Hilti DCH 300 取扱説明書

カテゴリー
パワーツール
タイプ
取扱説明書
*47984*
47984
DCH 300
Bedienungsanleitung de
Operating instructions en
Mode d’emploi fr
Istruzioni d’uso it
Manual de instrucciones es
Manual de instruções pt
Gebruiksaanwijzing nl
Brugsanvisning da
Bruksanvisning sv
Bruksanvisning no
Käyttöohje
Οδηγιεςχρησεως el
ja
ko
zh
ar
Printed: 19.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5127732 / 000 / 02
1
Printed: 19.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5127732 / 000 / 02
DCH-EX 300
6
+[
+]
+|
5
ø 300
ø 60
ø 60
DCH-EX 300
+{
"≠
+}
6
ø 60
ø 80
ø 300
ø 80
2
3
Printed: 19.10.2015 | Doc-Nr: PUB / 5127732 / 000 / 02
2
1
3
"#
"“
"]
"[
4
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1
2
3
4
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ja
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オリジナル取扱説明書
DCH 300 ダイアモンドカットオフツール
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 188
2 製品の説明 189
3 アクセサリー、 消耗品 191
4 製品仕様 192
5 安全上の注意 193
6 ご使用前に 196
7 ご使用方法 198
8 手入れと保守 200
9 故障かな? と思った時 200
10 廃棄 201
11 本体に関するメーカー保証 201
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 202
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
DCH 300 ダイヤモンドカットオフツールを指していま
す。
操作部/表示部名称 1
@
スピンドルロックボタン
;
前部グリップ
=
ON/OFF スイッチ
%
スイッチオンロック
&
ダイアモンドカットオフホイール
(
スピンドル
)
保護カバー
+
ガイドローラー
§
テンションレンチ (サイズ 24 /サイズ 10
/
アレンレンチ (サイズ 6)
:
保護カバー用テンションボルト
·
集じんパイプカバー
$
サービスインジケーター
£
盗難防止インジケーター (オプション)
ダイアモンドカットオフホイール用 DCH 300 ホル
ダー機構 2
|
取り替え式フランジ 60 mm
¡
テンションフランジ 60 mm
Q
クランピングナット M16 x 1.5
繊維強化合成樹脂カットオフホイール用 DCH 300 ホル
ダー機構 (オプション) 3
W
取り替え式フランジ 80 mm
E
繊維強化合成樹脂カットオフホイール 300 mm
R
テンションフランジ 80 mm
T
クランピングナット M16 x 1.5
デプスゲージ (オプション) 4
Z
扇状プレート
U
フック
I
ラッチ
O
切り込み深さスライダー
P
切り込み深さスケール
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
ja
188
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義務表示
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
保護メガネ
を着用して
ください
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手
袋を着用し
てください
安全靴を着
用してくだ
さい
粉じんの多
い作業にお
いて
は、 防じん
マスクを着
用してくだ
さい
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
略号
リサイク
ル規制部品
です
電流 電圧 交流
毎分回転数 毎分回転数 直径 回転数
二重絶縁
機種名製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしてお
き、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してくださ
い。
機種名
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
DCH 300 は建設現場での使用に最適なプロ仕様の電動ダイアモンドカットオフツールです。
本体は、 乾式のダイアモンドカットオフホイールを使用して鉱物母材を切断するのに適しています。
鉱物母材を切断するときは、フィルター付き集じん装置(ヒルティ集じん機 VCU 40、 VCU 40‑M、 VCD 50 など)
を使用してください。
静電気帯電を防止するために、 静電防止サクションホース付きの集じん機を使用してください。
許容カット速度が 80 m/sec 上のダイアモンドカットオフホイールのみを使用してください。
本体は必ず押し付けながら (回転に対抗するように) 操作します。
ホイール冷却や粉じん抑止などのために液体を使用した作動は許可されません。
規定外の工具 (サーキュラーソーブレードなど) による切断作業または粗削りや研磨に本体を使用しないでくださ
い。
本体は、 繊維強化合成樹脂カットオフホイール (オプション) を装着して金属母材の切断にも使用可能です。
の場合は、 許容カット速度が 80 m/sec 以上の繊維強化合成樹脂カットオフホイールのみを使用してください。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修改築新築工事などが考えられます。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 アクセサリーや先端工具のみを使用してください。
ja
189
