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▶ 研磨ツールは必ず推奨された用途でのみ使用してください。例:カッティングディスクのサイド面で研
磨しないでください。カッティングディスクは、ディスクの縁部で材料を切断するように規定されてい
ます。この研磨ツールへ横方向の力を加えると、ツールが折れる可能性があります。
▶ テンションフランジは、必ずサイズと形状が選択した研磨ディスクに合った損傷していないものを使用
してください。適切なフランジは研磨ディスクをしっかり支え、ディスク破損の危険を抑えます。
▶ 大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しないでください。大型電動工具の研磨ディスクは小型電
動工具の高回転数には適合せず、破損の恐れがあります。
▶ 先端工具の外径と厚さは、お使いの電動工具の仕様に対応するものでなければなりません。間違ったサ
イズの先端工具は十分に保護または制御できません。
▶ 研磨ディスクとフランジは、電動工具の研磨スピンドルに正確に適合するものでなければなりません。
電動工具の研磨スピンドルに正確に適合しない先端工具は、回転が不安定になり、非常に激しい振動を
起こして制御不能に陥る恐れがあります。
▶ 損傷した研磨ディスクは使用しないでください。研磨ディスクを使用する際は、その都度まず折損や亀
裂のないことを確認してください。電動工具または研磨ディスクを落とした場合は、損傷がないかを点
検し、損傷のない研磨ディスクを使用してください。研磨ディスクの点検および取り付け後は、作業者
やその付近にいる人員が研磨ディスクの回転エリアに立ち入らないようにして、本体を最高回転数で
1 分間作動させてください。研磨ディスクに損傷がある場合は、たいていこのテスト時間内に研磨ディ
スクが損傷します。
▶ 個人保護用具を着用してください。使用状況に応じて、フルフェースガード、アイシールドあるいは保
護メガネを着用してください。有効な場合は、防じんマスク、耳栓、保護手袋、作業材料の細かな剥離片
や破片から身体を保護する特殊エプロンを着用してください。さまざまな使用状況において異物の飛散
が生じます。飛散する異物から目を保護してください。防じんマスクは、作業時に発生する粉じんを捕
集するものでなくてはなりません。長時間大きな騒音にさらされていると、聴覚に悪影響が出る恐れが
あります。
▶ 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけてください。関係者は全員、作業場で個人保護用具
を着用しなければなりません。作業材料や折れた先端工具の破片が飛散して、作業場外の人も負傷する
危険があります。
▶ 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず本体の
絶縁されたグリップを持ってください。通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧
がかかり、感電の危険があります。
▶ 回転する先端工具から電源コードを遠ざけてください。本体が制御不能になった場合、電源コードが切
断されたり巻き込まれたりして、回転する先端工具で手や腕を負傷する危険があります。
▶ 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置いてください。電動工具を置いたときに先端工具が回
転していると、電動工具が制御不能に陥る恐れがあります。
▶ 電動工具を搬送している時には本体を作動させないでください。回転する先端工具に衣服が接触する
と、衣服が巻き込まれて先端工具が身体に食い込む危険があります。
▶ 電動工具の通気溝は定期的に清掃してください。モーターブロワーが埃をハウジング内に引き込んで金
属粉じんが大量に堆積すると、電気的な危険が発生する恐れがあります。
▶ 可燃物の近くで電動工具を使用しないでください。可燃物に火花が飛んで燃える可能性があります。
▶ 冷却液が必要な先端工具は使用しないでください。水やその他の冷却液を使用すると、感電が発生する
可能性があります。
反動とそれに対する安全上の注意
反動は、回転する研磨ディスクが引っかかったりブロックされたりすることに起因する突然の反応です。
先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転している先端工具が突然停止します。これにより電動工
具は、ブロックが生じた位置において制御されることなく先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ研磨ディ
スクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、ブロックされた箇
所でのディスクの回転方向により、研磨ディスクが作業者の方向やその逆方向に動きます。この場合研磨
ディスクが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な安全措置を取るこ
とで防止することができます。
▶ 電動工具はしっかりと支え、反動を受け止めることができるように身体と腕を構えます。高速作動時の
反力や反発モーメントを最大限制御できるように、常に補助グリップ(装備されている場合)を使用し
てください。作業者は適切な安全処置を施すことにより反動を防止することができます。
▶ 手を回転する先端工具から遠ざけてください。反動で先端工具が手に向かって動く可能性があります。
▶ 回転中のカッティングディスクの前後領域から身体を離してください。電動工具は、ブロックされた箇
所において反動により研磨ディスクの動きと反対方向に動きます。
▶ 特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業してください。先端工具が作業材料から跳ね返ったり、
噛んだりしないようにしてください。回転中の先端工具は、角部や鋭い縁部で、あるいはバウンドした
ときに噛みやすくなります。その場合、制御不能に陥ったり反動が生じたりします。
Printed: 23.10.2018 | Doc-Nr: PUB / 5459291 / 000 / 00