WIKA WUC-10 tag:model:WUC-15 tag:model:WUC-16 取扱説明書

  • WIKA超高純度トランスデューサ(WUC-1xシリーズ)の取扱説明書を読みました。圧力測定、接続方法、安全上の注意事項、メンテナンス方法など、この機器に関するご質問にお答えできます。どのような点にご興味がありますか?
  • ゼロ点調整はどのように行いますか?
    どの種類の圧力接続方法に対応していますか?
    防爆仕様のモデルはありますか?
    メンテナンスは必要ですか?
    梱包内容は何ですか?
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Version Standard
Version Ex nA ic
WUC-15WUC-10
WUC-16
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Es gelten unsere aktuellen Verkaufs-
und Lieferbedingungen siehe unter ...
www.wika.com
超高純度トランスデューサ モデル WUC-1x
取扱説明書
ビカ・ジャパン株式会社大阪支店
〒550-0003
大阪市西区京町堀1-8-33
マルキン東洋ビル5階
Tel.06-6147-5533 / Fax.06-6225-2011
ビカ・ジャパン株式会社東京本社
〒105-0023
東京都港区芝浦1-8-4
MG芝浦ビル6階
Tel.03-5439-6673 / Fax.03-5439-6674
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
取扱説明書 モデル WUC-1x
© 2009 WIKA Alexander Wiegand SE & Co. KG
All rights reserved. / Alle Rechte vorbehalten.
WIKA
®
is a registered trademark in various countries.
WIKA
®
ist eine geschützte Marke in verschiedenen Ländern.
取付作業の前に、必ずこの取扱説明書を読んでください。
また、作業後も大切に保管ください。
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung WUC-1x
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目 次
1.
お使いになる前に
4
2.
クイックガイド
5
3.
サイン・記号・略語について
5
4.
機 能
6
5.
安全性について
6
6.
梱包について
7
7.
初期設定および運転について
8
8.
ゼロ調節について
16
9.
メンテナンスおよびアクセサリー
17
10.
故障かな?と思ったら
17
11.
保管と廃棄について
19
12.
EC 適合宣言書
20
13.
FM コンプライアンス証明書
21
14.
コントロール図 (FM)
22
目 次
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4
WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
1.
お使いになる前に
製品の取付けと使用を開始する前に、必ずこの取扱説明書をお読みください。
1.
お使いになる前に
製品の取付けと使用を開始する前に、必ずこの取扱説明書をお読みください。いつでも取扱者が読めるところにこの取扱説明書
を保管ください。
この取扱説明書は細心
の注意を払って編集されましたが、全ての使用状況が網羅されている訳ではありません。この取扱説明
書は、圧力を計測する上での一般的なニーズを満たしております。更なる疑問点については下記より情報を入手頂くか、当社ま
でお問い合わせくださいませ。
当社ホームページ www.wika.de / www.wika.com
製品データシート PE 87.06
当社連絡先 東京本社 Tel.03-5439-6673/大阪支店 Tel.06-6147-5533
製品ラベルに記載のシリアルナンバーが製品の破損や塗装などによって判読不能となってしまった場合、その製品のトレースが
出来なくなります。
ビカ社のトランスデューサは、最新の技術に基づき設計され、製作されています。
全ての構成パーツは組立て前に厳格な品質•環境検査を受け、合格品のみが出荷されています。
当社の管理システムは、DIN EN ISO 14001に認定されています。
モデルWUC-1Xの使用目的に沿った製品を使用してください。
圧力を電気信号に変換するために、トランスデューサをご使用ください。
防爆仕様のトランスデューサに関して、ゾーン2の防爆エリアにおいて圧力を電気信号に変換したい場合は、カテゴリー3Gの
ノンインセンディブ仕様のトランスデューサを使用してください。
ATEXおよびIECExの防爆証明書(Ex-およびIECExマーク付きのトランスデューサ):
防爆エリア用トランスデューサ。 ATEXおよびIECEx耐圧評価: ガスや霧: ゾーン2への設置
FM証明書 (FM-マーク付きのトランスデューサ):
証明書に準拠した防爆エリア用トランスデューサー(コントロール図のNo. 11374595を参照ください)
FM認証評価: ノンインセンディブClass I Division 2 Groups A, B, C および D
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung WUC-1x
5
警告!
死亡または重傷を招く切迫した危険な状況が
予見される場合を表しています。
警告!
