取扱説明書 （本書）
最初に読んでください。基本的な使いかたを説明しています。
PDF マニュアル （Web からダウンロード）
5
リファレンス・ガイド
本機のすべての機能について解説しています。
5
パラメーター・ガイド
本機のすべてのパラメーターについて解説しています。
5
MIDI インプリメンテーション
MIDIメッセージの詳細資料です。
PDF マニュアルの入手方法
1.
パソコンなどで下記の URL を入力します。
http://www.roland.co.jp/manuals/
I
2.
製品名「FANTOM-6」、「FANTOM-7」、または「FANTOM-8」
を選んでください。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」（P.2）と「使用上のご注意」（P.4）をよくお読みください。
お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
© 2019 ローランド株式会社
目次
安全上のご注意 ............................... 2
使用上のご注意 ............................... 4
各部の名称とはたらき ........................... 5
トップ ・パ ネ ル
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
リア・パネル（機器の接続）
......................... 7
はじめに .................................... 8
電源を入れる
.................................. 8
電源を切る
................................... 8
一定時間がたつと自動で電源が切れるようにする
（Auto O）
................................... 8
基本操作
.................................... 9
本機の概要
................................... 11
音の単位
.................................... 11
演奏編...................................... 12
音色を選ぶ（SCENE ／ TONE）
...................... 12
ゾーンを重ねる（レイヤー）
......................... 12
鍵盤を 2 つの鍵域に分ける（スプリット）
.................. 12
音域を半音単位で高く／低くする（トランスポーズ）
........... 12
音域をオクターブ高く／低くする（オクターブ）
.............. 12
アルペジオ演奏をする
............................ 12
コード演 奏 をする（コ ード・メモリー ）
................... 13
リズム・パターンを選ぶ／鳴らす
...................... 13
テンポを変える
................................. 13
スライダー／コントロール・つまみの使いかた
.............. 13
Analog Filter の使いかた
.......................... 13
複数のゾーンの音量を同時に変更する（モーショナル・パッド）
.... 13
エ デ ィット 編 .................................. 14
ゾーンをエディットする
............................ 14
トーンをエディットする
............................ 14
エ フ ェクト を エ デ ィット す る
.......................... 14
シーン、トーンを保存する
.......................... 15
曲の順番にシーンを呼び出す（シーン・チェイン）
............ 15
サンプラー編 ................................. 16
パッドを押してサンプルを鳴らす
....................... 16
サンプルを再生し続ける（ホールド）
.................... 16
バンクを切り替える
.............................. 16
サンプルを移動／コピーする
........................ 16
サンプリングする
............................... 17
シーケンサー編................................ 18
シーケンサーの構成について
........................ 18
シーケンサーを再生する
........................... 18
パターンを録音する
.............................. 19
グループの作成
................................ 21
ソングの作成
.................................. 21
コントロール編 ................................ 22
プラグイン・シンセを使ってライブ演奏する
................ 22
パソコンと接続する
.............................. 22
USBドライバーを設定する
.......................... 22
外部 MIDI 機器をコントロールする（EXT MIDI OUT）
......... 22
USB オーディオを使う
............................ 22
アナログ・シンセサイザーをコントロールする（CV ／ GATE OUT）
. 22
設定編...................................... 23
各機能の詳細設定をする（Menu）
..................... 23
ユーザー・データをバックアップする（Backup ／ Restore）
..... 23
工場出荷時の設定に戻す（Factory Reset）
............... 23
主な仕様
.................................... 23
2
安全上のご注意
警告
完全に電源を切るときは、コンセントか
らプラグを抜く
電源スイッチを切っても、本機は
主電源から完全に遮断されてはい
ません。完全に電源を切る必要が
あるときは、本機の電源スイッチを切った
あと、コンセントからプラグを抜いてくださ
い。そのため、電源コードのプラグを差し
込むコンセントは、本機にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してくださ
い。
Auto O 機能について
本機は、演奏や操作をやめてか
ら一定時間経過すると自動的に
電源が切れます（Auto O 機
能）。自動的に電源が切れないようにする
には、Auto O 機能を解除してください
（P.8）。
分解や改造をしない
取扱説明書に書かれていないこと
はしないでください。故障の原因
になります。
個人で修理や部品交換はしない
必ずお買い上げ店またはローラン
ドお客様相談センターに相談して
ください。
警告
次のような場所で使用や保管はしない
• 温度が極端に高い場所（直射日
光の当たる場所、暖房機器の近く、
発熱する機器の上など）
• 水気の近く（風呂場、洗面台、濡
れた床など）や湿度の高い場所
• 湯気や油煙が当たる場所
• 塩害の恐れがある場所
• 雨に濡れる場所
• ほこりや砂ぼこりの多い場所
• 振動や揺れの多い場所
• 風通しの悪い場所
指定のスタンドを使用する
本機の設置には、ローランドが推
奨 す るスタンド（ *1）を使用して
ください。
不安定な場所に設置しない
本機の設置にスタンド（*1）を使
用する場合、ぐらつくような場所
や傾いた場所に設置せず、安定
した水平な場所に設置してくださ
い。機器を単独で設置する場合も、同様に
安定した水平な場所に設置してください。
警告
スタンドへ設置するときの注意
取扱説明書の指示どおりに設置し
てください（*2 ）。
正しく設置しないと、不安定な状
態となって落下や転倒を引き起こし、けが
をする恐れが あります。
電源プラグは AC100V の電源コンセン
トに差し込む
電源プラグは、必ず交流（AC）
100V の電源コンセントに差し込
んでください。
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のものを
使用してください。また、付属の
電源コードを他の製品に使用しな
いでください。
電源コードを傷つけない
火災や感電の原因になります。
大音量で長時間使用しない
大音量で長時間使用すると、難聴
になる恐れがあります。万一、聴
力低下や耳鳴りを感じたら、直ち
に使用をやめて専門の医師に相談
してください。
3
安全上のご注意
警告
異物や液体を入れない、液体の入った容
器を置かない
本機に、異物（燃えやすいもの、
硬貨、針金など）や液体（水、ジュー
スなど）を絶対に入れないでくだ
さい。また、この機器の上に液体
の入った容器（花びんなど）を置
かないでください。ショートや誤
動作など、故障の原因となること
があります。
異常や故障が生じたときは電源を切る
次のような場合は、直ちに電源を
切って電源コードをコンセントから
抜き、お買い上げ店またはローラ
ンドお客様相談センターに修理を依頼して
ください。
• 電源コードが破損したとき
• 煙が出たり、異臭がしたりしたとき
• 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
• 機器が（雨などで）濡れたとき
• 機器に異常や故障が生じたとき
お子様がけがをしないように注意する
お子様のいる場所で使用する場合
やお子様が使用する場合、必ず
大人のかたが、監視／指導してあ
げてください。
落としたり、強い衝撃を与えたりしない
破損や故障の原因になります。
タコ足配線はしない
発熱、発火する恐れがあります。
海外でそのまま使用しない
海外で使用する場合は、お買い上
げ店またはローランドお客様相談
センターに相談してください。
電源コードのアースを確実に取り付ける
電源コードのアースを確実に取り
付けてください。感電の恐れがあ
ります（P.8）。
火の付いているものを置かない
本機の上に火の付いているもの
（ローソクなど）を置かないでく
ださい。
注意
指定のスタンドのみ使用する
本機は当社製のスタンド（*1）と
のみ、組み合わせて使用できるよ
う設計されています。他のスタン
ドと組み合わせて使うと、不安定な状態と
なって落下や転倒を引き起こし、けがをす
る恐れが あります。
スタンドを使う前に安全を確認する
取扱説明書に記載の注意事項が
守られていても、取り扱いによっ
てはスタンドから本機が落下した
りスタンドが転倒したりする可能性がありま
す。使用にあたっては事前に安全を確認し
た上でお使いください。
電源コードはプラグを持って抜く
断線を防ぐため、必ずプラグを
持って電源コードを抜いてくださ
い。
電源プラグを定期的に掃除する
電源プラグとコンセントの間にゴ
ミやほこりがたまると、火災や感
電の原因になります。
定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴ
ミやほこりを拭き取ってください。
長時間使用しないときは電源プラグを抜
く
万一故障したとき、火災の原因に
なります。
電源コードやケーブルは煩雑にならない
ように配線する
足に引っかけると、本機の落下や
転倒などにより、けがの原因にな
ることがあります。
上に乗ったり、 重いものを置いたりしな
い
転倒や落下によって、けがをする
恐れが あります。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない
感電の原因になります。
移動するときはすべての接続をはずす
本機を移動するときは、電源プラ
グをコンセントから抜き、外部機
器との接続をはずしてください。
注意
移動するときの注意
本機を移動するときは以下のこと
を確認したあと、必ず 2 人以上
で水平に持ち上げて運んでくださ
い。このとき、手をはさんだり、
足の上に落としたりしないように注意してく
ださい。
• 電 源コ ードをは ず す 。
• 外部機器との接続をはずす。
お手入れするときは電源プラグをコンセ
ントから 抜く
コンセントから抜いておかないと
感電の原因になります。
落雷の恐れがあるときは電源プラグをコ
ンセントから抜く
