Nikon StabilEyes 12x32 取扱説明書

  • ニコンStabilEyes 12x32 双眼鏡の使用説明書の内容を理解しています。製品の仕様、機能、操作方法、メンテナンスなど、ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。例えば、防水機能の詳細や防振機能の使用方法など、何でもお答えします。
  • 太陽を直接見てはいけませんか?
    防水構造ですが、水中では使用できますか?
    電池交換の際、注意すべき点は何ですか?
    防振機能を一時的に中断するにはどうすればよいですか?
    レンズのお手入れ方法は?
ニコン スタビライズ 12x32
Nikon StabilEyes 12x32
使用説明書
Instruction Manual
Bedienungsanleitung
Manuel d’utilisation
Manual de instrucciones
Manuale di istruzioni
Steadies your hands and stabilizes your view.
J
E
F
G
S
I
はじめに
2
この度は、ニコン スタビライズ 12x32 をお買いあげいただきありがとうござ
います。
ご使用になる前に、この使用説明書をお読みの上、正しくお使い下さい。
お読みになった後は、製品のそばなど、いつも手元に置いてお使い下さい。
この説明書には、あなたさまや他の方々への危害や財産への損害を未然に防ぎ、
本製品を安全にお使いいただくために、守っていただきたい事項を示しています。
内容をよく理解してから製品をお使い下さい。
・ 斬新なデザインと最先端の光学、エレクトロニクス技術、人間工学を組み合わ
せた高性能・高倍率の防振双眼鏡です。
・ 降雨中でも使用できる防水構造になっており、水に浮きます。
・ 手ぶれ補正機能により、高倍率でありながら、安定した観察像を得ることがで
きます。
・ 船舶、自動車、ヘリコプター等振動の多い乗り物でも、鮮明な像が得られる高
倍率防振双眼鏡です。
・ 防振機能作動時、『VR PAUSE ボタン』を使って防振機能を一時的に中断する
ことができます。視線の移動や移動目標観察時のパン等による不快な像の揺れ
が軽減できます。
・ 全てのレンズはマルチコート、またダハプリズムには位相差補正コートが施さ
れているため、鮮明で明るい像が得られます。
構成
スタビライズ 12x32 .............. x1
ソフトケース ............................. x1
ネックストラップ (SAA) ....... x1
接眼キャップ (EAP) ................ x1
単3アルカリ電池 ..................... x2
3
予防措置と安全上のご注意
注意
この製品を不安定な場所に置かないでください。倒
れたり落ちたりしてけがの原因となることがありま
す。
この製品を歩行中に使用しないでください。衝突、
転倒し、けがの原因となることがあります。
この製品のストラップを持って振り回さないでくだ
さい。他人にあたり、けがの原因となることがあり
ます。
この製品の眼幅調整の際、指をはさみ、けがをする
ことがあります。
この製品を直射日光の当たるところに置かないでく
ださい。日光が結像して火災の原因となることがあ
ります。
ゴム製目当ての長期間使用により、ゴムの劣化で皮
膚に炎症を起こすことがあります。もし疑わしい状
態があらわれましたら、医師にご相談下さい。
キャップなどお子さまが誤って飲むことがないよう
にしてください。万一お子さまが飲み込んだ場合、
ただちに医師に相談してください。
ポリ袋(包装用)など小さいお子さまの手の届くと
ころに置かないでください。口にあて窒息の原因に
なることがあります。
電池は火の中に投げ込んだり、ショート、加熱、分
解などしないでください。発火・破裂し、けがの原
因になることがあります。
分解は絶対にしないで下さい。分解をされますと保
証期間内でも有償修理となります。
故障の際は当社 CS センター、あるいはニコンのサ
ービス機関までご連絡下さい。
お手入れは確実に
スタビライズは、防水構造になっていますが、水中で
は使用できません。水に落としても浮きますが、すぐ
に引き上げてください。また、水や汚れ(ほこり、砂、
その他)が付着したまま放置すると、機能に損傷を与
え、使えなくなることがあります。船の上などでご使
用になり、海水が付着した場合は、真水で洗い流して
ください。その際、直接電池ケースに水をかけると、
水圧により水が入ることがありますので注意してくだ
