Roland JUNO-60 取扱説明書

ブランド: Roland

モデル: JUNO-60

カテゴリー: MIDIキーボード

タイプ: 取扱説明書

Roland JUNO-60 は、1982 年に発売されたポリフォニック・アナログ・シンセサイザーです。ユニゾン機能により、4 つのオシレーターをレイヤーして厚みのあるサウンドを作成できるため、パッド、ブラス、リードなどのシンセサウンドの定番として長年人気を博しています。また、コーラス、ディレイ、リバーブなどのエフェクト機能も搭載し、多彩なサウンドメイキングが可能です。

JUNO-60 の特徴は、その温かみのあるアナログサウンドです。オシレーターには、矩形波、ノコギリ波、パルス波、サブ・オシレーター、ノイズ・ジェネレーターを搭載しており、さまざまな音色を作ることができます。また、フィルターも搭載されており、音色を調整することができます。

JUNO-60 は、ライブ演奏やレコーディングなど、さまざまな場面で使用することができます。また、他のシンセサイザーやエフェクター

取扱説明書

PLUG-OUT Software Synthesizer

JUNO-60

はじめに

初めてご使用になるときは、設定（P.14）の MIDI Input/Output を設定してください。

お使いの DAW の設定については、DAW のヘルプや取扱説明書をご覧ください。

商標について

• VST is a registered trademark of Steinberg Media Technologies GmbH.