コンセントから抜いておかないと
故障や感電の原因になります。
ファンタム電源の取り扱いについて
ファンタム電源供給の必要なコン
デンサー・マイクを接続したとき
以外は、ファンタム電源を必ずオ
フにしてください。 ダイナミック・マイクや
オーディオ再生装置などにファンタム電源
を供給すると故障の原因になります。マイ
クの仕様については、お使いのマイクの取
扱説明書をお読みください。
（本機のファンタム電源：DC 48V、10mA
Max）
*1 FANTOM-6、FANTOM-7：KS-10Z ／ KS-12、FANTOM-8：KS-10Z ／ KS-12 ／ KS-G8B
*2 スタンドへの設置方法について、詳しくは『リファレンス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
4
使用上のご注意
電源について
• 本機を、インバーター制御の製品やモー
ターを使った電気製品（冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、エアコンなど）と同じコンセン
トに接続しないでください。電気製品の使
用状況によっては、電源ノイズで本機が誤
動作したり、雑音が発生したりすることがあ
ります。電源コンセントを分けることが難し
い場合は、電源ノイズ・フィルターを取り
付けてください。
設置について
• 本機の近くにパワー・アンプなどの大型ト
ランスを持つ機器があると、ハム（うなり）
を誘導することがあります。この場合は、
本機との間隔や方向を変えてください。
• 本機をテレビやラジオの近くで動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たりラジオか
ら雑音が出たりすることがあります。この
場合は、本機を遠ざけて使用してください。
• 本機の近くで携帯電話などの無線機器を使
用すると、着信時や発信時、通話時に本機
から雑音が出ることがあります。この場合
は、無線機器を本機から遠ざけるか、電源
を切ってください。
• 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内
部に水滴が付く（結露する）ことがあります。
そのまま使用すると故障の原因になります。
数時間放置して、結露がなくなってから使
用してください。
• 鍵盤の上にものを置いたままにしないでく
ださい。発音しなくなるなど、故障の原因
になります。
• 設置条件（設置面の材質、温度など）によっ
ては、本機のゴム足が設置した台などの表
面を変色または変質させることがあります。
• 本機の上に液体の入った容器などを置かな
いでください。また、表面に付着した液体
は、速やかに乾いた柔らかい布で拭き取っ
てください。
お手入れについて
• 変色や変形の原因となる、ベンジン、シ
ンナー、アルコール類は使用しないでくだ
さい。
鍵盤の取り扱いについて
• ペンなどで書き込みをしたり、印を付けたり
しないでください。インクが表面のライン
に染み込んで落ちなくなります。
• シールなどを貼ったりしないでください。粘
着力の強いものでは、シールがはがれなく
なったり、粘着剤によって変色したりするこ
とが あります。
• ひどい汚れを落とすときは、研磨剤が入っ
ていない市販の鍵盤クリーナーを使ってく
ださい 。 はじめは軽く拭くようにします。 汚
れが落ちないときは、傷がつかないように
徐々に力を入 れながら拭くようにしてくだ
さい。
修理について
• お客様が本機または付属品を分解（取扱説
明書に指示がある場合を除く）、改造された
場合、以後の性能について保証できなくな
ります。また、修理をお断りする場合もあ
ります。
• 修理を依頼されるときは、事前に記憶内容
をバックアップ するか 、メモして お い てくだ
さい。修理するときには記憶内容の保存に
細心の注意を払っておりますが、メモリー
部の故障などで記憶内容が復元できない場
合もあります。失われた記憶内容の修復に
関しましては、補償も含めご容赦願います。
• 当社では、本機の補修用性能部品（製品の
機能を維持するために必要な部品）を、製
造打切後 6 年間保有しています。この部品
保有期間を修理可能の期間とさせていただ
きます。なお、保有期間を過ぎたあとでも、
故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、またはローラン
ドお客様相談センターにご相談ください。
その他の注意について
• 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作
などによって失われることがあります。失っ
ても困らないように、大切な記憶内容はバッ
クアップして お い てくださ い 。
• 失われた記憶内容の修復に関しましては、
補償を含めご容赦願います。
• 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでく
ださい。
• ディスプレイを強く押したり、叩いたりしな
いでください。
• ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防
ぐため、プラグ部分を持って引き抜いてく
ださい。
• 本機は多少発熱することがありますが、故
障ではありません。
• 周囲に迷惑がかからないように、音量に十
分注意してください。
• 演奏時の打鍵音や振動は床や壁を通じて意
外によく伝わります。周囲に迷惑がかから
ないように注 意しましょう。
• 本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄す
るときは、各地域のゴミの分別基準に従っ
てください。
• エクスプレッション・ペダルは、必ず指定の
ものをお使いください。他社製品を接続す
ると、本体の故障の原因になる場合があり
ます。
• 抵抗入りの接続ケーブルは使用しないでく
ださい。
外部メモリーの取り扱い
• 外部メモリーを使うときは次の点に注意して
ください。また、外部メモリーに付属の注
意事項を守ってお使いください。
• 読み込み中や書き込み中には取りはずさ
ない。
• 静電気による破損を防ぐため、取り扱う
前に身体に帯電している静電気を放電し
ておく。
知的財産権について
• 第三者の著作物（音楽作品、映像作品、
放送、実演、その他）の一部または全部を、
権利者に無断で録音、録画、複製あるいは
改変し、配布、販売、貸与、上演、放送な
どを行うことは法律で禁じられています。
• 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途
に、本製品を使用しないでください。お客
様が本製品を用いて他者の著作権を侵害し
ても、当社は一切責任を負いません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ（音色
波形データ、スタイル・データ、伴奏パター
ン、フレーズ・データ、オーディオ・ループ、
画像データなど）の著作権は当社が保有し
ています。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツ（ただ
しデモ曲などの楽曲データは除く）を素材
として、お客様が新たな作品を制作、演奏、
録音、配布をすることに関しては、当社の
許諾を必要としません。
• 製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そ
のまま、もしくは酷似した形態で取り出し、
別の記録媒体に固定して配布したり、コン
ピューター・ネットワークを通じて公開した
りすることはできません。
• ASIO は、Steinberg Media
Technologies GmbH の商標およびソフト
ウェアです。
• 本製品は GPL/LGPL オープン・ソース・ラ
イセンス適用ソフトウェアを使用しており、
お客様には、これらソフトウェアの個別の使
用許諾または条件に従ってソースコードを
入手、改変、再配布する権利があります。
本製品に使用されているオープン・ソース・
ライセンス適用ソフトウェアのソースコード
の入手を希望されるお客様には、当社ウェ
ブサイトからのダウンロードにて提供してお
ります。具体的な入手方法については、以
下（英文）をご参照ください。
https://www.roland.com/global/
support/
• MP3 codec is Copyright (c) 1995-
2017, SPIRIT.
• This Product uses the Source Code
of μT-Kernel under T-License 2.0
granted by the T-Engine Forum (www.
tron.org).
• Roland、SuperNATURAL、Ivory Feel は、
日本国およびその他の国におけるローラン
ド株式会社の登録商標または商標です。
• 文中記載の会社名および製品名などは、各
社の登録商標または商標です。
• Apple Logic Pro X、Garage Band、
Mainstage は、米国 Apple Inc. の登録商
標または商標です。
5
1
コントローラー・セクション
操作子 説明
WHEEL1
WHEEL2
いろいろなパラメーターや機能を割り当てられます。演奏中に
ホイールを動かして、割り当てられた機能を使います。
［SHIFT］ボタンを押しながら操作すると、設定画面が表示さ
れます。
［CHORD MEMORY］ボタン コード・メモリー機能をオン／オフします。
［TRANSPOSE］ボタン
このボタンを押しながら OCTAVE［DOWN］［UP］ボタン
を押すと、鍵域を半音単位で上げ下げできます。
OCTAVE［DOWN］［UP］
ボタン
鍵域をオクターブ単位で上げ下げできます。
［ARPEGGIO］ボタン アルペジオ機能をオン／オフします。
［PORTAMENTO］ボタン ポルタメントをオン／オフします。
［S1］［S2］ボタン
いろいろなパラメーターや機能を割り当てることができます。
［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、設定画面
が表示されます。
ピッチ・ベンド／モジュレーショ
ン・レバー
ピッチ（音の高さ）を変化させたり、ビブラートをかけたりし
ます。
2
ゾーン・セクション
操作子 説明
［ZONE 1-8/9-16］ボタン 操作の対象となるゾーンを切り替えます。
［PAN/LEVEL］ボタン
ボタンを押して点灯させると、コントロール・つまみ［1］～［8］
で各 ZONE のパンを、スライダー［1］～［8］で各 ZONE
の音量を調節できます。
［ASSIGN1］ボタン
［ASSIGN2］ボタン
スライダー［1］～［8］、コントロール・つまみ［1］～［8］
に別の機能を割り当てます。
ASSIGN1 は SCENE で設定するパラメーター、ASSIGN2 は
システムで設定するパラメーターです。
［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、設定画面
が表示されます。
［MASTER VOLUME］
つまみ
MAIN OUT 端子、PHONES 端子から出力する音量を調節し
ます。
［SPLIT/KEY RANGE］
ボタン
ス プ リット を オ ン ／ オ フ し ま す 。
［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、キー・レン
ジの設定画面が表示されます。
［S3］ボタン
いろいろなパラメーターや機能を割り当てることができます。
［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、設定画面
が表示されます。
ZONE SELECT ボタン［1］
～［8］
操作の対象となるゾーン（カレント・ゾーン）を選びます。選
んだゾーンがカレント・ゾーンになります。
コントロールつまみ［1］～［8］
いろいろなパラメーターを割り当てることができます。左側の
機能選択ボタンにより、操作できるパラメーターが変わります。
操作子 説明
ZONE INT/EXT ボタン［1］
～［8］
鍵盤を弾いたときに対象となるゾーンを鳴らすか、鳴らさない
かを選びます。カレント・ゾーンとの組み合わせで、内蔵音源（外
部音源）の鳴りかたが決まります。
ボタンの状態
対象となるゾーンがカレント・ゾー
ンのとき
対象となるゾーンがカレント・ゾ ー ン で
はないとき
消灯
（COMMON）
鍵盤を弾くと、内蔵音源、外部音
源共に鳴ります。
鍵盤を弾いても、内蔵音源、外部音源
共に鳴りません。内蔵シーケンサーや
外部からの MIDI データで内蔵音源を
鳴らすことはできます。
赤点灯
（INT）
鍵盤を弾くと、内蔵音源が鳴ります。
他のカレント・ゾーンの ZONE INT/
EXT ボタンがオン状態（赤、または緑
に点灯）のときのみ、鍵盤を弾くと、
