ESET Security Management Center 7.0 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
ESET Security Management Center
小規模および中規模事業向けガイド
この文書のオンラインヘルプバージョンを表示するにはこちらをクリックしてください。
Copyright © 2020 by ESET, spol. s r.o.
ESET Security Management CenterESET, spol. s r.o.によって開発されています。
詳細については、www.eset.com をご覧ください。
All rights reserved.このマニュアルのいかなる部分も、作成者の書面による許諾を受けることなく、どのような形態
であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録、スキャンなど、電子
的な、または物理的な全ての手段を含みます。
ESET, spol. s r.o.は、事前の通知なしに、説明されたアプリケーションソフトウェアを変更する権利を保有します。
カスタマーケア:www.eset.com/support
改訂日:2020年/11月/18日
1 概要 1 ...................................................................................................................................................................
1.1 ESETエンドポイント製品 1 ............................................................................................................................
1.2 ESET Security Management Center 7の新機能 1 .....................................................................................
2 ESMCコンポーネントとアーキテクチャ 2 .......................................................................................
3 システム要件 3 ...............................................................................................................................................
3.1 ハードウェア 3 ...............................................................................................................................................
3.2 OS 3 ...............................................................................................................................................................
3.3 ネットワーク 5 ...............................................................................................................................................
3.4 ソフトウェア 5 ...............................................................................................................................................
4 インストール 5 ...............................................................................................................................................
4.1 ESET Security Management Centerサーバーのオールインワインインストール 5 ....................................
4.2 インストール後の手順 15 ...............................................................................................................................
5 ESMC構造 16 .....................................................................................................................................................
6 展開 18 .................................................................................................................................................................
6.1 展開パッケージの作成 18 ...............................................................................................................................
6.2 展開パッケージのインストール 22 .................................................................................................................
6.3 その他の方法 23 .............................................................................................................................................
