Cambridge Audio AXR100D ユーザーマニュアル

ブランド: Cambridge Audio

モデル: AXR100D

タイプ: ユーザーマニュアル

Cambridge Audio AXR100Dは、シンプルで洗練された操作性、そして、ハイレゾリューション・オーディオにも対応した高性能で、ワイヤレス再生にも対応したステレオレシーバーです。

高性能のデジタルアンプと、MMカートリッジ対応のフォノイコライザー内蔵で、レコードプレイヤーも接続できます。スマートフォンやタブレットなど、Bluetooth対応の機器とペアリングして、ワイヤレスで音楽を再生することもできます。

フロントパネルには、入力切替ボタン、ボリュームダイヤル、トーンコントロール、ヘッドホン出力端子が装備されています。また、背面には、デジタル入力、アナログ入力、出力端子などが用意されています。

コンパクトなサイズながら、パワフルなサウンドを実現し、ホームオーディオシステムの中心として活躍します。

AXR100D

ステレオレシーバー

重要な安全に関する情報 3

リアパネル接続 5

フロントパネルコントロール  6

リモコン 7

接続 8

アンテナ 10

操作方法 10

設定 11

技術仕様 12

トラブルシューティング  1 3

このガイドは、本製品を可能な限り速やかに、かつ簡単に設置し使用できるようにすることを目的

に作成されました。本書に掲載の情報は印刷の時点でその正確性に万全を期していますが、継続

的な向上がCambridgeAudioのポリシーということもあり、設計や仕様は予告なく変更されること

があります。

者の書面による事前の許可なくして、機械や電子、またはその他のいかなる方法によっても本書の

一部または全部を複製することを禁じます。商標および登録商標はすべて、それぞれの所有者に帰

属します。

©CopyrightCambridgeAudioLtd2021.

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新製品、ソフトウェアアップデート、特別キャンペーンなどについてのニュースをお届けします。

サポート

CambridgeAudio製品についてご質問がある場合は、https://support.

