Shure Incorporated
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AXT400デュアルチャンネル受信機
AXT400デュアルチャンネル受信機は、先進のアナログとデジタルテクノロジーを組み合わせることですぐれたRF・オーディオ性能
を実現しています。この受信機はShowLink リモートコントロールによる送信機のリアルタイムでの設定変更、周波数ダイバーシ
ティモードによるシームレスなデュアル周波数動作、干渉検知および回避機能を提供しています。この受信機は最大228 MHzの広
帯域チューニングが可能で、AxientとUHF-Rシリーズ送信機と互換性があります。接続は、トランスバランスオーディオ出力、
AES3デジタルオーディオ出力、RFカスケードポート、そしてShure Wireless Workbench 6ソフトウェアによるネットワークコン
トロールとモニタリングのためのデュアルイーサネットポートを備えています。
機能
ShowLink リモートコントロール
AXT400は、AXT610 ShowLinkアクセスポイントを使用することで、送信機の包括的なリアルタイムリモートコントロールが可能
となります。 Axient送信機は、赤外線同期機能を使って各受信機チャンネルにリンクさせることができます。 ShowLinkアクセス
ポイントは、送信機との2.4 GHzワイヤレスネットワーク通信を受け持ち、イーサネットにより受信機と接続されます。 ゲイン調
整やシンクロした周波数変更を含めたすべてのリンクされた送信機の機能は、AXT400のフロントパネルメニューからリアルタイム
でコントロールすることができます。
干渉検出および回避
AXT400受信機の使用中、受信機はアナログまたはデジタルの干渉信号を検出することができます。 潜在的な干渉源が見つかる
と、警告メッセージが表示され、周波数を変更するオプションが示されます。 AXT600スペクトラムマネージャーと併用すれば、
スペクトラムマネージャーにより割り当てられる「バックアップ」周波数にマニュアルまたは自動で切り替えることができます。 スペ
クトラムマネージャーは互換周波数リストを継続的に監視し、最適な周波数が使用できるようにします。 ShowLink リモートコ
ントロールを使用することで、この受信機と送信機をクリアな周波数に同時に切り替えることができ、干渉問題を解決することが
できます。
周波数ダイバーシティ
周波数ダイバーシティ機能は、1つの音源を2つの独立した無線周波数を使って送信することで、ドロップアウトや干渉のリスクが
ある環境下でもシームレスなオーディオを実現します。 AXT400を周波数ダイバーシティモードで使用すると、受信機は信号の質
を連続的に分析し、両方の信号を使って最適化した1チャンネルのオーディオを提供します。 一方の周波数にRF干渉が生じた場
合、受信機は自動的に他方の周波数を使い、クリアで干渉のないオーディオを提供します。
広帯域チューニング
最大228 MHzのチューニングバンド幅により複数の送信バンドをカバーし、運用の柔軟性と所有受信機数の低減を実現します。 1
つの受信機で全UHF TV帯域をカバーすることができます(US仕様)。
ネットワーク
AXT400受信機は、イーサネット経由で他のシステムユニットと情報を共有し、送信機のリモートコントロールやWWB 6ソフト
ウェアによる管理といった先進の機能に対応しています。 この受信機に備えられた2つのRJ45イーサネットポートは、10/100
Mbpsの速度のネットワークに対応しています。 イーサネットポートはパワー・オーバー・イーサネット(PoE)に対応し、ShowLink
アクセスポイントに電源を供給することができます。 ネットワークの設定が正しいかどうかは、フロントパネルメニューの「Find
All」ユーティリティの、ネットワークの準備完了デバイスリストにより確認することができます。
グループとチャンネル
受信機には多くの周波数グループが内蔵されているので、複数の受信機向けの互換チャンネルも簡単に決めることができます。
チャンネルスキャンは現在のグループ内で利用可能な周波数を検索します。 グループスキャンはすべてのグループから利用可能な
チャンネルを検索し、ネットワークを通じて他のAXT400受信機に互換性のある周波数のプログラミングを簡単に行うことができ
ます。
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