D&B 12S 12S-D 取扱説明書

  • d&b audiotechnik xS 12S/12S-Dラウドスピーカーのマニュアルの内容を読み込みました。このデバイスの機能、仕様、使用方法についてご質問がありましたら、お気軽にお尋ねください。例えば、指向特性の違い、使用可能なアンプの種類、WRオプションの詳細など、様々な情報を提供できます。
  • 12Sと12S-Dの違いは何ですか?
    使用可能なd&bアンプは何ですか?
    WRオプションとは何ですか?
    CUTモードとは何ですか?
    HFA回路とは何ですか?
xS
12S/12S-D
マニュ 1.4 ja
!
!
概説
12S/12S-D マニュ
バージョン 1.4 ja, 10/2018, D2612.EN .01
Copyright © 2018 by d&b audiotechnik GmbH & Co. KG; all
rights reserved.
本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang,
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
[email protected], www.dbaudio.com
1 安全上の注意........................................................................... 4
1.1 ラウドスピーカーを 使用す際の説明.......................... 4
2 12S/12S-D ラウドスピーカー........................................... 5
2.1 製品説明................................................................................... 5
2.2 接続............................................................................................ 5
2.3 使用............................................................................................ 7
2.3.1 コントローラーの設定...................................................... 8
2.4 指向特性................................................................................... 9
2.5 技術仕様................................................................................. 11
3 製造者宣言............................................................................ 13
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
て).......................................................................................... 13
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい)........................................... 13
目 次
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 3
1.1 ラウドスピーカーを使用す際の説明
人体に障害をもたら恐れがあります。
大音量で駆動しているラウドスピーカーのすぐそばには
決し 近寄らないでください。業務用ラウドスピーカー
ムは 人間の健康に害を及ぼす音圧レベルとなる
能性があります。危険でないと思われる音量(約 95 dB の
音圧レベルからであっても 長期間さらされていると
聴の原因となる恐れがあります。
ラウドスピーカーを 地面に配置するか吊り下げている時
の事故を防ぐため、以下の事項に注意してください
ラウドスピーカーまたはラウドスピーカータンドの
セットアップは、必ず堅い床面で行います。複数のシ
ムを 積み重ねる場合は、動かないようにストラッ
プで固定してください
組立てや移動式配置のためのアクセサリーは 、d&b で
テストされ 承認されたもののみを使用します。特に弊
社「組立の説明書」または「フライングシムおよ
びリギングマニュル 」に詳細が記載されている
セサリーの正しい使用法および最大荷重量に注意を払
行ってください
べての 追加ハードウェア、据付または移動配置用の
固定および留め具が適当なサズであることと 安全積
載係数を確かめます。ご使用になる製品の各メーカー
の取扱指示書および関連の安全ガイドラインを確認し
てください。
ラウドスピーカーの外観やアクセサリーは、目につく
磨耗や破損の兆候がないかを定期的に点検し、必要で
あれば交換してください
定期的に、取付装置の全て荷重支持ボルトを点検し
てください。
機器の故障を引き起こ恐れがあります。
ラウドスピーカーには 接続されていない場合や、使用さ
ていない場合で静的電磁場が発生しています 。従っ
てラウドスピーカーを 組立てた、移動したりするとき
は、外部の磁場によ欠陥や損傷の生じるおそれのあるも
のが、装置や器物の近くにないことを確認します。一般的
には磁気データ媒体(フロッピーディスク オーディオお
よびビデオテー 、キャッシュカードなど )から 0.5 m
(1.5 ft)の間隔があれば十分です。コンピューターやビデ
オモニターでは1 m (3 ft)以上の間隔が必要な場合もあ
ります。
1 安全上の注意
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja4
2.1 製品説明
