MS-RA210

Fusion MS-RA210 インストールガイド

  • FUSION MS-RA210 ステレオの取扱説明書の内容を理解しています。設置方法、配線方法、注意点など、あらゆる質問にお答えします。このマニュアルには、耐水性、接続方法、SiriusXMチューナーとの接続、NMEA 2000ネットワーク対応などの機能が記載されています。
  • ステレオの設置に最適な場所は?
    取り付け穴を開ける際に注意することは?
    ネジにグリースや潤滑剤を塗布しても良いですか?
    磁気コンパスとの干渉を避けるにはどうすればよいですか?
    電源接続について教えてください。
®
MS-RA210 の取り付け手順
安全に関する警告と注意事項
警告
これらの警告および注意に従わない場合、怪我を負ったり、船舶
が破損したり、製品の性能が低下したりする可能性があります。
製品に関する警告およびその他の重要な情報については、製品パ
ッケージに同梱されている『安全および製品に関する警告と注意
事項』ガイドを参照してください。
このデバイスは、次の手順に従って取り付ける必要があります。
本製品の取り付けを開始する前に、船体の電源を外してくださ
い。
本製品に電源を供給する前に、ガイドの指示に従って正しく接地
されていることを確認してください。
注意
掘削、切断、または研磨を行っている間は、保護ゴーグル、防音
保護具、および防塵マスクを忘れずに着用してください。
注記
ドリルで穴を開けたり、のこぎりで切断したりする場合は、表面
の反対側に何があるか常に確認してください。
取り付けを開始する前に、必ずすべての取り付け手順をお読みく
ださい。 取り付け時に問題が発生した場合は、FUSION
®
製品サ
ポートにお問い合わせください。
箱の内容
取り付けガスケット
6 ゲージセルフタッピングねじ 4
スクリュカバー 2
電源およびスピーカー配線ハーネス
補助入力、ライン出力、およびサブウーファー出力配線ハー
ネス
必要な工具
プラスドライバー
電動ドリル
ドリルビット(サイズは使用する表面の材質やネジによって
異なります)
回転切断工具または糸のこ
シリコンベースの耐海水性のシーリング材(オプション)
取り付けに関する注意事項
ステレオは熱換気のために、背面周辺に通気性がある平らな
面に取り付ける必要があります。
水がかかる可能性のある場所にステレオを設置する場合は、
水平面から 45 度以内の角度で取り付ける必要があります。
水がかかる可能性のある場所にステレオを設置する場合は、
ステレオが損傷しないようにするために、ケーブルから水が
落ちるようにケーブルにドリップループを付ける必要があり
ます。
ステレオをボートの外側に取り付ける場合は、喫水線から十
分上で、水中に沈んだり、ドック、杭、その他の装備で損傷
を受けたりしない場所に取り付ける必要があります。
磁気コンパスとの干渉を避けるために、コンパスから 15 cm
5.9 in.)以上離してステレオを設置する必要があります。
ステレオの取り付け
注記
取り付け穴を開ける際にステレオをテンプレートとして使用し
ないでください。そのためにガラスディスプレイが損傷し、保証
が無効になる可能性があります。 取り付け穴を正しく開けるに
は、付属のテンプレートのみを使用する必要があります。
ステレオを取り付けるために穴を開ける場合は、十分に注意して
ください。 ケースと取り付け穴の間には、ほんのわずかの空間
しかなく、穴を大きく開けすぎると、取り付けた後でステレオが
安定しなくなる可能性があります。
ステレオを取り付け面に固定するときは、ネジにグリースや潤滑
剤を塗布しないでください。 グリースなどの潤滑剤は、ステレ
オのハウジングを損傷させるおそれがあります。
取り付け面の新しい場所にステレオを取り付ける前に、取り付け
に関する注意事項に従って場所を選択する必要があります。
1
取り付け面にテンプレートを合わせてみます。
2
テンプレート上の破線のコーナー内側に穴を開けます。
3
テンプレート上の破線の内側に沿って取り付け面 を切断
します。
4
ステレオの取り付け穴がテンプレートのパイロット穴と揃っ
ているか確認します。
5
取り付け面とネジの種類に適したサイズのドリルビットを使
用して、パイロット穴を開けます。
6
取り付け面からテンプレートを取り外します。
7
次の手順を実行します。
ステレオを乾燥した場所に取り付ける場合は、付属の取り
