Hilti PMC 46 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti PMC 46 は、迅速かつ正確な墨だし、直角の写し、水平位置合わせ、整準の作業を一人で行うことができる自動整準機能付きのコンビレーザーです。 本体は 2 本のラインビーム (水平および垂直) と 5 本のポイントビーム (上、 下、 右、 左、 ライン交点) を照射します。 コンビレーザーは室内専用で、回転レーザーとしての使用はできません。屋外で本体を使用する場合は、周囲条件を室内と同じにしてください。地墨の天井への写し、間仕切り壁位置の墨だし、機器や設備の位置決め、矩手のチェックと写しなどの用途でご利用いただけます。

Hilti PMC 46 は、迅速かつ正確な墨だし、直角の写し、水平位置合わせ、整準の作業を一人で行うことができる自動整準機能付きのコンビレーザーです。 本体は 2 本のラインビーム (水平および垂直) と 5 本のポイントビーム (上、 下、 右、 左、 ライン交点) を照射します。 コンビレーザーは室内専用で、回転レーザーとしての使用はできません。屋外で本体を使用する場合は、周囲条件を室内と同じにしてください。地墨の天井への写し、間仕切り壁位置の墨だし、機器や設備の位置決め、矩手のチェックと写しなどの用途でご利用いただけます。

*410556*
410556
PMC 46
Bedienungsanleitung de
Operating instructions en
Mode d’emploi fr
Istruzioni d’uso it
Manual de instrucciones es
Manual de instruções pt
Gebruiksaanwijzing nl
Οδηγιες χρησεως el
ja
ko
cn
ar
Kulllanma Talimatı tr
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
1
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
2
3
4
56
7
8
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9
10
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5m
d
1
1
2
a
c
b
max. 3mm
d
1
d
3
d
2
4
3
5
a
c
b
max. 3mm
d
1
d
3
d
2
7
5
6
d
4
a
b
c
10m
d
0
3
2
1
d
1
d
2
d
0
6
5
7
11 12
13
14
15
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
T
2
T
1
P
o
s
.
2
P
o
s
.
1
2m
90˚
2,5m
2,5m
16
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
620-690nm/0.95mW max.
CLASS II LASER PRODUCT
LASER RADIATION - DO NOT
STARE INTO BEAM
CAUTION
オリジナル取扱説明書
PMC 46 コンビレーザー
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 82
2 製品の説明 83
3 アクセサリー 84
4 製品仕様 84
5 安全上の注意 85
6 ご使用前に 86
7 ご使用方法 86
8 手入れと保守 88
9 故障かな? と思った時 89
10 廃棄 89
11 本体に関するメーカー保証 90
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 90
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
PMC 46 コンビレーザーを指しています。
各部名称、 操作部/表示部名称 1
@
スイッチボタン
;
LED
=
振り子
%
取り外し可能な脚部
&
背面
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
略号
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
本体とバッ
テリーは一
般ごみと一
緒に廃棄し
ないでくだ
さい。
KCC‑REM-
HLT‑PMC46
本体に関して
身体をレーザー光線にさらさないでください
CFR 21 § 1040(FDA) に準拠したレーザーに関する警
告情報 (米国の場合)
ja
82
