Roland INTEGRA-7 取扱説明書

  • こんにちは!Roland INTEGRA-7 サウンドモジュールの取扱説明書の内容を理解しました。このデバイスの基本操作、音色の使用方法、パソコンとの接続方法など、あらゆる疑問にお答えします。SuperNATURAL音源やMOTIONAL SURROUNDなど、INTEGRA-7 の魅力的な機能についてもご質問ください!
  • INTEGRA-7 の電源を完全に切るにはどうすれば良いですか?
    INTEGRA-7 を海外で使用する場合、どのような点に注意すべきですか?
    INTEGRA-7 の自動電源オフ機能を無効にするにはどうすれば良いですか?
    INTEGRA-7 の修理に出す場合、データはどのように保存すれば良いですか?
    INTEGRA-7 のUSBメモリーを使用する際の注意点は何ですか?
取扱説明書
(本書)
最初に読んでください。使いかたの基本操作を説明しています。
PDF マニアル
(Web ンロ
•パラメーター・ガイド
本機のすべてのパラメーターについて解説しています。
•サウンド・リスト
本機に収録されている音色のリストです。
•MIDI インプリメンテーション
MIDI メッセージの詳細資料です。
PDF マニアルの入手方法
1.
パソコンなどで下記の URL を入力します。
http://www.roland.co.jp/manuals/
        ▼
2.
製品名「INTEGRA-7」を選んでください。
安全上のご注意
警告
分解や改造をしない
本機を分解したり、改造したり
しないでください。
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱
説明書に書かれていないことは、
絶対にしないでください。必ず
お買い上げ店またはローランド
お客様相談センターに相談してください。
警告
次のような場所で使用や保管はしない
•温度が極端に高い場所(直射
日光の当たる場所、暖房機器
の近く、発熱する機器の上な
ど)
•水気の近く(風呂場、洗面台、
濡れた床など)や湿度の高い
場所
•湯気や油煙が当たる場所
•塩害の恐れがある場所
•雨に濡れる場所
•ほこりや砂ぼこりの多い場所
•振動や揺れの多い場所
警告
不安定な場所に設置しない
本機の設置にラックを使用する
場合、ぐらつくような場所や傾
いた場所に設置しないでくださ
い。安定した水平な場所に設置
してください。機器を単独で設置する場合
も、同様に安定した水平な場所に設置して
ください。
電源プラグは AC100V の電源コンセ
ントに差し込む
電源プラグは、必ず交流(AC)
100V の電源コンセントに差し
込んでください。
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.2)『使用上のご注意』(P.4)をよくお読みください。また、
本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることが
できるよう、手元に置いてください。
©2012ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
2
安全上のご注意
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
警告
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のもの
を使用してください。また、付
属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、
電源コードの上に重いものを載
せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや
断線の結果、火災や感電の恐れがあります。
大音量で長時間使用しない
本機を単独で、あるいはヘッド
ホン、アンプ、スピーカーと組
み合わせて使用した場合、設定
によっては永久的な難聴になる
程度の音量になります。大音量で、長時間
使用しないでください。万一、聴力低下や
耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専
門の医師に相談してください。
異物や液体を入れない
液体の入った容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、
ジュースなど)を絶対に入れな
いでください。また、この機器
の上に液体の入った容器を置か
ないでください。ショートや誤
動作など、故障となることがあ
ります。
異常や故障が生じたときは電源を切る
次のような場合は、直ちに電源
を切って電源コードをコンセン
トから抜き、お買い上げ店また
はローランドお客様相談セン
ターに修理を依頼してください。
•電源コードやプラグが破損したとき
•煙が出たり、異臭がしたりしたとき
•異物が内部に入ったり、液体がこぼれた
りしたとき
•機器が(雨などで)濡れたとき
•機器に異常や故障が生じたとき
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場
合、お子様の取り扱いやいたず
らに注意してください。必ず大
人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
落としたり、強い衝撃を与えたりしない
本機を落としたり、本機に強い
衝撃を与えないでください。
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理
な配線をしないでください。特
に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワッ
ト/アンペア)を超えると発熱し、コード
の被覆が溶けることがあります。
警告
海外でそのまま使用しない
外国で使用する場合は、お買い
上げ店またはローランドお客様
相談センターに相談してくださ
い。
電源コードのアースを確実に取り付け
電源コードのアースを確実に取
り付けてください。感電の恐れ
があります(P.22)
注意
風通しのよい場所に設置する
本機は、風通しのよい、正常な
通気が保たれている場所に設置
して、使用してください。
電源コードはプラグを持って抜き差
しする
電源コードを機器本体やコンセ
ントに抜き差しするときは、必
ずプラグを持ってください。
電源コードのプラグを定期的に掃除す
定期的に電源プラグを抜き、乾
いた布でゴミやほこりを拭き
取ってください。また、長時間
使用しないときは、電源プラグ
をコンセントから抜いてください。電源プ
ラグとコンセントの間にゴミやほこりがた
まると、絶縁不良を起こして火災の原因に
なります。
コードやケーブルは煩雑にならない
ように配線する
接続したコードやケーブル類は、
繁雑にならないように配慮して
ください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かな
いように配慮してください。
上に乗ったり、重いものを置いたり
しない
本機の上に乗ったり、機器の上
に重いものを置いたりしないで
ください。
濡れた手電源コーを抜き差しな
濡れた手で電源コードのプラグ
を持って、機器本体やコンセン
トに抜き差ししないでください。
移動するときはすべての接続をはずす
本機を移動するときは、電源プ
ラグをコンセントから抜き、外
部機器との接続をはずしてくだ
さい。
お手入れするときは電源コードをコ
ンセントから抜く
お手入れをするときには、電源
を切って電源プラグをコンセン
トから抜いてください(P.22)
落雷の恐れがあるときは電源コード
をコンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早め
に電源プラグをコンセントから
抜いてください。
3
使用上のご注意
電源について
•本機を、インバーター制御の製品やモー
ターを使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、
電子レンジ、エアコンなど)と同じコンセ
ントに接続しないでください。電気製品の
使用状況によっては、電源ノイズによって
本機が誤動作したり雑音が発生したりする
ことがあります。電源コンセントを分ける
ことが難しい場合は、電源ノイズ・フィル
ターを取り付けてください。
