ESET Security Management Center 7.2 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
ESET Security Management Center
小規模および中規模事業向けガイド
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Copyright © 2021 by ESET, spol. s r.o.
ESET Security Management CenterESET, spol. s r.o.によって開発されています。
詳細については、www.eset.com をご覧ください。
All rights reserved.このマニュアルのいかなる部分も、作成者の書面による許諾を受けることなく、どのような形態
であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録、スキャンなど、電子
的な、または物理的な全ての手段を含みます。
ESET, spol. s r.o.は、事前の通知なしに、説明されたアプリケーションソフトウェアを変更する権利を保有します。
カスタマーケア:www.eset.com/support
改訂日:2021年/2月/22日
1 概要 1 ...................................................................................................................................................................
1.1 ESETエンドポイント製品 1 ............................................................................................................................
1.2 ESET Security Management Center 7.2の新機能 1 .................................................................................
2 ESMCコンポーネントとアーキテクチャ 2 .......................................................................................
3 システム要件 3 ...............................................................................................................................................
3.1 ハードウェア 3 ...............................................................................................................................................
3.2 OS 4 ...............................................................................................................................................................
3.3 ネットワーク 5 ...............................................................................................................................................
3.4 ソフトウェア 5 ...............................................................................................................................................
4 インストール 6 ...............................................................................................................................................
4.1 ESET Security Management Centerサーバーのオールインワインインストール 6 ....................................
4.2 インストール後の手順 17 ...............................................................................................................................
5 ESMC構造 18 .....................................................................................................................................................
6 展開 20 .................................................................................................................................................................
6.1 展開パッケージの作成 20 ...............................................................................................................................
6.2 展開パッケージのインストール 22 .................................................................................................................
6.3 他の展開方法 23 .............................................................................................................................................
