Black­star ID Core Beam 取扱説明書

カテゴリー
楽器用アンプ
タイプ
取扱説明書
5554
初めに
このたびはBlackstar ID:Core BEAMをお買い上げいただきまして、誠にありがとうご
ざいます。
ID:Core BEAMは、世界的にもトップレベルであると自負するBlackstarの設計チームに
より、長期間にわたる徹底した研究、調査を元に設計してあります。
英国ノーザンプトンを拠点とするBlackstar社のスタッフは、全員ミュージシャンとし
ての経験を持っています。我々は、ギタリストのベストパフォーマンスを実現するた
めの「究極のギターツール」を提供することを唯一の目的としています。
全てのBlackstar製品は、品質、とりわけサウンドクオリティにおいて妥協せず、多く
の検査機関での試験、およびロードテストを行っています。
このID:Core BEAMはユニークで革新的で、さらに直観的に操作できる伝統的なコント
ロール、万能なプログラム機能を統合させたこれまでにない製品です。
ID:Core BEAMの能力を最大限に引き出すために、このハンドブックを一通りお読みに
なり、末永くご愛用いただきますようお願いします。
Blackstar製品の最新情報は、ホームページでチェックしてください。
URL: www.blackstaramps.com
ブラックスター・チームより
主な特徴
2007年の創立から現在に至るまで、Blackstarは画期的な商品をリリースすることによ
って、ギターアンプ市場を牽引してきました。ID:Core BEAMは、今迄の長期的な研究・
調査によって生み出されたBlackstarの新たな一歩となる商品です。自宅練習用として
デザインされたアンプにもかかわらず、素晴らしいトーンを実現し、セントラルハブ
として、またオーディオ再生機器としても素晴らしい機能を有しています。
Bluetooth機能を用いてID:Core BEAMから音楽の再生をしてみてください。ID:Core
BEAMの特徴的な技術である“スーパーワイド・ステレオ”によって素晴らしいサウン
ドを体験することができます。ID:Core BEAMはエレクトリックギターとベース、そし
てエレクトリック・アコースティックギターに対応しています。もちろんアンプとして
のサウンドも申し分ありません。ヴィンテージスタイルのエフェクトを搭載し、室内を
満たすかのような奥行きのあるサウンドで演奏することができます。
これらのID:Core BEAMの素晴らしいサウンドは、ポートを装備した密封キャビネット構
造のおかげなのです。音響的にチューンされた左右のスピーカー・チェンバーは、クリ
アでナチュラルな素晴らしいステレオサウンドを実現し、ロー・ヴォリュームの状態で
も驚くほどのベース・レスポンスを発揮します。
より細やかなサウンド編集とパッチの保存をしたいときには、専用のソフトウェア
INSIDERが便利です
INSIDERを利用することで、パッチをコミュニティにアップロードすることや、アップ
ロードされているパッチをダウンロードして使用することができます。また、USBコネ
クターでコンピューターとID:Core BEAMを接続し、ローレイテンシーのASIOドライバー
を使用することによって、プロ並みのレコーディングをアンプから直接行うことができ
ます。
ID:Core BEAMのコンパクトなボディには、お好みの音楽をサポートするすべてが詰ま
っています。
※インサイダー・ソフトウェアを使用するにはインターネット環境が必要とな
ります。下記のURLから無償ダウンロードできます。(英文サイト)
http://www.blackstarinsider.co.uk/
※インストールするPCの使用環境などはサイトに記載してあります。
Japanese
Japanese
5756
ID:Core BEAMを工場出荷時の状態にリセットする場合は、MOD,
DLY, REVボタンを同時に長押ししながら、 パワースイッチを押
して電源を入れてください。
VOICE LEDが6つ全て点灯しリセットが始まります。順番にLEDが
消灯すれば完了です。
もしVOICE LEDが消灯する前にMOD、DLY、REVの長押しを解除す
ると、この操作はキャンセルされてアンプはリセットされる前
の状態に戻ります。
重要:ファクトリー・リセットを行うと内部にセーブしたデー
タは失われてしまいますのでご注意ください
フロントパネル
1. Input (インプット)
モノラル・シールド・ケーブルでギターを接続します。
2. Voice (ボイス)
ID:Core BEAMのボイシングは2つのバンクに分かれています。使用す
る楽器に合わせてプリアンプのボイシングを切り替えることが可能で
す。片方がエレキギター用で、もう片方はアコースティックギター・
