Roland VT-4 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Roland VT-4 は、あらゆるボーカリストがライブやレコーディングで使える声を変形させるポータブル・エフェクト・プロセッサーです。ロボットボイス、メガホンボイス、そしてクラシックなボコーダーなど、ユニークなボイスエフェクトを内蔵しており、キーやピッチを変えることで多彩なボーカルサウンドを生み出すことができます。また、ボイスのフォルマントやハーモニーを加えることも可能です。VT-4はギターやベースなどの楽器にも使用でき、幅広いサウンドメイキングが可能です。

【使用例】

・ライブパフォーマンスでのボーカルエフェクトとして ・レコーディングでのボーカルや楽器のエフェクトとして ・ボーカルレッスンやボイストレーニングのツールとして ・ボイスオーバーやナレーションの作成 ・ラジオやポッドキャストでのボイスエフェクトとして ・ゲームやアニメーションでのボイスエフェクトとして

Roland VT-4 は、あらゆるボーカリストがライブやレコーディングで使える声を変形させるポータブル・エフェクト・プロセッサーです。ロボットボイス、メガホンボイス、そしてクラシックなボコーダーなど、ユニークなボイスエフェクトを内蔵しており、キーやピッチを変えることで多彩なボーカルサウンドを生み出すことができます。また、ボイスのフォルマントやハーモニーを加えることも可能です。VT-4はギターやベースなどの楽器にも使用でき、幅広いサウンドメイキングが可能です。

【使用例】

・ライブパフォーマンスでのボーカルエフェクトとして ・レコーディングでのボーカルや楽器のエフェクトとして ・ボーカルレッスンやボイストレーニングのツールとして ・ボイスオーバーやナレーションの作成 ・ラジオやポッドキャストでのボイスエフェクトとして ・ゲームやアニメーションでのボイスエフェクトとして

1
取扱説明書
© 2018 Roland Corporation
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に別紙の『安全上のご注意』と『使用上のご注意』をよくお読みください。お読みになっ
たあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
[VOLUME]つまみ
LINE OUT 端子と PHONES 端子の音量
を調節します。
[MIC SENS]つまみ
MIC IN 端子(フロント/リア)に接続
したマイクの、入力感度を調節します。
[ROBOT]ボタ
ロボットのような、一定のピッチ(音
の高さ)に固定された抑揚のない声に
変化します。
[MEGAPHONE]ボタ
メガホンを使ったような、歪みのある
声に変化します。
PEAK ジケータ
マイクの入力レベルが大きすぎると点灯し
ます。
時々点灯する程度に、[MIC SENS]つまみ
で感度を調節します。
[MANUAL]ボタ
現在のスライダーや[AUTO PITCH]
つまみの設定が、音に反映されます。
[BYPASS]ボタ
エフェクト(リバーブを含む)が無効
になります。
[KEY]つまみ
[ROBOT]ボタンや[AUTO PITCH]
つまみで効果をかけるときのキーを設
定します(P. 5)
各部の名称
各部の名称はた
2
[LINE OUT]ス
LINE OUT 端子から出力する音声を切り替えます。
STEREO ステレオ音声で出力されます。
MONO
エフェクトのかかった音(L/MONO)とかかっていない音(R/BYPASS)が、
別々に出力されます。
[PHANTOM]ス
MIC IN 端子(リア)に、ファンタム電
源を供給する場合は「ON」にします。
TRS 標準プラグにはファンタム電源
は供給されません。
[AUTO PITCH]つまみ
ピッチを補正します。
[KEY]つまみで設定したキーに合わせ
て、ダンス・ミュージック特有の、しゃ
くり上げるような声に変化させること
ができます。
つまみを右に回すほど、補正量が大き
くなります。
「OFF」にすると、補正はかかりません。
[HARMONY]ボタ
声にハーモニーを加えます。