• Roland、PLUG-OUT、AIRA は、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標ま

たは商標です。

• 文中記載の会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

はじめに 2

画面の構成 3

メイン・ウインドウ...........................................................4

パッチ・マネージャー・ウインドウ ............................................. 10

SYSTEM-8 で演奏する 12

プラグアウト ............................................................. 12

プラグアウトの手順.................................................... 12

テンポラリー・パッチのセンド／ゲット........................................... 12

テンポラリー・パッチ・センド ............................................ 12

テンポラリー・パッチ・ゲット............................................. 12

MIDI Learn 機能 ......................................................... 13

設定方法 ........................................................... 13

解除方法 ........................................................... 13

設定14

メニュー ................................................................ 14

設定 ................................................................... 14

その他 ................................................................. 15

画面の構成

メイン・ウィンドウ

メイン・ウィンドウには 2 種類の表示形式があります。

各画面への切り替えはヘッダーの［EDIT/BROWSE］ボタン（P.4）でおこないます。

EDIT 画面（P7）

BROWSE 画面（P8）

パッチ・マネージャー・ウィンドウ

パッチ・マネージャー・ウィンドウはヘッダーの［］ボタン（P.4）から呼び出されます。

パッチ・マネージャー・ウィンドウ（P10）

メイン・ウインドウ

ヘッダー（共通部分）

※ SYSTEM-8 の MODEL が JUNO-60 のときのみ機能します。

［EDIT/BROWSE］ボタン

EDIT 画面 /BROWSE 画面を切り替えます。

［］ボタン

パッチマネージャー・ウインドウを開いて、パッチの保存、書き出し、読み込みなど

をします。

右クリックで、パッチマネージャー・ウインドウを開かずに、現在選んでいるパッチに

編集中のテンポラリー・パッチを保存することもできます。

アウトプットを表示します。

表示形式はメニューから変更できます。

Digital Meter

Analog Meter

Scope

［］（メニュー）ボタン

各種設定メニューを表示します。

P.14

P.12

［UNDO/REDO］ボタン

パラメーター操作の取り消し／やり直しをします。

［PLUG-OUT］ボタン

JUNO-60 を SYSTEM-8 に組み込みます。

［SEND］ボタン

テンポラリー・パッチを SYSTEM-8 に転送します。

［GET］ボタン

SYSTEM-8 の PLUG-OUT モードでエディット中のテンポラリー・

パッチを、JUNO-60 に取り込みます。

P.12

バンク名

選んでいるバンクの名前が表示されます。

パッチ名

選んでいるパッチの名前が表示されます。

［☆☆☆］（RATING）

選んでいるパッチのレーティングが表示されます。

NOTES

選んでいるパッチのメモが表示されます。

［］［］ボタン

前の（次の）パッチを選びます。

画面の構成

EDIT 画面

キーボード・エリア

クリックすると発音します。MIDI メッセージを受信すると、該当するキーが反応

します。

キーボードをクリックする場所に応じてベロシティーが変わります。

鍵盤の上端でベロシティーが最小になり、鍵盤の下端でベロシティーが最大に

なります。

マウス・ホイールの操作で鍵盤のオクターブ・シフトが変わります。

［HELP］ボタン

ヘルプを表示します。

［ABOUT］ボタン

JUNO-60 についての情報を表示し

ます。

［OPTION］ボタン

スキンや、MIDI コントロール・マッ

ピングを設定します。

複数の JUNO-60 でそれぞれ設定で

きます。

［SETUP］ボタン

MIDI の設定と、マウスのスクロール

方向を変更（Mac のみ）します。

複数起動した JUNO-60 で共通の設

定です。

パッチ名

選んでいるパッチの名前が表示され

ます。

［TUNE］つまみ

JUNO-60 全体のピッチを調節します。

［CONDITION］つまみ

JUNO-60 では、オリジナル・モデルの発売から数十年経ちアナログ音源回路が少し経年変化し

た状態を再現しています。

この状態をゼロとして、プラス側では経年変化がより進んでアナログ特有の暖かい揺らぎがある

状態を、マイナス側では経年変化が少なく理想に近い状態をシミュレートします。

P.14

［PATCH］ボタン

パッチを選びます。

パッチ・マネージャー・ウィンドウが

開きます。

［SEND］ボタン

パッチを SYSTEM-8 に転送します。

［GET］ボタン

SYSTEM-8 の PLUG-OUT モードで

エディット中のテンポラリー・パッチ

を、JUNO-60 に取り込みます。

