Hilti DAG 100-S 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
DAG 100-S
ja
Operating instructions en
ko
zh
cn
Printed: 15.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5161759 / 000 / 00
1
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5
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3
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オリジナル取扱説明書
DAG 100‑S アングルグラインダー
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず工具と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、 本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 4
2 製品の説明 5
3消 6
4 製品仕様 7
5 安全上の注意 7
6 ご使用前に 11
7 ご使用方法 12
8 手入れと保守 13
9 故障かな? と思った時 14
10 廃棄 14
11 本体に関するメーカー保証 14
1 この数字は該当図を示しています。 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
この取扱説明書で 本体」 と呼ばれる工具は、 常に
DAG 100‑S アングルグラインダーを指しています。
各部名称 1
@
通気溝
;
ON/OFF スイッチ
=
サイドハンドル
%
スピンドルロックボタン
&
スピンドル
(
保護カバー
)
テンションフランジ
+
ディスク
§
クランピングナット
/
テンションレンチ
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手袋
を着用して
ください
粉じんの多
い作業にお
いては、
防じんマス
クを着用し
てください
ja
4
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略号
ご使用前
に取扱説明
書をお読み
ください
リサイク
ル規制部品
です
電圧 電流
電力 周波数 交流 毎分回転数
毎分回転数 回転数 直径 二重絶縁
機種名 製造番号の表示箇所
機種名、 製造番号、 製造年、 および技術レベルは本体
に貼られた銘板に表示されています。 製造番号はモー
ター部の下側に表示されています。 当データを御自身
の取扱説明書にメモ書きしておき、 お問い合わせなど
の必要な場合に引用してください。
機種名
製品世代 02
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
本体は、 金属および鉱物母材の切断研磨および粗削り研磨に最適な乾式のアングルグラインダーです。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修 改築 新築工事などが考えられます。
本体を接続する主電源が銘板に表示されている電圧、 周波数と一致することを必ず確認した上で使用してください。
金属の加工 切断研磨、 粗削り研磨。
鉱物表面の加工 切断研磨、 込みおよび粗削り研磨。
回転数が 11000 min-1 以上の許可された作業工具のみを使用してください (粗削り研磨ディスク、 切断研磨ディス
クなど) 最大粗削り研磨ディスク厚さは 6.4 mm、 最大切断研磨ディスク厚さは 2.5 mm、 最大直径は 100 mm
す。
許容カット速度が 80 m/sec の繊維強化合成樹脂の粗削り研磨ディスクまたは切断研磨ディスク、 および許容カッ
ト速度 80 m/sec のダイヤモンド切断研磨ディスクのみを使用してください。
本体は乾式の研磨 / 切断のみに使用してください。
アスベストを含む母材に研磨 / 切断作業を行ってはなりません
各国の労働安全衛生法に従ってください。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 アクセサリーや先端工具のみを使用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
本体の加工や改造は許されません。
周囲状況を考慮してください。 火災や爆発の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないでください。
2.2 スイッチ
ON/OFF スイッチ
2.3 本体標準セット構成品 (カートン梱包版)
1本
1 保護カバー
1 サイドハンドル
1 テンションフランジ
1 クランピングナット
1 テンションレンチ
ja
5
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1 取扱説明書
1 カートン梱包
2.4 延長コードを使用する場合
使用の目的に応じて、 十分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。 本体の出力低下やコー
ドの過熱が発生する恐れがあります 延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。 損傷した延長コード
は交換してください。
推奨する最低導体断面積および最大コード長
導体断面積
1.5 mm² 2 m 2.5 mm² 3.5 mm²
主電源電圧 100 V
30 m 50 m
主電源電圧 110...120 V
20 m 30 m 40 m 50 m
主電源電圧 220...240 V
75 m
100 m
導体断面積が 1.25 mm² の延長コードは使用しないでください。
2.5 屋外工事の場合の延長コード
屋外工事の場合には、 認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。