cambridgeaudio.comにアクセスしてください。FAQ（よくある質問）とガイドが用意

されています。

AXR1 00D

ご自身の安全のため、本製品の電源をコンセントに差し込む前に、以下の重要な安全

に関する説明をよくお読みください。注意事項を守ることで、パフォーマンスと製品寿

命の向上にもつながります。

1.説明をお読みください。

2.本書を保存してください。

3.注意事項を守ってください。

4.説明に従ってください。

5.本機を水の近くで使用しないでください。

6.お手入れは乾いた布で行ってください。

7.通気口を塞がないでください。メーカーの指示に従って設置してください。

8.ラジエーターや耐熱板、ストーブなどの熱を発する機器（アンプを含む）のそばに設

置しないでください。

9.2極プラグや接地型プラグを設計どおり安全に使用してください。2極プラグには刃

が2枚あり、一方の刃の幅はもう一方の刃の幅より広くなっています。 接地型プラグ

には2枚の刃の他に接地極が付いています。 幅の広いほうの刃や接地極は安全の

ためのものです。プラグとコンセントの形状が合わない場合は、電気技師に相談の

うえ、古いコンセントを交換してもらってください。

10.電源コード、特にプラグ、レセプタクル、および本機との接続箇所を踏んだり、ねじ

ったりしないでください。

11.メーカー指定の付属品/アクセサリのみを使用してください。

12.メーカー指定または別売のカート、スタンド、三脚、ブラケット、テーブル

のみを使用してください。本機を載せたカートを動かすときは、転倒し

て怪我などをしないように注意してください。

13.落雷のおそれがある場合や長期間使用しない場合は、本機の電源コードをコンセ

ントから抜いてください。

14.修理はすべて、資格のある技術者に依頼してください。電源コードまたはプラグが

破損した場合や液体または落下物の被害を受けた場合、本機が雨または湿気にさ

らされた場合、正常に動作しなくなった場合、あるいは落下した場合など、本機が

何らかの理由で損傷した場合は修理が必要になります。

警告：

–火災や感電の原因になり得ますので、本機を雨や湿気にさらさないでください。

– バッテリー（バッテリーパックないし備え付けのバッテリー）は、直射日光のあたる場

所や火の近くなど、高温になる環境に置かないでください。

本機は、メインプラグをメインコンセント（または本機背面のコネクター）からいつでも

抜けるように設置してください。メインプラグを切断装置として使用している場合は、

その切断装置がいつでも使えるような状態にしてください。本機に付属の電源コード

のみを使用してください。

換気のための十分なスペース（周囲に10 cm以上の隙間）を確保してください。本機

の上に物を置かないでください。絨毯などのやわらかい表面の上に置かないでくださ

い。また、吸気口や排気口を塞がないでください。新聞やテーブルクロス、カーテンなど

で通気口を覆わないでください。

本機を水の近くで使用しないでください。また、水滴が落ちたり、水が飛び散ったりす

る場所に置かないでください。花瓶など、液体の入った物体を本機の上に置かないで

ください。

高温の中での使用-本機は室温45℃以下の環境にて使用してください。

本機はクラスⅠ機器であり、保護接地接続のうえメインコンセントに接続する必要があ

ります。

重要な安全に関する情報

正三角形の中に電光と矢印が描かれている記号は、製品のカバー内に絶縁されてい

ない「高圧電流」が流れ、感電の危険があることを警告するものです。

正三角形の中に感嘆符が描かれた記号は、本機取扱説明書に記載の操作と保守に

関する重要な説明に注意を向けるものです。

WEEEマーク

車輪付きのゴミ箱の上にバツが描かれたマークはEUのマークで、電気な

いし電子機器については別途収集する、という意味です。本製品には、再

利用やリサイクル、または回収可能な電気ないし電子部品が含まれてい

るため、普通のゴミと一緒に廃棄することはできません。本機は、それを

購入した指定販売店に引き渡してください。あるいは販売店に連絡のうえ、詳細をご

確認ください。

CEマーク

本機は、本書に説明のとおり設置および使用する限りは、EUの低電圧

指令（2014/35/EU）、EMC指令（2014/30/EU）、およびErP指令（エコデザ

イン指令）（2009/125/EC）に準拠しています。不適合に陥らないためにも、本機のアク

セサリにはCambridge Audioのアクセサリのみをご使用ください。また、修理は資格

のある技術者にご依頼ください。

RCM（安全マーク）

本機は、ACMAおよびERACが定めるオーストラリア、ニュージーランドの

安全・EMC・無線通信の要件を満たしています。

換気

重要 – 本機は使用中、高温になります。複数のユニットを積み重ねないでください。本

棚やキャビネットといった、通気が十分でない場所に本機を置かないでください。