※ SYSTEM-8 の MODEL が JUNO-60 のときのみ機能します。

P.12P.10 P.12

JUNO-60 本体を模した画面です。

詳細なパラメーター設定が可能です。

ズーム

ウインドウの右下をドラッグすること

でウインドウのサイズ（倍率）を変更

できます。

画面の構成

LFO

音に周期的な変化（うねり）をつけます。

RATE うねりの速さを決めます。

DELAY

TIME

キーを押してから LFO の振幅が最大になるまでの

時間を設定します。

KEYTRIG

スイッチ

キーを押したタイミングと LFO の周期が始まるタ

イミングを合わせるか（ON）、合わせないか（OFF）

設定します。

TRIGENV

スイッチ

LFO の周期でエンベロープが繰り返し立ち上がり

ます（ON）。

HPF

高い周波数を通過させて低い周波数をカットする、ハイ・パス・フィ

ルターです。

TYPE

ハイ・パス・フィルターのタイプを切り替えます。

タイプが 60 のとき：

JUNO-60 のハイ・パス・フィルター

（FREQ を下げるとフラットになります。）

タイプが 106 のとき：

JUNO-106 のハイ・パス・フィルター

（FREQ を下げるとロー・ブーストが掛かります。）

FREQ

ハイ・パス・フィルターのカットオフ周波数を決め

ます。カットオフ周波数より低い周波数成分をカッ

トします。

VCF

低い周波数を通過させて高い周波数をカットする、ロー・パス・フィ

ルターです。

VELOCITY

SENS

キーを押す強さでロー・パス・フィルターを変化さ

せるときの感度を調節します。

FREQ

ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を決め

ます。カットオフ周波数より高い周波数成分をカッ

トして音を丸くします。

RES

レゾナンスは、フィルターのカットオフ周波数付近

を強調します。

値を大きくするほど強調の度合いが大きくなり、シ

ンセサイザー特有のクセのある音になります。

ENV-1 カットオフ周波数を ENV-1 でコントロールすると

きのかかり具合を調節します。

LFO LFO でカットオフ周波数を変化させます。

KYBD

カットオフ周波数を鍵盤でコントロールする際の、

音の高さに対する効き具合（キー・フォロー）を

調節します。スライダーを下に動かすと、高音に

なるのにしたがってカットオフが下がります。

DCO

音のキャラクターを決める波形を選び、音の高さを決めます。

RANGE オシレーターのオクターブを選びます。

LFO LFO で音のピッチを変化させます（ビブラート）。

PULSE

WIDTH

スライダー

／スイッチ

スイッチが「MAN」（MANUAL）のとき：

パルス・ウィズの値を調節します。

スイッチが「LFO」「E1+」「E1-」「E2+」「E2-」

のとき：

モジュレーションの深さを調節します。

［］矩形波／非対称矩形波の音量を調節します。

［］のこぎり波の音量を調節します。

SUB サブ・オシレーターの音量を調節します。

NOISE ノイズの音量を調節します。

VCA

音量の時間的な変化（エンベロープ）のかかり具合を調節します。

VELOCITY

SENS

キーを押す強さで音量を変化させるときの感度を

調節します。

TONE 音質を調節します。

GATE/

ENV-1/

ENV-2 ス

イッチ

ENV（エンベロープ）でコントロールするか、ゲー

ト信号でコントロールするかを選びます。

LEVEL 音量を調節します。

CHORUS

コーラスのタイプを切り替えます。

OFF コーラスはかかりません。

Iコーラス 1

II コーラス 2

I+II

回転スピーカー（fast）のような効果が得られます。

（I または II を押したまま、もう一方へドラッグする

と、同時に押された状態にできます。）

ENV-1/2

時間的な変化（エンベロープ）を作ります。

Aアタック・タイム

Dディケイ・タイム

Sサステイン・レベル

Rリリース・タイム

EDIT 画面

画面の構成

TEMPO ／ KEYASSIGN

TEMPO

SYNC

LFO セクションのうねりの速さ（RATE）や

EFFECTS セクションのディレイ・タイム（TIME）

を、テンポに同期させます。

MONO 単音で発音します。

UNISON 複数音重ねて単音として発音します（ユニゾン）。

POLY-1 ポリフォニックで演奏します（ポリ）。

POLY-2

PORTAMENTO ／ PITCHBEND ／ MODULATION

PORTAMENTO ポルタメントをかけるときのピッチ変化にかかる時間を調節します。

TYPE 1：音程差に関係なくPORTAMENTO で指定した時間でピッチが変化します。

2：音程差に関係なくPORTAMENTO で指定した速さでピッチが変化します。

LEGATO レガート奏法（あるキーを押しながら他のキーを押す）のときにだけポルタメントがかかります。

BENDRANGE ピッチ・ベンド・レンジを設定します。

BENDGAIN BEND RANGE の倍率を設定し、変化幅を拡張します。

BENDSENSDCO ピッチ・ベンド操作をしたときのピッチの変化する量を設定します。

BENDSENSVCF ピッチ・ベンド操作をしたときのフィルターの変化する量を設定します。

MODSENSDCO モジュレーション操作をしたときのピッチの変化する量を設定します。

MODSENSVCF モジュレーション操作をしたときのフィルターの変化する量を設定します。

ARPEGGIO

ARPEGGIO アルペジオをオン／オフします。

ARPMODE アルペジオの動きを選びます。

ARPRANGE アルペジオの音域をオクターブ単位で選びます。

OTHER

KEYHOLD キー・ホールド機能のオン／オフを切り替えます。

OCTAVE 鍵盤の音域を 1 オクターブ単位で動かすことが

できます。

NAME パッチの名前を設定します。

DISPLAY パッチ名を表示します。

DEC/INC 前の（次の）パッチを選びます。

EFFECT ／ DELAY ／ REVERB

EFFECT

TYPE エフェクト・タイプを選びます。