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ご使用になるアクセサリーの安全および操作上の注意事項にもご留意ください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
本体は乾燥環境でのみ使用してください。
本体を接続する主電源が銘板に表示されている電圧、 周波数と一致することを必ず確認した上で使用してください。
火災や爆発の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないでください。
健康を損なう恐れのある母材 (アスベストなど) への加工は許されません。
各国の労働安全衛生法に従ってください。
本体の加工や改造は許されません。
2.2 スイッチ
スイッチオンロック付き ON/OFF スイッチ
2.3 始動電流制限
本体の始動電流は定格電流の数倍になります。 電子的な始動電流制限が働くことにより、 電源ヒューズが溶断しな
い程度まで始動電流が抑制されます。 これによって本体の急な始動が回避されます。
2.4 再始動ロック
電源遮断が起こった場合、 本体はその後自動的に始動しない仕組みになっています。 スイッチをまず解除し、 それ
から約 1 秒後に新たに操作する必要があります。
2.5 盗難防止 TPS(オプション)
本体にはオプションで 「盗難防止システム TPS」 を取り付けることができます。 本体に盗難防止システムが取り
付けられている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解除して使用することができます。
2.6 インジケーターランプ
サービスインジケーター 「手入れと保守」 の章を参照)
盗難防止インジケーター (オプション)(「ご使用方法」 の章を参照)
2.7 ガイドローラー付き保護カバー
石材の切断および切り込み作業は、 必ずガイドローラー付きダストカバーを使用して行ってください。
2.8 電子過負荷保護機構 (スピードレギュレーター)
本体は電子過負荷保護機構 (スピードレギュレーター) を備えています。
電子過負荷保護機構 (スピードレギュレーター) は消費電流をモニターして使用時に本体を過負荷から保護します。
接触圧が高すぎることにより消費電流が高くなりすぎてモーターに過負荷がかかった場合、 本体は動作を停止するこ
とがあります。
ON/OFF スイッチを放した後、 再び作業できます。
接触圧を抑えると、 本体の停止を回避することができます。
本体を動作停止することなく作業工程を継続できるよう、 心がけてください。
2.9 延長コードを使用する場合
使用の目的に応じて、 十分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。 そうしないと、 本体
の出力低下やコードの過熱が発生する恐れがあります。 延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。
傷した延長コードは交換してください。
推奨する最低導体断面積および最大コード長
導体断面積
1.5 mm² 2.0 mm² 2.5 mm² 3.5 mm²
主電源電圧 100 V
-
30 m
-
50 m
主電源電圧 110 ... 120 V
--
40 m
-
主電源電圧 220 ... 240 V
30 m
-
50 m
-
導体断面積が 1.5 mm² 以下の延長コードは使用しないでください
ja
190
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2.10 屋外工事の場合の延長コード
屋外工事の場合には、 認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。
2.11 発電機、 変圧器を使用する場合
本体は下記の条件を満たした場合、 発電機および変圧器で使用することができます本体の銘板に記された出力
2 倍以上の出力 (ワット) があること、 作動電圧が常に定格電圧の + 5 % ... 15 % であること、 周波数が 50 ...
60 Hz であること、 決して 65 Hz を超えないこと、 自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。
他の工具を、 同時に同じ変圧器/発電機で使用しないでください。 あるいは本体および集じん装置用に設計され
た発電機/変圧器を使用してください。 他の工具を、 同時にスイッチオン/オフすることにより、 電圧降下あるい
は過電圧が発生し、 本体に損傷を与えることがあります。
2.12 デプスゲージ (オプション)
本体にはデプスゲージを追加することができます。 これは鉱物母材を切断する際の集じん力を高めます デプス
ゲージの切り込み深さスケールを使用して最大切り込み深さを設定することができます。
2.13 本体標準セット構成品
1 本体とカバー DCH‑EX 300
1 取り替え式フランジ 60 mm
1 テンションフランジ 60 mm
1 クランピングナット M16 x 1.5
1 テンションレンチ (サイズ 24 /サイズ 10)
1 アレンレンチ (サイズ 6)
1 カートン梱包
1 取扱説明書
2.14 カットオフホイールの仕様
本体には EN 13236 規定に準拠したダイアモンドカットオフホイールを使用してください。
本体は、 EN 12413(ストレートでオフセットなしの形状、 タイプ 41) に準拠した繊維強化合成樹脂カットオフホ
イール オプション) 使用して、 金属母材を加工することができます。 その際、 体には適切なホイールホ
ダー DCH 300 ABR(アクセサリーを参照) を使用する必要があります。
カットオフホイールメーカーの取り付けに関する注意事項も参照してください。
3 アクセサリー、消耗品
名称 商品番号、 製品の説明
ホイールホルダー DCH 300 ABR 212259、 取り替え式フランジ 80 mm、 テンションフ
ランジ 80 mm、 クランピングナット M16 x 1.5
DCH 300 用デプスゲージ
212131
ヒルティ製品パレットの集じん機
ホース一式、 静電防止
203867、 長さ 5 m、 36
本体ケース
47986
DCH 300
ホイールタイプ 製品仕様
母材
ダイアモンドカットオフホイール
DCH‑D 305 C1
コンクリート
ダイアモンドカットオフホイール
DCH‑D 305 C2
高強度コンクリート
ダイアモンドカットオフホイール
DCH‑D 305 M1
石材、 レンガ
ダイアモンドカットオフホイール
DCH‑D 305 C10
Economy Line コンクリート