小さな物体が通気口から入ってしまわないように気をつけてください。何らかの物体

が通気口に入ってしまった場合は、ただちに電源を切って、コンセントからプラグを抜

き、販売店にご連絡ください。

設置場所

設置場所は慎重に選んでください。直射日光のあたる場所や熱源の近くには置かない

でください。火を灯したロウソクなど、炎源を本機の上に置かないでください。振動が

伝わる場所や埃っぽい場所、室温が極端に低い場所、湿気のある場所なども避けてく

ださい。本機は穏やかな温度の環境で使用してください。

本機は表面が水平で安定した場所に設置してください。本棚やキャビネットといった

密閉された場所に本機を置かないでください。不安定な表面や棚の上に本機を置か

ないでください。本機が落下すると、本機自体が損傷するだけでなく、子供や大人が深

刻な怪我をするおそれがあります。本機の上に他の装置を置かないでください。

ターンテーブルまたはCRT TVは、浮遊磁界により干渉を引き起こすおそれがあります

ので、本機の近くに設置しないでください。

電子オーディオコンポーネントは、およそ1週間ほどで安定します（1日数時間使用した

場合）。この間に新しいコンポーネントが定着し、音質も向上します。

電源

本機の電力は、マーキングラベルで指定されているタイプの電源からのみ供給してく

ださい。ご自宅の電源のタイプが不確かな場合は、販売店または地域の電力会社にお

尋ねください。

非使用時は本機をスタンバイモードにしておくことができます。この状態での消費電力

は0.5W未満です。 本機を長期間使用しない場合は、電源コードをメインコンセントか

ら抜いてください。

オーバーロード

コンセントや延長コードに負荷をかけすぎると、火災や感電の原因になります。過負荷

のかかったACコンセント、延長コード、擦り切れた電源コード、損傷ないし破損した絶

縁材、故障したプラグは危険です。火災や感電を引き起こすこともあります。

電源コードはしっかりと差し込んでください。ハムやノイズを防止するため、インターコ

ネクトケーブルと、電源コードまたはスピーカーケーブルをひとまとめにしないでくだ

さい。

お手入れ

本機をお手入れする際は、糸くずがでない乾いた布でケースを拭いてください。アルコ

ールやアンモニア、研磨剤が入った洗剤は使用しないでください。本機に向けて、また

は本機の近くでエアスプレーを使用しないでください。

バッテリーの廃棄

使用済みのバッテリーは、お住まいの地域の環境/電子廃棄物処理ガイドラインに従

って廃棄してください。

ラウドスピーカー

スピーカーに接続する前に、すべての電源がオフになっていることを確認し、適切な相

互接続ケーブルのみを使用してください。

修理

ユーザーはこれらのユニットを修理できません。問題があるように思えても、修理や分

解、再組立を決して試みないでください。この予防措置が守られない場合、深刻な感

電を引き起こすおそれがあります。問題や故障が発生した場合は、お近くの販売店に

ご連絡ください。

ヨーロッパ - CE規格適合声明

Audio Partnership PLCは、当製品が指令2014/53/EUに適合していることをここに

宣言します。EU適合宣言書の全文は、インターネットの次のアドレスで入手できます。

https://www.cambridgeaudio.com/DoC

Bluetoothの無線周波数：

2.402GHz〜2.48GHz　最大送信電力：10dBm

AXR1 00D

ラウドスピーカー端子

ラウドスピーカー端子は、「A」（メインのラウドスピーカー端子。上の一列）と「B」（

切り替え可能な補助のラウドスピーカー端子。下一列）の2対が用意されています。

左チャンネルのラウドスピーカーから左のプラスとマイナスの端子に、そして右チャ

ンネルのラウドスピーカーを右のプラスとマイナスの端子にそれぞれ接続します。

左右どちらについても、赤い端子がプラス出力、黒い端子はマイナス出力です。

ワイヤがほつれて飛び出していないようにしてください。スピーカーをショートさせる

原因となるおそれがあります。通電が遮断されることがないようにラウドスピーカーの

端子がしっかり締まっていることを確認してください。端子への接続があまいと、音質

に影響する可能性があります。

AおよびBという2対のスピーカーを組み合わせることにより、簡単かつ安価にマルチ

ルームシステムを構築することも可能です。

注:2対のスピーカーを使用する際は、インピーダンスを通常の8Ωに設定してください。

空冷用通風孔

内部に発生する熱を逃がします。通風孔は塞がないでください！

電圧選択スイッチ

修理の際にのみ使用します。

AC電源ソケット

すべての接続が終わったら、AC電源ケーブルを適切なメインコンセントに差し込み、

ユニットの電源をオンにします。

5V 400mA

Service Port

Ground

LeftRight