TONE エフェクトの音色を調節します。

DEPTH エフェクトのかかり具合を調節します。

DELAY

TYPE ディレイ・タイプを切り替えます。

TIME 音を遅らせる時間を調節します。

LEVEL ディレイの音量を調節します。

REVERB

TYPE リバーブ・タイプを切り替えます。

TIME リバーブ・タイムを調節します。

LEVEL リバーブの音量を調節します。

EDIT 画面

CIRCUITMOD（CircuitModication）

（AMOUNT）

基板上の調整用トリマーをシミュレートします。

値を上げていくとボイスごとの調整のバラつきが多くなり、

独特の揺らぎや抑揚感が得られます。

［CONDITION］つまみの設定によってトリマーによる調整

の開始点（0）の状態が異なります。

CONDITION

（経年変化）

CIRCUIT MOD

（トリマーによる調整）

+127（劣化：大）

255（バラつき：大）

-128（劣化：小）

画面の構成

BROWSE 画面

キーボードをクリックする場所

に応じてベロシティーが変わり

ます。

鍵盤の上端でベロシティーが最

小になり、鍵盤の下端の位置で

ベロシティーが最大になります。

マウス・ホイールの操作で鍵盤のオクターブ・シフトが

変わります。

バンク・リスト

所有するバンクの一覧が表示されます。

ここで選ばれたバンクの内容が中央のパッチ・リストに表示されます。

バンクは同時に複数選ぶことができます。

• ドラッグして範囲を選びます。

• Ctrl キーを押しながらクリックします（Windows）。

• Cmd キーを押しながらクリックします（Mac）。

選んでいるバンクをもう一度クリックして選択解除します。

何も選んでいない状態では All（全選択）になります。

TWEAK パネル

主要なパラメーターを操作できる画面です。

※ メニューからパネルを非表示にすることもできます。

パッチ・リスト

パッチ一覧を表示します。

［］

入力した文字でパッチ・リストをフィルタリングします。

※ ヘッダーをクリックすると各列の昇順／降順で並べ替えます。

［BANK］

バンク名を表示します。

クリックするとパッチを選びます。

［NAME］

パッチ名を表示します。

クリックするとパッチを選びます。

［RATING］

レーティングを表示します。

クリックするとレーティングを付けることができます。

［NOTES］

任意のメモを表示します。

クリックすると編集モードに入ります。

設定できる文字数の上限は 40 文字です。

ベロシティー最小ベロシティー最小

ベロシティー最大ベロシティー最大

画面の構成

TWEAK パネル

VCF

低い周波数を通過させて高い周波数をカットする、ロー・パス・フィルターです。

CUTOFF ロー・パス・フィルターのカットオフ周波数を決めます。カットオ

フ周波数より高い周波数成分をカットします。

RESONANCE レゾナンスを調節します。値を大きくするほど強調の度合いが大

きくなり、シンセサイザー特有のクセのある音になります。

VCA

音量の時間的な変化（エンベロープ）のかかり具合を調節します。

LEVEL 音量を調節します。

DELAY

DELAY/CHORUS ディレイ／コーラス効果の掛かり具合を調節します。

REVERB

REVERB リバーブの音量を調節します。

AMPENVELOPE

音量の時間的な変化（エンベロープ）を作ります。

ATTACK 立ち上り（アタック）時間を調節します。

DECAY 持続（サステイン）レベルまで減衰（ディケイ）する時間を

調節します。

SUSTAIN ノート・オン中の持続（サステイン）レベルを調節します。

RELEASE ノート・オフしてからの減衰（リリース）時間を調節します。

1010

パッチ・マネージャー・ウインドウ

詳細ビュー

バンク内のパッチ詳細を表示します。

レーティングやメモを一覧として表示できます。

1.ヘッダーの［］ボタンをクリックします。

パッチ・マネージャー・ウインドウが表示されます。

2.

［］ボタンをクリックします。

64 個のパッチをまとめた

ものを「バンク」と呼び

ます。

Bank

Patch 01

Patch 02

Patch 03

Patch 64

［WRITE］ボタン

エディットした音色を、パッチとしてバンクに保存します。

1.保存先のパッチをリストから選びます。

2.

［WRITE］ボタンをクリックします。

3.保存するパッチの名前を入力します。

［］／［］ボタン

パッチ・マネージャー・ウインドウの表示

形式を切り替えます。

［NEW］ボタン

新規バンクが作成されます。

［DELETE］ボタン

選んでいるバンクを削除します。

［IMPORT］ボタン

バンクをファイルから読み込みます。

［EXPORT］ボタン

バンクをファイルに書き出します。

［SENDALL］ボタン

バンクに登録されているパッチをすべて（64 個）SYSTEM-8

に送信します。

［GETALL］ボタン

SYSTEM-8 に登録されているパッチをすべて（64 個）受信

します。

注意

64 個のパッチを、選択中のバンクで受信して上書きしま

す。バンクの状態を保持したい場合は、新規バンクを作

成し、作成したバンクで受信してください。

「i」マーク

マウス・カーソル（マウス・ポインター）をこの上に重ねると、

ショートカット一覧が表示されます。ズーム

ウインドウの右下をドラッグすることでウイ

ンドウのサイズ（倍率）を変更できます。

パッチリストの操作

選んでいるパッチに対して以下の操作ができます。

バンク内のパッチの入れ替え

マウス・ドラッグでバンク番号の入れ替えができます

パッチ名の編集

［NAME］列をクリックするとパッチ名を変更できます。

レーティングの編集

［RATING］列の☆マークをクリックするとレーティングを変更でき

ます。

メモの編集

［NOTES］列をクリックするとメモの変更ができます。

入力できる文字数は 40 文字までです。

1111

画面の構成

一覧ビュー

バンク内のパッチを一覧表示します。

1.ヘッダーの［］ボタンをクリックします。

パッチ・マネージャー・ウインドウが表示されます。

2.

