ESET PROTECT 8.0 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

ESET PROTECT
小規模および中規模事業向けガイド
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Copyright © 2021 by ESET, spol. s r.o.
ESET PROTECTESET, spol. s r.o.によって開発されています。
詳細については、www.eset.com をご覧ください。
All rights reserved.このマニュアルのいかなる部分も、作成者の書面による許諾を受けることなく、どのような形態
であっても、複製または譲渡することは禁じられています。ここでいう形態とは、複写や記録、スキャンなど、電子
的な、または物理的な全ての手段を含みます。
ESET, spol. s r.o.は、事前の通知なしに、説明されたアプリケーションソフトウェアを変更する権利を保有します。
カスタマーケア:www.eset.com/support
改訂日:2021年/2月/18日
1 概要 1 ...................................................................................................................................................................
1.1 ESETエンドポイント製品 1 ............................................................................................................................
1.2 ESET PROTECT 8.0の新機能 1 .....................................................................................................................
2 ESET PROTECTコンポーネントとアーキテクチャ 2 ...................................................................
3 システム要件 3 ...............................................................................................................................................
3.1 ハードウェア 3 ...............................................................................................................................................
3.2 OS 3 ...............................................................................................................................................................
3.3 ネットワーク 5 ...............................................................................................................................................
3.4 ソフトウェア 5 ...............................................................................................................................................
4 インストール 6 ...............................................................................................................................................
4.1 ESET PROTECTサーバーのオールインワインインストール 6 .......................................................................
4.2 インストール後の手順 17 ...............................................................................................................................
5 ESET PROTECT構造 18 .................................................................................................................................
6 展開 20 .................................................................................................................................................................