Exマーク付トランスデューサ: 防爆エリアにおけ
る手順:死亡または重傷を招く切迫した危険な
状況が予見される場合を表しています。
情報
お知らせ、重要な情報故障について。
FMマーク付きトランスデューサ
FMの基準に基づき試験され認定された製品で
あることを表しています。それは、防爆を含む米
国の安全基準を満たしています。
V DC 直流電圧
1.
お使いになる前に / 2. クイックガイド / 3. サイン・記号・略語について
必要な知識: 設置される国の指令や関連法規に詳しく、また必要な資格を持っている者のみがトランスデューサを設置し、運転
を開始することが出来ます。このトランスデューサがEN 60079-14によって定義されている「電装品」である以上、防爆エリア(Ex
マーク付きの場合)や計測、制御技術、電気回路についての規則や規制に精通していなければなりません。使用される条件に応
じた知識も必要となります。例)侵食性の媒体など
2.
クイックガイド
手っ取り早く操作方法がお知りになりたい方は、3章、5章、7章、11章を参照ください。
運転を開始するための最低限の安全手順と重要な情報を得ることが出来ます。
3.
サイン・記号・略語について
警告!
部品の飛び散りにより死亡または重傷を招く切迫
した危険な状況が予見される場合を表しています。
やけど注意!
高い表面温度によって火傷を生じさせる危険な
状況が予見される場合を表しています。
ECの指令に準拠した製品であることを表して
います。
Exマーク付きトランスデューサ
防爆のためのATEX欧州ガイドライン。
防爆に関する欧州指令94/9/EC(ATEX)の要件に
準拠した製品であることを表しています。
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
3.
サイン・記号・略語について / 4. 機 能 / 5. 安全性について
2-線式
電源電圧のための接続線が2本あります。
電流電源が測定信号です。
3-線式
U+
U-
S+
電源電圧のための接続線が2本あります。
3本目の線が信号を測定するために使用されます。
電源 +
電源 -
アナログ出力
4.
機 能
超高純度トランスデューサ
WUC-10: シングルエンド
WUC-15: フロースルー
WUC-16: 集積タイプ
機能:圧力は、ダイアフラムの変形によって開閉信号、あるいは増幅された規定の電気信号に変換されます。
この電気信号は圧力に比例して変化するため、それに従って評価することが出来ます。
5.
安全性について
警告!
製品の設置と運転前に、計測レンジや性能、特定の測定条件に応じた適切なトランスデューサを選んでく
ださい。
その国の関連法規(例:EN/IEC 60079-14)を考慮するとともに、特殊な用途(アセチレンや可燃性のガス
や液体、
有毒なガスまたは液体などの媒体を計測する場合やコンプレッサーに用いる場合)に対する適用規格と指令を遵守
してください。守って頂けない場合は、重傷および/または損害が発生する可能性があります。
圧力接続口は、必ず圧力がかかっていない状態で開けてください!
トランスデューサは、常に過負荷制限値以下で使用してください!
第7章「テクニカルデータ」に記載の周囲および運転条件を守ってください。
トランスデューサが規定に従って、すなわち以下の手順の説明によってのみ操作されていることを
  確認して
くださ
トランスデューサを、この取扱説明書に記載されている以外の方法で干渉したり改造しないでください。
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung WUC-1x
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5.
安全性について / 6. 梱包について
警告!
圧力トランスミッタが破損したり安全に使用出来なくなった際は、装置より圧力トランスミッタを取外
し、誤って使用
  されないよう印をつけてください。
取り外した圧力トランスミッタ付着した媒体にご注意ください。圧力ポートに残留する媒体が危険も
しくは有害で
ある可能性があります!
修理のご依頼は必ず製造元へお願いします。
材質の適合性だけでなく、正しい取扱いやメンテナンスの責任は取扱者に帰します。
材質の腐食に対する整合性および拡散作用に関しては当社のハンドブック'Pressure and Temperature Measurement'を参照して
ください。
警告!
Ex-/FM-マーク付きのトランスデューサについて:
危険区域における安全手順および設置と運転に纏わる各国固有の規制(IEC60079-14、NECなど)を考慮して
ください。これらの条項を守って頂けない場合は、重傷および/または損害が発生する可能性があります。
6.
梱包について
お手元に全て揃っていますか?