•接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、
必ずすべての機器の電源を切ってくださ
い。
•電源スイッチを切って本機上の LCD
LED が消えても、本機は主電源から完全に
遮断されてはいません。完全に電源を切る
必要があるときは、本機の電源スイッチを
切った後、コンセントからプラグを抜いて
ください。そのため、電源コードのプラグ
を差し込むコンセントは、本機にできるだ
け近い、すぐ手の届くところのものを使用
してください。
•本機は、演奏や操作をやめてから 4 時間
経過すると自動的に電源が切れます(工場
出荷時の設定)。自動で電源を切る必要が
ない場合は55ページに記載の手順Auto
O󰮏」の設定を「OFF」にしてください。
※電源が切れると編集中の設定は失われます。残
しておきたい設定はあらかじめ保存しておいて
ください。
設置について
•本機の近くにパワー・アンプなどの大型ト
ランスを持つ機器があると、ハム(うなり)
を誘導することがあります。この場合は、
本機との間隔や方向を変えてください。
•本機をテレビやラジオの近くで動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たりラジオか
ら雑音が出たりすることがあります。この
場合は、本機を遠ざけて使用してください。
•本機の近くで携帯電話などの無線機器を使
用すると、着信時や発信時、通話時に本機
から雑音が出ることがあります。この場合
は、無線機器を本機から遠ざけるか、電源
を切ってください。
•極端に温湿度の違う場所に移動すると、内
部に水滴がつく(結露する)ことがありま
す。そのまま使用すると故障の原因になり
ます。数時間放置して、結露がなくなって
から使用してください。
•設置条件(設置面の材質、温度など)によっ
ては、本機のゴム足が設置した台などの表
面を変色または変質させることがありま
す。ゴム足の下にフェルトなどの布を敷く
と、安心してお使いいただけます。この場
合、本機が滑って動いたりしないことを確
認してからお使いください。
•本機の上に水の入った容器、殺虫剤、香水、
アルコール類、マニキュア、スプレー缶な
どを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、速やかに乾いた柔らかい布
で拭き取ってください。
お手入れについて
•通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きす
るか、固く絞った布で汚れを拭き取ってく
ださい。汚れが激しいときは、中性洗剤を
含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らか
い布で乾拭きしてください。
•変色や変形の原因となる、ベンジン、シン
ナー、アルコール類は使用しないでくださ
い。
修理について
•お客様が本機を分解、改造された場合、以
後の性能について保証できなくなります。
また、修理をお断りする場合もあります。
•修理に出される場合、記憶した内容が失わ
れることがあります。大切な記憶内容は、
USB メモリーに保存するか、記憶内容を
メモしておいてください。修理するときに
は記憶内容の保存に細心の注意を払ってお
りますが、メモリー部の故障などで記憶内
容が復元できない場合もあります。失われ
た記録内容の修復に関しましては、補償も
含めご容赦願います。
•当社では、本機の補修用性能部品(製品の
機能を維持するために必要な部品)を、製
造打切後 6 年間保有しています。この部品
保有期間を修理可能の期間とさせていただ
きます。なお、保有期間を過ぎた後でも、
故障箇所によっては修理可能の場合があり
ますので、お買い上げ店、またはローラン
ドお客様相談センターにご相談ください。
その他の注意について
•記憶した内容は、機器の故障や誤った操
作などによって失われることがあります。
失っても困らないように、大切な記憶内容
はバックアップとして USB メモリーに保
存しておいてください。
•本体メモリー、USB メモリーの失われた
記憶内容の修復に関しましては、補償を含
めご容赦願います。
•故障の原因になりますので、ボタン、つま
み、入出力端子などに過度の力を加えない
でください。
•ディスプレイを強く押したり、叩いたりし
ないでください。
•ケーブルを抜くときは、ショートや断線を
防ぐため、プラグ部分を持って引き抜いて
ください。
•本機は多少発熱することがありますが、故
障ではありません。
•音楽をお楽しみになる場合、周囲に迷惑が
かからないように、音量に十分注意してく
ださい。ヘッドホンを使用すれば、気がね
なくお楽しみいただけます。
•輸送や引っ越しをするときは、本機が入っ
ていた箱と緩衝材、または同等品で梱包し
てください。
•本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄す
るときは、各地域のゴミの分別基準に従っ
てください。
外部メモリーをお使いになる前に
外部メモリーの取り扱い
•USB メモリーは、確実に奥まで差し込ん
でください。
•USB メモリーの端子の部分に触れたり、
汚したりしないでください。
•USB メモリーは精密な電子部品で作られ
ています。取り扱いについては次の点に注
意してください。
•静電気による破損を防ぐため、取り扱う
前に身体に帯電している静電気を放電し
ておく。
•端子部に手や金属で触れない。
•曲げたり、落としたり、強い衝撃を与え
たりしない。
•直射日光の当たる場所や、閉め切った自
動車の中などに放置しない。
•水に濡らさない。
•分解や改造をしない。
DVD の取り扱い
•ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷
をつけたりしないでください。データの読
み出しがうまくできなくなることがありま
す。ディスクの汚れをとる場合は、市販の
専用クリーナーを使用してください。
4
使用上のご注意
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
知的財産権について
•第三者の著作権を侵害する恐れのある用途
に、本製品を使用しないでください。お客
様が本製品を用いて他者の著作権を侵害し
ても、当社は一切責任を負いません。
•製品に内蔵、付属されたコンテンツ(音色
波形データ、スタイルデータ、伴奏パター
ン、フレーズデータ、オーディオループ、
画像データなど)の著作権は当社が保有し
ています。
•製品に内蔵、付属されたコンテンツを素材
として、お客様が新たな作品を制作、演奏、
録音、配布をすることに関しては、当社の
許諾を必要としません。
•製品に内蔵、付属されたコンテンツを、そ
のまま、もしくは酷似した形態で取り出し、
別の記録媒体に固定して配布したり、コン
ピュータネットワークを通じて公開したり
することはできません。
•同梱の DVD-ROM を開封する前に、必
ず「使用許諾契約書」をお読みください。
DVD-ROM を開封した時点で、使用許諾
契約書に記載された事項をご承諾いただい
たことになります。
•MMP(MooreMicroprocessor
Portfolio)はマイクロプロセッサーのアー
キテクチャーに関する TPL(Technology
PropertiesLimited)社の特許ポートフォ
リオです。当社は、TPL 社よりライセンス
を得ています。
•本書では MicrosoftCorporationのガイ
ドラインに従って画面写真を使用していま
す。
•本製品には、イーソル株式会社のソフト
ウェアプラットフォーム「eCROS ™」が
搭載されています。
•Roland、SuperNATURAL、INTEGRA、
MOTIONALSURROUND は、日本国お
よびその他の国におけるローランド株式会
社の登録商標または商標です。
•Cakewalkは、米国 Cakewalk,Inc. の米
国における登録商標です。
•SONAR は、米国 Cakewalk,Inc. の商標
です。
•文中記載の会社名及び製品名は、各社の登
録商標または商標です。
•MIDI は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)
の登録商標です。
•GM(
、GM2( )は、社団法人
