DJControl Instinct P8

Hercules DJControl Instinct P8 ユーザーマニュアル

  • Hercules DJControl Instinct P8 ユーザーズマニュアルの内容を読み終えました。このデバイスの機能、使用方法、トラブルシューティングなど、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。このマニュアルには、接続方法、ソフトウェアとの連携方法、各操作ボタンの詳細な説明などが記載されています。
  • ヘッドフォンから音が出ません。
    スピーカーから音が出ません。
    ノートパソコンのスピーカーから音が出ません。
    ヘッドフォンとノートパソコンのスピーカーの両方から音が出ません。
    マルチメディアスピーカーを接続できません。
ユーザーズマニュアル
1.
概要
2.
ボックス内容
- Hercules DJControl Instinct P8
- USB ケーブル (タイプ A オス/タイプ B オス) 長さ:1.5 m
- クイックスタートガイド
3.
製品仕様
3.1.
機械的仕様
- 寸法:26.5 x 18.7 x 4.8 cm
- 重量:1 kg
3.2.
技術的仕様
1. USB MIDI コントローラ:
デッキ
- トランスポートボタ x 8: SHIFT / PLAY / CUE / SYNC
- マルチカラーバックライトおよびモードボタ 1 (LOOPEFFECTSAMPLE
HOTCUE) を内蔵した 4 パッド搭載マトリックス x 2
- ループ (LOOP) よびフィルタ (FILTER) 制御スイッチを内蔵したロータリエンコーダ
x 2
ミキサー
- フォル/プレイリスト ナビゲーショおよび MASTER リューム調節用スイッチを
内蔵したロータリーエンコーダ x 1
- 曲をデッキ (バーチャルターンテーブル) にロードするためのボタン x 2
- ポテンショメータ付き (HIGH/MID/LOW) 3-バンド EQ x 2
- ヘッドフォ ボリュームコントロール用ボタン x 2 (Vol +/-)
- ヘッドフォ モニタリングを有効/無効にするためのボタン x 2 (PFL A および B)
- ボリュームフェーダー x 2
- クロスフェーダー x 1
2. 内蔵マルチチャンネル オーディオインターフェース
- スピーカー出力 (= 出力 12) RCA コネクタ
o 最大出力 = 5 dBU → 1 kΩ
o THD+N @1 kHz -83 dB
o 解像度 = 16 ビット
o サンプルレート = 48 kHz
- ヘッドフォン出力 (= 出力 34) 3.5 mm コネクタ
o 最大出力 = 5 dBU → 32 Ω
o THD+N @1 kHz -82 dB
o 解像度 = 16 ビット
o サンプルレート = 48 kHz
4.
インストール
4.1.
コンピュータへの接続 (USB)
注意:
コンピュータにデバイスを接続するたびに、Vegas Mode と呼ばれる LED 点灯モード
が起動します。このシーケンスは、コントローラ入力がない状 (ユーザー操作が一切ない
状態) 5 分間続くと自動的に再開します。Vegas Mode 3 段階で実行され、2 つの 4
パッドマトリックスに表示可能な 3 (//) を表示します。
4.2.
DJUCED™ 40° のダウンロード
https://support.hercules.com/djcontrolinstinctP8 にアクセスします。
DJUCED™ 40° をダウンロードしてインストールします。
4.3.
DJUCED™ 40° の起動
製品が正しく認識され、使用できる状態であることを示すウィンドウが表示されます。
4.4.
DJUCED™ 40° のチュートリアル
DJUCED™ 40° を使い始めるためのチュートリアルはこちら:
https://www.youtube.com/user/Djucedsoftware/playlists
5.
機能詳細
5.1.
製品データ
1. トランスポートボタ: SYNC, CUE, 再生/一時停
2. パフォーマンスパッド
3. トランスポートボタ:SHIFT
4. ループ/フィルタ/フェクトの量を調整
5. ライブラリ参照、トラック読み込み、メインボリューム調節
6. 3-バンド イコライザー
7. ミキサー: ヘッドホン音量、モニタリング、ボリュームフェーダー、クロスフェーダー、
SCRATCHMODE
8. デッキ: ScratchPitch bendPitch Reset
9. スピーカー出力 (1-2)
10. バス給電 USB ポート
11. ヘッドフォン出力 (3-4)
5.2.
マルチチャンネル サウンドカード
この製品はマルチチャンネルのサウンドカードを内蔵しており、スピーカーで観客向けにミッ
クスを再生しながら (スピーカー出力)、次のトラックをヘッドフォンでモニタリングすることが
できます (ヘッドフォン出力)
1. スピーカー出力 (= 出力 1-2)
スピーカーは、製品背面のスピーカー出力 に接続してください。
2. ヘッドフォン出力 (= 出力 3-4)
ヘッドフォンは、製品側面のヘッドフォン出力 に接続してください。
デフォルトの設定では、製品が接続されるたびに、DJUCED™ 40° を含む市販の DJ ソフト
ウェアで動作できるよう、ヘッドフォン出力は出力 34 に割り当てられます。
ただし、たとえば製品のヘッドフォン出力を使ってコンピュータ上 iTunes の音楽を楽しみ
たい場合などには、出力 12 をヘッドフォン出力にルーティングする必要があります。これ
を行うには、 SHIFT + を同時押しします。
デフォルトの設定に戻るには、SHIFT + を押します。
5.3.
