(日本語)SC4 ユーザーマニュアル
製品特徴
• 1 スロットの充電速度は最大 3000mA 。
• 充電電流を 300mA-3000mA の間で選択可能。
• 1.2V, 3.7V, 4.2V, 4.35V のバッテリーに対応。
• 高解像度カラー LCD ディスプレイに充電状態をリアルタイム表示
• パワーセーブ機能搭載。
• IMR batteries の充電に最適化。
• バッテリーのタイプを自動的に判断し、最適な電圧・電流にて充電。
• LiFeP04 バッテリー (3.7V) およびリチウムイオンバッテリー (4.35V) への充電電圧を手動で選択可。
• 小容量のバッテリーでも自動的に感知し、最適な電流で充電。
• バッテリー複数個を平行して充電可能。
• 充電スロットをそれぞれ独立して制御。
• すべての USB デバイスに対応した内蔵 USB ポート。
• フル充電されたら自動的に充電を停止。
• 電池の逆入れ防止・回路のショート保護機能付き。
• リチウムイオンバッテリーのリカバリー機能付き。
• 過充電防止機能付き。
• 過熱防止用内蔵温度モニター搭載
• 内部抵抗を自動検出。
• 難燃性の PC 素材を採用。
• 放熱性能を最適化するデザイン
• RoHS, CE, FCC および CEC 基準をクリア。
• 中国 Ping An 保険 ( グループ ) 会社の保険を世界中で適用。
仕様
入力電圧 : AC 100-240V 50/60Hz 1A(MAX) 40W
DC 12V 3A
出力電圧 :
バッテリー : 4.35V±1% / 4.2V ±1% / 3.7V ±1% / 1.48V ±1%
USB: 5V±5% 2.1A MAX
出力電流 : 3A*2 MAX 1.5A*4
互換バッテリー :
リチウムイオン /IMR/LiFePO4: 10440, 10500, 12340, 12500, 12650, 13450, 13500, 13650,
14350, 14430, 14500, 14650, 16500, 16340(RCR123), 16650,
17350, 17500, 17650, 17670, 18350, 18490, 18500, 18650,
22500, 22650, 25500, 26500, 26650
ニッケル水素 (Ni-MH)/
ニッカド (Ni-Cd): AA, AAA, AAAA, C, D
寸法 : 165mm×110mm×45mm
重量 : 385g ( バッテリー・コード含まず )
操作方法
電源に接続する :
SC4 を外部電源に接続する ( コンセント、車の電源ソケットなど )。
バッテリーを入れる :
SC4 には独立して制御されるスロットが4つあります。スロットに表示されてい
る電極図にしたがって、対応バッテリーを正しい方向に入れてください。充電が開始されると LCD デ
ィスプレイにバッテリーの状態 ( “Good” または “Poor”)、 内部抵抗、充電電流、充電電圧、バッ
テリー電圧、充電容量および充電時間が表示されます。
バッテリー点検とエラー表示:
SC4 は逆入れ防止・回路のショート保護機能を実装しています。
バッテリーが逆向きまたは短絡の状態で挿入されている場合は、該当スロットの LCD ディスプレイに
「EE EE」と表示されるとともにディスプレイが点滅してエラーを知らせます。
スマートチャージ :
SC4 はバッテリーのタイプと容量を自動的に検出し、最適な電流で充電します。ま
た充電電流を手動で選ぶことも可能です。SC4 は以下のバッテリーに対応しています:
1) 3.7V リチウムイオン充電池
2) 3.8V リチウムイオン充電池 ( フル充電後の電圧は 4.35V±1%)
3) 1.2V ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド (Ni-Cd) 充電池
4) 3.2V LiFePO4 充電池
初期設定
初期設定は以下の通りです :
• 大容量リチウムイオンバッテリー (>1200mAh) – 2000mA / 4.2V±1%
• リチウムイオンバッテリー (<1200mAh) – 500mA / 4.2V±1%
• ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド (Ni-Cd) バッテリー – 500mA / 1.48V±1%
ノート :
ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド (Ni-Cd) バッテリーと 3.7V リチウムイオンバッテリーに対
しては自動的に最適な充電モードが選ばれますが、LiFePO4 バッテリーと 3.8V リチウムイオンバッ
テリーは手動での電圧設定が必要です。バッテリーの長さが 60mm 以上ある場合、バッテリー容量は
1200mAh 以上と自動的に判断されます。
ボタンの操作
充電中に C ボタンを押すと、LED ディスプレイに表示しているスロットが切り替わります。V ボタン
を押すと選択しているスロットのバッテリー状態、内部抵抗、充電電流、バッテリー電圧、充電容量お
よび充電時間が順に表示されます。
C ボタンを長押しするとマニュアルセッティングモードに切り替わります。また、V ボタンを長押しす
ると、CH1 と CH2 を優先して充電するよう設定できます。
