CT PRO25S 取扱説明書

ページが読み込まれています...

JP • 53

JP

安全のための注意事項

• 本チャージャーはテクニカルデータに基づ

き、バッテリー充電用として製造されていま

す。他の目的に本品を使用しないでくださ

い。

• 必ずバッテリーメーカーの使用および安全

事項に従ってください。

• 充電のできないバッテリーは、絶対に充電

しないでください。

• 充電を行う際、本品は高温になる場合があ

ります。本品をバッテリーの上に置いたり、

カバーをしたりしないでください。

• 凍結あるいは損傷したバッテリーには、絶

対に充電しないでください。

• 損傷したコードで絶対にチャージャーを使

用しないでください。熱い表面、鋭利な端、

その他で、コードを傷つけないでくださ

い。

• ダストや汚れなどをファンが吸い込まない

ように、ファン冷却式チャージャーを置かな

いでください。

• ケーブルが損傷した充電器は使用しないで

ください。

脱着式のコードなら、ユーザー自らCTEK提

供の純正品を交換できます。

• 充電コードを5m以上の長さにしないでくだ

さい。CTEK提供の純正品のみを使用してく

ださい。

• 出力ケーブルの延長で電磁障害を引き起こ

すおそれがあります。

• 主電源に接続する際は、お住まいの国で定

められている電気設備の規制を順守してご

使用ください。

• 接地端子付き電源プラグ付きのチャージャ

ーは、接地端子付きコンセントのみに接続

してください。

• 充電時、鉛バッテリーは爆発性のガスを発

生させます。火気厳禁にて作業してくださ

い。換気を良くしてください。

• IPX4未満の保護等級のチャージャーは室内

専用です。テクニカルデータを参照してくだ

さい。雨や雪にさらさないでください。

取扱説明書

54 • JP

• チャージャーは最初にバッテリーの＋端子

に接続し、次に－端子に接続します。車載バ

ッテリーの場合、燃料管から離れた車両シ

ャーシのアースに接続します。その後、チャ

ージャーを電源に接続します。

• チャージャーを電源から外します。次に（車

両シャーシの）－端子を外し、それから＋端

子を外します。

• 万一の事故防止のため、充電中は、チャー

ジャーおよびバッテリーの状態を定期的に

確認してください。エラーが発生した場合、

チャージャーを外してください。

• (IEC7.12ed.5)本製品は、製品の使用に

あたり、安全担当員の監督または指示

の下にない限り、身体、感覚、知力などが

十分でないユーザー、経験や知識が不

足していたりしているユーザー（子ども

含む）が使用するように作られていませ

ん。子どもが製品で遊ばないように監視

してください 

(EN7.12)本製品は、製品を安全に使用

するように監督または指示され、かつ

予想される危険について理解していれ

ば、子どもの場合は年齢が8歳以上、さら

に身体、感覚、知力などが十分でないユ

ーザー、経験や知識が不足しているユー

ザーでも使用できます。子どもが製品で

遊ばせないようにしてください。監督下

にない限り、子どもにクリーニングやメ

ンテナンスをさせないでください。

JP • 55

JP

取扱説明書

1. 充電器をバッテリーーにつなぎます。

車載バッテリーの場合

1.車両のマニュアルに沿って充電器を接続し

てください。

2.充電器を壁のコンセントに接続します。

3. 充電器を壁のコンセントから抜いてから、

バッテリーの接続を外します。

4.黒クランプを外してから、赤クランプを外

します。

1 2

2. 充電器を壁のコンセントに接続します。[POWER]ランプが点灯した場合、主電源

ケーブルは壁のコンセントに接続されています。[ERROR]ランプが点灯した場合、

バッテリーークランプが正しく接続されていません。逆極性に対する保護機能に

よって、バッテリーーまたは充電器の損傷を防ぎます。

3. [MODE]ボタンを押して、充電プログラムを選択します。

4. 充電プロセスの作業中は表示ランプに従ってください。

が点灯していれば、バッテリーーによるエンジン始動が可能です。

が点灯していれば、バッテリーーは満充電になっています。

5. 主電源ケーブルを壁のコンセントから抜くことで、いつでも充電を停止することが

できます。

+

–

温度センサ

温度センサが自動的に作動し、電圧を周囲温度に調整します。温

度センサを + のクランプに設置するか、できる限りバッテリーの

近くに設置します。

MODE

RECONDSUPPLYNORMAL LITHIUM

PRO25S

LITHIUM*

プログラム

ERROR

ランプ

RECOND

プログラム

SUPPLY

プログラム

NORMALバッテリー

プログラム

MODE

ボタン

POWER

ランプ

使用可能

空

充電中

満充電状態

*) 12 Vリチウム バッテリー(LiFePO

4

、Li-Fe、Li-iron、LFP)