付けガスケット をステレオの背面に置きます。
水がかかる場所にステレオを取り付ける場合は、シリコン
ベースの耐海水性シーリング剤を切断部の周囲の取り付
け面に塗布します。
注記
取り付け面にシーリング材を塗布した場合は、付属の取り
付けガスケットを取り付けないでください。 シーラント
と取り付けガスケットを使用すると、耐水性が低下する可
能性があります。
8
設置後にステレオの背面にアクセスできなくなる場合には、
必要な配線を行ってください。
9
付属のねじ を使用して、ステレオを取り付け面に固定しま
す。
ステレオを取り付け面に固定するときは、ネジを手で締めて
締めすぎないようにしてください。
10
ネジカバーを所定の位置 にはめ込みます。
接続に関する注意事項
ステレオが正しく機能するには、船舶のイグニッションまたは外
部スイッチ、スピーカー、メディア入力ソースのいずれかを介し
て、ステレオを電源に接続する必要があります。 接続する前に、
2019 10 月月
190-02629-91_0A
デバイス、NMEA 2000
®
ネットワーク、スピーカー、入力ソース
のレイアウトを慎重に計画する必要があります。
ポート ID
使用しません。
ステレオを補助入力 1 の配線ハーネスと、ゾーン 1 およ
2 のラインおよびサブウーファー出力に接続します。
ステレオを電源およびスピーカーの配線ハーネスに接続
します。
FUSE 15 A ヒューズが含まれています。
USB ステレオを USB ソースに接続します。
SXM
TUNER
可能な場合には、ステレオを SiriusXM
®
接続チューナーに
接続して SiriusXM 放送局を受信します(別売)
可能な場合には、FUSION DAB モジュールに接続して、
DAB 放送局を受信します(別売)
ANTENNA 標準的な AM/FM アンテナにステレオを接続します。
船体が金属製の船舶にステレオを設置する場合は、接地従
属アンテナを使用する必要があります。 船体が金属製で
はない船舶にステレオを設置する場合は、接地独立アンテ
ナを使用する必要があります。 詳細については、アンテ
ナに付属のインストールガイドを参照してください。
NMEA 2000 ステレオを NMEA 2000 ネットワーク (NMEA 2000 シス
テム配線図, 3 ページ)に接続します。
配線ハーネケーブルおよびコネクタの識別
ケーブルまたは
RCA コネクタの
機能
裸線の色
または
RCA ラベ
ル名
メモ
アース(- 電源の負極端子に接続します (電源を接
続する, 2 ページ)
電源(+ 電源の正極端子に接続します。
イグニッション 個別に切り替え可能な DC 12 V 接続(イ
グニッションバスなど)に接続して、ス
テレオのオン /オフを切り替えます。
アンプオン オプションの外付けアンプに接続して、
ステレオの電源がオンになったときに電
源がオンになるようにします。
ステレオがオンの場合の最大出力電流:
100 mA
テレミュート アースに接続されている場合に作動しま
す。
たとえば、このケーブルを互換性のある
ハンズフリーモバイルキットに接続する
と、通話を受信すると音声がミュートに
なるか、または入力が AUX に切り替わ
り、キットがこのケーブルをアースに接
続します。 この機能は設定メニューか
ら有効にすることができます。
ケーブルまたは
RCA コネクタの
機能
裸線の色
または
RCA ラベ
ル名
メモ
輝度 船舶の照明ケーブルに接続して、照明が
オンのときにステレオ画面を暗くしま
す。
照明ケーブルのゲージは、接続されてい
る回路に供給するヒューズに適したもの
にする必要があります。
スピーカーゾーン
1 左(+
スピーカーゾーン
1 左(-
白/黒
スピーカーゾーン
1 右(+
グレイ
スピーカーゾーン
1 右(-
グレー/
スピーカーゾーン
2 左(+
スピーカーゾーン
2 左(-
緑/黒
スピーカーゾーン
2 右(+
スピーカーゾーン
2 右(-
紫/黒
ゾーン 1 ライン出
力(左)
ゾーン 1 ライン出
力(右)
ゾーン 1 サブウー
ファー出力
ZONE 1
ZONE 1
SUB
OUT
外部アンプに出力を提供し、ゾーン 1
音量調節に関連付けられます。
各サブウーファーケーブルは、パワーサ
ブウーファーまたはサブウーファーアン
プに単一のモノ出力を提供します。
ゾーン 2 ライン出
力(左)
