PI1803

IFM PI1803, PI1804, PI1805, PI1806, PI1817, PI1818, PI1843 取扱説明書

  • IFM PI16xxとPI18xx圧力センサの取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスの高精度圧力測定、IO-Linkによる高度な機能、柔軟な設定オプションなどについてご質問にお答えします。お気軽にご質問ください。
  • PI16xxとPI18xxの違いは何ですか?
    アナログ出力の範囲は変更できますか?
    エラー発生時の状態はどうなりますか?
    スイッチング機能はどのように設定しますか?
    IO-Linkとは何ですか?
取扱説明書
圧力センサ
PI16xx
PI18xx
11400146 / 0004 / 2023
JP
PI16xx PI18xx 圧力センサ
2
目次
1 は............................................................ 4
1.1 ............................................................ 4
2 安.............................................................. 5
3 使................................................................... 6
3.1 使.............................................................. 6
4 能 ...................................................................... 7
4.1 IO-Link ............................................................... 7
4.2 IO-Linkィ ............................................... 8
4.2.1 IO-Link........................................ 8
4.2.2  ................................................... 8
4.2.3 ............................................ 8
4.2.4 ................................................... 8
4.2.5 グ ...................................................... 8
4.2.6 ................................................... 9
4.2.7 タ ........................................ 9
4.3 ..................................................... 9
4.4 ............................................................ 9
4.4.1 2働 ..................................................... 9
4.4.2 3働 ..................................................... 10
4.5 3使................................. 10
4.6 力 .......................................................... 11
4.7 ......................................................... 11
5 G1(PI16xxけ......................................... 13
5.1 3-A使:.................................. 14
5.2 EHEDG使: ................................ 14
6 カップリングナット(PI18xx)付きのG1テーパーシーリングの取付け. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15
6.1 3-A使:.................................. 16
6.2 EHEDG使: ................................ 17
6.3 ....................................................... 17
6.3.1 ................................................... 17
6.3.2 き ............................................... 17
6.3.3 換 ............................................... 17
7 ................................................................... 19
8 .......................................................... 20
9 ................................................................... 21
9.1 ー ............................................ 21
圧力センサ PI16xx PI18xx
3
9.2 明 ................................................... 21
9.3 2........................................ 22
9.4 2明 .................................................. 22
9.5 3................................. 23
9.6 3明 .................................................. 23
10 パ.............................................................. 24
10.1 ..................................................... 24
10.2 .................................................. 28
10.3 ......................................................... 29
10.3.1 ..................................................... 29
10.3.2 ............................................ 29
10.3.3 ウィンドウ機能のスイッチング出力値の定義. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
10.3.4 OUT2....................................... 30
10.4 ()................................................ 30
10.4.1 ゼロポイント校正と測定範囲の最大値の調整. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
10.4.2 .............................................. 31
10.4.3 定 ................................. 31
10.4.4 ..................................... 31
10.4.5 ....................................... 31
10.4.6 ....................................... 32
10.5 能 .......................................................... 32
10.5.1 /り............................... 32
10.5.2 ト ........................................ 32
10.6 能 ................................................... 33
10.6.1 メニューレベル3(シミュレーション)を開く . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 33
10.7 ....................................................... 33
10.7.1 ............................................ 33
10.7.2 ............................................ 33
10.7.3 /.......................................... 34
10.7.4 .............................................. 34
11 操................................................................... 35
11.1 ................................................ 35
11.2 Run................................................ 35
12 ト....................................................... 36
12.1 .................................................. 36
13 廃............................................................ 38
14 工.............................................................. 39
PI16xx PI18xx 圧力センサ
4
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.com
を参照してください。
1.1 表記の説明
要件
操作指示
操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
参照
重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。
情報
補足事項
圧力センサ PI16xx PI18xx
5
2 安全の為の注意
• ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
– システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
– システム設計者は危険性評価を実施し、システムのオペレータおよびユーザに提供される、法
的および規範的要件に従って文書を作成することを請け負います。この文書には、オペレー
タ、ユーザ、および該当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべ
ての情報および安全の為の注意事項を記載する必要があります。
• 製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
• 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
• 製品は意図された目的以外に使用しないでください。(Ò 使用目的)
製品は許可される媒体以外に使用しないでください。 (→ Ò 技術データ)
• 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
• 製品を改造したりオペレータの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当社
は責任を負わず、また保証の対象外となります。
• 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
• 製品とケーブルは損傷から保護してください。
PI16xx PI18xx 圧力センサ
6
3 使用目的
このセンサはシステムの圧力または液面レベルと、システム内の温度を測定して監視します。
3.1 使用場所
圧力の種類:ゲージ圧
圧力定格と破壊圧力の情報 Ò データシート
ここに示された圧力定格を超える静的および動的な過圧を避けるため、適切な手段を講じてく
ださい。示された破壊圧力を超えてはなりません。破壊圧力を超えるのがわずかな時間であっ
ても、ユニットが破壊されることがあります。注意: (事故につながる恐れがあります。)
3-A規格63-04のE9.2 / 63-04の基準を満たす必要のあるシステムには適していません。
この装置は真空耐性を持ちます。データシートの指定に従ってください!