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本体に関して
レーザークラス 2(IEC/EN 60825‑1:2007 準拠)
機種名製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 これらのデータを御自身の取扱説明書にメモ書き
しておき、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してく
ださい。
機種名
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
PMC 46 は自動整準機能付きのコンビレーザーで、 迅速かつ正確な墨出し、 直角の写し、 水平位置合わせ、 整準
の作業を一人で行うことができます。 本体は 2 本のラインビーム (水平および垂直) 5 本のポイントビーム
(上、 下、 右、 左、 ライン交点) を照射します。 ラインビームと交点ビームの有効照射距離は約 10 m です。 他の
すべてのポイントビームの有効照射距離は約 30 m です。 有効照射距離は周囲の明るさによって異なります。
本体は室内専用で、 回転レーザーとしての使用はできません。
屋外で本体を使用する場合は、 周囲条件を室内と同じにしてください。 用途
間仕切り壁位置の墨出し (矩および立ち)
機器や設備の位置決め。
矩手のチェックと写し。
地墨の天井への写し。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください
本体および付属品の、 訓練作業者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
2.2 特徴
PMC 46 は全ての方向に約 5 ° 以内で自動整準します。
自動整準はわずか 3 秒ほどで行われます。
自動整準の範囲を超える場合、 コンビレーザーは 「整準範囲外」 の警告信号を発します (レーザービームが点滅)
PMC 46 は操作がしやすく使い方も簡単で、 耐衝撃性のプラスチックハウジングを使用しています。 また、 コンパ
クトで軽量なので、 持ち運びも容易です。
本体は PMA 31 レーザーレシーバーと組み合わせてご使用できます。
標準モードのときに本体が何も操作されないで 15 分が経過すると、 本体は自動的にオフになります。 連続動作モー
ドに切り換えるにはスイッチボタンを 4 秒間押します。
2.3 コンビレーザーの構成品 (カートン梱包内)
1 コンビレーザー
1 布バッグ
4電
1 取扱説明書
1 製造証明書
2.4 コンビレーザーの構成品 (本体ケース内)
1 コンビレーザー
1 布バッグ
4電
1 取扱説明書
1 ユニバーサルアダプター
1 製造証明書
1三
ja
83
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
2.5 作動モードの表示
LED
LED が点灯しない。
電源がオフになっている。
LED が点灯しない。 電池残量がない。
LED が点灯しない。
電池が間違ってセットされている。
LED が連続点灯。
レーザービームがオン。 本体が作動中。
LED 10 秒毎に 2 回点滅。
電池残量が少なくなっている。
LED が点滅。
本体の温度が 50 °C(122 °F) より高
い、 または- 10 °C(14 °F) より低い
(レーザービームは点灯しない)
レーザービーム レーザービームが 10 毎に
2 回点滅。
電池残量が少なくなっている。
レーザービームが早く点滅。 体が自動整準されない。(5 ° の自動
整準範囲外)
レーザービームが 2 秒毎に点
滅。
本体の自動整準が不可能(あるいは「傾
斜ライン」 作動モード)
3 アクセサリー
名称 略号 製品の説明
三脚
PMA 20
ターゲット板
PMA 54/55
ターゲット板
PRA 50/51
レーザーレシーバー
PMA 31
マグネットブラケット
PMA 74
伸縮サポート
PUA 10
フレームクランプ
PMA 25
ユニバーサルアダプター
PMA 78
ヒルティ本体ケース
PMC 46
レーザーゴーグル
PUA 60
レーザーゴーグルはレーザー照射か
ら目を守る保護メガネではありませ
ん。 見える色が制限されますので、
このメガネをかけたままで自動車の運
転をしないでください。 本機の作
業にのみ使用してください。
4製
技術データは予告なく変更されることがあります。
ポイントレーザーの有効照射距離
30 m (98 フィート)
ラインビームおよび交点ビームの有効照射距離
10 m (30 フィート)
精度
1
10 m ± 2 mm(33 フィートで ±0.08 インチ)
自動整準時間
3s