ダイアモンドカットオフホイール
DCH‑D 305 M10
Economy Line 石材
ja
191
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4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
電圧
110V 220V 230V
230 V / CH
240 V
定格電力
2,300 W 2,600 W 2,600 W 2,250 W 2,600 W
定格電流
22.5 A 12.5 A 12.1 A 10 A 11.7 A
周波数
50 Hz 50… 60 Hz 50… 60 Hz 50 Hz 50 Hz
技術情報
DCH 300
本体寸法 (長 x x
705 mm x 240 mm x 235 mm
駆動スピンドルネジ
M16X1.5
ホイール取り付け穴
22.2 mm
25.4 mm
カットオフホイール
∅Max.305mm
カットオフホイール厚
Max. 3.5 mm
重量 EPTA プロシージャー 01/2003 に準拠)
9.4 kg
絶縁クラス
保護クラス I(アース) または保護クラス II(二重絶
縁) 銘板を参照
無負荷回転数
Max. 4,900/min
クランピングナットの締付けトルク
M 16 x 1.540… 50 Nm
注意事項
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、 規格に準拠した測定方法に基づいて測定したも
のです。 電動工具を比較するのにご使用いただけます。 曝露値の暫定的な予測にも適しています。 記載されている
データは、 電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用したり、 異なる先端工具を取り
付けて使用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、 データが異なることがあります。 このよう
な相違により、 作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。 曝露値を正確に予測するためには、
体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりま
せん。 このような相違により、 作業時間全体で曝露値が著しく低くなる可能性があります。 作業者を騒音および
/または振動による作用から保護するために、 他にも安全対策を立ててください (例 電動工具およびの先端工具
の手入れや保守、 手を冷やさないようにする、 作業手順の計画を立てる)
騒音について (EN 60745‑1 準拠)
サウンドパワーレベル
117 dB (A)
サウンドプレッシャーレベル
106 dB (A)
定格騒音レベルに対する不確実性
3dB(A)
振動について (EN 60745 準拠)
3 軸の振動値 (振動ベクトル合計)
EN 60745‑2‑22 に準拠
切断、 a
h,AG
5.1 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
ja
192
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5 安全上の注意
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない場
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 安全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 とは、 お手持ちの電
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス) を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 アースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 感電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 コンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体を
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしないで
ください。 電源コードを火気、 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 感電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります。
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 電源に接続したりする
と、 故の原因となる恐れがあります。
d) 電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キー
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくださ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することに
より、 粉じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用
ないでください。 スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止すること
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には 子供の手
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください 可動部分
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 お手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 ムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、作業
ja
193
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環境および用途に関してもよくご注意ください。
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお
し付けください。 また、必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 切断研磨機に関する安全上の注意
a) 電動工具の保護カバーは確実に取り付けられてい
て、 最大限の安全性を確保するために、 研磨ツー
ルの最も小さい部品を作業者が確認できるように調
整されていなければなりません。 作業者自身およ
びその付近にいる人員が研磨ディスクの回転エリア
に入らないようにしてください。 保護カバーは、
破片および意図しないグラインダー本体との接触か
ら作業者を保護するためのものです。
b) 電動工具には、 必ず結合強化処理を施されたあるい
はダイヤモンド含有のカットオフホイールを使用し
てください。 そのようなアクセサリーはお使い
の電動工具に単に固定できるだけで、 安全な使用
は保証されません。
c) 先端工具の許容回転数は、 電動工具上に記載され
た最高回転数よりも高くなければなりません。
容回転数よりも速く回転するアクセサリーは、
損あるいは外れて飛び回る恐れがあります
d) 研磨ツールは必ず推奨された用途でのみ使用してく
ださい。 カットオフディスクのサイド面で研
磨しないでください。 カットオフディスクはディ
スクの縁部で材料を切断するように規定されていま
す。 この研磨ツールへ横方向の力を加えるとツール
が折れる可能性があります。
e) 必ず選択した研磨ディスクに合ったサイズと形で、
破損のないテンションフランジを使用してくださ
い。 適切なフランジは研磨ディスクをしっかり
え、 ディスク破損の危険を抑えます。
f) 大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しない
でください。 大型電動工具の研磨ディスクは小型
電動工具の高回転数には適合しません。 破損の恐れ
があります。
g) 先端工具の外径と厚さは電動工具の仕様に対応する
ものでなければなりません。 間違ったサイズの先
端工具は十分に絶縁または制御できません
h) 研磨ディスクとフランジは電動工具の研磨スピ
ドルに正確に適合するものでなければなりませ
ん。 電動工具の研磨スピンドルに正確に適合しな
い先端工具は、 回転が不安定になり、 非常に激し
い振動を起こして制御不能に陥る恐れがあります。
i) 損傷した研磨ディスクは使用しないでください。
磨ディスクを使用する際は、 その都度まず折損や亀
裂のないことを確認してください。 電動工具また
は研磨ディスクを落とした場合は、 損傷がないか
を点検し、 損傷のない研磨ディスクを使用してくだ
さい。 研磨ディスクの点検および取り付け後は
作業者やその付近にいる人員が研磨ディスクの回
転エリアに入らないようにして、 本体を最高回転数
1 分間作動させてください。 研磨ディスクに損
傷がある場合は、 たいていこのテスト時間内に研磨
ディスクが損傷します。
j) 個人保護用具を着用してください 使用状況に応じ
て、 ヘルメット、 保護メガネを着用してくださ
い。 有効な場合は、 防じんマスク、 耳栓、 保護手
袋、 作業材料の細かな剥離片や破片から身体を保
護する特殊エプロンを着用してください。 さまざ
まな使用状況において異物の飛散が生じます。
散する異物から目を保護してください。 防じんマス
クは、 作業時に発生する粉じんを捕集するものでな
くてはなりません。 長時間大きな騒音にさらされて
いると、 聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
k) 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけ
てください。 関係者は全員、 作業場で個人保護用
具を着用しなければなりません。 作業材料や折れ
た先端工具の破片が飛散して、 作業場外の人員に
も負傷を負わせる恐れがあります。
l) 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接
触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体
の絶縁されたグリップを持ってください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
m) 回転する先端工具から電源コードを遠ざけてくださ
い。 万一本体が制御不能になった場合、 電源コー
ドが切断されたり巻き込まれたりして、 回転する先
端工具で手や腕を負傷する危険があります。
n) 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置い
てください。 電動工具を置いたときに先端工具
が回転していると、 電動工具が制御不能に陥る恐れ
があります。
o) 電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作
動させないでください。 回転する先端工具に衣服
が接触すると、 衣服が巻き込まれて先端工具が身体
に食い込む危険があります。
p) 電動工具の通気溝は定期的に清掃してくださ
い。 モーターブロワーが埃をハウジング内に引き
込んで金属粉じんが大量に堆積すると、 電気的な危
険が発生する恐れがあります。
q) 可燃性の母材の近くで電動工具を使用しないでくだ
さい。 可燃性液体に火花が飛んで燃える可能性
あります。
r) 冷却液が必要な先端工具は使用しないでくださ
い。 水やその他の冷却液を使用すると、 感電が発
生する可能性があります。
5.3 反動とそれに対する安全上の注意
反動は、 回転する研磨ディスクが引っかかったりブロッ
クされたりすることに起因する突然の反応です。 引っ
かかりやブロックが発生すると、 回転している先端工具
が突然停止します。 これにより、 ブロックが生じた位
置において電動工具が制御されることなく先端工具の回
転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、 研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロッ
クされたりすると、 作業材料に入り込んだ研磨ディスク
の縁部が引っかかって破損したり、 反動が起きたりす
ることがあります。 その際は、 ブロックされた箇所で
のディスクの回転方向により、 研磨ディスクが作業者
の方向やその逆方向に動きます。 この場合研磨ディス
クが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、 反動が生じま
す。 反動は、 以下に示すような適切な予防措置を取る
ことで防止することができます。
ja