2.6 発電機、 変圧器を使用する場合
本体は下記の条件を満たした場合、 発電機および変圧器で使用することができます 本体の銘板に記された出
力の 2 倍以上の出力 (ワット) があること、 作動電圧が常に定格電圧の + 5 %...‑ 15 % であること、 周波数が
50...60 Hz であること、 決して 65 Hz を超えないこと、 自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。
他の電動工具を、 同時に同じ変圧器、 発電機で使用しないでください。 他の工具を、 同時にスイッチオン/オフす
ることにより、 電圧降下あるいは過電圧が発生し、 本体に損傷を与えることがあります。
2.7 カバープレート付き保護カバ
注意
金属母材を加工する際にストレート粗削り研磨ディスクを使用した粗削り研磨および切断研磨ディスクを使用した切
断研磨を行う場合は、 カバープレート付き保護カバーを使用してください。
3消
最大直径 100 mm、 回転数 11000 min-1、 カット速度 80 m/sec、 大粗削り研磨ディスク厚さ 6.4 mm、 最大切
断研磨ディスク厚さ 2.5 mm 用のディスク。
ディスク
用途
略号
母材
アブレーシブ切断研磨ディスク
切断研磨
AC‑D
金属
ダイヤモンド切断研磨ディスク
切断研磨
DC‑D
鉱物
アブレーシブ粗削り研磨ディスク
粗削り研磨
AG‑D、 AF‑D、 AN‑D
金属
ダイヤモンド粗削り研磨ディスク
粗削り研磨
DG‑CW
鉱物
ディスクと装備の組合せ
装備
AC‑D AG-D
AF-D AN-D
DG‑CW DC‑D
保護カバー
XXXXXX
カバープレート付
き保護カバー
X
----
X
サイドハンドル
XXXXXX
クランピングナット
XXXXXX
テンションフランジ
XXXXXX
ja
6
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4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
本体
DAG 100‑S
回転数
11,000/min
切断研磨ディスク
∅Max.100mm
寸法 x x 幅)(カバーを含まず)
271mmx94mmx78mm
定格電圧ボルト (ア
ンペア)
100 V(7.5 A) 110 V(8 A) 220 V(4.0 A)
230 V ... 240 V
(3.8 A)
定格出力
710 W 840 W 840 W 840 W
定格周波数
50… 60 Hz 60 Hz 50… 60 Hz 50… 60 Hz
重量
1.9 kg 1.9 kg 1.9 kg 1.9 kg
技術情報
駆動スピンドルネジ
M10
保護クラス
電気絶縁保護クラス II(二重絶縁)
5 安全上の注意
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない場
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 安全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 とは、 お手持ちの電
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス) を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境 (可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 アースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 感電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 コンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体を
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしないで
ください。 電源コードを火気、 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります。
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 動工具
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 電源に接続したりする
と、 故の原因となる恐れがあります。
ja
7
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d) 電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キーや
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくださ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することに
より、 粉じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱い
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適し
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用し
ないでください。 スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止すること
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には、 子供の手の
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損 損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 お手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 スムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、 作業