音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
5
目次
安全上のご注意                                    2
使用上のご注意                                    4
クイック・ガイド
8
主な特長                                         8
使う前の準備をする                                10
内蔵音色を使う                                   12
拡張用音色を使う                                 14
奥行き感のある音場にする                           16
SONAR LE で音を鳴らす(Windows)                  18
はじめに
20
各部の名称とはたらき                              20
フロント・パネル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
電源を入れる/切る. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
デモ・ソングを再生する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
リア・パネル(機器をつなぐ). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 22
INTEGRA-7 の概要                                24
スタジオ・セット. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
トーンの構成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
スタジオ・セットの構成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25
エフェクト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26
メモリーについて. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
基本操作                                        28
パートを切り替える. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
カーソルの移動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
値の変更. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28
[SHIFT]ボタンのはたらき. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
[ENTER]ボタンのはたらき. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
名前を付ける. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
文字の挿入や削除をする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
音を鳴らす/作る
30
音を鳴らす                                      30
スタジオ・セットを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
全パート一覧画面を表示させる(PARTVIEW-ALL- 画面)30
パートの設定を表示させる(PARTVIEW 画面). . . . . . . . 30
各パートの音を一時的に消す(MUTE). . . . . . . . . . . . . . . 30
1 パートだけ音を鳴らす(SOLO). . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30
トーンを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
カテゴリー別トーン・リストから選ぶ . . . . . . . . . . . 31
タイプ別/バンク別トーン・リストから選ぶ. . . . . . 31
ドラム・キットをトーン・リストから選ぶ. . . . . . . . 31
スタジオ・セットをエディットする                    32
スタジオ・セット全体の設定をする. . . . . . . . . . . . . . . . . 32
パートの設定を変更する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
スタジオ・セットを保存する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34
音の定位に奥行きを持たせる
(MOTIONALSURROUND 画面). . . . . . . . . . . . . . . . . . 34
モーショナル・サラウンドに関する設定をする. . . . . 35
エフェクトをオン/オフする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 35
スタジオ・セットのエフェクトをエディットする
(EFFECTSROUTING 画面). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36
CHORUS(コーラス)に関する設定をする . . . . . . . 36
REVERB(リバーブ)に関する設定をする. . . . . . . . 36
出力音全体の音質を調整する(MASTEREQ). . . . . . . . . . 36
パートを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
サウンド・コントロールを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . 37
スタジオ・セットを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
トーンをエディットする                             38
パートに割り当てたトーンをエディットする. . . . . . . . . . . 38
SuperNATURAL アコースティック・トーン(SN-A)38
SuperNATURAL シンセ・トーン(SN-S). . . . . . . . 38
SuperNATURAL ドラム・キット(SN-D). . . . . . . . 39
PCM シンセ・トーン(PCMS). . . . . . . . . . . . . . . . . 39
PCM ドラム・キット(PCMD). . . . . . . . . . . . . . . . 40
トーン/ドラム・キットを保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . 40
トーンのエフェクトをエディットする. . . . . . . . . . . . . . . . 41
MFX(マルチエフェクト)に関する設定をする. . . . 41
COMP(コンプレッサー)や
EQ(イコライザー)の設定をする. . . . . . . . . . . . . . 41
トーンを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
パーシャルを初期化する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
パーシャルをコピーする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
エディットするパーシャルを選ぶ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