56 • JP

充電プログラム

[MODE] ボタンを押して設定を行います。約2 秒後に、充電器が選択済みプログラムを

起動します。次回充電器を接続した際にも、選択済みプログラムが起動します。

下表では、充電プログラムの種類を説明します。

プログラム説明

NORMAL

通常のバッテリーープログラム14.4 V/25 A

鉛蓄バッテリーのみ

RECOND

リコンディションプログラム15.8 V/1.5 A

空になったWETおよびCa/Caバッテリーーのエネルギーを回

復させるために[RECOND]プログラムを使用します。寿命と容

量が最大になるよう、1年に1 回、また過放電後にもバッテリ

ーのリコンディションを行ってください。[RECOND] プログラム

は、通常のバッテリープログラムにリコンディションのステップ

を追加します。鉛蓄バッテリーのみ

SUPPLY

サプライプログラム13.6 V/25 A

12 V 電源として使用するか、100% のバッテリー容量が必要な

場合にフロートメンテナンス充電用に使用します。[SUPPLY] プ

ログラムは、時間制限または電圧制限なくフロートステップを

起動します。

[SUPPLY]プログラム中は、バッテリー充電器に

搭載されているスパーク保護機能が無効になります。

使用可能

下表は、バッテリーが空の状態から80%充電になるまでの予測所要時間を示します。

バッテリー容量 (Ah) 80% 充電までの所要時間

40 Ah

1.5 時間

100 Ah

3 時間

200 Ah

6 時間

300 Ah

16 時間

POWER (電源) ランプ

[POWER] ランプの状態は以下のとおりです。

MODE

RECONDSUPPLYNORMAL LITHIUM

PRO25S

1.点灯している場合 

主電源ケーブルは壁のコンセントに接続されています。

2. 点滅している場合 

充電器が省電力モードになっています。2 分以内に充電器をバッテリ

ーにつながない、またはバッテリー電圧が2 V未満の場合に省電力モ

ードに切り替わります。

ERROR (エラー) ランプ

[ERROR] ランプが点灯している場合、以下の項目を確認してください。

MODE

RECONDSUPPLYNORMAL LITHIUM

PRO25S

1.充電器の赤クランプはバッテリーの＋端子に接続されていますか?車両

のマニュアルに沿って充電器を接続してください。

2.充電器は12 Vバッテリーに接続されていますか?

3.クランプが短絡していませんか?

4.充電が 

または で中断されていませんか?

