Nordson Process Sentry PLC Controller 取扱説明書

Process Sentry

™

PLC™

コントローラー

ユーザー製品マニュアル

P/N 6091670_03

- Japanese -

22年01月発行

パーツとテクニカルサポートについては、インダストリアルコーティングシステムカスタマー

サポートセンター(電話番号：+1 (800) 433-9319）までお電話いただくか、お近くの

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NORDSON CORPORATION • AMHERST, OHIO • USA

P/N 6091670_03

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Nordson Corporationまでお気軽にお寄せください。 Nordson社に関する一般情報

については、次の弊社ホームページでご覧いただけます：

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注記

本マニュアルは、Nordson Corporationの出版物であり、著作権により保護されてい

ます。

当初の著作権の日付、2019 年。本ドキュメントのいかなる部分も、Nordson社からの

書面による事前許可なく複写、複製、または他言語に翻訳してはなりません。ここに記

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– オリジナルドキュメントの翻訳 –

登録商標

Pro-Meter、Nordson、およびNordson社のロゴは、Nordson Corporationの登録商

標です。 Process Sentryは、Nordson Corporationの商標です。その他のすべての商

標はそれぞれの所有者に属します。

安全概要 �� 1

はじめに ........................................................................................ 1

有資格者 ....................................................................................... 1

用途 .............................................................................................. 1

規格および認証 ............................................................................. 1

作業員の安全 ................................................................................2

高圧の流体 ..................................................................................3

火災予防 ....................................................................................... 4

ハロゲン化炭化水素系溶剤による危険 ......................................... 4

故障発生時の措置 ......................................................................... 5

廃棄 .............................................................................................. 5

説明 �� 6

仕様 .............................................................................................. 8

操作原理 ....................................................................................... 8

警報 .............................................................................................. 8

セキュリティ ................................................................................... 8

設置 �� 9

ガイドライン .................................................................................. 9

オペレーターインターフェイス、画面およびセットアップ ................10

システムステータス画面 ............................................................. 10

ユーザーログイン ....................................................................... 12

テストポイント ............................................................................14

サーボステータス画面 ............................................................... 18

システムステータス ..................................................................... 20

プログラム画面 .......................................................................... 22

時計 .......................................................................................... 24

パーツID設定 ............................................................................ 26

予防メンテナンス設定(Preventative Maintenance Set-up) ..... 28

遅延タイマー ............................................................................. 29

異常設定 ................................................................................... 30

信号I/Oトレース(Signals I/O Trace) .......................................... 31

パージ ....................................................................................... 32

電気加熱設定(Electric Heat Setup)（装備されている場合）/

温度調節ユニット設定(Temperature Conditioning Unit (TCU)

Setup)（装備されている場合） ...................................................33

電気加熱設定(Electric Heat Setup)（装備されている場合） ......33

TCU設定（装備されている場合） ................................................ 34

有効な機器・装置(Devices Enabled) ........................................36

ポンプスタンド設定(Pump Stand Setup) .................................. 37

シミュレーションモード(Simulation Mode) ...............................38

Pro-Meter S PLC 設定 ................................................................. 40

ビジョン設定(Vision Set-up)（装備されている場合） .................. 42

加熱画面（装備されている場合） .................................................44

システム温度(System Temperatures) ......................................46

温度セットポイント(Temperature Setpoints) ........................... 47

セットバックセットポイント(Setback Setpoints) ........................ 48

High Temp Setpoints（高温度セットポイント） .......................... 49

低温度セットポイント(Low Temperature Setpoints) ................ 50

PID設定 .................................................................................... 51

温度コントロールユニット (TCU)（装備されている場合） .............. 52

ポンプ画面(Pumps Screen) ....................................................... 53

診断画面(Diagnosis Screen) ..................................................... 54

異常ログ画面(Fault Log Screen) .............................................. 55

異常リセット(Fault Reset) .......................................................... 56

統計画面(Statistics Screen) ...................................................... 57

