Roland RD-2000 取扱説明書

ブランド: Roland

モデル: RD-2000

カテゴリー: 楽器

タイプ: 取扱説明書

パラメーター・ガイド

プログラムの詳細設定をする（Program Edit） 

ゾーンごとの詳細設定をする（Zone Edit）  4

鍵盤のタッチ感を設定する（Key Touch）  6

ペダルに機能を割り当てる（Pedal）  6

各操作子に機能を割り当てる（Assign）  7

ペダルやつまみやボタンに割り当てられる機能一覧  8

音に響きを付ける（Reverb）  9

音に広がりを付ける（Delay）  9

音の各帯域のレベルを調節する（イコライザー）  9

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER） 

ピアノ・デザイナー（Piano Designer）  10

トーン・デザイナー（Tone Designer）  12

E ピアノ音色の詳細設定をする  12

CLAV 音色の詳細設定をする  12

その他の音色の詳細設定をする  13

鍵ごとのエディット（Indiv Voicing）  14

ペダルを踏んだときの共鳴音を変える（Sym Resonance）   14

モジュレーション FX を調整する（Modulation FX）  15

トレモロ／アンプシミュレーターを調整する（Tremolo/

Amp Simulator）  15

オルガンの音作りをシミュレートする  16

RD-2000 をマスター・キーボードにする 

MIDI とは  17

MIDI 端子について  17

ゾーンごとに音量を調節する  17

出力する MIDI 端子を選ぶ  17

MIDI 送信チャンネルを設定する  18

外部 MIDI 音源の音色を切り替える  18

MIDI 送信パートの詳細設定をする  18

各機能の詳細設定をする 

システムの設定（System）  21

他の楽器と音の高さを合わせる（Master Tune）  21

つまみが効く対象を選ぶ（Control Destination）  21

プログラムを変えてもイコライザーが切り替わらない

ようにする（EQ Mode）  21

プログラムを変えても SELECT ボタンが切り替わらな

いようにする（Select Button Mode）  21

プログラムを変えてもペダルの設定が切り替わらない

ようにする（Pedal Mode）  21

プログラムを変えても MOD WHEEL 1/2 の設定が

切り替わらないようにする（Wheel Mode）  21

プログラムを変えても Assign 1 〜 9 操作子の設定が

切り替わらないようにする（Assign 1-9 Mode）  21

プログラムを変えてもディレイの設定が切り替わらな

いようにする（Delay Mode）  22

プログラムを変えてもリバーブの設定が切り替わらな

いようにする（Reverb Mode）  22

プログラムを変えてもリズムが切り替わらないようにす

る（Rhythm Mode）  22

トーンやプログラムを変えても鍵盤のタッチ感が切り替

わらないようにする（Key Touch Mode）  22

音色を変えても発音中の音を残す（Tone/Program

Remain）                                   22

トーンを変えても EXT ZONE の ON/OFF 設定が変

わらないようにする（Tone Ext Zone Remain）  22

Ext Zone の ON/OFF 時に Ctrl 情報を送らないよう

にする（Ext Zone Transmit Control）  23

USBドライバー（USB Driver）  23

USB MIDI Thru スイッチ（USB MIDI Thru Switch）  23

MIDI THRU/OUT 2 端子の機能を選ぶ（MIDI

OUT2 Port Mode）  23

ペダルの極性を切り替える（Damper ／ FC1 ／ FC2

／ EXT Pedal Polarity）  23

調律法を設定する（Temperament ／ Key）  23

同期情報を送る（Clock Out）  24

高解像度ベロシティーの情報を送信する（Hi-Res

Velocity Out）  24

Rhythm の MIDI 出力する端子を選ぶ（Rhythm

MIDI Output Port）  24

Rhythm の MIDI 出力するチャンネルを選ぶ（Rhythm

MIDI Channel）  24

オーディオ・ファイルの再生音量を調節する（Audio

Volume）  24

SUB OUT の出力を MAIN OUT から出力する

（Output Mix/Parallel）  24

ディスプレイの明るさを調節する（LCD Brightness）   24

一定時間が経つと自動で電源が切れるようにする

（Auto O󰮏）  24

システム設定を保存する  25

USB AUDIO の設定  25

音を鳴らすパートを選ぶ（PART SW）  25

システム・コンプレッサーの設定（COMPRESSOR）  26

INFORMATION  26

便利な機能（Utility） 

プログラム・ファイルを保存する（Backup Save）  27

プログラム・ファイルを呼び出す（Backup Load）  27

プログラム・ファイルを削除する（Backup Delete）  28

メモリーを初期化する（フォーマット）  28

工場出荷時の設定に戻す（ファクトリー・リセット）  28

SCENE UTILITY 

シーンの順番を変える（Scene Swap）  29

シーンを初期化する（Scene Initialize）  29

シーンごとにメモを付ける（Scene Memo）  29

シーン・メモで表示するテキストをインポートする（Scene

Memo Import）  30

シーンをプログラムとして書き出して保存する（Scene To

Program）  30

シーンを削除する（Scene Remove）  30

その他の機能 

Local Ctrl  31

コントローラー部と音源部を切り離す（Local Switch）  31

外部シーケンサーに録音するのに最適な設定にする

（Rec Mode）  31

EXP カテゴリーを選ぶ  31

パソコンと接続する 

USB COMPUTER 端子を使ってパソコンと接続する  32

USBドライバーを切り替える  32

RD-2000 を USB MIDI インターフェースとして使う  33

Modulation FX パラメーター 

Tremolo/Amp Simulator パラメーター 

Sympathetic Resonance パラメーター 

Delay パラメーター 

Reverb パラメーター 

EQ パラメーター 

System Compressor パラメーター 

トーン一覧 

CONCERT  68

STUDIO  68

VINTAGE  68

MODERN  69

CLAV  70

ORGAN  71

STRINGS  71

PAD/CHOIR  72

BASS  73

OTHER  74

プログラム一覧 

A  79

B  79

C  79

D  79

E  80

F  80

G  80

H  80

I  81

J  81

K  81

L  81

M  82

N  82

O  82

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

プログラムの 8 つのゾーンを細かく設定します。

1.

［EDIT］ボタンを押します。

PROGRAM EDIT MENU 画面が表示されます。

2.

カーソル［

］［

］ボタンで設定したい項目

を選び、［ENTER］ボタンを押します。

各項目の設定画面が表示されます。

3.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

［EXIT］ボタンを押すと、PROGRAM EDIT MENU 画面に戻り

ます。

4.

設定が終わったら、［EXIT］ボタンを何回か押して、

TONE 画面、PROGRAM 画面または SCENE 画面に

戻ります。

ご注意 !

設定を変更すると、PROGRAM 画面や TONE 画面に

「EDITED」マークが表示されます。

「EDITED」が表示された状態で電源を切ったり、他のプロ

グラムを選んだり、TONE 画面で他のトーンを選んだりす

ると、設定変更は取り消されます。設定を残しておきたい

ときは、［WRITE］ボタンを押してプログラムに保存してく

ださい（取扱説明書：P23）。

ゾーンごとの詳細設定をする

（Zone Edit）

各ゾーン（INTERNAL/EXTERNAL 1 〜 8）の設定をします。

1.

PROGRAM EDIT MENU 画面で「Zone Edit」を選

び、［ENTER］ボタンを押します。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

TONE

トーンを選びます。

テン・キーを使ってトーンを選ぶ

TONE［0］〜［9］ボタンをテン・キーとして使

い、トーン番号を直接指定できます。

1.

［SHIFT］ボタンを押しながら、TONE［0］～

［9］ボタンをテン・キーとしてトーン番号を

入力します。

トーン番号の入力中は、値が点滅します。

2.