マニュアルセッティングモード時に C ボタンを押すと、HG. MODE、CHANNEL STATUS 、次のスロ
ットのセッティングモードの順に切り替わっていきます。
このモードで V ボタンを押すと CHG. MODE で電圧を、 CHANNEL STATUS で電流を設定できます。
もう一度 C ボタンを長押しするとマニュアルセッティングモードを抜けて通常モードに戻ります。
電圧設定の変更
ステップ 1:
充電中に C ボタンで電圧を変更したいスロットを選び、C ボタンを長押ししてそのスロッ
トのマニュアルセッティングモードに入ります。
ステップ 2:
マニュアルセッティングモードに入ったら C ボタンを押して CHG. MODE を表示し、V
ボタンで電圧を選びます (3.7V/4.2V/4.3V)。設定が終わったら、C ボタンを長押しして通
常モードに戻ります。
電流設定の変更
バッテリータイプと容量 電流初期値 最大電流
リチウムイオン
>1200 mAh 2000mA 3000mA
<1200 mAh 500mA 2000mA
ニッケル水素
単2 / 単3 500mA 2000mA
Others 500mA 2000mA
ステップ 1:
電圧設定の変更と同じ .
ステップ 2:
マニュアルセッティングモードに入ったら、C ボタンを押して CHANNEL STATUS を表示
し、V ボタンの長押しで電流を変更します (300mA から 3000mA)
• 大容量バッテリー (>1200mAh) では、300mA から 3000mA の間で設定できます (100mA 単位 )。
• 容量が小さい場合 (<1200mAh) は、300mA から 2000mA の間での設定となります (100mA 単位 )。
適切な電流を選んだら、C ボタンを長押しして通常モードに戻ると、充電が開始されます。
充電が終わると CHANNEL STATUS には “FULL” が表示されます。
ノート :
1. マニュアルセッティングモードで 30 秒間何も操作されないと、そのセッティングで充電を開始しま
す。
2. 大容量バッテリーでは、 300mA から 3000mA の間で電流を設定可能です。
容量が小さいバッテリーでは、1000mA 以下 ( 具体的な電流は容量による ) での充電をお勧めします。
ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド (Ni-Cd) 充電池は容量によらず、300mA から 2000mA の間で充
電できます。
3. ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド (Ni-Cd) 充電池を 0.5C 以上の電流で充電しないでください。バ
ッテリーが過熱する原因となります。
優先充電機能
CH1 と CH2 は優先的に充電されるよう設定できます。C ボタンを押して CH1 または CH2 を選び、V
ボタンを長押しすることで、そのスロットから充電される設定となります (CH1 と CH2 を両方選ぶこ
とも可能です )。優先充電が設定されたスロットの充電がおわると、ほかのスロットの充電が自動的に
始まります。
バッテリー内部抵抗の自動検出
SC4 の電源が入っている状態でバッテリーを入れると、バッテリーの内部抵抗を自動的に検出して
CHANEL STATUS に表示します。内部抵抗値が 250mΩ 以下の場合は LCD ディスプレイに”GOOD”
と表示され、250mΩ 以上の場合は ”POOR” と表示されます。電池が劣化している可能性があるので、
交換することをお勧めします。( バッテリーの電圧が 4V 以上あるときは、内部抵抗を測定せず SC4 に
設定されている初期値を表示します )
充電容量検出
充電中はどれだけの容量を充電したかを自動的に計算し、CHANNEL STATUS に表示します。
逆入れ防止・回路のショート保護機能
バッテリーが逆向きまたは短絡の状態で挿入されている場合は、該当スロットの LCD ディスプレイに
「EE EE」と表示されるとともにディスプレイが点滅してエラーを知らせます。
パワーセーブ機能
3分間操作がされないと、節電のためにディスプレイが暗くなります。何か操作をすると明るく戻りま
す。
PID (Proportion Integration Differentiation) システム
PID システムの働きにより、大きな電流で充電しているときは、温度を安全な範囲内で保つよう自動的
にコントロールします。
バッテリーの再活性化
SC4 は過放電された保護回路付きリチウムイオンバッテリーを再活性化することができます。充電前に
検査をして必要であれば再活性化を行います。バッテリーにダメージがある場合は、スロット上部パワ
ーレベルが点滅しますので、充電を中止してください。
リチウムイオンバッテリーのリカバリー
0V の IMR バッテリーを入れると、 LCD ディスプレイが点滅して充電できないことを知らせます。そ
の状態で、C ボタンと V ボタンを同時に押すとリカバリーモードに入り、電圧表示が少しずつ上昇して
いきます。
何度かリカバリーに失敗したバッテリは破棄することをお勧めします。
ノート :
IMR バッテリーをリカバリーするとき、逆入れ防止機能は一時的に停止されます。バッテリー
