Hilti SR 30-A36 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
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1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりませ
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応していま
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
1.3 製品により異なる記
1.3.1 製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります
直流
無負荷ストローク速
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無線データ転送
Li-Ionen バッテリー
使用されているHilti Li-Ion ッテリーのモデルシリーズ。正しい使用章の記載に注意してくだ
さい。
1.4 製品情報
製品はプロ仕様で製作されておりその使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニング
された人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
レシプロソー SR 30-A36
製品世代 01
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
2 安全
2.1 電動工具の一般安全注意事項
警告事 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、示事項、図、よび製品仕様をお読みくだ
い。以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
安全上の注意で使用する用「電動工具」とはお手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリー
ツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてくださいちらかった暗い場所での作業は事故の原因となり
ます。
爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでく
ださい。電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
動工具の使用中子供や無係者を作場へ近づけなでくださ作業に気がそされると
本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。プラグは絶対に変更し
ないでください。保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。オリジナ
ルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
パイプ、ジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてく
ださい。体が触れると感電の危険が大きくなります。
電動工具を雨や湿気から保護してください。電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持
ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。電源コードを火気、オイル鋭利な刃物
可動部等に触れる場所に置かないでください。電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の
危険が大きくなります。
屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。屋外専用の延長コードを使用す
ると、感電の危険が小さくなります。
湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。漏電遮断器を
使用すると、感電の危険が小さくなります。
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作業者に関する安全
電動工具を使用の際には油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。れてい
る場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。負傷の危険を低減するために、電動工具の使
用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してくだ
さい。
電動工具の意図しない始動を防止して下さい。電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前
や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。オン
/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したり
すると、事故の原因となる恐れがあります
電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。調節キーやレンチが
本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてくださ
い。これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
作業に適した作業着を着用してください。だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。髪、衣服、
手袋を本体の可動部に近づけないでください。ぶだぶの衣服、身具、長い髪が可動部に巻き込まれ
る恐れがあります。
吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認
してください。吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、動工具に関する安全規則を無
視しないでください不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具の使用および取扱い
無理のある使用を避けてください。作業用途に適した電動工具を使用してください。適切な電動工具の
使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。スイッチで始動および停止操作
のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、
