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サーバー管理インターフェース
日 本 語マニュアル
導入
サーバー管理インターフェースは、Listen EVERYWHEREのサーバーのファームウェアでホスティングされたウェブアプリ
ケーションで、ネットワーク管理者がサーバーのネットワーク設定を管理するのに用います。
サーバー管理インターフェースには、一般的なWindows PCまたはAppleのブラウザー、例えばMicrosoft Edge、Mozilla
Firefox、Google Chrome、Opera、またはApple Safari、もしくはほとんどのモバイル端末のブラウザーからアクセスでき
ます。
サーバー管理機能
Listen EVERYWHEREのサーバーは、デフォルトでDHCPクライアントとして設定されています。そのため、接続先のネット
ワークから、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、ドメイン名サーバー（DNS）アドレス、およびその他の関連する設定パ
ラメー ター を取 得 します。このデフォルトの ネットワー ク 設 定 は 、ほとんどのネットワー クでの 利 用 に 適しています。しかし 、サ ー
バーにローカルネットワークのIPv4ネットワーク設定を適用する方が好ましい場合、サーバー管理インターフェースを用いて
固定IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ、もしくは単一または複数のDNSサーバーを指定することもできます。
また、サーバー管理インターフェースでは、サーバーにDHCPサーバー機能を設定することもできます。これは、既存のルータ
ーおよびDHCPサーバーが利用可能ではない状況で音声のストリーミングのみを目的としてスタンドアローンネットワークを
作成する場合に役立ちます。DHCPサーバーとして設定された場合、サーバーは接続された全ての端末に対して、IPアドレスと
リース時間を割り当てます。
サーバー管理インターフェースでは、以下のパラメーターの設定が可能です。
• インターネットプロトコルバージョン4（TCP/IPv4）の設定の閲覧/編集
- IPアドレスを自動（DHCP）で割り当てるか固定で割り当てるか
- I Pアドレス
- ネットマスク
- ゲートウェイ
- DNSサーバー
• 動的ホスト構成プロトコルバージョン4（DHCPv4）の設定の閲覧/編集
- DHCPサーバーの有効化/無効化
- I Pアドレスの開 始アドレス
- I Pアドレスの終了アドレス
- リース時 間
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サーバー管理インターフェース
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ステップ 1
施設のサーバーの設定
Listen EVERYWHEREのサーバーを、添付の説明書に従って設定してください。サーバーを、Listen
EVERYWHEREのWi-Fi音声ストリーミングに使用するローカルエリアネットワークに接続してください。サーバーが
動作しているか、Listen EVERYWHEREアプリがインストールされたモバイル端末を使って確認してください。サーバ
ーの下部パネルに印字されているサーバーIDとパスコードを書き留めてください。
設置、ネットワーク、およびWi-Fiに関するヒントは、Listen EVERYWHEREネットワーク設定技術ノートに記載されて
います。
https://www.listentech.com/support/manuals/
ステップ 2
ログイン
サーバー管理インターフェースにログインする方法は2つあります。方法1では、サーバーのIDを用います。方法2では、
サーバー のI Pアドレスを用います。
パスワード
図1 : サーバーIDとパスコードが印字されているサーバーの下部パネル
サーバーID
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サーバー管理インターフェース
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方法1
サーバーのIDを用いたログイン（推奨）
サーバーと同じネットワークに接続されたコンピューターまたはモバイル端末で、お好きなウェブブラウザーを立ち上げて、ブ
ラウザーのアドレスバーに以下を入力してください。
http://<サーバーID>.<ドメイン>/admin
<サーバーID>は、サーバーの下部パネルに記載されているIDで、「AEL」から始まりハイフンが含まれています。<ドメイン>はネ
ットワークのドメイン名で、一般的には「local」または「localhost」となります。
括弧< >は含めないでください。ただし、サーバーIDとドメインの間のピリオド/ドットは必要です。図1のサーバーIDを用いた例
は以 下の通りです。
例： http://AEL6-XXXX-XXXX-XXXX.local/admin
数秒後、サーバーから応答があり、ログイン画面（図2A）が表示されます。ユーザー名には「admin」と入力し、パスワードには
サーバーのパスコードを入力してください（図2B）。
方法2
サーバーのIPアドレスを用いたログイン
デフォルトでは、サーバーはネットワークのDHCPサーバーからIPアドレスを取得します。このIPアドレスを確認するには、ネッ
トワーク上のルーターまたはその他のDHCPサーバーにログインし、「AEL」から始まるサーバーIDとホスト名を目印に、サー
バー を 探 してください 。
もしくは、ネットワークスキャンツールを用いてIPアドレスを確認することもできます。サーバーは、サーバーID/ホスト名が
「AEL」で始まり、MACベンダーはWIBRAINです。IPアドレスの確認には、以下のようなネットワークスキャンツールが使え
ます。
• Net Analyzer（AndroidまたはiOS）