さい。
接点の汚れは厳禁
雨中や海のような湿度の高い場所や、ほこりの多い環
境の中では、電池ケースを開けないでください。接触
不良の原因となります。またそのような場所での電池
交換は行わないでください。故障の原因となります。
ロックは忘れずに確認を
電池ケースが正常な位置に取り付き、ロックされてい
ることを確認してください。
衝撃は厳禁
スタビライズは精密電子機器ですので、落としたり、
ぶつけて衝撃を与えたりしないでください。故障の原
因となります。このような使い方による故障は、1年
間保証の対象外となります。
保管は適した場所に
長期間ご使用にならない場合は、乾燥した涼しい場所
に保管するようにしてください。また保管の際は電池
を外してください。
急激な温度変化は大敵
激しい温度変化を避けてください。温度が急激に変化
しますと、レンズやプリズムが曇ることがあります。
寒い戸外から暖かい部屋へ入る時などは、特に気をつ
けてください。
警告
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定され
る内容を示しています。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容および
物的損害の発生が想定される内容を示しています。
警告
太陽を絶対に見ないでください。失明の原因となります。
4
各部の名称
LED I:電源(POWER)ボタン上部 LED
オレンジ点滅(電源 ON 後5秒間)
システムチェック
オレンジ点灯: 防振機能スタンバイ
緑点灯: 防振機能作動
緑・オレンジ点滅: 電池消耗
赤点灯: 電池交換
赤点滅: システム異常
消灯: 電源 OFF
(1) 電源(POWER)ボタン
(2) 接眼部(眼幅調整)
LED II:VR PAUSE ボタン右下 LED
緑点灯:
VR PAUSE ボタン ON(防振機能一時中断)
ピント調整ノブ
接眼レンズ
対物レンズ
ハンドストラップ
電池ケース
(6) VR PAUSE ボタン
(4) 視度調整リング
電池ケース着脱ツマミ
(5) 防振レバー
(5) 防振レバー
5
1) 電源 (POWER) ボタン (1) を押します。電気システムが起動し、約5秒でスタンバイ状態になり
ます。
2) 接眼部 (2) の間隔を変えて自分の眼幅に合わせます。
3) 接眼部 (2) の左側を左目で覗き、ピント調節ノブ (3) で目標にピントを合わせます。次に、接眼
(2) の右側を右目で覗き、視度調整リング (4) を回転させて同じ目標にピントを合わせます(視
度調整)
視度調整のあとは、ピント調整ノブ (3) だけでピント合わせを行います。
4) 防振レバー (5) ON にすると防振機能が作動します。VR PAUSE ボタン (6) により、防振機
能を中断して、パンなどによる不快な揺れを軽減することが出来ます。
5) 使用を終了する時は、防振レバー (5) OFF にして、電源ボタン (1) を押して電源を切ります。
6) 接眼キャップを取り付け、ソフトケースに収納します。
操作手順
スタビライズの構造
2つの圧電振動ジャイロとダイレクトモータによる制御により、ジンバル構造に組み込まれた正
立プリズムを常に安定した状態に保つため、乗り物などの振動がある場所でお使いになっても安
定した観察像が得られます。
ポジションセンサの働きにより、移動する目標にも対応します。
光学系にはマルチコートが施され、明るい観察像が得られます。
ダハプリズムの位相差補正コートにより、コントラストの高いシャープな像が得られます。
接眼部はロングアイレリーフの光学設計とターンスライド目当ての採用で、眼鏡をかけたままで
も観察できます。
防水構造が外部からの浸水を防ぎ、内部に充填された乾燥窒素ガスが光学系の曇りを防ぎます。
正立プリズム
ポジションセンサ
対物レンズ
ポジションセンサ
圧電振動ジャイロ
水平ダイレクトモータ
垂直ダイレクトモータ
ジンバル部
接眼レンズ
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使い方
(1) 目当て
ターンスライド目当ては回転することにより出
し入れすることができます。眼鏡を使用してい
る場合は収納状態に、使用していない時は出た
状態でお使い下さい。
(2) 眼幅調整
接眼部に指をかけ、覗きながら左右の視界が丸
く一致するように、接眼部を開閉して接眼レン
ズの間隔を正しく調整してください。
(3) 視度調整
最初に右目を閉じ、左目で左側の接眼レンズを
覗きます。そしてピント調整ノブを回転させ、
目標にピントを合わせてください。次に左目を
閉じ、右目で同じ目標がくっきり見えるように