レーザークラス クラ 2、 視、 635 nm ±10 nmIEC/EN 60825-
1:2007) クラス II(CFR 21 §1040(FDA)
1
激しい温度変動、 湿度、 衝撃、 転倒などが精度に影響を及ぼす可能性があります。 特に指示のない場合には 本体は標準環境
条件 (MIL-STD-810F) において調整または校正されています。
ja
84
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
ビーム直径
5m<4mm
距離 20 m < 16 mm
ライン厚
5m<2.2mm
自動整準範囲 ± 5 °(標準)
自動カットオフ
作動までの時間 15 min
動作状態表示
LED とレーザービーム
電源
3 アルカリ乾電池、 アルカリ乾電池 4
連続動作時間 (2 本のポイントビームと 1 本のライン
ビーム)
アルカリ電池 2,500 mAh、 温度 +25°C (+ 77 °F)20 h
(標準)
動作温度
Min. -10°C / Max. +50°C (+ 14 ... 122 °F)
保管温度
Min. -25°C / Max. +63°C (- 13 ... 145 °F)
防塵、 防滴構造 (電池収納部を除く) IP 54(IEC 60529 準拠)
三脚取付ネジ (本体)
UNC¹⁄₄"
三脚取付ネジ (脚部)
BSW 5/8 "UNC¹⁄₄"
重量
脚部を含み、バッテリーを含まず:0.413 kg ( 0.911 lbs)
寸法
脚部を含む 140 mm X 73 mm X 107 mm
脚部を含まず 96 mm X 65 mm X 107 mm
1
激しい温度変動、 湿度、 衝撃、 転倒などが精度に影響を及ぼす可能性があります。 特に指示のない場合には 本体は標準環境
条件 (MIL-STD-810F) において調整または校正されています。
5 安全上の注意
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、
下記事項を必ず守ってください。
5.1 一般的な安全対策
a) 本体を使用する前には必ず精度を点検してくださ
い。
b) 本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤
使用、 あるいは規定外使用は危険です。
c) けがの可能性を防ぐため、 ヒルティ純正の付属品、
アクセサリーのみを使用してください。
d) 本体の加工や改造は許されません。
e) 取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に
関する事項に留意してご使用ください。
f) 安全機構を無効にしたり 注意事項や警告事項のス
テッカーをはがしたりしないでください。
g) 体を子供の手の届かない所に置いてください。
h) 周囲状況を考慮してください。 本体を雨、 雪にさ
らさないでください。 また本体が湿った状態あるい
は濡れた状態で使用しないでください。 火災や爆発
の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないで
ください。
i) ご使用前に本体をチェックしてください。 本体に損
傷のある場合は、 ヒルティサービスセンターに修理
を依頼してください。
j) もし本体が落下やその他の機械的な圧力を受けた場
合は、 本体の作動と精度をチェックしてください。
k) 極度に低温の場所から高温の場所に移す場合、 ある
いはその逆の場合は、 本体温度が周囲温度と同じに
なるまで待ってから使用してください。
l) アダプターを使用するときは、 本体がしっかりネジ
込まれていることを確認してください。
m) 不正確な測定を避けるために レーザー光線の照射
窓は常にきれいにしておいてください。
n) 本体は現場仕様に設計されていますが、 他の光学お
よび電子機器 (双眼鏡、 眼鏡、 カメラなど) と同
様、 取り扱いには注意してください。
o) 本体は防湿になっていますが、 本体ケースに入れる
前に必ず水気を拭き取り、 乾いた状態で保管してく
ださい。
p) 使用中に測定精度を何度か点検してください。
5.2 作業場の安全確保
a) 測定場所の安全を確保し、 本体を設置するときは、
レーザー光線が他人や自分に向いていないことを
確かめてください。
b) 梯子や足場の上で作業を行うときは、 不安定な態
勢にならないように注意してください。 足元を確か
にし、 常にバランスを保ちながら作業してくださ
い。
c) ガラスや透明な物質を通して測った場合は、 正確な
値が得られない可能性があります。
d) 本体は振動のないしっかりとした土台の上に据え
付けてください。
e) 本体は必ず決められた使用制限内で使用してくださ
い。
f) 作業場で複数のレーザーを使用している場合は、