• Fing（AndroidまたはiOS）
• Advanced IP Scanner（Windows）
• Bonjour（macOS）
• Avahi（Linux OS）
サーバーのIPアドレスが確認できたら、サーバーと同じネットワークに接続されたコンピューターまたはモバイル端末で、お好
きなウェブブラウザーを立ち上げて、ブラウザーのアドレスバーに以下を入力してください（括弧< >は含めないでください）
http://<サーバーのIPアドレス>/admin
例 : http://192.168.1.110/admin
数秒後、サーバーから応答があり、ログイン画面（図2A）が表示されます。ユーザー名には「admin」と入力し、パスコードには
サーバーのパスコードを入力してください（図2B）。
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サーバー管理インターフェース
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図2A : サーバー管理ロ
グイン画面
図2B: ユーザー名には
「admin」と入力し、パスワ
ードにはサーバーのパスコ
ードを入力してください。
ステップ 3
ネットワーク設定の閲覧
ログインに成功すると、初期画面（図3A）が表示されます。「ネットワーク接続」をクリックすると、現在のサーバーのネット
ワーク設定を閲覧できます（図3B）。「ホーム」をクリックすることで、いつでも初期画面に戻ることができます。
図3A : サーバー管理初期画面
図3B : ネットワーク接続画面
ネットワーク接続画面では、次の情報が表示されます（図3B）。
• 端末ID : 最初の部分は、Listen EVERYWHEREサーバーのEthernetインターフェースのポート番号を表します（Ethernetポー
ト0）。2つ目の部分は、使用されているインターネットプロトコルバージョン4（IPv4）を表します。端末IDは読み取りのみが可能で、
変更はできません。
• ハードウェアアドレス : サーバーの固有Ethernet/MACアドレス。変更はできません。サーバーの下部にも印字されています。
• IPv4アドレス : サーバーの現在のIPアドレス。一般的にはネットワーク上のDHCPサーバーが割り当てます。IPv4は「IPv4設定を
編集」をクリックすると変更できます。
• ネットマスク : サーバーの現在のネットマスク。一般的にはネットワーク上のDHCPサーバーが割り当て、ネットワークの作成と管
理に用いられます。ネットマスクは「IPv4設定を編集」をクリックすると変更できます。
• ゲートウェイ : インターネットに送 信されるトラフィックなど、他 のネットワークに送 信される全てのトラフィックのI Pアドレスとセン
トラルノード。一般的にはネットワーク上のDHCPサーバーが割り当てます。ゲートウェイは「IPv4設定を編集」をクリックすると変
更できます。
• DNSサーバー : ドメイン名をインターネットIPアドレスに変換するのに用いられるDNSサーバーの単一または複数のIPアドレス。
一般的にはネットワーク上のDHCPサーバーが割り当てられますが、「IPv4設定を編集」をクリックすると変更できます。
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サーバー管理インターフェース
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ステップ 4
ネットワーク設定の編集
ローカルネットワークのIPv4を設定するには、画面左の「IPv4設定を編集」ボタンをクリックしてください。サーバー管理インターフェ
ースは、ネットワーク設定ページを開きます（図4）。
サーバーのIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、およびDNSサーバーを編集するには、「方式」ドロップダウンを「固定」に変更する
必要があります。これで、各フィールドが編集可能になります。
• アドレス : このボックスに固定IPv4ネットワークIPアドレスを入力してください
• ネットマスク : Listen EVERYWHEREネットワークのIPv4ネットマスクを入力してください
• ゲートウェイ : サ ー バー が インター ネットにアクセスするための I P アドレスを 入 力してください 。インタ ー ネットにアクセスすること
で、Listen EVERYWHEREクラウドサービスを使ってサーバーをカスタマイズすることができます
• DNSサーバー : 使用したい単一または複数のDNSサーバーのIPアドレスを入力し、青い追加ボタンをクリックすると、新たなDNS
サーバーを追加できます。既存のDNSサーバーを削除するには、青いマイナスボタンをクリックしてください。
画面左下の青い「保存」ボタンをクリックすることで、サーバーへの変更を保存できます。アプリケーションを閉じる旨の警告が表示され
（図5）、ネットワーク設定が行われる間サーバー管理インターフェースにアクセスできなくなります。
サーバーのネットワーク設定が、現在のサブネットを超えて変更された場合、さらに設定したり利用したりするためには、サーバーを当
該の意図するサブネットに接続する必要があります。
サーバー管理インターフェースにIPアドレスを用いてアクセスした場合（ステップ2、方法2）、再度ログインするには新たなIPアドレスが
必要になります。サーバーIDを用いてアクセスした場合（ステップ2、方法1）、ページを再読み込みするだけで再度ログインできます。
フロントパネルの青いLEDは、サーバーおよびネットワークで特定の状況が発生していることを通知します。詳しくは図10をご覧ください。
図4 : ネットワーク接続編集画面
図5
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サーバー管理インターフェース