なるまで右の接眼部の視度調整リングを回転さ
せてください。この時、ピント調整ノブは使わ
ないでください。
次に両方の眼を開きます。この時両目ともに目
標にピントがあっていなくてはなりません。
以後のピント合わせはピント調整ノブだけで行
います。
この操作は、電源の ON/OFF に関係なく行う
ことができます。
(4) 防振機能
最初に電源 (POWER) ボタンを押すと、起動
に要する約5秒間は LED がオレンジ色に点滅
し、その後、点灯に変わりスタンバイ状態にな
ります。
次に防振レバーを ON にすると、「防振状態」
となり、LED は緑になります。
この時、VR PAUSE ボタンを押すと、防振機
能が中断されて、パンなどをした時の振動補正
による像の揺れが小さくなり、不快感を軽減し
ます。この機能は、VR PAUSE ボタンを押し
ている間だけ有効です。双眼鏡を覗きながら目
標物を探す時などに有効な機能です。
防振レバーを OFF にすると、防振機能は停止
してスタンバイ状態となり、LED 表示はオレ
ンジ色に戻ります。
使用状態に合わせ、防振レバーを切り替えてく
ださい。
「スタンバイ」状態では、「防振」状態よりも電
池の消耗が少なくなります。
使用後は防振レバーを OFF にして、電源ボタ
ンを押して電源を切ってください。
また、数分間スタンバイ状態の場合、あるいは
防振機能が作動していても数分間振動がない場
合は、自動的に防振レバーが OFF になり、電
源が OFF になります。
眼鏡装用者 眼鏡非装用者
左右の視野を重ねて
一つの円になったら
止めます
ピント調整ノブ
視度調整リング
7
スタビライズ 12x32 の機能図
* 電源のオフにより、防振レバーは「OFF」にリセットされます。
電源:POWER
ボタン押す
電源:POWER
ボタン押す
約5分間のスタンバイ状態、あるいは
防振機能作動時の約1分間の振動無入力で自動電源オフ
電源 ON の状態
VR PAUSE ボタンを押して
いる間だけ切り替わる
防振レバー操作
VR PAUSE ボタン
押す
POWER ボタン
VR PAUSE ボタン
防振レバー
LED II
LED I
電源オン
防振機能
システムチェック
所要5秒間
LED I
オレンジ
点滅
電源オフ
防振機能
停止
LED I
消灯
防振レバー:ON
防振機能
作動
LED I
防振レバー:OFF
防振機能
スタンバイ
LED I
オレンジ
防振一時中断
LED II
緑点灯
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電池の入れ方
1) ハンドストラップについている電池ケース
の着脱ツマミをスライドさせ、電池ケース
を取り外します。
2) 新しい単3アルカリ電池2本を、表示に従
い正しく入れてください。
3) 電池ケースをハンドストラップ本体に取り
付け、着脱ツマミをスライドさせて確実に
固定します。
注意
種類の異なる電池や、新旧の電池を混在使用しないでください。液モ
レや破裂の恐れがあります。
屋外で電池を交換する際は、電池ケースに水分が入らないように注意
してください。
長時間使用しない時は、電池の自然放電や液モレを防止するために、
電池を取り外してください。
電池を抜いた時も内部の接点を保護するために、電池ケースをハンド
ストラップ本体に取り付けてください。
接点に金属を触れさせないでください。故障の原因となります。
電池が入っていない状態で防振レバーを ON にしないでください。故
障の原因となります。
電池ケース着脱ツマミの開閉
閉じる
(電池ケースを固定)
開く
(電池ケースを外す)
9
ハンドストラップの使い方
ハンドストラップに手を通すことで、双眼鏡をより確
実に保持することができます。
ハンドストラップに手を通し、ベルトの長さを調整し
ます。
締める時は、接眼側に出ているベルトを引きます。
ゆるめる時は、ハンドストラップの裏側にある爪を軽
く起こしてベルトをゆるめる方向に引っ張ってくださ
い。
注意
ハンドストラップは電池ケースを兼ねておりますの
で、無理な力を加えたり、双眼鏡本体から外したりし
ないでください。故障の原因となります。
ネックストラップの使い方
1) ネックストラップのリングに大きなたる
みを作ります。
3) ネックストラップの先端をリングの内側
から通し、たるみが無くなるように引っ
張ります。
4) 反対側は、本体の穴を使って、同じ要領
で取り付けてください。
2) ネックストラップの先端を、本体のスト
ラップフックの外側から通します。
レンズの清掃
10
レンズペーパーなどの柔らかい清潔な紙を使います。レ