12S と 12S-D は、シン 12 インチネオジミウムドライ
バーをバスレフレックスエンクロージャーに 搭載し、固定
設備用途の音響アプリケーョンに 広範囲に対応す
々な HF セクションを有するハイパフォーマンスな 2 ウ
ェイラウドスピーカーです 。両モデルでは軽量なパッシ
ブ設計を採用し、1.4 インチネオジミウムドライバーおよ
び大型ホーンを搭載することによって 正確なパターンコ
ントロールが可能となっています 。これらのモデルでは
75° x 50° (12S) または 110° x 55° (12S-D)の回転指向特性
が可能となっています 。
48 Hz から 18 kHz の周波数特性を有するこのキャビネ
トはフルレンジシムとし 使用した、 xS シリー
もしくは xA シリーズなどの 異なるサブウーファー
完したりすることが 可能です。
船舶用合板製のエンクロージャーは黒色の耐衝撃塗装仕
上げです。キャビネットの 前面は、音響透過性のある発泡
ォームを 裏側に貼りつけた頑丈なメタルグリルで保護
されています
キャビネットは DIN 18032-3 に従った耐衝撃を有してい
ます。
リギングコンポーネント
12S リアパネルには Z5402 壁用マウント M、Z5403 壁用
マウント L または Z5406 12S フライングブラケットを
り付けるための 2 個の M8 ネジ穴が装備されています
キャビネットのトップパネルおよびボトムパネルには
Z5411 水平ブラケット 12S、Z5354 E8/E12 フライングア
ダプターまたは Z5020/25 フライングアダプター 02/03
などの様々なリギングアクセサリーを 取り付けるための
2 個の M10 ネジ穴が装備されています。M10 ネジ穴はキ
ャビネットと 同色のダミーキャップでふさがれています
クセサリーを 取り付ける前に必ずこのキャップを取り
外してください
キャビネットオプション
耐天候仕様(WR)は屋外での使用に適しています(IP34、
垂直エイミン最大 +15°)。キャビネットは 、黒の PCP
(ポリウレアキャビネットプロテクション )による耐衝
撃・耐天候塗装仕上げが施されています
2.2 接続
キャビネットには 一対の NL4 コネクターと 2 個のネジ端
子ブロック(ST)が装備されています。双方の NL4 コネ
ターの全 4 本のピンは並列に接続されています。キャ
ビネットは 1+/1–のピン配列を使用します。2+/2– ピン
はアクティブサブウーファー 用です。
耐天候仕様(WR)のキャビネットには 、直付け入力ケー
(PG タイプ、H07-RN-F、2 x 2.5 mm
2
(AWG 13)、標準
長 5.5 m (18 ft)が装備されています
対応するピンおよびコネクターは 下の表に示しています
NL4
1+ 1– 2+ 2–
ST + なし なし
PG 茶色 (+) 青色 (–) なし なし
図 1: 12S/12S-D ラウドスピーカー
リギン例:
12S Z5403 壁用マウント L を使用した例
12S Z5411 水平ブラケットを使用し 天井に取り付けた例 12S
図 2: コネクターの接続
2 12S/12S-D ラウドスピーカー
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 5
直付けケールの 接続
12S および 12S-D のラウドスピーカーには カバープレー
[1] とゴムグロメット ・フィードスルー [2]が取り付け
られています。屋内で使用す場合には、コネクターパネ
ルを隠す目的でこれらの部品を使用することも可能です。
屋外で何も保護がない環境で使用す場合には、これらの
部品でコネクターパネルを保護することが必要です(これ
を怠ると、保護等級 IP34 を維持できま
直付けケールの 設置は以下の要領で行なってください
必要工具:プラスドライバー ( #PH2)
1. ゴムグロメットと 接続ケールを 準備します。
2. カバープレート 上のノックアウト穴を取り外し、ゴム
グロメットをはめます
3. 接続ケールをゴムグロメットに 通し、ネジ端子へケ
ルワイヤーを 接続します。
Þ 極性に注意してください
4. コネクターパネル上の 4 個のネジを外します。
5. カバープレートがしっかりとはまるま これをコネ
ターパネルの方向へ押します。
6. 4 個のネジを使用してコネクターパネルにカバープレ
ートを固定します。
図 4: 直付けケールの 設置
カバープレートと NL4 接続
キャビネット 上のコネクターパネルにある 2 個の NL4 コ
ネクターソケットは凹部に位置しており カバープレート
[1]と NL4 ケールコネクターと 併用が可能となってい
ます(図参照)
メモ: この場合、Neutrik NL4FC タイプのコネクターを
使用することが必要です。
カバーパネルには 2 個のノックアウト穴が装備されてお
り、ラウドスピーカーのデイジーチェーン 接続が可能と
ています
NL4 接続を行なう場合には、 Þ "直付けケールの
続" ....ペー 6 に記載された方法と同様の要領で行なっ
てください。
図 3: カバープレートとゴムグロメット
図 5: カバープレート[1]と NL4 ケー 接続
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja6
WR オプション (耐天候仕様)
d&b ラウドスピーカーの 多くには、異なる設置状況や環境
の影響に対応でき 様々なオプションがご用意されてい
ます。12S/12S-D ラウドスピーカーには 以下のオプシ
ンが用意されています
耐天候(WR):屋外での使用に適したオプションです
キャビネットは 黒の PCP(ポリウレアキャビネットプ
ロテクション )による耐衝撃・耐天候塗装仕上げが施
されています
耐海水(SWR)屋外、特に湿度の高い、酸や塩分を含
む外気環境での使用に適したオプションです
WR キャビネットの 窪みにはファストンコネク
(2 x 6.3 mm, メス).にも対応するコネクタパネルが 装備さ
ています。カバープレートは 画像に示されているよう
に、シンルまたはデュ PG ケールグランド(ケー
直径 6 - 12 ㎜の PG13.5 タイプ)を受けることができ
ます。
注意!