アコースティックシミュレーター・ベースギター用がそれぞれ2つずつ
登録されています。2つのバンクは、ボイス・コントロールを押すこと
で切り替えることが可能です。
Red LED-エレキギター用ボイシング-
 Clean Warm : ダイナミックで上質なクリーン
 Clean Bright : ハードに弾くと軽く歪むブティック・トーン
 Crunch : 中程度のゲインを持たせたクラッシックなオーバードライブ
 Super Crunch : さらにゲインとパンチを効かせたサウンド
 OD1 : 中程度のパワーアンプ・ダンピングを伴ったホット・ロッドなオバ
ードライブ
 OD2 : さらにミッドレンジを強化させたホット・ロッドなオーバードライブ
Green LED-オルタナティブ・インストゥルメント用ボイシング-
 Acoustic 1 フラットなレスポンス、イコライザーをアクティブにしたアコ
ースティックギターに最適
Acoustic 2 ダイナミックなレコーディング向きのアコースティック・トーン
 Acoustic Simulator 1 シングルコイルPU搭載ギターのサウンドをアコース
ティックギターのサウンドへ
 Acoustic Simulator 2 ハムバッカーPU搭載ギターのサウンドをアコーステ
ィックギターのサウンドへ
 Bass 1 クラシックなベーストーン
 Bass 2 モダンなベーストーン
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
Japanese
Japanese
5958
Default Setting (デフォルト・セッティング)
ID:Core BEAMのボイス・コントロールは、デフォルトのセッティングを選択
するように設定されています。デフォルト、またはファクトリー・プリセッ
トの状態でマニュアル・モードに切り替えるとエレキギター用のボイスチャ
ンネルの“Clean Warm”が選択されています。この設定を変更する場合は、
本体の電源をオンにし、新たにデフォルトとして設定したいボイスチャンネ
ルを選んだ状態で、ボイス・コントロールのノブを約2秒間押し続けてくださ
い。ボイシングのチャンネルのすべてのLEDが短く点滅したら、変更が完了に
なります。
3. Gain (ゲイン)
赤いLEDのエレキギター用ボイシングが設定されているときにゲイン・コントロールを
回すと、オーバードライブとディストーションの量を調整することができます。左に回
すに従いエッジの効いたクリーンサウンドに近づいていき、右に回すに従いドライブさ
が増したクランチなトーンに近づいていきます。そして、右に回しきったポジションで
フルにディストーションの効いたトーンになります。
また、緑のLEDのオルタナティブ・インストゥルメント用ボイシングが設定されている
ときにゲイン・コントロールを回すと、コンプレッションの量を調整することができま
す。左に回すに従いダイナミックでナチュラルな高いヘッドルームのサウンドに近づい
ていき、右に回すに従いナチュラルなコンプレッションが掛かった、丸みのあるファッ
トなトーンになります。パッチをストアするとセッティングが保存されます。
4. Volume (ボリューム)
ボリュームの調節ができます。右に回すに従い音量が大きくなります。右に
回すに従い音量が大きくなり真空管をシミュレートしたパワー、ディストー
ション、コンプレッションが現れます。このセッティングはパッチをストア
しても保存されません。
5. ISF
ISFはベース、ミドル、トレブルと連動して働き、
自分独自の音色を選ぶことが出来ます。左に回し
きった位置でタイトなボトムエンドとアグレッシ
ブなミドルのモダンなアメリカンサウンド、右に
回しきるとより箱鳴り感のあるブリティッシュサ
ウンドになります。従来のコンツアーやパラメト
リックEQと異なり、ベース、ミドル、トレブルコ
ントロールはトラディショナルなアンプのように
効果的に働きます。そのため音楽的に使える効果
があります。パッチをストアするとセッティングが保存されます。
6. MOD (モジュレーション)
ボタンを押してオン/オフ、またはエフェクトの編集を行います。
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
7. DLY (ディレイ
ボタンを押してオン/オフ、またはエフェクトの編集を行います。
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
8. REV (リバーブ)
ボタンを押してオン/オフ、またはエフェクトの編集を行います。
ベースギター用のボイスチャンネルを選択している場合は、リバーブがディ
ストーションに切り替わります。