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a) 電動工具はしっかりと支え、 反力を受け止めるこ
とができるように身体と腕を構えます。 高速作動
時の反力や反発モーメントを最大限制御できるよう
に、常に補助グリップ(装備されている場合)を使
用してください。 作業者は適切な安全処置を施す
ことにより反力を防止することができます
b) 手を回転する先端工具から遠ざけてください。
動で先端工具が手に向かって動く可能性がありま
す。
c) 回転中のカットオフディスクの前後領域から身体
離してください。 電動工具は、 ブロックされた箇
所において反動により研磨ディスクの動きと反対方
向に動きます。
d) 特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業して
ください。 先端工具が作業材料から跳ね返ったり、
噛んだりしないようにしてください。 回転中の先端
工具は、 角部や鋭い縁部で、 あるいはバウンドした
ときに噛みやすくなります。 その場合、 電動工具
が制御不能に陥ったり反動が生じたりします。
e) チェーンソーブレードや歯の付いたソーブレード、
スロットが 10 mm 以上のセグメント付きダイヤ
モンドディスクは使用しないでください。 この種
の先端工具を使用すると 繁に反動が生じたり電
動工具が制御不能になったりします。
f) カットオフディスクがブロックされたり、 押し付け
が強くなりすぎないようにしてください。 過度に深
い切断は行わないでください カットオフディス
クに過度な負荷がかかると、 応力が強くなってディ
スクが曲がったりブロックされやすくなるため、
動やディスク破損が生じる可能性が高くなります。
g) カットオフディスクが噛んだ場合や作業を中断す
る場合は、 本体の電源をオフにして、 ディスクが完
全に停止するまで本体を保持してください。 まだ回
転しているカットオフディスクを切断箇所から取
出そうとしないでください。 反動が生じる原因とな
ります。 ディスクが噛む場合は、 その原因を突き
止めて適切な処置を施してください。
h) 電動工具が作業材料内にある間は電動工具のスイッ
チを再びオンにしないでください。 カットオフディ
スクが最高回転数に達してから、 切断を慎重に再
開してください。 この手順を守らないと、 ディス
クが引っかかって作業材料から飛び出たり、 反動が
生じることがあります。
i) 噛んだカットオフディスクによる反動の危険を最小
限に抑えるために、 プレートや大型の作業材料には
サポートを施してください。 大型の作業材料はそ
れ自身の重みでたわむことがあります。 作業材料は
ディスクの両側、 つまり切断箇所付近と縁部で支え
る必要があります。
j) 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で 「ポ
ケットカット」 を行う場合は特に注意してくださ
い。 押し込んだカットオフディスクはガス管、
水道管、 電気配線、 その他の対象物に食い込んで反
動を引き起こすことがあります。
5.4 その他の安全上の注意
5.4.1 作業者に関する安全
a) お使いの電動工具に許可されたカットオフホイール
とカットオフホイール専用の保護カバーのみを使
用してください。 お使いの電動工具専用でない
カットオフホイールは、 絶縁が十分でないことがあ
り安全ではありません。
b) 手持ちで使用する場合には、 必ずグリップを両手
掴んで本体を保持してください。 グリップ表面は乾
燥させ、 清潔に保ち、 オイルやグリスで汚さないよ
うにしてください。
c) 埋設された電線または電源コードが先端工具で損
傷する恐れがある場合は、 本体の絶縁されたグリッ
プを保持して作業してください。 電流の流れてい
る電線に触れると、 本体の絶縁されていない金属部
分が通電され、 作業者が感電する危険があります。
d) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 作業される方は防じんマスクを着用しなければ
なりません。 集じんパイプ上のフラップを閉じて
ください。
e) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡
を良くするように心がけてください。
f) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、
に回転している先端工具に触れると負傷の原因とな
ります。
g) 常に電源コード、 延長コードが本体の背後にくるよ
うにしてください。 こうすることにより、 作業中
の落下を防止します。
h) 金属母材をカットするには必ず保護カバーを付け
て作業してください。 集じんパイプ上のフラップ
を閉じてください。
i) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保
護してください。 剥がれた部分が脱落、 落下し
て他人を傷つける危険があります。
j) 本体の始動が硬いあるいは突然始動する場合、
体を使用しないでください。 電子回路が故障して
いる可能性があります。 修理が必要な際は、 すぐ
に弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店に
ご連絡ください。
k) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
l) 本体は、 供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
m) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには 当電動工具に適し
たヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします 理する母材につい
て、 国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.4.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) カットオフホイールの保管、 取り扱い、 取り付けは
メーカーの指示に従い、 細心の注意を払って行って
ください。
ja
195
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b) カットオフホイールへの中間パッドの使用が可能
な場合または必要な場合は、 中間パッドを使用する
ようにしてください。
c) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、 クランプあるいは万力を使用してください