ゾーン 2 ライン出
力(右)
ゾーン 2 サブウー
ファー出力
ZONE 2
ZONE 2
SUB
OUT
外部アンプに出力を提供し、ゾーン 2
音量調節に関連付けられます。
各サブウーファーケーブルは、パワーサ
ブウーファーまたはサブウーファーアン
プに単一のモノ出力を提供します。
左補助入力
右補助入力
AUX IN CD MP3 プレーヤーなどの音源用に
RCA ステレオライン入力を提供します。
電源を接続する
ステレオを電源に接続する場合は、両方の電源ケーブルを接続す
る必要があります。 黄色の電源ケーブルは、バッテリーに直接
接続する必要があります。 これにより、ステレオに電力が供給
され、常時トリクル充電スタンバイ電力が供給されます。
ステレオのオン/オフを切り替えるには、イグニッションまたは
別の手動スイッチを介して、同じバッテリーに赤色のイグニッシ
ョンケーブルを接続する必要があります。 赤色のケーブルをイ
グニッションまたは別の手動スイッチを介して配線していない
場合は、赤色のケーブルを黄色のケーブルに接続し、それらの両
方を正極(+)のバッテリー端子に接続することができます。
15 A ヒューズまたは 15 A サーキットブレーカーを介して、電源
ケーブルをバッテリーに接続する必要があります。
黄色の電源および黒色のアース線を延長する必要がある場合は、
14 AWG2.08 mm
2
)のケーブルを使用します。 延長部が 1 m
3 ft)を超える場合は、12 AWG3.31 mm²)ケーブルを使用
します。 赤色のケーブルを延長する必要がある場合は、22 AWG
0.33 mm
2
)ケーブルを使用します。
1
黄色の電源ケーブル 赤のイグニッションケーブル
よび黒のアースケーブル をバッテリーに配線し、配線ハー
ネスをステレオに接続します。
すべての裸線の接続が確立されるまで、配線ハーネスをステ
レオに接続しないでください。
2 MS-RA210 のインストールガイド
2
黒色のケーブルを負極(-)バッテリー端子に接続します。
3
赤色のケーブルをイグニッションまたは別の手動スイッチ
に配線する場合は、赤色のイグニッションケーブルをイグニ
ッションまたはスイッチに接続します。
4
赤色のケーブルを黄色のケーブルに接続し、可能な限りバッ
テリの近くに 15A ヒューズ を取り付け、両方のケーブル
を正極(+)バッテリー端子に接続します。
注: ヒューズ付きスイッチを介して赤いケーブルを配線して
いる場合は、赤いケーブルを黄色のケーブルに接続したり、
別のヒューズを赤いケーブルに追加したりする必要はありま
せん。
スピーカーゾーン
1 つのエリアのスピーカーをグループ化して、スピーカーゾーン
にすることができます。 これにより、ゾーンの音声レベルを個
別に制御できます。 たとえば、キャビン内のオーディオの音量
を下げ、デッキの音量を上げることができます。
各ゾーンのチャンネルごとに 4 Ω のスピーカーを 1 台接続でき
ます。 1 つのゾーンではオンボードアンプを使用して 4 Ω のス
ピーカーを 2 台まで接続できます。 RCA ライン出力と RCA
ブウーファー出力を使用するには、外付けアンプを接続する必要
があります。
バランス、音量制限、トーン、サブウーファーレベル、サブウー
ファー周波数、および各ゾーンの名前、その他のゾーン固有の設
定を設定できます。
シングルゾーンシステムの配線の例
スピーカー
防水接続
拡張システム配線
この図は、外付けアンプとサブウーファーをステレオのゾーン 2
に接続したシステムの取り付けを示しています。 アンプとサブ
ウーファーは、ステレオのどのゾーンにも(またはすべてのゾー
ンに)接続できます。
ゾーン 1 スピーカー
防水接続
ゾーン 2 スピーカー
アンプオン信号配線
ゾーンライン出力に接続されている各アンプにこのケーブルを接続
する必要があります。
ゾーン 2 ライン出力に接続されたパワーアンプ
ゾーン 2 ライン出力およびサブウーファー出力
各サブウーファーケーブルは、パワーサブウーファーまたはサブウ
ーファーアンプに単一のモノ出力を提供します。
サブウーファー
SiriusXM チューナーモジュールの接続
このデバイスは、SiriusXM SXV300 以降の車両チューナーモジ
ュールと互換性があります。
1
USB ソース、NMEA 2000 ケーブルまたは両方を既に接続し
ている場合は、ステレオから取り外します。