ンズペーパーの場合、2回ほど折ると使いやすくなりま
す。
それを、先のとがっていない細い棒などに巻き付け、先
端をレンズクリーニング液などで湿らせてください。
レンズの中央から外側に、だんだん輪を大きくするよう
に回転させながら汚れを拭き取ります。
ゴミや塩分、指紋などの油分の付着はレンズにとって大敵です。そのまま放置すると、コーテ
ィングなどが傷んでしまいます。カメラ店や眼鏡店で売られているレンズペーパー、レンズク
リーニング液をご使用になることをお奨めします。
常に最適の状態を維持するために、4カ所のレンズ表面全てを清掃してください。
まず、ゴミやほこりを吹き飛ばしてください。
拭き取りに使う紙は、1回ずつ新しいものに交換してください。汚れがきれいに落ちるまで、
その作業を繰り返してください。
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仕様
倍率 ........................................ 12
対物レンズ有効径 ................ 32mm
振動補償範囲 ........................ ±3°
アイレリーフ ........................ 15mm
視度調整範囲(右接眼部) ..... ±3m
-1
実視界 ....................................
1000m における視界 ........ 87m
最短合焦距離 ........................ 3.5m
射出瞳径 ................................ 2.7mm
明るさ .................................... 7.3
眼幅調整範囲 ......................... 56 72mm
防水 ......................................... Water Proof
(乾燥窒素ガス充填)
寸法:高さx幅 .................... 178 x 142mm
質量(重さ) .......................... 1130g(電池含ま
ず)
バッテリー寿命 .................... 6 時間
(単3形アルカリ
電池連続使用時:
常温 20°C
使用温度範囲 ........................ -10°C 〜 +50°C
製品仕様は改良のため予告なしに変更すること
があります。
テレビやラジオなどの受信障害防止について
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI ) の基準に基づくクラス
B情報技術装置です。この装置は、家庭環境での使用を目的としていますが、この装置が
ラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあり
ます。使用説明書に従って、正しい取り扱いをしてください。
テレビやラジオなどの受信障害を防止するために、次のような項目にご注意下さい。
テレビやラジオなどから、本装置を遠ざけてご使用下さい。
テレビやラジオなどのアンテナを、受信障害が生じない位置や方向にしてください。
アンテナ線は、同軸ケーブルを使用して下さい。
本装置がテレビやラジオなどの受信に影響をあたえているかどうかは、本装置の電源をオ
ン・オフすることで確認できます。
テレビやラジオなどに受信障害が生じている場合は、上記のような項目を再点検してくだ
さい。それでも改善されない場合は、 CS るいサービス機関、ま
たはご購入店にご相談下さい。
防水型
この製品は1mの水深に5分間水没させても内部光学系に異常がなく、観察に支障のない防水設
計になっています。
1. 雨風の当たる場所や、湿気の多い場所などの悪条件下で使用しても、内部機能を損ねること
がない。
2. 乾燥窒素の充填により、曇りやカビが生じにくい。
などの特徴がありますが、次の点にご注意の上、ご使用ください。
1. 密閉構造ではありませんので、水中での使用や強い水流で洗うことはおこなわないでくださ
い。
2. 本体可動部に水滴が付いたときは操作することをやめ、水滴を拭き取るようにしてください。
なお、防水性能を保持するために、定期的に点検を受けられることをおすすめします。
12
Congratulations
Thank you for purchasing Nikon StabilEyes 12x32. Be sure to read this manual
thoroughly for proper use.