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
3つのEffect スイッチにあるLEDの点灯する色によってEffect の状態を示します。
LED
状態 内容
消灯 エフェクト・オフ エフェクトは作動していま
せん。
エフェクト・オン
編集は不可。
エフェクトは作動しますが、
フロントパネルのエフェク
ト・コントロールの影響を受
けません。
エフェクト・オン
編集可能(9,10,11参照)
エフェクトは作動し、フロン
トパネルエフェクト・コン
トロール位置の影響を受け
ます。
Japanese
Japanese
US
AUK
6160
繰り返しそれぞれ3つEffectスイッチを押すと以下の順番で状態が順番に変わります。
現在の状態 押した後の状態
エフェクト・オフ エフェクトがオンになります。
引き続きエフェクトがオンでエフェクトの
編集ができます(9, 10, 11参照)。
エフェクト・オンで編集が不可 引き続きエフェクトがオンでエフェクトの
編集ができます(9, 10, 11参照)。
エフェクト・オンで編集が可能 押したスイッチのエフェクトがオフになり
ます。
注意:編集できるのは1つのエフェクトだけで、2つ以上のエフェクトを同時に編集す
ることはできません。
9. Effect Type (エフェクト・タイプ)
エフェクトの種類を変更し選択しているエフェクト(MOD、DLY、REV)のパラメーターを
編集します。
それぞれのセグメント内に異なったエフェクトを持たせています(それぞれのエフェク
トごとに4つ)。作動中のエフェクトにはLEDが点灯します。セグメント内でエフェクト
のパラメーターを変更することが出来ます。変更出来るパラメーターについては次のエ
フェクト表を参照してください。
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
10. Effect Level (エフェクト・レベル)
エフェクトのパラメーターを変更します。
MODとDLYに限ってはTAP イッチ(11)を押し続けてLevelコントロールを回すこ
とによってレート/タイムを変更することもできます。(詳細は、後述の”Advance
Feature”を参照してください。)
変更出来るパラメーターについては下記表を参照してください。
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
11. TAP (タップ)
選択しているエフェクトのレート/タイムを変更します。スイッチをタップして長さを
セットします。
セットするとLEDがセットした長さに応じて点滅します。
このスイッチは、ID:Core BEAMに搭載されている先進的な特徴にアクセスできるよ
うになる「シフトキー」のような役割を果たします。(詳細は、後述の”Advance
Feature”を参照してください。)
変更出来るパラメーターについては下記表を参照ください。
Effect Effect Type Effect Level Tap
MODULATION
フェイザー ミックス デプス スピード
フランジャー フィードバック デプス スピード
コーラス ミックス デプス スピード
トレモロ ビブラート・デプス トレモロ・デプス スピード
DELAY
リニア フィードバック ディレイ・レベル タイム
アナログ フィードバック ディレイ・レベル タイム
テープ フィードバック ディレイ・レベル タイム
マルチ フィードバック ディレイ・レベル タイム
REVERB
ルーム サイズ リバーブ・レベル
ホール サイズ リバーブ・レベル
スプリング サイズ リバーブ・レベル
プレート サイズ リバーブ・レベル
BASS DISTORTION
オーバードライブ ブレンド ゲイン
ディストーション ブレンド ゲイン
モダン ブレンド ゲイン
ファズ ブレンド ゲイン
Japanese
Japanese
6362
パッチをストアするとセッティングが保存されます。
12. USB
USBケーブルでID:Core BEAMとWidows PCやMacを接続する際に使用します。
専用ソフトウェアINSIDERをウェブサイトからダウンロードでき、多くの機能を楽しむ
ことが出来ます。(INSIDERのダウンロードは、下記のURL先で行えます。)
http://www.blackstarinsider.co.uk
詳しくは、後述のUSB Audioの項目もご覧ください。
注意:このアンプはレコーディング・ソフト内のオーディオ・キャプチャー・デバイス
としてパーソナル・パーソナル・コンピューターの画面に現れます。
13. Manual (マニュアル)
このスイッチを押してパッチ・モード(消灯時)とマニュアル・モード(点灯時)の切り替