Left Right

D2 D3

A2 A3 Rec Out Sub Out

Rec Out

Sub Out

A3 A1

D1D2D3

Phono

Designed & Engineered in Great Britain

Assembled in China

AXR100D

Stereo Receiver

Loudspeaker Terminals

Impedance 4–8 ohms

5V 400mA

Service Port

Power AC

DAB / FM

Antenna

Mains Voltage Selector Switch

115V/220-240V~ 50/60Hz

Max Power Consumption:550W

リアパネル接続

デジタル入力

TOSlinkおよびS/PDIF同軸デジタル入力です。

注:接続には高品質のCambridge Audioインターコネクトケーブルのみを使うことを

おすすめします。これにより、デザインされたとおりの最良のパフォーマンスが実現しま

す。詳しくは、販売店にお問い合せください。

オーディオ入力

CDプレイヤーやBD/ DVDプレイヤーといったラインレベルの音源装置に適していま

す。

フォノ入力

内蔵のフォノステージです。ムービングマグネット（MM）のフォノカートリッジを装着し

たレコードプレーヤーの詳細については、販売店までお問い合わせください。レコード

プレイヤーとAXR100D双方のGround端子をグラウンドワイヤで接続することによって

（可能であれば）、ノイズやハムを最小限に抑えることができます。

Rec Out（録音出力）

テープデッキやCDレコーダーなどの録音入力に接続します。

Sub Out（サブウーファー出力）

任意のサブウーファーの入力ソケットに接続します。

DAB/FMアンテナ

ラジオの音声電波を受信するアンテナ用です。本書の「接続」の項をご参照ください。

常時使用する場合は屋外用DAB/FMアンテナの使用を強くお勧めします。

Service Port（サービスポート）

修理の際にのみ使用します。故障の原因となり得ますので、ここには何も接続しないで

ください。

BLUETOOTHアンテナ

Bluetooth（A2DP/AVRCP）オーディオ機能向けです。多くのスマートフォンやタブレッ

ト、ノートパソコンから直接ワイヤレスストリーミングできます。本書の「操作方法」の項

をご参照ください。

3 4

ディスプレイ

選択されている入力源、音量、トーン/ バランスのレベルなどの情報を表示するのに使

われます。FMまたはDABチューナー入力が選択されているときは、ラジオ周波数また

はRDS局名が表示されます。

注:新品のディスプレイには保護膜が付いています。よりクリアに表示するため、保護膜

は剥がしてお使いください。

SPEAKER A/B（スピーカーA/B）ボタン

SPEAKER A/Bボタンは、2対のラウドスピーカー端子についてのオプションを切り替え

ます。オプションには、「スピーカー A のみ」、「スピーカー B のみ」、「 A と B の両方」、そして

「全スピーカーのオフ」という4つがあります。

注:「全スピーカーのオフ」は、ミュート機能とは異なり、Rec Outやヘッドフォン出力は

有効なままです。

MENU（メニュー）ボタン

1回押すとメニュー項目が表示されます。2回押すと前のメニューに戻ります。メニュー

には、「システム情報」や、「音色設定」、「APD設定」、「出荷時の設定にリセット」、「アッ

プグレード」などの項目があります。高音域や、低音域 、バランスは「音色設定」で設定

できます。これらのオプションを設定する際は、音量調節ダイヤルでレベルを調整でき

ます。しばらくの間何も押されないと、音源が表示され、音量コントローラーの機能は

音量レベルを調節するためのものに戻ります。

赤外線センサー

付属のリモコンからのIRコマンドを受信します。リモコンとセンサーの間には、障害と

なるものは置かないでください。

音量調節

ユニットが出力するサウンドのレベルを上げたり、下げたりします。ラウドスピーカーや

SubOut、ヘッドフォンの音量レベルを調整します。音量をコントロールしても、RecOut

からの出力レベルは影響を受けません。音量コントローラーは、メニューオプションで

あるバス、トレブル、そしてバランスのレベルを調整するのにも使われます。

AUX IN（Aux入力）ソケット

この音源入力により、MP3プレイヤーといったポータブル オーディオ機器を3.5mmの

Auxケーブルを使ってユニットの正面に直接接続することができます。プラグが差し込

まれると、、この入力が自動的に選択されます。

AUX IN

MODE / STORE

VOLUME

1 / 6 2 / 7 3 / 8 4 / 9 5 / 10

R100DAX

DAB / FM A1 / D1 A2 / D2 A3 / D3

