7 ご使用方法
注意事項
精度を最高レベルまで高めるには、 ラインビームを鉛
直で平坦な面上に照射します。 その際は本体を平面に
対して 90 ° になるように合わせます。
7.1 ご使用方法
7.1.1 レーザービームをオンにする
1. 振り子をロック解除します。
2. 希望のモードが設定されるまで、 ON/OFF ボタン
を 1 回あるいは数回押します。
注意事項ON/OFF ボタンを 5 秒以内に押すと、 そ
の都度本体のモードは下記の順序で交互に切り替わ
ります。
水平レーザーライン
鉛直レーザーライン
鉛直および水平レーザーライン
7.1.2 本体/レーザービームのオフ
レーザーがオフになり LED が消灯するまで ON/OFF ボ
タンを押します。
注意事項
- ON/OFF ボタンが 5 秒以上操作されていなかった場
合、 本体をオフにすることができます。
- 本体を操作せず約 1 時間が経過すると、 自動的に電
源オフになります。
7.1.3 自動オフを非作動にする
レーザービームが 5 回点滅するまで ON/OFF ボタンを
押し続けます (約 4 秒)。
注意事項
ON/OFF ボタンを押すか、 あるいは電池残量がなくな
ると本体の電源はオフになります。
7.1.4 傾斜ライン機能
振り子をロックします。
本体は整準されません。
レーザービームは 2 秒周期で点滅します。
7.1.5 PMA 31 レーザーレシーバーとの併用
詳しい情報は PMA 31 の取扱説明書を参照してくださ
い。
7.2 作業例
7.2.1 高さの写し 3
7.2.2 吊り天井の位置決め 4
7.2.3 配管の鉛直方向の位置決め 5
7.2.4 ヒーターエレメントの位置決め 6
7.2.5 ドアおよび窓フレームの位置決め 7
7.3 点検
7.3.1 水平レーザービームの整準のチェック 8
1. 本体を水平面に、 部屋の一方の壁 (A) から約
20 cm 離して置きます。 レーザービームを壁(A)
に照射します。
2. レーザービームの交点を壁 (A) にケガきます
(1)。
3. 本体を 180 ° 回し、 レーザービームの交点を反対
側の壁 (B) にケガきます (2)。
4. 本体を水平面に、 壁 (B) から約 20 cm 離して
置きます。 レーザービームを壁 (B) に照射しま
す。
5. レーザービームの交点を壁 (B) にケガきます
(3)。
6. 本体を 180 ° 回し、 レーザービームの交点を反対
側の壁 (A) にケガきます (4)。
7. (1) と (4) 間の距離 d1、 および (2) と (3)
間の距離 d2 を測定します。
8. d1 と d2 の中点をケガきます。
基準ポイント 1 と 3 が中点の異なる側にある場
合、 d1 から d2 を引きます。
基準ポイント 1 と 3 が中点の同じ側にある場合、
d1 と d2 を加えます。
9. その計算結果を部屋の長さの 2 倍の値で割ります。
最大許容誤差は 3 mm です。
7.3.2 水平ラインの照射精度のチェック 9
1. 本体を、 長さが 10 m 以上の室内の端部に設置し
ます。
注意事項床面は凹凸がなく水平でなければなりませ
ん。
2. すべてのレーザービームをオンにします。
3. ターゲット板を本体から最低 10 m 離して固定
し、 レーザービームの交点がターゲット板の中心
(d0) に来るようにし、ターゲット板の鉛直ライン
に鉛直レーザービームの中心を正確に合わせます。
4. 本体を、 上から見て時計回りに 45 ° 回します。
5. 水平レーザーラインがターゲット板の鉛直ラインと
交わる点 (d1) をターゲット板上にケガきます。
6. 本体を、 反時計回りに 90° 回します。 基準ポイン
トは基準十字の中心に留まらなければなりません。
7. 水平レーザーラインがターゲット板の鉛直ラインと
交わる点 (d2) をターゲット板上にケガきます。
8. 以下の鉛直距離を測定します: d0-d1、 d0-d2、
d1-d2。
注意事項鉛直距離の最大許容値は、 測定距離 10 m
で 5 mm 以下です。
7.3.3 鉛直ラインのチェック
1. 本体を 2 m の高さのところに設置します。
2. 本体のスイッチをオンにします。
ja
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Printed: 08.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130722 / 000 / 01