［SHIFT］ボタンを離します。

トーン番号が確定します。

VOL

Volume

0 〜 127

ゾーンごとに音量を設定し

ます。

PAN

Pan

L64〜0〜

R63

ステレオ出力するときの、左右

の音の定位を設定します。

REV

Reverb Send Level

0 〜 127

リバーブへのセンド・レベルを

設定します。

パラメーター設定値説明

DLY

Delay Send Level

0 〜 127

ディレイへのセンド・レベルを

設定します。

OUT

Output

MAIN、SUB 出力先を選びます。

Trans

Zone Transpose

-48〜0〜

+48

ゾーンごとに異なる音の高さに

移調（トランスポーズ）させて

演奏することができます。

Rng Lo

Keyboard Range

Lower

A0 〜 C8

各ゾーンの鍵域（キー・レンジ）

を設定します。

鍵域によってトーンを弾き分け

るときなどに設定します。

設定する鍵域の下限（Rng

Lo）と、上限（Rng Up）を

指定します。指定する鍵を押し、

［ENTER］ボタンを押して設定

することもできます。

※ キー・レンジの値を変更した

り、［SPLIT］ボタンをオンに

したりするとキー・レンジが

有効になります。

※ キー・レンジの設定がオフ

のときは、「Full」と表示さ

れます。オフ状態に戻すに

は、［SPLIT］ボタンをオフに

するか、［SHIFT］+［KEY

RANGE］ボタンを押します。

Rng Up

Keyboard Range

Upper

Max

Velocity Max

1 〜 127

鍵盤を弾いたときのベロシ

ティーの最大値を設定します。

値を小さくすると、鍵盤を強く

弾いても音量があまり大きくな

りません。

※ トーンによっては、この設定

が無効なものがあります。

Sens

Velocity Sensitivity

-63 〜 +63

ベロシティーに対する、音量の

変化のしかたを設定します。

設定値が＋（プラス）のときは、

鍵盤を強く弾くほど音量が大き

くなり、−（マイナス）のときは、

強く弾くほど小さくなります。

※ トーンによっては、この設定

が無効なものがあります。

Rng Lo

Velocity Range

Lower

1 〜 127

トーンの鳴るベロシティーの下

限（Rng Lo）と、上限（Rng

Up）を設定します。

鍵盤を弾く強さでトーンを鳴ら

し分けたいときに設定します。

Rng Up

Velocity Range

Upper

Coarse

Coarse Tune

-48 〜 +48

音の高さを半音単位で設定しま

す（± 4 オクターブ）。

Fine

Fine Tune

-50 〜 +50

音の高さを 1 セント単位で設定

します（ ± 5 0 セント）。

1 セント = 半音の 100 分の 1

VC RES

Voice Reserve

0 〜 63、Full

128 ボイスを超える発音数で演

奏された場合に、各ゾーンが確

保するボイス数を設定します。

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

パラメーター設定値説明

Damper

Damper Control

Switch

ON、OFF

ダンパー・ペダルで、各ゾーン

をコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

FC1

FC1 Control Switch

FC1 端子に接続したペダルで、

各ゾーンをコントロールするか

（ON）、しないか（OFF）を

設定します。（※ 1）

FC2

FC2 Control Switch

FC2 端子に接続したペダルで、

各ゾーンをコントロールするか

（ON）、しないか（OFF）を

設定します。（※ 1）

EXT

EXT Pedal Control

Switch

EXT 端子に接続したペダルで、

各ゾーンをコントロールするか

（ON）、しないか（OFF）を

設定します。（※ 1）

PCH BND

Pitch Bend Control

Switch

ON、OFF

ピッチ・ベンド・レバーで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

MOD CTL

Modulation Control

Switch

モジュレーション・レバーで、

各ゾーンをコントロールするか

（ON）、しないか（OFF）を

設定します。

MOD W1

Mod Wheel 1

Control Switch

MOD WHEEL 1 で、各ゾーン

をコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

MOD W2

Mod Wheel 2

Control Switch

MOD WHEEL 2 で、各ゾーン

をコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 1 Control

Switch

ON、OFF

ASSIGN［1］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 2 Control

Switch

ASSIGN［2］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 3 Control

Switch

ASSIGN［3］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 4 Control

Switch

ASSIGN［4］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 5 Control

Switch

ASSIGN［5］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 6 Control

Switch

ASSIGN［6］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 7 Control

Switch

ASSIGN［7］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

パラメーター設定値説明

Assign 8 Control

Switch

ON、OFF

ASSIGN［8］つまみで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

Assign 9 Control

Switch

ASSIGN［9］ボタンで、各ゾー

ンをコントロールするか（ON）、

しないか（OFF）を設定します。

（※ 1）

TON CLR

Tone Color Control

Destination

ゾーンを 1 つ

選択

［TONE COLOR］つまみで、

コントロールするゾーンを選び

ます。（※ 2）

MOD FX

Modulation FX

Control Destination

MODULATION FX［DEPTH］、

［RATE］つまみや［ON/

OFF］ボタンで、コントロール

するゾーンを選びます。（※ 2）

TR/AMP

Tremolo/Amp

Control Destination

TREMOLO［DEPTH］、［RATE］

つまみや［ON/OFF］ボタン

と AMP SIM［DRIVE］つまみ

や［ON/OFF］ボタンで、コン

トロールするゾーンを選びます。

（※ 2）

※ 1 各ゾーンをコントロールできるパラメーターは、「ペダル

やつまみやボタンに割り当てられる機能一覧」（P8）の

（※ 1）が付いたパラメーターとなります。

※ 2 このパラメーターは、SYSTEM 設定の「Control

Destination」が PRGRAM のときのみ有効です。

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

鍵盤のタッチ感を設定する

（Key Touch）

鍵盤を弾くタッチ感を調節します。

1.

［KEY TOUCH］ボタンを押すか、PROGRAM EDIT

MENU 画面で「Key Touch」を選び、［ENTER］ボ

タンを押します（P4）。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

Key Touch

SUPER

LIGHT

LIGHT よりもさらに軽い設定

です。

LIGHT

鍵盤のタッチ感を軽めの設定に

します。MEDIUM より弱いタッ

チでフォルティッシモ（󰮏）が出

せるので、鍵盤が軽くなったよ

うに感じられます。お子様など

力の弱いかたでも、演奏しやす

い設定です。

MEDIUM

鍵盤のタッチ感を標準設定にし

ます。最も自然なタッチで弾け

ます。アコースティック・ピアノ

に一番近いタッチです。

HEAVY

鍵盤のタッチ感を重めの設定に

します。MEDIUM より強いタッ

チで弾かないとフォルティッシモ

（󰮏）が出せなくなるので、鍵

盤が重くなったように感じられ

ます。ダイナミックに弾くとき、

さらに感情がこめられます。

SUPER

HEAVY

HEAVY よりさらに重い設定

です。

Key Touch

O󰮏set

-10 〜 +9

鍵盤のタッチ感を Key Touch

の設定よりさらに細かく調節し

ます。

値が大きいほどタッチ感が重く

なります。

この設定値が上限または下限

を超えると、その値に合わせて

Key Touch の 5 段階の値も自

動的に切り替わります。

Velocity

REAL

鍵盤を弾く強さによって音量や

音の鳴りかたが変化します。

1 〜 127

鍵盤を弾く強さにかかわらず、

音量や音の鳴りかたが設定した

値で一定になります。

Velo Delay

Sens

-63 〜 +63

値がマイナスのときは、強く弾

いたときの発音のタイミングが

遅くなります。値がプラスのと

きは、弱く弾いたときの発音の

タイミングが遅くなります。

Velo Key

Follow Sens

-63 〜 +63

値が大きいほど、鍵域の高い鍵

はより重く、鍵域の低い鍵はよ

り軽い設定になります。

Key O󰮏

Position

STANDARD

通常のピアノの深さでノート・

オフします。

DEEP

深い位置でノート・オフします。

エレクトリック・ピアノなどの音

色に適しています。

ペダルに機能を割り当てる（Pedal）

リア・パネルの PEDAL 端子（FC1、FC2、EXT）に接続したペ

ダル・スイッチ（別売：DP シリーズ）やエクスプレッション・ペ

ダル（別売：EV-5、EV-7）のはたらきを設定します。

1.

PROGRAM EDIT MENU 画面で「Pedal」を選び、

［ENTER］ボタンを押します（P4）。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

割り当てた機能は、最小値（Min）と最大値（Max）の間でコ

ントロールされます。Max よりも Min を大きな値にしたときは、

変化が逆になります。

FC1 ／ FC2 ／ EXT ぺダル

パラメーター設定値説明

Func

（Function）

各ぺダルに割り当てる機能を選びます。

※ 設定値については、「ペダルやつまみやボタ

ンに割り当てられる機能一覧」（P8）をご

覧ください。

Range Min 0 〜 127

各ぺダルを踏まないときの値

（最小値）を設定します（※ 1）。

Range Max 0 〜 127

各ぺダルを最大限踏み混んだと

きの値（最大値）を設定します

（※ 1）。

メモ

Range Min/Max を設定することで、お好みの設定値範囲

をコントロールできるため、狙いどおりの演奏効果を得る

のに役立ちます。

※ 1 割り当てる機能によっては、設定値が 0 〜 127 ではない

場合があります。その場合、0 〜 127 の設定値は、割り

当てた機能に適した値に変換されます。

オン／オフを切り替えるような機能を割り当てたときは、

Min でオフ、Max でオンになります。

エクスプレッション・ペダルにオン／オフを切り替えるよう

な機能を割り当てたときは、Min と Max の中間値を境に

してオン／オフが切り替わります。

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

各操作子に機能を割り当てる（Assign）

MOD WHEEL 1/2、ASSIGN［1］〜［8］つまみと ASSIGN［9］

ボタンのはたらきを設定します。

1.