/ PHONO SPEAKER A / B

フロントパネルコントロール

電源ボタン

スタンバイモード（暗いLEDで示されます）とオン（明るいLEDで示されます）を切り替

えます。スタンバイモードは省エネモードで、電力消費は0.5W未満です。使用しないと

きは、スタンバイモードのままにしておいて問題ありません。

オートスタンバイ（APD: Auto Power Down）

APDのオン/ オフは、設定で変更可能です。ロータリーダイヤルを使用し、ダイヤルを押

して選択します。「APD設定」に移動し、「オン」に設定します。

20分間操作をしないと、自動的にスタンバイモードに切り替わります。

ヘッドフォンソケット

6.35mm標準プラグ付ステレオヘッドホンを接続できます。ヘッドホンはインピーダン

スが32〜600Ωのものをお使いください。

注:ヘッドフォンを接続すると、ラウドスピーカーは自動的に消音されます。

スキップ/スキャン

スキップ/スキャンボタンは、DAB/FMチューナーを選択した場合に使用します。選択し

ているモードによって、ボタンの機能は異なります。詳細は操作のセクションをご覧く

ださい。

MODE/STORE（モード/保存）ボタン

DAB/FMモードで使用します。

FMの場合：プリセット、オート、そしてマニュアルの3つのモードを切り替えます。

DABの場合：これを押すと自動スキャンモード、プリセットモード、サービスリストモー

ドが順番に切り替わります。

MODE/STOREボタンを長押しすると、現在選択されている放送局が保存されます。

またはプリセットボタンを使用して、保存する放送局のプリセット位置を選択するこ

とができます。

入力ソースボタン

（デジタル入力D1、D2、D3）

任意の入力源ボタンを押すと、それが選択されます。

プリセットボタン

DAB/FMモードで使用します。プリセットボタンは、ユーザーが保存したラジオ局のプリ

セットを選択するのに使います。いずれかのプリセットボタンを1回押すと、前に表示さ

れているプリセット（1〜5のいずれか）が選択されます。長押しすると後ろに表示され

ているプリセット（6〜10のいずれか）が選択されます。プリセットにはそれぞれの周波

数帯が個別に保存されています。つまり、FM用に10のプリセットとAM用に10のプリセ

ットがあり、FM/DABボタンを押すことで周波数帯（FM/ DAB）とプリセット（FMのプリ

セット /  A M のプリセット）が切り替わります。

注:フロントパネルから直接、周波数帯ごとに10あるプリセットにアクセスできますが、

さらに5つのプリセット（11〜40）がそれぞれに用意されています。それらには、スキッ

プ/スキャンボタンを使って順番に移動し、アクセスします。

1 2 3 4

AXR1 00D

リモコン

AXR100Dには、本機と内蔵チューナーを操作するリモコンが付属しています。さらに、

青色表示のボタンは、対応するAXCDプレイヤーの操作にも使えます。

必ずアルカリ電池を使用してください。

電源ボタン

スタンバイモードとオンの状態を切り替えます。

消音

ユニット上のオーディオをミュートにします。もう一度押すと、ミュートをキャンセルでき

ます。

CD（青色表示）

AXCプレイヤーの操作にのみ使います。詳しくは、AX CDの取扱説明書をご参照くださ

い。

Speaker A/B（スピーカーA/B）

ラウドスピーカー端末のオプションを切り替えます。「スピーカーAのみ」、「スピーカー

Bのみ」、「AとBの両方」、そして「全スピーカーのオフ」という4つのオプションがありま

す。

Stereo/Mono（ステレオ/ モノ）

FMが選択されているときのみ使います。FMステレオとFMモノを切り替えます。FMス

テレオの電波が弱い場合は、モノを選択することでノイズを軽減することができます。

注:FM局によってはモノのみに対応しています。その場合はステレオを選択しても何ら

効果はありません。

Mode（モード）

DAB/FMモードで使用します。プリセット、オート、そしてマニュアルの3つのモードを切

り替えます。

音量

ユニットの音量を上げたり下げたりします。バス、トレブル、そしてバランスを選択し、そ

の設定を変更するときにも使います。

スキップ/スキャン

スキップ/スキャンボタンは、DAB/FMチューナーを選択した場合に使用します。選択し

ているモードによって、ボタンの機能は異なります。詳細は操作のセクションをご覧く

ださい。

Menu（メニュー）

このメニューには、「システム情報」や、「音色設定」、「APD設定」、「出荷時の設定にリ

セット」、「アップグレード」などの項目が表示されます。もう一度押すと、前のメニュー

に戻ります。選択したオプションのレベルを変更するには、音量コントローラーを使い

ます。

Presets（プリセット）（1/5、2/6、3/7、4/8)