および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。この安全処置により、電動工具の意図しな
い始動を防止することができます。
電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。電動工具に関す
る知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください未経験者による電
動工具の使用は危険です。
電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。可動部分が引っ掛かりなく正常に作動している
か、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください電動工具を
ご使用になる前に、傷部分の修理を依頼してください。事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の
使用が原因となっています。
先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、
作業が簡単かつ、スムーズになります。
電動工具アクセサリー、端工具などは、れらの説明書に記載されている指示に従って使用してく
ださい。その際は、業環境および用途についてもご注意ください。指定された用途以外に電動工具を
使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
リップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ちオイルやグリスの付着がないようにしてくだ
い。グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、期していない状況が発生した際に電動
工具を安全に使用/制御できません。
バッテリー工具の使用および取扱い
ッテリーを充する場合は、ずメカー推奨の充電器使用してください特定タイのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。指定以外のバッテリーを使用すると、
負傷や火災の恐れがあります。
使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物
を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。バッテリーの電気接点間が短絡する
と、火傷や火災が発生する危険があります
正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。その場合、漏れた液には触れないでください。
もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い
流してから医師の診察を受けてください流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を
負う恐れがあります
損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。損傷したあるいは変更が加え
られたバッテリーは予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
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ッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。気あるい 130 °C265 °F)超える高
は、爆発の原因となることがあります。
充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記
載された温度範囲外で充電しないでください正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電によ
り、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
サービス
電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。た、必ず純正部品を使用してく
ださい。これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
傷したバッテーは決して手入れ保守を行わないでださい。ッテリーの保守作はすべて
メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。
2.2 往復運動するソーブレードによる切断に関するその他の安全上の注意
端工具が隠れた電線に接触する可能性のある作業を行う場合は必ず本体の絶縁されたグリップ
持ってください。通電しているケーブルと接触すると本体の金属部分にも電圧がかかり感電の危険
があります。
工具はクランプ、あるいはその他の方法で安定した土台に確実に固定してください。作業材料を手ある
いは体で保持しようとすると不安定さが残り、コントロールを失う危険があります。
2.3 切断に関するその他の安全上の注意
作業者に関する安全
切断領域やソーブレード付近に手を出さないでください。片方の手で補助グリップまたはモーターハウ
ジングを保持してください。両手でソーを保持すれば、ソーで手を負傷することはありません
本製品は、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
本体は決して加工や改造を加えないでください。
保護手袋は先端工具の交換時にも着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因とな
ることがあります。
作業開始前に、作業場で発生する粉じんの危険有害度を調査してください。公的に承認された保護等級
および地域の粉じんに関する規定を満たした工業用集じん機を使用してください含鉛塗料、特定の種
類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から生じた粉じんは、健康
を害する恐れがあります。
作業場の良好な換気に注意し、必要に応じてそれぞれの粉じんに適した防じんマスクを着用してくださ
い。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだりするとアレルギー反応や呼吸器疾患を起
こす可能性があります。アスベストが含まれる母材は、必ず専門家が取り扱うようにしてください。
作業材料の下側をつかまないでください。
切断する作業材料を手や足で支えないでください。作業材料は安定した支持具に固定してください。
本体は常に両手で指定のグリップを掴んで保持し、反力を受け止めることができるように腕を構えます。
グリップは乾燥した清潔な状態を保ってください。
ソーブレードは必ず側部をつかみ、決してソーブレードが身体のすぐ前にくることのないようにしてく