［］ボタンをクリックします。

64 個のパッチをまとめた

ものを「バンク」と呼び

ます。

Bank

Patch 01

Patch 02

Patch 03

Patch 64

［NEW］ボタン

新規バンクが作成されます。

［DELETE］ボタン

選んでいるバンクを削除します。

［IMPORT］ボタン

バンクをファイルから読み込みます。

［EXPORT］ボタン

バンクをファイルに書き出します。

［SENDALL］ボタン

バンクに登録されているパッチをすべて（64 個）SYSTEM-8

に送信します。

［GETALL］ボタン

SYSTEM-8 に登録されているパッチをすべて（64 個）受信

します。

「i」マーク

マウス・カーソル（マウス・ポインター）をこの上に重ねると、

ショートカット一覧が表示されます。

注意

64 個のパッチを、選択中のバンクで受信して上書きしま

す。バンクの状態を保持したい場合は、新規バンクを作

成し、作成したバンクで受信してください。

［］／［］ボタン

パッチ・マネージャー・ウインドウの表示

形式を切り替えます。

［WRITE］ボタン

エディットした音色を、パッチとしてバンクに保存します。

1.保存先のパッチをリストから選びます。

2.

［WRITE］ボタンをクリックします。

3.保存するパッチの名前を入力します。

パッチ一覧の操作

選んでいるパッチに対して以下の操作ができます。

バンク内のパッチの入れ替え

マウス・ドラッグでバンク番号の入れ替えができます

パッチ名の編集

クリックするとパッチ名を変更できます。

ズーム

ウインドウの右下をドラッグすることでウイ

ンドウのサイズ（倍率）を変更できます。

［NAME］

選んでいるパッチが表示されます。クリックするとパッチの名前を変更できます。

［NOTES］

選んでいるパッチのメモが表示されます。クリックするとパッチのメモを変更できます。

［☆☆☆］（RATING）

選んでいるパッチのレーティングが表示されます。クリックするとパッチのレーティングを変更できます。

1212

SYSTEM-8 をパソコン（Mac ／ Windows）に接続すると、JUNO-60 と SYSTEM-8 を組

み合わせて使うことができます。

MIDI ポートとして表示される「SYSTEM-8 CTRL」は、JUNO-60 が使用するポートです。

DAW からは使用しないでください。

プラグアウト

プラグアウトとは？

JUNO-60 をはじめとするソフトウェア・シンセサイザーを、

SYSTEM-8 に組み込んで使用することができる技術です。

¹パソコンを使わずにSYSTEM-8 単体で、JUNO-60 を演奏す

ることができます。

¹選択中のバンクの情報を SYSTEM-8 に転送することができ

ます。

¹SYSTEM-8 のつまみやスライダーを使って、音色をエディッ

トすることができます。

プラグアウトの手順

1.

［PLUG-OUT］ボタンをクリックします。

2.SYSTEM-8 の［MODEL］ボタンに対応する、PLUGOUT 先（PLUG-OUT1 ～

PLUG-OUT3）を選びます。

確認メッセージが表示されます。

3.