内蔵音源が鳴ります。
緑点灯
（EXT）
鍵盤を弾くと、外部音源が鳴ります。
他のカレント・ゾーンの ZONE INT/
EXT ボタンがオン状態（赤、または緑
に点灯）のときのみ、鍵盤を弾くと、
外部音源が鳴ります。
オレンジ点灯
（MUTE）
音源がミュートされた状態です。内蔵音源は鳴りません。直前の状態が緑点
灯のときは、外部音源が鳴ります。
EXT
MUTE
INT
COMMON
MIXER 画面で設定
［SHIFT］+
ZONE INT/EXT ボタン
赤
消灯
緑
オレンジ
ZONE INT/EXT
ボタン
ZONE INT/EXT
ボタン
スライダー［1］～［8］
いろいろなパラメーターを割り当てることができます。左側の
機能選択ボタンにより、操作できるパラメーターが変わります。
［USB AUDIO SELECT］
ボタン
USB AUDIO 設定画面が表示されます。
［USB AUDIO IN/OUT］
ボタン
USB AUDIO スライダー機能の INPUT と OUTPUT を切り
替えたり、USB AUDIO 機能をオフにしたりします。
［USB AUDIO］スライダー
USB AUDIO の INPUT レベル、OUTPUT レベルを調節し
ます。
各部の名称とはたらき
トップ・パネル
1
2 3
4
5 6 7 8
9
10
6
各部の名称とはたらき
3
共通セクション
操作子 説明
［WRITE］ボタン
WRITE 画面が表示されます。
シーンやトーンを保存します。
［MASTER FX］ボタン
MASTER FX 画面が表示されます。
［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、MASTER
EQ 設定画面が表示されます。
［ANALOG FILTER］ボタン アナログ・フィルター設定画面が表示されます。
［MOTIONAL PAD］ボタン MOTIONAL PAD 画面が表示されます。
［DAW CTRL］ボタン DAW のコントローラーとして使うことができます。
［MENU］ボタン MENU 画面が表示されます。
ディスプレイ 操作に応じて、いろいろな情報を表示します。
FUNCTION つまみ［E1］～
［E6］
つまみを回すと、画面の下に表示された機能やパラメーター
の値を変更します。また、押し込むことで、ボタン操作と同じ
働きをします。
［TEMPO］ボタン
TEMPO 画面が表示されます。
また、ボタンを繰り返し押した間隔で、テンポを設定します。
［SHIFT］ボタン
他のボタンと組み合わせて押すと、関連する設定画面が表示
されます。
［VALUE］ダイヤル
値を変更します。
［SHIFT］ボタンを押しながらダイヤルを回すと、値が大きく
変わります。
［DEC］［INC］ボタン
値を変更します。
片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを押すと値が速
く変 わります。
また、［SHIFT］ボタンを押しながらこのボタンを押すと、値
が大きく変わります 。
カーソル［
H
］［
I
］［
K
］［
J
］
ボタン
カーソル位置を上下左右に移動します。
または、画面を切り替えます。
［EXIT］ボタン 元の画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じたりします。
［ENTER］ボタン
値の確定、操作の実行、またはリストなどを表示するときに使
います。
4
シーン・セクション
操作子 説明
［SCENE SELECT］ボタン
SCENE SELECT 画面が表示されます。
シーンを選びます。
［SCENE CHAIN］ボタン
SCENE CHAIN 画面が表示されます。
シーンを順番に呼び出します。
［ZONE VIEW］ボタン
ZONE VIEW 画面が表示されます。
各ゾーンの状態を確認できます。
［SINGLE TONE］ボタン
ZONE1 にピアノ音色を呼び出します。ZONE1 以外はオフ
になります。
注意
このボタンを押すと、保存していないシーンの設定は失われ
ますのでご注意ください。
5
OSC（Oscillator）セクション
操作子 説明
［TYPE］つまみ OSC のタイプを設定します。
［VALUE］つまみ OSC に関する設定を変更することができます。
［PARAM］ボタン TONE EDIT ZOOM 画面の OSC 設定画面が表示されます。
6
FILTER セクション
操作子 説明
［CUTOFF］つまみ
フィルターのカットオフ周波数
を設 定します。
Type:LPF
CUTOFF
RESONANCE
［RESONANCE］つまみ
フィルターのレゾナンスを設定
します。
［FILTER TYPE］ボタン フィルターのタイプを選びます。
［PARAM］ボタン
TONE EDIT ZOOM 画面の FILTER 設定画面が表示され
ます。
7
ENV/AMP セクション
操作子 説明
［PITCH ENV］ボタン
［A］［D］［S］［R］つまみでピッチ・エンベロープ（ピッチの
時間的な変化）を設定します。
操作子 説明
［FILTER ENV］ボタン
［A］［D］［S］［R］つまみでフィルター・エンベロープ（カット
オフ周波数の時間的変化）を設定します。
［AMP ENV］ボタン
［A］［D］［S］［R］つまみでアンプ・エンベロープ（音量の時
間的変化）を設定します。
［A］つまみ
エンベロープのアタック・
タイムを設定します。
［D］つまみ
エンベロープのディケイ・
タイムを設定します。
［S］つまみ
エンベロープのサスティン・
レベルを設定します。
［R］つまみ
エンベロープのリリース・
タイムを設定します。
［AMP LEVEL］つまみ 音量を設定します。
［PARAM］ボタン
TONE EDIT 画面が表示されます。PITCH、FILTER、AMP
のうち、選ばれているパラメーターによって表示される画面が
変わります。
8
EFFECTS セクション
操作子 説明
［TYPE］つまみ 選ばれているゾーンの MFX TYPE を設定します。
［DEPTH］つまみ 選ばれているゾーンの MFX DEPTH を設定します。
［PARAM］ボタン EFFECTS EDIT の MFX 画面が表示されます。
9
シー ケン サ ー・セクション
操作子 説明
トーン・カテゴリー・ボタン［1］
～［16］
各カテゴリーのトーンを選びます。
その他にも、TR-REC の入力用に使用したり、SCENE
CHAIN 機能のセレクターとして使用したりと、場面によって機
能が変わります。
［
9
STOP］ボタン
パターンの再生や録音を停止したり、グループ、ソングの再
生を停止したりします。
［
A
PLAY］ボタン パターンや、グループ、ソングを再生します。
［
7
REC］ボタン 録音待機状態になります。
［TR-REC］ボタン TR-REC を有効にします。（P.20）
［PATTERN］ボタン PATTERN 画面が表示されます。
［GROUP］ボタン GROUP 画面が表示されます。
［SONG］ボタン SONG 画面が表示されます。
［RHYTHM PATTERN］
ボタン
RHYTHM PATTERN 画面が表示されます。
10
パッド・セクション
操作子 説明
［HOLD］ボタン
ホールド（パッドを離しても音を鳴らし続ける）をオン／オフし
ます。
［BANK］ボタン パ ッド の バ ン ク を 切 り 替 え ま す 。
［CLIP BOARD］ボタン
サンプルをパッドからパッドへ移動したり、コピーしたりでき
ます。
［PAD MODE］ボタン
パッドに割り当てる機能を設定します。［SHIFT］ボタンを押し
ながらこのボタンを押すと、現在選ばれているパッド・モード
の設定画面や関連画面が表示されます。
［SAMPLING］ボタン サンプリングします。
パッド［1］～［16］
パッドに割り当てられているサンプルを再生します。
パッド・モードの設定で、いろいろな機能を割り当てることが
できます。
7
各部の名称とはたらき
A
電源
操作子 説明
［POWER］スイッチ 電源をオン／オフします。
AC IN 端子
付属の電源コードを接続します。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切っ
てください。
B
OUTPUT 端子
操作子 説明
PHONES 端子
ヘッドホンを接続します。
ヘッドホンを接続しても、OUTPUT 端子や BALANCED
OUT 端子からはオーディオ信号が出力されます。
MAIN OUT 端子（L、R）
（Balanced）
オーディオ信号のバランス出力端子です。ミキサーなどと接続
します。
※ MAIN OUT 端子のピン配置
1: GND2: HOT
3: COLD
1: GND
2: HOT
3: COLD
TIP: HOT
RING: COLD
SLEEVE: GND
MAIN OUT 端子
（L/MONO、R）
オーディオ信号の出力端子です。アンプなどと接続します。
モノで出力するときは、L/MONO 端子に接続してください。
SUB OUT 1 端子（L、R）
サブ・アウトのオーディオ信号の出力端子です。
SUB OUT 2 端子（L、R）
ANALOG FILTER OUT 端子
（1、2）
アナログ・フィルター・セクションを通った音を出力します。
C
CV/GATE 端子
操作子 説明
GATE OUT 端子（1、2）
ノート・オン（+5V）／オフを出力します。
GATE OUT 2 は設定により CV OUT としても使えます。
CV OUT 端子（1、2）
ピッチを出力します。トランスポーズやオクターブ・シフトが
設定されているときは、設定に応じて電圧が変化します。
OCT/V に対応しています（Hz/V には非対応）。
D
INPUT 端子
操作子 説明
MIC/LINE INPUT 端子
（1、2）（Balanced）
マイクやオーディオ機器、外部シンセサイザーなどを接続し
ます。
MIC/LINE INPUT 端子は XLR タイプと TRS タイプのプラ
グに対応しています。また XLR タイプは、ファンタム電源
48V に対応しており、ファンタム電源対応のコンデンサー・マ
イクを接続することができます（ファンタム電源：DC 48V、
10mA Max）。
TRS プラグのステレオ入力は非対応です。
LEVEL つまみ（1、2）
MIC/LINE INPUT 端子の入力レベルを調
節します。
MIN
MAX
E
FOOT PEDAL 端子
操作子 説明
PEDAL 端子（CTRL 1、
CTRL 2/L、CTRL 3/C、
HOLD/R）
HOLD/R 端子にペダル・スイッチ（別売：DP シリーズ）を接
続すると、ダンパー・ペダルとして使用することができます。
また、CTRL 1、CTRL 2/L、CTRL 3/C 端子に接続したペダ
ルにいろいろな機能を割り当てることができます。
※ エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のものをお使いく
ださい。他社製品を接続すると、本体の故障の原因になる
場合があります。
F
MIDI 端子
操作子 説明
MIDI 端子（IN、OUT 1、
OUT 2/THRU）
外部 MIDI 機器と接続して、MIDI メッセージを送受信します。
OUT 2/THRU 端子は、MIDI THRU または MIDI OUT を切
り替えて使います。
G
USB 端子
操作子 説明
USB MEMORY 端子
市販の USB メモリーをお使いください。ただし、市販され
ている USB メモリーすべての動作を保証するものではありま
せん。
USB COMPUTER 端子
パソコンと接続して、演奏情報やオーディオ信号をやりとりし
ます。
EXT DEVICE 端子（1、2、3） 外部 USB 機器と接続します。
リア・パネル（機器の接続）
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
A B
C
D E F G
電 源コ ードコンセントへ
ペダル・ユニット（RPU-3）
エクスプレッション・ペダル（EV-5）
または
ペダル・スイッチ（DP シリーズ）
ヘ ッド ホ ンアンプ内蔵スピーカー
マイク シンセサイザー
22 ページ
パソコン USB メモリー
22 ページ
MIC/LINE INPUT 端子のピン配置
外部 USB 機器
MIDI 機器
1: GND
2: HOT
3: COLD
※ 入力端子の場合
1: GND 2: HOT
3: COLD
※ 出力端子の場合
TIP: HOT
RING: COLD
SLEEVE: GND
CV/GATE 入力端子を備えた、アナロ
グ・シンセサイザーやユーロ・ラック・
モジュール
22 ページ
8
電源を入れる
※ 正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作
をしたり故障したりすることがあります。
1.