[VOCODER]ボタ
ボコーダー・ボイスに変化します。
[PITCH]スライダー
声のピッチを調節します。
上下 1 オクターブの範囲で変化させる
ことができます。
[FORMANT]スライダー
声のフォルマントを調節します。
ー(マイナス)にするほど男性的な声
質に、+(プラス)にするほど女性的
な声質に変化します。
[BALANCE]スライダー
普通の声(NORMAL)とエフェクトを
かけた声(EFFECT)のバランスを調節
します。
[REVERB]スライダー
リバーブ(残響)の量を調節します。
シーメモー[1]〜[4]ボタ
エフェクトの設定(シーン)を呼び出します。
呼び出したシーン・メモリー・ボタンが点
灯します。シーンは 8 つまで保存できます。
&
『エフェクトの設定を呼び出す(シーン
メモリー)(P.6)
3
リア・パネル
フロント・パネル
[POWER]ス
電源を入
正しく接続したら、本機
0
接続した機
器の順に電源を入れてください。
電源を切るときは、接続した機器
0
機の順に電源を切ってください。
メモ
本機は、USB バス電源または電池で
動作します。
電池で動作させる場合は、あらかじ
め電池を入れておきます(P. 12)
する
LINE OUT 端子
アンプやモニター スピーカーに接続
します。
MIC IN 端子(ア)
マイク(別売)を接続します。
コンデンサー・マイクを XLR 端子で接
続するときは、ファンタム電源を供給
できます(P. 2)
MIC IN 端子(リア)のピン配置
1: GND2: HOT
3: COLD
TIP: HOT
RING: COLD
SLEEVE: GND
MIDI IN 端子
MIDI 機器を接続します。
入力したノート情報で、ロボット・ボイス
などを演奏することができます(P. 5)
USB(
O
)端子
パソコンと市販の USB2.0 ケーブルで接続
すると、USB オーディオ・インターフェー
スとして使うことができます。
USB バス電源供給時は、USB バス電源
で動作します。
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがありますが、故障では
ありません。
PHONES 端子
ヘッドホン(別売)を接続します。
MIC IN 端子(ロン
プラグイン・パワーに対応したマイク
(別売)を接続します。
プラグイン・パワーに対応したマイ
ク専用です。
4
声を変化させ
クト
1.マイクを MIC IN 端子(フロントまたはリア)に接続
します。
コンデンサーマイクを MIC IN 端子(リア) XLR コネクター
で接続したときは、[PHANTOM]スイッチをオンにします。
2.[BYPASS]ボタンをオンにします。
3.マイクに音声を入力しながら、[MIC SENS]つまみで
入力感度を調節します。
PEAK インジケーターが時々点灯する程度に調節します。
入力感度は、正確に調節してください。マイクの入力レベルが
低すぎたり、高すぎたりすると、エフェクトが正しく動作しま
せん。
4.シーン・メモリー・ボタンを押して、シーン(P. 6)
を呼び出します。
5.[BYPASS]ボタンをオフにします。
6.マイクに音声を入力します。
エフェクトのかかった音声が出力されます。
マイクに音声を入力するときは、1 人の音声だけを入力してく
ださい。複数の音声が入力されると、正しく動作しません。
スピーカーからの音声が、マイクに入らないようにしてください。
メモ
ハウリングするときは、ノイズ・ゲートを設定します(P. 7)
クト
1.[MANUAL]ボタンを押します。
シーン・メモリー・ボタンを押して、保存されたシーンを元に、
エフェクトを設定することもできます(P. 6)
2.操作子(ボタン/つまみ/スライダー)で、エフェク
トを設定します。
操作子 説明
[ROBOT]*1
ロボットをイメージした、一定のピッチに
固定された抑揚のない声になります。
[MEGAPHONE]
*1
メガホンを使ったような、歪みのある声に
なります。
[VOCODER]*1 ボコーダー・ボイスです。
[HARMONY]*1 声にハーモニーを加えることができます。
[AUTO PITCH] ピッチが補正された声になります。