納品された内容をチェックしてください:
トランスデューサ(完成品)
輸送中の破損がないかチェックしてください。明らかな破損が認められた場合は、直ちに配送会社とWIKA社までご連
ください。
超高純度トランスデューサは、防護されたクリーンルーム(ISO 14644によるクラス5)の中で洗浄、減圧され、二重に
包装
されています。高品質の接続部(フィッティング)を保護するため、特殊なプラスチック製の保護キャップが使用されています。
破損や汚染から守るため、取付けまではこの特殊な梱包のまま保管ください。ESD(静電気放電)保護ホイルは設置場所にて
取り外してください。
梱包材は輸送中の最適な保護のため保管ください。(設置場所の変更や修理のための輸送など)
接続ネジと導線口に破損がないことを確認してください。
保護キャップは、トランスデューサの取付け直前に外してください。
保護キャップは、製品をa取り外したり、輸送する際に取り付けてください。
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
6.
梱包について / 7. 初期設定および運転について
トランスデューサを開梱します
1.
トランスデューサを箱から取出します。
2.
外側の保護袋を取り外し、廃棄します。
3.
トランスデューサ(内側の袋に入った状態のまま)をクリーンエリアに持ち運びます。
7.
初期設定および運転について
必要な工具:
レンチ(19mm および16mm幅)、ドライバー(1 から1.5 mm)、
ハサミ、WUC-16用六角レンチ
機械的接続部 製品ラベル (表示例)
製造 No.
シリアル No.
信号
電源供給
製造年月日コード
S #
P #
この部分にスパナを掛け、
ねじ込んでください!
ここにスパナを掛け
ないでください!
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配線
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung WUC-1x
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7.
初期設定および運転について
保護キャップは取付け直前に外してください。
製品をねじ込む際は、製品のシール部と計測部分が清潔で破損がないことを確認してください。
溶接ビードを引っ掻いたり、傷をつけないでください。締め過ぎないでください。溶接ビードの破損は、
フィッティング
具合に影響を及ぼすなど圧漏れの原因となります。
適切な道具を使い、フラット部を介してのみ規定のトルクで製品をねじ込み、または取り外してくだ
さい。 適切な
トルクは圧力接続部のサイズと使われるシール材(形状・材質)により異なります。ねじ込む際、もしくは取外しの
際は、ケース本体を使わないでください。
トランスミッタをねじ込む際は、ねじ部分が詰まっていないことを確認してください。
警告!
Ex-/FM-マーク付きのトランスデューサについて:
内側のダイアフラムを研磨剤やピーク圧力から保護し、工具などで触れないようにしてください。
ダイ
アフラムの破損は、防爆の損失につながりかねません。
腐食性、攻撃性の強い媒体を使用する場合や機械的な危険を回避するため、トランスデューサの技術的要件を
守ってください。
機械的接続
ガスラインの接続部を適切に準備してください。
全てのフィッティング構成部材(シーリングガスケットなど)をクリーン/フィルターガスを使って綺麗に拭いて
ください。
ガスケットメーカー発行のテクニカルガイドも参照してください。
その後、保護フィルムを外してください。高品質のフィッティングの場合は、プラスチック製のキャップが付属
しているかも
しれません。
シールコネクタによる接続(WUC-10, WUC-15のみ) VCR
®
フィッティングと互換性のある接続部について:
1.
スイベル継手(めねじ・おねじ)を(バルブなどの)取付け部品もしくはケースの六角部分に固定してください。
スイベル継手(めねじ)を手でしっかりと締め、製品を任意の位置に調整してください。取付けもしくは取外しの際は、接続部に
詰まりがないかを確認してください。
2.
適切なオープンエンド・スパナにてスイベル継手(めねじ)を固定します。スイベル継手(めねじ・おねじ)もしくは(バルブなどの)
取付け部品を手で締めた位置から1/8回転もしくは1/4回転させてください。(回転する量は使用されるシール材によって異なり
ます)
3.
詳細については、フィッティングメーカー発行のガイドラインを参照してください。
4.
トランスデューサの機械的接続は以上ですが、導線の接続については次の章にてご説明します。
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7.
初期設定および運転について
溶接による接続(WUC-10, WUC-15のみ)
溶接は、完全溶込みでなければなりませんが、電流量と熱量は最少でなければなりません。溶接中はトランスデューサにアルゴン
ガスを流すことを推奨します。トランスデューサを冷却する効果があります。トランスデューサを溶接する前に、いくつかのテスト溶
接をされることをお勧めします。.
