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・オイルシール、フィルタの交換要領
オイルシール、フィルタの交換要領オイルシール、フィルタの交換要領
オイルシール、フィルタの交換要領
ケース、入シールサポ、出シールサポ、出ベアサポ、モータフランジなど各種フタ類に取付けられているオイルシールおよびフィルタは、次
の要領で交換してください。交換するオイルシール、フィルタが間違っていないかカタログや取扱説明書で、形番・寸法を確認してください。
形番・寸法が異なると交換できません。フィルタは、当社までご相談ください。
注)お客様にてオイルシール等の交換に起因する不具合は、当社の保証範囲外となりますので、ご了承願います。
項目 内 容
項目
内 容
減速機を装置等から取外してください。減速機の入・出力軸に組込ま
れている部品を全て取外してください。また、安全に作業が行えるよう
に充分なメンテナンスの空間を用意してください。保守作業は減速機
を安定した姿勢で行ってください。装置などに据付たままでフタ類(シ
ールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を外した場合、据付姿勢によ
りシャフトなど内蔵部品の落下、飛び出しの危険があります。
●フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)嵌め合い部に
液体ガスケットを塗布して下さい。(上図参照)
●ケース、フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を外す
前に減速機内部の潤滑油が抜けている事を必ず確認してください。
●軸に荷重が掛かっている場合、フタ類(シールサポ、出ベアサポ、
モータフランジ)を外すことにより動きだし、ケガをすることがありま
すので荷重が掛かっていないことを確認してください。
●フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を減速機ケー
スに組込む時、軸の段付き部エッジでオイルシールリップを傷つ
けることがありますので、事前にビニールテープ等を巻き、組込
み後にビニールテープを取り除いてください。
(軸のキー溝も同様にリップを傷付けることがありますので注意して
ください。) ケースの場合も同様の手順です。
●フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を外します。
●フタ内側のオイルシール取外し用の溝を用いて、古いオイルシー
ルを取外してください。この
時フィルタ、シムも一緒に
外れます。
●フタ及び減速機ケース、ポ
リエステル製シムに付着し
た液体ガスケットをきれい
に取り除いてください。
●ケースの場合もフタ類と同
様な順序で外してください。
●フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を減速機ケー
スに取付けます。この時ポリエステル製シムも忘れずに取付け
てください。
●ボルトを取付け、規定のトルクで締結してください。
●フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)にオイルシール
を圧入する前に、フィルタ、シムの順序でオイルシール圧入部に挿
入してください。(ケースの場合も同様な順序で挿入してください。)
●オイルシールは圧入前に、必ずオイルシールリップ溝に鉱物系リ
チウムグリースを充てんしてください。(リップ空間の約50%程度)
●オイルシール外周には液体ガスケットを塗布してください。(オイル
シール外周ゴムの場合は不要です)
●圧入する際には、オイルシールが傾かないように下図のように平
らな圧入治具を用いて圧入してください。*オイルシールの取付け
に関しては、オイルシールメーカ-のカタログも参照してください。
フタ類(シールサポ、出ベアサポ、モータフランジ)を取付ける際に
液体ガスケットの塗布がうまくできていないと、減速機ケースとフタ
の合わせ面より油洩れの発生する可能性があります。
オイルシールを取換え後、約24時間後に合わせ面から油洩れが
発生していないかを確認してください。万が一油洩れが発生してい
る場合は、再度フタ類を取外し、液体ガスケットを剥がし、再塗布し
てください。
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分解・組立分解・組立
分解・組立
注意
(分解・ 組立)
・ 修理,分解,組立は、必ず専門家が行ってください。感電,けが,火災等のおそれがあります。
(1) 修理(オイルシール等の交換)以外は絶対に分解しないでください。
(2) 本機は、その性能を十分発揮させるために、歯当り調整やベアリング調整を行っています。
(3) 分解が必要な場合は、当社までご連絡ください。