環境および用途に関してもよくご注意ください
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、 必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 研磨、 紙やすり研磨、 イアブラシを使用した作
業、 および切断研磨に共通する安全上の注意
a) この電動工具はグラインダーおよびフリクション
ソーとして使用することができます 本体に関す
るすべての安全上の注意、 注意事項、 図、 データ
に注意してください。 以下の注意事項を守らない
と、 電、 災、 大な怪我の恐れがあります。
b) この電動工具は紙やすり研磨、 ワイアブラシを使
用しての作業やつや出しには適しません。 電動工
具の用途以外の使用は危険な状況をまねき、 けが
の原因となることがあります。
c) この電動工具用としてメーカーから指定および推
奨されていないアクセサリーは使用しないでくださ
い。 そのようなアクセサリーはお使いの電動工具
に単に固定できるだけで、 安全な使用は保証されま
せん。
d) 先端工具の許容回転数は、 電動工具上に記載され
た最高回転数よりも高くなければなりません。
容回転数よりも速く回転するアクセサリーは、
損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
e) 先端工具の外径と厚さは電動工具の仕様に対応する
ものでなければなりません。 間違ったサイズの先
端工具は十分に絶縁または制御できません。
f) ネジ式インサート付きの先端工具は、 研磨スピンド
ルのネジに厳密に適合したものでなければなりませ
ん。 フランジにより取り付ける先端工具の場合は、
先端工具の穴の直径がフランジの取付け部直径に適
合している必要があります。 電動工具に確実に固
定されていない先端工具は、 回転が不安定になり、
非常に激しい振動を起こして制御不能に陥る恐れが
あります。
g) 損傷した先端工具は使用しないでください。 先端工
具を使用する前には毎回、 研磨ディスクに剥がれ
や亀裂がないか、 研磨ホイールに亀裂、 摩耗、 激し
い損耗がないか、 ワイアブラシに緩みや折れたワイ
アがないかをチェックしてください。 電動工具また
は先端工具を落とした場合は、 損傷がないかを点
検し、 損傷のない先端工具を使用してください。
先端工具の点検および取り付け後は、 作業者やその
他の人間が先端工具の回転エリアに入らないように
して、 本体を最高回転数で 1 分間作動させてくだ
さい。 先端工具に損傷がある場合は、 たいていこ
のテスト時間内に先端工具が折れます。
h) 個人保護用具を着用してください。 使用状況に応
て、 ヘルメット、 保護メガネを着用してくださ
い。 有効な場合は、 防じんマスク、 耳栓、 保護手
袋、 作業材料の細かな剥離片や破片から身体を保
護する特殊エプロンを着用してください。 さまざ
まな使用状況において異物の飛散が生じます。
散する異物から目を保護してください。 防じんマス
クは、 作業時に発生する粉じんを捕集するものでな
くてはなりません。 長時間大きな騒音にさらされて
いると、 聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
i) 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけ
てください。 関係者は全員、 作業場で個人保護用
具を着用しなければなりません。 作業材料や折れ
た先端工具の破片が飛散して 業場外の人たちに
もけがを負わせる恐れがあります。
ja
8
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j) 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接
触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体
の絶縁されたグリップを持ってください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
k) 回転する先端工具から電源コードを遠ざけてくださ
い。 万一本体が制御不能になった場合、 電源コー
ドが切断されたり巻き込まれたりして、 回転する先
端工具で手や腕を負傷する危険があります
l) 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置い
てください。 電動工具を置いたときに先端工具
が回転していると、 電動工具が制御不能に陥る恐れ
があります。
m) 電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作
動させないでください。 回転する先端工具に衣服
が接触すると、 衣服が巻き込まれて先端工具が身体
に食い込む危険があります。
n) 電動工具の通気溝は定期的に清掃してくださ
い。 モーターブロワーが埃をハウジング内に引き
込んで金属粉じんが大量に堆積すると、 電気的な危
険が発生する恐れがあります。
o) 可燃性の母材の近くで電動工具を使用しないでくだ
さい。 可燃性液体に火花が飛んで燃える可能性が
あります。
p) 冷却液が必要な先端工具は使用しないでくださ
い。 水やその他の冷却液を使用すると、 感電が発
生する可能性があります。
5.3 反力とそれに対する安全上の注意
反力は、 回転している研磨ディスク、 ワイアブラシな
どの先端工具が噛んだりブロックされたりしたことに
因する突発的な反応です。 先端剛具が噛んだりブロッ
クされたりすると、 回転している先端剛具が突然停止し
ます。 これにより、 ブロックが生じた位置において電
動工具が制御されることなく先端工具の回転方向と反対
の方向に加速されます。
例えば、 研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロッ
クされたりすると、 作業材料に入り込んだ研磨ディスク