[KEY]
[ROBOT]ボタンや[AUTO PITCH]つ
まみで効果をかけるときのキーを設定しま
す(P. 5)
[PITCH] 声のピッチを調節します。
[FORMANT] 声のフォルマントを調節します。
[BALANCE]
普通の声(NORMAL)とエフェクトをか
けた声(EFFECT)のバランスを調節しま
す。
[REVERB]*1 リバーブ(残響)の量を調節します。
声を変化させる
5
*1 各エフェクト・ボタンなどを押しながらシーン・メモリー・ボ
タンを押して、エフェクトのバリエーションを選ぶことができ
ます。
&
『エフェクト・バリエーション一覧』(P.11)
3.必要に応じて、エフェクトの設定をシーンメモリー
ボタンに保存します(P. 6)
[KEY]つまみでキーを設定す
[ROBOT]ボタンや[AUTO
PITCH]つまみで効果をかけ
るときのキーを設定すること
ができます。
メモ
マイナー・スケールに設定するには、
設定したいキーの表示から、右に 3
リック回します。
たとえば、キーを「Am」に設定したい
場合は、「A」の位置から右に 3 クリッ
ク回して、「C」の位置にします。
MIDI IN 端子に情報を入力す
MIDI IN 端子から入力したノート情報で、ロボット・ボイスを演
奏することができます。また、ボコーダーボイスで演奏したり、ハー
モニーの構成音を生成したりすることもできます。
1.MIDI キーボードなどの MIDI 機器を、MIDI IN 端子
に接続します。
2.MIDI 機器でノート情報を入力しながら、マイクに音
声を入力します。
VT-4 がロボットボイス([ROBOT]ボタン点灯)になり、入
力されたノート情報でロボット・ボイスが発音します(自動的
にロボット・ボイスがオン)
3.ハーモニーを加えたいときは、[HARMONY]ボタン
をオンにして、音声を入力します。
入力されたノート情報を元に、最大 4 音のハーモニーで発音し
ます[HARMONY]ボタンをオンにすると、和音(POLY)モー
ドになります)
4.ボコーダーボイスで演奏したいときは、[VOCODER]
ボタンをオンにして、音声を入力します。
ロボット・ボイスを解除する場合は、[ROBOT]ボタンを押し
ます([ROBOT]ボタン消灯)
ノート情報の入力中は、[KEY]つまみと[AUTO PITCH]つ
まみの設定は無効になります。
Am
Bm
Cm
DmEm
Fm
Gm
G#m A#m
C#m
D#m
F#m
C#
D#
F#
G#
A#
Am
6
定を呼出す(シーン
シーンメモリーボタンに保存したエフェクトの設定(シーン)を、
瞬時に呼び出すことができます。
シーンは 8 つ保存することができます。
シーン 1 シーン 4
シーン 5
シーン 8
メモ
シーン・メモリーは、パソコンにバックアップすることができ
ます(P. 10)
シーンを呼び出す
1.呼び出したいシーン・メモリー[1]〜[4]ボタンを
押します。
シーンメモリーボタンが点灯し、エフェクトの設定(シーン)
が呼び出されます。
シーン 5 8 を呼び出すときは、[MANUAL]ボタンを押しな
がらシーン・メモリー[1]~[4]ボタンを押します。
たとえば、シーン 5 を呼び出すときは、[MANUAL]ボタンを
押しながらシーンメモリー[1]ボタンを押します[MANUAL]
ボタンがゆっくり点滅)
※シーンを呼び出したときは、現在の、スライダー/[AUTO
PITCH]つまみ/[KEY]つまみの位置と、実際の音は一致し
ていません。
※シーンを呼び出したあとにエフェクトを調節すると、操作子の
設定が音に反映されます。このとき、シーン・メモリー・ボタ
ンが点滅します。
シーンを保存する
エフェクトの設定を、シーン・メモリー・ボタンに保存します。
1.操作子で、エフェクトを調節します。
2.保存させたいシーン・メモリー[1]〜[4]ボタンの
いずれかを押し続けます。
シーン・メモリー・ボタンがすべて点滅
0
消灯したら、保存
完了です。
たとえば、シーン 5 に保存するときは、[MANUAL]ボタンを
押しながらシーン・メモリー[1]ボタンを押し続けます。
シーンをコピーする
シーンを他の番号にコピーします。