手動操作(Manual Operations) .................................................. 58

データログ(Data Log) ................................................................ 59

異常デコーダー画面(Fault Decoder Screen) ........................... 60

製品マニュアル(Product Manuals) ............................................61

戻る(Back) ................................................................................. 62

操作 �� 63

オプションのコントローラー構成と設定 �� 63

パーツID設定画面（Part ID Setup Screen) .................................. 64

制限値 ....................................................................................... 65

セグメント体積(Segment Volumes)...........................................66

予圧設定（Pre-Pressure Setup） .................................................67

Pro-Meter S PLC ディスペンサー .................................................... 68

設置 ........................................................................................... 68

ロボット通信の設定................................................................... 68

ロボットコントローラーアナログ信号の設定 .............................. 68

ロボットインターフェイス / 通信イーサネット ..................................68

修理 �� 69

トラブルシューティング �� 69

パーツ �� 70

PS PLC コントローラー ................................................................... 70

パーツの注文............................................................................... 71

1

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

安全概要

はじめに

以下の安全に関する指示をよく読み、遵守してください。作業と機器に専用の警告、注意ならび

に指示事項は機器文書の適切な個所に記載されています。

指示書を含むすべての機器文書が操作員あるいは機器サービス員に到達可能であること、

を確認してください。

有資格者

機器所有者には、有資格者がNordson社製機器の設置、操作、サービスを実施することを確保

する責任があります。有資格者とは、指定された作業を安全に実施するための訓練を受けた従

業員または請負業者を指します。関連する安全規則や規制を熟知し、指定された作業を身体

的に問題なく実施できる人物です。

用途

Nordson社製機器を添付文書に記載されている以外の方法で使用した場合、作業員の負傷

事故や物的損傷を招くおそれがあります。

用途以外の使用例には、次のようなものが挙げられます：

• 非対応の材料の使用

• 不正な改造

• 安全ガードやインターロックの除去または省略

• 互換性のない、または破損した部品の使用

• 認証を得ていない補助機器の使用

• 最大定格を超えた機器の操作

規格および認証

機器を使用する環境に対してすべての機器が認証を受け、適切な定格であることを確認し

ます。設置、操作、サービスに関する指示に従わなかった場合、Nordsonの機器に対して取得

した認証はすべて無効になります。

2Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

作業員の安全

怪我を予防するため以下の指示に従ってください。

• 有資格者以外は機器の操作やサービスを行わないでください。

• 安全ガード、ドア、カバーなどが正しく取り付けられていない場合や、自動インターロックが

正常に機能しない場合は、機器の操作を行わないでください。安全装置を省略したり解除

したりしないでください。

• 稼働中の機器には近づかないでください。可動部品を持つ機器の調整・サービスを実施す

る場合は、前もって電源を切り、機器の動作が完全に停止するまでお待ちください。電源を

遮断し、機器を固定して、予期せぬ動作を防いでください。

• 加圧システムまたはコンポーネントの調整またはサービスを行う前に、液圧およびエアー圧