警告!
アーク溶接を施す前に、トランスデューサが他の機器装置に接続されていないことをご確認ください。
トランスデューサを電子機器から取り外してください。
材質の適合性だけでなく、正しい取扱いやメンテナンスの責任は取扱者に帰します。
トランスデューサを使用するために
1.
ゼロ点を調節してください(「ゼロ調節」の章を参照ください)。
2.
適切なヘリウム機密テスト手順によって、溶接もしくはシール部からの漏れがないかを確認してください。
3.
ガスを流しては止めるという動作を10回繰り返し、取付け中に付着したゴミを取り除いたら止めてください。
(流量は、少なくともプロセスの
流れと同じにしてください)
MSM, 集積タイプ(WUC-16のみ)
締付けトルクや接点の構成パーツの取付け位置などは、対応する技術仕様を守ってください。
導線口
警告!
電磁界や静電気放電に対応するため、プロセス接続部を介してグランドにエンクロージャーを接続します。
警告!
爆発性雰囲気下で安全に使用するための特定条件
エンドユーザー様にて、圧力接続部を介して最小限4 mm² の外部アース接続を取り付けてください。
外部アース接続は、耐腐食性で回転しないよう固定されていなければなりません。
アース接続は、IEC60079-0およびIEC60079-15の全ての要件を満たしたものにしてください。
最低でもIEC 60529に基づいた保護クラスIP54を確保してください。
ケーブルは、周囲温度に適応したものをご準備ください。
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7.
初期設定および運転について
万一30m以上の長いケーブルを使用する、もしくはリードを外部使用される場合は、シールドケーブルをご使用くだ
い。
プラグ付きコネクタの場合は、シールドケーブルとハウジングの間に接続部を付けることが出来ません。
結果、爆発性雰囲気下での設置には、等電位ボンディングが使用されます。ケーブル出力の製品の場合は、ケー
ブルは常に遮蔽されていなければなりません。ご注文された仕様にもよりますが、ご注文された仕様、形状によ
り、スクリーンはエンクロージャーに接続されていたりしなかったりします。ここでも必要であれば、等電位ボンディ
ングを使用してください。
選択されたケーブルの直径が、コネクタのケーブルグランドにフィットするか確かめてください。取付けら
れたコネクタ
のケーブルグランドが正しい位置にあることと、シール材が利用可能かつ破損していないことを確認してください。
接続ねじを締付け、シール材が正しい位置にあるかを確認し、保護クラスを確保してください。
フライングリードを終端より細素線で覆ってください。(ケーブルの準備)
フライングリード付のケーブルの末端に水分が付着しないことを確認してください。
トランスデューサは必ず適切な規制に応じて接続、運転されなければなりません。導線口(M12 コネクタなど)が、
正しく製造(完全密封)されているか注意してください。
Ex nA ic 認証の機器もしくはnA ic の条件下にて運転している場合:
通電中に取り外さないでください。
FM認証品の場合:
ケーブルとコネクタ間の接続は、最低15Nの引張力に耐えなければなりません
トランスデューサは10 ... 30 VDC / 14 ... 30の入力電圧と0 ... 10 Vの出力信号にて使用さるよう設計されています。
電流ループ回路では、電圧値
Ui = 30 VDC を超えてはいけません。電源電圧と負荷抵抗(RA)との間の相互関係は、
以下の図の通りです。
出力信号と許容負荷
4 ... 20 mA, 2-wire
permitted range
電流出力 (2 線式)
4 ... 20 mA:
R
A
≦(U+ – 10 V) / 0,02 A
電圧出力 (3 線式)
0 ... 5 V: R
A
> 5 kΩ
0 ... 10 V: R
A
> 10 kΩ
RA (Ω)/ U+(V)
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警告!
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
配線詳細
バイヨネットコネクタ
4-pin
サーキュラコネクタ
M12x1, 4-pin
フライングリード
1.5 m
サブ-D HD コネクタ,
15-pin
2 線式
U+ = A U- = D U+ = 1 U- = 3 U+ = 7 U- = 5
U- = 12
3 線式
U+ = A U- = D S+ = B U+ = 1 U- = 3 S+ = 4 U+ = 7 U- = 5
U- = 12
S+ = 2
線番号
- -
U+ = レッド U- = ブラック
U+ = レッド U- = ブラック S+ = ブラウン
0.22 mm
2
(AWG 24)
-
ケーブル直径
- - 4.8 mm -
カウンターコネクタ
の取付けに必要な
トルク:
1 Nm 1 Nm - 0.3 Nm (both screws)
IEC 60529に基づいた
保護クラス
IP 67 (NEMA 4) IP 67 (NEMA 4) IP 67 (NEMA 4) IP 54
記載の保護クラスは、圧力トランスミッタが対応する保護クラスのめねじに接続されている場合にのみ適応されます。
保護クラスについては、「爆発性雰囲気下で安全に使用するための特定条件」の備考を参照ください。
7.