ださい。反動が生じるとソーが跳ね返ることがあります!
ソーブレードが噛んだ場合あるいは作業を中断する場合は、ソーをオフにしてソーブレードが停止す
までソーを動かさないでください。ソーブレードが動いている間は、ソーを作業材料から離したり後方
へ引いたりしないでください、そうしないと反動が発生する危険があります。
作業材料に挿入されているソーを再び作動させる場合は、ソーブレードをカットギャップの中央に配置
し、歯が作業材料に引っかかっていないかチェックします。
既存の壁やその他の見通しのきかない領域で切断を行う場合は特に注意してください。切断時に、押し
込まれたソーブレードが隠れている対象物にブロックされ、跳ね返る可能性があります。
電気に関する安全注意事項
作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。誤っ
て電線を損傷すると本体外側の金属部分により感電事故が発生する可能性があります。
端工具が隠れた電線に接触する可能性のある作業を行う場合は必ず本体の絶縁されたグリップ
持ってください。電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも電圧がかかり、感電の危険
があります。
電動工具の慎重な取扱いおよび使用
切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブレードは使用しないでください。そのようなソーブ
レードは、摩擦の増大、噛み込みあるいは反動の原因となります。
ソーブレードの取扱いと保管に関するメーカーの指示に注意してください。
本製品のプロテクトシューを作業材料に押し当ててください。これにより、最適で安全な作業を保証す
ることができます。
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切屑が熱くなっていることがあるため、適切な保護服を着用してください
2.4 その他の安全上の注
本製品は、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
本体は決して加工や改造を加えないでください。
切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブレードは使用しないでください。そのようなソーブ
レードは、摩擦の増大、噛み込みあるいは反動の原因となります。
作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。誤っ
て電線を損傷すると本体外側の金属部分により感電事故が発生する可能性があります。
作業材料は安定した支持具に固定してください。切断する作業材料を手や足で支えないでください。
本製品の電源は必ず作業場で入れてください。
作業時には必ず本体を身体から離すようにしてください。
特にパイプ直径が大きい場合には、適切な押し付け力と適度な切断速度で作業してくださいこれによ
り、本体の過熱を防止することができます
パイプを切断する場合は、パイプ内に水滴が残っていないことを確認してください。必要に応じてパイ
プを空にしてください。
パイプを切断する場合には、本体をパイプより上の位置に保持してください。
本体は耐水仕様ではありません水滴が本体にかかると短絡の原因となることがあります。
未知の母材には決して切断を行わないでください。切断ラインの上面と下面から障害物を取り除いてく
ださい。
ソーブレードが切断面に当たった時に、本体に対して反力が作用することがあります。
保護手袋は先端工具の交換時にも着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因とな
ることがあります。
本体を使用しない時、手入れや保守を行う時、先端工具の交換時および搬送中は、バッテリーを本体か
ら取り外してください。
本体を保管および搬送する際はスイッチインターロックを作動させてください。
ソーブレードの取扱いと保管に関するメーカーの指示に注意してください。
本体使用中、作業者および現場で直近に居合わせる人は保護メガネ、ヘルメット、耳栓、保護手袋および
防じんマスクを着用しなければなりません。
常に適切な長さのソーブレードを使用してください。ソーブレードは、トロークの全行程において作
業材料より突出していなければなりません。
休憩を取って緊張をほぐし、指を動かして血の巡りを良くするように心がけてください。
ランプLED)を直接のぞき込んだり、LED で他の人の顔を照射したりしないでください眼がくらむ
恐れがあります。
破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。個人用保護具と、常に保護メガネおよび保護手
袋を着用してください。
剥がし作業の場合には、作業側と反対の領域を保護してください。
2.5 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
LiIon バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいは
その他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄
りのHilti サービスセンターにご連絡ください。
バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。製品
を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、冷ましてください。この場
合には、必ず最寄りのHilti サービスセンターにご連絡ください
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3 製品の説
3.1 製品概要 1
@
チャック
;
カットアダプターキャッチ
=
折りたたみ式吊り下げフック
%
回転数事前選択
&
スイッチインターロック
(
無段変速スイッチ
)
後部グリップ
+
バッテリー充電状態インジケーター
§
バッテリーリリースボタン
/
バッテリー
:
セイフティーアイ
フロントエンドグリップ
$
ソーブレードリリースレバー
£
吸入接続部(米国仕様:アクセサリー)
|
プロテクトシュー
¡
プロテクトシューリリースボタン
Q
ソーブレード
W
カットアダプター(アクセサリー)
3.2 正しい使用
本書で説明している製品はバッテリー式レシプロソーです。本製品は、木材、木製および金属製作業材料、
ならびにプラスチックの切断に使用するものです。
本製品は両手操作用として設計されています。
本製品には、必ずHilti B 36 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ずHilti C4/36 シリーズの充電器を使用してください。
3.3 考えられる誤った使
レンガ、コンクリート、気泡コンクリート、天然石、タイルを切断しないでください。
本製品を、水滴が残っているパイプの切断に使用しないでください。
