PowerVault NX1950

Dell PowerVault NX1950 取扱説明書

  • こんにちは!Dell PowerVault NX1950ストレージシステムの導入ガイドについてご質問にお答えします。このガイドには、システムのセットアップ、Windows Unified Data Storage Server 2003の機能、ストレージ管理ツール、復元手順などが記載されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください。
  • デフォルトの管理者パスワードは何ですか?
    サポートされているWindows Unified Data Storage Server 2003のエディションは?
    PowerVault NX1950管理コンソールでは、どのようなタスクを実行できますか?
    単一インスタンス記憶域(SIS)とは何ですか?
    スナップショット機能はどのような用途に使えますか?
Dell™ PowerVault™ NX1950
システム
導入ガイド
メモおよび注意
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を
回避するための方法を説明しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2006 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい
ます。
本書に使用されている商標:DellDELL ロゴ、PowerEdgePowerVault、および
OpenManage Dell Inc. の商標です。MicrosoftSharePointWindows Server、およ
Windows は米国その他の国における Microsoft Corporation の商標または登録商標
です。UNIX は米国その他の国における The Open Group の登録商標です。
本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2008 年 3 月 Rev. A05
目次 3
目次
ソリューションの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
Microsoft Windows Unified Data
Storage Server 2003 の機能
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7
PowerVault NX1950 管理コンソール
. . . . . . . . . . . 10
Microsoft iSCSI Software Target
. . . . . . . . . . . . . . 14
インデックス処理
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16
単一インスタンス記憶域
. . . . . . . . . . . . . . . . 17
Windows SharePoint Services
. . . . . . . . . . . . . . . 19
クラスタリング
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
デルのストレージ管理ツール
. . . . . . . . . . . . . . . . 21
Dell OpenManage Server Administrator
. . . . . . . . . . 21
MD Storage Manager(内蔵ソリューション)
. . . . . 21
EMC Navisphere Manager
(ゲートウェイソリューション)
. . . . . . . . . . . . 22
グループマネージャ
(ゲートウェイソリューション)
. . . . . . . . . . . . 22
OS Dell コンポーネントの復元
. . . . . . . . . . . . . . 22
Dell Systems Build and Update Utility
を使用した OS のインストール
. . . . . . . . . . . . . 23
Dell ストレージアレイコンポーネントの復元
. . . . 29
Dell OpenManage Server Administrator
. . . . . . . . . . 34
MUI のインストール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
MUI 言語の適用
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
4 目次
導入ガイド 5
本書には、お使いのシステムの導入ツールに関する情報、および
Microsoft
®
Windows
®
Unified Data Storage Server 2003 x64
の概要が記
載されています。
Dell PowerVault NX1950
ストレージソリューションの
ケーブル接続、設定、ローカライズの詳細については、
Dell PowerVault
NX1950
システムの『
Installation Guide
』(設置ガイド)を参照してく
ださい。
詳細については、デルのマニュアルサイト
www.dell.com/ostechsheets
にある
OS
のマニュアルを参照し
てください。
本書では、以下の項目について説明します。
5
ページの「ソリューションの概要」
7
ページの
Microsoft Windows Unified Data Storage Server 2003
の機能」
10
ページの「