この方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を両
手で自由に操作することができます。
d) 使用前にカットオフホイールを正しく取り付けて固
定し、 安全な位置でホイールを 30 秒間空回転させ
ます。 顕著な振動が発生した場合および他の不具合
が確認された場合は本体をただちにオフにします。
上記の状態が発生した場合は、 原因を特定するため
にシステム全体を点検してください。
e) 使用中に火花の発生が作業者や関係者などに危険と
ならないように注意してください。 そのために保
護カバーを正しく調整してください。
f) 支持壁やその他の構造物への穴明け、 特に鉄筋また
は鉄骨梁の除去は静力学に影響を及ぼします。 作業
を開始する前に、 担当の静力学専門家や建築家、
あるいは現場管理責任者に問い合わせてください。
g) 本体を注意深く操作してまっすぐに切断することに
より、 ホイールの曲がりを防止してください。
線の切断は禁止されています。
h) 本体は均等に送り、 カットオフホイールに横方向
の力を加えないでください。 本体は常に作業材料
に対して直角に当ててください。 切断作業中は、
横方向の力を加えたりカットオフホイールを曲げた
りして切断方向を変えないでください。 カットオ
フホイールの破断および損傷の危険があります。
5.5 その他の安全上の注意
5.5.1 電気に関する安全注意事項
a) 作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、
ス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電
線に触れると、 本体の金属部分とケーブルが通電す
る可能性があります。 この場合、 感電による重大
な事故が発生する危険があります。
b) 本体の電源コードを定期的に点検し、 コードに損
傷がある場合は資格のある修理スペシャリストに交
換を依頼してください。 電動工具の電源コードが損
傷した場合は、 承認済みの専用交換用電源コード
と交換してください。 交換用電源コードはヒルティ
サービスセンターにご注文ください 延長コード
を定期的に点検し、 損傷している場合は交換してく
ださい。 作業中、 損傷した電源コード、 延長コー
ドには触れないでください。 不意に始動しないよう
に電源コードをコンセントから抜きます。 損傷し
た電源コードや延長コードは感電の原因となり危
険です。
c) 導電性のある母材に対して作業を頻繁に行う場合
は、 定期的にヒルティサービスセンターに本体の点
検を依頼してください。 本体表面に導電性のある
粉じんや水分が付着すると、 時に感電の恐れがあり
ます。
d) 屋外で使用する場合は、 必ず最大作動電流 30 mA
の漏電遮断機(RCD)を介して本体を電源に接続し
てください。 漏電遮断機を使用すると、 感電の危
険が小さくなります。
e) 原則として、 作動電流が最大 30 mA の漏電遮断機
(RCD) をご使用になるよう推奨します。
5.5.2 作業場の安全確保
作業場の換気に十分配慮してください。 作業場の換気
が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康が害される
恐れがあります。
5.5.3 個人保護用具
本体使用中、 業者および現場で直近に居合わせる人々
は保護メガネ、 護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋、
安全靴を着用しなければなりません。
6 ご使用前に
警告事項
本体の取り付けまたは交換作業の前に、 電源プラグを
外してカットオフホイールまたはスピンドルを完全に停
止させる必要があります。
注意
電圧は銘板のデータと一致していなければなりません。
本体は電源に接続してはなりません。
注意
特にカットオフホイールの交換、 保護カバーの調整、
デプスゲージの取り付けを行う場合は、 保護手袋を着
用してください。
6.1 保護カバー
警告事項
本体は必ず保護カバーを付けて使用してください。
ja
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G
G
注意事項
保護カバーの固定力が小さすぎる場合、 ンションボル
トを少し締めることにより固定力を強くすることができ
ます。
6.1.1 保護カバーの取り付けと調整 5
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. テンションボルトをアレンレンチで緩めます。
3. 保護カバーをギアネックに取り付けます。
4. 保護カバーをご希望の位置に回します。
5. テンションボルトをアレンレンチで締め付けます
6.1.2 保護カバーの取り外し
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. テンションボルトをアレンレンチで緩めます。
3. 保護カバーを回して取り外します。
6.2 デプスゲージ (オプション)
危険
デプスゲージは、 ダイアモンドカットオフホイールによ
る鉱物母材の加工にのみ使用します。
6.2.1 デプスゲージの取り付け/取り外し 4
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 取り付けるにはフックをガイドローラーの軸に掛け
ます。
3. ラッチが噛み合う音がするまで、 扇状プレート
を保護カバー内に挿入します。
4. 取り外すにはラッチを押して扇状プレートを保護カ
バーから引き出します。
6.2.2 デプスゲージでの切り込み深さ設定
1. 切り込み深さスライダーを押します。
2. 切り込み深さスライダーのマークをご希望の切り込
み深さに合わせます。
6.3 カットオフホイールの取り付け
注意
許容回転数が本体の最高無負荷回転数以上であるセパ
レーティングツールのみを使用してください。
注意
セパレーティングツールが損傷していたり、 回転が不安
定であったり、 振動が発生したりする場合は、 ツー
を使用してはなりません。
注意
有効期限が過ぎた繊維強化合成樹脂カットオフホイール
を使用しないでください。
注意事項
本体には EN 13236 の規定に準拠したダイヤモンド
カットオフホイールを使用してください。 本体は、
EN 12413(ストレートでオフセットなしの形状、 タイ
41) に準拠した繊維強化合成樹脂カットオフホイー
(オプション) を使用して、 金属母材を加工するこ
とができます。 その際、 本体には適切なホイールホ
ダー DCH 300 ABR(アクセサリーを参照) を使用す
る必要があります。 カットオフホイールメーカーの取