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DHCPサーバーの設定
Listen EVERYWHEREサーバーは、DHCPサービスを提供するよう設定することもできます。これは、既存のDHCPサーバー
が利用できない状況でListen EVERYWHEREのためにスタンドアローンネットワークを作成する場合に役立ちます。DHCP
サーバーとして設定された場合、サーバーは接続された全ての端末に対して、IPアドレスとリース時間を割り当てます。Listen
EVERYWHEREサーバーをDHCPサービス用に用いる場合、サーバーも接続された端末もインターネットにアクセスできなくな
ることにご注意ください。スタンドアローンネットワークでインターネットにアクセスしたい場合、DHCPサービスが有効化されたル
ーターを用いることが 推 奨 されます。
DHCPサービスを有効化する方法 ：
ネットワーク接続インターフェースで、画面左の青い「DHCPv4サーバー設定」ボタンをクリックしてください。これで、サーバー管
理インターフェースからDHCPサービスを有効化できます（図6）。
図6
青い「サービスを有効化」ボタンをクリックしてください。DHCPサービスが有効化される旨のポップアップメッセージが表示され、デフ
ォルト設定が適用されます（図7）。
「はい」をクリックすると、サーバー管理インターフェースから切断されます。この段階で、Listen EVERYWHEREサーバー
は、DHCPサービスの提供先となるネットワークに接続する必要があります。さらに設定するには、コンピューターまたはモバイル端
末を当該の新たなネットワークに接続し直して、サーバー管理インターフェースに再接続する必要があります。また、Ethernetケーブ
ルでコンピューターを直接サーバーに接続することもできます。その場合はサーバーがコンピューターにIPアドレスを割り当てます。
その後ブラウザーで、サーバーIDまたはサーバーの新たなIPアドレス（デフォルトでは172.30.0.1）を使って接続できます。再接続が
できれば、DHCPサーバーのパラメーターを編集できます（図8）。
図7
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サーバー管理インターフェース
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図8
ゲートウェイが172.30.0.1に設定されているので、IPアドレスの開始アドレスと終了アドレスはサブネット172.30.0.0/16の範
囲内である必 要 があります。
開 始 ア ド レ ス ： デフォルトは172.30.0.2です。このアドレスは、サーバーが割り当てる最初のIPアドレスを指定します。
終 了 ア ド レス ： デフォルトは172.30.255.254。このアドレスは、サーバーが割り当てる最後のIPアドレスを指定します。
リース時間 : デフォルトは24時間。これが、各クライアントのリース時間となります。秒（s）、分（m）、または時間（h）で指定でき
ま す 。
画面左下の青い「保存」ボタンをクリックすることで、サーバーへの変更を保存できます。
フロントパネルの青いLEDは、サーバーおよびネットワークで特定の状況が発生していることを通知します。詳しくは図10をご覧ください
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サーバー管理インターフェース
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ステップ 5
サーバー管理インターフェースからのログオフ
サーバーの管理が完了したら、画面上部のログアウトメニューをクリックしてください。
潜在的な設定ミスおよび復旧方法
サーバー管理インターフェースは、IPv4アドレスの設定時に、一般的な設定ミスを検知して、ユーザーに警告を行います（図9）。
エラーメッセージは、修 正が 完了すると消えます。
全てのネットワークの設定ミスを検知できるわけではないことにご注意ください。一部の設定ミス、例えばネットワーク上でIPア
ドレスが競合する場合などは、設定が保存されてサーバーが再起動して、初めてエラーが発生します。このようなエラーが発生
した場合、フロントパネルのLEDステータスランプがパニックモードで点滅し、サーバーのネットワーク設定が正しくなく、ネッ
トワーク上で通信ができない旨の警告が出ます。これが発生した場合、サーバーは5分後に、既知のDHCP設定を復元します。
図9 :
エラーメッセージ
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フロントパネルのLEDステータスランプ
Listen EVERYWHEREサーバーには、フロントパネルに青い電源LEDランプが搭載されており、サーバーとネットワーク
の状況に応じて、特定の間隔で点滅するように設定されています。これによって、サーバーの状態を素早く確認できます。点
滅間隔とモードは、以下の図10に記載されています。
間隔 モード 詳細
1秒に1回点滅
初期化モード サーバーは起動中またはネットワーク接続を待機中です
LED常時点灯
DHCPクライアントモード（デ
フォルト）
サーバーのDHCPアドレスは正しく設定されています
4秒ごとに2回点滅
固定IPモード サーバーの固定IPアドレスは正しく設定されています
4秒ごとに1回点滅
DHCPサーバーモード サーバーはネットワークに対してDHCPサービスを提供しています
1秒に2回点滅
パニックモード サーバーには対処が必要な問題が発生しています
図10
LISTEN TECHNOLOGIES 14912 Heritage Crest Way, Bludale, Utah 84065-4818 USA
Phone: +1.801.233.8992 Toll-Free: 1.800.330.0891 www.listentech.com
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