本機の音量を最小にします。
接続している外部機器の音量も最小にしてください。
2.
［
L
］スイッチを押します。
電源が入り、ディスプレイが点灯します。
3.
接続している外部機器の電源を入れます。
4.
接続している外部機器の音量を調節します。
5.
本機の音量を調節します。
電源を切る
1.
本機の音量を最小にします。
接続している外部機器の音量も最小にしてください。
2.
接続している外部機器の電源を切ります。
3.
［
L
］スイッチを押します。
電源が切れます。
※ 電源を入れる／切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる／切
るときに音がすることがありますが、故障ではありません。
※ 完全に電源を切る必要があるときは、本機の［
L
］スイッチを切ったあと、コンセント
からプラグを抜いてください。
詳しくは「完全に電源を切るときは、コンセントからプラグを抜く」（P.2）をご覧く
ださい。
一定時間がたつと自動で電源が切れるようにする
（Auto O）
本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自動的に電源が切れます
（Auto O 機能）。
自動的に電源が切れないようにするには、Auto O 機能を解除してください。
注意
5
電源が切れると保存していないデータは失われます。残しておきたいデータはあらかじ
め保存しておいてください。
5
電源を再びオンにするときは、電源を入れ直してください。
オート・オフの設定を変える
1.
［MENU］ボタンを押します。
MENU 画面が表示されます。
2.
＜ SYSTEM ＞にタッチします。
SYSTEM 画面が表示されます。
3.
＜ GENERAL ＞にタッチします。
4.
「Auto O」を選んで設定を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Auto O
O 自動で電源を切らない設定にします。
30min 30 分間操作をしないと、自動で電源が切れます。
240min
（工場出荷時）
240 分間（4 時間）操作をしないと、自動で電源が
切れます。
5.
オート・オフの設定を記憶する場合は、System 画面で［WRITE］ボタンを押
します。
はじめに
電源コードの接続
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてください。
付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電極端子を加えた 3 端子のプラグがついています。
アース線
※ 先にアース線を接続
接地コンセント
ターミナル付きコ
ンセント
または
2P-3P 変換器
（付属）
電 源コ ード
2P-3P 変換器
N
L
リア・パネル
5
コンセントが接地コンセント（端子穴が 3 個）の場合、そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
5
コンセントがアースターミナル付コンセント（端子穴が 2 個）の場合、プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセントに挿し込みます。
アースは必ず、電源プラグをコンセントに差し込む前に接続してください。また、アースは必ず、電源プラグをコンセントから抜いてからはずしてください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してください。
警告：
9
はじめに
値の変更
設定値を変更するときは、以下のようにします。
［INC］［DEC］ボタン
値を大きくするときは［INC］ボタンを押し、小さくするときは［DEC］ボタンを
押します。
目的 操作
連続して値を変える ［DEC］ボタンまたは［INC］ボタンを押し続けます。
値を速く変える
［INC］ボタンを押しながら［DEC］ボタンを押します。
［DEC］ボタンを押しながら［INC］ボタンを押します。
値の変化量を大きくする
［SHIFT］ボタンを押しながら［DEC］ボタンを押します。
［SHIFT］ボタンを押しながら［INC］ボタンを押します。
［VALUE］ダイヤル
値を大きくするときは時計回りに回し、小さくするときは反時計回りに回します。
目的 操作
値の変化量を大きくする
［SHIFT］ボタンを押しながら［VALUE］ダイヤルを回し
ます。
ディスプレイ（タッチ・パネル）
画面内のオン／オフ・アイコンや、つまみ ･ アイコン、スライダー・アイコンなど
を直接タッチ、またはドラッグすることでオン／オフを切り替えたり、値を変更した
りすることができます。
NUMERIC ウィンドウ
［SHIFT］ボタンを押しながら［ENTER］ボタンを押すと、NUMERIC ウィンドウ
が表示されます。パラメーターの数値をタッチ・パネルから直接入力するときに便
利です。
注意
パラメーターによっては NUMERIC 入力に対応していない場合があります。
カーソルの移動
1 つの画面やウィンドウには複数の設定項目（パラメーター）や選択項目が表示さ
れています。これらを［INC］／［DEC］ボタン、［VALUE］ダイヤルで変更す
る場合は、その対象となる箇所にカーソルを移動します。
カーソルを移動させるには、以下のようにします。
カーソル［
H
］［
I
］［
K
］［
J
］ボタン
カーソル・ボタンを押すと、押した方向にカーソルが移動します。
目的 操作
連続してカーソルを移動する カーソル・ボタンを押し続けます。
カーソルを速く移動する
一方のカーソル・ボタンを押したまま、反対方向のカーソ
ル・ボタンを押し続けます。
ディスプレイ（タッチ・パネル）
画面内のパラメーター値、つまみ ･ アイコン、スライダー・アイコンなどを直接タッ
チすることで、その場所へカーソルを移動することができます。
注意
アイコンによってはカーソル移動できない場合があります。
値の確定／キャンセル
［ENTER］ボタン
値の確定や操作の実行に使います。トーンやパラメーターにカーソルを合わせて
［ENTER］ボタンを押すと、リストを表示して設定を変更できます。
［EXIT］ボタン
元の画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じたりします。
ディスプレイ（タッチ・パネル）
確認画面などで表示される＜ OK ＞＜ SELECT ＞などは［ENTER］ボタンと同じ
動きを、＜ CANCEL ＞＜ EXIT ＞などは［EXIT］ボタンと同じ動きをします。
［SHIFT］ボタン
他のボタンと組み合わせて使います。
［SHIFT］ボタンを押しながら他のボタンを押すと、押したボタンに関する設定画面
に移動することができます（ショート・カット）。ファンク
FUNCTION つまみ［E1］～［E6］
画面ごとに、パラメーターの変更、リストやタブのスクロールなどの機能が割り振
られたファンクションつまみとしてはたらきます。
また、つまみを押し込むことで、ボタンのような動きで値を変えることができます。
つまみやスライダーの操作
つまみやスライダーなどで設定を変更すると、
変更したパラメーターとその値が、ポップアッ
プ画面に表示されます。
ポップアップ画面は、しばらく表示すると自動
的に閉じます。
パラメーターによってはポップアップ画面が表
示されません。［M
［MENU］ボタン
各機能の詳細設定やシステム設定をします。SCENE SELECT 画面の左上の
<
> アイコンをタッチしてもメニュー画面を表示できます。
基本操作
本書内での操作手順について
本機で「値の変更」、「カーソルの移動」、「値の確定／キャンセル」、「画面の移動」をする操作については、すでに説明されているように、そのほとんどの場合、複
数の方法が用意されています。（「ボタン操作」、「タッチ・パネル操作」、「ダイヤル操作」など。）
本書では、案内が煩雑になるのを防ぐ目的で、以降の操作説明において、すべての方法を記述するのではなく、「～にカーソルを合わせて値を変更します。」といっ
た簡素な説明で記述してあります。実際の操作方法については、上記にある複数の操作方法の中からをお好みの方法を選んで操作してください。
［VALUE］ダイヤルディスプレイ
カーソル・ボタン
［INC］［DEC］ボタン
［SHIFT］ボタン ［EXIT］ボタン ［ENTER］ボタン［MENU］ボタン FUNCTION つまみ［E1］～［E6］
10
はじめに
ディスプレイの 操作
本機 のディスプレイはタッチ・パネルになっており、ディスプレイに直接タッチする
ことで、さまざまな操作ができます。たくさんの画面がありますが、ここでは基本
的な画面操作の例を紹介します。
5
タッチ・パネルは指で軽く触れるだけで動作します。強く押したり、固いもので押した
りすると、タッチ・パネルを破損することがあります。力の入れすぎには十分注意して、
必ず指で操作してください。
5
［ ］で囲まれた文字はパネル上のボタンを表します。＜ ＞で囲まれた文字は画面上の
ボタンやつまみを表します。
SCENE SELECT 画面
メニューが開きます。 タッチして画面を移動します。
次の（前の）ページ
に切り替えます。
タッチしてシーンを
選びます。
つまみ［E1］～［E6］でコントロールできるパラメーターの情報を表示します。
TONE EDIT 画面
PRO EDIT 画面に切
り替えます。
タッチしてタブを切
り替えます。
スワイプしてスク
ロールさせます。
タッチしてカーソルを移動します。
ドラッグして値を変更します。
タッチして画面を移動
します。
タッチしてスイッチ の
オン／オフや選択を
します。
タッチしてパラメー
ターを選びます。
つまみ［E1］～［E6］でコントロールできるパラメーターの情報を表示します。
TONE EDIT 画面
タッチしてウィンドウ
を閉じます。
ドラッグして値を変更します。
ZONE VIEW 画面
タッチ す るとリ スト
が開きます。
タッチしてスイッチを
オン ／オフします。
タッチしてカーソルを
移動します。
MENU 画面
1 つ上の階層の画面に戻ります。
タッチして画面を移
動します。
RENAME 画面
キャンセルします。
確定します。
