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4. IT 制限
企業のファイヤーウォールが、PortaCount® マスクフィットテスタがコンピュータに接続できないようにしてい
る可能性があります。このような場合に装置を PC に接続するには、会社の IT 部門に連絡し、以下の手配
が必要です:
PortaCount® 8030 または 8038
8030 または 8038 PortaCount® マスクフィットテスタを使用している場合は、IT 部門で IP アドレスを使用
して、社内ネットワークにデバイスを追加する必要があります。これを行うには、スタンドアローンモードの
間に、装置の設定で PortaCount® マスクフィットテスタの IP アドレスを表示する必要があります。また、社
内ネットワークに PortaCount® マスクフィットテスタを追加するには、ポート 3602 を使用することが大切で
す。
PortaCount® 8040 または 8048
初期設定では、PortaCount®の「Respirator Fit Tester」設定は「VCOM(USB シリアルコネクション)」に設
定されています。ただし、接続するのに少しの間、PC のファイアウォールを切る必要があるかもしれませ
ん。これには、お客様の IT 部門のみが所有する可能性のある管理権を必要とします。「PortaCount 設定」
で接続後、PortaCount® マスクフィットテスタの接続設定を確認できます。
デイリーチェック失敗
PortaCount® マスクフィットテスタ のデイリーチェック機能は、ユニットが正しく動作しているか否か、および
フィットテストを実行するのに適しているか否かを判断するための簡単で迅速なテストです。環境条件は 1
日の経過中に変化する可能性があるため、昼休みや環境の変化が疑われる場合など、デイリーチェックを
繰り返してください。
環境条件チェック失敗
環境粒子テストに合格しない場合、これにはいくつかの理由があります。測定した粒子濃度が低すぎる場合は、
環境を調整する必要があります。TSI®の パーティクルジェネレータ 8026 などの粒子発生器などが使用できま
す。窓を数分間開けるだけで十分な場合もあります (例: 交通量の多い通りに近い建物内)。ただし、複数のフィッ
ト テストを実行する場合は、周囲の濃度に注意して、時間の経過とともに減少しすぎないようにしてください。
また、フィットテストを実施している部屋も確認してください。大きすぎる部屋や風通しの良い環境(エアコンや開い
た窓など)は避けてください。コンスタントな部屋の出入りを制限してください。
「デイリーチェック」で測定するパーティクルが少なすぎる場合は、他の理由が考えられます。そのため、次の
項目を順次確認し、各ステップの後にデイリーチェックを繰り返してください。
1. ツインチューブ
ツインチューブがよじれたり、挟まれたり、詰まったりしていないことを確認します。よじれ、挟み込み、詰まり
が完全に除去できない場合は、新しい Twin Tubeを使用してください
2. アルコールカートリッジ芯の取付け
アルコールカートリッジが PortaCount® マスクフィットテスタ に取り付けられていることを確認します。そうでな
い場合は、保護キャップを取り外し、アルコールカートリッジ(アルコールを完全に浸した状態)を機器に挿入し
ます。アルコールカートリッジが取り付けられていた場合は、カートリッジを取り外し、銀色のケースを引き出し
て、アルコールウィックが正しく取り付けられているかどうかを確認してください。(汚れているように見える場
合は交換してください)
3. 適切なアルコールの使用
純度 99.5%以上の試薬グレードのイソプロパノールのみが芯を浸すために使用されたことを確認しま
す。これを確実にするには、TSI®のイソプロパノール試薬グレード(商品番号 8016)を使用するのが最良
の方法です。
誤ったアルコールを使用した場合、またはイソプロパノールが長期間充填カプセル内にあった場合(周囲湿気
が入り込んでいる)は、充填カプセルを空にし、芯を新しいものと交換してください。古い芯を完全に乾燥させ、