を開放 (ブリードオフ) します。電気機器のサービスを行う前に、スイッチを切断し、ロックア

ウトし、タグ付けを行います。

• 手動スプレーガンの操作中には、使用者が接地されていることを確認してください。電導性

手袋を着用あるいはガングリップ接地配線あるいはその他の接地方法を行なってください。

貴金属アクセサリーや工具等の金属物を所持しないでください。

• たとえ微弱でも電気ショックを感じた場合は、ただちにすべての電気/静電機器をオフにして

ください。問題が特定され、解消されるまで、機器を再起動しないでください。

• 使用する材料すべての安全データシート（Safety Data Sheet, SDS）を入手し、よくお読みく

ださい。材料の安全な取り扱いおよび使用に関する製造業者の指示に従い、推奨される個

人保護具を使用してください。

• スプレー領域が十分に換気されていることを確認してください。傷害事故を防止するため、

作業上の必要性により覆いなどの安全対策ができない高温部分、角や縁部分のとがり、

通電中の電気回路、動力部品など、作業場から一掃しにくく見落としがちな危険に注意して

ください。

3

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

高圧の流体

安全確保されていない高圧液体はとても危険です。高圧機器の調整/点検を行う前にシステム

の液圧を抜いてください。高圧液体の噴射はナイフのように鋭く切断することが出来、重大な

怪我、切断あるいは人命を損なう危険があります。皮膚を浸透する液体は、人体に毒性をもた

らすこともあります。

液体噴射による怪我が発生した場合は、すぐに医師に相談してください。可能な場合は、医師

に噴射液体のSDS（材質安全性データシート）のコピーを提出してください。

噴射機器製造社協会（米国）は、高圧噴射機器の操作員用の名刺サイズカードを作成しま

した。これらのカードは機器と共に提供されます。カード上には以下の事項がきさいされてい

ます：

警告：高圧液体による怪我は、重症になる危険性があります。もし怪我をしたり、そう思われ

る場合は：

• すぐに緊急医療処置室に行き。

• 医師に怪我の状況を話してください。

• このカードを提示する

• どのような材質の噴射を受けたのかを、話してください

医療アラート — エアーレススプレーによる外傷：医師へのメモ

皮膚内への浸透は、重大な外傷となります。すぐに外科的処置を受けることが重要です。毒性

確認の処置を一刻も早く行なってください。毒性確認は材質が直接血管内に浸透している場

合には特に重要です。

整形外科医あるいは再生外科医に相談することをお勧めします。

けがの重大さは身体上の怪我の個所、あるいは材質が何かに当たって跳ね返り、皮膚組織内

に止まっているのか、あるいはガンの噴射による直接的な怪我なのか、によります。噴射塗料

がアクリルラテックスおよび二酸化チタンを含んでいる場合、これらは組織の耐感染抵抗を阻

害し、細菌繁殖が増強されます。医師の勧める噴射による手の怪我には、噴射塗料によって膨

張した手の組織下の閉鎖血管を軽減させるための、適切な壊死組織切除および即座の抗生物

質措置が含まれます。

4Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

火災予防

火災や爆発を防止するため、次の指示を守ってください。

• すべての電導機器を接地してください。接地されたエアと液体ホースだけを使用してくだ

さい。機器と加工物の接地設備を定期的に確認してください。接地抵抗は、1MΩを超えない

こと。

• 静電放電やアーク放電に気付いたら、ただちにすべての機器の電源を切ってください。原因

が明らかになって対策が行われるまでは、機器を再始動しないでください。

• 可燃性材料が使用または貯蔵される場所では、喫煙、溶接、研磨、または裸火の使用は避け

てください。原料は、メーカーの推薦する温度以上に加熱しないでください。加熱モニタリ

ングとリミット装置が正しく作動していることを確認してください。

• 揮発性の物質や蒸気が溜まって危険な状態になるのを防ぐため、十分な換気設備を整えて

ください。地域の規制や材料の安全データシート（SDS）を参考にしてください。

• 可燃性の接着剤を使った作業中に、通電している電気回路を切断しないでください。火花

の発生を防止するため、まず切断スイッチで電源を落とします。

• 緊急停止ボタン、閉止弁、消化器の場所を把握しておきます。スプレーブースで火災が発生

した場合、ただちにスプレーシステムと排気ファンを遮断します。

• 調整、清掃あるいは静電機器の修理前には、静電電源を切り、チャージシステムを接地して

ください。

• 機器の洗浄、メンテナンス、試験および修理は、機器のマニュアルに記載されている指示に

従って行います。

• 元の機器と使用するように設計されている交換用部品のみを使用してください。部品情報

とアドバイスについては、Nordsonまでお問い合わせください。

ハロゲン化炭化水素系溶剤による危険

高圧システムにはアルミニウム製構成部品が使用されているため、ハロゲン系炭化水素溶剤

は厳禁です。圧の下で、これらの溶液はアルミニウムと激しい爆発性反応を起こして、人命に関

わる怪我や、器物破損を起こす恐れがあります。ハロゲン化炭化水素系溶剤には、以下の元素

が1つ以上含まれています：

エレメント記号接頭辞

フッ素 F "Fluoro-"