耐天候仕様の WR オプションの場合、周辺環境の変化
が多い環境でラウドスピーカーを 使用することが可能に
なりますが、屋外で何も保護が無い環境で継続し 使用す
ることを保証するものではありま
ラウドスピーカーにさらにカバーを取り付けてくださ
い。
キャビネットは 水平方向または下に傾けた位置で設置
します。
以下の要領で先バラ接続ケールを 取り付けてください。
必要工具:ドライバー (#T20)
メモ: ケールの 極性を確認します。
茶色(+)/青(
1. 接続ケールを PG のネジ切り部分に挿入し、オスコ
ネクタをメスコネクタに 接続します。
2. カバープレートがしっかりとはまるま コネクター
パネルの方向へ押します。
3. 4 個の皿ねじを使用してコネクターパネルにカバー
レートを固定します。
2.3 使用
注意!
d&b ラウドスピーカーは 、正しく設定された d&b アンプ
のみをご使用ください。他の使用法ではラウドスピーカ
ーのコンポーネントに損害を与え 恐れがあります。
使用可能な d&b アンプ:
10D/30D/D6/D12/D20/D80.
ファストンコネクター 、オス、シン PG (スタンダード ), デュ
PG (オプション)
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 7
用途 セットアップ ャンネル/キャ
ビネット
12S 12S 2
12S-D 12S-D 2
ここで使用可能なアンプ用とし 、Dual Channel および
Mix TOP/SUB モードのコントローラー設定が適切です。
2.3.1 コントローラーの設定
音響調整には、CUT、 HFA および CPL 機能が選択できま
す。
CUT 回路
CUT に設定すると、キャビネットの 低域レベルが減少さ
れ、これによりキャビネットは d&b のアクティブサブウ
ファーと 組み合わせて使えるように設定されます。
HFA 回路
HFA (高域減衰)モードではシムの 高周波数特性は、
ロールオフします。HFA 回路は、ラウドスピーカーが聴衆
に近接したニアフィールドに 設置される時やディレイ
途の場合、自然で均一な周波数特性を提供します。
高域の減衰は 1 kHz から徐々に始まり、10 kHz でおよそ
3 dB 減衰します。このロールオフは、典型的な残響の多
い空間やホールにおい遠く離れた場所で音を聴く場合、
実際耳にす周波数特性の減少に良く似ています。
CPL 回路
CPL(カップリン: CouPLing)回路は、密接すアレイ
を構築す場合にキャビネット 間のカップリングによる
影響を補正します。CPL はおよそ 1 kHz から徐々に減衰が
始まり、200 Hz 以下で最大の減衰がかかります。バラン
スがとれば周波数特性を提供するためCPL 回路を-9 から
0 の間の dB 単位の減衰値に設定することができます
CPL 値をプラス数値(0 ~ +5 dB)にすると、低域を盛り
上げることができます。この数値は、ムをサブウー
ファーを使用しないフルレンジモードで使用す際に設
定できます。
-5
0
5
10
-10
-15
-20
-25
-30
20
100 1k 10k
20k
図 6: HFA 回路の周波数特性の補正
図 7: CPL 回路の補正周波数特性
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja8
2.4 指向特性
下のグラフに単独の キャビネットの 周波数における指向
角度を–6 dB および –12 dB の音圧を線に置き換えた等圧
線(アイソバー )で表示 しています
図 8: アイソバー 、水平
12S
垂直セットアップ
図 9: アイソバー 、垂直
図 10: アイソバー 、水平
12S
水平セットアップ、
ホーン回転
図 11: アイソバー 、垂直
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 9
図 12: アイソバー 、水平
12S-D
垂直セットアップ
図 13: アイソバー 、垂直
図 14: アイソバー 、水平
12S-D
水平セットアップ、
ホーン回転
図 15: アイソバー 、垂直
HF ホーンの指向性変更
HF ホーンは 90°回転することができます
必要工具:プラスドライバー 、トルクスレン (T20)