6.4 展開ツール 23 ................................................................................................................................................
7 次のステップ 25 .............................................................................................................................................
7.1 ダッシュボード 25 .........................................................................................................................................
7.2 コンピューターとグループ 26 ........................................................................................................................
7.3 脅威と隔離 28 ................................................................................................................................................
7.4 レポート 28 ....................................................................................................................................................
7.5 基本アクション 29 .........................................................................................................................................
7.5.1 タスク 29 .................................................................................................................................................
7.5.2 通知 30 ....................................................................................................................................................
7.5.3 ポリシー 30 ..............................................................................................................................................
8 ヘルプとサポート 30 ...................................................................................................................................
9 エンドユーザーライセンス契約(EULA) 31 .......................................................................................
10 プライバシーポリシー 35 .......................................................................................................................
1
概要
このガイドは、最大250のWindows ESETエンドポイント製品を、ESMC 7で管理する小規模から中規模事業向けです
ESETセキュリティ製品の展開と使用に関する基本概念について説明します。
ESET Security Management Center 7
ESET Security Management Center 7 (ERA)は、1つの中央の場所からネットワーク環境にあるクライアントワークス
テーション、サーバー、およびモバイルデバイスで、ESET製品を管理できるアプリケーションです。 ESET Security
Management Centerのビルトインタスク管理システムでは、リモートコンピュータにESETセキュリティソリューショ
ンをインストールし、新しい問題や脅威に迅速に対応できます。
ESET Security Management Centerだけでは悪意のあるコードに対する保護を提供しません。 環境の保護は、ワーク
ステーションのESET Endpoint Securityなど、ESETセキュリティソリューションが存在するかどうかによって異なりま
す。
ESETエンドポイント製品
ESETエンドポイント製品は主に小規模事業、エンタープライズ環境のワークステーションで使用するために設計さ
れ、ESET Security Management Centerとともに使用できます。
ESET Security Management Center 7
は次の
ESET
エンドポイント製品の展開、アクティベーション、または管理がで
きます。
ESET Security Management Center 7による管理が可能
製品のバージョン
ESET Endpoint Security for Windows
5.x以降
ESET Endpoint Antivirus for Windows
5.x以降
ESET Endpoint Security for OS X
6.x以降
ESET Endpoint Antivirus for OS X
6.x以降
ESET Endpoint Security for Android
2.x以降
ESET Security Management Center 7の新機能
ESET Managementエージェントの新しいレプリケーションプロトコル - ESETプッシュ通知サービス。プロト
