
押し込んだ状態 ( ピント合わせ位置 )
ピント合わせハンドルとして機能し
ます。
Ⅱの位置
引き出した状態(一段引き出した状
態)( 視度調整位置 )
ピント合わせハンドルは空回りしま
す。
視度補正ハンドルの操作が可能とな
り、視度調整が出来ます。






ピント合わせ位置
視度調整位置
„S—T
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„S—T
視度調整は、左右の視度差を補正するための調整で
す。複数人で使用するときは、必ず再調整をしてく
ださい。
個人専用で使用する場合は、一度調整を行なえば、
再度の調整は通常必要ありません。
1 ①ピント合わせハンドルを押し込み、左目で左接
眼を覗きこみ、遠方の目標物に①ピント合わせハ
ンドルを操作して、目標物にピントを合わせます。
2 ①ピント合わせハンドルを引き出して、②視度調
整ハンドルの操作が可能な状態にします。
3 次に右目で右接眼を覗きこみ、②視度調整ハンド
ルを操作して、同じ目標物にピントを合わます。
4 両目で目標物にピントが合うかを確認します。(視
度調整の確認)
5 ピントが合う場合は、①ピント合わせハンドルを
押し込み、②視度調整ハンドルを操作できないよ
うにします。
6 目標物を変えたときは、①ピント合わせハンドル
を操作して、ピントを合わせます。
・時計方向に回すと、現地点より遠方の目標物に
ピントが合います。
・反時計回りに回すと、現地点より近くの目標物
にピントが合います。
7 ピント合わせの必要がないときは、①ピント合わ
せハンドルを視度調整位置にセットすると、
不意に①ピント合わせハンドルを触ってもピント
位置はずれません。
ただし、視度調整が可能となりますので、ご注意
ください。
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Łpow^—T
目当ては、(方向は接眼側から見たとき)
反時計回りに回すと、引き出すこと (
開状態 ) が出来ます。
時計回りに回すと、収納すること (
納状態 ) が出来ます。
クリックは合計4カ所あります。
●眼鏡非装用者
目当てを引き出して ( 3つ目のクリッ
ク位置で ) 使用します。
) 目当てはクリック位置から更に回り
止ります。外れますので、これ以上回
さないでください。
目当てには、展開状態になるまでに、
二ヶ所中間クリックがあります。
視野が確保され、観察が楽な位置に
セットして、お使いください。
●眼鏡装用者
目当てを収納した状態で使用します。
視野が確保される場合は、中間クリッ
ク位置にセットして、使用することも
可能です。
目当て収納状態
目当て展開状態
ツノ目当て組み込み状態
キャップの装着例
»¯Łpo
˚Łpo
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Łpow^—T
●眼鏡を装用しての使用はできませ
ん。眼鏡を外してください。
●接眼部のゴム目当てに被せて使用し
ます。
●次の状態で、目当てのツノがこめか
み部分にくるように位置を調節しな
がら、組み込んでください。
双眼鏡の開きを使用状態(眼幅
調整後の状態)に調整する。
目当て高さを調整して、視界に
ケラレなどが無い状態にします。
組み込み時に目当ての高さが変
らないように注意してください。
'¿
①ストラップ通し
ストラップを通すことにより、紛失防止になりま
す。
眼幅最大時のキャップは容易に外れますが、眼幅
を狭めたときは摩擦により外れにくくなります。
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0œ'¿
対物キャップは本体に組み込まれています。
左右で形が異なります。また取り付けは決まった位置になります。
キャップを下ろした状態で使用します。
格納時(出荷時)
下ろしたときの状態
˜¿
取付けは写真のように両側で行っ
てください。
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˜¿
ロックの状態 フリーの状態
ベルトの中ほどにあるストッパーにより、長さを変えることが出来ま
す。
双眼鏡をストラップで首に掛けた状態で行なうと、左右均等な長さに
調整することが出来ます。
前にぶら下げたとき、双眼鏡が最適な位置に来るように、長さを調整
してください。
フラップアップ⇒
ストッパー
フラップダウン⇒
ストッパー位置
ストッパー位置
縮短時
伸長時
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形式:ダハプリズム中央繰り出し式
型名
EDG 8x32 EDG 10x32 EDG 7x42 EDG 8x42 EDG 10x42
倍率(x)
8 10 7 8 10
対物レンズ有効径(mm)
32 32 42 42 42
実視界
(˚) 7.8 6.5 8.0 7.7 6.5
見掛け視界
(˚)
*
57.2 59.2 52.2 56.6 59.2
1,000m における視界
(m) 136 114 140 135 114
ひとみ径
(mm) 4.0 3.2 6.0 5.3 4.2
明るさ
16.0 10.2 36.0 28.1 17.6
アイレリーフ
(mm) 18.5 17.3 22.1 19.3 18.0
最短合焦距離
(m)
**
2.5 2.5 3.0 3.0 3.0
眼幅調整範囲
(mm) 54-76 54-76 55-76 55-76 55-76
高さ
(mm) 138 138 149 148 151
(mm) 139 139 141 141 141
重量(g
) 655 650 785 785 790
構造 防水(5m/10 分間 ) と窒素充填
*関係式「tanω’= Γ xtanω」で算出した値。見掛け視界 :2 ω’、倍率 : Γ、実視界 :2 ω
**調節していない正視眼の場合
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防水設計について
この製品は 5m の水深に 10分間水没させても内部光学系に異常がなく、
観察に支障のない防水設計になっています。
•雨風の当たる場所や、湿気の多い場所等の悪条件下で使用しても、内
部機能を損ねることがない。
•乾燥窒素の充填により、曇りやカビが生じにくい。
などの特徴がありますが、次の点にご注意の上、ご使用下さい。
•密室構造ではありませんので、水中での使用や強い水流で洗うことは
おこなわないでください。
•本体可動部に水滴が付いたときは操作することをやめ、水滴を拭き取
るようにしてください。
なお、防水性能を保持するために、定期的に点検を受けられることをお
すすめします。
7
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