タッチして文字を入力します。
メモ
どの画面にいるのかわからなくなった場合、［EXIT］ボタンを数回押すか、
［SCENE SELECT］ボタンを押せば、SCENE SELECT 画面に戻ることができます。
11
はじめに
本機の概要
本 機 は 大 き く 分 け て 、「 コ ン ト ロ ー ラ ー 」「 シ ン セ サ イ ザ ー 」、「 シ ー ケ ン サ ー 」、「 サ
ンプラー」の 4 つで構成されています。
サンプラーシーケンサー
シンセサイザー
コントロ ー ラ ー
コントロ ー ラ ー
シンセサイザーシーケンサー
サンプラー
演奏情報
鍵盤
ピッチ・ ベ ンド
つまみ
スライダー
ホイール
ゾーン 1
ゾーン 2
ゾーン 3
ゾーン 4
ゾーン 16
ゾーン 10
トラック 1
トラック 2
トラック 3
トラック 4
トラック 1 6
トラック 1 0
ペダル
オーディオ信号
パ ッド
コ ント ロ ー ラ ー
鍵盤、パッド、ピッチ・ベンド／モジュレーション・レバー、ホイール、パネル上の
つまみ、スライダー、リア・パネルに接続したペダルなどが含まれます。キーを
押す／離す、ダンパー・ペダルを踏むなどの演奏情報を MIDI メッセージに変換し
て、音源部や外部 MIDI 機器に送信します。
シンセサイザー
音を発生させたり、変化させたりする部分です。コントローラーからの演奏情報を
オーディオ信号に変換して、OUTPUT 端子や PHONES 端子から出力します。
シーケンサー
16トラックの MIDI シーケンサーを使って、パターンを作ることができます。シー
ン上の 16 ゾーンのトーンを使って、そのまま 16トラックで録音できます。リアル
タイム録音、ステップ録音、TR-REC に対応しています。パターンの組み合わせ
でグループを作り、グループを並べてソングを作ることができます。
パターン
音色ごとに演奏情報を記録したシーケンス・データの単位です。1トラックに最大
8 個持つことができます。1 つのパターンは最大 32 小節まで記録できます。
グループ
各トラックのパターンの組み合わせを記録したものです。1 シーンに最大 16 個の
グループを作ることができます。
ソング
グループを順に並べていくことで、曲を作ることができ、その並び順を記録したも
のをソングといいます。1 シーンに 1 個のソングを作ることができます。
サンプラー
サンプラー部は、鍵盤の演奏や、オーディオ機器やマイクなどの入力音を、本機
にオーディオ録音（サンプリング）します。サンプリングされたサンプルは、パッ
ドを押して再生します。
サンプル
サンプリングした、音の素材のことです。サンプルごとにループなどの設定を加
え 、 パ ッド に 割 り 当 て ま す 。
音の単位
トーン（TONE）
音色の最小単位をトーンと呼びます。
トーンは音源とエフェクト（MFX+EQ）の組み合わせで構成されます。
トーンはトーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］でカテゴリーごとに選ぶことが
できます。
音源 音源
PRESET TONE USER TONE
MFX MFXEQ EQ
エディットしたトーンは、ユーザー・トーンとして保存できます。
また、トーンの中には、複数の打楽器音を集めた「ドラム・キット」も含まれます。
ドラム・キットでは、押さえる鍵盤（ノート・ナンバー）によって異なった打楽器音
が鳴るようになっています。
ゾーン（ZONE）
トーンを演奏するための入れ物です。
1 つのトーンを 1 つのゾーンに割り当てて鳴らします。ゾーンごとに、鍵盤との接続、
鍵域の指定、音量、パン、コントローラーの受信などの演奏に必要な設定をします。
ゾーンは 16 個あり、ゾーンを組み合わせて、複数のトーンで構成された音色を作っ
たり、曲ごとの演奏（音色）設定の土台を作ったりするのに適しています。
また、任意のゾーンを内蔵音源用ではなく、外部音源のコントロールに使うことも
できます（EXT ZONE）。
ZONE16
TONE
Level、Pan
Key Range、
など
Level、Pan
Key Range、
など
INTEXT
ZONE1
MIDI
USB
CV/GATE
シーン（SCENE）
シーンは、ゾーンごとの設定（トーン、MFX、音量など）、ゾーン共通の設定（リバー
ブ、コーラス、IFX、Analog Filter など）、ゾーンごとのシーケンス・データなど
の、お気に入りの演奏状態をそのまままとめて記憶したものです。
思いついた曲やフレーズのアイデアをそのままシーンに記憶でき、曲ごとにシーン
を切り替えて管理することができます。
保存したシーンは、起動時後に表示される SCENE SELECT 画面で自由に呼び出
すことができます。
SCENE CHAIN 機能を使えば、ライブの曲順でシーンを並べて順番に呼び出した
り、よく使うシーンをまとめて簡単に呼び出したりすることができます。（P.15）
ZONE16
SCENE:A001
TRACK16
INTEXT
PTN:A PTN:H
ZONE1
TRACK1
GROUP
SEQUENCE DATA
SONGREVIFX2IFX1
ANALOG FX
ARPEGGIO CHORD PAD RHYTHM
CHO
12
音色を選ぶ（SCENE ／ TONE）
シーンを選ぶ
1.
［SCENE SELECT］ボタンを押します。
SCENE SELECT 画面が表示されます。
2.
画面内のシーン・アイコンをタッチして目的のシーンを選びます。
選ばれたシーンのアイコンには色が付きます。
画面内は 4 x 4 の 16 個のシーン・アイコンが並び、その中からシーンを選ぶこと
ができます。画面内の左右端にある
C
（
A
）アイコンをタッチすると、前の（次の）
16 個のシーンを選べるようになります。
トーンを選ぶ
1.
［ZONE VIEW］ボタンを押します。
ZONE VIEW 画面が表示されます。
［ZONE VIEW］ボタンを押すたびに、VIEW 数（一度に表示するゾーンの数）
が切り替わります。
1 ZONE VIEW 4 ZONE VIEW
8 ZONE VIEW16 ZONE VIEW
2.
ZONE SELECT ボタン［1］～［8］を押して、操作するゾーンを選びます。
ゾーン 9 ～ 16 を選ぶときは、［ZONE 1-8/9-16］ボタンでグループを切り替
えてから、ZONE SELECT［1］～［8］ボタンを押します。
3.
トーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］のいずれかを押して、トーンの種類
（カテゴリー）を選びます。
4.
カーソルをトーン名（番号）に合わせて、［VALUE］ダイヤルや［INC］［DEC］
ボタンで、トーンを選びます。
カーソル
5
カーソルをトーン名（番号）に合わせた状態で［ENTER］ボタンを押すと、「TONE
LIST」が表示されます。
ゾーンを重ねる（レイヤー）
1.
重ねて鳴らしたいゾーンの ZONE INT/EXT ボタン押して、赤点灯させます。
2.
点灯させたゾーンのうち、いずれかのゾーンの ZONE SELECT ボタンを押して
カレント・ゾ ー ン に 指 定しま す 。
鍵盤を弾くと、赤点灯させたゾーンを重ねて演奏できます。
注意
ZONE INT/EXT ボタンが緑点灯しているゾーンは、外部 MIDI 音源をコントロー
ルしています。
内部音源に切り替える場合は、もう一度［SHIFT］ボタンを押しながら該当する
ZONE INT/EXT ボタンを押して、ボタンを赤点灯（INT 設定）させてください。
鍵盤を 2 つの鍵域に分ける（スプリット）
1.
［SPLIT］ボタンを押して、点灯させます。
高音域でゾーン 1 のトーン、低音域でゾーン 4 のトーンが鳴ります。
2.
スプリットを解除するときは、［SPLIT］ボタンを押して消灯させます。
解除すると、高域と低域の鍵域（KEY RANGE）がリセットされ、レイヤー状態
に戻ります。
音域の分かれる位置を変える（スプリット・ポイント）
1.
［SPLIT］ボタンを押しながら、スプリット・ポイントにしたい鍵を押します。
スプリット・ポイントが表示されます。
［SPLIT］ボタンから指を離すと画面が元に戻ります。
スプリット・ポイントの鍵は、ゾーン 1 に含まれます。
メモ
5
高音域の音色を変更したい場合は、ZONE SELECT［1］を、低音域の音色を変更し
たい場合は、ZONE SELECT［4］を、押してから、音色を選んでください。
5
KEY RANGE 機能を使うと、ゾーンごとに鍵域を自由に設定することができます。
音域を半音単位で高く／低くする（トランスポーズ）
1.
［TRANSPOSE］ボタンを押しながら、OCTAVE［DOWN］ボタンまたは［UP］
ボタンを押します。
5
-5 ～ +6 半音まで設定できます。
5
元に戻すときは、［TRANSPOSE］ボタンを押しながら、OCTAVE［DOWN］ボタン
と［UP］ボタンを同時に押します。
音域をオクターブ高く／低くする（オクターブ）
1.
OCTAVE［DOWN］ボタンまたは［UP］ボタンを押します。
5
最大± 3 オクターブまで設定できます。
5
元に戻すときは、OCTAVE［DOWN］ボタンと［UP］ボタンを同時に押します。
アルペジオ演奏をする
アルペジオは、押さえたキーに従って、自動的にアルペジオ演奏する機能です。
1.
ZONE VIEW 画面で対象となるゾーンの ARP を「ON」にします。
2.
［ARPEGGIO］ボタンを押して、点灯させます。
3.
鍵盤で和音を弾きます。
押さえた和音の構成音に従って、オンにしたゾーンのアルペジオ演奏が始まり
ます。
4.
カーソルを「STYLE」に合わせて、スタイルを変更します。
選んだスタイルによって、アルペジオ演奏が変化します。
5.
オフにするときは、もう一度［ARPEGGIO］ボタンを押して消灯させます。
メモ
コード・メモリー機能と一緒に使うと、指一本で多彩なアルペジオ・サウンドを簡
単に演奏できます。
演奏編
13
演奏編
コード演 奏をする（コ ード・メモリー ）
コード・メモリーは、鍵盤のキーを 1 つ弾くだけで、あらかじめ登録されているコー
ド・フォームに従って和音を鳴らすことができる機能です。
1.