初期設定および運転について
トランスデューサを電流出力にて運転する場合、外部ディスプレイもしくは同等品への電流は、回路から直接供給することが出
来ます。その場合はディスプレイへの電圧降下を考慮してください。モデルWUR-1用の超高純度ディスプレイの場合は、6V
電圧が低下します。短時間であればトランスデューサの短絡回路は保護されますが、製品の誤った接続は避けられるべきです。
4
3
1
2
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仕 様 モデル WUC-10 / WUC-15 / WUC-16
WUC-10 / WUC-15
WUC-16
圧力レンジ
psi 30 60 100 160 250 350 500 1000 1500
MPa 0.2
0.4
0.7
1.1 1.7 2.5 3.6 7 10
耐圧
1)
psi 120 120 210 320 500 750 1100 2100 3000
破壊圧力
1)
psi 1800 1800 2200 2600 4800 6200 7400 8000 10500
圧力レンジ
psi 2000 3000 5000
MPa
14.5 22.5 36
耐圧
1)
psi 4200 6600 10000
破壊圧力
1)
10500 10500 10500
測定方式
psi
316L VIM/VAR
2.4711 / UNS R30003
接液部材質
304 SS
≦ 0.1 µm 粉塵 0.1 ptc / ft³ / Semi E49.8に基づく
粉塵テスト
内部ヘリウム機密テスト
表面仕上げ
< 1 x 10
-9
mbar l/sec (atm STD cc/sec) / Semi F1に基づく
電解研磨仕上げ/平均 Ra ≦ 0.13 µm (RA 5); max. Ra ≦ 0.18 µm (RA 7) / Semi F19 以上
死空間
cm
3
許容媒体
WUC-10 < 1.5, WUC-15 < 1, WUC-16 < 1
特殊ガス / 蒸気 / 液体
電源供給 U+
U+ in VDC
10 ... 30 および出力信号 4 ... 20 mA / 0 ... 5 V
14 ... 30 および出力信号 0 ... 10 V
信号出力および
最大抵抗負荷 R
A
R
A
in Ohm
1)
1 psi = 0.069 bar / 0.0069 MPa
7.
初期設定および運転について
圧力接続部
圧力センサー
ケース
JP
R
A
≦ (U+ – 10 V) / 0.02A
R
A
> 5 k
R
A
> 10 k
4 ... 20 mA, 2線式
0 ... 5V, 3線式
0 ... 10V, 3線式
その他の圧力単位(bar、kg/cm2など)での供給も可能です。
金属製薄膜センサー
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung, WUC-1x
仕 様 モデル WUC-10 / WUC-15 / WUC-16
電源 Pi
W
1
最大電力消費量 Ii
mA
電流出力信号
電圧出力信号; 電源
ゼロ点調節
電流出力信号
%
対スパン)
電圧出力信号
ms
≦ 300
応答時間 (10 ... 90 %)
絶縁電圧
VDC
500
精度
% (対スパン)
≦ 0.2 (圧力レンジ≦0.2MPaは≦ 0.4) RSS (Root Sum Squares) 直線性, ヒステリシス, 非繰り返し特性
非直線性精度
ヒステリシス
非繰り返し特性
≦ 0.5
2)
(圧力レンジ≦0.2MPaは≦ 1.0
2)
) / IEC 61298-2 に基づく
≦ 0.1 (圧力レンジ≦0.2MPaは≦ 0.15) (BFSL) / IEC 61298-2 に基づく
≦ 0.14
年間の安定性
≦ 0.12
0.25 typ. (基準条件下)
非防爆
T4 T5 T6
°C
-20...+100 ℃ -20...+85℃ -20...+60 ℃ -20...+40 ℃
°C
-20...+85 ℃ -20...+85 ℃ -20...+60 ℃ -20...+40 ℃
°C
-40...+100 ℃ -40...+100℃ -40...+100℃ -40...+100℃
°F
-4...+212 ℉ -4...+185 ℉ -4...+140 ℉ -4...+104 ℉
°F
-4...+185 ℉ -4...+185 ℉ -4...+140 ℉ -4...+104 ℉
°F
-40...+212 ℉ -40...+212 ℉ -40...+212 ℉ -40...+212 ℉
各許容温度
媒体温度
周囲温度
保管温度
媒体温度
周囲温度
保管温度
定格温度範囲
0 ... +80 ℃ / +32 ... +176 ℉ (能動的補正)
定格温度範囲内の
温度係数
(能動的補正)
ゼロ点での誤差
% (対スパン)
≦0.1 / 10 K
スパンの誤差
≦0.15 / 10 K
2)
IEC 61298-2に基づく非直線性精度、ヒステリシス、ゼロ調節およびフルスケールエラーを含む
7.