り付けに関する注意事項も参照してください
注意事項
切断性能または研磨性能の低下が認められるようになっ
たなら、 ダイヤモンドディスクは直ちに交換する必要が
あります。 一般的に、 イヤモンドセグメントの高さ
2 mm 未満になったらダイヤモンドコアビットを交
換する必要があります。
6.3.1 ダイヤモンドカットオフホイールの取り付け
セグメントはネガティブなすくい角でなければならず、
またセグメント間のスリット幅 G 10 mm を超えて
はなりません。 ホイール厚が最大値 3.5 mm を超えて
はなりません。
取り替え式フランジ 60 mm の両側は内径 22.2 mm
カットオフホイールまたは内径 25.4 mm のカットオフ
ホイール用に使用可能です。 取り替え式フランジのど
ちらの側がカットオフホイールの内径に適合するか確
認してください。 フランジは カットオフホイール
を中心に合わせる役割を持っています。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. テンションフランジとクランピングナットを清掃し
てください。
3. 60 mm の取り替え式フランジの正しい側をスピ
ンドルに取り付けて、 フランジが回らないように
します。
4. ダイヤモンドカットオフホイールを取り替え式フラ
ンジに取り付けます。
5. 60 mm テンションフランジとクランピング
ナットを取り付けます。
6. 注意スピンドルロックヘッドは必ずスピンドルを停
止した状態で操作してください。
スピンドルロックボタンを押して、 その状態を
保ちます。
7. ンションレンチでクランピングナットを締め付
け、 スピンドルロックボタンを放します。
8. スピンドルロックボタンが解除されていることを確
認してください。
6.3.2 繊維強化合成樹脂カットオフホイール(オプショ
ン) の取り付け
注意
繊維強化合成樹脂カットオフホイールの場合
80 mm より小さいフランジは決して使用しないでく
ださい。
ja
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取り替え式フランジ 80 mm の両側は内 22.2 mm
カットオフホイールまたは内径 25.4 mm のカットオフ
ホイール用に使用可能です。 取り替え式フランジのど
ちらの側がカットオフホイールの内径に適合するか確
認してください。 フランジは、 カットオフホイール
を中心に合わせる役割を持っています。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. テンションフランジとクランピングナットを清掃し
てください。
3. 80 mm の取り替え式フランジの正しい側をスピ
ンドルに取り付けて、 フランジが回らないように
します。
4. ダイアモンドカットオフホイールを取り替え式フラ
ンジに取り付けます。
5. 80 mm のテンションフランジとクランピング
ナットを取り付けます。
6. 注意スピンドルロックヘッドは必ずスピンドルを停
止した状態で操作してください。
スピンドルロックボタンを押して、 その状態を
保ちます。
7. ンションレンチでクランピングナットを締め付
け、 スピンドルロックボタンを放します。
8. スピンドルロックボタンが解除されていることを確
認してください。
6.4 カットオフホイールの取り外し
カットオフホイールを取り外すには、 該当する取り付
け作業ステップを逆の順序で行います。
6.5 カットオフホイールの保管および搬送
注意
カットオフホイールは指示に従って本体から取り外し
てください。 カットオフホイールを取り付けたまま搬
送すると、 カットオフホイールが損傷することがありま
す。
注意
カットオフホイールはメーカーが推奨する方法に従っ
て保管してください。 誤った保管はカットオフホイー
ルの損傷の原因となることがあります。
7 ご使用方法
危険
隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触す
る可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体の絶縁され
たグリップを持ってください。 通電しているケーブル
と接触すると、 本体の金属部分にも電圧がかかり、
電の危険があります。
警告事項
本体の始動が硬いあるいは突然始動する場合、 本体を使
用しないでください。 電子回路が故障している可能性
あります。 修理が必要な際は、 すぐに弊社営業担当
たはヒルティ代理店売店にご連絡ください。
注意
本体および切断作業は騒音を発生させます。 耳栓を着
用してください。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場
合もあります。
注意
切断作業により危険な破片が飛散することがありま
す。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあ
ます。 保護メガネおよび保護ヘルメットを着用してく
ださい。
注意
送り方向は重要です。 本体は常にローラーを先頭にし
て母材を押しながら作業します。 これを守らないと反
動の危険が生じます。
注意
主電源電圧は本体の銘板の記載と一致していなければな
りません。 230 V と記載された本体は 220 V で作動さ
せることができます。
注意
使用中にカットオフホイールと本体の部品は高温になる
ことがあります。 手に火傷を負う場合があります。
護手袋を着用してください。 本体は必ず所定のグリッ
プをつかんでください。
注意
緩んだ機械部品を締め付ける時はクランプあるいは万力
を使用してください。
警告事項
支持壁やその他の構造物への穴明け、 特に鉄筋または鉄
骨梁の除去は静力学に影響を及ぼします。 作業を開始す
る前に、 担当の静力学専門家や建築家、 あるいは現場
管理責任者に問い合わせてください。
7.1 本体の使用方法
保護カバーの閉じた側が常に作業者の身体の方向に向く
ように注意してください。
保護カバーの位置をそれぞれの切断作業に合わせてくだ
さい。
ja
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7.2 盗難防止 TPS(オプション)
注意事項
本体にはオプションで 「盗難防止システム」 を取り
付けることができます。 本体に盗難防止システムが取
り付けられている場合は、 権限を有する作業者のみが
ロック解除して使用することができます。
7.2.1 本体のロック解除
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。 黄色
の盗難防止ランプが点滅します。 これで本体は、