えを行います。 マニュアル・モードでのサウンドは、現在のノブの位置が反映されま
す。これはVoice, Gain, Volume, ISFに適用されます。あらゆるエフェクトはマニュア
ル・モードに切り替えるとオフになります。
マニュアル・モードでの全てのコントロールは、専用ソフトウェアINSIDERでも変更で
きますが、この場合は、サウンドがアンプ本体のパネルのノブ位置に左右されないよう
になっています。
Tuner Mode (チューナー・モード)
Tap(11)スイッチとManual(13) ボタンを長押しするとチューナーが作動します。リコー
ル・インジケーターLED(17)が点滅しアンプがチューナー・モードに入ったことを知ら
せます。チューナー・モードでは出力はミュートされます。
VOICEのLEDが最も近い音程を弾くと点灯して知らせます。
Clean Warm E
Clean Bright A
Crunch D
Super Crunch G
OD 1 B
MOD, DLY, REVのLEDが弾いた音程がどれぐらい近いかを点灯して知らせます。
MOD LED 赤 チューニングがシャープ(音程が高い)
DLY LED 緑 チューニングが合っている状態
REV LED 赤 チューニングがフラット(音程が低い)
チューナー・モードではフロントパネルの他のLEDはオフになります。
いずれかのボタンを押すとチューナー・モードから抜け出せます。
14. MP3/Line In (ライン・イン)
MP3ライン・インを用いれば、オーディオ機器(MP3プレーヤー、コンピュー
ター、テレビ、AV機器)を接続して、ID:Core BEAMからお気に入りの曲を出
力することが可能です。オーディオ機器側のボリュームを調整すれば、簡単
にジャム・セッションをお楽しみいただけます。
TAPスイッチを押しながらボリューム・コントロールのノブを回すとオーデ
ィオ機器からのボリュームを調整することもできます。
15. Speaker Emulated / Headphone Out
(スピーカーエミュレイテッド / ヘッドフォン・アウト)
この端子からは、ギターアンプのスピーカーやキャビネットサウンドをシミュレーシ
ョンした回路を通ったサウンドが出力されます。録音機器やミキサーに直接接続する
場合に使用します。
スーパーワイド・ステレオ効果をフルに利用するには、ミキサーや録音機器の2つのチ
ャンネルに接続するためにステレオY字ケーブルをご利用ください。
常に良質のケーブルをご使用することをお勧めします。
VOLUME (4)でこの端子からの出力を調整します。
注意: ここにケーブルを接続するとアンプのスピーカーはミュートされます。
16. Bluetooth (ブルートゥース)
ID:Core BEAMには、スーパーワイド・ステレオでお気に入りの音楽をワイヤレスでス
トリーミングできるようにBluetooth機能が搭載されています。カスタムデザインが
施されたスピーカーと音響的にチューンされたキャビネットは、あなたのお気に入り
の音楽をクリアなハイトーンからパンチが効いたロートーンまで驚くほどリアルな音
質で出力することができます。フロントパネル上のBluetoothボタンを押すことによっ
て、ID:Core BEAM本体とお手持ちのデバイスをペアリングすることができ、Bluetooth
ボタンを押すことでモードの切り替えも可能です。Bluetoothボタンのランプが点灯し
ていないときは、ペアリングを実行することができません。
Japanese
Japanese
6564
※ブルートゥース機能を使用するには、ブルートゥース対応の機器(音楽プレ
イヤー、スマートフォン、タブレットPC等)が必要です
Discoverable Mode (ディスカバラブル・モード-LEDがゆっくり点滅-)
ID:Core BEAMのBluetooth機能を使用する場合、まずペアリングをする必要がありま
す。最初は、ID:Core BEAM本体のBluetoothボタンを押して、ランプの点滅速度が遅
いディスカバラブル・モードに設定してください。このモードに設定しているとき
は、BluetoothデバイスのBluetooth設定画面のペアリング候補が表示されるリストの
上にID:Core BEAMが表示されるので、そこからID:Core BEAMに対してペアリングのリ
クエストを送ることができます。
お使いのデバイスのペアリング候補リストからID:Core BEAMを探してみてください。
リストには、「ID Beam XX:XX」といったように表示されているはずです。(XX:XXに
は、ID:Core BEAM本体の個別ナンバーが入ります。)リスト上から”ID Beam XX:XX”
を見つけられたら、それを選択してしばらく待っていてください。ペアリングが無事に