圧力センサ PI16xx PI18xx
7
4 機能
測定セル:
• システム圧力はセラミック静電容量式測定システムで測定されます。
• セラミック測定セルのシールは、エラストマを含まないため、メンテナンスは不要です。
• 媒体温度はセラミック測定セルの背後に記録されます。精度計算式Ò データシート
信号伝送:
• このセンサはSIOモード(標準入出力)またはIO-Linkモードで動作できます。基本動作モードは
SIOです。IO-Linkマスタに接続すると、自動的にIO-Linkモードになります。追加の手動切替えは
不要です。
SIOモード:
アナログ信号の測定圧力値4~20 mA(ピン2)。
• スイッチング情報(ピン4)。
IO-Linkモード:
• 測定圧力値
• 測定温度値
• 測定範囲リミットの超過および未満
• デバイスのステータス
• スイッチング情報
• パラメータ設定
• デバイス診断(イベント)
4.1 IO-Link
IO-Linkとは、センサやアクチュエータと通信するための、国際的に標準化されたIOテクノロジです
(IEC 61131-9)。
IO-Linkの追加情報: www.io-link.com
IO-Linkには次のメリットがあります。
• ノイズ耐性のある複数のプロセス値の伝送。
• 動作中のパラメータ設定およびデスクでのポイントツーポイント。
• デバイス診断(イベント)
• データ保存:交換の際の自動新規パラメータ設定。
PI16xx PI18xx 圧力センサ
8
• 接続された装置の検出。
• 自由に定義可能なパラメータでプラント内の装置を特定。
IO-Linkインターフェースに関する情報: www.io-link.ifm
4.2 センサのIO-Linkプロパティ
4.2.1 IO-Linkインターフェースの説明
IO-Linkインターフェースの説明は、www.io-link.ifmをご覧ください。
このセンサは、診断目的の読取り可能なパラメータとして、センサ内部温度を提供します。
4.2.2 センサ 内部温度
センサの内部温度を、IO-Linkチャンネルから読取ることができます。測定範囲:-25~155℃、分解
能1℃、精度+/- 5℃測定範囲と精度に関する情報 Ò データシート
4.2.3 過剰圧力イベントカウンタ
このセンサには、過剰圧力イベントのカウンタがあります。過剰圧力とみなされる圧力のリミット値
を設定できます。
• HIPC=過剰圧力イベントカウンタ。
HIPCはリミットHIPSを超過した回数をカウントします。
値を少なくとも0.5ms超える必要があります。
• HIPS=過剰圧力しきい値。
[HIPC]はリセットコマンド[Reset_HIPC]と[Back-to-Box]でリセットできます。センサ/パラメータの
リセット (Ò/32)参照
供給電圧が中断した場合は、最大で最後の10分間のイベントが失われることがあります。これ
はバックグラウンドで合計され、まだメモリに永続的に伝送されていないためです。
4.2.4 光による位置確認
センサは[Blinken_An] / [Blinken_Aus]コマンドを使用してプラントで位置を確認できます。このコマ
ンドを使用すると、スイッチング状態LEDが点滅し、[IO-L]が表示されます。
4.2.5 イベントログ
IO-Linkでは、センサには2種類のログメカニズムがあります。
圧力センサ PI16xx PI18xx
9
• イベント履歴(パラメータ[Event_History])
• イベントカウンタ(パラメータ[Event_Counter])
イベント履歴には、発生した最新20個のイベントが記録されます。イベントが発生しない間は、
[noEvent]または[0]の値がリストに表示されます。
イベントカウンタ(232イベントまで)を使用して、センサで特定のイベントが発生した頻度を読取る
ことができます。
イベントカウンタとイベント履歴は、IO-Linkコマンド[RESET_EVENT_HISTROY]、
[RESET_EVENT_COUTER]、[Back-to-Box]を使用してリセットできます。
センサ/パラメータのリセット (Ò/32)参照
4.2.6 動作時間カウンタ