PROGRAM EDIT MENU 画面で、「Assign」を選び

［ENTER］ボタンを押します（P4）。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

MOD WHEEL 1 ／ 2

パラメーター設定値説明

Func

（Function）

MOD WHEEL 1 ／ 2 に割り当てる機能を選び

ます。

※ 設定値については、「ペダルやつまみやボタ

ンに割り当てられる機能一覧」（P8）をご

覧ください。

ASSIGN［1］～［8］つまみ

パラメーター設定値説明

Func

（Function）

ASSIGN［1］〜［8］つまみに割り当てる機能

を選びます。

※ 設定値については、「ペダルやつまみやボタ

ンに割り当てられる機能一覧」（P8）をご

覧ください。

Range Min 0 〜 127

ASSIGN［1］〜［8］つまみを

左に回しきった位置（最小値）

のときの値を設定します（※ 1）。

Range Max 0 〜 127

ASSIGN［1］〜［8］つまみを

右に回しきった位置（最大値）

のときの値を設定します（※ 1）。

メモ

Range Min/Max を設定することで、お好みの設定値範囲

をコントロールできるため、狙いどおりの演奏効果を得る

のに役立ちます。

※ 1 割り当てる機能によっては、設定値が 0 〜 127 ではない

場合があります。その場合、0 〜 127 の設定値は、割り

当てた機能に適した値に変換されます。

オン／オフを切り替えるような機能を割り当てたときは、

Min でオフ、Max でオンになります。

ASSIGN［9］ボタン

パラメーター設定値説明

Func

（Function）

ASSIGN［9］ボタンに割り当てる機能を選び

ます。

※ 設定値については、「ペダルやつまみやボタ

ンに割り当てられる機能一覧」（P8）をご

覧ください。

Switch Type

ボタンの動作を設定します。

LATCH

ボタンを押すたびに、オン／オ

フが切り替わります。

MOMENTARY

ボタンを押している間だけ、オ

ンになります。

メモ

Switch Type は、割り当てる機能により、効くものと効か

ないものがあります。

SLIDER

パラメーター設定値説明

Slider Func

Slider に割り当てる機能を選びます。

※ 設定値については、「ペダルやつまみやボタ

ンに割り当てられる機能一覧」（P8）をご

覧ください。

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

ペダルやつまみやボタンに割り当てられる機能一覧

機能を割り当て Cell Header 2 が可能なコントローラー

割り当てが可能

な機能

説明

FC1 ／ FC2 ／

EXT ペダル

ASSIGN［1］～

［8］つまみ

ASSIGN［1］～

［8］スライダー

ASSIGN［9］

ボタン

Mod Wheel

1／2

○ ○ ○ ○ ○ OFF コントロールしません。

○ ○ ○ ○ ○ CC0 〜 CC127 コントローラー・ナンバー 0 〜 127（※ 1）

○ × × ○ ○ BEND DOWN ピッチ・ベンド・レバーを左に倒したときと同様にピッチが下がります。（※1）

○ × × ○ ○ BEND UP ピッチ・ベンド・レバーを右に倒したときと同様にピッチが上がります。（※1）

○ ○ ○ ○ ○ AFTERTOUCH アフタータッチをコントロールします。（※ 1）

○ × × ○ ×

OCTAVE

DOWN

ボタンを押すたびに、鍵域がオクターブ単位で下がります（最大 4 オクター

ブ）。

○ × × ○ × OCTAVE UP

ボタンを押すたびに、鍵域がオクターブ単位で上がります（最大 4 オクター

ブ）。

○ × × ○ ×

EXT START/

STOP

外部シーケンサーをスタート／ストップします。

○ × × ○ × TAP TEMPO ペダルやボタンを押す間隔でテンポを設定します。

○ × × ○ × PLAY/STOP ［PLAY/STOP］ボタンと同じはたらきをします。

○ × × ○ × SONG RESET 曲の先頭に戻ります。

× × × ○ × SONG BWD 曲を早戻しします。

× × × ○ × SONG FWD 曲を早送りします。

○ × × × ×

MOD FX

SWITCH

MODULATION FX［ON/OFF］ボタンと同じはたらきをします。（※2）

○ ○ × × ○

MOD FX

DEPTH

MODULATION FX［DEPTH］つまみと同じはたらきをします。（※2）

○ ○ × × ○ MOD FX RATE MODULATION FX［RATE］つまみと同じはたらきをします。（※2）

○ × × × ×

TREMOLO

SWITCH

TREMOLO［ON/OFF］ボタンと同じはたらきをします。（※3）

○ ○ × × ○

TREMOLO

DEPTH

TREMOLO［DEPTH］つまみと同じはたらきをします。（※3）

○ ○ × × ○

TREMOLO

RATE

TREMOLO［RATE］つまみと同じはたらきをします。（※3）

○ × × × ×

AMP SIM

SWITCH

AMP SIM［ON/OFF］ボタンと同じはたらきをします。（※3）

○ ○ × × ○

AMP SIM

DRIVE

AMP SIM［DRIVE］つまみと同じはたらきをします。（※3）

○ × × × ×

DELAY

SWITCH

Delay（P9）をオン／オフします。

○ × × ○ ○

ROTARY

SPEED

ロータリー効果を使用している場合にロータリー効果の速い／遅いを切り替

えます。

○ × × × ○ TONE COLOR ［TONE COLOR］つまみと同じはたらきをします。（※4）

○ × × ○ ×

PROGRAM

DOWN

プログラムを降順に切り替えます。

○ × × ○ × PROGRAM UP プログラムを昇順に切り替えます。

※ 1 割り当てた機能をどのゾーン（または External ゾーン）に効かせるかを設定できます。「ゾーンごとの詳細設定をする

（Zone Edit）」（P4）、「MIDI 送信パートの詳細設定をする」（P18）。

※ 2 SYSTEM 設定の「Control Destination」が PROGRAM のとき、割り当てた機能は「MOD FX（Modulation FX Control

Destination）」（P5）で選んだゾーンに対して有効です。

※ 3 SYSTEM 設定の「Control Destination」が PROGRAM のとき、割り当てた機能は「TR/AMP（Tremolo/Amp Control

Destination）」（P5）で選んだゾーンに対して有効です。

※ 4 SYSTEM 設定の「Control Destination」が PROGRAM のとき、割り当てた機能は「TON CLR（Tone Color Control

Destination）」（P5）で選んだゾーンに対して有効です。

メモ

選ばれているプログラムやトーンの状態によっては、割り当てる機能が対応しておらず期待する効果が得られない場合があります。

プログラムの詳細設定をする（Program Edit）

音に響きを付ける（Reverb）

リバーブの設定をします。

選んだタイプによって、設定内容が異なります。

詳しくは、「Reverb パラメーター」（P65）をご覧ください。

1.

PROGRAM EDIT MENU 画面で「Reverb」を選び、

［ENTER］ボタンを押します（P4）。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

Type

ROOM1、

ROOM2

室内での残響を再現したリバー

ブです。きれの良い、広がりの

ある残響が得られます。

HALL1、

HALL2

ホールでの残響を再現したリ

バーブです。ROOM より奥行

き感のある響きが得られます。

PLATE

プレート・エコー（金属板の振

動を利用したリバーブ）を再現

しています。

GM2

REVERB

GM2 のリバーブです。

Level 0 〜 127 リバーブの音量

音に広がりを付ける（Delay）

ディレイの設定をします。

選んだタイプによって、設定内容が異なります。

詳しくは、「Delay パラメーター」（P63）をご覧ください。

1.