初期設定および運転について
% (対スパン)
% (対スパン)
% (対スパン)
% (対スパン)
<30
<8
-5から+3.5まで (電位差計による)
-2から+5まで (電位差計による)
% (対スパン)
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WIKA Operating instructions / Betriebsanleitung WUC-1x
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仕 様 モデル WUC-10 / WUC-15 / WUC-16
RoHS指令
有 (但し、バイヨネットコネクタを除く )
CE- 適合
圧力機器指令
EMC 指令
97/23/EC
2004/108/EC, EN 61326 排出 (Group 1, Class B) および排除 (産業立地)
爆発性雰囲気下での使用を対象
としたATEXの機器に関する指令
94/9/EC (Exマーク付きのトランスデューサ用)
防爆
ATEXおよび IECEx
着火保護タイプ
Category
3)
3G (Exマーク付きのトランスデューサ用)
II 3G Ex nA ic IIC T4/T5/T6 Gc (Exマーク付きのトランスデューサ用)
防爆
FM
クラスI (Exマーク付きのトランスデューサ用)
着火保護タイプ
ノンインセンディブ クラス I Division 2 Group A, B, C および D
組立および梱包エリア
梱包
ISO 14644に基づくクリーンルーム クラス5
SEMI E49.6に基づく二重梱包
耐衝撃性
g 500 (1.5 ms)
IEC 60068-2-27に基づく
耐振
mm
0.35 mm (10 - 58 Hz) / 5 g (58.1 - 2000 Hz)
IEC 60068-2-6に基づく
配線保護
短絡回路チェック
S+ に対して U- (短時間)
U+ に対して U-
0.1
質量
kg
3)
取扱説明書での動作条件および安全関連データを読んでください。
工場を設計する際は、使用される材質やネジ、シール材に応じた値(破壊圧力や耐圧)を考慮に入れてください。
機能テスト
出力信号は、圧力に比例していなければなりません。そうでない場合は、ダイアフラムが損傷している可能性があり
ます。その場合は、第10章の「故障かな?と思ったら」を参照してください。
7.
初期設定および運転について
JP
逆極性保護
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7.
初期設定および運転について / 8. ゼロ調節について
警告!
圧力の接続部は、圧力がかかっていない状態でのみ開放してください!
第7章のテクニカルデータに記載の周囲および動作条件を守ってください。
トランスデューサが常に限界値内にて使用されていることをご確認ください!
警告!
運転中はトランスデューサの表面が熱くなっている場合があります。
お手に触れられる場合はご注意ください。
8.
ゼロ調節について
この超高純度トランスデューサはメンテナンスが不要です。トランスデューサは工場にて校正されており、基本的に現地での調整
は不要です。
警告!
Ex nA icマーク付きの機器、もしくはnA ic条件下にて運転する場合:通電中の取外しはお止めください。
ゼロ点の検証および調節を行うには、基準となるトランスデューサと比較するため、圧力を0になるまで抜いてください。
調整には、1から1.5 mmの宝石用のドライバを使用してください。
ゼロ調整後、スパン調整は不要です。
手順
1.
トランスデューサへの電源を復元します。
2.
ステッカーをめくります。
3.
圧力のかかっていない状態で、電位差計を用いてゼロ点を
調整します。適切な測定器を使ってゼロ点をチェックしてください。
時計回りが上昇のオフセット、時計の反対回りが下降のオフセットです。
4.