6.1 展開パッケージの作成 20 ...............................................................................................................................
6.2 展開パッケージのインストール 22 .................................................................................................................
6.3 他の展開方法 24 .............................................................................................................................................
6.4 ESET Remote Deployment Tool 24 ...........................................................................................................
7 次のステップ 27 .............................................................................................................................................
7.1 ダッシュボード 27 .........................................................................................................................................
7.2 コンピューターとグループ 28 ........................................................................................................................
7.3 検出と隔離 29 ................................................................................................................................................
7.4 レポート 31 ....................................................................................................................................................
7.5 タスク、通知、ポリシー 31 ...........................................................................................................................
8 ヘルプとサポート 32 ...................................................................................................................................
9 エンドユーザーライセンス契約 33 ......................................................................................................
10 プライバシーポリシー 38 .......................................................................................................................
1
概要
このガイドは、最大250のWindows ESETエンドポイント製品を、ESET PROTECT 8で管理する小規模から中規模事業
向けです
ESETセキュリティ製品の展開と使用に関する基本概念について説明します。
ESET PROTECT 8
ESET PROTECT 8 (ESMC)は、1つの中央の場所からネットワーク環境にあるクライアントワークステーション、サー
バー、およびモバイルデバイスで、ESET製品を管理できるアプリケーションです。 ESET PROTECTのビルトインタス
ク管理システムでは、リモートコンピュータにESETセキュリティソリューションをインストールし、新しい問題や脅
威に迅速に対応できます。
ESET PROTECTだけでは悪意のあるコードに対する保護を提供しません。 環境の保護は、ワークステーション
ESET Endpoint Securityなど、ESETセキュリティソリューションが存在するかどうかによって異なります。
ESETエンドポイント製品
ESETエンドポイント製品は主に小規模事業、エンタープライズ環境のワークステーションで使用するために設計さ
れ、ESET PROTECTとともに使用できます。
ESET PROTECT 8
は次の
ESET
エンドポイント製品の展開、アクティベーション、または管理ができます。
管理可能 ESET PROTECT 8
製品のバージョン
ESET Endpoint Security for Windows 6.5+, 7.x, 8.x