ロック解除キーからの信号を受信可能な状態になり
ます。
2. ロック解除キーを直接ロックシンボルに近づけま
す。 本体がロック解除されると、 黄色の盗難防
止ランプが消灯します。
注意事項作業場所の移動や停電などのために電源ス
イッチを切った場合、 本体は約 20 分の間作動可能
状態に保たれます。 スイッチオフの時間がこれよ
り長くなると本体はロックされるので、 ロック解
除キーで新たにロックを解除してください。
7.2.2 本体の盗難防止機能の作動
注意事項
盗難防止システムの作動と使用法に関する詳しい情報
は、 取扱説明書 「盗難防止システム」 をご覧ください。
7.3 スイッチオン
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。
2. 本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持して
ください。
3. イッチオンロックを操作することにより、
ON/OFF スイッチをロック解除します。
4. ON/OFF スイッチを押します。
5. 後部グリップに再び親指をそえます。
7.4 スイッチオフ
ON/OFF スイッチから指を放します。
ON/OFF スイッチを放した後、 本体が停止します。
スイッチオンロックが再び作動します。
7.5 カットオフホイールによる作業
危険
反動の危険があるので、 印を付けた範囲でホイールを母
材にかみ合わせないでください。
危険
切断を行う前に、 できれば先にローラーを作業材料に
当ててください。 これが可能でない場合またはカット
オフホイールを既存の切断部にセットする場合は特に注
意が必要です。
1. 鉱物母材を切断する場合は、 本体のガイドロー
ラーを母材に当てます。
2. 本体を最高全負荷回転数にします。
3. 本体に力を加えながらカットオフホイールを徐々
に母材に挿入します。 これにより、 確実に研磨粒
子および火花がカバーで遮られ、 吸引されるよう
になります。
注意事項加工する母材に合った適度な送りで作業し
てください。
注意事項特に硬い鉱物母材 (砂利の割合が高いコ
ンクリートなど) を加工する場合は、 ダイアモン
ドカットオフホイールが過熱して損傷することがあ
ります。 ダイアモンドカットオフホイールの円周
全体に火花が発生する場合は 明らかに過熱して
います。 の場合は切断作業を中止し、 カットオ
フホイールを無負荷で空回転させて冷却します。
作業の進行が遅い場合、 ダイアモンドセグメント
の切れ味が鈍くなっていることがあります セグ
メントの目つぶれ) その場合は研磨材(ヒルテ
シャープニングプレートまたは研磨用レンガ)
を切断することにより、 切れ味を回復させること
ができます。
7.6 適切な集じん機を使用した鉱物母材の加工
注意事項
吸引した物質を廃棄するには、 集じん機の取扱説明書を
よくお読みください。
適切な集じん機 (ヒルティ VCU 40、 VCU 40‑M、
VCD 50 など) を接続することにより、 塵埃の少ない作
業が可能です。 集じん機の使用は特にセグメントの冷
却をサポートし、 セグメントの摩耗を低減します。
静電気帯電を防止するために、 静電防止サクションホー
ス付きの集じん機を使用してください。
ja
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8 手入れと保守
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
8.1 本体の手入れ
危険
使用条件によっては、 金属の加工時に導電性の粉じん
が本体内部に引き込まれることがあります。 この
合、 本体の絶縁性が損なわれる恐れがあります。 この
ようなケースでは、固定吸引装置の使用、通気溝の頻繁
な清掃、 漏電遮断機 RCD) の接続をお勧めします。
モーターの外側ボディおよびグリップは、 耐衝撃性プ
ラスチックで作られています。 グリップ部分の一部に
は合成ゴムが使用されています。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。 常に、 本体グリップ部分がオ
イルやグリスで汚れないようにしてください。 洗剤、
磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでく
ださい。
8.2 サービスインジケーター
注意事項
本体はサービスインジケーターを装備しています。
表示
赤色で点灯 本体の作動時間がサービス時期に達して
います。 本体は、 サービスインジケー
ターが点灯してから、あと数時間使用す
ることができますが、その後は自動遮断
装置が働き、 本体は作動しなくなりま
す。 サービスインジケーターが点灯し
たら、メンテナンスのため本体を弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売
店へお預けください。
赤色で点滅
「故障かな? と思った時」の章を参照し
てください。
8.3 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか定期的に確認してください。
パーツが損傷していたり、 装置が正しく作動しない場
合は、 本体を使用しないでください。 修理が必要な際
は、弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
8.4 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 全ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
9 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因 処置
本体が始動しない 主電源が供給されていない。
別の電動工具をつなぎ、作動するか確
認する。
電源コードあるいはプラグの故障。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
本体がロック解除されていない (オ
プションで盗難防止システムが搭載さ
れている場合)
本体をロック解除キーでロック解除す
る。
ON/OFF スイッチの故障。
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する。
本体に負荷がかかり過ぎている (適
用基準を超えている)
用途に合った工具を選択する。
ja
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Hilti DCH 300 取扱説明書

カテゴリー
パワーツール
タイプ
取扱説明書