ご自分の使用している本体に対するレーザービーム
を他のレーザービームと取り違えないように注意し
てください。
g) 磁石は照射精度に影響を及ぼすことが考えられま
すので、 付近に磁石がないようにしてください。
ja
85
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
ヒルティユニバーサルアダプターが照射精度に影響
を及ぼすことはありません。
h) レーザーレシーバーを使用しての作業の際は、 レー
ザービームに対してレーザーレシーバーを厳密に垂
直に保持してください。
i) 本体を医療機器の近くで使用してはなりません。
5.3 電磁波適合性
注意事項
韓国のみこの機器は、 住宅区域で発生する電磁波に
適したものです (クラス B) 基本的に住宅区域での使
用を想定していますが、 他の区域で使用することも可
能です。
本体は厳しい規則に適合するように設計されています
が、 強い電磁波の照射により障害を受けて、 機能異常
が発生する恐れがあります。 以上のような状況下で測
定を行う場合は、 読取り値が惑わされていないかチェッ
クしてください。 また他の装置 (航空機の航法システ
ムなど) に影響を及ぼす可能性もあります。
5.4 レーザークラス 2 /クラス II の本体のレーザー
分類
本体は IEC 60825-1:2007 / EN 60825-1:2007 に準拠す
るレーザークラス 2 および CFR 21 § 1040(FDA)
に準拠するクラス II に準じています。 体の使用にあ
たっては特別な保護装置は必要ありません。 万一レー
ザー光線を少しでも覗き込んでしまった場合、 まぶた
が反射的に閉じることにより目を保護します。 この反射
動作は、 薬、 アルコール、 薬品によって影響を受けま
すのでご注意ください。 さらに、 太陽光線と同様、
源を直接覗き込むようなことは避けてください。 レー
ザービームを他の人に向けないでください。
5.5 電気的な危険
a) 搬送時は、 絶縁して電池を取り外してください。
b) 環境汚染を防止するために、 本体は各国の該当基
準にしたがって廃棄してください。 ご不明な点は
メーカーへお問い合わせください。
c) 電池は子供の手の届かないところに置いてくださ
い。
d) 電池を過熱させたり、 火気にさらさないでくださ
い。 電池が破裂するか、 あるいは有毒物質を発
生する恐れがあります。
e) 電池を充電しないでください。
f) 電池を本体にはんだ付けしないでください。
g) 電池の接点をショートさせないでください。 過熱し
て液もれを起こすことがあります。
h) 電池を分解したり、 過度に機械的な力を加えたりし
ないでください。
i) 損傷した電池は使用しないでください。
j) 古い電池と新しい電池を混ぜないでください。 メー
カーの違う電池や種類の違う電池を混ぜないでくだ
さい。
5.6 バッテリー液
バッテリー/バッテリーパックの使用が正しくないと、
液漏れが発生することがあります。 その場合、 漏れた
液には触れないでください。 もしも触れてしまった場
合は、 水で洗い流してください。 液体が眼に入った場
合は、 水で洗い流してから医師の診察を受けてくださ
い。 流出したバッテリー液により、 皮膚が刺激を受け
たり火傷を負う恐れがあります。
6 ご使用前に
6.1 電池の挿入 2
危険
必ず新品の電池を使用してください。
1. 本体から脚部を取り外します。
2. 電池収納部を開きます。
3. パッケージから電池を取り出し、 直接本体に挿
入します。
注意事項本体には必ずヒルティ推奨の電池を使用し
てください。
4. 装置の下側に記載された注意事項に従って、 プラ
スとマイナスが正しく合っているかをチェックして
ください。
5. 電池収納部を閉じます。 電池収納部が正しくロッ
クされていることを確認してください。
6. 必要に応じて脚部を再度本体に取り付けます
7 ご使用方法
注意事項
照射精度を最高レベルまで高めるには、 ラインビーム
を垂直で平坦な面上に照射します。 その際は本体を平
面に対して 90 ° になるように合わせます。
7.1 ご使用方法
7.1.1 レーザービームの設定
スイッチボタンを 1 回押します。
7.1.2 本体/レーザービームのオフ
スイッチボタンを 1 3 回押して どの作動モードか
で押す回数が違います) レーザーをオフ、 LED を消
灯させます。
ja
86
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
R = x (2)
30
RH [ft]
(d1 + d2) [inch]
4
R = x (1)
10
RH [m]
(d1 + d2) [mm]
4
注意事項