完了すると、ID:Core BEAM本体から電子音が発音されます。
一定の時間内にペアリングが完了しなかった場合、Bluetoothの接続が解除されてしま
った場合は、Bluetoothボタンを押して再びディスカバラブル・モードに切り替えてか
ら、ペアリングの手順の最初からやり直してください。
ディスカバラブル・モードのときに、Bluetoothボタンを押すと、スキャニング・モー
ドに切り替わります。
Scanning Mode (スキャニング・モード-LEDが素早く点滅-)
スキャニング・モードは、ペアリングが完了している状態でデバイスをBluetooth範囲
内の外へ出してしまう、もしくは単純に接続が切れてしまった時に、以前ペアリングし
たデバイスと再接続するときに有用なモードです。以前にID:Core BEAMとペアリングし
たデバイスのBluetooth機能がオンの状態で、ID:Core BEAMがスキャニング・モードで
待機している場合、ID:Core BEAMは周りのBluetoothデバイスをスキャンし、以前ペア
リングをしたことがあるデバイスの中で最も新しいデバイスとペアリングを実行しま
す。無事に再接続が完了すると、ID:Core BEAM本体から電子音が発音されます。
もし、お使いのID:Core BEAMがBluetoothデバイスとペアリングをしたことがある場
合、電源を入れるとスキャニング・モードの状態で起動します。この時、Bluetoothの
範囲内にペアリングをしたことがあるデバイスが存在する場合、自動的にペアリングが
実行されます。
ID:Core BEAMとペアリングをしたことがないデバイスを使用する場合は、ディスカバラ
ブル・モードに変更してからペアリングを実行してください。
ペアリングが完了している状態からペアリングを解除したい場合は、ID:Core BEAMの
Bluetoothボタンを長押しするか、デバイスのBluetooth機能をオフにしてください。
ペアリングが解除されると、ID:Core BEAM本体から電子音が発音されます。
工場出荷時の状態へリセットを行った場合、ID:Core BEAMに保存されているペアリン
グしたデバイスについてのデータもリセットされます。再度ペアリングをする際は、
初めから設定し直してください。。
17. Recall Indicator (リコール・インジケーター)
リコール・インジケーターは、現在のパラメーターとフロントパネルのノブ位置との
間に差異があるかどうかを知らせます。例えば、異なったパッチへ変更すると、フロ
ントパネルのコントロールノブは必ずしも実際に聞こえているセッティングを反映し
ません。
調整する際に予想外の位置までレベルを動かしてしまうことを避けるために、フロン
トパネルのノブは現在のパラメーターの位置になるまで効果がかからないようになっ
ています。その位置にまで到達するとリコール・インジケーターは2回点滅して、ノブ
のコントロールが有効になり効果を増減させることが出来るようになります。
現在のパッチに保存している値の位置をノブが通過するたびにリコール・インジケー
ターが2回点滅して知らせます。したがって簡単に記憶されている値を確認すること
ができます。
リコールはGAIN, VOLUME, ISFに働きます。
チューナー・モードの時もリコール・インジケーターは継続して点滅します。
Rear Panel (リア・パネル)
1.Power Switch (パワー・スイッチ)
このスイッチの白い丸が付いている方を押し込むと電源がオンになります。
2.DC input (DCインプット)
付属品のDCパワーサプライをここに接続します。
パワーサプライ本体に記載されている所定の電圧、周波数を満たしたコンセントに入
れるようにしてください。不明な場合は、資格のある技術者からアドバイスを得てく
ださい。
3. Footcontroller (フットコントローラー)
別売フットコントローラー(FS-11)を使用すると下記2つのモードでいずれかのコント
ールの切り替えが出来ます。
Japanese
Japanese
6766
FS-11
スイッチ1 スイッチ2
初期モード INSIDER経由で選択した2
つのパッチの切り替え
保存してあるパッチでの
エフェクトのオン/オフ
オルタナティブ・モード パッチのダウン パッチのアップ
オルタナティブ・モードではBASS 2からClean Warmの間でPatchのアップダウンができ
ます。
マニュアル・モードではフットコントローラーでの切り替えは最後の状況に左右され
ます。
パッチを切り替えるスイッチ(スイッチ1)を踏むとアンプはパッチ・モードに変わり
ます。
(マニュアル・モードに戻るにはアンプ本体のMANUALスイッチを押してください)