PowerVault NX1950
管理コンソール」
21
ページの「デルのストレージ管理ツール」
22
ページの「
OS
Dell
コンポーネントの復元」
メモ:本書で PowerVault NX1950 ストレージシステムという場合は個々
のストレージユニットを、PowerVault NX1950 ストレージソリューション
という場合はストレージユニットとストレージアレイの構成を指します。
ソリューションの概要
PowerVault NX1950
ストレージソリューションは、
Windows Unified
Data Storage Server 2003
を実行するシングルノードまたは複数ノードの
クラスタのいずれかで構成されています。ソリューションは工場出荷時
に、
PowerVault MD3000
ストレージアレイ(内蔵ソリューション)
Dell|EMC
ストレージアレイ(
Dell|EMC Storage Area Network [SAN]
Gateway
ソリューション)または
Dell EqualLogic storage array
Dell
EqualLogic iSCSI Storage Area Network [SAN] Gateway
ソリューショ
ン)用に設定されています。ソリューションには、
OS
と必要なソフト
ウェアがインストールされ、設定済みです。ソリューションのセットアッ
プを完了するために、お客様は最小限の設定手順を行うだけです。
メモお使いのシステムのデフォルト管理者パスワードは、storageserver
です。
6 導入ガイド
1-1
は、内蔵ソリューションと
SAN Gateway
ソリューションのコン
ポーネントを示したものです。表
1-1
は、
Windows Unified Data
Storage Server 2003
用のサポートされているソフトウェアコンポーネン
トを示したものです。
図1
-
1 PowerVault NX1950 ストレージソリューション
1-1 Windows Unified Data Storage Server 2003 用の
サポートされているソフトウェアコンポーネント
内蔵 EMC
Gateway
EqualLogic
Gateway
DSIW

X
共有マネージャ
XX
EqualLogic
自動スナップショットマ
ネージャ
XX
共有と記憶域の準備

X
SAN
ストレージマネージャ

Microsoft
イニシエータ
XX
初期設定タスクウィザード

X
PowerVault NX1950 システム
PowerVault NX1950 システム
PowerVault NX1950 システム
PowerVault MD3000 スト
レージアレイ
Dell|EMC ストレージアレイ Dell EqualLogic スト
レージアレイ
Windows Unified
DataStorage Server
2003Standard/
Enterprise
Windows Unified
Data Storage Server
2003Standard/
Enterprise
Windows Unified
Data Storage Server
2003Enterprise
導入ガイド 7
Microsoft Windows Unified Data Storage
Server 2003 の機能
本項では、ストレージソリューションの一部として利用できる機能に関す
る包括的な情報を提供します。
Windows Unified Data Storage Server 2003
は、以下の機能を使用でき
るように設定されています。
ネットワークファイルシステム(
NFS
Common Internet File
System
CIFS
)のための最適なパフォーマンス
ファイルレベルのサービスに加えてブロックストレージサービス
提供する Microsoft iSCSI Software Target に対するサポート
ストレージサーバーの管理コンポーネントと機能の統合に加えて、
共有とストレージ管理のシナリオの大幅な向上
メモ:PowerVault NX1950 ストレージソリューションのネットワーク /
トレージコンポーネントの互換性情報については、デルサポートサイト
support.dell.com Dell PowerVault NX1950 システムの『Support
Matrix(サポートマトリクス)を参照してください。
サポートされているエディション
デルでは、
Windows Unified Data Storage Server 2003
の次のエディ
ションをサポートしています。
Windows Unified Data Storage Server 2003, Standard x64 Edition
Windows Unified Data Storage Server 2003, Enterprise x64 Edition
メモ:Windows Unified Data Storage Server 2003, Enterprise x64 Edition
は、複数ノードのクラスタ環境をサポートしています。
メモ:Windows Unified Data Storage Server 2003, x64 Standard/Enterprise
Edition は、PowerVault NX1950 管理コンソールスナップインの x64 ベース
バージョンのみをサポートし、32 ビットバージョンはサポートしていま
せん。
8 導入ガイド
Windows Unified Data Storage Server 2003 の追加機能
Windows Unified Data Storage Server 2003
には、以下の特徴と機能が
備わっています。サポートされているソフトウェアコンポーネントについ