The StabilEyes 12x32 uses advanced technology in optics, electronics, and
ergonomics.
The StabilEyes 12x32 is waterproof, can be used in rainy weather, and floats on water.
The StabilEyes 12x32's stabilization feature cancels out the effects of external
vibration and shaking that occurs with hand-held use, for stable viewing without a
tripod.
You can enjoy stable viewing and clear images even from a moving car, sailboat,
motorboat, or airplane.
When stabilization is activated, you can pause it by pressing the "VR PAUSE" button
to minimize image instability while panning, shifting among objects in view, or
viewing moving objects.
The lenses are multilayer-coated to give you a wide field of view and reduce eye
fatigue. The prisms are phase correction coated to provide sharp contrast and bright
images.
The StabilEyes 12x32 ......................... 1
Soft case .................................................. 1
Neckstrap (SAA) .................................. 1
Eyepiece cap (EAP) ............................. 1
Size AA alkaline batteries ................ 2
Items Supplied
13
Precautions and Warnings
WARNING:
High level warning against severe personal harm or serious product damage.
CAUTION:
Precautions that should be followed in order to prevent damage to the product or injury to those using
it.
WARNING:
Never look directly at the sun or any bright light through the binoculars. Serious harm,
including loss of vision, can result.
CAUTION:
StabilEyes binoculars are waterproof, but cannot be
used in water. Although they float on water, you
should pick them up as soon as possible if they are
dropped into water. They can be damaged if water,
dust, sand or other foreign material get inside. Do not
open the battery compartment in a marine, high-
humidity or dusty environment, as the interior of the
binoculars can be compromised. Whether using
internal batteries or external power, make sure the
O-ring and battery holder or adapter are firmly
seated, and locked in position.
Do not change batteries or power connections in wet
or dusty conditions.
Confirm that the battery holder is correctly attached
in position and firmly locked.
To help prevent impact damage from dropping or
falling, do not place the StabilEyes on slippery or
unstable surfaces. Also, be aware that damage arising
from abuse or misuse can void the StabilEyes
warranty.
If you plan to leave the binoculars stored for long
periods of time, keep them in a cool, dry location and
remove the batteries or damage could result from
leakage.
When batteries must be replaced, replace all at the
same time, using the same type and brand.
Never attempt to burn batteries in a fire. An explosion
could result.
While Ni-Cd batteries are rechargeable, never
attempt to recharge ordinary batteries, Never short
circuit the batteries.
• Avoid extreme hot and cold temperatures and
rapid changes. (For example, if the binoculars
have been used in very cold conditions, bringing
them into a heated environment could cause
condensation to build up. Allow time for a gradual
adjustment.)
• If you use the StabilEyes at sea, Nikon
recommends that you rinse them clean by
dipping them in fresh water, without pouring
water onto them directly, following exposure to
salt spray/salt air.
• Avoid leaving the binoculars unattended and
exposed to direct sunlight. Sunlight rays passing
through the lenses could cause a fire.
• Never try to walk and use the binoculars at the
same time; accident and injury could result.
• Do not swing the binoculars by the neckstrap; the
binoculars might strike and injure someone or be
damaged by hitting a solid object.
• Please dispose of any plastic bags that may come
with StabilEyes; such bags could suffocate or
choke a small child.