［CHORD MEMORY］ボタンを押して、点灯させます。
2.
鍵盤を弾きます。
選ばれているコード・フォームに従って、和音が鳴ります。
3.
カーソルを「CHORD FORM」に合わせて、コード・フォームを変更します。
和音の鳴りかたが変化します。
4.
オフにするときは、もう一度［CHORD MEMORY］ボタンを押して消灯させ
ます。
リズム・パターンを選ぶ／鳴らす
本機では、リズム・パターンを鳴らしながら演奏することができます。
1.
［RHYTHM PATTERN］ボタンを押します。
RHYTHM PATTERN 画面が表示されます。
2.
カーソルを「RHYTHM GROUP」に合わせます。
3.
［VALUE］ダイヤルで、リズム・グループを選びます。
4.
＜ Intro ＞～＜ Ending ＞をタッチして、鳴らすリズム・パターンを選びます。
リズム・パターンが鳴ります。
メモ
停止するときは、鳴っているリズム・パターンのアイコンにタッチします。
テンポを変える
1.
［TEMPO］ボタンを押して、TEMPO 画面を表示させます。
2.
［VALUE］ダイヤルで、テンポを変更します。
メモ
［TEMPO］ボタンを押すタイミングで、テンポを設定することができます
（タップ・テンポ）。設定したいテンポの 4 分音符のタイミングで 3 回以上押して
ください。
スライダー／コントロール・つまみの使いかた
1.
［ZONE 1-8/9-16］ボタンで、対象となるゾーン（ZONE1 ～ ZONE8 ／
ZONE9 ～ ZONE16）を切り替えます。
2.
機能選択ボタンを押して、操作するパラメーターを選びます。
ボタン 説明
［PAN/LEVEL］ボタン
コントロール・つまみで各ゾーンのパンを、スライダーで各
ゾーンの音量を調節できます。
［ASSIGN1］ボタン
［ASSIGN2］ボタン
あらかじめ、シーンやシステムで割り当てておいたパラメー
ターをコントロール・つまみ／スライダーで調節できます。
ASSIGN1 は各シーンで設定したパラメーターを調節します。
ASSIGN2 はシステムで設定したパラメーターを調節します。
3.
コントロール・つまみ／スライダーを動かします。
パンや音量など、割り当てられた機能に従って、音色が変化します。
メモ
［SHIFT］ボタンを押しながら、［ASSIGN1］［ASSIGN2］ボタンを押すと、パラメー
ターを割り当てるための設定画面
が表示されます
。 詳しくは『リファレンス・マニュ
アル』（PDF）をご覧ください。
Analog Filter の使いかた
本機は、アナログ・フィルターを搭載することで幅広い音作りを可能にしています。
1.
［ANALOG FILTER］ボタンを押します。
Analog Filter 画面が表示されます。
2.
＜ EDIT ＞にタッチします。
ANALOG FILTER のエディット画面が表示されます。
3.
カーソルを目的のパラメーターに合わせて、設定値を変更します。
セクション 説明
OVERDRIVE 歪み具合を調整します。
FILTER 5 つのタイプを持ったアナログ・フィルターです。
複数のゾーンの音量を同時に変更する（モーショナル・パッド）
モーショナル・パッド機能は、4 つのゾーンの音量を、画面をドラッグすることで一
度に変更できる機能です。モーショナル・パッド機能を使うと、指一本の操作で、
バラエティーに富んだ音色の変化をリアルタイムに得ることができます。
1.
［MOTIONAL PAD］ボタンを押します。
MOTIONAL PAD 画面が表示されます。
画面の 4 隅のゾーン番号欄に、モーショナル・パッド機能で使用しているゾー
ンの番号が表示されます。該当するゾーンがオフになっている場合は、ZONE
INT/EXT ボタン［1］～［8］を押して、ゾーンをオンにします。
ポインター
ゾーン番号
ゾーン番号
2.
画面中央の円（ポインター）をドラッグして位置を動かします。
ポインターの位置に応じて、4 つのゾーンの音量バランスが変わり、リアルタイ
ムに音が変化します。
14
ゾ ー ン を エ デ ィット す る
ゾーンは 16 ゾーンあり、ゾーンごとに音量（Level）、イコライザー（EQ）、キー・
レンジ（KBD）などの設定ができます。
1.
シーンを選びます。
2.
［MENU］ボタンを押します。
MENU 画面が表示されます。
3.
＜ ZONE EDIT ＞にタッチします。
ZONE EDIT 画面が表示されます。
4.
ZONE SELECT ボタン［1］～［8］ボタンを押して、操作するゾーンを選びます。
ゾーン 9 ～ 16 を選ぶときは、［ZONE 1-8/9-16］ボタンでグループを切り替
えてから、［1］～［8］ボタンを押します。
5.
カーソルを目的のパラメーターに合わせて、設定値を変更します。
つまみ［E1］～［E6］を使って、タブのスクロールやカーソルの移動、パラメー
ターを直接変更することができます。
注意
エディットしたゾーンの設定は一時的なものです。電源を切ったり、他のシーンを
選んだりすると消えてしまいます。
設定を残しておきたいときは、シーンを保存してください（P.15）。
メモ
パラメーターについて、詳しくは『パラメーター・ガイド』（PDF）をご覧ください。
ト ー ン を エ デ ィット す る
トーンをエディットします。
1.
「トーンを選ぶ」（P.12）の手順に従って、エディットしたいトーンを選びます。
2.
［MENU］ボタンを押します。
MENU 画面が表示されます。
3.
＜ TONE EDIT ＞にタッチします。
TONE EDIT ZOOM 画面が表示されます。
4.
カーソルを目的のパラメーターに合わせて、設定値を変更します。
つまみ［E1］～［E6］を使って、タブのスクロールやパラメーターを直接変更
することができます。
メモ
5
選ばれているタブによって、TONE EDIT ZOOM 画面は異なります。
5
TONE EDIT PRO 画面で、より詳しいエディットをすることができます。詳しくは『リファ
レンス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
5
トーン・パラメーターについて、詳しくは『パラメーター・ガイド』（PDF）をご覧ください。
5
TONE EDIT ZOOM 画面でエディットする以外にも、パネル右側の OSC セクション、
FILTER セクション、ENV/AMP セクションのつまみやボタンを直接操作してトーンをエ
ディットできます。（P.5）
注意
エディットしたトーンは一時的なものです。電源を切ったり、他のトーンを選んだり
すると消えてしまいます。設定を残しておきたいときは、トーンを保存してください
（P.15）。
エ フ ェクト を エ デ ィット す る
本機にはトーンごとに持つエフェクト（MFX）や、シーンごとに設定できるエ
フェクト（IFX1、IFX2、Chorus、Reverb）やシステムで設定できるエフェクト
（Master FX）など、さまざまなエフェクトが搭載されています。
ZONE16
TONE
IFX1
IFX2
Chorus
Mixer
Output
Analog
FX1
Master
EQ
Master
Comp
Master
FX
Analog
FX2
Reverb
Comp x 6
for Drum Kit
MFX EQ
ZONE1
エ デ ィット 編
15
エ ディット 編
トーンのエフェクト（MFX）をエディットする
トーンのエフェクト（MFX）をエディットします。
1.
［MENU］ボタンを押します。
MENU 画面が表示されます。
2.
＜ EFFECTS EDIT ＞にタッチします。
EFFECTS EDIT 画面が表示されます。
MFX をオン／オフする
1.
画面内の＜ MFX ＞をタッチしてオン／オフを切り替えます。
MFX のパラメーターを設定する
1.
MFX セクションの＜ EDIT ＞にタッチします。
EFFECTS EDIT（ZOOM）画面が表示されます。
2.
MFX セクションの＜ EDIT ＞にタッチします。
MFX の EFFECT PRO EDIT 画面が表示されます。
3.
カーソルを目的のパラメーターに合わせて、設定値を変更します。
つまみ［E1］～［E6］を使って、カーソルの移動や、パラメーターの直接変更
ができます。
注意
エディットした各種エフェクトは一時的なものです。電源を切ったり、他のシーン、
トーンを選んだりすると消えてしまいます。設定を残しておきたいときは、シーン、
トーン、またはシステム設定をそれぞれ保存してください。
メモ
5
エフェクトは、画面でエディットする以外にも、パネル右側の EFFECTS セクションのつ
まみやボタンを操作してエディットができます。（P.5）
5
パラメーターについて、詳しくは『パラメーター・ガイド』（PDF）をご覧ください。
シーン、トーンを保存する
エディットしたゾーンやトーンや録音データは一時的なものです。電源を切ったり、
他のシーンやトーンを選んだりすると消えてしまいます。エディットした内容や録音
したデータを残したい場合は、保存操作をしてください。
注意
保存操作をすると、保存先にあったデータは上書きされます。
1.
［WRITE］ボタンを押します。
WRITE MENU 画面が表示されます。
2.
保存したい項目にタッチします。
例として＜ SCENE ＞をタッチすると、SCENE WRITE 画面が表示されます。
3.
名前を変更したい場合は、＜ Rename ＞をタッチして、名前を変更します。
名前を変更したら＜ OK ＞をタッチしてウィンドウを閉じます。
4.
［VALUE］ダイヤルまたは［DEC］［INC］ボタンで、保存先を選びます。
5.
＜OK＞にタッチします。
確認のメッセージが表示されます。
中止するときは＜ CANCEL ＞にタッチします。
6.
＜OK＞にタッチします。
データが保存されます。
曲の順番にシーンを呼び出す（シーン・チェイン）
ライブで演奏する曲の順番にシーンを呼び出したいときは、シーン・チェイン
（SCENE CHAIN）機能を使います。
シーン・チェインはシーン自体の番号はそのままで、使いたいシーンだけを自分の
好きなように並べ替えることができます。並べたシーンはチェイン・セットとして記
憶させることができ、チェイン・セットを変えることでシーンの並びをかえることが
できます。
1.
［SCENE CHAIN］ボタンを押します。
SCENE CHAIN 画面が表示されます。
2.