6.4 ESET Remote Deployment Tool 24 ...........................................................................................................
7 次のステップ 26 .............................................................................................................................................
7.1 ダッシュボード 26 .........................................................................................................................................
7.2 コンピューターとグループ 27 ........................................................................................................................
7.3 検出と隔離 29 ................................................................................................................................................
7.4 レポート 31 ....................................................................................................................................................
7.5 タスク、通知、ポリシー 31 ...........................................................................................................................
8 ヘルプとサポート 32 ...................................................................................................................................
9 エンドユーザーライセンス契約(EULA) 33 .......................................................................................
10 プライバシーポリシー 38 .......................................................................................................................
1
概要
このガイドは、最大250のWindows ESETエンドポイント製品を、ESMC 7で管理する小規模から中規模事業向けです
ESETセキュリティ製品の展開と使用に関する基本概念について説明します。
ESET Security Management Center 7
ESET Security Management Center 7 (ERA)は、1つの中央の場所からネットワーク環境にあるクライアントワークス
テーション、サーバー、およびモバイルデバイスで、ESET製品を管理できるアプリケーションです。 ESET Security
Management Centerのビルトインタスク管理システムでは、リモートコンピュータにESETセキュリティソリューショ
ンをインストールし、新しい問題や脅威に迅速に対応できます。
ESET Security Management Centerだけでは悪意のあるコードに対する保護を提供しません。 環境の保護は、ワーク
ステーションのESET Endpoint Securityなど、ESETセキュリティソリューションが存在するかどうかによって異なりま
す。
ESETエンドポイント製品
ESETエンドポイント製品は主に小規模事業、エンタープライズ環境のワークステーションで使用するために設計さ
れ、ESET Security Management Centerとともに使用できます。
ESET Security Management Center 7
は次の
ESET
エンドポイント製品の展開、アクティベーション、または管理がで
きます。
管理可能 ESET Security Management Center 7
製品のバージョン
ESET Endpoint Security for Windows 5.x, 6.5+, 7.x
ESET Endpoint Antivirus for Windows 5.x, 6.5+, 7.x
ESET Endpoint Security for macOS 6.x
ESET Endpoint Antivirus for macOS 6.x
ESET Endpoint Security for Android 2.x
ESET Security Management Center 7.2の新機能
ESET Security Management Center 7.2は、バグ修正、ユーザーインターフェイスの改善、およびパフォーマンスの
向上に重点を置いたマイナーサービスリリースです。
新機能
フルディスク暗号化の一時停止 – 管理者は、管理されたエンドポイントでフル ディスク暗号化認証を一時停
止できます。一時停止を使用すると、ユーザーが資格情報を入力しなくても、暗号化されたエンドポイントを再起
動できます。一時停止は、アップデートやメンテナンスを実行する場合に便利です。タスクを使用するときには、
時刻、再起動の回数を指定するか、適用中に一時停止するポリシーを作成できます。
ユーザーインターフェースの改善
タスク選択、コンピューター選択などの多くのポップアップで、統一された表デザインが導入されました。
オブジェクトをフィルタリングする新しい可能性。
画面の再設計
ユーザー
権限設定
スケジュールされたレポート
実際に編集されたオブジェクトに関する情報をナビゲーションバーに表示
パフォーマンスの改善
コンピューター画面と検出画面のグループツリー
コンピューター詳細画面
2
その他の変更
ESET Dynamic Threat Defense専用の新しいダッシュボードタブ