互換性
1. USB オーディオ / USB MIDI
この製品はプラグアンドプレイに対応しており、USB オーディオおよび USB MIDI 規格に準
拠しているため、ドライバなしで PC および Mac で使用できます。
2. ASIO
ソフトウェア アプリケーションによって ASIO ドライバが要求された場合、あるいは低いレイ
テンシーの恩恵を受けたい場合には、ASIO ドライバ Hercules ェブサイトの製品ペー
ジからダウンロードてください。Hercules ASIO ドライバには、PC のタスクバーから (Mac
の場合は application\Hercules\ DJControl Instinct P8 から) アクセスできるコントロール
パネルが同梱されています。
このコントロールパネルを使って、バッファサイズやレイテンシーなど、色々な ASIO 設定を
変更できます。
ASIO 設定を変更する手順は以下の通りです。
- USB バッファサイズを標準 (4 ms)” 設定します。
- ASIO バッファサイズをまず 512 に設定します。
- アプリケーションを起動 (:DJUCED™ 40°) して、DJControl Instinct P8 ASIO ライバ
を選択します。
ソフトウェアが ASIO ドライバの使用を開始した後は、コントロールパネルで ASIO 設定を
変更することはできなくなります。これは普通であり、ASIO ドライバが正しく動作しているこ
とを示します。
- ソフトウェアを使って、アーティァクトや音の乱れ (クリック音、ポップ音など)、およびレイ
テンシーの問題をチェック:このような問題が発生した場合は、バッファサイズを調節する
必要があります。
- ソフトウェアを終了しASIO バッファを 1 つの値ずつ調節します:
- レイテンシーを減らすには、バッファサイズを小さくします。
- オーディオに音の乱れやアーティファクトがある場合は、バッファのサイズを大きく
してください
システムに最適なバッファサイズが見つかるまで、この手順を繰り返す必要があります。
ドライバはこちらから入手できます:
https://support.hercules.com
3. ファームウェアのアップデート
お使いの製品は自動ファームウェアアップデート ードを搭載しています。これには、
Hercules ドライバをインストールし、画面の指示にしたがって操作を行う必要があります。フ
ァームウェアのアップデートは自動的に実行されます。
ドライバはこちらから入手できます:
https://support.hercules.com
またコントロールパネルでは、「バージョン情報」タブからこの情報にアクセスし、コンピュー
タにインストールされているドライバのバージョンを表示できます。Hercules のテクニカルサ
ポートにご連絡の際は、この情報をお手元にご用意ください。
6.
デモモード
このモードは、製品を USB 電源に接続した場合に利用できます。この場合、製品はデモモ
ードで動作しているため、起動時の Vegas Mode のシーケンスが繰り返されます。
7.
FAQ
7.1.
ッドフォンから音が出ない
お使いの製品は、DJUCED™ 40° 用に設定済みのマルチチャンネル サウンドカードを内
蔵しているため、ヘッドフォンは必ず製品の右側に接続してください。
デフォルトの設定では、ソフトウェア起動時に 2 個のモニタリングボタンが有効になります。
続いて、ヘッドフォンで聴きたいいずれかのデッキを選択できます。
7.2.
スピーカーから音が出ない。
お使いの製品は、DJUCED™ 40° 用に設定済みのマルチチャンネル サウンドカードを内
蔵しているため、スピーカーは必ず製品背面の RCA コネクターに接続してください。
7.3.
ノートパソコンのスピーカーのどちらからも音が出ない。
お使いの製品は、DJUCED™ 40° 用に設定済みのマルチチャンネル サウンドカードを内
蔵しています。ノートパソコンの内蔵スピーカーを使用したい場合は、DJUCED™ 40° の設
定でデフォルトのサウンドカードを変更する必要があります。
7.4.
ヘッドフォンとノートパソコンのスピーカーのどちらからも音が出ない。
デフォルト DJUCED™ 40° のサウンドカードを変更し、ノートパソコンのサウンドカードを
デフォルトに設定した場合、コンピュータにヘッドフォンも接続する必要があります。これは
DJUCED™ 40° がスピーカーおよびヘッドフォン出力を 1 つのサウンドカードのみでサポー
トしているためです。内蔵サウンドカードの出力が、下記の例のように 1 系統 (12) しかな
い場合、ヘッドフォンでモニタリングを行うことはできません。
その場合は、ヘッドフォンまたはスピーカーを製品に直接接続してください。
7.5.