エフェクト切替えのスイッチ(スイッチ2)を踏むとパッチ・モードへ戻らずにエフェ
クトのオン・オフが出来ます。
初期モードからオルタナティブ・モードへの切り替えはINSIDERで行えます。
Programmability (プログラムに関して)
Storing Patches(パッチの保存)
ID:Core BEAMは12種類のパッチを記憶させることが出来ます(各VOICEチャンネルに1
つのパッチを記憶させることができます。)
現在のサウンドをパッチとして記憶させるにはMANUALボタンを2秒間押してください。
現在使用しているVOICE LEDが点滅すればパッチの保存が完了します。
パッチを記憶させると、同じ場所に入っていた情報を上書きすることになります。
パッチは、専用ソフトウェア INSIDERでも保存することが出来ます。
Recall Patches (パッチの呼び出し)
パッチ・モードにしてVOICEコントロールを好みのVOICEに合わせると、そのVOICEに保
存したパッチが呼び出されます。
パッチは、INSIDERまたはフットコントローラーを使用して呼び出すことも可能です。
注意:パッチを呼び戻すには、MANUALスイッチのLEDが消灯していることを確認してく
ださい。MANUALスイッチのLEDが点灯している時(マニュアル・モードがオンの状態)
でVOICEコントロールを回すと、選択したVOICEのみが作動し、パッチの呼び出しはで
きません 。
Japanese
USB Audio
標準的なオーディオ・ドライバーがPCやMacと接続するために使用されます。
特定のドライバーは要求されません。ローレイテンシーUSBレコーディングのガイドに
ついては下記サイトを参照してください。
(www.blackstaramps.com/usbrecording)(英語サイト)
注意:常にPC本体のUSBポートと直接接続してください。
アンプは、レコーディング・ソフト内のひとつのオーディオ・キャプチャーとして現
れます。
オーディオ・フォーマットはINSIDERを通じて変更でき、3つのモードから選べます。
■スピーカー・エミュレイテッド・ステレオエフェクト・オーディオ・チャンネル
■ 2 X モノラル・オーディオ・チャンネル
左チャンネル – エフェクトされたアンプからの信号
右チャンネル – ギターからの未加工信号
■ リアンプ・モード
Reamping (リアンプ)
アンプは、専用ソフトウェアINSIDERを経由してリアンプ・モードの選択ができます。
これはプログラムできないセッティングで、USBケーブルを抜くかアンプ本体のスイッ
チをオフにした時に、リアンプがオフになります。リアンプ・モードにするとアンプ
はUSBを経由してパソコンに録音されたギターのドライ・モノラル信号を受け入れる
ことができます。さらにアンプで加工した信号を送り返すことができます。この戻さ
れたデータは接続されたPCやMacで使用しているレコーディング・ソフトでキャプチャ
ーすることが出来ます。
Advanced Features (先進的な機能)
ID:Core BEAMには、より深く音楽を楽しむための先進的な機能が備わっています。こ
れらの機能は、フロントパネル上に独立してコントロールが付いているわけではあり
ませんが、TAPスイッチをPCのShiftキーのように使うことによって、これらの機能を
使用することがで
きます。
注意:以下
のAdvanced
Feature(先進的
な機能)を利用する場合は、
後述するFirmware Update (ファームウェアのアップデート) が必要な場合がありま
す。
Japanese
STANDARD
STEREO
6968
Music Playback Super Wide Stereo Width – Tap + Voice (音楽再生する際
のスーパーワイド・ステレオ効果の設定)
ID:Core BEAMは、Blackstar独自のスーパーワイド・ステレオと高い品質によって、
音楽プレーヤーとしても驚くべき性能を持っています。スーパーワイド・ステレオの
効果により、全方向から音楽が再生されて、音楽に体を包み込まれているかのような
音楽体験をすることができます。このスーパーワイド・ステレオの効果は、好みに合
わせて調整することも可能です。
スーパーワイド・ステレオ効果を変更したい場合は、コントロールパネル上のTAPスイ
ッチを押しながら、ボイス・コントロールのノブを回してください。ボイス・コント
ロールのLEDランプがすべて緑の時は、通常のステレオ出力の設定になっています。ボ
イス・コントロールのノブを回すことによってLEDランプの色が真ん中から赤に変わっ
ていき、スーパーワイド・ステレオの効果が徐々に多くなっていきます。TAPスイッチ
を押すのをやめると、その時のスーパーワイド・ステレオの設定が記憶されて、電源