塩素 Cl "Chloro-"

臭素 Br "Bromo"

ヨウ素 I "Iodo-"

使用原料のSDSを確認する、あるいは原料供給者に詳細情報を問い合わせてください。ハロ

ゲン系炭化水素溶剤を使用する必要のある場合は、ノードソンコンポネントの適合性につ

いて、ノードソン担当者にお問い合わせください。

5

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

故障発生時の措置

システムまたはシステム内の任意の機器に不具合が発生した場合、システムをただちに遮

断し、以下の手順を実行します。

• システムの電源を切り、遮断（ロックアウト）します。油圧とエアーのシャットオフバルブを閉

じ、残圧を抜きます。

• 故障原因を確認し、問題を是正してから始めてシステムを再始動します。

廃棄

機器および操作やサービスに使用した材料は、地域の規制に従って廃棄してください。

6Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

説明

図1を参照するとともに、表1をご覧ください。

Process Sentry (PS) PLC コントローラーは、ロボットからの信号またはセルコントローラーを

使用して、接着剤吐出のプロセスをコントロールします。ロボットの速度の変化に応じて接着剤

吐出の速度を調整することによって、一定のビードサイズが維持されます。

コントローラーは、ディスペンサーやシステムインテーフェイスの多様なオプションと構成する

ことができます。P S PLC コントローラーは、以下の機能も備えています。

• 異常が検出された場合、回復手順を表示し、

• 異常についてロボットコントローラーに伝達し、

• SPCと異常データを保存します。さらに、

• 4つの独立したゾーンの接着剤温度をコントロールします（内蔵温度コントロールユニット

(TCU)モデルの場合のみ）。

表1 主要構成要素

項目説明

1

警告灯：システム内に異常状態があることをオペレーターに警告

• 赤色 – 重度の異常、即時対処

• 黄褐色 – 軽度の異常

• 緑色 – レディ

2表示画面（10インチまたは15インチをご用意）

3スタートボタン

4ストップボタン

5プログラミングポート

6TCU（装備されている場合）

7

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

1

2

3

5

4

1

2

3

4

5

6

PS PLC TCU非装備

PS PLC TCU装備

図1 Process Sentry PLC コントローラー

8Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

仕様

項目説明

1615339 480 VAC、3相、60 Hz、7全負荷アンペア (FLA)