6
目次
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
パソコンと組み合わせる
43
パソコンと組み合わせて使う                          43
USB ドライバー . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
パソコンと INTEGRA-7 をつなぐ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
USBMIDI. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
MIDI 信号の流れ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
入力信号の出力先を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45
USB オーディオ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
オーディオ信号の流れ........................ 46
USB オーディオのサンプリング・レートを設定する. 46
外部機器の音にモーショナル・サラウンドをかける         47
接続例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
全体の設定
48
全体の設定をする                                  48
システムの設定をする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
システム設定を保存する. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
システム・パラメーター. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
本体情報を見る(バージョン表示). . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
便利な機能                                       50
ユーティリティーの基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
USB メモリーを初期化する(FORMATUSBMEMORY). 50
音色データのエクスポート/インポート. . . . . . . . . . . . . . 51
音色データのエクスポート(EXPORT). . . . . . . . . . . 51
音色データのインポート(IMPORT). . . . . . . . . . . . 51
複数のデータにマークする. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52
エクスポートしたファイルを削除する. . . . . . . . . . . . 52
エクスポートしたファイルの名前を変える. . . . . . . . 52
ユーザー・データのバックアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52
USB メモリーにバックアップする(BACKUP). . . . . 52
バックアップしたデータを本体に戻す(RESTORE). 53
バックアップしたファイルを削除する. . . . . . . . . . . . 53
バックアップしたファイルの名前を変える. . . . . . . . 53
USB メモリーのデータをパソコンにバックアップする53
パソコンにバックアップしたデータを USB メモリー
に戻す . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
テンポラリー・エリアの情報を外部 MIDI 機器に転送する
(BULKDUMP). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54
工場出荷時の設定に戻す(FACTORYRESET). . . . . . . . . 55
一定時間がたつと自動で電源が切れるようにする
(AutoO󰮏). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
資料
56
故障かな?と思ったら                              56
エラー・メッセージ一覧                             58
MIDI インプリメンテーション・チャート                59
主な仕様                                        60
索引                                           61
ブロック・ダイヤグラム                             63
7
01
主な特長
INTEGRA-7 は、表現力豊かでクオリティーの高い SuperNATURAL サウンドと、現在でも定番の
SRX シリーズを代表する豊富なサウンド・ライブラリーに加え、RSS(RolandSoundSpace)技
術を応用して新たな音場を提案するモーショナルサラウンド(MotionalSurround)を搭載した、
まったく新しい音源モジュールです。
強力な SuperNATURAL サウンドを、モーショナル・サラウンドのより自然で奥行き感のある音場
で再現させることにより、まさに新次元のサウンド・メイキングが可能となります。
SuperNATURAL
BehaviorModelingTechnology により、従来の音源では難易度の高かった「自然で豊
かな表現」を可能にしたローランド独自の音色群です。
Behavior Modeling Technology
楽器そのもののモデリングに加え、奏法における各楽器独特の振る舞いをもモデリングすることにより、リアルタイ
ムに自然で豊かな表現を可能にする音源技術です。
アルなサ加え自然で豊かな演奏表現」も実現(SuperNATURAL
SuperNATURAL ース
アコースティック楽器の音色を再現するだけでなく、BehaviorModeling
Technology によって奏法における楽器独特の振る舞いをも再現することで、より自
然で豊かな演奏表現ができるSuperNATURAL アコースティック・トーンを搭載し
ています。
楽器の種類に応じてチューニングされた専用音源が、プレーヤーの演奏フレーズ、和
音とメロディー演奏の違いなどを自動解析し、最適な演奏表現を行います。
たとえば、SuperNATURAL アコースティック・トーンの「バイオリン」では、バイ
オリニストが演奏しているかのようなリアルな表現のソロバイオリンサウンドを、通常の鍵盤演奏によって得ることができます。
SuperNATURAL
ビンテージ・アナログ・シンセからデジタル・シンセまでをリアルに表現する
SuperNATURAL シンセ・トーンを搭載しています。1 つのシンセ・トーンの内部は
3 系統の OSC、FILTER、AMP、LFO で構成され、強力なシンセサウンドを 1 トー
ンで実現しています。
さらに、アナログシンセならではのオシレーターやフィルターの振る舞いを解析し、
その個性的なサウンドを再現しています。INTEGRA-7 では、1,000 を超える多数の
音色を搭載し、アナログからデジタルまで、あらゆるシンセサウンドに対応します。
SuperNATURAL
リアルで高品位なサウンドに加え、強弱のスムーズな音色変化や連打時の自然な音色
変化が特長の SuperNATURAL ドラム・キットを搭載しています。
たとえば、クラッシュ・シンバルではパワフルな強打だけでなくシンバルに軽く触れ
るような演奏ができます。ライド・シンバルは強さの違いにより音色がさまざまに変
化します。ドラムを連打したときの振る舞いも再現しているのでプレス・ロール、フ
ラム、フィル・インなど、より自然な演奏が再現できます。
グリッサンド奏法
ビブラート
クレッシェンド
スネアのロール
シンバルのエッジ連打