の縁部が引っかかって破損したり、 反動が起きたりす
ることがあります。 その際は、 ブロックされた箇所で
のディスクの回転方向により、 研磨ディスクが作業者
の方向やその逆方向に動きます。 この場合研磨ディス
クが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと 反力が生じま
す。 反力は、 以下に示すような適切な予防措置を取る
ことで防止することができます。
a) 電動工具はしっかりと支え、 反力を受け止めるこ
とができるように身体と腕を構えます。 高速作動
時の反力や反発モーメントを最大限制御できるよう
に、 常に補助グリップ (装備されている場合) を使
用してください。 作業者は適切な安全処置を施す
ことにより反力を防止することができます
b) 手を回転する先端工具から遠ざけてください。
力で先端工具が手に向かって動く可能性がありま
す。
c) 反力が生じた際に電動工具が動く領域から身体を
遠ざけてください。 ブロックされた箇所では反
力により、 電動工具は研磨ディスクの動きと反対方
向に動きます。
d) 特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業して
ください。 先端工具が作業材料から跳ね返ったり、
噛んだりしないようにしてください。 回転中の先
端工具は、 角部や鋭い縁部で、 あるいはバウンドし
たときに噛みやすくなります。 その場合、 電動工
具が制御不能に陥ったり反力が生じたりします
e) チェーンソーまたは歯付きソーブレードを使用しな
いでください。 この種の先端工具を使用すると
頻繁に反力が生じたり電動工具が制御不能になった
りします。
5.4 研磨および切断研磨に特定の安全上の注意
a) お使いの電動工具に許可された研磨ツールとその研
磨ツール専用の保護カバーのみを使用してくださ
い。 お使いの電動工具専用でない研磨ツールは、
絶縁が十分でないことがあり安全ではありません。
b) フック状の研磨ディスクは、 研磨面が保護カバー端
部の高さより突出しないように取り付ける必要が
あります。 誤まって保護カバー端部の高さより突
出して取り付けられた研磨ディスクは十分に保護で
きません。
c) 保護カバーは確実に電動工具に取り付けられてい
て、 最大限の安全性を確保するために、 グライン
ダー本体の最も小さい部品を作業者が確認できる
ように調整されていなければなりません。 保護カ
バーは、 作業者を破片、 誤ってグラインダー本体
と接触すること、 あるいは衣服に着火する可能性の
ある火花から保護します。
d) 研磨ツールは必ず推奨された用途でのみ使用してく
ださい。 例えば、 カットオフディスクのサイド面
で研磨しないでください カットオフディスクは
ディスクの縁部で材料を切断するように規定されて
います。 この研磨ツールへ横方向の力を加えると
ツールが折れる可能性があります。
e) 必ず選択した研磨ディスクに合ったサイズと形で、
破損のないテンションフランジを使用してくださ
い。 適切なフランジは研磨ディスクをしっかり支
え、 ディスク破損の危険を抑えます。 カットオフ
ディスク用のフランジは他の研磨ディスク用のフラ
ンジと異なることがあります。
f) 大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しない
でください。 大型電動工具の研磨ディスクは小型
電動工具の高回転数には適合しません。 破損の恐れ
があります。
5.5 切断研磨に特定のその他の安全上の注意
a) カットオフディスクがブロックされたり し付け
が強くなりすぎないようにしてください。 過度に深
い切断は行わないでください。 カットオフディス
クに過度な負荷がかかると、 応力が強くなってディ
スクが曲がったりブロックされやすくなるため、
力やディスク破損が生じる可能性が高くなります。
b) 回転中のカットオフディスクの前後領域から身体
を離してください。 カットオフディスクを作業材
料から離す場合、 回転するディスクにより反力を
受けた電動工具が直接作業者に向かって跳ね返る危
険があります。
c) カットオフディスクが噛んだ場合や作業を中断す
る場合は、 本体の電源をオフにして、 ディスクが完
全に停止するまで本体を保持してください。 まだ回
転しているカットオフディスクを切断箇所から取り
出そうとしないでください。 反力が生じる原因とな
ja
9
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ります。 ディスクが噛む場合は、 その原因を突き
止めて適切な処置を施してください。
d) 電動工具が作業材料内にある間は電動工具のスイッ
チを再びオンにしないでください。 カットオフディ
スクが最高回転数に達してから、 切断を慎重に再
開してください。 この手順を守らないと、 ディス
クが引っかかって作業材料から飛び出たり、 反力が
生じることがあります。
e) 噛んだカットオフディスクによる反力の危険を最
限に抑えるために、 プレートや大型の作業材料には
サポートを施してください。 大型の作業材料はそ
れ自身の重みでたわむことがあります。 作業材料
は切断箇所付近と縁部を両側で支える必要がありま
す。
f) 既存の壁やその他の見通しのきかない領域で 「プ
ランジカット」 を行う場合は特に注意してくださ
い。 押し込んだカットオフディスクはガス管、
水道管、 電気配線、 その他の対象物に食い込んで反
動を引き起こすことがあります。
5.6 その他の安全上の注意
5.6.1 作業者に関する安全
a) 耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体を支えるときは、 ず両手でグリップを持って
ください。 グリップは乾いた清潔な状態に保ち
オイルやグリスを付着しないでください。
c) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 作業される方は防じんマスクを着用しなければ
なりません。
d) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
e) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、