1615340 480 VAC、3相、60 HZ、7 FLA

1615341 120 VAC、1相、60 HZ、15 FLA

1615342 120 VAC、1相、60 HZ、15 FLA

1615343 480 VAC、3相、60 HZ、7 FLA

1615344 480 VAC、3相、60 HZ、7 FLA

1615345 480 VAC、3相、60 HZ、11 FLA

1615346 480 VAC、3相、60 HZ、11 FLA

1615347 480 VAC、3相、60 HZ、8 FLA

1615348 480 VAC、3相、60 HZ、8 FLA

1615349 120 VAC、1相、60 HZ、25 FLA

1615350 120 VAC、1相、60 HZ、25 FLA

1615351 480 VAC、3相、60 HZ、8 FLA

1615352 480 VAC、3相、60 HZ、8 FLA

1615353 480 VAC、3相、60 HZ、8 FLA

操作原理

ロボットは、ロボットの速度に比例する流量コマンドを送信します。この電圧は、イーサネットI/

Oシステムの場合、16ビットワードになります。その電圧によってサーボモーターの速度がコン

トロールされます。次に、サーボモーターによって接着剤流量値がコントロールされることによ

って、吐出されるビードが隅々まで一定に保たれます。接着剤吐出の速度は、変更できます。

ビードサイズ機能は、サーボモーターへのロボットアナログ信号のパーセンテージをコントロ

ールします。また、接着剤吐出の速度の変更が原因でロボットのプログラムを変更する必要も

なくなります。ビードサイズ値を増やすと、接着剤吐出の速度が増加します。ビードサイズ値を減

らすと、接着剤吐出の速度が減少します。

注記：各パーツI D に対して、異なるビードサイズを入力できます。ビードサイズがすべてのパー

ツIDに適用される場合は、グローバルビードサイズを入力することができます。

警報

PS PLC コントローラーは、異常が発生すると、警告灯が点灯してオペレーターに警告します。

また、ステータス画面では、異常があるシステムコンポーネントのグラフィックも点滅するため、

ユーザーはただ単に点滅しているアイコンを選択するだけで異常に関するヘルプ情報に迅速

にアクセスできます。異常ヘルプ画面には、異常の説明、必要な修正措置、Nordson社へのお

問い合わせ方法が表示されます。異常ログ画面には、最新の異常のリストが表示されます。

セキュリティ

各種機能と変更可能な諸設定は、プロセス中に誤って変更されるのを防ぐためにロックされて

います。変更を行うには、ユーザー名、パスワード、および/またはUSBフラッシュドライブが必要

になります。

9

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

設置

警告：次の作業は、有資格者のみが実行してください。本書およびその他すべての関連文書

に記載されている安全指示に従ってください。

警告： PS PLC には、致命的になる可能性がある電気接続が含まれています。接続を行う前に、

電源を遮断し、ロックアウトしてください。

実行する前に、この章全体を読み、理解してください。必要に応じて、Nordson社の担当者にこ

れらの手順に関してお問い合わせください。

注記：本コントローラーの構成と設定に適用される追加データについては、ページ63の

「オプションのコントローラー構成と設定」のセクションを参照してください。

1. PS PLC コントローラーを開梱し、へこみや傷、腐食、その他の物理的損傷がないか点検して

ください。目に見える損傷がある場合は、直ちにNordson社の担当者にご連絡ください。

2. PS PLC コントローラーは、できるだけロボットコントローラーの近くに設置してください。

ガイドライン

次のガイドラインを参照してください。

• 安全な動作が得られるように、また電気ノイズによる干渉を軽減するために、コントローラ

ーを専用の電源に配線してください。

• すべての電気接続を現場のコードに取り付けます。

• 電気機器の前の引き込み線にロック用の遮断スイッチまたはブレーカーを取り付けます。

• 電気、液体、およびエアー接続は、用途の要件によって異なります。すべての接続につい

ては、システムの文書に付属している「システムレイアウトおよび相互接続」図をご利用くだ

さい。

• システムが適切に動作するように、すべてのホースとケーブル配線に十分な余裕があること

を確認してください。

注記：本章に記載されている重要なセットアップパラメーターのほとんどは、出荷前に設定済

みです。ポンプとTCUの有効化/無効化に関する情報は、通常の設置時では必要ありま

せん。

10 Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

オペレーターインターフェイス、画面およびセットアップ

注記：画面イメージは、典型的な例です。実際の画面は、システム設定やオペレーティングシ

ステムによって異なる可能性があります。

このセクションを使用して、メインメニュー画面を設定してください。タッチスクリーンを使用

して、メニュー間を移動してください。

システムステータス画面

図2を参照するとともに、表2をご覧ください。

本コントローラーおよびその他のコントローラーの構成と設定に適用される追加データにつ

いては、ページ63の「オプションのコントローラー構成と設定」のセクションを参照してくだ

さい。

画面を選択して、メインメニューの1つを選択します。

表2 システムステータス画面

項目説明機能

1ユーザーログインログインおよび/またはユーザーの変更