詳細変更ログを参照してください。
ESMCコンポーネントとアーキテクチャ
ESETセキュリティソリューションポートフォリオの完全な展開を実行するには、次のコンポーネントをインストール
する必要があります。
ESMCサーバー(クライアントコンピューターとの通信を制御)
ESMC Webコンソール(ESMCサーバー用のブラウザーベースのユーザーインターフェイス)
ESET Managementエージェント(クライアントコンピューターに展開、ESMCサーバーと通信)
次のサポートコンポーネントは任意です。ネットワーク上のアプリケーションの最適なパフォーマンスのためインス
トールすることをお勧めします。
Apache HTTPプロキシ
RD Sensor (ネットワーク上の非管理コンピューターを検出可能)
サーバ
ESET Security Management Centerサーバー (ESMCエージェント経由)は実行アプリケーションで、ESET
Managementエージェント経由でサーバーに接続するクライアントから受信されたすべてのデータを処理します。
エージェント
ESET Managementエージェントは、ESET Security Management Center 7の重要な部分です。 クライアントはサー
バーで直接通信せず、エージェントがこの通信を容易にしています。 エージェントは、クライアントから情報を収
集し、ESMCサーバーに送信します。 ESMCサーバーがクライアントのタスクを送信する場合、エージェントに送信さ
れ、エージェントがこのタスクをクライアントで実行中のESETエンドポイント製品に送信します。
Webコンソール
ESMC Webコンソールはブラウザーベースのユーザーインターフェイスであり、現在の環境でESETセキュリティソ
リューションを管理できます。 ネットワークのクライアントのステータスの概要を表示し、管理対象外のコンピュー
タにリモートでESETソリューションを展開するために使用できます。 インターネットからWebサーバーにアクセス
する場合は、ほぼすべての場所とデバイスからESET Security Management Centerを使用できます。
Apache HTTPプロキシ
Apache HTTPプロキシはESET Security Management Center 7 以降と組み合わせて使用できるサービスで、クライア
ントコンピュータにインストールパッケージとアップデートを配布します。 透過的なプロキシとして動作し、既に
ダウンロードされたファイルをキャッシュに保存するため、ネットワークのインターネットトラフィックを最小化し
ます。
Apache HTTPプロキシを使用すると、次の利点があります。
次の項目をダウンロードしてキャッシュに保存します。
o検出エンジンアップデート
oアクティベーションサーバーとの通信と、ライセンス要求のキャッシュ保存を含む、アクティベーションタス
oESMCリポジトリデータ
o製品コンポーネントアップデート - Apacheプロキシはアップデートをキャッシュに保存し、ネットワークのエ
ンドポイントクライアントに配布します。
ネットワークのインターネットトラフィックを最小化します。
Rogue Detection Sensor
3
Rogue Detection Sensor (RD Sensor) は、ネットワーク上のESET Security Management Centerに登録されていない
コンピューターを検索します。 このコンポーネントは新しいコンピューターを検索し、ESET Security Management
Centerに自動的に追加できます。
警告
Rogue Detection Sensorがネットワーク上の新しいコンピューターを検索するには最大24時間かかるこ
とがあります。
新しく検出されたコンピューターは定義済みレポートに一覧表示されるため、簡単に特定の静的グループに割り当て、
タスクを割り当てることができます。
システム要件
ESET Security Management Centerをインストールする前に、すべてのハードウェアオペレーティングシステムネッ
トワーク、およびソフトウェア要件が満たされていることを確認してください。
ハードウェア
ESET Security Management Centerサーバーコンピューターは、次の表のハードウェア推奨事項を満たす必要があり
ます。
SQL serverインスタンスはリソースをESMCサーバーと共有し、使用率を最大化し、遅延を最小化できます。ESMC
パフォーマンスを高める場合は、1台のコンピューターでESMCサーバーとデータベースサーバーを実行します。
クライアント数 ESMCサーバー+ SQLデータベースサーバー
CPUコア
RAM (GB)
ディスクドラ
イブ
1
ディスクIOPS
2
最大1000
4 4
シングル
500
5.000 8 8 1.000
10,000
3
8 16
2.000
50.000 16 32 10.000
100.000 16 32+ 20.000
ディスクドライブの推奨事項
1
シングル/別ディスクドライブ:10,000クライアントを超えるシステムでは、別のドライブにデータベースをイン
ストールすることをお勧めします。
oデータベースとトランザクションログファイルを別々のドライブ(推奨は別の物理SSDドライブ)に配置する
、SQL Serverのパフォーマンスが高くなります。
oIOPS fまたは高パフォーマンスシステムでは、エンタープライズグレードのSSDを使用します。
2 IOPS (1秒あたりの合計I/O処理数) - 必要最小限の値。
3 10,000クライアント環境のシナリオ例を参照してください。
接続されたクライアントごとに約0.2 IOPS、かつ500未満にすることをお勧めします。
diskspdツールを使用してドライブのIOPSを確認できます。次のコマンドを使用します。
クライアント数 コマンド
最大5000クライアント
diskspd.exe -c1000M -b4K -d120 -Sh -r -z -w50 C:\testfile.dat
5,001クライアント以上
diskspd.exe -c10000M -b4K -d600 -Sh -r -z -w50 C:\testfile.dat
ソリッドステートディスク(SSD)を使用します。SSDは標準のHDDよりも大幅に高速です。
クライアント数に関係なく、容量は100 GBで十分です。データベースを頻繁にバックアップする場合は、容量が
大きいディスクが必要になることがあります。
ネットワークドライブは使用しないでください。ESMCのパフォーマンスが低下します。
4
重要
ディスクドライブは、ESMCパフォーマンスに影響する重要な要因です。
OS
次の表は、小規模および中規模事業に推奨される各ESMCコンポーネントでサポートされているオペレーティングシ
ステムを示します。 サポートされているオペレーティングシステムの一覧も参照してください。