• Prolonged use with contact of the rubber
eyepieces against the skin can cause irritation. If
such a condition persists, consult you doctor.
• If you experience any problem with your
StabilEyes binoculars, never attempt to repair
them yourself or have them repaired by anyone
other than NIKON VISION CO., LTD. Return it to
your local dealer or directly to NIKON.
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Getting Acquainted
LED I:
Flashing orange: Power is turned on and
the unit is in standby
Glows orange: Stabilization is in standby
Glows green: Stabilization is active
Flashing orange and green:
Weak batteries
Glowing red: Batteries are exhausted and
should be replaced
Flashing red: System problem
Turns off: Power is turned off
(1) Power button
(2) Eyepiece lenses
LED II:
Glows orange: VR PAUSE on (stabilization is paused)
Focus control knob
Eyepiece lenses
Objective lens
Handstrap
Battery holder
(6) VR PAUSE button
(4) Diopter
adjustment ring
Battery holder lock lever
(5) Stabilization lever
(5) Stabilization lever
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Fast Start
StabilEyes Digital Image Stabilizing
— Here's How It Works
The piezo gyro vibration sensors and direct-drive motors work together to move a gimbaled assembly with
erecting prism to counteract vibration and keep the binoculars steady, which offers shake-free viewing
even from a moving vehicle.
The position sensor activates the stabilization feature as it detects vertical and horizontal motion.
The newly designed lenses are multicoated for bright images.
The prisms have a special coating that gives sharper images than even before.
The eyepieces incorporate advanced optical technology that offers a wide field of view and reduces eye
fatigue. They can be pivoted up and down for use with glasses.
The StabilEyes 12x32 binoculars are waterproof and filled with dry nitrogen to prevent fogging of the
optical components.
1) Press the Power button (1) to turn on. The electronic system will start up, and the binoculars will go to
Standby mode after about five seconds.
2) Adjust the eyepiece span (2) to match the distance between your two eyes.
3) Use your left eye as you adjust the focus control knob (3). When the image becomes sharp, use your right
eye and turn the diopter adjustment ring (4) to focus for the right eye. Once you have performed the
diopter correction, use only the control knob (3) to check focus again.
4) Turn the stabilization lever (5) to the ON position to activate the stabilization feature. While stabilization is
activated, you can pause it by pressing the VR PAUSE button to minimize image instability while panning,
shifting among objects in view, or viewing moving objects.
5) When finished, turn the stabilization lever (5) to the OFF position and press the Power button (1) to turn
off.
6) Replace the lens caps, and return the binoculars to their case.
Prism Assembly
Position Sensor
Objective Lens
Position Sensor
Piezo Gyro Sensor
AZ Direct Motor
EL Direct Motor
Gimbal Assembly
Eyepiece Lenses
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How to Use and Focus
(1) Eyepiece
If you wear glasses or sunglasses when using
StabilEyes binoculars, turn the turn-slide-type eyecup
to its fully retracted position. For users with normal
eyesight, turn the eyecup to its fully extended
position.
(2) Adjusting the interpupillary distance
Grasp either eyepiece and rotate it towards or away
from the center of the binocular (the other eyepiece
will move equally in the opposite direction.)
Adjust the interpupillary distance to match the
distance between your eyes until you see just one
perfectly round image.
(3) Diopter adjustment
There are two steps to focusing: Close your right eye
and use only your left eye as you adjust the focus
control knob. When the image is sharp, close your left
eye and open your right eye. Twist the right eyepiece,
to focus for the right eye. Now open both eyes and the
binocular should be perfectly focused. You can do this
with the StabliEyes turned on with stabilizing
activated or with the power off completely.
When you view a different subject, adjust the focus
control knob until you obtain a sharp image.
(4) Stabilization feature
When you press the Power button the first time, the
LED lights in orange, and the binoculars go to Standby
mode. Your StabilEyes binoculars go through an
internal system check and take about five seconds to
stabilize their performance.
Then, turn the stabilization lever to the ON position.