ESET Endpoint Antivirus for Windows 6.5+, 7.x, 8.x
ESET Endpoint Security for macOS 6.8+
ESET Endpoint Antivirus for macOS 6.8+
ESET Endpoint Security for Android 2.x
ESET PROTECT 8.0の新機能
名称変更 ESET Security Management Center
ESET Security Management Centerの名称が「ESET PROTECT」に変更されます。 製品とサービスは、新しい市場や
お客様のニーズに対応するために進化しています。ESETは、現在の機能と予定された新しい機能をより適切に反映す
るようにソリューションの名称を変更することを決定しました。
ESET Full Disk Encryption for macOS
プラットフォームの対応範囲を拡大し、FileVault (macOSのネイティブ暗号化)管理を追加して、組織のデータセキュ
リティを強化します。詳細を見る
詳細機能
新しい機能の一部は、より大規模なネットワークのニーズにフォーカスしているため、より柔軟なカスタマイズが可
能です。これらはすべて既存のユーザーインターフェースに組み込まれます。
監査ログ
新しい機能は、管理者がESET PROTECTでアクティビティを特定して追跡するのに役立ちます。タスクの実行、変更
されたポリシー、解決された検出、ユーザーまたはコンピューターの追加、必要に応じた調整や修正を容易に行えま
す。 詳細を見る
ファイアウォールの脅威除外
検出のリストからファイアウォールの脅威を除外する機能が追加されました。 詳細を見る
2
サポート対象 ESET Business Account サイト
サイト間でのライセンスシートの分配など、ESET Business Accountの構造全体をインポートできます。
ESET PROTECTコンポーネントとアーキテクチャ
ESETセキュリティソリューションポートフォリオの完全な展開を実行するには、次のコンポーネントをインストール
する必要があります。
ESET PROTECTサーバー(クライアントコンピューターとの通信を制御)
ESET PROTECT Webコンソール(ESET PROTECTサーバー用のブラウザーベースのユーザーインターフェイス)
ESET Managementエージェント(クライアントコンピューターに展開、ESET PROTECTサーバーと通信)
次のサポートコンポーネントは任意です。ネットワーク上のアプリケーションの最適なパフォーマンスのためインス
トールすることをお勧めします。
Apache HTTPプロキシ
RD Sensor (ネットワーク上の非管理コンピューターを検出可能)
サーバ
ESET PROTECTサーバー (ESET PROTECTエージェント経由)は実行アプリケーションで、ESET Managementエージェ
ント経由でサーバーに接続するクライアントから受信されたすべてのデータを処理します。
エージェント
ESET Managementエージェントは、ESET PROTECT 8の重要な部分です。 クライアントはサーバーで直接通信せず、
エージェントがこの通信を容易にしています。 エージェントは、クライアントから情報を収集し、ESET PROTECTサー
バーに送信します ESET PROTECTサーバーがクライアントのタスクを送信する場合、エージェントに送信され、エー
ジェントがこのタスクをクライアントで実行中のESETエンドポイント製品に送信します。
Webコンソール
ESET PROTECT Webコンソールはブラウザーベースのユーザーインターフェイスであり、現在の環境でESETセキュリ
ティソリューションを管理できます。 ネットワークのクライアントのステータスの概要を表示し、管理対象外のコ
ンピュータにリモートでESETソリューションを展開するために使用できます。 インターネットからWebサーバーに
アクセスする場合は、ほぼすべての場所とデバイスからESET PROTECTを使用できます。
Apache HTTPプロキシ
Apache HTTPプロキシはESET PROTECT 8 以降と組み合わせて使用できるサービスで、クライアントコンピュータに
インストールパッケージとアップデートを配布します。 透過的なプロキシとして動作し、既にダウンロードされた
ファイルをキャッシュに保存するため、ネットワークのインターネットトラフィックを最小化します。
Apache HTTPプロキシを使用すると、次の利点があります。
次の項目をダウンロードしてキャッシュに保存します。
o検出エンジンアップデート
oアクティベーションサーバーとの通信と、ライセンス要求のキャッシュ保存を含む、アクティベーションタス
oESET PROTECTリポジトリデータ
o製品コンポーネントアップデート - Apacheプロキシはアップデートをキャッシュに保存し、ネットワークのエ
ンドポイントクライアントに配布します。
ネットワークのインターネットトラフィックを最小化します。
Rogue Detection Sensor
Rogue Detection Sensor (RD Sensor) は、ネットワーク上のESET PROTECTに登録されていないコンピューターを検
索します。 このコンポーネントは新しいコンピューターを検索し、ESET PROTECTに自動的に追加できます。
3
警告
Rogue Detection Sensorがネットワーク上の新しいコンピューターを検索するには最大24時間かかるこ
とがあります。
新しく検出されたコンピューターは定義済みレポートに一覧表示されるため、簡単に特定の静的グループに割り当て、
タスクを割り当てることができます。
システム要件
ESET PROTECTをインストールする前に、すべてのハードウェアオペレーティングシステムネットワーク、および