OS
サーバー
エージェン
RD Sensor MDM
Windows Home Server 2003 SP2
Windows Home Server 2011 x64
Windows Server 2003 x86 SP2
Windows Server 2003 x64 SP2
Windows Server 2003 R2 x86 SP2
Windows Server 2003 R2 x64 SP2
Windows Server 2008 R2 x64 SP1
Windows Server 2008 R2 CORE x64
Windows Server 2008 x86 SP2
Windows Server 2008 x64 SP2
Windows Storage Server 2008 R2 x64
Windows Server 2012 x64
Windows Server 2012 CORE x64
Windows Server 2012 R2 x64
Windows Server 2012 R2 CORE x64
Windows Storage Server 2012 R2 x64
Windows Server 2016 x64
Windows Storage Server 2016 x64
Windows Server 2019 x64
Microsoft SBS 2003 x86 SP2
Microsoft SBS 2003 R2 x86
Microsoft SBS 2008 x64 SP2
Microsoft SBS 2011 Standard x64
Microsoft SBS 2011 Essentials x64
OS
サーバー エージェント
RD Sensor MDM
Windows XP x86 SP3
Windows XP x64 SP2
Windows Vista x86 SP2
Windows Vista x64 SP2
Windows 7 x86 SP1
Windows 7 x64 SP1
Windows 8 x86
5
Windows 8 x64 ✔* ✔*
Windows 8.1 x86
Windows 8.1 x64 ✔* ✔*
Windows 10 x86
Windows 10 x64 (すべての正式リリース)
✔* ✔*
* クライアントOSでのESMCコンポーネントのインストールは、Microsoftライセンスポリシーと一致しない場合があ
ります。 詳細については、Microsoftライセンスポリシーを確認するか、ソフトウェアベンダーにご確認ください
SMB/小規模ネットワーク環境では、Linux ESMCインストールまたは仮想アプライアンス(該当する場合)を考慮するこ
とをお勧めします。
重要
古いMS Windowsシステム:必ず最新のサービスパックをインストールしてください(特に、Server
2003、2008、Windows XP、Windows Vistaなどの古いシステムの場合)。
ESETは違法または海賊版のオペレーティングシステムをサポートしていません。
2020年3月24日以降、ESETは、次のMicrosoft Windowsオペレーティングシステムにインストールされ
ESET Security Management Center (サーバーおよびMDM)について、サポートと技術サポートの提供
を正式に終了します。Windows 7、Windows Server 2008 (すべてのバージョン)。
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ライ
センスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料のオプ
ションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールすることが
できます。
注意
デスクトップオペレーティングシステムにVMware Playerをインストールし、ESMC仮想アプライアン
を展開できます。これにより、ESXiがなくても、サーバー以外のOSの上でESET Security
Management Centerを実行できます。
ネットワーク
ESMCサーバーとESMCで管理されるクライアントコンピューターの両方がインターネットに接続し、ESETリポジト
リとアクティベーションサーバーに接続できることが重要です。 クライアントを直接インターネットに接続しない
場合は、プロキシサーバー(Apache HTTPプロキシとは異なる)を使用して、ネットワークおよびインターネットと通
信できます。
ESMCで管理されるコンピューターはESMCサーバーと同じLANに接続し、同じActive Directoryドメインである必要が
あります。 ESMCサーバーはクライアントコンピューターから表示可能である必要があります。 また、クライアント
コンピューターはESMCサーバーと通信し、リモート展開とウェイクアップコール機能を使用できる必要があります。
使用されるポート
ネットワークがファイアウォールを使用する場合、ESET Security Management Centerとコンポーネントがインフラス
トラクチャにインストールされるときに使用されるネットワーク通信ポートの一覧を参照してください。
ソフトウェア
WindowsESMCサーバーをインストールするには、次の要件を満たす必要があります。
有効なライセンスが必要です。
Microsoft .NET Framework 4をインストールする必要があります。ロールと機能の追加ウィザードを使用してイ
ンストールできます。
ESMC Webコンソールには、Java/OpenJDK (64ビット)が必要です。
6
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ライ
センスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料のオプ
ションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールすることが
できます。
ESET Security Management Centerは2種類のデータベースサーバーをサポートしますが、ESET Security
Management Centerを含むMicrosoft SQL Server Express 2019を使用することをお勧めします。
インストール
ESET Security Management Centerインストーラは、さまざまなインストール方法をサポートするために、さまざま
な形式で提供されています。 小規模な展開の場合は、オールインワンインストーラーをお勧めします。
以前のバージョンのERAからのアップグレード
ESET Security Management Centerサーバーのオールインワインインストール