FMまたはDABを選択した場合に使用します。ユーザーが保存したラジオ局のプリセッ

トを選択します。プリセットボタンを1回押すと、前に表示されているプリセット（1〜4）

が選択されます。長押しすると後ろに表示されているプリセット（5〜8）を選択すること

ができます。リモコンから直接、8つのプリセットが利用可能です。プリセットモードでス

キップ /スキャンボタンを使うことで、別のプリセットを選択することもできます。

ソースボタン

（D1、D2、D3、A1、A2、A3/Aux、フォノ、、DAB/FM）

聞きたい音源のボタンを押すと、それが選択されます。

RemainRepeat

DAB/FM

Presets

Vol

Phono

A1 A2

D2D1

A3/Aux

Random

1/5 2/6 3/7 4/8

Vol

Speaker

A/B

Stereo

/ Mono

Mode

1 2 3

5 6

7 8 9

Prog

Clear

接続

一般的な接続方法

以下の図は、ユニットとCDプレイヤー、ターンテーブル、そしてラウドスピーカー一対の

基本的な接続方法を示しています。

ラウドスピーカー

スピーカーのインピーダンスを確認してください。インピーダンスが8Ωのタイプであれ

ば使用できます。

赤いスピーカー端子はプラス（+）で、黒いスピーカー端子はマイナス（-）です。スピーカ

ーのコネクターそれぞれについて、極性が正しいことを確認してください。極性が間違

っていると、低音の効いてない弱くて歪んだサウンドになることがあります。

むき出しのスピーカーケーブルで接続

スピーカーの接続用ケーブルから外側の絶縁体をはがし、およそ10mm、ワイヤ（銅

線）をむき出しの状態にします。ショートの原因となるおそれがありますので、10mm以

上カットしないでください。ワイヤをしっかりとよってまとめ、はみ出ているワイヤがな

いようにします。スピーカー端子のネジをゆるめ、スピーカーケーブルを挿入し、端子

を締めてケーブルをしっかり接続します。

注:すべての接続において標準的なラウドスピーカーケーブルが使われています。

バナナプラグの利用

このユニットを安全に接続し、ノイズや干渉の原因となりうるワイヤのほつれを防止す

るためにも、バナナプラグの使用をおすすめします。

ケーブルの外側の絶縁体をむいたら、上記のとおりワイヤをしっかりよってから、バナ

ナプラグに接続します。スピーカー端子からダストキャップを外し、力を入れずにプラ

グを一番奥まで差し込みます。

DAB / FM

Antenna

Digital Output

Power AC

Digital Output

S/P DIF

Co-axial

Designed & Engineered in Great Britain

Assembled in China

Power Rating: 100–240V AC ~ 50/60Hz

Rated Power Consumption: 15W

AXC35

Compact Disc Player

Line Output

AXR1 00D

DAB / FM

Antenna

スピーカーBの接続

アンプの背面には、メインとは別のスピーカー（たとえば他の部屋に設置されたスピ

ーカー）が一対接続できるように「スピーカーB」出力が用意されています。

フロントパネルならびにリモコンのSPEAKER A/Bボタンにより、2対のスピーカーのオ

ン/オフを切り替えることが可能です。スピーカーAとスピーカーBの切り替え操作につ

いて詳しくは、本書の「フロントパネル」または「リモコン」の項をご参照ください。

バイワイヤ接続

ラウドスピーカーに端子が2セット用意されている場合は、それらにバイワイヤで接続

することが可能です。バイワイヤにすることで、バスとトレブルの周波数を別個のスピ

ーカーケーブルを通して送ることができるため、よりクリーンで鮮明なサウンドが実現

します。

注:

– こうした接続にあたってはスピーカーA とスピーカーBの両方を有効にする必要が

あります。

– スピーカー端子のバイワイヤのリンクを取り除いてから接続してください。詳しくは

お使いのスピーカーの取扱説明書をご参照ください。

AXR100D

スピーカーA

メインルーム

スピーカーB

サブルーム

スピーカーAまたはスピーカーBのいずれか、スピーカーAとスピーカーB両方も選択

できます。

注:2対のスピーカーを使用する際は、それぞれ公称インピーダンスが8Ωのスピーカー

を使用してください。

右

スピーカー

左

スピーカー

ユニットへの接続が終わってから、ユニット正面の電源ボタンを押してAXR100Dを起

動してください。

音源を選択する

ユニット正面の音源ボタンを押して、任意の音源を選択します。リモコンでも選択でき

ます。

Bluetooth

BluetoothデバイスをAXR100Dに接続するには:

A3 / D3A2 / D2A1 / D1DAB / FM

SPEAKER A / B

/ PHONO

PAIRING

1 . リモコンまたはフロントパネルの   /Phonoボタンを押します。ディスプレイに

「PAIRING」（ペアリング）と表示されます。

2.Bluetooth端末の説明を参照して、AXR100Dを接続します。接続が完了すると、ディス

プレイには端末の名前が表示されます。

別のBluetooth端末を追加するには、  /Phonoボタンを長押しして現在の接続を切

断したうえで、ステップ2を繰り返します。AXR100Dのメモリーには、ペアリングされた

デバイスを8台まで保存できます。

音量の調節

リモコンの音量アップまたは音量ダウンのボタンを押すか、ユニットシステムの正面に

ある音量コントローラーで調整します。新たに選択されたレベルが、ディスプレイに短

時間表示されます。

最高レベルが0dBの場合は、音量はマイナス表示されます。

だんだんと進むマイナス表示は、音量がだんだんと下がっていることを示します。

VOLUME -40dB

音色設定を調節する

バス、トレブル、およびバランスの調整は以下のように行います。

1.音色設定メニューに入るには：ユニット正面またはリモコンのMENUボタンを押しま

す。

BASS 0dB

2.MENUボタンを押して、任意の設定に移動します。Bass（バス）、Treble（トレブル）、そ

してBalance（バランス）の順に表示されます。

3.バス、トレブル、またはバランスを調整するには、音量コントローラーを回転させる

か、リモコンの音量ボタンを押します。

BASS + 4dB

4.設定メニューを終了するには、5秒間待ちます。5秒経つと、普通の状態に戻ります。

内蔵チューナーをチューニングして聴く

本機前面のDAB/FMボタンを使用するか、リモコンのDAB/FMボタンを直接押してチュ

ーナーの音源を選択します。

A3 / D3A2 / D2A1 / D1DAB / FM

SPEAKER A / B

/ PHONO

FM 87.50MHz

操作方法

アンテナ

注：AXR100Dには、初回に使用するための一時的なアンテナが付属しています。半永

久的にお使いになる場合は、アンテナの屋外設置を強くおすすめします。

DAB/FMアンテナ

アンテナを伸ばし、最も受信感度の良い角度になるまで動かします。

AXR100DはFタイプのネジ接続になっており、必要に応じて付属のアンテナを取り外

し、オプションの屋外用DAB/FMアンテナと交換することができます。

アンテナを取り外すには、付属のアンテナキーをアンテナに通し、キーを反時計回りに

回してください。

Ground

LeftRight

Left Right

Max Power Consumption: 550W

Mains Voltage Selector Switch

115/220-230V~ 50/60Hz

Power AC

D2 D3

A2 A3 Rec Out Sub Out

Rec Out

Sub Out

A3 A1

D1D2D3

Phono

Loudspeaker Terminals

Impedance 4–8 ohms

5V 400mA

Service Port

DAB / FM

Antenna

AXR1 00D

DABモード

初めてDABモードを選択した場合は「自動スキャン」が起動し、本機前面のDAB/FMボ

タンを押すたびにDABモードとFMモードが切り替わります。リモコンのDAB/FMボタン

を使用した場合も同様です。

MODE/STOREボタンを押すと以下の情報が順番に表示されます：

•DAB/DAB+

オートスキャン

プリセット

サービスリスト

オートスキャン

MODE/STOREボタンを押して「自動スキャン」にし、またはボタンを使用して全ラ

ジオ局のスキャンを実行します。ラジオ局のスキャン中は画面にスキャン率が表示さ

れます。スキャンが完了し、信号が検出された場合は、AXR100Dが自動的に再生を開

始し、ラジオ局情報を表示します。

MODE / STORE

DAB/DAB+

Auto Scan

サービスリスト

スキャンが完了したら、MODE/STOREボタンを押して「サービスリスト」に切り替え、

ボタンまたは ボタンを使用して利用可能なラジオ局を選択します。

プリセット

（プリセットの設定）MODE/STOREボタンを長押しして保存モードに入り、 キーま

たはキーで必要なプリセット番号を選択し、もう一度MODE/STOREボタンを押すだ

けでプリセットを保存できます。

保存されたプリセットを呼び出すには、MODE/STOREボタンを押してプリセットモード

に入り、ボタンまたはボタンを押してラジオ局を選択します。

MODE / STORE

BBC Radio 2

Memor 2



FMモード

注:初回使用時は、簡単にチューニングできるようにAXR100DをAuto（オート）モードに

設定することをお勧めします。ユニット正面のMODE/STOREボタンを押します。このボ

タンを押すと、Priset（プリセット）、Auto（オート）、Manual（マニュアル）の順番でモー

ドが選択されます。

MODE / STORE

AUTO

オートモードが選択されているときに、  ボタンを押し、ラジオ局の周波数をスクロー

ルダウンしていきます。 ボタンを押せばスクロールアップできます。

チューナーは強い音声電波を探知したところで止まります。別のラジオ局に移動する

にはまたは ボタンを押すだけです。

プリセットを設定する

ラジオ局はプリセットに保存して簡単にアクセスすることができます。プリセットは周

波数帯ごとに最大40のプリセットを保存することができます（つまり、DAB用に15プリ

セット、FM用に40プリセットが用意されています）。

保存するラジオ局に合わせて、MODE/STOREボタンを押します。ユニットのディスプレ

イが次に利用可能なプリセットを点滅表示します。

FM M1 87.50MHz

MODE / STORE

MODE/STOREボタンをもう一度押すと、プリセットが保存されます。利用可能なプリセ

ットが点滅しなくなったら、そのラジオ局は保存されたということです。

プリセット番号を変更するには、MODE/STOREボタンを長押ししてから、 および 

で任意の番号を指定し、MODE/STOREボタンをもう一度押します。

保存したプリセットを呼び出すには、リモコンの対応する番号を押します。プリセットボ

タン1つにつき、2つのプリセットを選択することができます。ボタンに表示されている番

号のうち後ろの番号のプリセットを選択するには、もう一度そのボタンを押して、番号

を切り替えます。

Presets

1/5 2/6 3/7 4/8

保存したプリセットをフロントパネルから読み込むには同じく、ユニット正面に設けら

れている対応するプリセット番号を押します。ボタンに表示されている番号のうち後ろ

の番号のプリセットを選択するには、そのボタンを長押しする必要があります。

注:リモコンからは、プリセットボタンを使って1〜8の保存されたプリセットにのみアク

セスすることができます。ユニット正面からは、1〜10の保存されたプリセットにアクセ

スすることができます。すべてのプリセットにアクセスするには、まずリモコンのMode

ボタンまたは正面パネルのMODE/STOREボタンを押し、それから  または  ボタ

ンを使って、モードをプリセットモードにします。これにより、保存されている40種類の

DABプリセットまたは40種類のFMプリセットにアクセスできます。

設定

メニューには、「システム情報」や、「音色設定」、「APD設定」、「出荷時の設定にリセッ

ト」、「アップグレード」などの項目があります。高音域や、低音域 、バランスは「音色設

定」で設定できます。これらのオプションを設定する際は、音量調節ダイヤルでレベル

を調整できます。しばらくの間何も押されないと、音源が表示され、音量コントローラ

ーの機能は音量レベルを調節するためのものに戻ります。

システム情報

このメニュー項目にはAXR100Dのバージョン番号が表示されます。

デバイス名

MCUのバージョン

BTのバージョン

出荷時の設定にリセット

すべての設定を工場出荷時の状態に戻します。

アップグレード

このメニュー項目には、以下のようなセットアップ構成が含まれます。

MCUのアップグレード

BTのアップグレード

当社ウェブサイトから新しいファームウェアを入手したら、AXR100Dのサービスポート

にUSBドングルを接続してください。ファームウェアのアップグレードが開始したら、完

了するまでAXR100Dの電源を切らないでください。電源を切ると、AXR100D が永続的

に損傷する可能性があります。

重要な注意:

ファームウェアのアップグレード中は、USBドングルを脱着しないでください。

技術仕様

出力 100W(8Ω)

THD (unweighted)  <0.01%@1kHz、定格出力の80%

<0.15%20Hz〜20kHz、定格出力の80%

周波数特性 (-1dB) 5Hz〜50kHz

S/N比 (1W)  >82dB(unweighted)

入力インピーダンス 47kΩ

パワーアンプダンピングファクター >50

スタンバイ時消費電力 <0.5W

最大電力消費 550W

低音域/高音域コントロール シェルブ、究極のブースト/カット

+/-10dB@100Hzおよび20kHz

サブウーファー出力  200HzセカンドオーダーL+R

 レベルは音量設定に追随

デジタル入力  PCM16〜24-bit

S/PDIF同軸32〜192kHz

TOSlinkオプティカル32〜192kHz

寸法 110x430x340mm

 (9x45x16")

質量 8.1kg

SBCに対応したBluetooth 5.0A2DP/AVRCP

チューナー

帯域 ヨーロッパ 

DAB/DAB+

（174.928〜239.20MHz）BandIII、

FM（87.5〜108MHz）

アンテナ入力  75Ω 

S/N比  60dB(typical)(FM)

 90dBtypical（DAB）

歪み（チューナー） <0.4%@1kHz50kHz　偏差（FMモノラル）

<0.05%@1kHz（DAB）

AXR1 00D

トラブルシューティング

電源が入らない

AC電源コードが正しく接続されているか、確認してください。

電源プラグが壁のコンセントにしっかりと差し込まれており、電源スイッチが入ってい

ることを確認してください。

電源プラグまたはアダプターのヒューズをチェックしてください。

ユニットの正面にある電源ボタンを確認してください。

音が出ない

選択した入力が正しいことを確認してください。

スピーカーが正しく接続されていることを確認してください。

チューナーを使っている場合は、アンテナの接続を確認し、利用可能なラジオ局が選

択されていることを確認してください。

ミュートになっていないことを確認してください。

スピーカAとスピーカーBの設定がお使いのスピーカーにマッチしていることを確認し

てください。

サウンドが歪む

アンテナの接続と設置場所を確認してください。

スピーカーの接続を確認してください。

スピーカーからハムノイズが聞こえる

すべてのケーブルがしっかり接続されていることを確認してください。特にターンテー

ブルのグラウンド/シールド接続は要確認です。

バックグラウンドノイズや干渉がある

干渉の原因となりそうな電子機器からユニットを遠ざけてください。

アンテナの位置を変えてみてください。

すべてのケーブルがしっかり接続されていることを確認してください。特にターンテー

ブルのグラウンド/シールド接続は要確認です。

リモコンが機能しない

電池が切れていないかを確認してください。

リモートセンサーを塞いでいるものがないかを確認してください。

過熱防止

このユニットには保護を目的として、過熱時シャットダウンする機能が備わっています。

長時間連続して使用され、過熱状態になったときは、ユニットはシャットダウンされま

す。シャットダウンしたときはユニットを10分間オフのままにして、その後再び起動して

お使いください。

この状態が繰り返し起こるようであれば、ユニットはオーバードリブンされます。音量

レベルを下げ、ユニットが風通しの良い場所に設置されていることを確認して、問題解

決を図ってください。

8Ω以下のスピーカー2対を使うと、オーバーロードの原因となり得ますので、おすすめ

しません。

CambridgeAudio製品についてご質問がある場合は、https://support.

cambridgeaudio.comにアクセスしてください。FAQ（よくある質問）とガイドが用

意されています。

GalleryCourt,HankeyPlace

LondonSE14BB

UnitedKingdom

CambridgeAudioはAudioPartnershipPlcのブランド名

です。イングランドにて登記(No.2953313)

AP37514/A

Cambridge Audio AXR100D ユーザーマニュアル

ブランド: Cambridge Audio

モデル: AXR100D

タイプ: ユーザーマニュアル

コンパクトなサイズながら、パワフルなサウンドを実現し、ホームオーディオシステムの中心として活躍します。

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