PROGRAM EDIT MENU 画面で「Delay」を選び、

［ENTER］ボタンを押します（P4）。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

Type

DELAY ステレオ仕様のディレイです。

T-CTRL

DELAY

ディレイ・タイムをなめらかに

変化させることができるディレ

イです。

DELAY

TREMOLO

ディレイ音にトレモロがかかり

ます。

2TAP DELAY

お好みの 2 方向にディレイ音が

鳴らせます。

3TAP DELAY

お好みの 3 方向にディレイ音が

鳴らせます。

Level 0 〜 127 ディレイの音量

音の各帯域のレベルを調節する

（イコライザー）

RD-2000 には、5 バンドのイコライザーが搭載されています。

1.

ZONE EFFECTS［SELECT］ボタンで「EQ」を選び

ます。

2.

［EQ ON］ボタンを押して、点灯させます。

3.

つまみで各音域のレベルを調節します。

ご注意 !

つまみの設定によっては、音が歪むことがあります。その

ときは、Input Gain を調節してください。

メモ

プログラムを変えても、イコライザーの設定を変わらな

いようにすることができます。「システムの設定」の EQ

Mode（取扱説明書：P26）を「REMAIN」に設定してく

ださい。

パラメーター設定値説明

LOW Gain

-12 〜 +12

［dB］

低域の増幅／減衰量

LOW Freq

16 〜 16000

［Hz］

低域の基準周波数

MID1 Gain

-12 〜 +12

［dB］

中域 1 の増幅／減衰量

MID1 Freq

16 〜 16000

［Hz］

中域 1 の基準周波数

MID1 Q

05、10、20、

40、80

中域 1 の幅

値を大きくするほど幅が狭くな

ります。

MID2 Gain

-12 〜 +12

［dB］

中域 2 の増幅／減衰量

MID2 Freq

16 〜 16000

［Hz］

中域 2 の基準周波数

MID2 Q

05、10、20、

40、80

中域 2 の幅

値を大きくするほど幅が狭くな

ります。

MID3 Gain

-12 〜 +12

［dB］

中域 3 の増幅／減衰量

MID3 Freq

16 〜 16000

［Hz］

中域 3 の基準周波数

MID3 Q

05、10、20、

40、80

中域 3 の幅

値を大きくするほど幅が狭くな

ります。

HIGH Gain

-12 〜 +12

［dB］

高域の増幅／減衰量

HIGH Freq

16 〜 16000

［Hz］

高域の基準周波数

INPUT Gain

-15 〜 +15

［dB］

入力の増幅／減衰量

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

RD-2000 は、Tone、Program や Scene を選んだあと、

TONE DESIGNER 機能を使うことで、よりきめ細かな音色の設

定ができます。

1.

［TONE DESIGNER］ボタンを押します。

※ 表示される項目は、選んでいるトーンによって異なります。

選んだゾーンの TONE DESIGNER MENU 画面（TW-Organ

音色の場合は TONE WHEEL & DESIGNER MENU 画面）が

表示されます（取扱説明書：P22）。

デザイナー・メニューでは、Tone について設定したい大項目を

選びます

2.

カーソル［

］［

］ボタンで、設定したい項

目を選びます。

3.

［ENTER］ボタンを押します。

各項目の設定画面が表示されます。

4.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

［EXIT］ボタンを押すと、TONE DESIGNER MENU 画面に戻

ります。

5.

設定を保存したいときは、［WRITE］ボタンを押します。

Program に保存できます。

ご注意 !

設定を変更すると、PROGRAM 画面、TONE 画面や

SCENE 画面に「EDITED」マークが表示されます。

「EDITED」が表示された状態で電源を切ったり、他のプロ

グラムを選んだり、TONE 画面で他のトーンを選んだりす

ると、設定変更は取り消されます。設定を残しておきたい

ときは、［WRITE］ボタンを押してプログラムに保存してく

ださい（取扱説明書：P23）。

ピアノ・デザイナー（Piano Designer）

一部のピアノ音色を選んでいるときは、TONE DESIGNER

MENU 画面に Piano Designer が表示されます。

※ 一部のピアノ音色に対応するトーンについては、「トーン一覧」

（P68）をご覧ください。

PIANO DESIGNER 画面では、ピアノのさまざまな音の要素を

調節することにより、好みのピアノの音を作ることができます。

弦の共鳴音

ハンマーが

弦を叩く音

好みの

ピアノ音

1.

「トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）」の

手順で「Piano Designer」を選び［ENTER］ボタン

を押します。

PIANO DESIGNER 画面が表示されます。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

V-Piano Technology 音色

（トーン・ナンバー S01 ～ S10）のパラメーター

パラメーター設定値説明

Tone Color 0 〜 127

音質や音像など音色ごとに最適

な効果が変化します。

Lid 0〜6

グランドピアノの大屋根の開き

具合による音の明るさを再現し

ます。

値が大きいほど屋根が開き、明

るい音になります。

String

Resonance

0〜10

アコースティック・ピアノでは、

鍵盤を弾くと、すでに押さえて

いる鍵の弦が共鳴します。この

共鳴を再現する機能を「ストリ

ング・レゾナンス」といいます。

値が大きいほど、効果のかかり

具合が大きくなります。

Damper

Resonance

0〜10

アコースティック・ピアノのダン

パー・レゾナンス（ダンパー・

ペダルを踏んだときに、弾いた

鍵盤の音が他の弦に共鳴する

音）を調節します。

値が大きくなるほど、共鳴音が

大きくなります。

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

パラメーター設定値説明

Hammer Noise -2〜0〜+2

アコースティック・ピアノを弾い

たときの、ハンマーが弦を叩く

音を調節します。

値が大きいほど、ハンマーが弦

を叩く音が大きくなります。

Duplex Scale

0〜10

アコースティック・ピアノの

デュープレックス・スケール（ア

リコート）で共振した音を調節

します。

値が大きくなるほど共鳴音が大

きくなります。

デュープレックス・スケール（アリコート）とは？

弦の手前側と奥側の部分を共振させる方式の

ことをいいます。

弦の倍音を響かせることで、豊かで輝かしい音

を得ることができます。

弦の手前側と奥側の部分にはダンパー（音を

止める機構）がないため、鍵盤を弾いたあと

指を上げて弦の音を止めても、共振した音は

残ることになります。

Key O󰮏

Resonance

0〜10

アコースティック・ピアノのキー・

オフ音（鍵盤を離したときの微

妙な音）などの共鳴音を調節し

ます。

値が大きくなるほど、共鳴音が

大きくなります。

Cabinet

Resonance

0〜10

グランドピアノ本体の箱鳴り感

を調整します。

値が大きくなるほど、箱鳴りが

大きくなります。

Sound Board

Resonator

0〜4

和音を弾いたとき、和音を構成

するそれぞれの音の輪郭をはっ

きりさせて美しい響きを作り

ます。

値を大きくすると、よりはっきり

した響きになります。

Damper Noise 0〜10

アコースティック・ピアノのダン

パー・ノイズ（ダンパー・ペダ

ルを踏んで、弦が開放されたと

きに鳴る音）を調節します。

値が大きいほど、弦が開放さ

れたときに鳴る音が大きくなり

ます。

Key O󰮏 Noise 0〜10

アコースティック・ピアノのキー・

オフ音（鍵盤を離したときの微

妙な音）などの共鳴音を調節し

ます。

値が大きくなるほど、共鳴音が

大きくなります。

SuperNATURAL 音源のピアノ音色（トーン・ナン

バー 0001 ～ 0018、0028 ～ 0039、0042 ～

0045）のパラメーター

パラメーター設定値説明

Tone Color 0 〜 127

音質や音像など音色ごとに最適

な効果が変化します。

パラメーター設定値説明

Nuance

TYPE1、

TYPE2、

TYPE3

左右の音の位相を変化させるこ

とで、音色の微妙なニュアンス

を変えます。

ヘッドホンをご使用の場合は、

効果がわかりにくくなります。

Damper Noise 0 〜 127

アコースティック・ピアノのダン

パー・ノイズ（ダンパー・ペダ

ルを踏んで、弦が開放されたと

きに鳴る音）を調節します。

値が大きいほど弦が開放された

ときに鳴る音が大きくなります。

Duplex Scale

0 〜 127

アコースティック・ピアノの

デュープレックス・スケール（ア

リコート）で共振した音を調節

します。

値が大きくなるほど共鳴音が大

きくなります。

デュープレックス・スケール（アリコート）とは？

弦の手前側と奥側の部分を共振させる方式の

ことをいいます。

弦の倍音を響かせることで、豊かで輝かしい音

を得ることができます。

弦の手前側と奥側の部分にはダンパー（音を

止める機構）がないため、鍵盤を弾いたあと

指を上げて弦の音を止めても、共振した音は

残ることになります。

String

Resonance

0 〜 127

アコースティック・ピアノでは、

鍵盤を弾くと、すでに押さえて

いる鍵の弦が共鳴します。この

共鳴を再現する機能を「ストリ

ング・レゾナンス」といいます。

値が大きいほど効果のかかり具

合が大きくなります。

Key O󰮏

Resonance

0 〜 127

アコースティック・ピアノのキー・

オフ音（鍵盤を離したときの微

妙な音）などの共鳴音を調節し

ます。

値が大きくなるほど共鳴音が大

きくなります。

Hammer Noise -2〜0〜+2

アコースティック・ピアノを弾い

たときの、ハンマーが弦を叩く

音を調節します。

値が大きいほどハンマーが弦を

叩く音が大きくなります。

Character -5〜0〜+5

値が大きいほど硬い音になり、

小さくすると柔らかい音になり

ます。

Sound Lift 0 〜 127

鍵盤を弱く弾いたときの音の出

かたを変えます。ソロ演奏に適

した設定にしたり、バンド演奏

でも音が埋もれたりしないよう

に調節することができます。

値を大きくすると、弱いタッチ

でもある程度大きな音で鳴るた

め、バンド演奏でも音が埋もれ

にくくなります。

値を変えてもベロシティーに

対する音色変化には影響しま

せん。

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

トーン・デザイナー（Tone Designer）

Tone Designer 画面では音色の詳細設定ができます。音色に

よって設定できるパラメーターが変わります。

1.

「トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）」

（P10）の手順で「Tone Designer」を選び、

［ENTER］ボタンを押します。

Tone Designer 画面が表示されます。

選んでいるトーンによってパラメーターが異なります。

2.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

E. ピアノ音色の詳細設定をする

一部の E ピアノ音色を選んでいるときは、以下のパラメーター

が表示されます。

※ 一部の E ピアノ音色に対応する対応するトーンについては、

「トーン一覧」（P68）をご覧ください。

パラメーター設定値説明

Tone Color 0 〜 127

音質や音像など、音色ごとに最

適な効果が変化します。

Mechanical

Key On Noise

0 〜 127

エレクトリック・ピアノを弾いた

ときの、ハンマーがタインやリー

ドなどの発音体を叩く音の大き

さを調節します。

値が大きいほど、ハンマーが発

音体を叩く音が大きくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

Mechanical

Key O󰮏 Noise

0 〜 127

エレクトリック・ピアノのキー・

オフ音（鍵盤を離したときの鍵

盤やハンマーの動作音）を調節

します。

値が大きいほど、キー・オフ音

が大きくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

Damper Noise 0 〜 127

ダンパー・ノイズ（ダンパー・

ペダルを踏んで、トーンバーが

開放されたときに鳴る音）を調

節します。

値が大きくなるほど、ダンパー・

ノイズが大きくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

Key O󰮏

Resonance

0 〜 127

キー・オフ音（鍵盤を離したと

きの微妙な音）などの共鳴音を

調節します。

値が大きくなるほど、キー・オ

フ音が大きくなります。

0 にすると、完全にキー・オフ

音が鳴らなくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

パラメーター設定値説明

Hum Noise 0 〜 127

ピックアップが拾ってしまうハム

などのノイズ量を調節します。

電気式のピアノでは各種のノイ

ズが飛び込み、演奏している

音と共に出力されることがあり

ます。

エフェクトの設定によっては、そ

のノイズにより生々しい雰囲気

を出すことができます。

値を小さくするとクリアなサウ

ンドに、値を大きくするとダー

ティーなサウンドになります。

0 にすると、完全にハムが鳴ら

なくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

Sound Lift 0 〜 127

鍵盤を弱く弾いたときの音の出

かたを変えます。ソロ演奏に適

した設定にしたり、バンド演奏

でも音が埋もれたりしないよう

に調節することができます。

値を大きくすると、弱いタッチ

でもある程度大きな音で鳴るた

め、バンド演奏でも音が埋もれ

にくくなります。

値を変えても、ベロシティーに

対する音色変化には影響しま

せん。

CLAV 音色の詳細設定をする

一部の CLAV 音色を選んでいるときは、以下のパラメーターが

表示されます。

※ 一部の CLAV 音色に対応する対応するトーンについては、「トー

ン一覧」（P68）をご覧ください。

パラメーター設定値説明

Tone Color 0 〜 127

音質や音像など音色ごとに最適

な効果が変化します。

Pitch Bend

Range

0〜24

（半音単位）

ピッチ・ベンド・レバーを動かし

たときのピッチの変化量を半音

単位で設定します（最大 2 オク

ターブ）。

Key O󰮏

Resonance

0 〜 127

キー・オフ音（鍵盤を離したと

きの微妙な音）などの共鳴音を

調節します。

値が大きくなるほど、キー・オ

フ音が大きくなります。

0 にすると、完全にキー・オフ

音が鳴らなくなります。

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

パラメーター設定値説明

Hum Noise 0 〜 127

ピックアップが拾ってしまうハム

などのノイズ量を調節します。

電気式クラヴィコードでは各種

のノイズが飛び込み、演奏して

いる音と共に出力されることが

あります。

エフェクトの設定によっては、そ

のノイズにより生々しい雰囲気

を出すことができます。

値を小さくするとクリアなサウ

ンドに、値を大きくするとダー

ティーなサウンドになります。

0 にすると、完全にハムが鳴ら

なくなります。

※ 選ばれている Tone によって

は、効果がありません。

その他の音色の詳細設定をする

一部のピアノ、E ピアノ、CLAV 以外の音色を選んでいるときは、

以下のパラメーターが表示されます。

パラメーター設定値説明

Tone Color 0 〜 127

音質や音像など音色ごとに最適

な効果が変化します。

Mono/Poly

トーンの鳴らしかたをポリフォニック（POLY）に

するか、モノフォニック（MONO）にするかを

設定します。

単音楽器（サックスやフルートなど）のトーンを

使うときは、「MONO」にすると効果的です。

また、「MONO LEGATO」に設定すると、モ

ノフォニックで演奏するときにレガートをかける

ことができます。

レガートとは、音と音の間をなめらかに切れ目を

感じさせないように演奏する方法です。ギター

のハンマリング・オンやプリング・オフのような

効果が得られます。

MONO

1 音ずつ最後に押した鍵の音だ

けが鳴ります。

POLY 複数の音が同時に鳴ります。

MONO

LEGATO

モノフォニックでレガートをかけ

ます。

Portamento

Switch

ON、OFF

はじめに弾いた鍵と次に弾いた

鍵の間の音程をなめらかに変化

させる効果のことを「ポルタメ

ント」といいます。

Mono/Poly の値を MONO に

設定したときにポルタメントを

かけると、バイオリンなどのス

ライド奏法のような効果が得ら

れます。

Portamento

Time

0 〜 127

ポルタメント効果をかけた音の

高さが変化する時間を設定し

ます。値が大きくなるほど、次

の音の高さに移動する時間が長

くなります。

Pitch Bend

Range

0〜24

（半音単位）

ピッチ・ベンド・レバーを動かし

たときのピッチの変化量を半音

単位で設定します（最大 2 オク

ターブ）。

パラメーター設定値説明

Attack Time

O󰮏set

-64 〜 +63

キーを押さえてから、音が立ち

上がるまでの時間です。

値を大きくすると立ち上がりが

ゆるやかに、小さくすると立ち

上がりが鋭くなります。

※ この設定を変えても、トー

ンによっては、思ったような

効果が得られないことがあり

ます。

Decay Time

O󰮏set

音が立ち上がってから、音量が

下がっていくまでの時間です。

値を大きくすると音量が下がる

までの時間が長くなり、小さく

すると短くなります。

※ この設定を変えても、トー

ンによっては、思ったような

効果が得られないことがあり

ます。

Release Time

O󰮏set

キーを離してから、音が消える

までの時間です。

値を大きくすると余韻の長い音

になり、小さくすると歯切れの

良い音になります。

※ この設定を変えても、トー

ンによっては、思ったような

効果が得られないことがあり

ます。

Cuto󰮏 O󰮏set

フィルターの開き具合を調節し

ます。

値を大きくすると音が明るくな

り、小さくすると暗くなります。

※ この設定を変えても、トー

ンによっては、思ったような

効果が得られないことがあり

ます。

Resonance

O󰮏set

カットオフ周波数付近の音の成

分を強調し、音にクセを付け

ます。設定値を上げすぎると発

振して音が歪むことがあります。

値が大きくなるとクセが強くな

り、小さくすると弱くなります。

※ この設定を変えても、トー

ンによっては、思ったような

効果が得られないことがあり

ます。

Vibrato Rate

O󰮏set

ビブラートの周期（音の高さの

揺れる速さ）を調節します。値

を大きくするほど音の高さの揺

れが速くなり、小さくするほど

遅くなります。

Vibrato Depth

O󰮏set

ビブラート効果の深さ（音の高

さを揺らす深さ）を調節します。

値を大きくするほど音の高さの

揺れ幅が大きくなり、小さくす

るほど揺れ幅も小さくなります。

Vibrato Delay

O󰮏set

パートごとに、ビブラート（音

の高さの揺れ）効果がかかり始

めるまでの時間を調節します。

値を大きくするほどかかり始め

るまでの時間が長くなり、小さ

くするほど短くなります。

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

鍵ごとのエディット（Indiv. Voicing）

ご注意 !

