183
ja
作業中には他の作業員を付近に近づけないようご注意く
ださい。 作業域付近に立ち入る人物に対しては必ず各自
に適した保護装備の着用を義務付けてください。 材料や
先端工具の破片が作業域外にも飛散し、負傷の原因とな
ることがあります。
アクセサリーが埋設された電線や本体の電源コードに触
れる恐れのある場合には、絶縁されている本体のグリッ
プ部のみを保持してください。 グリップ部以外を持って
いると本体の金属部分を通じて感電する恐れがありま
す。
回転中のアクセサリーには電源コードを近づけないよう
ご注意ください。 本体のコントロールを失った場合に電
源コードを切断したりこれに絡まったりすると、手や腕
が回転中のアクセサリーと接触してけがをする危険があ
ります。
アクセサリーの回転が完全に停止するまで本体を床など
に放置しないでください。 回転中のアクセサリーが床な
どと接触し、本体のコントロールを失ってしまう恐れが
あります。
本体を持ち運ぶ際には、絶対にスイッチをオフにしてく
ださい。 衣服が回転中のアクセサリーと不意に接触して
巻き込まれ、アクセサリーで怪我をする原因となりま
す。
本体の通風口に付着した汚れを定期的に取り除いてくだ
さい。 モーターファンが粉じんをハウジング内に吸引
し、溜まった金属粉じんが電気的危険を生じることがあ
ります。
可燃材料の付近では電動工具を使用しないでください。
火花が飛散して材料に引火することがあります。
切削液を必要とするアクセサリーは使用しないでくださ
い。 水分やその他の切削液を使用すると感電を生じるこ
とがあります。
キックバック現象およびこれに関する安全上の注
意
キックバック現象とは、研削ホイール、パッド、ワイヤ
ブラシなどのアクセサリーの回転に引っかかりが生じた
り、これが阻止されたりした際に生じる急激な反動で
す。 アクセサリーの回転に引っかかりや生じたり、これ
が阻止されたりすると突如回転が停止してしまいます。
これによりコントロールを失った本体は、回転が阻止さ
れた位置を中心としてアクセサリーの回転と逆の方向に
加速回転します。
例えば研削ホイールが材料内で引っかかったり、その回
転が阻止されたりすると、材料内に挿入されている研削
ホイールのエッジ部分が引っかかって研削ホイールが切
削面からそれたり、キックバックを生じたりすることが
あります。 これにより研削ホイールは、回転が阻止され
た位置でのホイールの回転方向に応じ、作業者に向かっ
て、または作業者から離れた方向へ移動します。 この際
に研削ホイールが割損することもあります。
キックバックは、誤ったまたは不適切な方法で電動工具
を使用した場合に生じます。 以下のような適切な予防措
置をとることでこのようなキックバック現象を防ぐこと
ができます。
本体をしっかりと保持するとともに、身体および腕の位
置に注意し、キックバック反力に耐えられる体勢を整え
てから作業をおこなってください。 サイドハンドルが装
備されている場合には必ずこれを使用し、フル回転時に
もキックバック反力や反動トルクを最大限にコントロー
ルできるようにしてください。 作業者が適切な予防措置
をとることで、キックバック反力やその他の反動力に適
切に対応することができます。
回転中の先端工具には手を近づけないようご注意くださ
い。 キックバック現象が生じた際に先端工具が手の上を
移動するような事態に陥ることがあります。
キックバック現象が生じた際に電動工具が移動すること
が予想される場所に立たないようにしてください。 キッ
クバック反力を受けた電動工具は、回転が阻止された位
置を中心として研削ホイール回転の逆方向に移動しま
す。
コーナー部分や鋭角なエッジ部分の作業は特に慎重にお
こなってください。 先端工具が材料から跳ね返された
り、材料に引っかかったりしないようご注意ください。
通常、回転中の先端工具はコーナー部分や鋭角なエッジ
部分の作業中、または跳ね返された場合に引っかかりま
す。 これがツールのコントロールを失わせたりキックバ
ック現象が発生したりする原因となります。
チェーンブレードや歯付きブレードなどをご使用になら
ないでください。 これらの先端工具を使用するとキック
バック現象が発生したり、本体のコントロールを失った
りする原因となる可能性が高くなります。
研削作業および切断作業における安全注意事項
本製品への取り付けが認められたアクセサリーおよび保
護カバーのみをご使用ください。 本製品への取り付けが
認められていないアクセサリーをご使用になった場合、
充分に保護されず危険です。
屈曲した研磨ディスクは、研磨面が保護カバーからはみ
出ないように取り付ける必要があります。 研磨ディスク
が正しく取り付けられず、保護カバーからはみ出ている
と、充分な保護ができません。
ホイールガードは電動工具にしっかりと取り付け、作業
者側に研削ホイールの露出部ができるだけ小さくなるよ
うに調整してください。 ホイールガードは予期せぬ研削
ホイールとの接触および破片、被服に着火するような火
花から作業者を守ります。
アクセサリーはそれぞれに推奨されている用途にのみご
使用ください。例えば、切断ホイールの側面を使用して
の研削作業はお避けください。 切断ホイールはホイール
エッジ部分を使用して切断をおこなうためのものです。
切断ホイールに横力がかかるとアクセサリーが破壊する
原因ともなります。
ご使用になる研削ホイールに適した寸法および形状をも
つ、破損のない固定ナットを常時使用してください。 研
削ホイールを支持する適切なナット、フランジの使用に
より、研削ホイール破損の危険を減少します。 切断ホイ
ール用ナットはその他の研削ホイール用ナットとは異な
ることがあります。
OBJ_BUCH-0000000033-003.book Page 183 Thursday, February 6, 2014 9:58 AM