［OK］ボタンをクリックします。

プログレス・バーが表示され、プラグアウト処理が始まります。およそ 1 分かかります。

※ すでに JUNO-60 をいずれかの PLUG-OUT 先（PLUG-OUT1 ～ PLUG-OUT3）にプ

ラグアウトしてる場合は、新たにプラグアウトすることはできません。

※ すでにほかのソフトウェア・シンセサイザーが SYSTEM-8 にプラグアウトされている場合

は、確認メッセージが表示されます。続けるには、［OK］をクリックします。

テンポラリー・パッチのセンド／ゲット

1.SYSTEM-8 をパソコンと接続します。

2.プラグアウト先の SYSTEM-8 の MODEL［PLUGOUT1 ～ 3］ボタンをオンにし

ます。

※ テンポラリー・パッチをセンド／ゲットするには、あらかじめプラグアウト（P.12）して

おく必要があります。

テンポラリー・パッチ・センド

JUNO-60 の現在のテンポラリー・パッチを、SYSTEM-8 に送信して、SYSTEM-8 で鳴らすこ

とができます。音は SYSTEM-8 の OUTPUT 端子から出力されます。

3.JUNO-60 の［SEND］ボタンをクリックします。

テンポラリー・パッチが送信されます。

テンポラリー・パッチ・ゲット

プラグアウトした JUNO-60 のテンポラリー・パッチを SYSTEM-8 でエディットしたとき、そ

のテンポラリー・パッチを JUNO-60 に取り込むことができます。

3.JUNO-60 の［GET］ボタンをクリックします。

メモリーが取り込まれます。

SYSTEM-8 で演奏する

エラー・メッセージが表示される場合は、次の項目を確認してください。

¹MIDI ポートは正しく設定されていますか？（P.14）

¹SYSTEM-8 とパソコンが接続されていますか？

¹SYSTEM-8 の MODEL［PLUG-OUT 1 ～ 3］ボタンはオンになっていますか？

¹JUNO-60 が SYSTEM-8 にプラグアウトされていますか？（P.12）

エラー・メッセージが表示される場合は、次の項目を確認してください。

¹MIDI ポートは正しく設定されていますか？（P.14）

¹SYSTEM-8 とパソコンが接続されていますか？

1313

SYSTEM-8 で演奏する

MIDI Learn 機能

音色パラメーターに MIDI コントロール・チェンジを対応付けて操作できます。

設定方法

1.音色パラメーター操作子（つまみ／スライダー）を右クリックします。

2.

「LearnMIDICC」を選びます。

3.外部 MIDI デバイスを操作してコントロール・チェンジ・メッセージを送ります。

注意

ひとつの操作子に重複の MIDI コントロール・チェンジを設定することはできません。最新

の設定のみが有効になります。

解除方法

1.音色パラメーター操作子（つまみ／スライダー）を右クリックします。

2.

「ForgetMIDICC」を選びます。

1414

設定

メニュー

1.ヘッダーの［］ボタンをクリックします。

2.項目を選びます。

選ばれている項目には、µが表示されます。

項目説明

JUNO-60Layout

SYSTEM-8Layout

メイン・ウインドウの操作子の配置を変更します。

JUNO-60Layout： JUNO-60（オリジナル）相当の配置にします。

SYSTEM-8Layout：SYSTEM-8 と同じ配置にします。

DigitalMeter

AnalogMeter

Scope

ヘッダーのアウトプットの表示形式を変更します。

DigitalMeter： 棒状のメーターを表示します。

AnalogMeter： 針式メーターを表示します。

Scope：  波形を表示します。

TWEAKPanel BROWSE 画面の TWEAK パネルの表示／非表示を切り替えます。

SetMIDIControlMapping

forSYSTEM-8

MIDI コントロール・チェンジの対応を、SYSTEM-8 をコントロール・サーフェスとして

使用する設定にします。

ClearMIDIControlMapping MIDI コントロール・チェンジの対応をすべてクリアします。

2 ～ 8Voices 最大同時発音数を設定します。

発音数を減らすと、CPU への負荷を下げことができます。

OptimizeforLowerCPUUs-

age CPU 使用率が高くなり音切れが発生するときは、ON にしてください。

Setup Setup 画面を開きます。

Authentication JUNO-60 のユーザ認証をします。

Help 取扱説明書（PDF）を表示します。

About About 画面を表示します。

設定

1.ヘッダーの［］ボタンをクリックします。

2.

「Setup」をクリックします。

Setup 画面が開きます。

※ Flip Scroll Direction は Mac のみ。

3.パラメーターを変更します。

パラメーター説明

MIDICTRLInput 「SYSTEM-8 CTRL」を選びます。

MIDICTRLOutput

FlipScrollDirection

（Mac のみ）マウスのスクロール・ホイールで値を変更するときの、回転方向を反転します。

※ 複数の JUNO-60 を起動したとき、すべてに適用されます。

1515

設定

その他

DAW 上の JUNO-60（プラグイン）を SYSTEM-8 で鳴らす場合は、SYSTEM-8 のメニュー

から「SYSTEM」Ó「SOUND」Ó「Local Sw」の設定を「SURFACE」にしてください。

SYSTEM-8 内蔵の音源は鳴らなくなり、JUNO-60 だけが鳴らせるようになります。

詳しくは、SYSTEM-8 リファレンス・マニュアルをご覧ください。

Roland JUNO-60 取扱説明書

ブランド: Roland

モデル: JUNO-60

カテゴリー: MIDIキーボード

タイプ: 取扱説明書

JUNO-60 は、ライブ演奏やレコーディングなど、さまざまな場面で使用することができます。また、他のシンセサイザーやエフェクター

PDFをダウンロードします

報告

Roland JUNO-60 取扱説明書

Roland JUNO-60 取扱説明書

関連論文