未知の母材には切断を行わないでください。
3.4 Li-Ion バッテリーのインジケーター
Li-Ion バッテリーの充電状態および本体の不具合は、Li-Ion ッテリーのインジケーターにより表示されま
す。Li-Ion バッテリーの充電状態は、2 つのバッテリーリリースボタンのいずれかを押すと表示されます。
状態 意味
4 個の LED が点灯。 充電状態:75 %...100 %
3 個の LED が点灯。 充電状態:50 %...75 %
2 個の LED が点灯。 充電状態:25 %...50 %
1 個の LED が点灯。 充電状態:10 %...25 %
1 個の LED が点滅。 充電状態:< 10 %
1 個の LED が点滅、本体は作動不能状態。 バッテリーが過熱あるいは完全に放電している。
4 個の LED が点滅、本体は作動不能状態。 本体の過負荷あるいは過熱。
コントロールスイッチの操作中、およびこのスイッチから指を放してから 5 秒が経過するまでの間
は、充電状態を確認することはできません
バッテリーのインジケーターの LED が点滅している場合は、「故障時のヒント」の章の注意事項を確
認してください。
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3.5 本体標準セット構成
レシプロソー、取扱説明書。
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせい
ただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください。
4 製品仕様
SR 30-A36
定格電圧
36 V
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠)
5.2 kg
ストローク数 (段階 1)
2,500/min
ストローク数 (段階 2)
2,800/min
ストローク長
32 mm
ブレードホルダー
0.5 in
作動時の周囲温度
−17 60
保管温度
−20 70
4.1 騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測
定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。
記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、
異なる先端工具を取り付けて使用したり手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異な
ることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際に
は使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著し
く低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例
電動工具および先端工具の手入れや保守手を冷やさないようにする、作業手順の編成
騒音について
SR 30-A36
サウンドパワーレベ (L
WA
)
96 dB(A)
サウンドパワーレベルの不確実性 (K
WA
)
5 dB(A)
サウンドプレッシャーレベル (L
pA
)
85 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K
pA
)
5 dB(A)
合計振動値
SR 30-A36
排出振動値(クリップボード切断)(a
h,B
)
22.5 m/s²
不確実性(クリップボード切断)(K)
3.7 m/s²
排出振動値(角材切断)(a
h,WB
)
20.5 m/s²
不確実性(角材切断)(K)
3.3 m/s²
4.2 バッテリー
バッテリー作動電圧
36 V
作動時の周囲温度
−17 60
保管温度
−20 40
充電開始時のバッテリー温度
−10 45
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5 作業準備
注意
負傷の危険 意図しない始動!
バッテリーを装着する前に、バッテリーを装着する製品のスイッチがオフになっていることを確認して
ください。
本体の設定、またはアクセサリーの交換の前にバッテリーを取り外してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
5.1 バッテリーを充電す
1. 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
2. バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください
3. バッテリーは許可された充電器で充電してください。
5.2 バッテリーを装着す
注意
負傷の危険 短絡あるいはバッテリーの落下!
バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してくだ
さい。
バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
1. はじめてお使いになる前にはバッテリーをフル充電してください。
2. ロックの音が聞こえるまでバッテリーを本体ホルダーに装着します。
3. バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
5.3 バッテリーを取り外
1. バッテリーのロック解除ボタンを押します
2. バッテリーを本体のホルダーから引き抜きます。
5.4 吊り下げフックを取り付ける(アクセサリー) 2
1. スイッチインターロックを作動させます。
2. 吊り下げフックを取り付けます。
5.5 ソーブレードを装着する 3
必ず 1/2" コネクションエンドのソーブレードを使用してください。
1. スイッチインターロックを作動させるか、あるいはバッテリーを本体から取り外します。
2. 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、グリスが薄く塗布されているか確認します。必要で
あれば、コネクションエンドの汚れを取り除き、グリスを塗布してください。
3. ロックレバーをストップ位置まで上方へずらし、その位置に保持します。
4. ソーブレードを前方からブレードクランプに押し込みます。
5. 指を放してロックレバーを元の位置にします。
6. ソーブレードを引っ張り、きちんと噛み合っていることを確認します。
5.6 吸入接続部を取り付ける(米国仕様:アクセサリー) 4
1. プロテクトシューを引き出します。
2. 吸入接続部をプロテクトシューキャッチに取り付けます。
3. グリスを薄く塗布したプロテクトシューをガイドに完全に装着します。
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6 ご使用方
注意
負傷の危険 短絡あるいはバッテリーの落下!
バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してくだ
さい。
バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
6.1 ソーをガイドする 5
1. ソーは所定のグリップで保持してください
2. ソーを作業材料に接触するまでガイドします。
3. ソーを前後に動かします。
ソーを作業材料に押し付けるとソーブレードが破断して負傷の原因となることがあります。
6.2 切断 6
警告
故障したり下げフックによる負傷の危険! 本体が落下してご自身あるいは他の方が怪我をする恐れがあり
ます。
作業を開始する前に、吊り下げフックが確実に固定され損傷のないことてを確認してください。
1. スイッチインターロックを非作動にして、コントロールスイッチを押します。
ソーを効率的にガイドするためのいくつかの方法を図に示しました。
2. 切断作業を終了する場合は、コントロールスイッチから指を放します。
3. スイッチインターロックを作動させます。
6.3 ソーブレードを取り外す 7
注意
負傷の危険! 先端工具は熱くなっていることおよび/またはエッジが鋭くなっていることがあります。
先端工具を交換する際には保護手袋を着用してください。
熱くなっている先端工具は可燃物の上に置かないでください。
1. スイッチインターロックを作動させるか、あるいはバッテリーを本体から取り外します。
2. ロックレバーをストップ位置まで上方へずらし、その位置に保持します。
3. ソーブレードをブレードクランプから前方に引き出します。
4. 指を放してロックレバーを元の位置にします。
7 手入れと保守
警告
バッテリーを装着した状態における負傷の危険
手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
本体の手入れ
強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してくださいシリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
チャックの外側を定期的に清掃して潤滑してください。これには、Hilti 314648 スプレーを使用してく
ださい。
Li-Ion バッテリーの手入
バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してくださいシリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
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湿気が入り込まないようにしてください
保守
目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、作エレメントについては問題なく機能すること
を定期的に点検してください。
損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。直ちHilti サービスセ
ンターに修理を依頼してください。
手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承
認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせ
いただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください。
7.1 プロテクトシューの交換 8
プロテクトシューは必要に応じて交換できます。
1. バッテリーを取り外します。
2. ソーブレードを取り外します。 172
3. レシプロソー下側の赤いプロテクトシューリリースボタンを押します。
4. プロテクトシューを引き出します。
5. レシプロソー下側の赤いプロテクトシューリリースボタンを押します。
6. グリスを薄く塗布したプロテクトシューをガイドに完全に装着します。
7. プロテクトシューがロックしていることを確認します。
8 バッテリー装置の搬送および保管
搬送
注意
搬送時の予期しない始動
お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で搬送してください!
バッテリーを取り外します。
バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
保管上の注意事項
注意
故障したあるいは液漏れしたバッテリーによる予期しない損
お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で保管してください!
本体とバッテリーは、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
本体とバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
9 故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業
担当またはHilti サービスセンターにご連絡ください。
9.1 レシプロソーは作動不可能
故障 考えられる原因 解決策
本体が始動しない。 バッテリーが完全に装着れて
ない。
バッテリーをカチッ」と音
するまでロックしてください。
バッテリーが空。 バッテリーを充電する。
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174 日本語 2186519
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故障 考えられる原因 解決策
本体が始動しない。 スイッチインターロック操作
れていない。
スイッチインターロックを操作
する。
ソーブレードをチャックから
取り出せない。
ロックレバーがスップ位置まで
押されていない。
ロックレバーをストップ位置ま
で押してソーブレードを取り出
してください。
チャックが切断切で塞がってい
る。
切断切屑を除去し、チャックの
外側を定期的に清掃する。本体
の手入れ。 172
9.2 レシプロソーは作動可能
故障 考えられる原因 解決策
本体機能がフルに発揮されな
い。
コントロールスイッが完全に
されていない
コントロールスイッチを一杯に
握り込む。
バッテリーが放電している バッテリーを交換し、空のバッ
テリーを充電する。
ソーブレードをチャックから
取り出せない。
ロックレバーがスップ位置まで
押されていない。
ロックレバーをストップ位置ま
で押してソーブレードを取り出
してください。
10 廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されな
ければなりません。多くの国でHilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています詳細について
は弊社営業担当またHilti 代理店・販売店にお尋ねください。
バッテリーを廃棄す
バッテリーを誤った方法で廃棄すると、漏出するガスあるいはバッテリー液により健康を損なう危険があり
ます。
損傷したバッテリーを送付しないでください!
短絡を防止するために接続部を非導電性のもので覆ってください。
バッテリーは子供が手を触れることのないように廃棄してください。
バッテリーの廃棄は、最寄りのHilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。
電動工具、電子機器およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません!
11 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、有害物質を記載した表を確認できます:qr.hilti.com/r5962277。
本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
12 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、最寄りのHilti 代理店・販売店までお問い合わせください
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Hilti SR 30-A36 取扱説明書

タイプ
取扱説明書