を落とすまで保存されます。スーパーワイド・ステレオの設定が記憶される瞬間は、
再生されている音楽がミュートされます。
Independent Music Playback Volume – Tap + Volume (音楽再生のボリュー
ム設定)
音楽を再生する際のボリュームの調整は、BluetoothまたはMP3ライン・インを通して
接続した音楽デバイスのボリューム・コントロールで調整可能です。また、コントロ
ールパネル上のTAPスイッチを押しながら、ボリューム・コントロールのノブを回すこ
とによって、再生されている音楽のボリュームを下げることもできます。
USB Recording Level – Tap + Gain (USBレコーディング・レベルの設定)
ID:Core BEAMから出力されるボリュームと独立して、ID:Core BEAMからUSB端子を経
由して出力されるアウトプットのレベルをコントロールすることが可能です。その際
は、コントロールパネル上のTAPスイッチを押しながらゲイン・コントロールのノブを
回してください。
Effect Speed/Time – Tap + Effects Level (エフェクト・レベルの設定)
ID:Core BEAMに搭載されているデジタルエフェクトのモジュレーションとディレイの
スピードおよびタイムは、コントロールパネル上のTAPスイッチを押しながらレベル・
コントロールのノブを回すこととによって調整することも可能です。通常のTAPスイッ
チの用途で調整するよりも、より細やかな調整ができます。
Japanese
Firmware Update (ファームウェアのアップデート)
ファームウェアのアップデートはBlackstar専用のソフトウェアINSIDERを通じて行わ
れます。新バージョンがリリースされると、いつでもアップデートが可能になりま
す。
アンプをUSB経由でINSIDERに接続し、アンプが旧バージョンのファームウェアと認識
されると、最新ファイルをインストールするようメッセージが表示されます。アップ
デート中はアンプのコントロールはできません。アップデートの作業中はVOICE LEDが
周回的に点灯します。
アップデートの最中はアンプ本体のパワー・スイッチをオフにしないでください。
アップデートの間にアンプの電源がオフになると、再び電源をオンにしてもコントロ
ールは効かずアンプから音は出ません。VOICE LEDが周回的に点灯した場合はアンプに
有効なファームウェアが搭載されていないことを示します。
もしファームウェア・アップデートの過程で問題が起こると、アンプはアップデー
ト・モードにするために電源を入れなければなりません。ファームウェア・アップデ
ートを開始するためにアンプをINSIDERに接続して、MANUAL(14)とMOD(6)ボタンを長押
ししながらアンプ本体パワー・スイッチをオンにしてください。VOICE LEDが周回的に
点灯すればアンプがアップデート・モードに入ったことを示します。
有効なファームウェアを入手するにはアンプをINSIDERソフトウェアに接続しなければ
なりません。INSIDERソフトウェアがアンプの状態を感知すれば自動的にアップデート
を開始します。
Technical Speci󲃌cation (技術仕様)
ID: CORE BEAM
出力 : 2 x 10 Watts (Stereo 20 Watts)
重量 (kg) : 3.9 kg
サイズ (mm) : 291 (W) x 169 (H) x 166 (D)
フットスイッチ・コントローラー (別売) : FS-11 Footcontroller
Japanese
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12
  • Page 13 13
  • Page 14 14
  • Page 15 15
  • Page 16 16
  • Page 17 17
  • Page 18 18
  • Page 19 19
  • Page 20 20
  • Page 21 21
  • Page 22 22
  • Page 23 23
  • Page 24 24
  • Page 25 25
  • Page 26 26
  • Page 27 27
  • Page 28 28
  • Page 29 29
  • Page 30 30
  • Page 31 31
  • Page 32 32
  • Page 33 33
  • Page 34 34
  • Page 35 35
  • Page 36 36
  • Page 37 37

Black­star ID Core Beam 取扱説明書

カテゴリー
楽器用アンプ
タイプ
取扱説明書