パラメータ[operating_hours]では、センサがアクティブだった時間がカウントされます(リセットで
きません)。
4.2.7 スイッチングサイクルカウンタ
センサは出力1と出力2のスイッチング回数を[OUT_Counter]パラメータでカウントし、この値を60分
ごとに保存します。
[Reset_to_zero]または[Back to Box]によりリセットできます。
センサ/パラメータのリセット (Ò/32)参照
4.3 エラー時の状態設定
障害が検出された場合、アナログ出力が定義された状態に移ります(= 21.5mA)。
障害が示された場合(= 21.5mA)
uIO-Linkからパラメータを読取るか、製造元にお問い合わせください。
4.4 動作モード
動作モードは配線によって決定され(Ò 電気接続)、センサがモードを自動的に認識します。
4.4.1 2線式での稼働
OUT2 (pin 2) 圧力に比例するアナログ信号。4~20 mAまたは20~4 mA
PI16xx PI18xx 圧力センサ
10
4.4.2 3線式での稼働
OUT1 (pin 4) 2つの可能性(自動切替え)
• 圧力リミットのスイッチング信号
IO-Link 経由で通信
OUT2 (pin 2) 3つの可能性(メニュー内で手動切替え)
• 圧力リミットのスイッチング信号
圧力に比例するアナログ出力、4~20 mA
圧力に比例するアナログ出力、20~4 mA
4.5 スイッチング機能(3線式で使用の場合のみ)
OUTx は、設定されたスイッチング制限を上または下に超えた場合に、スイッチング状態を変更しま
す (SPx、rPx)。次の出力機能から選択できます。
ヒステリシス機能 / ノーマルオープン[OUx] = [Hno](Ò ヒステリシス機能の図)。
ヒステリシス機能 / ノーマルクローズ[OUx] = [Hnc](Ò ヒステリシス機能の図)。
まずセットポイント(SPx)を設定してから、リセットポイント(rPx)を設定してください。
ウィンドウ機能 / ノーマルオープン:[OUx] = [Fno](Ò ウインドウ機能の図)。
ウィンドウ機能 / ノーマルクローズ:[OUx] = [Fnc](Ò ウインドウ機能の図)。
ウインドの幅はSPxとrPxで設定する事が出来ますSPx = 上限値、rPx = 下限値
図1: ヒステリシス機能
SP
rP
図2: ウインド機能
P = システムの圧力
HY = ヒステリシス
FE = ウィンドウ
圧力センサ PI16xx PI18xx
11
4.6 アナログ出力
センサーは測定圧力に比例するアナログ出力を提供します。測定範囲内では、アナログ信号は4~20
mAの間です。測定範囲はスケーリング可能です:
• [ASP2]は、出力信号が4mAになる測定値を定義します。
• [AEP2]は、出力信号が20 mAになる測定値を定義します。
[ASP2]と[AEP2]の最小範囲 =測定範囲の最終値の20 %。
測定値が測定範囲外の場合や、内部エラーの場合には、次の図に示される電流信号が提供されます。
エラーの場合のアナログ出力は次のように調節可能です。
[FOU] = Onは、エラーの場合にアナログ信号が最大値(21.5mA)になることを定義します。
MEWMAW AEPASP
P -1,25 0 100 103,13
4
3,8
20
20,5
21,5
[mA]
FOU=On
1
2
4
UL OL
3
[% MEW]
図3: Namurへのアナログ出力の出力特性
1: アナログ信号
2: 測定値(設定された単位)
3: 測定範囲(工場出荷時設定)
4: スケーリングされた測定範囲
P: 圧力
MAW: スケーリングなしの測定範囲の最小値
MEW: スケーリングなしの測定範囲の最大値
ASP: スケーリングありの測定範囲(アナログスタートポイント)
AEP: スケーリングありの測定範囲(アナログエンドポイント)
UL: 表示範囲より下
OL: 表示範囲より上
FOU: エラー発生時の出力動作
4.7 顧客固有の校正
顧客固有の校正により、実際の測定値に対する測定値曲線が変化します(ゼロポイント校正と勾配の
訂正)。次の順序に従ってください。
