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・ 本製品の表示器部は保護構造IP40相当です。薬品・溶剤・油・
水がかかる場所、塵埃や切り粉がある場所、加圧・減圧環境下
には設置しないでください。温度変化の激しい場所や、高湿度
の空気が発生する場所での使用は、おやめください。内部結露
による障害を発生する場合があります。
・ 本製品のセンサ部は保護構造IP65相当です。これは水道水に
対しての性能であり、薬品・洗剤・油・溶剤・熱湯・蒸気などがか
かる場所、付着した水分が凍結する環境、おびただしい塵埃・
切粉がある場所、加圧・減圧環境下には設置しないで下さい。
装置の洗浄作業などで本製品のセンサ部に対し、水を噴射
したり、高水圧洗浄装置を使用するのはお避け下さい。水の
衝撃・圧力は、本製品センサ部の保護構造を破損します。
定格下限付近の真空圧は、大気圧の影響を受けます。
・ 強い低気圧下や、高い標高地では、その時点の大気圧分し
か真空度は上がりません。(例えば、-100kPa 付近は、気象
条件・標高によっては、真空ポンプでは発生できない場合が
あります。)
設定値は精度・温度特性から来る誤差などを考慮し、決めて
ください。圧力が一定でも、誤差範囲内の検出値の変動や温
度による誤差は発生します。
充填機で、充填まえの真空引き確認に使用する場合には、
注入液が本機へ回り込まないよう、フィルタなどで保護してく
ださい。水・油などの場合、PPD3-Sタイプをご使用下さ
い。
工作機械での着座確認では、切削液などの逆流にご注意く
ださい。
・ 着座確認時加圧状態にある治具でも、非加圧時やブロー圧
により切削液が逆流する場合があります。本製品を着座治具
から高い位置に設置したり、制御弁で流路を遮断したり、チェ
ック弁などで切削液の逆流を防止する設計をしてください。
本製品には通電直後の内部回路
の自己診断を行うため、すぐに圧
力検知を行いません。通電後約2
秒間の信号は無視するように制御
回路を設計してください。
アナログ出力には、5V 以上の電圧が出る場合があります。
・ 本製品のアナログ出力は、定格を越えた圧力が加わります
と、1~5V を越えた電圧を発生し、MAX 約8V 程度まで電圧を
発生する場合があります。また、-電源線(青色)の断線時に
は、+電源電圧が、アナログ出力に現れます。5V 以上の電圧
が問題となる入力回路では、保護回路を設計してください。
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