1.コピーしたいシーン・メモリー[1]〜[4]ボタンを
押して、呼び出します。
2.コピー先のシーン・メモリー[1]〜[4]ボタンを押
し続けます。
シーンメモリーボタンがすべて点滅
0
消灯したら、コピー
完了です。
7
ハウングを抑える(イズ・ゲー
ノイズ・ゲートを設定することで、ハウリングを抑えることができ
ます。
1.[MANUAL]ボタンを押しながら[VOCODER]ボ
タンを押します([MANUAL]ボタンは押したまま)
シーン・メモリー[1]~[4]ボタンが点灯します。
2.[MANUAL]ボタンを押したままシーンメモリー[1]
〜[4]ボタンを押して、ノイズゲートを設定します。
シーンメモリー[1]~[4]ボタンの数字が大きくなるほど、
ノイズ・ゲートの効果が大きくかかります。
誤発音を(ロー・ルター)
ロー・カット・フィルターを設定することで、周囲の低音(ドラム
のキック音など)による VT-4 の誤発音を防ぐことができます。
1.[MANUAL]ボタンを押しながら[HARMONY]ボ
タンを押します([MANUAL]ボタンは押したまま)
シーン・メモリー[1]~[4]ボタンが点灯します。
2.[MANUAL]ボタンを押したままシーンメモリー[1]
〜[4]ボタンを押して、ロー・カット・フィルター
を設定します。
シーンメモリー[1]~[4]ボタンの数字が大きくなるほど、
ロー・カットする上限の周波数が大きくなります。
音をはっさせる(エンハンサ
エンハンサーを設定することで、高域をはっきりとさせることがで
きます。
1.[MANUAL]ボタンを押しながら[MEGAPHONE]
ボタンを押します[MANUAL]ボタンは押したまま)
シーン・メモリー[1]~[4]ボタンが点灯します。
2.[MANUAL]ボタンを押したままシーンメモリー[1]
〜[4]ボタンを押して、エンハンサーを設定します。
シーンメモリー[1]~[4]ボタンの数字が大きくなるほど、
エンハンサーの効果が大きくかかります。
便利な機能
便利な機能
8
USB オーデ・インターースて使
パソコンと市販の USB2.0 ケーブルで接続すると、USB オーディ
オ・インターフェースとして使うことができます。
パソコンに接続する前に、USB ドライバーをインストールする
必要があります。
USB ドライバーは、ローランドのホームページからダウンロー
ドしてください。
詳しくは、ダウンロードしたファイルにある Readme.htm
お読みください。
https://www.roland.com/jp/support/
する
パソコンで再生した音声を、以下の経路で VT-4 から鳴らすことが
できます。
パソコン音声
経路 説明
OUT (1-2)
LINE OUT 端子、PHONES 端子から出力されます
(エフェクトはかかりません)
TO MIC IN
(3-4)
MIC IN 端子に入力された音声として、VT-4 から出
力されます。
TO CARRIER
(5-6)
ボコーダーボイスの土台となる信号(音色とピッ
チ)に、USB ポートの「TO CARRIER」に入力さ
れた外部シンセサイザーの音を使うことができま
す。
External carrier(P. 9)を「オン」にして使
います。
する
VT-4 でエフェクトをかけたマイクの音声を、パソコンで録音する
ことができます。
マイク音声
音声 説明
MIX (1-2) LINE OUT 端子の音声が入力されます。
WET (3-4) エフェクトのかかった音声が入力されます。
DRY (5-6) エフェクトのかかる前の音声が入力されます。
その他の機能を設定す
1.[ROBOT]ボタンを押しながら電源を入れます。
[MANUAL]ボタンが点滅します。
2.[KEY]つまみを回して、設定するパラメーターを選び
ます。
[KEY]
つまみ
パラメーター 設定値 説明
C
MIDI
channel
オムニ(0)
1 16Ch
MIDI の送受信チャンネ
ルを設定します。
便利な機能
9
[KEY]
つまみ
パラメーター 設定値 説明
C#
Pitch &
Formant
Routing
オフ、オン
常にピッチとフォルマ
ントを変換する(オン)
/しない(オフ)かを設