2テストポイントロボット信号がコントローラーによって送信および受信されていることを確

認するためのメニュー。緑色は作動中、灰色は非作動中

3システムステータスデフォルト画面として表示されます。システム設定を表示します。

4Program Screen

（プログラム画面）

システムパラメーターのセットアップや構成に使用したり、ポンプや温度コン

トロールなどのコントロール画面へのアクセスに使用するメニュー

5

Heating Screen/

TCU Screen

（加熱画面/TCU画面）

加熱および/または冷却オプションをセットアップするためのメニュー（装備

されている場合）

6Pumps Screen

（ポンプ画面）ポンプの設定をセットアップおよび構成するためのメニュー

7Diagnosis Screen

（診断画面）

異常情報を表示したり、異常ログや異常ステータスを閲覧するためのボタ

ン、および異常のリセットを可能にします。

8Fault Reset

（異常リセット）すべての異常をリセットします。

9Statistics Screen

（統計画面）最後に実施されたメンテナンス以降の使用状況の統計を表示します。

10 Manual Operations

（手動操作）さまざまな手動操作を実行するためのメニュー

11 Data Log

（データログ）操作タスクのログを提供します。

12 Product Manuals

（製品マニュアル）オペレーター用のマニュアルのオンラインバージョンにアクセスできます。

13 Back（戻る）システムを1 ページ前に戻します。

14 Stop Purging

（パージの停止）システムのパージを停止します。

15 Start Purging

（パージの開始）システムのパージを開始します。

11

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

1

13

12

11

10

9

8

7

6

5

4

15

14

3

2

図2 システムステータス画面

12 Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

ユーザーログイン

システムに対応する画面については、図3または図4を参照してください。

以下を行うには、「User Login（ユーザーログイン）」を使用します。

• 「Login/Logout（ログイン/ログアウト）」

• 「Security Level（セキュリティレベル）」の確認

• 「Current or Last User（現在または最後のユーザー）」の確認

図3 ユーザーログイン画面 (1)

13

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

図4 ユーザーログイン画面 (2)

14 Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

テストポイント

表3および図5～図10を参照してください。

これらの画面は、ロボットおよび周辺機器（ポンプスタンド、TCU）とのI/O信号の状態を確認す

るために使用します。画面表示は、システム構成によって異なります。

左側のボタンを選択して、利用可能なI/O画面間を切り替えます。

入力/出力が作動中の場合、左側のボックスは緑色になります。入力/出力が非作動中の場合、

左側のボックスは灰色になります。

表3 テストポイント画面

項目説明機能

1システム I/O システム入力/出力テストポイント画面を開きます

2Pumps I/O（ポンプI/O）ポンプテストポイント画面を開きます

3Remote Meter I/O

（リモートメーター I / O）リモートメーターテストポイント画面を開きます

4

All Inputs From Robot

（ロボットからのすべての

入力）

ロボットテストポイント画面からの入力を開きます

5

All Outputs To Robot

（ロボットへのすべて

出力）

ロボットテストポイント画面への出力を開きます

6Vision I/O（ビジョンI/O）ビジョンテストポイント画面を開きます。（装備されている場合）

1

図5 テストポイント画面 (1/6)

15

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

2

図6 テストポイント画面 (2/6)

3

図7 テストポイント画面 (3/6)

16 Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

4

図8 テストポイント画面 (4/6)

5

図9 テストポイント画面 (5/6)

17

Process Sentry™ PLC™ コントローラー

6

図10 テストポイント画面 (6/6)

18 Process Sentry™ PLC™ コントローラー

P/N 6091670_03

サーボステータス画面

システムに対応する画面については、図11または図12を参照してください。

「Remote Meter I/O（リモートメーターI/O）」画面（図7を参照）の「サーボ情報」をリストして

いるテキスト上の任意の場所をタッチして、「サーボステータス」画面にアクセスします。

入力/出力が作動中の場合、左側のボックスは緑色になります。入力/出力が非作動中の場合、

左側のボックスは灰色になります。

「CLOSE（閉じる）」ボタンまたは「BACK（戻る）」ボタン（該当する場合）を押して、画面を閉じ

ます。

図11 サーボステータス画面 (1)

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