7 ULTRA-G GI100 取扱説明書
アクティブ 型 DI ボックスは、入力側信号がアンプによりバッファがな
さ れ る た め 、こ の よ う な 制 限 を 受 け ま せ ん 。 ULTRA-G の入 力 側インピー
ダンスは非常に高い値を持つことから、DI ボックスをる信号の 伝 達
には何の影響をもおよぼしません。さらに ULTRA-G の出 力 側インピー
ダンスはバランス型で非常に低い値に設定されているため、信号がハ
ムやノイズの干渉を受けにくくなっています。このような方法により、
音 源のインピー ダンスは完全にミキサー のインピー ダンスとは 切り離
されるのです。
ULTRA-G に搭載されたトランスは、BEHRINGER 社が誇る OT-1。こ の ト ラ ン
スは歪みの無い、クリアーなサウンド、それに線形周波数特性を実現
し ま す 。さ ら に ULTRA-G では、お持ちのミキサーからのファントム電源
およびバッテリーによる電源供 給 が 可能となり、またこれらの切替え
は自動 的におこなわ れ ま す。
◊ DI
GI100 は、Jürgen Rath 氏の協力のもとに開発された切替可能スピーカ
ーシミュレーションをご提供します。これにより、4 x 12 イ ン チ ・ス ピ ー
カーボックスのサウンドをギター信号に与えることが可能となりまし
た。スピーカーやマイク録音をテープおよび PA に伝送する、典型的な
ギタースピーカーのサウンドを提 供するアナログ・スピーカーシミュレ
ーションが 80 年代中頃から出回っています。それ以来、各種機器など
による手間のない作 業を可能にする、インスタント・サウンドをシミュ
レーションから取り入れるこの技術への関心がますます高まってきて
います。Jürgen Rath 氏は過去にも他のメーカーと協力し、素晴らしいギ
タ ー 機 器 を 開 発 し ま し た 。雑 誌「 GITARRE & BASS」は彼のスピーカーシュ
ミレーションについて以下のように書いています。「バーチャルキャビ
ネットは 、貫 徹 的でパワー のあるかつ透 明な サウンド再生を可能とし
た本格的 4x12 イ ン チ ・シ ミ ュ レ ー シ ョ ン で す 。」( Michael Dommers, 8/97)