が正しい方向に挿入されていることを必ず確認してください。発火や破裂の原因となります。また、充
電中は充電器のそばを離れないでください。
長時間充電回避機能
SC4 はバッテリーごとに充電時間を計算しています。バッテリーの過熱や破裂を防ぐため、バッテリー
の充電時間が10時間を超えると自動的に充電を停止し、ディスプレイにフル充電されたとを表示しま
す。
USB 充電
USB での最大出力は 2.1A です。バッテリーを充電している間は、充電が終了するまで USB による出
力は停止されます。
注意事項
1. 本充電器はリチウムイオン充電池、IMR 充電池 , LiFePO4 充電池 , ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカ
ド (Ni-Cd) 充電池専用です。電池の発火や破裂、怪我の原因になりますので、ほかのタイプの充電
池には使用しないでください。
2. 本充電器の安全な使用環境温度は -10-40° C、安全な保管温度は -20-60° C です。
3. 背面に記載の仕様に合ったバッテリーにお使いください。バッテリーパックの充電はしないでくだ
さい。
4. スロットに記載のプラス・マイナスの方向を確認し、プラス側が上部に来るようバッテリーをセッ
トしてください。.
5. 充電中は充電器から目を離さないでください。異常が発生した場合は直ちに充電を中止し、マニュ
アルを参照してください。
6. 本充電器は18歳以上のかたがご使用ください。18歳未満の方は、保護者の管理下のもとご使用
ください。
7. 正しいセッティングが選ばれているか確認してから充電してください。間違ったセッティングはバ
ッテリーのダメージや破損につながる恐れがあります。
8. アルカリ電池、マンガン電池、リチウム電池、CR123A、CR2 やそのほかの対応していない電池は
充電しないでください。破裂や発火することがあります
9. ダメージのある IMR バッテリーを充電しないでください。本体がショートしたりや破裂する恐れ
があります。
10. バッテリーに液漏れ、破裂、膨張、皮膜やケースの傷、変色や歪みなどの異常が見られる場合は充
電しないでください。
11. 付属のアダプターとコードをお使いください。電源コードの損傷を防ぐため、電源を抜くときはコ
ードではなくコネクターを持ってください。アダプターやコードに損傷が見られる場合は使用しな
いでください。
12. 本充電器を直射日光や暖房装置、火気にさらさないでください。また極端に高いもしくは低い 温度
環境や、急激な温度変化は避けてください。
13. 本充電器は十分に換気された場所で使用し、 湿気の多い場所では使わないでください。 また使用
にさいしては、すべての揮発性のある可燃物質を作業エリアから遠ざけてください。
14. 故障の原因になりますので、本器に振動や衝撃を与えるのは避けてください。
15. 本充電器の回路やほかのパーツを短絡させないで下さい。また、充電器に金属線や導電性がある物
質を入れないでください。
16. 充電池や本体は、高負荷または高電力での充電・放電時に熱くなりますので、高温時は触らないで
ください。
17. 過充電または過放電を行わないでください。容量が少なくなった充電池はできるだけ早く充電して
ください。
18. 使用しないときは電池をすべて取り外し、外部電源に接続しないでください。
19. 本充電器を開けたり、分解、改造、改ざんしたりすると保証が無効になる場合があります。保証詳
細を参照ください。
20. 本充電器は本来意図された目的にのみ使用し、ほかの用途には使用しないでください。
免責事項
この製品は、中国 Ping An 保険 ( グループ ) 会社によって世界的に保険が適用されます。NITECORE は、
本書に記載されている指示に従わなかった結果により生じたいかなる損失、損害、または主張について
も責任を負いません。
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正規代理店 / 販売店が製品保証サービスを提供します。製品を正規の代理店または販売店から購入して
いて、保証対象となる問題が発生した場合は、販売店または代理店にご連絡ください。NITECORE の保
証は、正規の供給元から購入した製品に対してのみ提供されます。 これはすべての NITECORE 製品に
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売店を通じて交換いたします。 15 日をすぎて不良 / 故障が発生した場合、購入日から 12 ヶ月(1 年)
は無料で修理いたします。
12 ヵ月(1 年)を超えた場合は限定保証が適用され、人件費およびメンテナンス費用はかかりませんが、
付属品または交換部品の費用はご請求させていただきます。
また、以下に当てはまる場合は保証が適用されません。
1. 製品を認可なく分解、再組み立て、改造した場合
2. 誤った方法で使用した場合 ( 例 : 充電池を逆向きにいれる、充電できない電池を使用するなど )
3. 液漏れによる破損の場合
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※ 本書に記載されている全ての画像・文章・文は参考資料です。このマニュアルと www.nitecore.