ソフトウェア要件が満たされていることを確認してください。
ハードウェア
ESET PROTECTサーバーコンピューターは、次の表のハードウェア推奨事項を満たす必要があります。
SQL serverインスタンスはリソースをESET PROTECTサーバーと共有し、使用率を最大化し、遅延を最小化できま
。ESET PROTECTのパフォーマンスを高める場合は、1台のコンピューターでESET PROTECTサーバーとデータベー
スサーバーを実行します。
クライアント数 ESET PROTECTサーバー+ SQLデータベースサーバー
CPUコア
RAM (GB)
ディスクドラ
イブ
1
ディスクIOPS
2
最大1000
4 4
シングル
500
5.000 8 8 1.000
10,000
3
8 16
2.000
50.000 16 32 10.000
100.000 16 32+ 20.000
ディスクドライブの推奨事項
1
シングル/別ディスクドライブ:10,000クライアントを超えるシステムでは、別のドライブにデータベースをイン
ストールすることをお勧めします。
oデータベースとトランザクションログファイルを別々のドライブ(推奨は別の物理SSDドライブ)に配置する
、SQL Serverのパフォーマンスが高くなります。
oIOPS fまたは高パフォーマンスシステムでは、エンタープライズグレードのSSDを使用します。
2 IOPS (1秒あたりの合計I/O処理数) - 必要最小限の値。
3 10,000クライアント環境のシナリオ例を参照してください。
接続されたクライアントごとに約0.2 IOPS、かつ500未満にすることをお勧めします。
diskspdツールを使用してドライブのIOPSを確認できます。次のコマンドを使用します。
クライアント数 コマンド
最大5000クライアント
diskspd.exe -c1000M -b4K -d120 -Sh -r -z -w50 C:\testfile.dat
5,001クライアント以上
diskspd.exe -c10000M -b4K -d600 -Sh -r -z -w50 C:\testfile.dat
ソリッドステートディスク(SSD)を使用します。SSDは標準のHDDよりも大幅に高速です。
クライアント数に関係なく、容量は100 GBで十分です。データベースを頻繁にバックアップする場合は、容量が
大きいディスクが必要になることがあります。
ネットワークドライブは使用しないでください。ESET PROTECTのパフォーマンスが低下します。
重要
ディスクドライブは、ESET PROTECTパフォーマンスに影響する重要な要因です。
OS
4
次の表は、小規模および中規模事業に推奨される各ESET PROTECTコンポーネントでサポートされているオペレーティ
ングシステムを示します。 サポートされているオペレーティングシステムの一覧も参照してください。
OS
サーバー
エージェン
RD Sensor MDM
KB4474419またはKB4490628がインストールされてい
Windows Server 2008 R2 x64 SP1
KB4474419またはKB4490628がインストールされてい
Windows Server 2008 R2 CORE x64
KB4493730およびKB4039648がインストールされてい
Windows Server 2008 SP2 (x86およびx64)
KB4474419またはKB4490628がインストールされてい
Windows Storage Server 2008 R2 x64
Windows Server 2012 x64
Windows Server 2012 CORE x64
Windows Server 2012 R2 x64
Windows Server 2012 R2 CORE x64
Windows Storage Server 2012 R2 x64
Windows Server 2016 x64
Windows Storage Server 2016 x64
Windows Server 2019 x64
KB4493730およびKB4039648がインストールされてい
Microsoft SBS 2008 x64 SP2
Microsoft SBS 2011 Standard x64
Microsoft SBS 2011 Essentials x64
OS
サーバー
エージェン
RD Sensor MDM
最新のWindowsアップデート(KB4474419およ
KB4490628以上)がインストールされているWindows 7
x86 SP1
最新のWindowsアップデート(KB4474419およ
KB4490628以上)がインストールされているWindows 7
x64 SP1
Windows 8 x86
Windows 8 x64 ✔* ✔*
Windows 8.1 x86
Windows 8.1 x64 ✔* ✔*
Windows 10 x86
Windows 10 x64 (すべての正式リリース)
✔* ✔*
* クライアントOSでのESET PROTECTコンポーネントのインストールは、Microsoftライセンスポリシーと一致しない
場合があります。 詳細については、Microsoftライセンスポリシーを確認するか、ソフトウェアベンダーにご確認くだ
さい。 SMB/小規模ネットワーク環境では、Linux ESET PROTECTインストールまたは仮想アプライアンス(該当する場
合)を考慮することをお勧めします。
5
重要
古いMS Windowsシステム:必ず最新のサービスパックをインストールしてください(特に、Server
2003、2008、Windows XP、Windows Vistaなどの古いシステムの場合)。
ESETは違法または海賊版のオペレーティングシステムをサポートしていません。