に回転している先端工具は負傷の原因となります。
f) 作業中、 常に電源コード、 延長コードが本体の背
後にくるようにしてください。 作業中の落下を防
止することができます。
g) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
h) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
i) 鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適し
たヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください。 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします。 処理する母材につい
て、 各国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.6.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 研磨ディスクの保管および取り扱いはメーカーの指
示に従い、 細心の注意を払って行ってください。
b) 研磨工具がメーカーの指示に従って取り付けられて
いることを確認してください。
c) 研磨工具への中間パッドの使用が可能な場合また
は必要な場合は、 中間パッドを使用するようにして
ください。
d) 電動工具は必ず保護カバーを付けて使用してくださ
い。
e) 作業材料はしっかりと固定してください。
f) カットオフ研磨ディスクを粗削り研磨に使用しない
でください。
g) もしディスクが破損したり、 本体が落下やその他
の機械的な損傷を受けた場合は、 ヒルティサービス
センターに点検を依頼してください。
h) 使用中に発生する火花が作業者や関係者、 または
燃性の母材を脅かすことのないように注意してくだ
さい。 そのために保護カバーを正しく調整してく
ださい。
i) 電源を切る場合は、 本体のスイッチをオフにして
から電源プラグを抜きます。 これで、 再び通電し
た時に本体が不意に始動するのを防ぐことができま
す。
5.6.3 電気に関する安全注意事項
a) 作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、
ス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電
線に触れると、 本体の金属部分とケーブルが通電す
る可能性があります。 この場合、 感電による重大
な事故が発生する危険があります。
b) 本体の電源コードを定期的に点検し、 コードに損
傷がある場合は資格のある修理スペシャリストに交
換を依頼してください。 本体の電源コードが損傷し
た場合は、 専用の交換用電源コードと交換してくだ
さい。 交換用電源コードはヒルティサービスセン
ターにご注文ください。 延長コードを定期的に点検
し、 損傷している場合は交換してください 作業
中、 損傷した電源コード、 延長コードには触れない
でください。 不意に始動しないように電源コードを
コンセントから抜きます。 損傷した電源コードや延
長コードは感電の原因となり危険です。
c) 導電性のある母材に対して作業を頻繁に行う場合
は、 定期的にヒルティサービスセンターに本体の点
検を依頼してください。 本体表面に導電性のある
粉じんや水分が付着すると、 時に感電の恐れがあり
ます。
d) 屋外で使用する場合は、 必ず最大作動電流 30 mA
の漏電遮断機(RCD) を介して本体を電源に接続し
てください。 漏電遮断機を使用すると、 感電の危
険が小さくなります。
e) 原則として、 作動電流が最大 30 mA の漏電遮断機
(RCD) をご使用になるよう推奨します。
ja
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5.6.4 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康が
害される恐れがあります。
5.6.5 個人保護用
本体使用中、 作業者および現場で直近に居合わせる人々
は保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋およ
び防じんマスクを着用しなければなりません。
6 ご使用前に
警告事項
電動工具は必ず保護カバーを付けて使用してください。
危険
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保
管する前には電源プラグをコンセントから抜いてくださ
い。 この安全処置により、 本体の不意の始動を防止す
ることができます。
注意
取付け、 分解、 調整作業および不具合の除去の際には保
護手袋を着用してください。
6.1 サイドハンドルの取付け
警告事項
本体は常にサイドハンドルを付けた状態でご使用くださ
い。
サイドハンドルを本体の左側または右側にねじ込みま
す。
6.2 保護カバー
注意
保護カバーの位置はそれぞれの作業行程の要求に合わせ
てください。
注意
保護カバーの閉じた側を常に作業者側に向けてくださ
い。
6.2.1 保護カバーまたはカバープレート付き保護カバー
の脱着 2
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 保護カバーのカムをスピンドルネックの溝にはめ
て、 適切な作業位置に回します。
3. 保護カバーをネジでしっかり固定します。
4. 作業方法に応じて、 補助グリップを本体ヘッド
の右側か左側にねじ込みます。
5. 保護カバーを取り外すには、 該当する取り付け作
業ステップを逆の順序で行います。
6.3 粗削り研磨ディスク/切断研磨ディスクの取り付け
と取り外し 4
危険
研磨工具の許容回転数が本体の無負荷回転数以上である
ことを確認してください。
危険
ご使用の前に研磨ディスクを点検してください。 破損
や亀裂、 あるいはその他の損傷がある製品を使用しない
でください。
注意事項
切断性能または研磨性能の低下が認められるようになっ