The LED turns green, indicating that the stabilization
feature is active.
As long as you keep the VR PAUSE button pressed,
stabilization is paused, so you can minimize image
instability while panning, switching among objects in
view, or viewing moving objects. Use this function to
search among objects using the binoculars.
Setting the stabilization lever back to the OFF position
turns the stabilization feature off, and the LED turns
orange again, indicating Standby mode.
Set the stabilization lever as you wish.
Stand by mode conserves battery power.
When finished, turn the stabilization lever to the OFF
position and press the Power button to turn off.
If you leave your StabilEyes binoculars in either
Standby or Stabilization mode for a few minutes
without using them, the stabilization lever will return
to the OFF position, and the binoculars will shut off
automatically.
Eyeglass wearer Non eyeglass wearer
Merge the two circular
viewfields into one.
Focus control knob
Diopter
adjustment ring
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Operating System of StabilEyes
* When power is turned off, the vibration reduction mode resets automatically to "OFF".
Press the Power
button
Press the Power
button
If StabilEyes is left in standby for about five minutes, or stabilization mode,
while activated, is not used for about one minute, they automatically shut
off.
Power on
Pause stabilization as long as the VR
PAUSE button stays pressed.
Use the
stabilization lever
Pressing the VR PAUSE
button
Power button
VR PAUSE button
Stabilization lever
LED II
LED I
Stabilization lever: ON
Stabilization activated
LED I:
green
Stabilization paused
LED II
green
Stabilization lever: OFF
Stabilization is in
standby
LED I:
orange
Power off
Stabilization is turned off LED I: off
Power on .
The system powers up
and performs a 5-second
system check
LED I:
Flasshing in
orange
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Battery Installation
1) Slide the battery compartment release knob on
the handstrap to the Open position to release
the battery holder.
2) Insert two new size AA alkaline batteries.
3) Attach the battery holder to the handstrap and
slide the release knob to the locked position to
secure the compartment.
WARNING
Use the same type of batteries. Do NOT mix old and new batteries. Doing so can cause
leakage or rupture.
When changing the batteries outdoors, be sure not to let any water get into the battery
compartment.
If you plan to leave the binoculars stored for a prolonged period, remove the batteries in
order to prevent natural discharge and/or leakage.
When the batteries are removed, keep the battery holder attached to the handstrap to
protect the internal contact points.
Keep the contact points away from any metal. Damage could result.
NEVER slide the stabilization lever to the ON position if you do not have two batteries
installed. Damage could result.
Sliding the release knob
Close
(Secure the battery
holder.)
Open
(Remove the battery
holder.)
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How to use the handstrap
The binoculars can be more securely held when you slip
your hand through the handstrap.
Slip your hand through the handstrap and adjust the belt
length.
To tighten the strap, pull the belt on the eyepiece end.
To loosen the strap, lift the buckle on the backside of the
handstrap and pull on the belt.
WARNING
The handstrap also serves as the battery holder. Do NOT
apply strong force or remove the strap from the
binoculars. Damage could result.
Installing the Neckstrap
1) Make a large loop at each of the neckstrap
3) Lead the strap inside the loop and through
the buckle and pull tight. Do the same with
the outer loop.
4) Do the same with the opening in the
binoculars to attach the strap on the other
side.
2) Insert strap through neckstrap bracket
Keep Your Lenses Clean
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Take a single lens tissue and fold it twice as shown.
Roll the tissue into a cylinder and moisten only one tip with
lens cleaning fluid.
Starting in the center of the lens, gently rub in a circular
motion from the center to the outside.
Dust, salt and oil left from fingerprint smudges should never be allowed to remain on the lenses because
they can harm the coatings applied to lens surfaces.
Use lens cleaning tissues and lens cleaning fluid. Both are usually available wherever cameras, binoculars or
eye glasses are sold. For best results, when you need to clean one lens, clean all four.
Start by blowing off any dust that may be on the lenses. Then, follow these steps...
Use each tissue only once. Sometimes, it may be necessary to repeat the process.
/