一部のピアノ音色のときのみ設定することができます。

一部のピアノ音色に対応するトーンについては、「トーン一覧」

（P68）をご覧ください。

1.

「トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）」

（P10）の手順で「Indiv Voicing」を選び、

［ENTER］ボタンを押します。

2.

カーソル・ボタンで、パラメーターを選びます。

3.

調整したい鍵を押します。

4.

［DEC］［INC］ボタンまたはバリュー・ダイヤルで、

各値を変更します。

TUNING

鍵ごとのチューニングの微調整をします。

パラメーター設定値説明

Type

OFF、PRST

（PRESET）、

USER

チューニングのタイプを選び

ます。

PRST（PRESET）は、RD-2000

であらかじめ設定されている調

律曲線です。

USER を選ぶと、鍵盤ごとの

チューニングが設定できます。

Value

-500 〜

+500

鍵盤ごとのチューニングを

01 セント単位で、-500 から

+500 セントの範囲で微調整で

きます。

LEVEL

鍵ごとの音量の微調整をします。

パラメーター設定値説明

Type

OFF、PRST

（PRESET）※、

USER

USER を選ぶと、鍵盤ごとの音

量が設定できます。

Value -50 〜 0

値を小さくすると、他の鍵盤よ

りも音が小さくなります。

※ V-Piano Technology 音色（トーン・ナンバー S01 〜 S10）

のみ

CHARACTER

Piano Designer の「CHARACTER」パラメーターの設定値を

基準に、鍵ごとにオフセット値を調整できます。

パラメーター設定値説明

Type

OFF、PRST

（PRESET）※、

USER

USER を選ぶと、鍵盤ごとの

Character のオフセット値が設

定できます。

Value -5〜0〜+5

値が大きいほど硬い音になり、

小さくすると柔らかい音になり

ます。

※ V-Piano Technology 音色（トーン・ナンバー S01 〜 S10）

のみ

メモ

「OFF」や「PRST」の状態から各鍵の Value を変更すると、

Type は自動的に「USER」に変わります。

ペダルを踏んだときの共鳴音を変える

（Sym. Resonance）

ご注意 !

一部のピアノ音色のときのみ設定することができます。

一部のピアノ音色に対応するトーンについては、「トーン一覧」

（P68）をご覧ください。

ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音

（シンパセティック・レゾナンス）を調節します。

アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだときに、

弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して、豊かな響きと広がりが加

わります。この共鳴音を再現します。

パラメーター設定値説明

Switch OFF、ON ON にすると効果がかかります。

Depth 0 〜 127 効果の深さ

Damper 0 〜 127

ダンパー・ペダルの踏み込み量

（レゾナンス音を制御します）

Pre LPF

16 〜 15000

Hz、BYPASS

入力音の高域成分をカット

するフィルターの基準周波数

（BYPASS：カットしない）

Pre HPF

BYPASS、16

〜 15000 Hz

入力音の低域成分をカット

するフィルターの基準周波数

（BYPASS：カットしない）

Peaking Freq

16 〜 15000

入力音の特定の周波数帯を増

減するフィルターの基準周波数

Peaking Gain

-15 〜 +15

入力音の特定の周波数帯を増

減するフィルターの増幅／減衰

量

Peaking Q

05、10、20、

40、80

Peaking Gain で増幅／減衰す

る周波数帯の幅（値が大きいほ

ど幅は狭くなります）

HF Damp Freq

16 〜 15000

Hz、BYPASS

レゾナンス音の高域成分をカッ

トする基準周波数（BYPASS：カッ

トしない）

LF Damp Freq

BYPASS、16

〜 15000 Hz

レゾナンス音の低域成分をカッ

トする基準周波数（BYPASS：カッ

トしない）

Level 0 〜 127 出力音量

Damper O󰮏set 0 〜 127

ダンパー・ペダルを踏んでいな

いときの共鳴音の深さ

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

モジュレーション FX を調整する

（Modulation FX）

モジュレーション FX に関するパラメーターを設定します。

ご注意 !

一部の音色（V-Piano Technology 音色：トーン・ナンバー

S01 〜 S10）や ZONE 5 〜 8 では設定できません。

一部の音色に対応するトーンについては、「トーン一覧」

（P68）をご覧ください。

1.

［ZONE EFFECTS］ボタンを点灯させます。

2.

［SHIFT］ボタンを押しながら MODULATION FX

［DEPTH］（または［RATE］）つまみを動かします。

MODULATION FX 画面が表示されます。

3.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

Type

エフェクト一覧

（

P34

）をご

覧ください。

Modulation FX のタイプを

変更します。

エフェクト・タイプによって、

各エフェクトの設定項目が変

わります。

Routing

MOD FX

（Modulation

FX）

TR/AMP

（Tremolo/

Amp

Simulator）

TR/AMP

（Tremolo/

Amp

Simulator）

MOD FX

（Modulation

FX）

Modulation FX と

Tremolo/Amp Simulator

のルーティングが選べます。

Routing のタイプを切り替え

ると、音色にかかる効果が変

化します。

たとえば、MOD FX で

Chorus を選び、TR/AMP

で EPIANO を選んだ場合、

MOD FX

TR/AMP だ

と Chorus 音がモノラルで出

力されますが、TR/AMP

MOD FX では、ステレオで

出力されます。

Switch OFF、ON

Modulation FX のオン／オ

フを設定します。

メモ

詳しくは、「Modulation FX パラメーター」（P34）をご

覧ください。

トレモロ／アンプシミュレーターを調整

する（Tremolo/Amp Simulator）

Tremolo/Amp Simulatorに関するパラメーターを設定します。

ご注意 !

一部の音色（V-Piano Technology 音色：トーン・ナンバー

S01 〜 S10）や ZONE 5 〜 8 では設定できません。

一部の音色に対応するトーンについては、「トーン一覧」

（P68）をご覧ください。

1.

［ZONE EFFECTS］ボタンを点灯させます。

2.

［SHIFT］ボタンを押しながら TREMOLO/AMP SIM

［DEPTH］（または［RATE］）つまみを動かします。

Tremolo/Amp Simulator 画面が表示されます。

3.