PI16xx PI18xx 圧力センサ
12
uゼロ校正[coF]を、測定範囲の最大値(VMR)の-5%~+5%の範囲で実施します。
u係数の校正[CGA]を、測定範囲の最大値(VMR)の-5%~+5%の範囲で実施します。以前のゼロポ
イント校正が残ります。
例:ゼロポイントの変更[coF]
105 % MEW
100 % MEW
95 % MEW
MEW D
AV1
V0
V2
A: 出力信号
D: 圧力
MEW
測定範囲の最大値
V0: 工場出荷時の設定での測定値曲線
V1、
V2:
変更後の測定値曲線
例:勾配の変更[CGA]
105 % MEW
100 % MEW
95 % MEW
MEW D
AV1
V0
V2
A: 出力信号
D: 圧力
MEW
測定範囲の最大値
V0: 工場出荷時の設定での測定値曲線
V1、
V2:
変更後の測定値曲線
勾配の変化はパーセンテージで示されます。
uアナログ開始値[ASP]と[AEP]を、手動またはティーチボタンで入力します。
勾配[CGA]とオフセット[coF]が変更されると、[ASP]と[AEP]が影響を受けます。
圧力センサ PI16xx PI18xx
13
5 G1テーパーシーリング(PI16xx)の取付け
センサの取付け/取外しの前に:システムに圧力がかかっていないこと、配管やタンク内に媒体
がないことを確認してください。
u機械/媒体の温度に関する危険にご注意ください。
利用可能なアダプタに関する情報:www.ifm.com
u使用するアダプタの指示に従ってください。
uアプリケーションに適した認定潤滑ペーストを使用してください。
uプロセスアダプタ付きのセンサを接続部に挿入します。
uスパナを使用して締めます::締付けトルク:20 Nm
プロセスアダプタは、さまざまな接続部に合わせて調節できます。
オプションは次の通りです。
1:シールリング付きのプロセスアダプタの取付け
uセンサに取付ける前に、シールリングをアダプタの溝に挿入します。
uハイジェニックエリアでのアプリケーション向けに認定された適切なOリングを使用してくださ
い。
溶接アダプタの使用:
u溶接プロセス中は、アダプタが変形していないこと、シールエリアが影響されていないことを確
認してください。
u使用するアダプタの説明書とデータシートに従ってください。
u熱伝導を最適化するため、真鍮製マンドレルE30435を使用してください。
溶接シームを再加工する場合:
uシールエリアを避けるか、保護してください。
2:金属製シール先端部付きのプロセスアダプタの取付け
化学アプリケーションでは、金属間シールのエラストマフリーのシールを使用できます。
uハイジェニックアプリケーションでは、シール効果が低下するのを防ぐため、繰返し取付けるこ
とはしないでください。
長期的に安定したシール効果は、1度のみの取付けに限って保証されます。
溶接アダプタの使用:
PI16xx PI18xx 圧力センサ
14
u溶接プロセス中は、アダプタが変形していないこと、シール先端部が影響されていないことを確
認してください。
u使用するアダプタの説明書とデータシートに従ってください。
u熱伝導を最適化するため、真鍮製マンドレルE30435を使用してください。
溶接シームを再加工する場合:
uシール先端部を避けるか、保護してください。
3:G1フランジ/G1ソケットへの取付け
センサに付属しているシールリングを使用してシールします。
uフランジ/ソケットのシールエリアが穴とそろっていて、最低Rz 6.3の表面特性を持っている必要
があります(DINENISO1179-1に従ってください)。
5.1 3-Aに従ったハイジェニックエリアでの使用:
3-A認証のセンサは次の点に従ってください。
u接続口には必ず3-A 認証のアダプタを使用してください。
u媒体が測定素子のエリアから流出できるように、センサを配管
またはタンクの最下部(位置5)には取付けないでください。
5.2 EHEDGによるハイジェニックエリアでの使用:
センサは必ずEHEDGガイドラインに従ってシステムに取り付けてください。EHEDGワークグループ
のドキュメントを参照してください。
圧力センサ PI16xx PI18xx
