Quantum LTO-3 Drive クイックスタートガイド

  • こんにちは!このQuantum 2Uラックマウントのクイックスタートガイドについて、ご質問にお答えします。このガイドには、2Uラックマウントの設置方法、対応テープドライブのインストール方法、SCSIとファイバーチャネルインターフェースの接続方法などが記載されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください!
  • 2Uラックマウントに搭載可能なテープドライブの種類は?
    テープドライブの追加は可能ですか?
    SCSI IDの変更方法を教えてください。
    ファンエラーが発生した場合はどうすればよいですか?
2U ラックマウント
クイック スタート ガイド
目次
英語........................ 1
ドイツ語.................... 7
スペイン語................. 13
フランス語................. 19
日本語..................... 25
韓国語..................... 31
中国語(簡体字)............ 37
詳細について............... 42
はじめに 0
このガイドでは、2U ラックマウント エンクロージャを装置ラックに取り付ける手
順と、2U ラックマウントにテープ ドライブを装着する手順を説明します。
2U ラックマウントに対応しているテープ ドライブは、SDLT 320 (SCSI)、
SDLT 600 (SCSI)、SDLT 600 (Fibre Channel)、DLT-S4 (SCSI)、DLT-S4 (Fibre
Channel)、LTO-3 (SCSI) です。
2U ラックマウントにはテープ ドライブが 1 つまたは 2 つ搭載されています。 1
つの場合は後でもう 1 つ追加できますが、両方が同じインターフェイスを使用し
ている必要があります。 手順については、27 ページの「
2U ラックマウントへの
テープ ドライブの装着」を参照してください。
装置ラックへの 2U ラックマウントの取り付け 0
1 パッケージの箱には、2U ラックマウント エンクロージャ、取り付けキット、
および付属品が入っています。
2 取り付けキットを使用して 2U ラックマウントを装置のラックに取り付けま
す。 取り付けキットに同梱の説明書を参照してください。 図1 を参照してく
ださい。
図 1 装置ラックの前面図
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2U ラックマウント クイック スタート ガイド
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インターフェイスと電源ケーブルの接
0
1 ホスト サーバーをシャットダウンして電源を切ります。
プリンタやその他の SCSI デバイスなど、接続している
付属デバイスの電源をすべて切ります。
2 使用しているインターフェイスの種類に基づき、以下の
手順に従って、インターフェイスと電源ケーブルを 2U
ラックマウントの背面に接続します。
SCSI (SDLT 320、SDLT 600、DLT-S4、LTO-3) ( 図2
を参照 )
a) SCSI ケーブルの一方の端を 2U ラックマウント
の背面にある SCSI コネクタの 1 つに接続しま
す。 SCSI ケーブルのもう一方の端をホストに接
続します。
b) SCSI ターミネータを 2U ラックマウント背面の
隣接する SCSI コネクタに接続します。
c) SCSI デバイスにはそれぞれ固有の SCSI ID が必
要です。 必要に応じて SCSI ID を変更してくだ
さい。
注:SCSI ID を変更するときは、2U ラックマウ
ント前面の電源ボタンを使用して、ドライブの
電源をいったん切ってから入れ直す必要があり
ます。
d) 電源ケーブルを接続します。
Fibre Channel (SDLT 600、DLT-S4) ( 図3
を参照 )
a) 2U ラックマウントの背面にある Fibre Channel
ポートから保護キャップを外します。
b) Fibre Channel ケーブルの端から保護カバーを
外します。
c) Fibre Channel ケーブルの一方の端を 2U ラック
マウントの背面にある Fibre Channel ポートに
接続します。 Fibre Channel ケーブルのもう一
方の端をホストに接続します。
d) 電源ケーブルを接続します。
警告:最大限の安定性を確保するため、装置ラックは製
造元の推奨に従って、ボルトで床にしっかりと固定
してください。
装置のラックにコンポーネントを取り付けたあとで、
スライド レール上のコンポーネントを 一度に複数
引き出すことは避けてください。 装置のラックがボ
ルトで床にしっかりと固定されていない場合に、引
き出した複数のコンポーネントの重量でラックが不
安定になって倒れ、装置の損傷や人身事故につなが
る危険性があります。
注:使用するテープ ドライブと同じ側にある 2U
ラックマウントのケーブルを接続してください。
図 2 SCSI の接続
図 3 Fibre Channel の接続
3 近くのアース付きコンセントに電源ケーブルを差し込み
ます。
4 前面パネルの電源ボタンを 1 秒間押し続けて、2U ラッ
クマウントの電源をオンにします。 緑の電源 LED が点
灯します。 図4
を参照してください。
4 電源ボタンとファンの LED
5 先に電源を切っておいたその他のデバイスすべてに電源
を入れます。
6 ホスト サーバーをオンにします。
注意:ファンの LED ( 前面パネルの左側の LED) が点灯
するのは、ファンに障害があることを示しています
( 図4
を参照 )。 この状態が発生していないことを
確認します。 ファンの LED が点灯している場合は、
Quantum (www.quantum.com
) まで連絡してください。
電源ケーブル
SCSI ター
ミネータ
SCSI
ケーブル
Fibre
Channel
ケーブル
電源ケーブル
ファンの障害 LED
電源ボタン
電源 LED
2U ラックマウント クイック スタート ガイド
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2U ラックマウントへのテープ ドライ