設定したいパラメーターを選び、［DEC］［INC］ボタ

ンまたはバリュー・ダイヤルで値を変更します。

パラメーター設定値説明

Type

「トレモロ／アン

プ・シミュレー

ター・タイプ一覧」

（P16）をご

覧ください

Tremolo/Amp Simulator

のタイプを変更します。

エフェクト・タイプによって、

各エフェクトの設定項目が変

わります。

Routing

MOD FX

（Modulation

FX）

TR/AMP

（Tremolo/

Amp

Simulator）

TR/AMP

（Tremolo/

Amp

Simulator）

MOD FX

（Modulation

FX）

Modulation FX と

Tremolo/Amp Simulator

のルーティングが選べます。

Routing のタイプを切り替え

ると、音色にかかる効果が変

化します。

たとえば、MOD FX で

Chorus を選び、TR/AMP

で EPIANO を選んだ場合、

MOD FX

TR/AMP だ

と Chorus 音がモノラルで出

力されますが、TR/AMP

MOD FX では、ステレオで

出力されます。

トーンの詳細設定をする（TONE DESIGNER）

トレモロ／アンプ・シミュレーター・タイプ一覧

タイプ説明

1 NORMAL

フラットな周波数特性を持つアンプです。トレモ

ロ効果と歪みを加えることができます。

2 APIANO

NORMAL に加え、グランドピアノのリッドの開

閉を再現します。

3 EPIANO

キャラクターの異なるトレモロ・タイプがあり、E

PIANO 音色との組み合わせで、定番 E ピアノ・

サウンドを再現します。

トレモロ・タイプの特徴

OLDCASEMONO

TINE EPとの組み合わせで、60 年代の定番Eピ

アノの初期型サウンドを再現します。

OLDCASESTEREO

TINE EP との組み合わせで、70 年代前半の定

番 E ピアノ・サウンドを再現します。

NEWCASE

TINE EP との組み合わせで、70 年代後半から

80 年代前半の定番 E ピアノ・サウンドを再現

します。

DYNO

トレモロの波形の形状を変化させることができ

るモデルです。

TINE EP との組み合わせで、80 年代前半に多

くのレコーディングで使われた E ピアノ・サウ

ンドを再現します。

WURLY

REED EPIANO との組み合わせで、60 年代

の定番 E ピアノ・サウンドを再現します。

GUITAR

AMP

ギター・アンプでの演奏を再現します。

メモ

［DRIVE］つまみはギターアンプのボリュームつま

みを忠実に再現しているため、つまみを左に回すと

音量も小さくなります。

5 ROTARY

オルガン音色に適したロータリー効果を再現し

ます。

MKS-20

Tremolo

MKS-20 に搭載されていた Tremolo エフェクト

を再現します。

メモ

詳しくは、「Tremolo/Amp Simulator パラメーター」

（P59）をご覧ください。

オルガンの音作りをシミュレートする

この設定は TW-Organ（トーン・ホイール・オルガン）音色を

選んでいるときのみ操作が可能です。

オルガンでは、ハーモニック・バー（ドローバー）という 9 本の

バーを前後にスライドさせて、その組み合わせで音色を作ります。

各バーには異なるフィートが割り当てられており、フィートによっ

て音の高さが決まっています。8’は音の高さの基準になるフィー

トで、この音の高さを中心にして音色を作っていきます。

詳しくは「オルガンの音を作る」（取扱説明書：P22）をご覧く

ださい。

RD-2000 をマスター・キーボードにする

MIDI とは

MIDI（ミディ：Musical Instrument Digital Interface）とは、

電子楽器やパソコンの間で演奏などの情報をやりとりできる統一

規格です。

MIDI 端子を持つ機器同士を MIDI ケーブルで接続すると、以下

のことができるようになります。

1 台の MIDI キーボードで複数の楽器を鳴らす

複数の MIDI 楽器をアンサンブルで演奏する

曲の演奏の進行に合わせて自動的に設定を変える

MIDI 端子について

RD-2000 の MIDI 端子には次の 3 種類があり、それぞれはたら

きが異なります。

MIDI IN 端子

外部の MIDI 機器から送られてくる MIDI 情報を受信します。

MIDI 情報を受信した RD-2000 は、音を出す、音色を切り替え

るなどの動作をします。

MIDI OUT 端子

外部の MIDI 機器に対して MIDI 情報を送信します。RD-2000で

は、MIDI OUT 端子からコントローラー部の演奏情報を送信す

るときに使います。

MIDI THRU 端子

MIDI IN 端子で受信したメッセージを、そのまま外部 MIDI 機器

へ送信します。複数の MIDI 機器を同時に使用するときなどに使

います。

メモ

RD-2000 では、MIDI THRU/OUT 2 端子のはたらきを変

えることができます（P23）。

ゾーンごとに音量を調節する

INT/EXT 切り替えボタンが緑色に点灯しているときは、

INTERNAL ゾーン（取扱説明書：P14）と同じように INT/EXT

切り替えボタンやスライダーで EXTERNAL ゾーンをコントロー

ルすることができます。

INT/EXT 切り替えボタン

EXTERNAL ゾーンで鍵盤を弾いた情報を含む MIDI 情報を

MIDI OUT 端子から送信する、送信しないを設定します。

INT/EXT 切り替えボタンが点灯（緑）しているゾーンは、鍵盤

を弾くと、その MIDI 情報が MIDI OUT から送信されます。

消灯しているゾーンは、鍵盤を弾いても MIDI 情報は送信されま

せん。

INT/EXT 切り替えボタンのオン／オフは、ボタンを押すたびに

切り替わります。

スライダー

［LEVEL］ボタンが点灯しているときは、各ゾーンの音量を調節

します。

出力する MIDI 端子を選ぶ

RD-2000 には、MIDI OUT 端子、OUT と THRU の切り替え

が可能な MIDI 端子と USB COMPUTER 端子があります。

ゾーンごとに、出力する MIDI OUT 端子または USB

COMPUTER 端子を選ぶことができます。

1.

ZONE EDIT 画面で、上段の「EXTERNAL」タブを

選びます。

［MENU］ボタン

「Program Edit」

「Zone Edit」

2.

下段「OUT/PC」タブで、各ゾーンの出力先を設定し

ます。

ゾーンパラメーター設定値説明

OUT

（MIDI OUT Port）

ALL、

OUT1

（MIDI

OUT1）

、

OUT2

（MIDI

OUT2）

、

USB

選んだ端子から

RD-2000 の演

奏情報が送信さ

れます。

メモ

システム・パラメーターの MIDI OUT2 Port Mode

（P23）が「THRU」になっていると、RD-2000 から

の演奏情報は MIDI OUT2 端子から出力されず、MIDI

RD-2000 のリア・パネルにある MIDI OUT 端子に外部の MIDI

機器を接続して、RD-2000 から接続した MIDI 機器をコントロー

ルすることができます。

RD-2000 はゾーンごとに内部 MIDI 音源（INTERNAL：赤色

LED が点灯）か外部 MIDI 音源（EXTERNAL：緑色 LED が点灯）

かを選ぶことができます。

外部 MIDI 音源（EXTERNAL）を使用すると、外部 MIDI 機器

のさまざまな設定をコントロールすることができます。

内部音源と外部音源は独立してコントロールすることができ

ます。

［SHIFT］+［INT/EXT］ボタンを押して緑色に点灯させたゾーンは、外部 MIDI 音源（EXTERNAL ゾーン）をコントロールする状態に

なります。［SHIFT］+［INT/EXT］ボタンを押して INTERNAL ゾーンをコントロールするか、EXTERNAL ゾーンをコントロールするか

を切り替えます。また、外部音源に送信する MIDI 情報の詳細設定をすることができます。

※ Rec Mode（P31）が「ON」のときは、EXTERNAL ゾーンから MIDI 情報は出力されません。

INT/EXT

切り替えボタン

スライダー

RD-2000 をマスター・キーボードにする

IN 端子から入力された演奏情報がそのまま出力されます

（MIDI THRU）。

MIDI 送信チャンネルを設定する

外部 MIDI 音源との接続が終わったら、鍵盤の送信チャンネルと

外部 MIDI 音源の各パートの受信チャンネルを合わせます。送

信側（RD-2000）と受信側（外部 MIDI 音源）の MIDI チャンネ

ルを同じチャンネルに合わせると音が鳴ります。

1.

ZONE EDIT 画面で、上段の「EXTERNAL」タブを

選びます。

［MENU］ボタン

「Program Edit」

「Zone Edit」

2.

下段「OUT/PC」タブで、各ゾーンの MIDI 送信チャ

ンネルを設定します。

ゾーンパラメーター設定値説明

Tx Ch

（MIDI Tx

Channel）

1〜16

選んだチャンネルで

RD-2000 の演奏情

報が送信されます。

メモ

外部 MIDI 機器の各パートにおける受信チャンネルの設定

のしかたは、それぞれの取扱説明書をご覧ください。

INT/EXT 切り替えボタン（P17）がオフになっているゾー

ンは、灰色で表示されます。また、鍵盤を弾いても MIDI

情報は送信されません。

外部 MIDI 音源の音色を切り替える

外部 MIDI 機器の音色の切り替えは、RD-2000 でプログラム・

ナンバーやバンク・セレクト MSB ／ LSB を数値で入力します。

1.

ZONE EDIT 画面で、上段の「EXTERNAL」タブを

選びます。

［MENU］ボタン

「Program Edit」

「Zone Edit」

2.

下段「OUT/PC」タブで、各ゾーンの MSB、LSB、

PC を設定します。

「---」にすると、プログラム・チェンジやバンク・セレクトは送信

されません。

パラメーター設定値

MSB

（Bank Select MSB：

CC0）

---、0 〜 127

LSB

（Bank Select LSB：

CC32）

---、0 〜 127

（Program Change）

---、1 〜 128

ご注意 !