たなら、 ダイヤモンドディスクは直ちに交換する必要が
あります。 一般的に、 ダイヤモンドセグメントの高さ
2 mm 未満になったらダイヤモンドディスクを交換す
る必要があります。 その他のタイプのディスクは、
切断性能が明らかに低下した場合、 あるいは作業中に
アングルグラインダーの部品 (ディスクを除く) が作
業対象と接触した場合には直ちに交換する必要がありま
ja
11
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す。 アブレーシブディスクは有効期限が切れたなら交
換する必要があります。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. テンションフランジを、 切欠きのある側がスピン
ドルフランジ上にくるようにして (回転同期)
スピンドルに取り付けます。
3. 先端工具を取り付けます。
4. クランピングナットをしっかり締め付けます。
5. 注意スピンドルロックヘッドは必ず研磨スピンドル
を停止した状態で操作してください。
スピンドルロックボタンを押して、 その状態を
保ちます。
6. ンションレンチでクランピングナットを締め
け、 ピンドルロックボタンを放します。
7. スイッチをオンにする前に 研磨工具が正しく取
り付けられてスムーズに回転するか点検してくださ
い。
8. 先端工具を取り外すには、 その先端工具の取り付
け作業ステップと逆の順序で作業します。
6.4 ダイアモンドカットオフディスクの脱着 (オプ
ションアクセサリー) 3
注意
本体の矢印が、 ダイアモンドカットオフディスクの矢印
と同じ方向を指していることを確認します。
注意
スピンドルロックヘッドは必ず研磨スピンドルを停止し
た状態で操作してください。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 内側のテンションフランジを研磨スピンドルに取り
付けます。
3. ダイアモンドカットオフディスクを内側のテンショ
ンフランジに取り付けて クランピングナットを
締め付けます。
4. 使用時には、 クランピングナットの平たい側がダ
イアモンドカットオフディスクの方向を向くように
しなければなりません。
5. カットオフホイールを取り外すには、 当する取
り付け作業ステップを逆の順序で行います。
6.5 ギアヘッドの回転 5
注意事項
さまざまな位置で安全な、 負担のかからない作業を行え
るように、(例えば ON/OFF スイッチを上に向けるた
め) ギアヘッドは 90° ずつ 4 つの位置に回転させるこ
とができます。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 本体を清掃します。
3. 本体からサイドハンドルを取り外します。
4. ギアヘッドの 4 本の固定ネジを外します。
5. ギアヘッドを、 本体から前方に引かずに、 希望
の位置に回します。
6. ギアヘッドを 4 本のネジで固定します
7. サイドハンドルを取り付けます。
7 ご使用方法
危険
耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪影響
が出る恐れがあります。
警告事項
新品の研磨工具は、 保護された作業場で 60 秒以上、
最大無負荷回転数で試し作動を行ってください
警告事項
支持壁やその他の構造物への穴明け、 特に鉄筋または鉄
骨梁の除去は静力学に影響を及ぼします。 作業を開始す
る前に、 担当の静力学専門家や建築家、 あるいは現場
管理責任者に問い合わせてください。
警告事項
主電源電圧は本体の銘板の記載と一致していなければな
りません。 230 V と記載された本体は 220 V で作動さ
せることができます。
警告事項
本体は常にサイドハンドルを付けた状態でご使用くださ
い。
警告事項
電動工具は必ず保護カバーを付けて使用してください。
注意
緩んだ機械部品を締め付ける時はクランプあるいは万力
を使用してください。
警告事項
研磨作業で、母材の破砕片が生ずる場合があります。
護メガネを着用してください。
注意
本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場合、
作業される方は防じんマスクを着用しなければなりませ
ん。
ja
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警告事項
回転部分には手を触れないでください。 本体の電源は
必ず作業場で入れてください。 回転部分、 特に回転し
ている先端工具は負傷の原因となります。
注意
先端工具は使用することで高温になります。 先端工具
の交換時には保護手袋を着用してください。
警告事項
切断作業の際には切断面からディスクを傾けないように
してください。 また本体に過度の負荷をかけないでく
ださい。 ディスクが傾いたり本体に負荷がかかりすぎ
ると、 本体が動作を停止して反動が起こったり、 ディ
スクが破損する可能性があります。
注意
休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡りを
良くするように心がけてください。
警告事項
作業場から可燃性の母材を取り除いてください
7.1 粗削り研磨
注意
カットオフディスクを粗削りに使用しないでください。
粗削りの場合はアプローチ角度を 5°...30° にすると、
良の成果が得られます。 適度な圧力をかけながら本体
を前後に動かします。 これにより作業材料が熱くなり
すぎず、 変色や溝が生じません。
7.2 切断研磨
切断研磨の場合は、 適度に送りながら作業し、 本体ま
たは切断研磨ディスクを傾けないようにします (切断面
に対して約 90°) 成形材および小型の角パイプは、
触する断面をできるだけ小さくすることによって最も効
率よく切断することができます。
7.3 スイッチのオン/オフ
接触圧が高すぎてモーターが過負荷になると、 本体の出
力が著しく低下するか、 本体が動作を停止することがあ
ります (動作停止は回避するべきです) 本体の許容過
負荷値は決まった値ではなく、 作業時のモーター温度
に左右されます。 過負荷が発生した場合は、 本体に負