本体を操作せず約 15 分が経過すると、 自動的に電源
フになります。
7.1.3 自動電源オフ機能の停止
レーザービームが 3 回点滅するまでスイッチボタンを押
し続けます (約 4 秒)
注意事項
スイッチボタンを押すあるいは電池残量がなくなると本
体の電源はオフになります。
7.1.4 傾斜ライン機能
1. 背面を下にして本体を横に置きます。
本体は整準されません。
本体は 2 秒毎に点滅します。
7.1.5 PMA 31 レーザーレシーバーとの併用
詳しい情報は PMA 31 の取扱説明書を参照してくださ
い。
7.2 作業例
7.2.1 高さの写 3
7.2.2 間仕切り用ランナーの設置 4
7.2.3 配管の位置決め 5
7.2.4 ヒーターエレメントの位置決め 6
7.2.5 ドアおよび窓フレームの位置決め 7
7.2.6 照明機具の設置 8
7.3 点検
7.3.1 鉛直ポイントのチェック 9
1. 高さ 5 10 m の空間 (吹抜けのある室内など)
の床面に十字マークを付けます。
2. 本体を水平な面に設置します。
3. 本体のスイッチをオンにします。
4. 本体の地墨ポイントを十字マークの中心にあわせま
す。
5. 鉛直ビームの位置を天井にケガきます。 あらかじ
め天井に紙を一枚貼り付けておいてください。
6. 地墨ポイントを十字マークに合わせたまま本体を
90 ° 回します。
注意事項地墨ポイントビームを基準点の中心に合わ
せてください。
7. 鉛直ビームの位置を天井にケガきます。
8. この作業を、 180 ° 270 ° の角度で繰り返しま
す。
注意事項上記の結果マークした 4 つの点の対角線
d1(1 3) d2(2 4) の交点は正確な鉛直ポ
イントを示します。
9. 7.3.1.1 にしたがって照射精度を計算してくださ
い。
7.3.1.1 照射精度の計算
この計算式 (RH = 部屋の高さ) による結果 (R)
「10 m 当たりの照射精度 (mm) を示します (計算式
(1) 計算結果 (R) は、 本体の製品仕様の範囲内に
ならなければなりません (10 m 当たり 3 mm 以内)
7.3.2 前方レーザービームの整準のチェック 
1. 本体を水平面に、 部屋の一方の壁 (A) ら約
20 cm 離して置きます レーザービームを壁(A)
に照射します。
2. レーザービームの交点を壁 (A) にマークします。
3. 本体を 180 ° 回し、 レーザービームの交点を反対
側の壁 (B) にマークします。
4. 本体を水平面に、 (B) から約 20 cm 離して
置きます。 レーザービームを壁 (B) に照射しま
す。
5. レーザービームの交点を壁 (B にマークします。
6. 本体を 180 ° 回し、 レーザービームの交点を反対
側の壁 (A) にマークします。
7. 1 4 間の垂直距離 d1、 および 2 3 間の垂直
距離 d2 を測定します。
8. d1 d2 の中点にマークを付けます。
基準ポイント 1 3 が中点の異なる側にある場
合、 d1 から d2 を引きます。
基準ポイント 1 3 が中点の同じ側にある場合、
d1 d2 を加えます。
9. その計算結果を部屋の長さの 2 倍の値で割ります。
許容誤差は 10 m 当たり 3 mm です。
7.3.3 側方ビームの整準のチェック 
2 本の矩方向ビームのそれぞれで、 7.3.2 に記載した手
順を繰り返し、 照射精度を計算してください。
7.3.4 直角 (水平) のチェック   
1. 壁面から約 5 m 離れた空間中央部で地墨ポイント
を基準点の中心に合わせて本体を設置し、 最初の
ターゲット板 a の垂直ラインが垂直レーザーライ
ンの中心に正確に当たるようにします。
2. 次のターゲット板 b または厚紙をおよそ中央
に固定します。 そこに右矩方向ビームのポイント
(d1) をケガきます。
3. 本体を、 上から見て正確に時計回りに 90 ° 回しま
す。 地墨ポイントを基準点の中心に合わせ、 左矩
方向ビームの中心がターゲット板 a の垂直ライン
に正確に当たるようにします。
4. 右矩方向ビームのポイント (d2) をターゲット板
c にケガきます。
5. レーザービームのポイント (d3) をターゲット板
  b /厚紙 (手順 7 にケガきます。
注意事項d1 d3 間の水平距離の許容値は、 測定
距離 5 m 3 mm 以下です。
ja
87
Printed: 11.04.2016 | Doc-Nr: PUB / 5071426 / 000 / 03
6. 本体を、 上から見て正確に時計回りに 180 ° 回し
ます。 地墨ポイントを基準点の中心に合わせ、
右矩方向ビームの中心が最初のターゲット板 a
の垂直ラインに正確に当たるようにします。
7. 続いて左矩方向ビームのポイント (d4) をター