8
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
モーナル機能
私たちが普段聞いている音は、音源から直接耳に届く「直接音」と、いろいろなものに反射して届く「反射音」を合わせて聞くことで、
音源との距離を感じます。モーショナル・サラウンドは、実際の部屋の状況を考え、部屋の中にあるものが音の反射に対してどのよ
うに影響するかをシミュレートすることで、立体感が得られるサウンドを創り出しています。
INTEGRA-7 は距離感、残響感、方向感、信号形式変換を処理するプロセッサーを搭載しており、よりリアルな音場を作り出します。
このモーショナル・サラウンドは再生環境に応じて、5.1 チャンネルと 2 チャンネルの出力に対応しています。
Roland セサイザーの豊富な定番音色 INTEGRA-7 に結集(PCM
従来機種で定評がある Roland シンセサイザーのプリセット音色やウェー
エクスパンションボード(全 SRX シリーズ)の音色を INTEGRA-7
にチューニングし搭載しています。
音色データには、PCM シンセトーン、PCM ドラムキットがあり、プリセッ
ト・バンクやエクスパンション用のバンクから呼び出します。
SRX シリーズの音色は、SRX 製品と同様に SRX-01 SRX-12 に分類され
ており、4 つの仮想スロットにタイトルごとの音色データを読み込ませるこ
とで使用できます。
PCM
過去の Roland シンセサイザーで「パッチ」と呼ばれていた音色を、INTEGRA-7用にチューニングしたものです。1 つのPCM シンセ
トーンは 4 つまでのパーシャル(ウェーブ)を組み合わせて音作りができます。
PCM
過去の Roland シンセサイザーで「リズムセット」と呼ばれていた音色を、INTEGRA-7 用にチューニングしたものです。ドラム
キットは、押さえる鍵盤(ノート・ナンバー)によって異なった打楽器音が鳴るように、複数の打楽器音を集めたグループです。
左右の音の定位に奥行き感をパーール(モーナルサラ
INTEGRA-7 は、2 チャンネルと 5.1 チャンネルのサラウンド出力に対応
しています。モーショナル・サラウンド機能を使うことでパートごとの定
位をより自由に簡単に操ることができます(P.16)
MIDI 音源の音の定位はこれまで左右だけでしたが、INTEGRA-7 では奥行
きを設定することができるので、これまでにない深みや広がりのある音場
を実現できます。
たとえば、ソロ楽器を近くに、アンサンブルやパーカッション楽器を遠く
に配置することで奥行き感のある空間を演出したり、スピーカーよりも外
側に広がる空間をつくったりすることが可能です。
さらに外部入力信号においても同様の効果をかけられるので、音源とオー
ディオ・トラックを組み合わせた曲でも対応できます。
※モーショナル・サラウンド機能を使うときは[MOTIONALSURROUND]ボタンを「ON」にします(P.16、P.34)。
1
2
EX
7
8
9
12
3
4
10
11
13
15
14
16
5
6
16 パー同時使用可能なマルチ
INTEGRA-7 に搭載されているすべてのトーン(SuperNATURAL トーン、PCM トーン)それぞれに専用のマルチエフェクトの設定
が含まれています。マルチエフェクトは、16 パート同時使用可能となっていますので、トーンを選ぶことで最適なマルチエフェク
トの設定が呼び出されます。
9
02
使前の準備
接続例 1な制作環境
INTEGRA-7 を使って、ハイクオリティーな音楽制作を実現する例です。
INTEGRA-7 をベースにパソコンの DAW ソフトウェアと MIDI キーボードを接続するだけで、本格的な音楽制作環
境が簡単にできあがります。
※INTEGRA-7 USB-MIDIThru を「ON」にすることにより、MIDI インターフェースとして使うことができます(P.45)
接続については、『リアパネル(機器をつなぐ)(P.22)をご覧ください。
USB でパつな
INTEGRA-7 とパソコンを USB ケーブルでつなぐと、DAW ソフトウェアを使って INTEGRA-7 に接続した MIDI キーボードなどの
演奏データ(MIDI データ)を記録したり、DAW ソフトウェアで再生した演奏データ(MIDI データ)を INTEGRA-7 の音源部で鳴
らしたりできます(USBMIDI)
INTEGRA-7 は、USB ケーブルでパソコンにつなぐと MIDI 音源として動作します。
USB ーデ機能を使
INTEGRA-7 USB オーディオ機能を使う場合は、ドライバーのインストールが必要です。
ドライバーは、ローランドのホームページからダウンロードできます。
ローランド・サポート情報ページ
http://www.roland.co.jp/support/
インストール手順は、インストーラーと一緒に解凍される Readme をご覧ください。
『音量やピッチに関する設定(SOUND)(P.48)ExtPartSourceSelect」ラメーター
を「USBAUDIO」に設定してください。
『USBMIDI』45
ページ
『USB オーディオ』46
ページ
MIDI OUT
MIDI IN
パソコン
MIDI キーボード
INTEGRA-7
アンプ内蔵スピーカー
やアンプへ
SONAR など、
シーケンス・ソフト
ウェア
楽器などを接続します。
外部機器からの入力音は、モーショナル・サ
ラウンド機能の Ext パートとして立体的に定
位させることができます(P.47)
10
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
接続例 2ブ演奏での拡張音源
INTEGRA-7 を、既存のライブ演奏システムに組み込む接続例です。
MIDI 端子をキーボードや他の音源との接続に使います。
INTEGRA-7 USB-MIDIThru を「OFF」にしてください(P.45)
接続については、『リアパネル(機器をつなぐ)(P.22)をご覧ください。
MIDI
MIDI(MusicalInstrumentDigitalInterface)とは、電子楽器やパソコンの間で演奏などの情報をやりとりできる統一規格です。
MIDI 端子を持つ機器同士を MIDIケーブルでつなぐと、1 台の MIDI キーボードで複数の楽器を鳴らす、複数の MIDI 楽器をアンサ
ンブルで演奏する、曲の演奏の進行に合わせて自動的に設定を変える、などができるようになります。
MIDI OUT
MIDI IN
キーボード
INTEGRA-7
ミキサーまたはアンプへ
OUTPUT
INPUT
11
03
内蔵音色使
INTEGRA-7 のデイの見か
電源を入れるとトップ画面が表示されます。トップ画面のタイプを選ぶことができます(P.48)
エディット・マーク「 * 」
ロードされていない音色を
使っているマーク「 ! 」
パート番号
トーンのバンク
パート・レベル・メーター
カレント・パートのソロの
ON OFF(P30)
各パートのミュートの
ON OFF(P30)
カレント・パートの
トーン番号、トーン名
パート番号
外部オーディオの
入力レベル
トーンのタイプ
SuperNATURALーン
1.
[SuperNATURAL]ボタンを押します。
選ばれているパートのトーンが SuperNATURAL トーンに
変更されます。
ディスプレイに SuperNATURAL トーン・リストが表示さ
れます。
2.
カーソル・ボタンでタイプやバンクを変更します。
3.
バリュー・ダイヤルでトーンを選びます。
4.
[ENTER]ボタンを押します。
パートのトーンが選ばれます。
MIDI キーボつないで演奏す
接続例
OUTPUT A(MIX)
アンプ内蔵スピーカー
やアンプへ
MIDI IN
MIDI OUT
キーボード
INTEGRA-7
※接続する MIDI キーボードの設定によっては、鍵盤で演奏したノート情報が複数チャンネルで出力される場合があります。適切
MIDI 出力設定となるように MIDI キーボード側で調整してください。
PCMーン
1.
[PCM]ボタンを押します。
選ばれているパートのトーンが PCM トーンに変更されま
す。
ディスプレイに PCM トーン・リストが表示されます。
2.
カーソル・ボタンでタイプやバンクを変更します。
3.
バリュー・ダイヤルでトーンを選びます。
4.