2020年3月24日以降、ESETは、次のMicrosoft Windowsオペレーティングシステムにインストールされ
ESET PROTECT (サーバーおよびMDM)について、サポートと技術サポートの提供を正式に終了します
Windows 7、Windows Server 2008 (すべてのバージョン)。
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ライ
センスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料のオプ
ションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールすることが
できます。
注意
デスクトップオペレーティングシステムにVMware Playerをインストールし、ESET PROTECT仮想アプ
ライアンスを展開できます。これにより、ESXiがなくても、サーバー以外のOSの上でESET PROTECT
実行できます。
ネットワーク
ESET PROTECTサーバーとESET PROTECTで管理されるクライアントコンピューターの両方がインターネットに接続
し、ESETリポジトリとアクティベーションサーバーに接続できることが重要です。 クライアントを直接インターネッ
トに接続しない場合は、プロキシサーバー(Apache HTTPプロキシとは異なる)を使用して、ネットワークおよびイン
ターネットと通信できます。
ESET PROTECTで管理されるコンピューターはESET PROTECTサーバーと同じLANに接続し、同じActive Directory
メインである必要があります。 ESET PROTECTサーバーはクライアントコンピューターから表示可能である必要があ
ります。 また、クライアントコンピューターはESET PROTECTサーバーと通信し、リモート展開とウェイクアップコー
機能を使用できる必要があります。
使用されるポート
ネットワークがファイアウォールを使用する場合、ESET PROTECTとコンポーネントがインフラストラクチャにインス
トールされるときに使用されるネットワーク通信ポートの一覧を参照してください。
ソフトウェア
WindowsESET PROTECTサーバーをインストールするには、次の要件を満たす必要があります。
有効なライセンスが必要です。
Microsoft .NET Framework 4をインストールする必要があります。ロールと機能の追加ウィザードを使用してイ
ンストールできます。
ESET PROTECT Webコンソールには、Java/OpenJDK (64ビット)が必要です。
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ライ
センスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料のオプ
ションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールすることが
できます。
ESET PROTECTは2種類のデータベースサーバーをサポートしますが、ESET PROTECTを含むMicrosoft SQL Server
Express 2019を使用することをお勧めします。
6
インストール
ESET PROTECTインストーラは、さまざまなインストール方法をサポートするために、さまざまな形式で提供されて
います。 小規模な展開の場合は、オールインワンインストーラーをお勧めします。
前のバージョンからアップグレードしている場合
ESET PROTECTサーバーのオールインワインインストール
ESET PROTECTオールインワンインストーラーWindowsオペレーティングシステムでのみ使用できます。オールイ
ンワンインストーラーでは、ESET PROTECTインストールウィザードを使用して、すべてのESET PROTECTコンポーネ
ントをインストールできます。
1. インストールパッケージを開きます。ようこそ画面で、言語ドロップダウンメニューを使用して、言語設定を
調整します。次へをクリックして続行します。
2. インストールを選択して、次へをクリックします。
7
3. クラッシュレポートとテレメトリーデータをESETに送信することに同意しない場合は、製品改善プログラムに
参加するチェックボックスをオフにします。チェックボックスがオンの場合、テレメトリーデータとクラッシュ
レポートがESETに送信されます。 EULAに同意した後、[次へ]をクリックします。
4. インストールするコンポーネントを選択し、次へをクリックします。
Microsoft SQL Server Express
ESET PROTECT 8.0オールインワンインストーラーでは、既定でMicrosoft SQL Server Express 2019がインストー
ルされます。古いWindowsエディション(サーバー2012またはSBS 2011)を使用している場合は、Microsoft SQL
Server Express 2014が既定でインストールされます。
既に他のサポートされているバージョンMicrosoft SQL ServerまたはMySQLがインストールされている場合、
または別のSQL Serverに接続する予定の場合、Microsoft SQL Server Expressの横のチェックボックスを解除
してください。
ドメインコントローラーにはMicrosoft SQL Serverをインストールしないことをお勧めします(たとえ
、Windows SBS / Essentialsを使用している場合)。別のサーバーにESET PROTECTをインストールするか、イン
ストール中にSQL Server Expressコンポーネントを選択しない(この場合、既存のSQL ServerまたはMySQLを使用