1. トップパネルとボトムパネルの 4 個のトルクスネジ
を緩め、フロントグリルを取り外します。
2. ホーンフランジを固定しているネジを 緩め、ホーンを
回します。
3. 次の要領でホーンを再び固定してください
ホーンのガケットが正しい位置にあることを確
認してください
ホーンを再び固定してください
全てのネジを取り付け、皿ネジの頭が受け部表面か
らはみ出さないように時計回りにネジを回します。
4. 以下の要領でフロントグリルを取り付けてください。
発砲フォームがグリルの 裏側に正しく取り付けら
ていることを確認してください
キャビネットのサイドパネルの 凹部分の片方から
グリルを取り付けてください。
片方の凹部分にグリルを入れ込み、両方とも正
しく合っているかを 確認してください
4 個のトルクスネジを取り付け、皿ネジ用のネジ受
け部に合うよう、締めてください。
図 16: HF 皿ネジ用のネジ受け部に
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja10
2.5 技術仕様
12S/12S-D シムデータ
周波数特性(-5 dB スタンード 48 Hz - 18 kHz
周波数特性(–5 dB CUT モード) 100 Hz - 18 kHz
最大音圧レベル 1 m、無響音場)
および 10D/D6 130 dB
および 30D/D20/D12 133 dB
および D80 133 dB
(最大 SPL ピーク、テス 信号 CF4 のピンノイ
12S/12S-D ラウドスピーカー
公称インピーダ
8 Ω
許容入力 (RMS/ピーク 10 ms) 300/1600 W
公称指向角度(水平 x 垂直) 12S 75° x 50°
公称指向角度(水平 x 垂直) 12S-D 110° x 55°
コンポーネント
12 インチネオジミウ 磁性体構造 15 インチドライバー
1.4 インチスロート径コンプレッションドライバー
(回転式ウェーブガイドに 取付け)
ッシブクロスオーバーネットワーク
接続 2 x NL4
1 x ネジ端子 (ST - 線断面積最大 4 mm
2
/AWG 11)
WR のオプション:ファストンコネク 2 x 6.3 ㎜、メス
ピン配列 NL4:1+/1–
WR オプション: 茶色 +/x 青色–
重量 17 kg (37 lb)
図 17: 12S 周波数特性 標準、CUT 設定
図 18: 12S-D 周波数特性 標準、CUT 設定
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 11
図 19: 12S/12S-D キャビネット 寸法 mm [イン]
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja12
3.1 ラウドスピーカーの EU 適合性 (CE マークについ
この宣言は、以下の製品に適用されます。
d&b Z1560/Z1624 12S ラウドスピーカー
d&b Z1561/Z1625 12S-D ラウドスピーカー
製造者 d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
この番号で始まる製品バージョンの全てが初期仕様に一
致していますが 後に設計または電気技術的変更が行われ
ないことを前提としています
弊社は、本製品が全て関係条項の EC 指令条項に準拠し
いることを宣言いたします。
この宣言に関わる詳細な情報は、 d&b に注文頂くかウ
ブサイト www.dbaudio.com からダウンロードすることも
できます。 .
3.2 WEEE 宣言(廃棄につい
電気及び電子機器を廃棄す際は、必ず他のゴミと分別し
てください。
本機器を廃棄す時には、お住まいの国や地域の関連す
法律や条例に従ってください 。廃棄の際に不明な点があ
る時は、お買い上げの販売店、または d&b audiotechnik ま
でお問い合わせください。
WEEE-Reg.-Nr. DE: 13421928
3 製造者宣言
d&b 12S/12S-D マニュ 1.4 ja 13
D2612.EN .01, 10/2018 © d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
www.dbaudio.com
/