[ENTER]ボタンを押します。
パートのトーンが選ばれます。
トーン・プレビュー機能
[VOLUME]つまみを押すと、選ばれているパートのトーンを聞いて確認することができます。
12
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
内蔵音色の種類特長
各音色の選びかたは、P.12 をご覧ください。
SuperNATURAL ース(SN-A)
ダイナミクス変化
ピアニッシモの繊細な音から、フォルテッシモの迫力のある音まで、単なる音量変化にとどまらない自然な音色変化
(ダイナミクス変化)が得られます。
※ダイナミクスはノート・オン・ベロシティー、モジュレーション・コントローラー(CC01)、エクスプレッション(CC11)
でコントロールできます。
発音中に、モジュレーション・コントローラー(CC01)もしくは、エクスプレッション・ペダル(CC11)を操作
することで、ダイナミクスを連続的にコントロールできます(打弦楽器、撥弦楽器を除く)
レガート
レガート演奏(発音中に次のノート・オンを送る奏法:ある鍵盤を弾きながら他の鍵盤を弾く)することで、なめら
かな音のつながりを再現できます。
※レガート効果を得るには、パート設定の Mono Poly を「MONO」、LegatoSwitch を「ON」に設定します(P.32)
バリエーション音色切り替え
各楽器には、効果的な奏法バリエーション音色が用意されており、コントロール・チェンジ CC80、CC81、
CC82、CC83(ToneVariation1 4)を使って演奏中に瞬時に切り替えることができます。
SuperNATURAL (SN-S)
リアルなフィルターの挙動
往年のアナログシンセをシミュレートしたフィルターを搭載しています。カットオフ(CC74)やレゾナンス(CC71)
を動かしたときの音色の変化をリアルに再現します。
SuperNATURAL(SN-D)
ダイナミクス変化
ピアニッシモの繊細な音から、フォルテッシモの迫力のある音まで、単なる音量変化にとどまらない自然な音色変化
(ダイナミクス変化)が得られます。
連打時でも画一的なアタック感を排除
単調さを防ぐために叩く度にアタック感が異なる振る舞いをシミュレートしています。
キット全体で響くアンビエンス・コントロール
ドラム・キットはスネア、キック、ハイハットなど複数のドラム・インストからできています。それぞれの楽器同士
の共鳴や部屋の響き具合をコントロールできます。
PCM (PCMS)/ PCM(PCMD)
PCM シンセトーン/ PCM ドラムキットは、従来の Roland シンセサイザーではそれぞれ、パッチ/リズムセッ
トと呼ばれていた音色で、高品位で豊富なバリエーションが特長です。INTEGRA-7 用にチューニングされた定番音
色を多数搭載しています。
13
EXPANSION 仮想スの概念
INTEGRA-7 には、ウェーブ・エクスパンション・ボード(SRX シリーズ)のすべての音色データや拡張用の
SuperNATURAL トーンが収録されています。
INTEGRA-7 4 つの EXPANSION 仮想スロット(SlotA D)にタイトルごとの音色データを読み込むことで音
色を追加することができます(同時に 4 タイトル分の音色データを使うことができます)
音色データには、トーン(パッチ)、ドラム・キット(リズム・セット)、インスト、ウェーブ(波形)データが含ま
れています(内容は、タイトルによって異なります)
音色データ(拡張用)
INTEGRA-7 には、SRX の全音色データ、拡張用の SuperNATURAL トーンや高品位な GM2 音色が内蔵されています。
音色バンク(例)
PRESET USER SRX-01 ExSN3 SRX-11
EXPANSION 仮想スロ
音色デー 1 ル選びす。
Slot CSlot B
Slot A
EXPANSION 仮想スロット(A D)に拡張用音色データを読み込むと、音色バンク(タイトルで表示)で読み込んだ音色が選べるようにな
ります。
SRX-05
Slot D
SRX-01
Dynamic Drum Kits
PCM シンセ・トーン:41
PCM ドラム・キット:79
SRX-02
Concert Piano
PCM シンセ・トーン:50
SRX-03
Studio SRX
PCM シンセ・トーン:128
PCM ドラム・キット:12
SRX-04
Symphonique Strings
PCM シンセ・トーン:128
SRX-05
Supreme Dance
PCM シンセ・トーン:312
PCM ドラム・キット:34
SRX-06
Complete Orchestra
PCM シンセ・トーン:449
PCM ドラム・キット:5
SRX-07
Ultimate Keys
PCM シンセ・トーン:475
PCM ドラム・キット:11
SRX-08
Platinum Trax
PCM シンセ・トーン:448
PCM ドラム・キット:21
SRX-09
World Collection
PCM シンセ・トーン:414
PCM ドラム・キット:12
SRX-10
Big Brass Ensemble
PCM シンセ・トーン:100
SRX-11
Complete Piano
PCM シンセ・トーン:42
SRX-12
Classic EPs
PCM シンセ・トーン:50
ExSN1
Ethnic
(SuperNATURAL アコースティック・トーン:17)
カリンバやサンツールといった民族楽器
ExSN2
Wood Winds
(SuperNATURAL アコースティック・トーン:17)
サックスやフルートなどの木管楽器
ExSN3
Session
(SuperNATURAL アコースティック・トーン:50)
エレキ・ギターやベース
ExSN4
AGuitar
(SuperNATURAL アコースティック・トーン:12)
アコースティック・ギター
ExSN5
Brass
(SuperNATURAL アコースティック・トーン:12)
トランペットやトロンボーンなどの金管楽器
ExSN6
SFX
(SuperNATURAL ドラム・キット:7)
リアルな効果音
ExPCM
HQ GM2+HQ PCM Sound Collection
高品位な GM2 音色や多彩なシンセ音色など
HQ GM2(GM2#)
PCM シンセ・トーン:256
PCM ドラム・キット:9
HQ PCM(ExPCM)
PCM シンセ・トーン:512
PCM ドラム・キット:19
※ExPCM 4 つのスロットをすべて使います。
SRX ズ(全 12 ル)
拡張用の SuperNATURAL 音色
高品位な GM2 音色/多彩なセ音色
04
拡張用音色使
14
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
EXPANSION 仮想ス音色デーを読み込む
1.
[MENU]ボタンを押します。
2.
「EXPANSION」を選んで[ENTER]ボタンを押します。
EXPANSION 画面が表示されます。それぞれの
EXPANSION 仮想スロットに読み込まれている音色が表示されます。
3.
カーソルを VIRTUAL SLOTS 欄の読み込ませたいスロットに
合わせて[DEC][INC]ボタンで音色データを選びます。
「INFO LIST」にカーソルを合わせて[ENTER]ボタンを押すと、
拡張用音色リストが確認できます。
4.
「LOAD」にカーソルを合わせて[ENTER]ボタンを押します。
「Areyousure?」メッセージが表示されます。
5.
実行するときは、「OK」を選び[ENTER]ボタンを押します。
[SHIFT]ボタンを押しながら、[MENU]ボタンを押しても EXPANSION 画面が表示されます。
SRX ズの音色を使
SRX シリーズの音色は、PCM トーンと同じように選びます。SRX バンク(SRX-01 SRX-12)を選ぶことで
EXPANSION 仮想スロットに読み込んだ音色が使えるようになります。
※PCM ドラム・キット(PCMD)のない SRX タイトルもあります。
SuperNATURAL の音色を使
読み込んだ SuperNATURAL の音色は、プリセット・メモリーやユーザー・メモリーの SuperNATURAL トーンと
同じように選びます。
ExSN バンク(ExSN1 ExSN6)を選ぶことで EXPANSION 仮想スロットに読み込んだ音色が使えるようになり
ます。
※ExSN1 5 SuperNATURAL アコースティック・トーンのみ、ExSN6 SuperNATURAL ドラム・キットのみとなります。
ExPCM の音色を使
読み込んだ ExPCM の音色は、PCM トーンと同じように選びます。
ExPCM バンクを選ぶことで EXPANSION 仮想スロットに読み込んだ音色が使えるようになります。
ExPCM をロードすると「GM2」バンクの表示が「GM2#」となり、高品位な GM2 音色になります。
※ExPCM 4 つのスロットをすべて使います。
※ExPCM のトーンはエディットできません。
これから読み込ませる音色データ
変更した音色データ名の左側に
「*」マークがつきます。
起動時自動的に拡張用音色
INTEGRA-7 を起動したときに、EXPANSION 仮想スロットに指定した音色データをロードすることができます。
※工場出荷時には、音色データをロードするよう設定されています。
1.