15
6 カップリングナット(PI18xx)付きのG1テーパーシーリン
グの取付け
センサの取付け/取外しの前に:システムに圧力がかかっていないこと、配管やタンク内に媒体
がないことを確認してください。
u機械/媒体の温度に関する危険にご注意ください。
センサはこのために設計されたG1テーパーシーリング付きのifm接続部以外には取付けないで
ください。
利用可能なアダプタに関する情報:www.ifm.com
u使用するアダプターの指示に従ってください。
uセンサが、カップリングナット:によって、製品と接触する前面の金属製ストップに押付けられて
いることを確認してください。これは、金属製シール先端部のあるアダプタか、(金属側シール
として)ストップの上流にOリングを使用するかにかかわらず、必要です。
wセンサを金属製エンドストップのない1インチネジに取付けると、シール不良になります。
センサシリーズPIx7xx、PMx7xx、PI26xxは、適切に設計された検出面を持つ1インチネジ切り
外装への取付けに使用できます。
2
3
4
1
34
46
1: センサー
2: ネジ切り外装
3: 圧力接続口
4: Oリング(使用する場合)
u用途に適した認定潤滑ペーストを使用して、ネジ切り外装のネジに薄くグリスを塗ります。
uセンサ(1)を接続部(3)に挿入します。
uネジ切り外装(2)を接続部(3)の雌ネジにスライドさせます。
uセンサ(1)の位置を保持しながら、センサ(1)をそろえてネジ切り外装(2)をスパナで締めま
す。締付けトルク:20 Nm
プロセスアダプタは、さまざまな接続部に合わせて調節できます。
オプションは次の通りです。
1:シールリング付きのプロセスアダプタの取付け
uセンサに取付ける前に、シールリングをアダプタの溝に挿入します。
PI16xx PI18xx 圧力センサ
16
uハイジェニックエリアでのアプリケーション向けに認定された適切なOリングを使用してくださ
い。
溶接アダプタの使用:
u溶接プロセス中は、アダプタが変形していないこと、シールエリアが影響されていないことを確
認してください。
u使用するアダプタの説明書とデータシートに従ってください。
u熱伝導を最適化するため、真鍮製マンドレルE30435を使用してください。
溶接シームを再加工する場合:
uシールエリアを避けるか、保護してください。
2:金属製シール先端部付きのプロセスアダプタの取付け
化学アプリケーションでは、金属間シールのエラストマフリーのシールを使用できます。
uハイジェニックアプリケーションでは、シール効果が低下するのを防ぐため、繰返し取付けるこ
とはしないでください。
長期的に安定したシール効果は、1度のみの取付けに限って保証されます。
溶接アダプタの使用:
u溶接プロセス中は、アダプタが変形していないこと、シール先端部が影響されていないことを確
認してください。
u使用するアダプタの説明書とデータシートに従ってください。
u熱伝導を最適化するため、真鍮製マンドレルE30435を使用してください。
溶接シームを再加工する場合:
uシール先端部を避けるか、保護してください。
6.1 3-Aに従ったハイジェニックエリアでの使用:
3-A認証のセンサは次の点に従ってください。
u接続口には必ず3-A 認証のアダプタを使用してください。
u媒体が測定素子のエリアから流出できるように、センサを配管
またはタンクの最下部(位置5)には取付けないでください。
圧力センサ PI16xx PI18xx
17
6.2 EHEDGによるハイジェニックエリアでの使用:
センサは必ずEHEDGガイドラインに従ってシステムに取り付けてください。EHEDGワークグループ
のドキュメントを参照してください。
6.3 通気ダイヤフラム
測定範囲の最大値が10MPaのユニットには、通気ダイヤフラムはありません。
6.3.1 通気ダイヤフラム
通気ダイヤフラムにより、測定セルと環境との間の、気圧および温度に左右される圧力変動が補正さ
れるため、ゲージ圧力の測定が可能になります。
通気ダイヤフラムはねじ止めされたフィルタカバーで保護されています。
通気ダイヤフラムが正しく機能するために、次の点を考慮してください。