「CHAIN SET」名をタッチして、チェイン・セットを切り替えます。
チェイン・セットにはシーンの並びを登録することができます。演奏する順番に
音色を並べておくと便利です。
3.
トーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］を押して、シーンを選びます。
画面内に横に並んだ 16 個のシーンがトーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］
それぞれに対応します。
5
画面内のシーン・アイコンを直接タッチしてシーンを選ぶこともできます。
5
シーン・アイコンの左右端にある
A
（
C
）アイコンをタッチすると、次の（前の）16
個のシーンを選べるようになります。
16
本機では、鍵盤の演奏や、オーディオ機器やマイクなどの入力音を、オーディオ
録音（サンプリング）できます。サンプリングされたサンプルは、パッドを押して
再生します。
パッドを押してサンプルを鳴らす
ここではサンプリングした音を、パッド［1］～［16］使って鳴らす手順を紹介します。
（サンプル・パッド機能）
あらかじめ「パッドに便利な機能を割り当てる（PAD MODE）」の手順に従って、パッ
ドの機能に「SAMPLE PAD」を選んでおきます（P.16）。
1.
パッド［1］～［16］を押します。
サンプルが再生されます。
複数のパッドを同時に押して再生することもできます。
サンプルを再生し続ける（ホールド）
1.
パッドを押している間に［HOLD］ボタンを押します。
パッドから手を離してもサンプルの再生が続きます。サンプルを停止するときは、
も う 一 度 パッド を 押 し ま す 。
バンクを切り替える
サンプルは 16 個単位で 4 つのバンクに割り振られており、バンクを切り替える
と各パッドに割り当てられているサンプルも切り替わります。
1.
［BANK］ボタンを押します。
2.
パッド［1］～［4］ボタンを押して、バンクを選びます。
サンプルを移動／コピーする
サンプルを別のパッドに移動したりコピーしたりすることができます。
サンプルを移動する
1.
移動したいサンプルがあるパッドを押しながら、［CLIP BOARD］ボタンを押し
ます。
2.
［CLIP BOARD］ボタンを押しながら、移動先のパッドを押します。
サンプルが移動します。
※ 移動先のパッドにサンプルがある場合は、「Overwrite OK?」とメッセージが出ます。
上書きする場合は［ENTER］ボタン、キャンセルする場合は［EXIT］ボタンを押します。
サンプルをコピーする
1.
コピーしたいサンプルがあるパッドと［SHIFT］ボタンを押しながら、［CLIP
BOARD］ボタンを押します。
2.
［CLIP BOARD］ボタンを押しながら、コピー先のパッドを押します。
サンプルがコピーされます。
※ コピー先のパッドにサンプルがある場合は、「Overwrite OK?」とメッセージが出ます。
上書きする場合は［ENTER］ボタン、キャンセルする場合は［EXIT］ボタンを押します。
パッドに便利な機能を割り当てる（PAD MODE）
16 個のパッドを使って、シーンを選ぶ、サンプルを鳴らすなど、いろい
ろな機能を割り当てることができます。
サンプルの再生やシーンの選択以外にも、便利な機能をパッドに割り当て
ることができます。
1.
［PAD MODE］ボタンを押します。
2.
パッド［1］～［16］ボタンを押して、機能を選びます。
選んだ機能に応じて、設定画面が表示されます。
メモ
各機能について、詳しくは『リファレンス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
サンプラー編
音が止まらなくなったときは！！
［HOLD］ボタンを素早く 4 回連続で押してください。パッドで鳴らしている
すべての音を止めることができます。
17
サンプラー編
サンプリングする
本機は、以下の音をサンプリングしてサンプルを作ることができます。
5
鍵盤の演奏
5
MIC/LINE INPUT 端子 1、2 からの入力音（オーディオ機器、マイク）
5
USB COMPUTER 端子からの入力音
1.
必要に応じて、MIC/LINE INPUT 端子 1、2 にサンプリングする機器
（オーディオ機器やマイク）を接続します。
メモ
オーディオ機器をステレオでサンプリングするときには、Lch を MIC/LINE
INPUT 端子 1、Rch を MIC/LINE INPUT 端子 2 に接続してください。
2.
［SAMPLING］ボタンを押して、点滅させます。
SAMPLING STANDBY 画面が表示されます。
3.
<SAMPLE PAD> ボタンにサンプリングされる SAMPLE PAD のバンクと番号
が表示されているのを確認します。
4.
SAMPLE PAD のバンクと番号を変更したい場合は、<SAMPLE PAD> ボタン
にタッチします。
SAMPLING DESTINATION（PAD）画面で、変更したい SAMPLE バンクと番
号を指定します。
メモ
サンプリングしたいパッドにすでにサンプルがある場合は、「Overwrite OK?」
とメッセージが出ます。上書きする場合は［ENTER］ボタン、キャンセルする場
合は［EXIT］ボタンを押します。
5.
＜ Sampling Mode ＞にタッチして、サンプリング・モードを選びます。
パラメーター 説明
KBD+INPUT
鍵盤の演奏と MIC/LINE INPUT 端子 1、2、USB COMPUTER 端子か
らの入力音をサンプリングします。
KBD 鍵盤の演奏をサンプリングします。
INPUT
MIC/LINE INPUT 端子 1、2 端子と USB COMPUTER 端子からの入力
音をサンプリングします。
6.
サンプリングする音量を調節します。
レベル・メーターが振り切れない範囲で、なるべく大きくなるように音量を調節
します。
サンプリングする機 器 説明
オーディオ機器
リア・パネルの LEVEL つまみ 1、2 と、
オーディオ機器側で調節します。
マイク
リア・パネルの LEVEL つまみ 1、2
で調節します。
USB COMPUTER USB Audio Input Level で調節します。（P.22）
7.
サンプリングの設定をします。
画面内のパラメーターをタッチしてオン／オフ、または選んで［VALUE］ダイ
ヤルで設定値を変更します。
パラメーター 設定値 説明
Format
MONO
1 つの波形としてサンプリングします。
1 本のマイクを使い、モノでサンプリングするときに選
びます。
ステレオで入力している場合は、L と R の音をミックス
してサンプリングします。
STEREO
L と R の 2 つの波形としてサンプリングします。
オーディオ機器など、ステレオでサンプリングするとき
に選びます。
AUTO TRIGGER
LEVEL
0～15
Auto Trig を「ON」に設定すると、ここで設定した値
以上の信号が入力されたらサンプリングが始まります。
AUTO TRIGGER OFF、ON
「ON」にすると、AUTO TRIGGER LEVEL の設定以
上の信号が入力されたらサンプリングが始まります。
「OFF」に設定すると、＜ START ＞をタッチするとすぐ
にサンプリング が 始まります。
8.
本機に接続した機器を鳴らし、サンプリングを開始するタイミングで＜ START ＞
にタッチします。
サンプリング中は「NOW SAMPLING!」と表示されます。
手順 7 で AUTO TRIGGER を「OFF」に設定しているとき
＜ START ＞をタッチすると、サンプリングが始まります。
本機に接続した機器を鳴らします。
手順 7 で AUTO TRIGGER を「ON」に設定しているとき
本機に接続した機器を鳴らして、AUTO TRIGGER LEVEL で設定した値以上の
信号が入力されると、サンプリングが始まります。
9.
サンプリングが停止し、サンプリング先のパッドへ保存されます。
メモ
5
サンプルのデータは、本機のサンプル・メモリーに保存されます。
5
パソコンのオーディオ・ファイルのデータをサンプルとして読み込むことができます。
詳しくは『リファレンス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
サンプルを削除する（Delete）
サンプルを削除します。
1.
［SHIFT］ボタンを押しながら［PAD MODE］ボタンを押します。
SAMPLE PAD 画面が表示されます。
2.
パッドを押して、削除するサンプルを選びます。
3.
＜ SAMPLE UTILITY ＞にタッチします。
4.
＜ DELETE ＞にタッチします。
確認のメッセージが表示されます。
中止するときは＜ CANCEL ＞にタッチします。
5.
＜OK＞にタッチします。
サンプルが削除されます。
入力音量を設定する（Input Setting）
MIC/LINE INPUT 端子 1、2 に接続した機器の入力音量を設定します。
1.
SAMPLING STANDBY 画面（P.17）で、＜INPUT SETTING ＞にタッチし
ます。
2.
カーソルを目的のパラメーターに合わせて、設定値を変更します。
メモ
USB COMPUTER 端子に接続した機器の入力音量は、「USB オーディオ入力の調
整」（P.22）をご覧ください。
サンプリングを終了するタイミングで、＜ STOP ＞にタッチします。
18
シーケンサーの構成について
パターン
本機のシーケンサーは、各ゾーンと対になった、16 個のトラック（TRACK）に録音、
再生をします。
各トラックはそれぞれ最大 8 個のパターン（PATTERN）を持つことができ、この
バリエーションをパターンと呼びます。
トラックごとに 、 バリエ ー ションを 切り替 え な がら 再 生 すること が で きま す 。
1 つのパターンは最大 32 小節の長さを持ち、各パターンに設定された長さでルー
プ再生されます。
A
E
B
F
C
G
D
H
TRACK1
PLAY
ZONE1 ZONE2 ZONE3 ZONE4 ZONE5 ZONE6
ZONE16
TRACK2
PLAY
TRACK3
PLAY
TRACK4
PLAY
TRACK5
PLAY
TRACK6
PLAY
TRACK16
PLAY
PATTERN
グループ
各トラックに作成したパターンの組み合わせをグループと呼びます。「Intro」、
「Verse」、「Fill」といったように、曲の展開ごとにグループを作成しておくことが
できます。
A
E
B
F
C
G
D
H
TRACK1
PLAY
TRACK2
PLAY
TRACK3
PLAY
TRACK4
PLAY
TRACK5
PLAY
TRACK6
PLAY
TRACK16
PLAY
GROUP-01 :Intro
GROUP
ソング
作成したグループを曲の構成に従って順番に並べたものを、ソングと呼びます。
各グループ単位や、ソング全体で繰り返し（LOOP）の設定をすることができます。
Step1 Step2 Step3 Step4 Step5
GROUP-01
Intro
GROUP-02
Verse1
GROUP-02
Verse1
GROUP-05
Ending
GROUP-03
Verse2
SONG
メモ
パターン、グループ、ソングはすべてシーンごとに保存されます。
シーケンサーを再生する
パターンの再生
1.