ESMCオールインワンインストーラーWindowsオペレーティングシステムでのみ使用できます。オールインワンイ
ンストーラーでは、ESMCインストールウィザードを使用して、すべてのESMCコンポーネントをインストールできま
す。
1. インストールパッケージを開きます。ようこそ画面で、言語ドロップダウンメニューを使用して、言語設定を
調整します。次へをクリックして続行します。
2. インストールを選択して、次へをクリックします。
7
3. クラッシュレポートとテレメトリーデータをESETに送信することに同意しない場合は、製品改善プログラムに
参加するチェックボックスをオフにします。チェックボックスがオンの場合、テレメトリーデータとクラッシュ
レポートがESETに送信されます。 EULAに同意した後、[次へ]をクリックします。
4. インストールするコンポーネントを選択し、次へをクリックします。
Microsoft SQL Server Express
ESMC 7。2オールインワンインストーラーでは、既定でMicrosoft SQL Server Express 2019がインストールされ
ます。古いWindowsエディション(サーバー2012またはSBS 2011)を使用している場合は、Microsoft SQL Server
Express 2014が既定でインストールされます。
既に他のサポートされているバージョンMicrosoft SQL ServerまたはMySQLがインストールされている場合、
または別のSQL Serverに接続する予定の場合、Microsoft SQL Server Expressの横のチェックボックスを解除
してください。
ドメインコントローラーにはMicrosoft SQL Serverをインストールしないことをお勧めします(たとえ
、Windows SBS / Essentialsを使用している場合)。別のサーバーにESET Security Management Centerをインス
トールするか、インストール中にSQL Server Expressコンポーネントを選択しない(この場合、既存のSQL Server
またはMySQLを使用してESMCデータベースを実行する必要があります)ことをお勧めします。
WebコンソールのカスタムHTTPS証明書を追加
ESMC WebコンソールでカスタムHTTPS証明書を使用する場合は、このオプションを選択します。
このオプションを選択しない場合は、Tomcatの新しい鍵ストアが自動的に生成されます。
Apache HTTPプロキシ
8
重要
Apache HTTP Proxyオプションは、ローミングクライアントがない小規模または一元化されたネッ
トワーク専用です。このオプションが選択されている場合、クライアントは既定で、ESMCサーバー
と同じコンピューターにインストールされたプロキシ経由でESETとの通信をトンネルするように設
定されます。クライアントとESMCサーバーの間に直接ネットワーク可視性がない場合は、この接
続は動作しません。
HTTPプロキシを使用すると、インターネットからダウンロードされるデータの大量の帯域幅を節約し、製品アッ
プデートのダウンロード速度を改善できます。ESMCから38台以上のコンピューターを管理する場合は、Apache
HTTP Proxyの横のチェックボックスをオフにすることをお勧めします。後からApache HTTP Proxyをインストー
することもできます。
詳細については、Apache HTTP Proxyの概要Apache HTTP Proxy、ミラーツール、および直接接続の違いを参
照してください。
Apache HTTP Proxyを選択して、Apache HTTP Proxyをインストールし、次の製品のポリシー(グループ すべ
で適用されたHTTPプロキシの使用)を適用します。
oESET Endpoint for Windows
oESET Endpoint for macOS (OS X)およびLinux
oESET Management Agent
oESET File Security for Windows Server (V6+)
oESET共有ローカルキャッシュ
このポリシーによって、影響を受ける製品のHTTPプロキシが有効になります。ESMCサーバーのローカルIPアドレ
スとポート3128にHTTPプロキシホストを設定します。認証が無効です。他の製品を設定する必要がある場合は、
これらの設定を他のプロキシにコピーできます。
5. WebコンソールのカスタムHTTPS証明書を追加を選択した場合は、参照をクリックして、有効な証明書(.pfx
たはp12ファイル)を選択し、パスフレーズを入力(またはパスフレーズがない場合は空欄)します。証明書
Tomcatサーバーにインストールされ、Webコンソールアクセスで使用されます。次へをクリックして続行しま
9
す。
6. 前提条件チェック中にエラーが見つかった場合は、エラーを修正します。システムがすべての前提条件を満た
していることを確認します。
.NET v4がインストールされていません
10
.NET Frameworkのインストール
Javaが見つからない/Java (64ビット)が検出される
11
重要
64ビットのJavaが必要です。
システムに複数のJavaバージョンがインストールされている場合は、前のJavaバージョン(最も古
いサポートされているバージョンはJava 8))をアンインストールし、最新バージョンのJavaのみを
保持することをお勧めします。
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ラ
イセンスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料の
オプションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールす
ることができます。
a)既にインストールされているJavaを選択するには、Javaインストールを選択をクリックして、Javaがインストー
ルされているフォルダー(およびC:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_212などのサブフォルダーbin)を選
択し、OKをクリックします。無効なパスを選択した場合は、インストーラーでメッセージが表示されます。
b)インストールをクリックして続行するか、変更をクリックして、Javaインストールパスを変更します。
システムディスクには32 MBしか空き領域がありません
ESMCをインストールするための十分なディスク領域がない場合は、次の通知が表示される場合があります。
ESMCとすべてのコンポーネントをインストールするには、4,400 MB以上の空きディスク領域が必要です。
ESET Remote Administrator 5.x以前がコンピュータにインストールされているため、インストーラを続行で
きません。