コルは、通信を転送するためのApache HTTPプロキシなどのサードパーティプロキシサービスの使用を有効に
しました。
VDI環境のサポート - ハードウェアフィンガープリント検出により、複製の自動解決が可能です。
ハードウェアインベントリ - ESET Managementエージェントは、Windows、macOS、Linuxシステムからイン
ストール済みハードウェアに関する情報を収集します。
ESET製品のサポート:
oESET Dynamic Threat Defense
oESET Enterprise Inspector
o拡張ランサムウェア保護(Endpoints v. 7以上のランサムウェアシールド)
主要なWebコンソールの再設計:
o新しいメインメニュー、改善されたユーザーインターフェイス、新しいアイコン、再設計されたクイックリ
ンク、およびヘルプリンク。
o新しいバージョンのESMCサーバーが使用可能なときのプロアクティブ通知。
o新しい概要 ダッシュボードと、ワンクリック操作およびRSSフィード(WeLiveSecurityおよびESET製品リリー
スニュース)との統合。
o新しいインシデント概要ダッシュボードと、脅威のワンクリック操作。
oESET Endpoint Encryption (Deslock)およびSafeticaESET製品として報告されます。Safeticaエージェント
ESMCリポジトリを使用して展開できます。
oウィザード要素には新しいレイアウトがあります。
oコンピューターの拡張フィルタリングオプション。
oデバイスを管理から削除するための改善されたウィザード。
o新しいエージェントの展開画面と、展開オプションの簡易概要。
oオールインワンインストーラーは、新しいパッケージを作成するときに、エージェントのみを選択できます。
2
o新しい詳細の表示と、適用される動的グループとデバイスハードウェア詳細に関する情報を含む、クリック
可能なタイル要素。
oワンクリックアクションは、アクティベーション、再起動、OSアップデート、保護の問題などのさまざまな
タイプのアクションを解決するために使用できます。
o潜在的なクローン/複製/ハードウェア変更の問題に関連する新しいインタラクティブな問題(青フラグ)。
o脅威の管理の改善 - 処理された脅威は自動的に解決済みに設定されます。ワンクリック検査と駆除。ポリ
シーへの除外としての脅威の追加。手動でファイルをESET Dynamic Threat Defenseに送信する機能。
o新しいレイアウトのレポートと、ワンクリックレポート生成。ESET Enterprise Inspector、ESET Dynamic
Threat Defense、ハードウェアインベントリ、クローン検出。
oクライアントタスクには新しいタスクタイプが含まれます - 診断およびEDTDにファイルを送信
oポリシーでは、ローカルリストを許可できます(ローカルで設定されたポリシー除外/ルール)。
oActive Directory経由で直接コンピューターユーザーを同期するオプション。
o再設計された通知と、多数の新しい規定の通知テンプレート、複数の通知の同時編集。詳細フィルタリング
オプションを使用して、新しいイベントタイプで通知を作成できます。
o詳細 > 送信されたファイル - ESET LiveGridおよびESET Dynamic Threat Defenseに送信されたファイルに
関する詳細がある新しいセクション。
oサブスクリプションライセンスのサポート。実際のライセンス使用状況を示す改善されたツールチップ。再
設計されたライセンスの追加ウィザードとESET Business Accountのサポート、ワンクリック製品アクティベー
ション。
oさまざまなタイプのログインのデータベースクリーンアップ(詳細 > サーバー設定)。
モバイルデバイスコネクターはより堅牢で安全です。
ESMCコンポーネントとアーキテクチャ
ESETセキュリティソリューションポートフォリオの完全な展開を実行するには、次のコンポーネントをインストール
する必要があります。
ESMCサーバー(クライアントコンピューターとの通信を制御)
ESMC Webコンソール(ESMCサーバー用のブラウザーベースのユーザーインターフェイス)
ESET Managementエージェント(クライアントコンピューターに展開、ESMCサーバーと通信)
次のサポートコンポーネントは任意です。ネットワーク上のアプリケーションの最適なパフォーマンスのためインス
トールすることをお勧めします。
Apache HTTPプロキシ
RD Sensor (ネットワーク上の非管理コンピューターを検出可能)
サーバ
ESET Security Management Centerサーバー (ESMCエージェント経由)は実行アプリケーションで、ESET
Managementエージェント経由でサーバーに接続するクライアントから受信されたすべてのデータを処理します。
エージェント
ESET Managementエージェントは、ESET Security Management Center 7の重要な部分です。 クライアントはサー
バーで直接通信せず、エージェントがこの通信を容易にしています。 エージェントは、クライアントから情報を収
集し、ESMCサーバーに送信します。 ESMCサーバーがクライアントのタスクを送信する場合、エージェントに送信さ
れ、エージェントがこのタスクをクライアントで実行中のESETエンドポイント製品に送信します。
Webコンソール
ESMC Webコンソールはブラウザーベースのユーザーインターフェイスであり、現在の環境でESETセキュリティソ
リューションを管理できます。 ネットワークのクライアントのステータスの概要を表示し、管理対象外のコンピュー
タにリモートでESETソリューションを展開するために使用できます。 インターネットからWebサーバーにアクセス
する場合は、ほぼすべての場所とデバイスからESET Security Management Centerを使用できます。
Apache HTTPプロキシ
3
Apache HTTPプロキシはESET Security Management Center 7以降と組み合わせて使用できるサービスで、クライア
ントコンピュータにインストールパッケージとアップデートを配布します。 透過的なプロキシとして動作し、既に
ダウンロードされたファイルをキャッシュに保存するため、ネットワークのインターネットトラフィックを最小化し
ます。
Apache HTTPプロキシを使用すると、次の利点があります。
次の項目をダウンロードしてキャッシュに保存します。
o検出エンジンアップデート
oアクティベーションサーバーとの通信と、ライセンス要求のキャッシュ保存を含む、アクティベーションタ
スク
oESMCリポジトリデータ
o製品コンポーネントアップデート - Apacheプロキシはアップデートをキャッシュに保存し、ネットワーク
のエンドポイントクライアントに配布します。