荷をかけずに約 30 間空回転させてください。
7.3.1 スイッチオン
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。
2. ON/OFF スイッチの後部を押します。
3. ON/OFF スイッチを前方にスライドさせます
4. ON/OFF スイッチをロックします。
7.3.2 スイッチオフ
ON/OFF スイッチの後部を押します。 ON/OFF スイッ
チが飛び出てオフ位置になります。
8 手入れと保守
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
8.1 本体の手入れ
危険
使用条件によっては、 金属の加工時に導電性の粉じん
が本体内部に引き込まれることがあります。 この場
合、 本体の絶縁性が損なわれる恐れがあります。 この
ようなケースでは、固定吸引装置の使用、 通気溝の頻繁
な清掃、 漏電遮断機 (RCD) の接続をお勧めします。
本体の外側ボディは、 耐衝撃性プラスチックで作られて
います。 グリップ部分は合成ゴムを使用しています。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を定期的に乾いたブラシを使用して注意深
く掃除してください。 本体内部に異物が入らないよう
にしてください。 モーターブロワーが埃をハウジング
内に引き込んで粉じん (金属、 炭素繊維など) が大
量に堆積すると、 電気的な危険が発生する恐れがあり
ます。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。 常に、 本体グリップ部分がオ
イルやグリスで汚れないようにしてください。 洗剤、
磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでく
ださい。
注意事項
導電性のある母材 (金属、 炭素繊維など) で頻繁に作
業する場合には、 保守間隔を短くする必要が生じること
があります。 作業場に関するお客様ご自身による危険
分析に注意してください。
8.2 保守
警告事項
パーツが損傷していたり、 装置が正しく作動しない場
合は、 本体を使用しないでください。 修理が必要な際
は、 弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。
8.3 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 全ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
ja
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9 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因 処置
本体が始動しない。
主電源が供給されていない。
別の電動工具をつなぎ、作動するか確
認する。
電源コードあるいはプラグの故障。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
カーボンブラシの摩耗。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
本体機能がフルに発揮されな
い。
延長コードの導体断面積が不十分。 十分
を使用する。
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 売店にお尋ねください。
11 本体に関するメーカー保証
ヒルティは提供した本体に材質的または、 製造上欠陥が
ないことを保証します。 この保証はヒルティ取扱説明
書に従って本体の操作、 取り扱いおよび清掃、 保守が
正しく行われていること、 ならびに技術系統が維持され
ていることを条件とします。 このことは、 ヒルティ純
正の、 消耗品、 付属品、 修理部品のみを本体に使用す
ることができることを意味します。
この保証で提供されるのは、 本体のライフタイム期間
内における欠陥部品の無償の修理サービスまたは部品
交換に限られます。 通常の摩耗の結果として必要とな
る修理、 部品交換はこの保証の対象となりません。
上記以外の請求は、 拘束力のある国内規則がかかる請求
の排除を禁じている場合を除き一切排除されます。
りわけ、 ヒルティは、 本体の使用目的の如何に関わら
ず、 使用した若しくは使用できなかったことに関して、
またはそのことを理由として生じた直接的、 間接的、
付随的、 結果的な損害、 損失または費用について責任
を負いません。 市場適合性および目的への適合性につ
いての保証は明確に排除されます。
修理または交換の際は、 欠陥が判明した本体または関連
部品を直ちに弊社営業担当またはヒルティ代理店 販売
店宛てにお送りください。
以上が、 保証に関するヒルティの全責任であり、 保証
に関するその他の説明、 または口頭若しくは文書による
取り決めは何ら効力を有しません。
ja
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*231092*
231092
DAG 100-S-1
884924A931
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423 / 234 21 11
Fax:+423 / 234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
W 3491 | 1113 | 00-Pos. 8 | 1
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Right of technical and programme changes reserved S. E. & O
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231092 / A2
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Hilti DAG 100-S 取扱説明書

タイプ
取扱説明書