ては、表
1-1
を参照してください。
管理インタフェースの拡張と統合による効率的で統合されたファイ
ル管理。
Special Administration Console
SAC
)を用いた
Initial
Configuration Tasks
(初期設定タスク)ユーザーインタフェースとコ
マンドラインインタフェース(
CLI
)のサポートにより、ストレージ
サーバーのセットアップが簡素化。
Windows Unified Data Storage Server 2003
コンソールがファイル
サーバー管理用の複数のスナップインを統合。
ファイルサーバーの管理が、追加の管理タスクを実行するためのサ
ポートを提供。
Share and Storage Management
(共有と記憶域の管理)は新しい
スナップインで、共有とストレージを提供するための
2
つの新しい
ウィザードが含まれています。
iSCSI
ターゲット、仮想ディスク、およびスナップショットを作成
/
管理するための新しい
iSCSI Software Target
スナップインとウィ
ザードを含む、
Microsoft iSCSI Software Target
NFS
は、識別マッピングのインタフェースとウィザードを提供し
ます。
管理用リモートデスクトップは、
Linux
または
Microsoft
OS
を実
行しているクライアントシステムから管理コンソールへのブラウザ
ベースのリモートアクセスを可能に新し
Microsoft Remote
Administration
アプレットを提供します。
これらの機能により、
Microsoft
の以前の
OS
よりも大幅に優れたものと
なっています。
導入ガイド 9
Windows Unified Data Storage Server 2003
コンソールは
PowerVault
NX1950
管理コンソール内で開き、管理者は、ボリュームの準備と管理、
フォルダの共有、
iSCSI Software Target
の管理など、大多数のストレー
ジ管理タスクを実行することができます。
Windows Unified Data
Storage Server 2003
には、以下のスナップインが内蔵されています。
PowerVault NX1950
管理コンソール
Microsoft iSCSI Software Target
メモ: Microsoft iSCSI Software Target Dell EqualLogic Gateway
リューションには使用できません。
インデックスサービス
ローカルユーザーとローカルグループ
イベントビューア
パフォーマンスログと警告
メモ:Windows Unified Data Storage Server 2003 コンソールは、
PowerVault NX1950 ストレージシステムコンソールとも呼ばれます。
Windows Unified Data Storage Server 2003
コンソールは、
Initial
Configuration Tasks
(初期設定タスク)ウィンドウを閉じると自動的
に開きます。
Initial Configurations Tasks
(初期設定タスク)ウィン
ドウを表示しないオプションを選択した場合は、管理者として
OS
にログ
インすると、
Dell
ストレージ初期化ウィザードの実行後に
Windows
Unified Data Storage Server 2003
コンソールが自動的に開きます。コン
ソールが自動的に開かない場合、またはユーザーがコンソールを閉じた場
合は、管理者権限を使って手動で開くことができます。
Windows Unified Data Storage Server 2003
コンソールを開くには、
スタート
すべてのプログラム
管理ツール
Windows Unified Data
Storage Server 2003
の順にクリックします。
10 導入ガイド
PowerVault NX1950 管理コンソール
PowerVault NX1950
管理コンソールを使用すると、隣接するスナップイ
ンを使って
1-2
にあるさまざまなタスクを実行できます。
PowerVault NX1950
管理コンソールには、ファイル共有の管理とディス
ク管理の両方を行う単一のコンソールがあります。
Windows Unified Data Storage Server 2003
PowerVault NX1950
管理
コンソールにより、次の追加管理機能が利用できます。
PowerVault NX1950
初期設定タスク
ユーザーインタフェースを使用
したサーバー構成の変更
クラスタアドミニストレータツールを使用したクラスタ構成の変更
Microsoft Services for NFS Configuration Guide
Microsoft
Services for NFS
設定ガイド)
および
Identity Mapping Setup
(識別マッピングセットアップ)ウィザードを使用した、ネットワー
クファイルシステム(
NFS
)設定の変更。これらのツールは、
初期設
定タスク
ユーザーインタフェースからもアクセスできます。
1-2 タスクと使用するツール / スナップイン
タスク 使用するツール / スナップイン
ボリュームの準備と管理 共有と記憶域の管理
SMB/CIFS
共有フォルダと
NFS
エクス
ポートの作成と管理
iSCSI
ターゲットの作成と管理
Microsoft iSCSI Software Target
メモ: このオプションは Dell
EqualLogic Gateway ソリューショ
ンでは利用できません。
ボリュームのデフラグ
ディスクの管理
/
ディスクデフラグ
クォータ制限の設定
ファイルサーバーリソースマネージャ
ストレージ利用レポートの作成