com で指定された情報が異なる場合は、公式サイトの情報が優先されます。 Sysmax Industry
Co.、Ltd. は、予告なしにいつでも本書の内容を変更、修正する権利を留保します。
リチウムイオン充電池を安全に使用するために
1. 充電電圧
リチウムイオン充電池は電圧を厳重にコントロールする必要があります。安全基準以上の電圧で充
電すると、電池のダメージや破損につながることがあります。
(1) 3.7V リチウムイオンバッテリー / IMR バッテリー
最も一般的に使用されているリチウムイオンバッテリーは充電電圧が 3.7V のものです。これら
の電池にはよく起電圧として 3.6V/3.7V の表示があります。本器はリチウムイオンバッテリーを
検知すると、自動的に 4.2V の標準モードで充電をします。このタイプのバッテリーには充電電
圧を別途設定する必要はありません。
(2) 3.8V リチウムイオンバッテリー
充電電圧が 3.8V のリチウムイオンバッテリーがまれにあります。これらの電池もおおくの場合、
起電圧として 3.7V の表示がされています。通常販売時に 4.35V での充電が必要なことが示され
ています。このタイプのバッテリーを充電する場合は、4.2V では充電するのに十分な電圧が得
られませんので、充電電圧を手動で 4.3V に設定してください。
(3) 3.2V LiFePO4 バッテリー
3.2V LiFePO4 バッテリーは通常、LiFePO4 の表示と、場合によっては起電圧として 3.2V の表
示がされています。本器はこのタイプのバッテリーを充電する場合は、必ず手動で充電電圧を
3.7V に設定してください。手動で設定されない場合、本器は自動的に 4.2V で充電を始めますが、
これは電池のダメージや破損につながります。
2. 充電電流
リチウムイオン、 IMR や LiFePO4 バッテリーを含むすべてのリチウム系バッテリーに対して、充
電電流 1C* 以下での使用をお勧めします。とくに容量の少ないバッテリーでは、必ず 1C 以下でご
使用ください。
*C: 電池の容量に対する電流値の割合。例えば、容量が 2600mAh のリチウムイオンバッテリーの
1C は 2.6A (2600mA)、容量 3400mA のリチウムイオンバッテリーの 1C は 3.4A (3400mA) とな
ります。
大きすぎる充電電流はバッテリーの過熱や破損、破裂につながることがあります。
注意 :
O 本器はバッテリーの容量をそのバッテリーの長さから予測して充電電流値を決定してい
ます。ですので、容量が小さくて長いバッテリー (12650, 13650, 14650, 16650 など ) を充電する
際は、適切な (1C 以下の ) 電流を手動で設定してください。
3. 注意事項
(1) バッテリーをショートさせないでください。.
(2) Do not use a 3.7V/3.8V リチウムイオンバッテリーの電圧が 2.8V 以下の場合は充電しないでく
ださい。過放電され、次回の充電時に破裂する恐れがあります。.
(3) 保護回路付き充電池の使用をお勧めします。保護回路がついていない充電池 (IMR バッテリーな
ど ) を使用するときは、過放電や短絡に十分注意してください。
(4) バッテリーの最大電流以上の電流で放電しないでください。
4. 長期保管
3.7V/3.8V リチウムバッテリーを保管するのに最適な電圧は 3.7V です。高すぎる、あるいは低すぎ
る電圧での保管は、バッテリーのダメージにつながります。長期保管するときは、電圧が 3.7V に
なるよう充電または放電してください。
Nitecore のウェブサイトにて認証コードや QR コードの認証をしてください。
1. 本器には Nitecore 純正のコードを仕様ください。それ以外のコードの使用は、誤
作動、過熱、発火の恐れがあります。純正以外のコードを使用した場合の故障は、
保証対象外となります。
2. 本器はリチウムイオン、IMR、3.2V LiFePO4, ニッケル水素 (Ni-MH) / ニッカド
(Ni-Cd) バッテリーの充電専用です。ほかのタイプの充電池には使用しないでくだ
さい。電池の発火や破裂、怪我の原因になります。