u汚れや洗浄剤は、石灰を含まない水を十分にかけて取り除いてください。
センサーが冷却段階の場合:
u測定システム内が負圧になって(測定値が若干不正確になります)、隔膜に余分な負荷がか
かるのを防ぐため、通気ダイヤフラムが液体に接触しないようにしてください。
6.3.2 フィルタカバーの向き
フィルタカバーが水平になって、結露が重力で流出するような取付け状態を選択してください。
3
1
2
u理想的な方向(1):
フィルタカバーが水平位置にあります。
wフィルタカバー内の通気ダイアフラム(2)が垂直位置にありま
す。
uフィルタカバーの最大傾斜:30° (3)
6.3.3 フィルタカバーの交換
(1)通気ダイヤフラム(E30483)を含めてフィルタカバーを交換します。
理想的な配置(1)に対応しない困難な環境条件または取付け状況では、次のアクセサリを使用して
通気ダイヤフラムを保護できます。
PI16xx PI18xx 圧力センサ
18
(2)フィルタカバーを密閉バージョン(E30148)と交換します*。
(3)フィルタカバーを、チューブ差込口と保護され乾燥したエリアに届くベントチューブ付きのものと交換します
(E30139)。
(4)内蔵の交換ダイヤフラム(通気ダイヤフラム)付きのアクセサリセット(E30467)。外部洗浄の化学的に厳しい要件
のアプリケーションに推奨されます。機能:(Ò E30467の取付け方法)。
2
3
4
1
u交換時には、汚れや湿気を避けてください。
u残留物がないように、ねじを丁寧に清掃してください。
uセンサのダイヤフラムの粘着面を損傷しないようにしてください。
uフィルタカバーの方向を守ってください(Ò E30139/E30467の取付け方法)。
*密閉式フィルタカバーを使用すると、測定セルの圧力補正はなくなります。これにより以下の
理由で測定値に誤差が生じます。
• 気圧の変動。
• 温度変化に伴うセンサ内の圧力の変動。
圧力センサ PI16xx PI18xx
19
7 接続方法
センサは、資格を有する電気技師により接続する必要があります。
電子機器の取付けは、国内または海外の規格に従ってください。
センサの回路は、機能的絶縁によって、触れることのできる部分から隔離されています。
データシートを参照してSELV・PELV電圧を供給してください。
u電源を切ります。
uセンサを次のように接続します。
43
2 1
1 BN
2 WH OUT2
L+
1
L
1 BN
2 WH
4 BK
3 BU
OUT1
OUT2
L+
2
1
2線式での稼働
2
3線式での稼働
ピン コアカラー
1: BN
2: WH 白
3: BU
4: BK
OUT1: スイッチング出力またはIO-Link
OUT2: スイッチング出力またはアナログ出力
DIN EN 60947-5-2規格による色
回路例:
1
L
1
BN
2
WH
4
BK
3
BU
2
L
1
BN
2
WH
4
BK
3
BU
4
L
1
BN
4
BK
2
WH
3
BU
3
L
1
BN
2
WH
4
BK
3
BU
1
2 x PNPのスイッチング
2
2 x NPNのスイッチング
3
1 x PNPスイッチング、1 x アナログ
4
1 x NPNのスイッチング、1 x アナログ
PI16xx PI18xx 圧力センサ
20
8 操作部と表示の説明
321
9 10
4 5 6 7 8
12
11
1~8:表示LED
LED 1~6 プロセス値圧力の測定単位(割当てはデバイス固有)
LED 7 スイッチング状態OUT2(出力2がONすると点灯)。
LED 8 スイッチング状態OUT1(出力1がONすると点灯)
9:(Enter)ボタン
パラメータの選択とパラメータ値の決定
10~11:上矢印[▲]および下矢印[▼]キー
パラメータ値の設定 (押し続けるとスクロール、1回押すと増加)
入力の取消しまたはメニューに戻る[▲] + [▼] を同時に押してください。
12:4桁デジタル表示
ディスプレイ: 現在測定されているシステムの圧力
ディスプレイ: パラメータとパラメータ値
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