定します。
D Saver time
オフ(0)
1~20分
スクリーンセーバーに
入る時間を変更します。
D# Mute Mode オフ、オン
[BYPASS]ボタンを押
すと、ミュートする(オ
ン)/エフェクトをオフ
にする(オフ)かを設定
します。
E
External
carrier
オフ、オン
USB 経由で入力される
キャリア信号で、ボコー
ダーの効果をかける(オ
ン)/かけない(オフ)
かを設定します。
F
Formant
depth
1~4
フォルマントが変化す
る範囲を設定します。
G
Monitor
mode
オフ、オン
[VOLUME]つまみで
PHONES 端子の音量の
み設定する(オン)/し
ない(オフ)かを設定し
ます。
オンのときは、LINE
OUT 端子の音量は固定
になります。
[KEY]
つまみ
パラメーター 設定値 説明
A
Playback
level
0~20
USB オーディオの入力
とマイク入力の音量バ
ランスを調節します。
B
MIDI In
Mode
オフ、オン
ノート情報を入力し終
わった際にロボット・ボ
イスを維持する(オフ)
/しない(オン)かを設
定します。
3.選んだパラメーターに応じて、設定を変更します。
操作 説明
オン/オフの
変更
オン [HARMONY]ボタンを押す
オフ [VOCODER]ボタンを押す
便利な機能
10
操作 説明
値の変更
1 増やす [HARMONY]ボタンを押す
1 減らす [VOCODER]ボタンを押す
値の確認方法
点灯しているシーン・メモリー[1]~[4]ボ
タンの数値の合計が、1 の位になります。
値が 10 19 の場合は[MEGAPHONE]ボ
タン、20 の場合は[ROBOT]ボタンも点灯し
ます。
たとえば、値が「18」のときは、シーン・メモ
リー[1][3][4]ボタンと[MEGAPHONE]
ボタンが点灯します。
4.設定が完了したら、[MANUAL]ボタンを押します。
設定が保存されます。
ンメモリーバッップ/リストア
シーン・メモリーを、パソコンにバックアップ/パソコンからリス
トアすることができます。
バックアップ
1.VT-4 の電源を切った状態で、VT-4 とパソコンを USB
ケーブルで接続します。
2.[VOCODER]ボタンを押しながら電源を入れます。
[ROBOT]ボタンと[BYPASS]ボタンが点灯し、シーン・メ
モリー・ボタン~[MANUAL]ボタンが左右に動きながら点滅
します。
3.パソコン側で「VT-4」ドライブを開きます。
4.BACKUP フォルダー内のバックアップ・ファイルを、
パソコンへコピーします。
バックアップ・
ファイル
VT4_PATCH1.PRM(シーン 1)~
VT4_PATCH8.PRM(シーン 8)
5.コピーが完了したら、パソコン上で USB ドライブの
取り出しをします。
6.電源を入れ直します。
スト
1.『バックアップする』(P.10)の手順に従って、パソ
コン側で「VT-4」ドライブを開きます。
2.RESTORE フォルダー内に、パソコンのバックアップ
ファイルをコピーします。
3.コピーが完了したら、パソコン上で USB ドライブの
取り出しをします。
4.[MANUAL]ボタンを押します。
5.点滅しているボタンが消灯したら、電源を入れ直しま
す。
11
資料
エフ・バエーシン一覧
エフェクトボタン(押しながら)
+ シーン・メモリー・ボタン
エフェクト・バリエーション
[ROBOT]
[1] NORMAL
[2] OCTAVE -1
[3] OCTAVE +1
[4] FEEDBACK
[MEGAPHONE]
[1] MEGAPHONE
[2] RADIO
[3] BBD CHORUS
[4] STROBO
[VOCODER]
[1] ADVANCED
[2] VP
[3] TALK BOX
[4] SPELL TOY
[HARMONY]
[1] +5
[2] +3
[3] +3、-4
[4] +3、+5
[BYPASS]
(リバーブ)
[1] REVERB
[2] ECHO
[3] TEMPO DELAY
[4] DUB ECHO
メモ
エフェクトボタンを押し続けると、現在選んでいるエフェクト