ファイルサーバーにデータを複製、
ファイルサーバーからデータを複
DFS
管理
SAN
の管理
SAN
ストレージマネージャ
導入ガイド 11
共有と記憶域の管理
共有と記憶域の管理のスナップインを使用すると、共有フォルダとスト
レージのセットアップと管理を容易に行うことができます。共有と記憶域
の管理には、次の機能があります。
PowerVault NX1950
管理コンソールによる共有フォルダと記憶域の
管理
Provision Storage
(記憶領域の準備)ウィザードによるストレー
ジの作成と設定、
LUN
(論理ユニット番号)の作成、およびボ
リュームのフォーマット
共有フォルダの作成と設定のための
Provision a Shared Folder
(共有フォルダの準備)ウィザードまたは
Shared Folders
(共有
フォルダ)ウィザード(サーバーメッセージブロック(
SMB
)また
NFS
プロトコルを使用してアクセス可能)
これらの機能を使うことで、共有フォルダ管理、
SAN
ストレージマネー
ジャ、またはディスク管理のスナップインを使用せずに、共有フォルダと
ボリュームの作成と管理に必要な管理タスクのほとんどを実行できます。
これには、データの量を制限するクォータの設定、管理者が定義した特定
のファイルタイプを禁止したり、特定のファイルタイプのみを可したり
するファイルスクリーニングの設定、インデックス理の有効化も含まれ
ます。
共有とストレージの管理には、共有フォルダとボリュームの管理に使う次
のタブが含まれています。
Volumes
(ボリューム)
このタブには、サーバーが利用できるす
てのボリューム、およびボリュームに関する情報が表示され
ます。
Shares
(共有)
このタブには、共有と記憶域の管理を使用して作
成されたすての共有フォルダ、および共有フォルダに関する情
報が表示されます。
共有と記憶域の管理には、単一インスタンス記憶域(
SIS
)の設定に
るサポートが含まれています。単一インスタンス記憶域(
SIS
)は、ボ
リュームに格納された冗長データの量をらすことで、使用可能なディス
クスペースを復します。これには、一のファイルを識別し、
SIS
コモ
ンストア内にファイルのコピーを
1
つだけ保存するという方が使われ
ます。
SIS
は、ファイルを
SIS
コモンストア内のファイルにするポイン
タに置きえます。
12 導入ガイド
共有と記憶域の管理には、特定の機能を管理し、上の管理機能を提供す
るために使用できるのスナップインもまれています。れらのス
ナップインは以下のとおりです。
共有マネージャ
ファイルサーバーリソースマネージャ(クォータ管理、ファイルス
クリーニング管理、およびストレージレポート管理を含む)
SAN
ストレージマネージャ
EqualLogic
自動スナップショットマネージャ
ディスクデフラグ
ディスクの管理
以下の項では、スナップインについて説明します。
共有マネージャ
共有マネージャは、サーバーメッセージブロック(
SMB
)プロトコルを
使用してアクセス可能な共有フォルダの作成と設定に使用します。
ファイルサーバーリソースマネージャ
ファイルサーバーリソースマネージャは、管理者がサーバーに格納された
データの量と種類を理、制、管理するための一のツールを提供し
ます。管理者は、ストレージの使用に関する包括的なレポートの
など、高度なタスクを行うこともできます。
SAN ストレージマネージャ
SAN
ストレージマネージャを使用して、以下のタスクを行うことができ
ます。
お使いのシステムからアクセスできるディスクドライブサブシステ
ム上に
LUN
を作成し、管理する。
ストレージネットワーク内の
LUN
とサーバーのの接続を管理
する。
EqualLogic 自動スナップショットマネージャ
EqualLogic
自動スナップショットマネージャは、ソリューション上での
スナップショット関理に役立ちます。
導入ガイド 13
ディスクデフラグ
ディスクデフラグは、ローカルボリュームの分析に加え、断片化された
ファイルフォルダを出して統合するために使用します。
ディスクの管理
ディスクの管理は、ディスクとボリュームまたはのパーティション
の管理に使用します。ディスクの管理を使用して、ディスクの初期化、
ボリュームの作成、ボリュームのフォーマットが可能です。
DFS 管理
Windows Unified Data Storage Server 2003
分散ファイルシステム
DFS
)ソリューションでは、ファイルへのアクセスが簡易化され、
フォールトトレラントになっているほか、ワイドエリアネットワーク
WAN
)フレンドリーなレプリケーションが提供されています。
DFS
は次
2
つのテクノロジで構成されています。
DFS
空間
DFS
空間を使用して、管理者は、複数のサー
バーに置かれている共有フォルダをグループ化し、空間呼ば
れるフォルダの仮想ツリーとしてユーザーに示すことができます。
空間には、データ可用加、分散、データ行の簡易
化などの利があります。
DFS
レプリケーション
ファイルレプリケーションサービス(
FRS
の後機能である
DFS
レプリケーションは、スケジュール設定や帯
域幅調整をサポートする、ステートベースのマルマスターレプリ
ケーションエンジンです。
DFS
レプリケーションでは、リモート差分
圧縮
RDC
)と呼ばれる圧縮アルリズムが使用されています。
RDC
は、域幅の限定されたネットワークをしてファイルをアップ
デートできるプロトコルです。
RDC
は、ファイル内のデータの入、
削除再配列出するため、
DFS
レプリケーションはファイルの
アップデート時に差分のみを複製することができます。
14 導入ガイド
Microsoft の NFS サービス
Microsoft Services for NFS