してESET PROTECTデータベースを実行する必要があります)ことをお勧めします。
WebコンソールのカスタムHTTPS証明書を追加
ESET PROTECT WebコンソールでカスタムHTTPS証明書を使用する場合は、このオプションを選択します。
このオプションを選択しない場合は、Tomcatの新しい鍵ストアが自動的に生成されます。
Apache HTTPプロキシ
8
重要
Apache HTTP Proxyオプションは、ローミングクライアントがない小規模または一元化されたネッ
トワーク専用です。このオプションが選択されている場合、クライアントは既定で、ESET
PROTECTサーバーと同じコンピューターにインストールされたプロキシ経由でESETとの通信をト
ンネルするように設定されます。クライアントとESET PROTECTサーバーの間に直接ネットワーク
可視性がない場合は、この接続は動作しません。
HTTPプロキシを使用すると、インターネットからダウンロードされるデータの大量の帯域幅を節約し、製品アッ
プデートのダウンロード速度を改善できます。ESET PROTECTから37台以上のコンピューターを管理する場合
は、Apache HTTP Proxyの横のチェックボックスをオフにすることをお勧めします。後からApache HTTP
Proxyをインストールすることもできます。
詳細については、Apache HTTP プロキシApache HTTP Proxy、ミラーツール、および直接接続の違いを参照し
てください。
Apache HTTP Proxyを選択して、Apache HTTP Proxyをインストールし、次の製品のポリシー(グループ すべ
で適用されたHTTPプロキシの使用)を適用します。
oESET Endpoint for Windows
oESET Endpoint for macOS (OS X)およびLinux
oESET Management Agent
oESET File Security for Windows Server (V6+)
oESET共有ローカルキャッシュ
このポリシーによって、影響を受ける製品のHTTPプロキシが有効になります。HTTPプロキシホストは、ESET
PROTECTサーバーのローカルIPアドレスとポート3128に設定されています。認証は無効になっています。他の製
品を設定する必要がある場合は、これらの設定を他のポリシーにコピーできます。
5. WebコンソールのカスタムHTTPS証明書を追加を選択した場合は、参照をクリックして、有効な証明書(.pfx
たはp12ファイル)を選択し、パスフレーズを入力(またはパスフレーズがない場合は空欄)します。証明書
Tomcatサーバーにインストールされ、Webコンソールアクセスで使用されます。次へをクリックして続行しま
9
す。
6. 前提条件チェック中にエラーが見つかった場合は、エラーを修正します。システムがすべての前提条件を満た
していることを確認します。
.NET v4がインストールされていません
10
.NET Frameworkのインストール
Javaが見つからない/Java (64ビット)が検出される
11
注意
システムに複数のJavaバージョンがインストールされている場合は、前のJavaバージョン(最も古い
サポートされているバージョンはJava 8))をアンインストールし、最新バージョンのJavaのみを保
持することをお勧めします。
警告
2019年1月以降、ビジネス、商業、本番利用向けのOracle JAVA SE 8公開アップデートには、商業ラ
イセンスが必要です。JAVA SEサブスクリプションを購入しない場合は、このガイドに従い、無料の
オプションに移行して、一覧のサポートされているJavaエディションのいずれかをインストールす
ることができます。
a)既にインストールされているJavaを選択するには、Javaインストールを選択をクリックして、Javaがインストー
ルされているフォルダー(およびC:\Program Files\Amazon Corretto\jdk1.8.0_212などのサブフォルダーbin)を選
択し、OKをクリックします。無効なパスを選択した場合は、インストーラーでメッセージが表示されます。
b)インストールをクリックして続行するか、変更をクリックして、Javaインストールパスを変更します。
システムディスクには32 MBしか空き領域がありません
ESET PROTECTをインストールするための十分なディスク領域がない場合は、次の通知が表示される場合があり
ます。
ESET PROTECTとすべてのコンポーネントをインストールするには、4,400 MB以上の空きディスク領域が必要で
す。
ESET Remote Administrator 5.x以前がコンピュータにインストールされているため、インストーラを続行で
きません。
直接アップグレードはサポートされていません。 ERA 5.xからの移行を参照してください。
7. 前提条件チェックが完了し、環境がすべての要件を満たしたら、インストールが開始します。システムとネッ
トワーク構成によっては、インストールに1時間以上かかる場合があります。
12
注意
インストール中には、ESET PROTECTインストールウィザードが応答しません。
8. 手順4でMicrosoft SQL Server Expressをインストールすることを選択した場合は、データベース接続チェッ
クが実行されます。Webコンソールユーザーとサーバー接続に進みます。既存のデータベースサーバーがある場
合は、次の手順でデータベース接続詳細情報を入力する必要があります。
9. 既存のSQL ServerまたはMySQLを使用している場合は、接続設定を構成します。データベース名ホスト名、
ポート番号(この情報はMicrosoft SQL Server Configuration Managerで確認できます)とデータベース管理者アカ