ERA 5.xがインストールされている場合は、ESET Security Management Center 7.2移行する必要があります。
7. 前提条件チェックが完了し、環境がすべての要件を満たしたら、インストールが開始します。システムとネッ
トワーク構成によっては、インストールに1時間以上かかる場合があります。
12
注意
インストール中には、ESMCインストールウィザードが応答しません。
8. 手順4でMicrosoft SQL Server Expressをインストールすることを選択した場合は、データベース接続チェッ
クが実行されます。Webコンソールユーザーとサーバー接続に進みます。既存のデータベースサーバーがある場
合は、次の手順でデータベース接続詳細情報を入力する必要があります。
9. 既存のSQL ServerまたはMySQLを使用している場合は、接続設定を構成します。データベース名ホスト名、
ポート番号(この情報はMicrosoft SQL Server Configuration Managerで確認できます)とデータベース管理者アカ
ウント詳細情報(ユーザー名パスワード)を該当するフィールドに入力し、[次へ]をクリックします。データベー
スへの接続が検証されます。既存のESMCデータベース(前のERA v.6インストール)がデータベースサーバーにあ
る場合は、これが検出されます。既存のデータベースを使用してアップグレードを適用するか、既存のデータベー
スを削除して新しいバージョンをインストールするかを選択できます。
名前付きインスタンスを使用する - MS SQLデータベースを使用している場合は、名前付きインスタンスを使用する
チェックボックスを選択できます。これにより、カスタムデータベースインスタンスを使用できま
す。HOSTNAME\DB_INSTANCEの形式でホスト名フィールドで設定できます。例: 192.168.0.10\ESMC7SQL。クラス
タデータベースの場合、クラスタ名のみを使用します。このオプションを選択する場合、使用されるポートを変更で
きません。Microsoftの既定のポートが使用されます。
注意
名前付きインスタンスを使用するチェックボックスをオンにすると、ESMCサーバーを、フェールオー
バークラスタにインストールされているMS SQLデータベースにも接続できます。ホスト名フィールド
にクラスタ名を入力します。
13
注意
データーベースアカウント情報を入力するときには2つのオプションがあります。ESMCデータベースに
のみアクセスできる専用データベースユーザーアカウントSAアカウント (MS SQL)、またはrootアカウ
ント (MySQL)を使用できます。専用ユーザーアカウントを使用する場合は、このアカウントを特定の
権限で作成する必要があります。詳細については、「専用データベースユーザーアカウント」を参照し
てください。専用ユーザーアカウントを使用しない場合は、管理者アカウント(SAまたはroot)を入力し
ます。
前のウィンドウでSAアカウントまたはrootアカウントを入力した場合は、はいをクリックし、SA/rootアカウント
ESET Security Management Centerのデータベースユーザーとして使用し続けます。
14
いいえをクリックする場合は、新しいユーザーの作成(まだ作成していない場合)または既存のユーザーを使用す
(ここで説明する専用データベースユーザーアカウントがある場合)を選択する必要があります。
10. Webコンソール管理者アカウントのパスワードを入力するように指示されます。このパスワードはESMC Web
コンソールにログインするときに使用するため重要です。[次へ]をクリックします。
11. フィールドをそのままにするか、ESET ManagementエージェントとESMCサーバー証明書の詳細に表示する企
業情報を入力できます。認証パスワードフィールドにパスワードを入力する場合は、必ず覚えておいてくださ
い。[次へ]をクリックします。
15
12. 有効なライセンスキー(ESETから受信した新しい購入メールに記載)を入力し、次へをクリックします。レガ
シーライセンス認証情報(ユーザー名とパスワード)を使用している場合は、認証情報をライセンスキーに変換
ます。あるいは、[後でアクティベート]を選択できます。[後でアクティベート]を選択した場合は、詳細な手順
について、「アクティベーション」の章を参照してください。
13. インストールの進行状況が表示されます。
16
14. Rogue Detection Sensorのインストールを選択した場合は、WinPcapドライバにインストールウィンドウ
が表示されます。起動時にWinPcapドライバを自動的に起動するチェックボックスを必ず選択してください。
15. インストールが完了すると、「ESET Security Management Centerコンポーネントのインストールが成功しまし
た」とESMC WebコンソールURLアドレスが表示されます。URLをクリックしてWeb コンソールを開くか、[完了]
をクリックします。
17
インストールが失敗する場合:
オールインワンインストールパッケージのインストールログファイルを確認します。ログディレクトリはオール
インワンインストーラーのディレクトリと同じです。たとえば次のとおりです。
C:\Users\Administrator\Downloads\x64\logs\
問題を解決するための追加手順については、トラブルシューティングを参照してください。
インストール後の手順
インストールが完了すると、次のことができます。
- ESMC Webコンソールへの接続
ローカルWindowsサーバー(Webコンソールをホストするコンピューター)で、スタート > すべてのプログラム >
ESET > ESET Security Management Center > Webコンソールをクリックします。既定のWebブラウザでログイ
ン画面が開きます。 SSL証明書警告が表示される場合は、Webブラウザーに証明書例外を追加します。
重要
サポートされているWebブラウザーを使用して、ESMC Webコンソールに接続します。
スタートアップウィザードの手順を読む
最初にESMC Webコンソールにログインするときには、基本概要を示す手順をお読みください。 [次へ]をクリック
して、次の画面に進みます。 最後のステップでは、対象コンピューターに展開するESETエンドポイント製品のイン
ストールパッケージを作成できます。 また、ESMC Webコンソールで後からエージェントとESETエンドポイント製
品を展開できます。
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ESET Security Management Center 7.2 取扱説明書

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