ステッカーを押し戻してください。
製品の詳細については
こちらまで。
東京本社
Tel.03-5439-6673
大阪支店
Tel.06-6147-5533
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症状 対策
圧力が変化しても出力信号に変化がない
考えられる原因
過度の圧力による負荷がかかっている
誤った電源電圧もしくは電流スパイク
製品を交換してください;同じ症状が起こる場合
は、製造元へご相談ください。*)
製品を交換してください。
出力信号が出ない
供給電源が来ていないもしくは間違っている、
電流スパイク / ケーブルの破損
取扱説明書に基づいて電源供給を調整してく
ださい。 *)
接続部とケーブルを点検してください。
9.
メンテナンスおよびアクセサリー / 10. 故障かな?と思ったら
9.
メンテナンスおよびアクセサリー
WIKA社のトランスデューサはメンテナンスを必要としません。
修理のご依頼は必ず製造元にお願いします。
アクセサリー: 
コネクタなどのアクセサリーの詳細については、営業担当者または当社までお問い合わせください。
10.
故障かな?と思ったら
警告!
圧力の接続部は、圧力がかかっていない状態でのみ開放してください!
警告!
トランスデューサに残留する媒体に対しての予防措置を講じてください。圧力ポートに残った媒体は、
有害・有毒な
場合があります。
破損したり、安全性に欠けるトランスデューサを取り外した後、誤って使用されないよう、本体に印をつけ
てください。
修理のご依頼は必ず製造元にお願いします。
接続部のダイアフラムの破損を防ぐため、清掃目的で圧力ポートに先が鋭利なものまたは硬いものを挿入しないで
ください。
圧力が加えられているか(バルブ・ボールバルブが開いているかなど)、正しい電圧が供給されているか、正しく配線(2線式・3線
式)が選択されているかを確認してください。
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症状
出力信号が出ない・誤信号
考えられる原因
間違った配線
(本来3線式のところを2線式として繋いだなど)
対策
配線に従ってください(製品のラベルや取扱説明
書を参照してください。)
異常な出力信号もしくは
ゼロ点信号
ゼロ点が間違って設定されている
正しくゼロ点を調整してください
(第8章);正確な電流/電圧計を使用してくださ
い。
異常なゼロ点信号
媒体もしくは周囲温度が高すぎる/低すぎる
製品の内部温度を許容範囲内に制御してくだ
さい:許容温度誤差を守ってください。
(取扱説明書を参照ください。)
強い衝撃、摩耗によるダイアフラムの破損
攻撃性の強い媒体によるダイアフラムやコネク
タの腐食
製品を交換してください。
信号スパンが落ちる/小さ過ぎる
強い衝撃、摩耗によるダイアフラムの破損
攻撃性の強い媒体によるダイアフラムやコネク
タの腐食
当社まで連絡するとともに製品を交換してくださ
い。
信号スパンが小さ過ぎる 電源供給が高すぎる/低すぎる
取扱説明書に基づき、ラインの電源供給を正し
てください。
過度の圧力による負荷がかかっている
製品を校正してください *)
不適当な再利用の場合、別途手数料を申し請けます。
*) 設定後、製品が正常に動作していることを確認してください。万一症状が続く場合は修理(もしくは交換)のために製品をご返送ください。
10.
故障かな?と思ったら
問題が解決しない場合は、営業担当もしくは当社までお問い合わせください。
材料証明の手順(返送品の汚染宣言)
取り外した製品に付着・残留した媒体から従業員と環境を守るため、返送前に製品を清掃してください。正しく記入された製品返送
申告書が提出されて初めて製品に対するサービスを受けることが出来ます。この製品返送申告書は、製品が設置やテスト、清掃
過程で接触した全ての物質に関する情報を含みます。製品返送申告書は、当社のホームページ(www.wika.com)よりダウンロード
することが可能です。
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11.
保管と廃棄について
11.
保管と廃棄について
警告!
トランスデューサを保管もしくは廃棄する場合は、付着残留した媒体に対しての策を講じてください。トランスデュー
サを適切に注意深く洗浄することを推奨します。付着残留した媒体は、有害もしくは有毒な場合があります!
保管
トランスデューサを保管の際は、保護キャップを着けてください。
廃棄
製品が供給された地域もしくは国それぞれの廃棄物の処理•処分の規制に従って、製品の構成パーツおよび梱包材を廃棄して
ください。
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12.
EC 適合宣言書
Technische Änderungen vorbehalten.
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