バリエーションを確認することができます(シーン・メモリー
ボタン点滅)
USB 接続時でも電池駆動で動作させ
VT-4 MX-1(Mix Performer)を AIRA LINK で使用するときな
ど、USB バス電源非対応の USB 端子に接続する場合は、VT-4 を電
池駆動モードにして使います。
1.[HARMONY]ボタンを押しながら電源を入れます。
VT-4 が電池駆動モードになります。
通常のモードに戻すときは、電源を入れ直します。
工場出荷時の設定に戻す(
VT-4 を工場出荷時の設定に戻します。
1.[BYPASS]ボタンを押しながら電源を入れます。
[MANUAL]ボタンが点滅します。
ファクトリー・リセットをキャンセルする場合は、電源を切り
ます。
2.[MANUAL]ボタンを押して、ファクトリー・リセッ
トを実行します。
3.すべてのボタンが点滅したら、電源を入れ直します。
資料
12
電池を入れる
USB バス電源以外に、市販の単 3 形ニッケル水素電池またはアル
カリ電池を使って使用することができます。
USB バス電源供給時は、電池を入れていても USB バス電源で
動作します。
1.バッテリー・カバーをはずします。
本機を裏返すときは、破損を防ぐためボタンやつまみなどを保
護してください。また、落下や転倒を引き起こさないよう取り
扱いに注意してください。
2.電池の向きに注意して、電池をバッテリー・ケースに
入れます。
3.バッテリー・カバーを閉めます。
電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする
恐れがあります。「安全上のご注意」チラシに記載の電池に関す
る注意事項を守って正しくお使いください。
電池の交換時期(PEAK ジケーター)
電池が消耗してくると、PEAK インジケーターが高速点滅します。
その場合は、新しい電池と交換してください。
主な仕様
ローランド VT-4:ボイス・トランスフォーマー
電源
充電式ニッケル水素電池またはアルカリ電池
(単 3 形)× 4、USB 端子より取得(USB バス電源)
消費電流 500mA
連続使用時の
電池の寿命
充電式ニッケル水素電池:
7 時間(ファンタム電源:オフ)
5.5 時間(ファンタム電源:オン)
アルカリ電池:
6 時間(ファンタム電源:オフ)
4 時間(ファンタム電源:オン)
電池の仕様や使用状態によって異なります。
外形寸法 174(幅)× 133(奥行)× 58(高さ)mm
質量
(電池含む)
554g
付属品
取扱説明書、「安全上のご注意」チラシ、アルカ
リ電池(単 3 形)× 4、保証書、ローランド ユー
ザー登録カード
本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情報に
ついてはローランド・ホームページをご覧ください。
ローランド株式会社
431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 2036-1
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Roland VT-4 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Roland VT-4 は、あらゆるボーカリストがライブやレコーディングで使える声を変形させるポータブル・エフェクト・プロセッサーです。ロボットボイス、メガホンボイス、そしてクラシックなボコーダーなど、ユニークなボイスエフェクトを内蔵しており、キーやピッチを変えることで多彩なボーカルサウンドを生み出すことができます。また、ボイスのフォルマントやハーモニーを加えることも可能です。VT-4はギターやベースなどの楽器にも使用でき、幅広いサウンドメイキングが可能です。

【使用例】

・ライブパフォーマンスでのボーカルエフェクトとして ・レコーディングでのボーカルや楽器のエフェクトとして ・ボーカルレッスンやボイストレーニングのツールとして ・ボイスオーバーやナレーションの作成 ・ラジオやポッドキャストでのボイスエフェクトとして ・ゲームやアニメーションでのボイスエフェクトとして