ネットワークのインターネットトラフィックを最小化します。
Rogue Detection Sensor
Rogue Detection Sensor (RD Sensor) は、ネットワーク上のESET Security Management Centerに登録されていない
コンピューターを検索します。 このコンポーネントは新しいコンピューターを検索し、ESET Security Management
Centerに自動的に追加できます。
警告
リモート検出センサーがネットワーク上の新しいコンピューターを検索するには最大24時間かかることがあります。
新しく検出されたコンピューターは定義済みレポートに一覧表示されるため、簡単に特定の静的グループに割り当て、
タスクを割り当てることができます。
システム要件
ESET Security Management Centerをインストールする前に、すべてのハードウェアオペレーティングシステムネッ
トワーク、およびソフトウェア要件が満たされていることを確認してください。
ハードウェア
ESET Security Management Centerをシームレスに動作させるために、システムは、次のようなハードウェア要件を
満たしている必要があります。
ハードウェア 最低要件
メモリ
4 GB RAM
ハードドライブ 20 GB以上の空き領域
プロセッサ デュアルコア、2.0 GHz以上
ネットワーク接続 1 Gbit/
OS
次の表は、小規模および中規模事業に推奨される各ESMCコンポーネントでサポートされているオペレーティングシ
ステムを示します。 サポートされているオペレーティングシステムの一覧も参照してください。
OS
サーバー
エージェン
RD Sensor MDM
Windows Home Server 2003 SP2 X X
Windows Home Server 2011 x64 X X
Windows Server 2003 x86 SP2 X X
Windows Server 2003 x64 SP2 X X
Windows Server 2003 x86 R2 SP2 X X
Windows Server 2003 x64 R2 SP2 X X
4
Windows Server 2008 x64 R2 SP1 X X X X
Windows Server 2008 x64 R2 CORE X X X X
Windows Server 2008 x86 SP2 X X X X
Windows Server 2008 x64 SP2 X X X X
Windows Storage Server 2008 x64 R2 X X X X
Windows Server 2012 x64 X X X X
Windows Server 2012 x64 CORE X X X X
Windows Server 2012 x64 R2 X X X X
Windows Storage Server 2012 x64 R2 X X
Windows Server 2012 x64 R2 CORE X X X X
Windows Storage Server 2012 x64 R2 X X X X
Windows Server 2016 x64 X X X X
Windows Storage Server 2016 x64 X X X X
Microsoft SBS 2003 x86 SP2 ** X X
Microsoft SBS 2003 x86 R2 ** X X
Microsoft SBS 2008 x64 SP2 ** X X X
Microsoft SBS 2011 x64 Standard X X X X
Microsoft SBS 2011 x64 Essentials X X X X
OS
サーバー
エージェン
RD Sensor MDM
Windows XP x86 SP3 X X
Windows XP x64 SP2 X X
Windows Vista x86 SP2 X X
Windows Vista x64 SP2 X X
Windows 7 x86 SP1 X* X X X*
Windows 7 x64 SP1 X* X X X*
Windows 8 x86 X* X X X*
Windows 8 x64 X* X X X*
Windows 8.1 x86 X* X X X*
Windows 8.1 x64 X* X X X*
Windows 10 x86 X* X X X*
Windows 10 x64 X* X X X*
* クライアントOSでのESMCコンポーネントのインストールは、Microsoftライセンスポリシーと一致しない場合が
あります。 詳細については、Microsoftライセンスポリシーを確認するか、ソフトウェアベンダーにご確認ください。
5
警告: 古いMS Windowsシステム
たとえば、Windows Server 2003などでは、プロトコル暗号化がオペレーティングシステム側で完全にサポートさ
れていない場合があります。 この構成では、TLSv1.2ではなく、TLSv1.0が使用されます(TLSv1.0は最新のバージョン
よりも安全ではありません)。 この状況は、オペレーティングシステムがTLSv1.2をサポートし、クライアントがサ
ポートしていない場合にも発生する可能性があります。 この場合、TLS1.0を使用して通信が行われます。最も安全
な通信を保証するために、新しいオペレーティングシステム(サーバーはWindows Server 2008 R2以降およびクライ
アントはWindows Vista以降)を使用することをお勧めします。
必ず最新のサービスパックをインストールしてください(特に、Server 2003、2008、Windows XP、Windows Vista
どの古いシステムの場合)。
ESMC WebコンソールにはJava 8が必要です。サポートされているオペレーティングシステムの正式な一覧を参照
してください。
ネットワーク
ESMCサーバーとESMCで管理されるクライアントコンピューターの両方がインターネットに接続し、ESETリポジト
リとアクティベーションサーバーに接続できることが重要です。 クライアントを直接インターネットに接続しない
場合は、プロキシサーバー(Apache HTTPプロキシとは異なる)を使用して、ネットワークおよびインターネットと通
信できます。
ESMCで管理されるコンピューターはESMCサーバーと同じLANに接続し、同じActive Directoryドメインである必要が
あります。 ESMCサーバーはクライアントコンピューターから表示可能である必要があります。 また、クライアント
コンピューターはESMCサーバーと通信し、リモート展開とウェイクアップコール機能を使用できる必要があります。
使用されるポート
ネットワークがファイアウォールを使用する場合、ESET Security Management Centerとコンポーネントがインフラス