シーンを選びます。
2.
［PATTERN］ボタンを押します。
PATTERN 画面が表示されます。
フレーズが録音されている箱（パターン・ボックス）は、カラーで表示されます。
各トラックの録音済みのパターン・ボックスを長くタッチすると、パターン・ボッ
クスがハイライト表示に変わります。これは再生スタンバイを意味し［
A
PLAY］
ボタンを押したときに再生されます。再生スタンバイにできるパターン・ボック
スは各トラックに 1 つだけです。
Exist Data
Playing
Exist Data
Play Standby
Exist Data
Loop Sw O
Exist Data
(Color Selectable)
Empty
3.
［APLAY］ボタンを押します。
各トラックの再生スタンバイにしたパターンが再生されます。
5
再生されていないパターン・ボックスにタッチすると、タッチしたパターンが再生され
ます。
5
画面内の色のついているパターン・ボックスを直接タッチすることで、トラックごとにパ
ターンを切り替えることができます。
4.
［9STOP］ボタンを押して、すべてのトラックのパターン再生を停止させます。
5
再生中のパターン・ボックスにタッチすると、タッチしたパターンだけを停止できます。
5
別のパターンを再生しているときに、パターン切り替えや停止／再生をすると、小節の
区切りのタイミングに合わせて自動的に停止／再生します。
シーケンサー編
19
シーケンサー編
グループの再生
1.
シーンを選びます。
2.
［GROUP］ボタンを押します。
GROUP 画面が表示されます。
カレント・グループ グループ・リスト
5
現在選ばれているグループ（カレント・グループ）はカーソルで示されます。
5
画面右側には、各トラックのパターンの長さが表示され、つまみ［E5］でグループの
小節数を設定することができます。
3.
［APLAY］ボタンを押します。
カレント・グループが再生されます。
4.
再生を停止させるときは［9STOP］ボタンを押します。
5.
別のグループを選ぶときは、直接グループ名をタッチして選びます。
［E2］つまみで選ぶこともできます。
ソングの再生
1.
シーンを選びます。
2.
［SONG］ボタンを押します。
SONG 画面が表示されます。
番号のついた箱（グループ・ボックス）が並んでいます。
各グループ・ボックス内には、グループ番号、グループ・ネーム、ループ回数
などの情報が表示されます。空のグループ・ボックスには何も表示されません。
3.
［APLAY］ボタンを押します。
ソングが再生され、番号順にグループが再生されます。
現在再生中のグループ（カレント・グループ）は緑色のグループ・ボックスで表
示されます。
4.
［9STOP］ボタンを押すと再生を停止します。
パターンを録音する
パターンの録音方法には、次の 3 つの方法があります。
リアルタイム録音
（Realtime REC）
鍵盤の演奏やコントローラーの操作をそのまま録音して、パターンを作
成します。
ステップ録音
（Step Rec）
鍵盤の演奏をステップごとに順番に録音して、パターンを作成します。
TR-REC
楽器（インスト）ごとに、音を鳴らすタイミングをステップ上の好きな
位置にセットしていく方法です。ドラム・パターンの作成に適しています。
録音前に以下の手順ですでに入っているパターンを削除しておきましょう。
1.
シーンを選びます。
注意
パターンを作成したあと、シーンを保存せずに他のシーンに切り替えたり、電源
をオフにしたりすると、作成したデータは消えてしまいます。
2.
［PATTERN］ボタンを押します。
PATTERN 画面が表示されます。
3.
＜ PTN UTILITY ＞にタッチします。
PATTERN UTILITY 画面が表示されます。
4.
＜ DELETE ＞にタッチします。
DELETE MENU が表示されます。
5.
<DELETE ALL> にタッチします。
確認のメッセージが表示されます。
中止するときは、＜ CANCEL ＞にタッチします。
6.
実行するときは、＜ OK ＞にタッチします。
すべてのパターンが削除されます。
注意
削除したパターンは元に戻せません。
リアルタイム録音（Real Time REC）
1.
［7REC］ボタンを押します。
REC STANDBY 画面が表示されます。
2.
録音の設定をします。
画面内の各パラメーターを直接タッチして選ぶか、または［VALUE］ダイヤル
で値を設定します。
TRACK ／ PATTERN 録音パラメーター
録音パラメーター 説明
Count In
録音開始時にカウント・インを付けます。
録音開始前（停止中）に設定します。
Time Signature
拍子を設定します。
すべてのパターンが空のときに設定できます。
Input Quantize 録音時にかけるクォンタイズの設定をします。
RHY SYNC
録音開始と同時に、現在選ばれているリズム・パターンを自動
的に再生して録音するか（ON）、録音しないか（OFF）を設
定します。
LOOP REC SW
ON：Length の小節の長さまで録音したあとも、録音状態を
維持します。
OFF：Length の小節の長さまで録音したとき、録音状態から
再生状態に移行します。
REC EVENT
録音する演奏データを選んでリアルタイム・レコーディングす
ることができます。
CLICK クリック（メトロノーム）をオン／オフします。
Tempo テンポを設定します。
Length パターンの長さを設定します。
NEW ／ MIX 新規に録音するか、オーバーダブで録音するかを設定します。
＜ TRACK ／ PATTERN ＞をタッチすると、PATTERN 画面に移動するので、こ
の画面で録音するトラック（1 ～ 16）とパターン（A ～ H）を選びます。
録音先のトラックを変えることで、トラックが鳴らすゾーンも連動して動きます。
（例）Track2：Zone2（Bass）→ Track10：Zone10（Drum）
PATTERN 画面でトラック、パターンを選んだら、再度［REC］ボタンを押します。
3.
［APLAY］ボタンを押して録音を開始します。
＜ START ＞をタッチして録音を開始することもできます。
4.
鍵盤を演奏します。
つまみやコントローラーの操作も記録されます。
5.
［9STOP］ボタンを押して、録音を終了させます。
録音が終わったら、必要に応じて手順 1 ～ 5 の操作を繰り返して、同じトラック
にパターンのバリエーションを録音したり、別のトラックの録音をしたりします。
次のセクションでグループやソングの作成をする際に、違いが分かりやすいよう
に数トラックに分けて、いくつかのパターンを作成しておくとよいでしょう。
20
シーケンサー編
ステップ録音（Step REC）
1.
［7REC］ボタンを押します。
REC STANDBY 画面が表示されます。
2.
＜
TRACK ／ PATTERN
＞で録音するトラックを確認します。
TRACK ／ PATTERN
＜ TRACK ／ PATTERN ＞をタッチすると、PATTERN 画面に移動するので、こ
の画面で録音するトラック（1 ～ 16）とパターン（A ～ H）を選びます。
録音先のトラックを変えることで、トラックが鳴らすゾーンも連動して動きます。
（例）Track2：Zone2（Bass）→ Track10：Zone10（Drum）
PATTERN 画面でトラック、パターンを選んだら、再度［REC］ボタンを押します。
3.
＜ STEP REC ＞にタッチします。
STEP RECORDING 画面が表示されます。
4.
入力する音符の設定をします。
画面内の各録音パラメーターを設定します。
録音パラメーター
録音パラメーター 説明
Note Type 入力する音符の種類を設定します。
Gate Time ゲート・タイムの設定をします。
Velocity ベロシティーの設定をします。
5.
鍵盤を 1 回弾きます。
ステップ 1 に演奏が記録され、自動的にステップ・タイムの分だけ、画面内のス
テップ・ポジションが進みます。
複数の音を弾くと、和音の録音ができます。
6.
手順 6 の操作を繰り返し、ステップごとに録音します。
7.
［EXIT］ボタンを押して録音を終了させます。
メモ
5
休符を入れたいときは、＜ REST ＞にタッチします。
5
ステップのデータを消したいときは、＜ STEP BACK ＞にタッチします。
5
タイを入れたいときは、＜ TIE ＞にタッチします。
5
直前に入れたタイを取り消したいときは、＜ UNTIE ＞にタッチします。
5
録音する小節の位置を変更したいときは、つまみ［E6］を使います。
5
画面左端の鍵盤スクロール・バーを使うと表示される音域が、上下に移動します。
5
画面上部のピアノロール・タイプのスクロール・バーを使うと表示エリアを小節方向に
移動できます。
TR-REC
TR-REC とは
TR-REC はトーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］を使って、楽器
（インスト）ごとに音を鳴らすタイミングをセットしていく方法です。
自分でセットしたリズムを聴きながら操作できます。
たとえば、図1のようなドラム・パターンは、図2のようにセットします。
Closed Hi-Hat
Step Number
Snare Drum
Bass Drum
01 0905 1303 1107 1502 1006 1404 1208 16
ボタン点灯
ボタン消灯
図1
図2
ドラム・キットの場合、鍵盤で楽器（インスト）を鳴らすとトーン・カテゴリー・
ボタン［1］～［16］が点灯／消灯して、どのステップで発音するのかを
確認することができます。
トーン・カテゴリー・ボタン［1］～［16］を押すと点灯／消灯が切り替わり、
楽器（インスト）の発音設定を変更することができます。
1.
［7REC］ボタンを押します。
REC STANDBY 画面が表示されます。
2.
＜
TRACK ／ PATTERN
＞で録音するトラックを確認します。
TRACK ／ PATTERN
＜ TRACK ／ PATTERN ＞をタッチすると、PATTERN 画面に移動するので、こ
の画面で録音するトラック（1 ～ 16）とパターン（A ～ H）を選びます。
PATTERN 画面でトラック、パターンを選んだら、再度［REC］ボタンを押します。
3.
＜ TR-REC ＞にタッチします。
TR-REC 画面が表示されます。［TR-REC］ボタンが点灯し、トーン・カテゴリー・
ボタン［1］～［16］が TR-REC のステップ・ボタンの機能に代わります。
メモ
［REC］ボタンの代わりに［TR-REC］ボタンを押して TR-REC 機能にすることも
できます。
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