[MENU]ボタンを押します。
2.
MENU 画面で「SYSTEM」を選び[ENTER]ボタンを押します。
3.
Startup Exp SlotA D に指定したい音色データを選びます。
4.
[SHIFT]ボタンを押しながら[EDIT]ボタンを押して設定を保存します。
15
05
奥行感のあ音場
接続例
INTEGRA-7 のモーショナル・サラウンド機能を使って、5.1 チャンネル・サラウンド出力する例です。
スピーカーを図のように配置します。
モーショナル・サラウンド機能を使うときは、[MOTIONALSURROUND]ボタンを押してモーショナル・サラウ
ンド機能をオンにします。
•接続については、『リア・パネル(機器をつなぐ)(P.22)をご覧ください。
•フロント・センター・スピーカー(C 端子)とサブウーファー(LFE 端子)の出力設定については、システム設定の『モーショ
ナル・サラウンドに関する設定(MOTIONALSURROUND)(P.49)をご覧ください。
※ドルビー・デジタルや DTS には対応していま
せん。アナログケーブルで 5 つのスピーカー
とサブウーファーを接続してください。
C
LFE
C
LsRs
LFE
R L
R
L
Ls Rs
1
2
EX
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16
5
6
端子名 説明
L フロント側左用の出力
R フロント側右用の出力
C フロント側センター用の出力
Ls リア側左用の出力
Rs リア側右用の出力
LFE サブウーファー用の出力
サブウーファーは、リスニング・ポジショ
ンを中心として、サテライト・スピーカー
と同じ距離
になるように置くと良いで
しょう。
2 チャンネルでモーショナ
ル・サラウンド機能を使う
場合は、A(MIX)L(MONO)
R 端子にアンプ内蔵ス
ピーカーを接続してくださ
い。
モニター環境ついて
•モニター・ルームは残響が少ないデッドな環境が適しています。
•モニター位置はスピーカー・システムのスイート・スポットで行ってください。
音像の定位感について
•音色により定位感が異なる場合があります。
たとえば、低い音や正弦波などの倍音成分の少ない音の定位ははっきりと感じにくく、倍音成分が多くアタックのはっきりして
いる音の定位は感じやすい傾向にあります。
•後方の定位感には個人差があります。
16
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
モーナル
INTEGRA-7 は、2 チャンネルと 5.1チャンネルのサラウンド出力に対応しています。モー
ショナル・サラウンド機能を使うことでパートごとの定位をより自由に簡単に操ること
ができます(P.34)
従来の左右のみだった音の定位に対し、新たに前後の定位を加えることにより、奥行き
感のある自由な配置でサウンドを奏でることができるようになります。さらに、部屋の
タイプや大きさを設定することで、小さい部屋から大きなコンサート・ホールのイメー
ジまで、曲に合わせて音の響きを調節することができます。
モーナルサラ使
1.
[MOTIONAL SURROUND]ボタンを押します。
モーショナル・サラウンド機能がオンになり、MOTIONALSURROUND 画面が表示されます。
2.
PART[ ]ボタンでパートを選びます。
選ばれたパート番号が反転表示されます。
3.
カーソル・ボタンで音の定位(前後/左右)を設定します。
モーナルサラの詳細設定を
アンビエンス効果や各パートの詳細設定をします。
1.
MOTIONAL SURROUND 画面で、[ENTER]ボタンを押します。
MOTIONALSURROUNDEDIT 画面が表示されます。
2.
カーソル[ ]で「COMMON」「PART」「CONTROL」タブを選び、カーソル[
]ボタンでパラメーターを選びます。
3.
バリュー・ダイヤルで設定を変更します。
各パラメーターについては P.35 をご覧ください。
1
2
EX
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5
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17
06
SONARLE (Windows)
SONAR LE のイール
付属の SONARLE をパソコンにインストールします。
インストール方法や主な操作方法については、SONARLEDVD-ROM に付属のマニュアルをご覧ください。
※SONARLE Windows 専用です。Mac をお使いのお客様は別途 DAW ソフトウェアをご用意ください。
ーデ MIDI の設定
!
設定を始める前に INTEGRA-7 USB ドライバーをローランドホームページよりダウンロードして、インストールしてくださ
い(P.43)。ドライバーをインストールするときは、USBDriver の設定を「VENDER」に変更します(P.44)
ーデオの設定
オーディオの入出力を INTEGRA-7 に設定します。
1.
INTEGRA-7 とパソコンを USB ケーブルで接続します。
『接続例 1:コンパクトな制作環境』(P.10)のようにパソコンと INTEGRA-7 をつなぎます。
2.
SONAR を起動します。
3.
「クイックスタート」ダイアログが表示されます。[閉じる]をクリックします。
4.
[編集]メニューから[環境設定]をクリックし、「環境設定」ダイアログを開きます。
5.
画面左のリストの「オーディオ」から[オプション]を選びます。ドライバモードを「ASIO」にし、[適用]をクリッ
クします。
6.
画面左のリストの「オーディオ」から[デバイスの選択]を選びます。使用しないオーディオ機器のチェックははずし、
INTEGRA-7 のみにチェックを入れます。
入力デバイス 出力デバイス
INTEGRA-7IN INTEGRA-7OUT
※出力デバイスに INTEGRA-7OUT を選ぶときは、『音量やピッチに関する設定(SOUND)(P.48)「ExtPartSourceSelect」
パラメーターを「USBAUDIO」に設定してください。
MIDI の設定
次に MIDI 入出力を INTEGRA-7 に設定します。
7.
画面左のリストの「MIDI」から[デバイスの選択]を選びます。INTEGRA-7 にチェックを入れ、使用しない MIDI
機器のチェックははずします。
入力デバイス 出力デバイス
INTEGRA-7 INTEGRA-7
8.
[適用]をクリックします。
9.