ブの装着
0
2 つ目のテープ ドライブを取り付けたり、保守のために取
り出したテープ ドライブを再装着するには、以下の手順に
従います。
1 前面パネルの電源ボタンを 3 秒間押し続けて、2U ラッ
クマウントの電源をオフにします。
2 2U ラックマウントの背面から電源ケーブルを外します。
3 2U ラックマウントを装置のラックからスライドさせて
取り出します。
4 上部カバーの蝶ねじを緩めます。 カバーを手前にスライ
ドさせてから上に引いて外します。 図5 を参照してく
ださい。
図 5 上部カバーの取り外し
5 2U ラックマウント外郭の隣りにあるテープ ドライブ側
面に蝶ねじ 2 本を取り付けます。 蝶ねじの位置につい
ては、図6
図7 を参照してください。
注意:この手順を開始する前に、2 U ラックマウントを
オフにし、電源から抜いておく必要があります。
注:予備の蝶ねじが 2U ラックマウント内に格納さ
れています ( 図6
を参照 )。 お使いのユニット
に適した種類を使用してください。SDLT 320
テープ ドライブには 6
-
32 ( シルバー )、その
他のテープ ドライブには M3 ( ) を使いま
す。
図 6 蝶ねじの一般的な位置
7 特定の蝶ねじの位置と種類
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予備の蝶ねじ
SDLT 320 (6-32)
LTO-3 (M3)
SDLT 600 (M3)
DLT-S4 (M3)
2U ラックマウント クイック スタート ガイド
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6 2U ラックマウント内のインターフェイス ケーブルと電
源ケーブルを見つけ、それらをテープ ドライブの背面
に接続します。お使いのテープ ドライブの手順に従っ
てください。
SDLT 320、SDLT 600、DLT-S4 の SCSI テープ ドラ
イブ ( 図8
図9図10 を参照 )
a) テープドライブの背面にある SCSI ID ピンから
すべてのジャンパを外します。
b) SDLT 320 と SDLT 600 のみ左端の SCSI ID ピ
ン 2 本にジャンパをはめます ( 図8
図9
参照 )。
c) DLT-S4 のみ:左端の SCSI ID ピン 2 本に
TERMPWR ジャンパをはめます。TERMPWR ジャン
パの右側のピン 2 本に SCSI ID 対応ジャンパを
はめます ( 図10
を参照 )。
d) 6 本の多色ワイヤが付いたラベルなしの 8 ピン
SCSI ID コネクタを、テープ ドライブの右端の
SCSI ID ピン 8 本に取り付けます。 茶色のワイ
ヤが右上のピンに接続していることを確認しま
す。
e) SCSI ケーブルを接続します。
f) 電源ケーブルを接続します。
g) SCSI デバイスにはそれぞれ固有の SCSI ID が必
要です。 必要に応じて SCSI ID を変更してくだ
さい。
注:SCSI ID を変更するときは、2U ラックマウ
ント前面の電源ボタンを使用して、ドライブの
電源をいったん切ってから入れ直す必要があり
ます。
SDLT 600 および DLT-S4 Fibre Channel テープ
ドライブ
( 図11
図12 を参照 )
a) Fibre Channel ケーブルから保護キャップを外
します。
b) テープ ドライブの背面にある Fibre Channel
ポートに保護プラグが付いていれば、それを外
します。
c) Fibre Channel ケーブルを Fibre Channel ポー
トに接続します。
d) 電源ケーブルを接続します。
LTO-3 テープ ドライブ ( 図13
を参照 )
a) SCSI ID ピンからすべてのジャンパを外します。
b) 茶色のワイヤが左上のピンに接続するように、
[LTO1/LTO2
-
L/LTO3] というラベルの SCSI ID
ケーブルを接続します。
c) SCSI ケーブルを接続します。
d) 電源ケーブルを接続します。
e) SCSI デバイスにはそれぞれ固有の SCSI ID が必
要です。 必要に応じて SCSI ID を変更してくだ
さい。
注:SCSI ID を変更するときは、2U ラックマウ
ント前面の電源ボタンを使用して、ドライブの
電源をいったん切ってから入れ直す必要があり
ます。
図 8 SDLT 320
図 9 SDLT 600 SCSI
ジャンパ
茶色のワイヤ
の位置
茶色のワイヤ
の位置
ジャンパ
2U ラックマウント クイック スタート ガイド
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図 10 DLT-S4 SCSI
11 SDLT 600 Fibre Channel
図 12 DLT-S4 Fibre Channel
茶色のワイヤ
の位置
SCSI ID 対応ジャンパ
TERMPWR ジャンパ
図 13 LTO -3
7 テープ ドライブを下げて 2U ラックマウントのスロッ
トに入れ、2U ラックマウントの外郭の穴に蝶ねじをス
ライドさせて入れます。 テープ ドライブを 2U ラック
マウントの奥まで挿入します。 図14 を参照してくださ
い。
図 14 2U ラックマウントへの
テープ ドライブの挿入
8 2U ラックマウント内郭の底の取り付け穴から蝶ねじを
2 本テープ ドライブに取り付けて、2U ラックマウント
にテープ ドライブを固定します。 図15
を参照してく
ださい。 正しい種類の蝶ねじを使用してください (
順 5 の「注」を参照 )。
茶色のワイヤの
位置

2U ラックマウント クイック スタート ガイド
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図 15 内郭からの蝶ねじの
取り付け
9 2U ラックマウントの上部カバーを元に戻して蝶ねじを
締めます。
10 2U ラックマウントを装置のラックに再び挿入します。
11 電源ケーブルを 2U ラックマウントの背面に再び接続し
ます。
12 前面パネルの電源ボタンを 1 秒間押し続けて、2U ラッ
クマウントの電源をオンにします。
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