・縦に切断するときは、平行定規を使用する。
精度が向上し、チップソーの噛みを低減できます。
・使用前に「ブレードガード」が円滑に動くことを確
認する。
「ブレードガード」が円滑に開閉しない場合や、完全に
閉じた位置に戻らない場合は絶対に使用しないでくだ
さい。チップソーが露出したままですと、けがの原因
になります。
「ブレードガード」のバネの動きを確認し、正しく動か
ない場合は使用前に修理を依頼してください。
また、決して「ブレードガード」を開けた位置で固定
したり、取り外したりしないでください。
・特殊な切断時以外は「ブレードガード」を手動で操
作しない。
切断する材料の位置関係の都合で「ブレードガード」
が自動で開かない場合のみ、手動で「ブレードガード」
を最小限引き上げてください。
・本機(丸ノコ)を下におく時は、「ブレードガード」
が完全に閉じている状態か確認する。
チップソーが露出したままですと、けがの原因になり
ます。
・誤って落としたり、ぶつけたときは、チップソーや
工具本体などに破損や亀裂、変形がないことをよく点
検する。
破損や亀裂、変形があると、けがの原因になります。
・切断時に発生する切り粉や粉じんに注意する。
切断作業時に発生する切り粉や粉じんに、癌や出生障
害、他の疾病を起こす原因となる化学物質が含まれる
ことがあります。下記の材質を切断される際は、誤っ
て吸い込んだり、肌にふれたりしないよう、細心の注
意をはらってください。
-毒性の銅クロムヒ酸塩(CCA)を含んだ合成木材。
-鉛を含んだペンキを使用した表面。
-結晶質のケイ土で作られたレンガやセメント,他の
石工系製品。
注意
キックバックの原因と予防方法
・キックバックとは、本機(丸ノコ)を使い切断作業を行なっている最中に、突然チップソー(刃)が作
業断面から跳ね返ることをいいます。作業されている材質が突然硬くなったり、作業断面の切断方向
がずれたりすると、この状態が起きることがあります。
・この状態が起きると、高速回転しているチップソー(刃)に負荷がかかるためチップソー(刃)が切
断面に引っかかり、突然チップソー(刃)が作業断面から跳ね返ります。本機(丸ノコ)が突然に作
業を行なっている本人の方へ向かってくることがあります。
・キックバックは、本機(丸ノコ)に無理な力をかけることによって起きることが多いため、本機(丸ノコ)
使用時には下記の事項に十分注意してください。
・本機(丸ノコ)のハンドル部分を両手でしっかりと固定して作業を行なってください。両手でしっかり
と固定することにより、キックバックの突如発生時にも本機(丸ノコ)の安全対処の操作が最大限に
可能になります。
・キックバックが突如発生した時は、すばやく「トリガー(引き金)スイッチ」を放してください。本機(丸
ノコ)を作業断面から抜かずに、チップソー(刃)の回転が安全に止まるまで作業断面で本機(丸ノコ)
のハンドル部分を両手でしっかりと固定しておいてください。チップソー(刃)の回転が完全に止まっ
た後、キックバックの起こった理由を調べてください。
・本機(丸ノコ)でキックバックの起こった作業面から再び作業を開始する場合、作業面に刃先が真っ
直ぐ向いていることを確認し、チップソー(刃)の刃先が作業面に接触していない状態にしてください。
刃先が切断面に接触していると、再び「トリガー(引き金)スイッチ」を引いた時にチップソー(刃)
が作業断面から跳ね返り大変危険です。
・本機の「シューベース」部分が、なるべく作業面全体に接触している状態で切断作業を行なってください。
「シューベース」部分が、作業面全体に接触していることにより、切断面が安定し切断方向がずれるこ
とを最小限に抑えます。
・チップソー(刃)は常に、シャープなものをご使用ください。効率良い作業が出来ますし、キックバッ
クの発生を最小限に抑えます。
・「角度調節用ノブ」や、「切り込み深さ調節用ノブ」はしっかりと締めてから作業を行なってください。
緩んだ状態で切断作業を行なうと突然切り込み角度や深さが変わることによってキックバックが発生
しやすくなります。
・切断面にポケットカット(木材の表面に直接切り込みを入れる方法)を行なう時は、キックバックが
起きやすいので十分に気をつけて作業を行なってください。