外部 MIDI 音源に、音色が配置されていないプログラム・

ナンバーやバンク・ナンバーを送信すると、代わりの音色

が選ばれることや、場合によっては音が鳴らないこともあり

ます。

プログラム・チェンジやバンク・セレクトを送信したくないと

きは、上記の操作 2 で MSB ／ LSB ／ Program Change

の設定を「---」にしてください。

「---」に設定されているときは、プログラムを切り替えても、

音色切り替えの情報は送信されません。

MIDI 送信パートの詳細設定をする

1.

ZONE EDIT 画面で、上段の「EXTERNAL」タブを

選びます。

［MENU］ボタン

「Program Edit」

「Zone Edit」

2.

カーソル・ボタンで、設定する項目にカーソルを移動

させます。

3.

［DEC］［INC］ボタンまたはバリュー・ダイヤルで、

値を設定します。

［DEC］ボタンと［INC］ボタンを同時に押すと、設定値は「---」

または基準値になります。「---」にすると、設定値は送信されま

せん。

パラメーター設定値説明

OUT

MIDI OUT Port

ALL、OUT1、

OUT2、USB

選んだ端子から RD-2000 の演

奏情報が送信されます。

Tx Ch

MIDI Tx Channel

1〜16

選んだチャンネルで RD-2000

の演奏情報が送信されます。

MSB

Bank Select MSB

（CC0）

---、

0 〜 127

プログラム・ナンバーやバンク・

セレクト MSB ／ LSB を数値で

入力して、外部 MIDI 機器の音

色を切り替えます。

LSB

Bank Select LSB

（CC32）

---、

0 〜 127

Program Change

---、

1 〜 128

VOL

Volume（CC7）

---、

0 〜 127

ゾーン間の音量バランスをとり

ます。

PAN

Pan（CC10）

---、

L64〜0〜

R63

ステレオ出力するときの、各ゾー

ンの音像の定位です。L の数字

が大きくなるほど左から音が聞

こえます。R の数字が大きくな

るほど、右から音が聞こえます。

0 にすると、中央から音が聞こ

えます。

REV

Reverb Send Level

（CC91）

---、

0 〜 127

リバーブ効果の深さを設定し

ます。

CHO

Chorus Send Level

（CC93）

コーラス効果の深さを設定し

ます。

Mn/Ply

Mono（CC126）

Poly（CC127）

---、

M（Mono）、

P（Poly）

トーンの鳴らしかたを、ポリフォ

ニック（Poly）にするかモノフォ

ニック（Mono）にするかを設

定します。

単音楽器（サックスやフルート

など）のトーンを使うときは、

Mono にすると効果的です。

RD-2000 をマスター・キーボードにする

パラメーター設定値説明

Trans

Zone Transpose

-48 〜 +48

各ゾーンを、それぞれ異なる

音の高さに移調（トランスポー

ズ）させて演奏することができ

ます。

複数のゾーンがオンのときに、

1 つのトーンをオクターブ違い

に設定すると、厚みのあるトー

ンを作ることができます。また、

スプリットにして、ロワーでベー

スのトーンを鳴らすような場合

に、より低い音で鳴らすことが

できます。

Rng Lo

Keyboard Range

Lower

A0 〜 C8

各ゾーンの鍵域（キー・レンジ）

を設定します。

鍵域によってトーンを弾き分け

るときなどに設定します。

設定する鍵域の下限（KR

LWR）と、上限（KRUPR）を

指定します。指定する鍵を押し、

［ENTER］ボタンを押して設定

することもできます。

Rng Up

Keyboard Range

Upper

Rng Lo

Velocity Range

Lower

1 〜 127

鍵盤を弾く強さによってトーン

の鳴るベロシティーの下限（VR

LWR）と、上限（VRUPR）を

指定します。キーを弾く強さで

トーンを鳴らし分けたいときに

設定します。

Rng Up

Velocity Range

Upper

Attack

Attack Time O󰮏set

（CC73）

---、

0 〜 127

キーを押さえてから、音が立ち

上がるまでの時間です。

値を大きくすると立ち上がりが

ゆるやかに、小さくすると立ち

上がりが鋭くなります。

Decay

Decay Time O󰮏set

（CC75）

音が立ち上がってから、音量が

下がっていくまでの時間です。

値を大きくすると音量が下がる

までの時間が長くなり、小さく

すると短くなります。

Release

Release Time O󰮏set

（CC72）

キーを離してから、音が消える

までの時間です。

値を大きくすると余韻の長い音

になり、小さくすると歯切れの

良い音になります。

Cuto󰮏

Cuto󰮏 O󰮏set

（CC74）

フィルターの開き具合を調節し

ます。

値を大きくすると音が明るくな

り、小さくすると暗くなります。

Reso

Resonance O󰮏set

（CC71）

カットオフ周波数付近の音の成

分を強調し、音にクセを付け

ます。設定値を上げすぎると、

発振して音が歪むことがあり

ます。

値が大きくなるとクセが強くな

り、小さくすると弱くなります。

POR Sw

Portamento Switch

（CC65）

---、

OFF、ON

ポルタメントのオン／オフを設

定します。

はじめに弾いた鍵と次に弾いた

鍵の間の音程をなめらかに変化

させる効果のことを「ポルタメ

ント」といいます。

パラメーター設定値説明

PTime

Portamento Time

（CC5）

---、

0 〜 127

ポルタメント効果をかけた音の

高さが変化する時間を設定し

ます。値が大きくなるほど、次

の音の高さに移動する時間が長

くなります。

Coarse

Coarse Tune

---、

-48 〜 +48

音の高さを半音単位で設定しま

す。

（RPN：00H/02H）（±4 オクター

ブ）

Fine

Fine Tune

---、

-50 〜 +50

音の高さを 1 セント単位で設定

します。

（RPN：00H/01H）（±50 セント）

BND Rng

Pitch Bend Range

---、

0〜48

ピッチ・ベンド・レバーを動かし

たときのピッチの変化量を半音

単位で設定します（4 オクター

ブ）。

（RPN：00H/00H）

MOD Dep

Modulation Depth

---、

0 〜 127

モジュレーション・レバーを向こ

う側に倒したときの効果のかか

りかたを設定します。

（RPN：00H/05H）

Damper

Damper Control

Switch

OFF、ON

ダンパー・ペ

ダル

各 PEDAL 端子

に接続したペダ

ルなどのコント

ローラーで外部

MIDI 機器をコ

ントロールするか

（ON）、しない

か（OFF）を設

定します。

FC1

FC1 Control Switch

FC1 端子に

接続したペダ

ル

FC2

FC2 Control Switch

FC2 端子に

接続したペダ

ル

EXT

EXT Pedal Control

Switch

EXT 端子に

接続したペダ

ル

PCH BND

Pitch Bend Control

Switch

OFF、ON

ピッチ・ベン

ド・レバー

MOD CTL

Modulation Control

Switch

モジュレー

ション・レバー

MOD W1

MOD Wheel 1

Control Switch

モジュレー

ション・ホイー

ル1

MOD W2

MOD Wheel 2

Control Switch

モジュレー

ション・ホイー

ル2

RD-2000 をマスター・キーボードにする

パラメーター設定値説明

Assign 1 Control

Switch

OFF、ON

ASSIGN［1］

つまみ

つまみなどのコ

ントローラーで

外部 MIDI 機器

をコントロール

するか（ON）、

しないか（OFF）

を設定します。

Assign 2 Control

Switch

ASSIGN［2］

つまみ

Assign 3 Control

Switch

ASSIGN［3］

つまみ

Assign 4 Control

Switch

ASSIGN［4］

つまみ

Assign 5 Control

Switch

ASSIGN［5］

つまみ

Assign 6 Control

Switch

ASSIGN［6］

つまみ

Assign 7 Control

Switch

ASSIGN［7］

つまみ

Assign 8 Control

Switch

ASSIGN［8］

つまみ

Assign 9 Control

Switch

ASSIGN［9］

ボタン

CC1

User Control

Change 1 Number

---、

0 〜 127

2 種類のコントロール・チェンジ・

メッセージを指定して送信する

ことができます。

Value

User Control

Change1 Value

CC2

User Control

Change2 Number

Value

User Control

Change2 Value

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Roland RD-2000 取扱説明書

ブランド: Roland

モデル: RD-2000

カテゴリー: 楽器

タイプ: 取扱説明書

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