Windows Unified Data Storage Server
2003
のコンポーネントで、
Windows OS
UNIX
®
OS
の両方を実行して
いるエンタープライズシステムにファイル共有のソリューションを提供し
ます。
Microsoft Services for NFS
を使用すると、ユーザーが
Windows
Unified Data Storage Server 2003
ベースのストレージサーバーにファイ
ルを格納し、アクセスすることのできるストレージサービスの設定が可能
です。また、
NFS
プロトコルを使用して、
UNIX OS
を実行しているシス
テムとストレージサーバーのでファイルの転送を行うこともできます。
Windows Unified Data Storage Server 2003
では、
Microsoft Services
for NFS Configuration Guide
Microsoft Services for NFS
設定ガイド)
を使用して
Microsoft Services for NFS
の初期設定を完了することができ
ます。このガイドには、
Identity Mapping Setup
(識別マッピング
セットアップ)ウィザードの使い方も説明されています。
Microsoft
Services for NFS
の初期設定をえたら、メンテナンスと管理に
Microsoft Services for NFS
コンソールを使用できます。
Microsoft Services for NFS
の詳細については、
Microsoft
のウェブサイト
を参照してください。
Microsoft iSCSI Software Target
Microsoft iSCSI Software Target
は、
iSCSI
ターゲットの作成と管理に使
用します。また、ストレージ用の仮想ディスクの作成、スナップショッ
トを用いたバックアップとリカバリのサポートを実するためにも使用し
ます。
iSCSI
の設定については、
デルサポートサイト
support.dell.com
で、
End-to-End Deployment Guide for iSCSI
iSCSI
用のエンドツーエン
ドの導入ガイド)を参照してください。
仮想ディスクのストレージ
iSCSI
ソフトウェアターゲットを使用して作成したディスクは、仮想ディ
スク(仮想ード
ディスク(
VHD
形式のファイル)です。仮想ディス
クには、次の機能があります。
柔軟で効的なストレージ
動的な拡張ができ、オンデマンドで容量を増やすことが可能
ストレージの効率的な
新しいディスクの作成に必要な時を大幅に短縮
新しいディスクのけに通常必要なダウンタイムを短縮
導入ガイド 15
スナップショット
スナップショットとは、
iSCSI
仮想ディスクの用のポイントイン
タイムコピーです。
iSCSI
仮想ディスクのスナップショットを作成すると、
バックアップとリカバリの作が容易になります。スナプシット
のバックアップ以に変更されたデータの定的なコピーとして使用
します。スナップショットには次のような利があります。
自動的に作成されるようにスケジュール設定できる。
差分コピーなのでスペースをとらない。
スナップショットの作成時にファイルを閉じたりプログラムを了し
たりする必要がないため、アプリケーションサーバーは中断なくクラ
イアントへのサービスを続行できる。
通常、データの量に関なく
1
分未満で作成できる。
ユーザーがってデータの削除や上書きをしてしまったり、悪質
プログラムによってデータがれたりした場合に、システムのファ
イルボリュームを迅速に復するのに有用。
ローカルでのマウントもエクスポートも可能なため、バックアップ
とリカバリの作が容易になる。
ウィザード
iSCSI
ターゲット、仮想ディスク、およびスナップショットの作成と管理
をサポートするために、
iSCSI Software Target
スナップインには以下の
ウィザードが用されています。
iSCSI
ターゲットの作成ウィザード
仮想ディスクの作成ウィザード
仮想ディスクのインポートウィザード
仮想ディスクの拡張ウィザード
スナップショットのスケジュール設定ウィザード
スナップショットのエクスポートウィザード
メモ:ウィザードは Dell EqualLogic Gateway ソリューションには使用で
きません。
16 導入ガイド
ボリュームシャドウコピーサービスプロバイダ
iSCSI
仮想ディスクとスナップショットの詳細管理をサポートするために、
ボリュームシャドウコピーサービス(
VSS
)プロバイダをインストールす
ることができます。
Microsoft iSCSI Software Target VSS
プロバイダ
iSCSI
スナップショッ
トは、
VSS
用に設されたプロバイダと、
VSS
およびストレージアレイを
使用して作成されます。
iSCSI
イニシエータから、アプリケーションの
いをえてトランスポート可能な
iSCSI
仮想ディスクのスナップショット
を作成し、アプリケーションのいをえて一したスナップショットを
作成するには、
Microsoft iSCSI Software Target VSS
プロバイダが必要
です。
このプロバイダは、
iSCSI
イニシエータサーバーと、バックアップに使用
するサーバーにインストールできます。バックアップソフトウェアはトラ
ンスポート可能なスナップショットをサポートしている必要があります。
iSCSI Software Target VSS
プロバイダのインストールパッケージは、
Microsoft Windows Unified Data Storage Server 2003
の『インストー
ル用』
DVD
の次の場にあります。
CMPNENTS\FEATURE_PACKS\iSCSITargetVSS.exe
.