ウント詳細情報(ユーザー名パスワード)を該当するフィールドに入力し、[次へ]をクリックします。データベー
スへの接続が検証されます。既存のESET PROTECTデータベース(前のERA/ESMCインストール)がデータベースサー
バーにある場合は、これが検出されます。既存のデータベースを使用してアップグレードを適用するか、既存の
データベースを削除して新しいバージョンをインストールするかを選択できます。
名前付きインスタンスを使用する - MS SQLデータベースを使用している場合は、名前付きインスタンスを使用する
チェックボックスを選択できます。これにより、カスタムデータベースインスタンスを使用できま
す。HOSTNAME\DB_INSTANCEの形式でホスト名フィールドで設定できます。例: 192.168.0.10\ESMC7SQL。クラス
タデータベースの場合、クラスタ名のみを使用します。このオプションを選択する場合、使用されるポートを変更で
きません。Microsoftの既定のポートが使用されます。
注意
名前付きインスタンスを使用するチェックボックスをオンにすると、ESET PROTECTサーバーを、フェー
ルオーバークラスタにインストールされているMS SQLデータベースにも接続できます。ホスト名フィー
ルドにクラスタ名を入力します。
13
注意
データーベースアカウント情報を入力するときには2つのオプションがあります。ESET PROTECTデータ
ベースにのみアクセスできる専用データベースユーザーアカウントSAアカウント (MS SQL)、また
rootアカウント (MySQL)を使用できます。専用ユーザーアカウントを使用する場合は、このアカウ
ントを特定の権限で作成する必要があります。詳細については、「専用データベースユーザーアカウン
」を参照してください。専用ユーザーアカウントを使用しない場合は、管理者アカウント(SAまた
root)を入力します。
前のウィンドウでSAアカウントまたはrootアカウントを入力した場合は、はいをクリックし、SA/rootアカウント
ESET PROTECTのデータベースユーザーとして使用し続けます。
14
いいえをクリックする場合は、新しいユーザーの作成(まだ作成していない場合)または既存のユーザーを使用す
(ここで説明する専用データベースユーザーアカウントがある場合)を選択する必要があります。
10. Webコンソール管理者アカウントのパスワードを入力するように指示されます。このパスワードはESET
PROTECT Webコンソールにログインするときに使用するため重要です。[次へ]をクリックします。
11. フィールドをそのままにするか、ESET ManagementエージェントとESET PROTECTサーバー証明書の詳細に表
示する企業情報を入力できます。認証パスワードフィールドにパスワードを入力する場合は、必ず覚えておいて
ください。[次へ]をクリックします。
15
12. 有効なライセンスキー(ESETから受信した新しい購入メールに記載)を入力し、次へをクリックします。レガ
シーライセンス認証情報(ユーザー名とパスワード)を使用している場合は、認証情報をライセンスキーに変換
ます。あるいは、[後でアクティベート]を選択できます。[後でアクティベート]を選択した場合は、詳細な手順
について、「アクティベーション」の章を参照してください。
13. インストールの進行状況が表示されます。
16
14. Rogue Detection Sensorのインストールを選択した場合は、WinPcapドライバにインストールウィンドウ
が表示されます。起動時にWinPcapドライバを自動的に起動するチェックボックスを必ず選択してください。
15. インストールが完了すると、「ESET PROTECTコンポーネントのインストールが成功しました」とESET
PROTECT WebコンソールURLアドレスが表示されます。URLをクリックしてWeb コンソールを開くか、[完了]
クリックします。
17
インストールが失敗する場合:
オールインワンインストールパッケージのインストールログファイルを確認します。ログディレクトリはオール
インワンインストーラーのディレクトリと同じです。たとえば次のとおりです。
C:\Users\Administrator\Downloads\x64\logs\
問題を解決するための追加手順については、トラブルシューティングを参照してください。
インストール後の手順
インストールが完了すると、次のことができます。
- ESET PROTECT Webコンソールへの接続
ローカルWindowsサーバー(Webコンソールをホストするコンピューター)で、スタート > すべてのプログラム >
ESET > ESET PROTECT Webコンソールをクリックします。既定のWebブラウザでログイン画面が開きます。 SSL
明書警告が表示される場合は、Webブラウザーに証明書例外を追加します。
重要
サポートされているWebブラウザーを使用して、ESET PROTECT Webコンソールに接続します。
スタートアップウィザードの手順を読む
最初にESET PROTECT Webコンソールにログインするときには、基本概要を示す手順をお読みください。 [次へ]を
クリックして、次の画面に進みます。 最後のステップでは、対象コンピューターに展開するESETエンドポイント製
品のインストールパッケージを作成できます。 また、ESET PROTECT Webコンソールで後からエージェントとESET
エンドポイント製品を展開できます。
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ESET PROTECT 8.0 取扱説明書

タイプ
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