マルチメディアスピーカーを DJControl Instinct P8 に接続できません
スピーカーのコネクターと DJControl Instinct P8 のコネクターが異なる場合、1/8” (3.5
mm) ミニジャックアダプターを使用できます (付属していません)
また、スピーカーをヘッドホン出力にスピーカーを接続して、SHIFT + を押して出力 1
2 を出力 34 に複製することもできます: ただし、このモードではモニタリング機能は使
用できませんのでご注意ください。
デフォルトのモードに戻るには SHIFT + を押します。
8.
商標
Intel® および Pentium® Intel Corporation の商標または登録商標です。
Microsoft® Windows® 78 および 10 は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国
における商標または登録商標です
Mac および MacOS は、米国およびその他の国における Apple, Inc の登録商標です。
DJUCED ブランドおよび DJUCED のグラフィック要素に関連する権利は Guillemot
Corporation に帰属します。
その他、本書に記載の登録商標および屋号は、それぞれの所有権者に帰属します。本書
に含まれるイラストには法的拘束力はありません。本書に含まれる内容、設計および仕様
は、事前の通告なしに変更される場合があり、また、各国で異なる場合があります。
9.
著作権
このマニュアルのいかなる部分も、復元システムへのコピー、配信、転送、転写、 保存、そ
の他の人間またはコンピュータの言語への翻訳を行うことは禁止します。 これは、電子的、
機械的、電磁的、手動的その他のいかなる方法においても、 Guillemot Corporation S.A.
書面による許可なく行うことはできません。
10.
DJUCED™ 40° エンドユーザーライセンス契約
DJUCED™ 40° のインストール時には、ライセンス契約条件をしっかりとお読みください。
付録:機能概要
イコライザー (EQ)
ロータリーノ
は、DJUCED™ 40° 内の
EQ
の強
さをコントロールします。各バンドにノブが 1 つ関
連付けされています:
HIGH / MID / LOW
これらのノブの動作は A デッキと B デッキで共通
です。
SHIFT + EQ を使って C デッキと D デッキをコント
ロールします。
エンコーダーを
/右に
回すと、ミュージックライブ
ラリを
/
にナビゲートできます。
エンコーダーを押して
フォルダ/ファイル
を選択しま
す。
SHIFT
を押してからエンコーダーを押して録音を
開始します。
SHIFT
を押してからエンコーダーを回してマスター
ボリュームを調整します。
LOAD A/LOAD B ボタン
これらのボタンには機能が 2 つあります:
- フォルダを展開する/折りたたむ。
- 宛先のデッキに選択トラックをロードする
プリフェーダーリスニング (PFL)
ボタンを有効/無効にすることで、ヘッドフォン
で各デッキのサウンドのオン/ミュートを切り替えら
れます。
および ボタンは、ヘッドフォンのボリュ
ーム +/- 機能をコントロールします。
SHIFT + を押すと、ヘッドフォン出力の ミック
出力を複製できます
SHIFT + を押すとデフォルトのモードに戻るこ
とができます。
SCRATCH ボタン
このボタンを使って、SCRATCH モードを有効/
効にできます (ジョグホイールと組み合わせて使
)
SHIFT + SCRATCH 押すと、予め定義された
ートミックスを起動できます。
MODE ボタン
パッドと組み合わせることで、このボタンを使って
各デッキ上でモード (LOOP/FX/SAMPLE/CUE)
を個別に選択できます
MODE + パッド 1 = LOOP
MODE + パッド 2 = FX
MODE + パッド 3 = SAMPLE
MODE + パッド 4 = CUE
ボリュームフェーダー
これらのフェーダー (1 デッキあたり 1 ) は、各
デッキのボリュームを制御します。
SHIFT + ボリュームフェーダーを使って C デッキと
D デッキをコントロールします。
クロスフェーダ
このフェーダーを使って、異なるトラックのサウンド
をミキシングできます。
PLAY/PAUSE ボタン
A/B デッキのトラックを
PLAY/PAUSE
します
(C/D ッキをコントロールするときはSHIFT を押
します)
CUE ボタン
-
トラッグが再生中でない
場合、現在の再生エッド
の位置に
キューポイントを挿入
します。
- トラック
再生中
の場合、
再生ヘッド
は使用され
ている
最後の
CUE ポイン
に移動し
トラックの
再生を停止
します。
-
CUE ボタンを押したままにして
トラックの再生
開始
します。ボタンを
離すと
トラックは
キューポイン
トに戻ります
-
CUE-PLAY
(CUP) 行うには、
CUE ボタンと
PLAY/PAUSE ボタン
を押します。
-
SHIFT + CUE =
トラックの先頭に戻ります。
SYNC ボタン
-
SYNC
ボタンを押して
デッキの BPM マスタ
ーテンポを同期
させます。
-
SHIFT + SYNC
を押すと、現在のデッキマス
ターテンポとして強制的にセットできます。
LOOP/FILTERロータリーエンコーダ
- (エンコーダーを左または右に回して) ループの
サイズを手動で調整したり、(エンコーダーを押して
) ループを有効にしたりできます。
- SHIFT ボタンとの組み合わせにより、このボタン
を使って FILTER を有効/無効にしたり、フィルター
の周波数を調整したりできます。
/