ゲット板 c にケガきます。
注意事項d2 d4 間の水平距離の許容値は、 測定
距離 5 m 3 mm 以下です。
注意事項d3 d1 の右にある場合、 水平距離
d1-d3 d2-d4 の合計は、 測定距離が 5 m の場
合最大で 3 mm まで許容されます。
注意事項d3 d1 の左にある場合、 水平距離
d1-d3 d2-d4 間の差は、 測定距離が 5 m の場合
最大で 3 mm まで許容されます。
7.3.5 水平ラインの曲がりのチェック  
1. 本体を、 さが 10 m 以上の室内の角部に設置し
ます。
注意事項床面は凹凸がなく水平でなければなりませ
ん。
2. すべてのレーザービームをオンにします。
3. ターゲット板を本体から最低 10 m 離して固定
し、 レーザービームの交点がターゲット板の中心
(d0) にくるようにし、 ターゲット板の垂直ライ
ンに鉛直ビームの中心を正確に合わせます。
4. 床に基準点とともに地墨ポイントの中心をケガきま
す。
5. 本体を、 上から見て時計回りに 45 ° 回します。
地墨ポイントビームを基準点の中心に合わせてくだ
さい。
6. 水平ラインがターゲット板の垂直ラインと交わる点
(d1) ターゲット板上にケガきます。
7. 本体を、 反時計回りに 90° 回します 地墨ポイン
トビームを基準点の中心に合わせてください
8. 水平ラインがターゲット板の垂直ラインと交わる点
(d2) をターゲット板上にケガきます。
9. 以下の垂直距離を測定しますd0-d1、 d0-d2、
d1-d2。
注意事項垂直距離の最大許容値は、 測定距離 10 m
5 mm 以下です。
7.3.6 垂直ラインのチェック 
1. 本体を 2 m の高さのところに設置します。
2. 本体のスイッチをオンにします。
3. 本体から 2.5 m 離れた同じ高さ(2 m)の位置に最
初のターゲット板 T1(垂直) を置いて垂直レー
ザービームがターゲット板に当たるようにし、
の位置にケガきます。
4. 続いて 2 枚目のターゲット板 T2 を最初のターゲッ
ト板の 2 m 下方に置いて垂直レーザービームが
ターゲット板に当たるようにし、 この位置にケガ
きます。
5. 試験構造部に対して反対側 (鏡像) にあたる位
2 を、 床面上のレーザーラインの本体から 5 m
離れた位置にケガきます。
6. 続いて本体を今ケガいた床面上の位置 2 に設置し
ます。 レーザービームとターゲット板 T1 および
T2 との位置を調整し、 ビームがターゲット板の中
心線近くに当たるようにします。
7. 各ターゲット板の間隔 D1 および D2 を確認し、
距離 (D = D1 - D2) を求めます。
注意事項ターゲット板は互いに平行位置にあり同一
の立ちにあることを確認してください。(水平精度
は測定エラーの原因となることがあります)
距離 D 3 mm を超える場合、 本体をヒルティ
サービスセンターで調整する必要があります
8 手入れと保守
8.1 清掃および乾燥
1. レンズの埃は吹き飛ばしてください。
2. 指でガラス部分に触れないでください。
3. 必ず汚れていない柔らかい布で清掃してくださ
い。 必要に応じてアルコールまたは少量の水で
湿してください。
注意事項プラスチック部分をいためる可能性があり
ますので、 他の液体は使用しないでください。
4. 本体を保管する場合は、保管温度を確認してくださ
い。 特に車内に保管する場合、 冬や夏の本体温度
に注意してください (‑ 25 °C + 63 °C(- 13
145 °F)
8.2 保管
本体が濡れた場合はケースに入れないでください。
体、 本体ケース、 アクセサリーは清掃し、 乾燥させ
る必要があります (最高 63 °C/ 145 °F) 本体は完
全に乾燥した状態で本体ケースに収納し、 乾燥した場所
で保管してください。
長期間保管した後や搬送後は、 使用前に本体の精度を
チェックしてください。
本体を長期間使用しない時は、 電池を抜き取ってくださ
い。 電池から流れ出た液体で、 本体に損傷を与える可
能性があります。
8.3 搬送
搬送や出荷の際は、 本体をヒルティの本体ケースか同等
の質のものに入れてください。
危険
搬送時は必ず電池/バッテリーパックを抜き取ってくだ
さい。
8.4 ヒルティ校正サービス
各種の規則に従った信頼性を保証するためには、 本体
の定期点検を第三者の校正機関に依頼されることをお
勧めします。
ヒルティ校正サービスはいつでもご利用できますが、
少なくとも年に一回のご利用をお勧めします
ヒルティ校正サービスでは、 本体が点検日の時点で、
取扱説明書に記載されている製品仕様を満たしているこ
とが証明されます。
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本体が仕様範囲にない場合は、 再調整します。 調整