トラクチャにインストールされるときに使用されるネットワーク通信ポートの一覧を参照してください。
ソフトウェア
WindowsESMCサーバーをインストールするには、次の要件を満たす必要があります。
有効なライセンスが必要です。
Microsoft .NET Frameworkをインストールする必要があります。 Windows Server 2008以降を実行している場
合は、ロールと機能ウィザードを使用してインストールできます。Windows Server 2003の場合は、ここで.NET
3.5をダウンロードできます。
Java Runtime Environment (JRE)(http://java.com/en/download/からダウンロード可能)がインストールされ、
常に最新の公式リリースされたJavaバージョンを使用している
ESET Security Management Centerは2種類のデータベースサーバーをサポートしますが、ESET Security
Management Centerを含むMicrosoft SQL Server Express 2014を使用することをお勧めします。
インストール
ESET Security Management Centerインストーラは、さまざまなインストール方法をサポートするために、さまざま
な形式で提供されています。 小規模な展開の場合は、オールインワンインストーラーをお勧めします。
ESET Security Management Centerサーバーのオールインワンインストール
以前のバージョンのERAからのアップグレード
ESET Security Management Center 7.0 の新規インストールを実行するには、ESET Webサイトのダウンロードセクショ
ESET Security Management Centerからオールインワンインストーラーをダウンロードします。
ESMCインストールウィザードを使用して、すべてのESMCコンポーネントをインストールできます。
1. 続行する前に、すべてのインストール要件が満たされていることを確認します。
2. インストールパッケージを開きます。 必要に応じて、言語ドロップダウンメニューで言語設定を調整し、次へ
をクリックします。
6
3. ESET Security Management Centerサーバーのインストールを選択し、次へをクリックします。
7
4. ESETへのクラッシュレポートとテレメトリデータの送信を承認する場合は、 をチェックします。 チェック
ボックスがオフの場合、テレメトリデータまたはクラッシュレポートはESETに送信されません。 使用許諾契約の
条項に同意しますを選択してEULAを承諾し、次へをクリックします。
5. インストールするコンポーネントを選択し、[インストール]をクリックします。
注意: Microsoft SQL Server Express
既に他のバージョンのMicrosoft SQL ServerまたはMySQLがインストールされている場合、または別のSQL Server
に接続する予定の場合、このコンポーネントの選択を解除してください。
Microsoft SQL Server Expressはドメインコントローラーにインストールできません。 これは、Windows SBS /
Essentialsを使用している場合に多く発生します。 ESET Security Management Centerを別のサーバーにインストー
ルするか、Microsoft SQL ServerまたはMySQL Serverを使用して、ESMCデータベースを実行することをお勧めします。
Windows SBS / EssentialsでのESMCのインストールの詳細
8
6. 前提条件チェック中にエラーが見つかった場合は、エラーを修正します。 システムがすべてのインストール要
を満たしていることを確認します。
9
注意
ESMCをインストールするための十分なディスク領域がない場合は、次の通知が表示される場合があります。
システムディスクには32 MBしか空き領域がありません
ESMCをインストールするに5000 MB以上の空きディスク領域が必要です。
7. 前提条件チェックが完了し、環境がすべての要件を満たしたら、インストールが開始します。 システムとネッ
トワーク構成によっては、インストールに1時間以上かかる場合があります。
10
8. 有効なライセンスキー(ESETから受信した新しい購入メールに記載)を入力し、次へをクリックします。 レガシー
ライセンス認証情報(ユーザー名とパスワード)を使用している場合は、認証情報をライセンスキーに変換します。
あるいは、[後でアクティベート]を選択できます。 後でアクティベートを選択する場合は、新しいライセンスを
追加する方法およびESMCアクティベーションを参照してください。
11
9. 手順5でMicrosoft SQL Server Expressをインストールすることを選択した場合は、データベース接続チェック
が実行されます。手順11に進みます。 既存のデータベースサーバーがある場合は、次の手順でデータベース接続
詳細情報を入力する必要があります。 [次へ]をクリックして、データベースチェックを開始します。
10. データベースサーバー接続を定義します。
Microsoft SQL Server Expressを選択した場合は、Windows認証を使用してMS SQL Serverを認証する
たはMS SQL Serverを選択し、接続設定を構成します。
既存のMicrosoft SQL ServerまたはMySQL Serverを使用している場合は、データベースタイプを選択し、
接続設定を構成します。
データベース名ホスト名ポート番号(この情報はMicrosoft SQL Server Configuration Managerで確認できます)
データベース管理者アカウント詳細情報(ユーザー名パスワード)を該当するフィールドに入力し、[次へ]
クリックします。 データベースへの接続が検証されます。
データベースアカウント
ESMCデータベースにのみアクセスできる専用データベースユーザーアカウント、SAアカウント (MS SQL)、また
rootアカウント (MySQL)を使用します。 専用ユーザーアカウントを使用する場合は、そのアカウントにデーター
ベスにアクセスするための十分な権限が必要です。 専用ユーザーアカウントを使用しない場合は、管理者アカ
ウント(SAまたはroot)を入力します。
前のウィンドウでSAアカウントまたはrootアカウントを入力した場合は、はいをクリックし、SA/rootアカウント
ESET Security Management Centerのデータベースユーザーとして使用し続けます。
12
いいえをクリックする場合は、新しいユーザーの作成(まだ作成していない場合)または既存のユーザーを使用す
(専用データベースユーザーアカウントがある場合)を選択する必要があります。