2
SiriusXM チューナーモジュールからステレオ背面の SXM
TUNER ポートにケーブルを接続します。
3
必要に応じて、USB ソース、NMEA 2000 ケーブル、または
その両方を再接続します。
4
ステレオの取り付けを完了します。
NMEA 2000 システム配線図
ステレオ
サポートされているチャートプロッター MFD または互換性のある
FUSION NMEA 2000 リモートコントロール
MS-RA210 のインストールガイド 3
インラインスイッチ
NMEA 2000 電源ケーブル
ステレオから NMEA 2000 ドロップケーブル(最大 6 m20 ft
チャートプロッター MFD または互換性のある FUSION NMEA
2000 リモートコントロールからの NMEA 2000 ドロップケーブル
DC 916 V の電源
NMEA 2000 ターミネーターまたはバックボーンケーブル
NMEA 2000 T コネクタ
NMEA 2000 ターミネーターまたはバックボーンケーブル
ステレオ情報
仕様
重量 350 g12.4 oz.
防水等級 IEC 60529 IPX6 および IPX7(適切
に取り付けられている場合、ステレ
オの前面のみ)
1
IEC 60529 IPX2(ステレオ背面)
動作温度範囲 050°C32122°F
保管温度範囲 -2070°C-4158°F
入力電圧 DC 10.816 V
電流(最大) 15 A
電流(ミュート) 400 mA 未満
電流(オフ、スタンバイモード有
効)
80 mA 未満
電流(オフ、スタンバイモード無
効)
15 mA 未満
ヒューズ 15 A ミニブレードタイプ
NMEA 2000LEN @ DC 9 V 150 mA
Bluetooth
®
ワイヤレス接続範囲 最大 10 m30 ft.
ANT
®
ワイヤレス接続範囲 最大 3 m10 ft.
無線周波数およびプロトコル Bluetooth 2.4 GHz @ 12 dBm 定格
ANT 2.4 GHz @ 7 dBm 定格
コンパス安全距離 15 cm5.9 in.
オンボード、クラス D アンプ
チャンネルごとの音楽出力 最大 4 x 50 W4 Ω
合計出力ピークパワー 最大 200 W
チャネルごとの出力電力 4 x 26 W RMSDC 14.4 V 入力時)4 Ω
10% THD
2
ライン出力レベル(最大) 5.5 V(ピークツーピーク)
AUX 入力レベル(標準) 1 V RMS
チューナー周波数
チューニング ヨーロッパおよび
オーストラリア
USA 日本
FM ラジオ周波数範
87.5108 MHz 87.5107.9
MHz
7695 MHz
FM 周波数ステップ 50 kHz 200 kHz 50 kHz
AM ラジオ周波数範
5221620 kHz 5301710
kHz
5221620
kHz
AM 周波数ステップ 9 kHz 10 kHz 9 kHz
ステレオ寸法図面
側面寸法
22 mm0.87 in.
104.6 mm4.12 in.
68 mm2.68 in.
49.8 mm1.96 in.
上部寸法
157 mm6.18 in.
130 mm5.10 in.
22 mm0.87 in.
10 mm0.39 in.
ソフトウェアアップデート
最良の結果を得るには、インストール時にすべての FUSION
バイスのソフトウェアを更新して互換性を確保する必要があり
ます。
USB フラッシュドライブを使用してソフトウェアを更新できま
す。 USB フラッシュドライブを使用したソフトウェアの更新と
デバイスの更新に関する手順については、
www.fusionentertainment.com/marine のデバイス製品ページを
参照してください。
1
適切に設置されている場合、ステレオ前面は水深 1 m までの水没に 30 分間耐え、強力な水流から保護されます。 詳細については、www.garmin.com/waterrating を参
照してください。
2
ステレオは、アンプの過熱を防ぎ、オーディオダイナミクスを維持するために出力を制限することがあります。
© 2019 Garmin Ltd. or its subsidiaries
www.fusionentertainment.com
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