インデックス処理
インデックスサービスは、
Windows 2000
または
Windows XP
を実行して
いるシステムで、一書から情報を出し、検索機能によってすばや
く簡単にアクセスできるように情報を理します。この情報には、書の
内容、およびなどの書の特を含めることができます。インデッ
クスが作成されると、ーワード、ーフレーズ、またはープロパティ
を含む書のインデックスを照できます。
たとえ
製品
というが含まれているすての書を照したり、特定
者が執筆した
Microsoft Office
書のすてを照することが可能で
す。インデックスサービスは、検索基準をたす全文書の一します。
メモ:インデックス処理は、クラスタ環境ではサポートされていません。
導入ガイド 17
単一インスタンス記憶域
単一インスタンス記憶域(
SIS
)は、ボリュームに格納された冗長データ
の量をらすことで、使用可能なディスクスペースを復します。ディス
クスペースを復するために、
SIS
は次の手順を実行します。
一のファイルを確認する。
SIS
コモンストアにファイルのコピーを
1
格納する。
ファイルを、
SIS
コモンストア内のファイルにするポインタに置き
える。
たとえ、ユーザー
A
とユーザー
B
添付ファイルきの電子メー
ルを受信します。どらのユーザーも添付ファイルを自のームフォル
ダに保存します。
SIS
は、ボリューム上の
2
つの一のファイルを
し、コピーの
1
つを
SIS
コモンストアに動してから、両方のファイルを
SIS
コモンストア内のファイルにするポインタに置きえます。
の後、ユーザー
A
がファイルに変更を加えます。
SIS
は、のファイル
へのアップデートが行われようとしていることを直ち検知し、ユーザー
ームフォルダ内のポインタを削除し、ポインタを
SIS
コモンストア内
のファイルのコピーに置きえます。次に、元のファイルの最新のコピー
にアップデートが適用されます。このプロセスは、アプリケーションに
して完透過的です。
ファイルにするポインタが
1
つしかなくても、ユーザー
B
のファイル
は、ユーザー
B
ームフォルダにポインタがある状態
SIS
コモンスト
ア内にまります。ユーザー
B
がファイルをアップデートすると(にポ
インタがないと仮定した場合)、ポインタは削除され、元のファイルのコ
ピーに置きえられます。して、
SIS
コモンストア内のファイルは削除
されます。
SIS
はバックグラウンドで実行され、ユーザーはも行う必要がありませ
ん。管理者は、ボリュームとに
SIS
を有効にすることができます。最
結果を出すには、管理者は
SIS
をサポートするバックアップアプリケー
ションを使用してください。
18 導入ガイド
単一インスタンス記憶域の管理
SIS
をアクティブにするには、コマンドラインツール
sisadmin.exe
また
はボリュームのプロパティを使用します。ボリュームのプロパティを使用
して
SIS
をアクティブにするには、次の手順にいます。
1
Disk Management
(ディスクの管理)ビューで、
Volume
(ボリューム)をクリックし、
Properties
(プロパティ)を選択し
ます。
2
Advanced
(詳細)タブを選択します。
3
Enable SIS on this volume
(このボリュームの
SIS
を有効にする)
ェックボックスをクリックします。
4
Apply
(適用)をクリックします。
sisadmin.exe
を使用して
SIS
を管理するためのコマンドラインオプショ
ンを
1-3
に示します。
1-3 sisadmin.exe コマンドラインのパラメータ
コマンド 説明
/i [vol]
表示されているボリュームに
SIS
をインストールし、コモンストア
を作成し、フィルターと
groveler
をアクティブにします。
/f [vol]
groveler
をフォアグラウンドモードにします。
/b [vol]
groveler
をバックグラウンドモードにします。
/e
すべてのボリュームで
groveler
を有効にします。
/d
すべてのボリュームで
groveler
を無効にします。
/v [vol]
ボリューム上での
SIS
の使用に関する統計を表示します(節約され
たディスク容量を含む)
/l [vol]
SIS
で制御されたボリュームを一覧表示します。
/s [file]
SIS
ファイルに関する情報を表示します。
/h or /?