と点検の終了後調整済みステッカーを貼って、 本体が
メーカー仕様を満たしていることを証明書に記載しま
す。
校正証明書は ISO 900X を認証取得した企業には、
ず必要なものです。
詳しくは、 弊社営業担当またはヒルティ代理店販売
店にご連絡ください。
9 故障かな? と思った時
症状
考えられる原因 処置
電源が入らない。
電池が空。 電池を交換する。
電池の極性を間違っている。
電池を正しくセットする。
電池収納部が閉まっていない。 電池収納部を閉じる。
本体または選択ボタンの故障。 ヒルティサービスセンターに修理を依
頼する。
各レーザービームが作動しな
い。
レーザー光源またはレーザー制御の故
障。
ヒルティサービスセンターに修理を依
頼する。
電源は入るが、 レーザービーム
が出射されない。
レーザー光源またはレーザー制御の故
障。
ヒルティサービスセンターに修理を依
頼する。
温度が高すぎる、 または低すぎる
本体を冷ます、 または暖める
自動整準が作動しない。 本体が傾いて設置されている。 本体を水平に設置する。
傾斜センサーの故障。
ヒルティサービスセンターに修理を依
頼する。
10 廃棄
警告事項
機器を不適切に廃棄すると、 以下のような問題が発生する恐れがあります。
プラスチック部品を燃やすと毒性のガスが発生し、 人体に悪影響を及ぼすことがあります。
電池は損傷したりあるいは激しく加熱されると爆発し、 毒害、 火傷、 腐食または環境汚染の危険があります。
廃棄について十分な注意を払わないと、 権限のない者が装備を誤った方法で使用する可能性があります。 このよう
な場合、 ご自身または第三者が重傷を負ったり環境を汚染する危険があります。
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 本体や古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具
は一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
バッテリーは、 国の規制に従って廃棄してください。
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11 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
12 EU 規格の準拠証明(原本
名称
コンビレーザー
機種名
PMC 46
設計年
2009
この製品は以下の基準と標準規格に適合していること
を保証します:2016 4 19 日まで:2004/108/EG、
2016 4 20 以降2014/30/EU、 2011/65/EU、
EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Edward Przybylowicz
Head of BA Quality and Process
Management
Head of BU Measuring Systems
Business Area Electric Tools &
Accessories
BU Measuring Systems
06/2015 06/2015
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
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*410556*
410556
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423/234 21 11
Fax: +423/234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
Pos. 1 | 20151223
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Hilti PMC 46 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti PMC 46 は、迅速かつ正確な墨だし、直角の写し、水平位置合わせ、整準の作業を一人で行うことができる自動整準機能付きのコンビレーザーです。 本体は 2 本のラインビーム (水平および垂直) と 5 本のポイントビーム (上、 下、 右、 左、 ライン交点) を照射します。 コンビレーザーは室内専用で、回転レーザーとしての使用はできません。屋外で本体を使用する場合は、周囲条件を室内と同じにしてください。地墨の天井への写し、間仕切り壁位置の墨だし、機器や設備の位置決め、矩手のチェックと写しなどの用途でご利用いただけます。