「環境設定」ダイアログの[閉じる]をクリックします。
デバイスの中に INTEGRA-7 が表示されていないときは、SONAR を終了して、手順 2 からやり直してください。
それでも表示されない場合は、ドライバーのインストールが正常に終了していない可能性があります。ドライバーをアンインス
トールして、もう一度ドライバーのインストールをしてください。
※通常の演奏データを扱う場合は「INTEGRA-7」をお使いください。
「INTEGRA-7CTRL」(Windows のみ)はモーショナル・サラウンド
などのコントロールデータを扱う場合に使用します。
18
はじめに 音を鳴らす/作る パソコンと組み合わせる 全体の設定 資料
クイック・ガイド
クイック・ガイド
MIDI録音す
『接続例 1:コンパクトな制作環境』(P.10)のようにパソコンと INTEGRA-7 をつなぎます。
※INTEGRA-7 USB-MIDIThru(P.49)を ON に設定してください。
1.
[ファイル]メニューから[新規作成]をクリックします。
「新規プロジェクトの作成」ダイアログが表示されます。
2.
「テンプレート」欄の[Normal]を選んで、「名前」欄にプロジェクトの
名前を入力して、[OK]をクリックします。
3.
SONAR MIDI トラックに録音します。
録音方法について詳しくは SONAR のヘルプをご覧ください。
4.
SONAR を再生します。
INTEGRA-7 から音が鳴ります。
INTEGRA-7 の音をオーデ録音す
1.
[挿入]メニューから[オーディオトラック]を選びます。
オーディオ・トラックが 1 つ追加されます。
2.
オーディオ・トラックのインプット欄に「Stereo INTEGRA-7 IN」を選びます。
トラックコントロール
リスト
インプット
インプット欄が表示されていないときは、トラック・コントロール・リストをクリックして「ALL」を選んでください。
3.
録音レベルを調整します。
トラックを録音待機にして INTEGRA-7 を演奏します。音量が最大のときに、レベルメーターが -6 付近になるように SONAR のイ
ンプット・レベルを調整します。
※録音方法について詳しくは SONAR のヘルプをご覧ください。
4.
録音します。
トラックを録音待機にして、トランスポート・モジュールの録音ボタンを押すと、録音が始まります。
録音待機
録音
レベルメーター
5.
曲が終わったら停止ボタンを押します。
録音が終了し、録音された音が SONAR のオーディオ・トラックに波形表示されます。
19
各部の名称
パネル
1 72
89 9
3 4 5 6
番号 名称 説明 ページ
1
USB MEMORY 端子
USB メモリー(別売)をつなぎます。
※ローランドが販売している USB メモリーを使用してください。それ以外の製品を使用したときの動作は
保証できません。
P.50
2
[VOLUME]つまみ
A(MIX)L MONO、R 端子、PHONES 端子から出力する音量を調節します。
また、[VOLUME]つまみを押すと、現在選ばれているパートでトーンのプレビューを聞くことができます。
P.21
3
ディスプレイ
操作に応じていろいろな情報を表示します。
※本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面
上の設定は一致していないことがあります。あらかじめご了承ください。
P.12
MIDI インジケーター MIDIIN 端子に接続した MIDI 機器からの MIDI メッセージを受信しているときに点灯します。
USB インジケーター USB 接続したパソコンから MIDI メッセージを受信しているときに点灯します。
PEAK インジケーター INPUTL R 端子からの入力信号が、クリップする寸前に点灯します。
4
[PART VIEW]ボタン
全パート一覧画面、PARTVIEW 画面、トップ画面を切り替えます。
[SHIFT]ボタンを押しながら[PARTVIEW]ボタンを押すと、スタジオ・セット選択画面を表示します。
P.30
PART[
]ボタン 画面に表示するパートを切り替えます。 P.28
[TONE FINDER]ボタン TONEFINDER 画面を表示します。 P.31
TONE[SuperNATURAL]
ボタン
現在選ばれているパートのトーンを SuperNATURAL トーンに変えて、トーン・リストを表示します。 P.31
TONE[PCM]ボタン 現在選ばれているパートのトーンを PCM トーンに変えて、トーン・リストを表示します。 P.31
[MOTIONAL SURROUND]
ボタン
モーショナル・サラウンドがオンになり、MOTIONALSURROUND 画面を表示します。
[SHIFT]ボタンを押しながら[MOTIONALSURROUND]ボタンを押すことにより、モーショナル・サ
ラウンドのオン/オフを変更せずに MOTIONALSURROUND 画面の表示/非表示を変更することができ
ます。
P.34
[EFFECTS]ボタン EFFECTSROUTING 画面を表示します。 P.36P.41
[SHIFT]ボタン 他のボタンと組み合わせて押すと、それらに関する設定画面を表示します。 P.29
5
カーソル[
ボタン
カーソル位置を上下左右に移動します。 P.28
バリュー・ダイヤル
値を変更します。
[SHIFT]ボタンを押しながらバリュー・ダイヤルを回すと、値が大きく変わります。
P.28
6
[MENU]ボタン
メニュー画面を表示します。
[SHIFT]ボタンを押しながら[MENU]ボタンを押すと、EXPANSION 画面を表示します。
[EDIT]ボタン
現在選ばれているパートの TONEEDIT 画面を表示します。
[SHIFT]ボタンを押しながら[EDIT]ボタンを押すと、WRITE 画面を表示します。
P.38
[DEC]/[INC]ボタン
値を変更します。片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを押すと値が速く変わります。[SHIFT]
ボタンを押しながらこのボタンを押すと、値が大きく変わります。
P.28
[EXIT]ボタン
元の画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じたりします。
画面によっては、実行中の機能を中断します。
[ENTER]ボタン 値の確定や操作の実行に使います。
7
]スイッチ 電源をオン/オフします。 P.21
8
INPUT L R 端子(フロント)
シンセサイザーなどの楽器をつなぎます。
INPUTL R 端子(リア)にも楽器をつないでいるときは、両方の音がミックスされます。
P.47
PHONES 端子 ヘッドホン(別売)をつなぎます。
9
ラック・マウント・アングル
19 インチ・ラックに取り付けるときに使います。
ラックへの取り付けかたは、お使いのラックに付属している取扱説明書をご覧ください。
※ラック・マウント・アングルは取り外さないでください。
20
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