ヘルプテキストを表示します。
導入ガイド 19
Windows SharePoint Services
Windows SharePoint
®
Services
は、会社のファイアウォール内および
ファイアウォールをえて、、情報、プロセス、およびシステムを接続
するための連携通信サービスの合ポートフォリオです。
Windows
SharePoint Services 2.0 Service Pack 2
は、
Windows Unified Data
Storage Server 2003 Standard Edition
および
Enterprise x64 Edition
含まれています。
Windows SharePoint Services 2.0
には、次の機能が用されています。
ファイル保存と共のための
SharePoint
サイト
SharePoint
のサーバー管理
Windows SharePoint Services
用のアプリケーション
ファイル保存と共同作業のための SharePoint サイト
Windows SharePoint Services 2.0
ベースのウェブサイトは、ームが
し、書を共有し、プロジェクトの共を行うことができる場
提供します。
SharePoint
サイトの内容は次のとおりです。
ーム共の機能
イベントカレンダー、連絡先、ウェブリン
ク、ディスカッション、案件リスト、表など。
ュメントライブラリ
ユーザーが書の格納や取得に使い、
ェックイン、ェックアウト、バージョン履歴、カスタムメタ
データ、フレシブルでカスタマイズ可能な表示といった追加機能
を使用できる場
ウェブパーツ
SharePoint
サイトに、データアクセス、ウェブサー
ビス、多数のアプリケーションとコンテンツを提供します。
サイトのユーザーは、ウェブブラウザを使用して投稿します。ただし、
ユーザーが
Microsoft Office 2003
など、
Windows SharePoint Services
互換性のあるクライアントプログラムをシステムにインストールしてい
る場合は、ライブラリにファイルを保存し、クライアントプログラムで
書を編集し、の情報をサイトに動またはリンクするなど、サイトを
シームレスに利用できます。
20 導入ガイド
SharePoint のサーバー管理
Windows SharePoint Services
を実行している単一のサーバーまたはサー
バーファーム全体を、ウェブブラウザのインタフェースである
SharePoint
のサーバー管理を使用して管理することができます。
SharePoint
のサーバー管理を使用して次のタスクを実行できます。
仮想サーバーを拡張する。
サイトを作成するか、または
Self-Service Site Creation
(セルフ
サービスによるサイトの作成)をオンにして、ユーザーが自のサ
イトを作成できるようにする。
ュリティの設定を管理する。
サーバーファーム内のサーバーのリストを管理する。
また、
stsadm.exe
コマンドラインユーティリティを使用して、
SharePoint Services
を実行しているサーバーを管理できます。
Windows SharePoint Services 用のアプリケーション
Windows SharePoint Services
には、多数のビルトインアプリケーション
があります。
Windows SharePoint Services
用のアプリケーションをダウ
ンロードしてインストールすることにより、作者の生産性めること
ができます。これらのアプリケーションは、特定のプロセスまたはタスク
対応するようにカスタマイズされており、募集、プロジェクト管理、
ルプデスク問題の追、タイムシート、スケジューリング、イベント企画
などの機能が実行できます。アプリケーションは、インストールしてす
に使用するか、または会社具体的な要たすようにカスタマイズし
てお使いください。
クラスタリング
お使いのシステムをクラスタの一部として構成する場合は、
クラスタの構
成ウィザード
を使って必要な設定手順を実行することができます。サ
ポートされているクラスタ構成を含め、クラスタリングの詳細について
は、デルサポートサイト
support.dell.com
で次のマニュアルを参照して
ください。
内蔵ソリューションおよび
Dell|EMC Gateway
ソリューションには、
Dell PowerVault NX1950
クラスタシステムの『インストール
&
ラブルシューティング』
Dell PowerVault NX1950
クラスタシステム
Dell EqualLogic PS
リーズの『インストール
&
トラブルシューティング』
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