11. Webコンソール管理者アカウントの新しいパスワードを入力するように指示されます。 このパスワード
ESMC Webコンソールにログインするときに使用するため重要です。 [次へ]をクリックします。
13
12. フィールドをそのままにするか、ESMCエージェントとESMCサーバー証明書の詳細に表示する企業情報を入力
できます。 証明書はエージェントとサーバーの認証情報を確認し、SSLでの安全な通信を可能にします。 証明書
には次の項目が含まれます。 公開鍵、サーバー名、サーバーの追加情報、および認証局で計算された署名が含ま
れます。 権限パスワードフィールドにパスワードを入力する場合は、将来のアップグレードまたは移行で必要に
なるため、安全な場所に記録してください。 [次へ]をクリックし、[インストール]をクリックします。
13. 各コンポーネントのインストールが完了すると、インストール済みコンポーネントの横に緑のチェックマーク
が表示されます。
14
14. インストールが完了したら、「ESET Security Management Centerサーバーインストールが成功しました」とい
うメッセージとESMC WebコンソールのURLアドレスが表示されます。 URLをクリックするか、[完了]をクリック
してウィンドウを閉じます。
15
インストール後の手順
インストールが完了すると、次のことができます。
ESMC Webコンソールへの接続
ローカルWindowsサーバー(Webコンソールをホストするコンピューター)で、スタート > すべてのプログラム >
ESET > ESET Security Management Center > ESET Security Management Center Webコンソールをクリッ
クします。既定のWebブラウザでログイン画面が開きます。 SSL証明書警告が表示される場合は、Webブラウザーに
証明書例外を追加します。
重要
サポートされているWebブラウザーを使用して、ESMC Webコンソールに接続します。
スタートアップウィザードの手順を読む
最初にESMC Webコンソールにログインするときには、基本概要を示す手順をお読みください。 [次へ]をクリック
して、次の画面に進みます。 最後のステップでは、対象コンピューターに展開するESETエンドポイント製品のイン
ストールパッケージを作成できます。 また、ESMC Webコンソールで後からエージェントとESETエンドポイント製
品を展開できます。
16
ライセンスの追加
新しいライセンスキーをESET Security Management Centerに追加するには:
1. [詳細] > [ライセンス管理]に移動して、[ライセンスの追加]をクリックします。
2. ESETセキュリティソリューションを購入したときに受け取ったライセンスキー[ライセンスキー]フィール
ドに入力するか、コピーして貼り付けます。
3. 完了したら、ライセンスの追加をクリックします。
サブスクリプションライセンス
ESMC 7は、サブスクリプションライセンスの管理をサポートします。 EBAアカウント経由でこのようなライセンスを
追加できます。 ライセンス管理有効期間列またはコンピューターセクションで、サブスクリプションの有効期間
を確認し、コンピューターをクリックして、コンピューター詳細を選択できます。 サブスクリプションライセンス
からオフラインライセンスファイルを作成できません。
SMTP設定(任意)
SMTPサーバー接続を設定するには:
1. [詳細] > [サーバー設定] > [詳細設定]に移動します。
2. SMTPサーバーセクションで、該当するフィールドを入力します。
すべての通知SMTPサーバー経由で送信されます。
ESMC構造
小規模から中規模のネットワーク(1000クライアント以下)を管理するには、ESMCサーバーとすべてのコンポーネン
(Webサーバー、データベースなど)がインストールされた1台のサーバーで十分です。 1台のサーバーのインストー
ルまたはスタンドアロンインストールとして考えることができます。 すべての管理対象クライアントは、ESET
Managementエージェント経由で直接ESMCサーバーに接続します。 管理者は、ネットワーク上の任意のコンピュー
タからWebブラウザでESMC Webコンソールに接続したり、ESMCサーバーから直接Webコンソールを実行したりでき
17
ます。
グループ
グループでは、ネットワークのエンドポイントを整理し、体系的にポリシーを割り当てることができます。
静的グループに属するエンドポイントを手動で選択できます。 動的グループはテンプレートに基づき、テン
プレートで定義された条件を満たすエンドポイントが自動的に含まれます。
ナレッジベース記事には、静的グループへのコンピューターの追加新しい動的グループテンプレートの作成
およびグループへのポリシーの割り当ての方法が記載されています。
グループの詳細については、ESMC管理者ガイドのトピックESET Security Management Centerの操作および
ループを参照してください。
証明書
証明書 - 証明書はネットワークでコンピュータを識別するために使用され、ESMCサーバーとクライアント間の安全
な通信を可能にし、ESMC Webコンソールの安全な接続を確立します。
注意
すべてのコンポーネントが正しく通信していることを確認するには、すべてのピア証明書が有効で、同じ認証局で署
名されている必要があります。
認証局(CA) - CAはネットワークから配布された証明書を合法化するために使用されます。 エンタープライズ設定で
は、公開鍵が使用され、クライアントソフトウェアとESMCサーバーを自動的に関連付け、ESET製品のリモートイン
ストールを可能にします。
証明書と認証局の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12
  • Page 13 13
  • Page 14 14
  • Page 15 15
  • Page 16 16
  • Page 17 17
  • Page 18 18
  • Page 19 19
  • Page 20 20
  • Page 21 21
  • Page 22 22
  • Page 23 23
  • Page 24 24
  • Page 25 25
  • Page 26 26
  • Page 27 27
  • Page 28 28
  • Page 29 29
  • Page 30 30
  • Page 31 31
  • Page 32 32
  • Page 33 33
  • Page 34 34
  • Page 35 35
  • Page 36 36
  • Page 37 37
  • Page 38 38
  • Page 39 39
  • Page 40 40

ESET Security Management Center 7.0 取扱説明書

タイプ
取扱説明書