[MODE]ボタンを押して、充電器を再始動させます。それでも充電が中

断されたままの場合は、バッテリーが以下の状態になっています。

... サルフェーションがかなり進行しており、交換を必要とする場合

があります。

... 受電できず、交換を必要とする場合があります。

...充電を維持できず、交換を必要とする場合があります。

鉛蓄バッテリー

JP • 57

JP

ステップ1ディサルフェーション

サルフェーションを起こしたバッテリーを検出します。パルス電流および電圧を与え、

バッテリーの鉛板からサルフェーションを除去することでバッテリー容量を回復させ

ます。

ステップ2ソフトスタート

バッテリーが受電しているか試します。このステップによってバッテリーが不具合を抱

えたまま充電し続けることを避けられます。

ステップ3バルク充電

バッテリー容量の80% 程度まで最大電流で充電します。

ステップ4吸収・浸透充電

バッテリー容量の最大100%まで、電流を減少させながら充電します。

ステップ5分析

バッテリーが電荷を蓄えられるか試します。電荷を蓄えられないバッテリーは交換を必

要とする場合があります。

ステップ  6リコンディション

[RECOND]プログラムを選択し、充電プロセスにリコンディションステップを追加しま

す。リコンディションステップ中に電圧が上昇し、バッテリー内に制御された気体が生成

されます。気体によりバッテリー酸が混合され、バッテリーにエネルギーを戻します。

ステップ7 フロート充電

定電圧で充電することで、バッテリー電圧を最大レベルで維持します。

ステップ8パルス充電

バッテリー容量を95～100%で維持します。充電器はバッテリー電圧を測定して、バッ

テリーが完全に充電された状態を保つために必要に応じてパルス充電を行います。

鉛蓄バッテリー

1 2 3 4 5 6 7 8

NORMAL

15.8 V

最大25 A / 12.6V

以下

上昇電圧14.4 V以

下、最大  25 A

低減電流

14.4 V

電圧が12 Vに降下

したら確認する

13.0 V*、13.6 V

最大25 A

12.9 V～14.4 V

20～1.2 A

RECOND

15.8 V

最大25 A / 12.6V

以下

上昇電圧14.4 V以

下、最大  25 A

低減電流

14.4 V

電圧が12 Vに降下

したら確認する

最大15.8 V

最大1.5 A

13.0 V*、13.6 V

最大25 A

12.9 V～14.4 V

20～1.2 A

時間制限: 8時間 20時間 16時間 3分間

2時間または6

時間

電圧が降下した場

合は10日間(*初

日 )  の充電サイクル

が再始動する

電圧が降下した場

合または24 時間

経過後は充電サイ

クルが再開する

58 • JP

充電プログラム

[MODE]ボタンを押して設定を行います。約2秒後に、充電器が選択済みプログラムを

起動します。次回充電器を接続した際にも、選択済みプログラムが起動します。

下表では、充電プログラムの種類を説明します。

プログラム説明

LITHIUM

リチウム*プログラム13.8 V/25 A

リチウム*バッテリーに使用します。

SUPPLY

サプライプログラム13.6 V/25 A

12 V 電源として使用するか、100%のバッテリー容量が

必要な場合にフロートメンテナンス充電用に使用しま

す。[SUPPLY]プログラムは、時間制限または電圧制限な

くフロートステップを起動します。

[SUPPLY] プログ

ラム中は、バッテリー充電器に搭載されているスパーク

保護機能が無効になります。

不足電圧保護付きバッテリー

リチウム*バッテリーの中には、過放電にならないようにバッテリーを未接続にすると

いったUVP (不足電圧保護機能) を搭載したものがあります。これにより充電器は、接

続済みバッテリーを検出できなくなります。この状況を回避するには、バッテリー充電

器のUVPを開放する必要があります。バッテリーをウェークアップ充電するには、自動

と手動の2つのオプションがあります。

自動ウェークアップ充電中、LED

は充電プログラムが起動するまで点滅し、LED 

は点灯したままになります。自動ウェークアップ充電は、最大5 分間有効です。

10分後でも充電器が[Standby]モード(

電源LED は点滅状態) の場合は、自動ウェ

ークアップ充電に失敗したことを意味します。手動でのウェークアップ充電を試して

ください。

手動ウェークアップ充電を行うには、約10秒間[MODE]ボタンを押したままにして

UVPを回避します。ウェークアップ充電中、LED

は充電プログラムが起動するまで

点滅し、LED

は点灯したままになります。手動ウェークアップ充電に失敗すると、遅

くとも  10分後には[POWER] LED

が点滅し始めます。バッテリーから並列ロードを

切り離し、再度試します。その後充電が始まらなければ、バッテリー交換を必要とする

場合があります。

POWER (電源)ランプ

[POWER]ランプの状態は以下のとおりです。

MODE

RECONDSUPPLYNORMAL LITHIUM

PRO25S

1.点灯している場合 

主電源ケーブルは壁のコンセントに接続されています。

2.点滅している場合 

充電器が省電力モードになっています。2 分以内に充電器をバッテリ

ーにつながないと、省電力モードに切り替わります。

ERROR (エラー) ランプ

[ERROR]ランプが点灯している場合、以下の項目を確認してください。

MODE

RECONDSUPPLYNORMAL LITHIUM

PRO25S

1.充電器の赤クランプはバッテリーの＋端子に接続されていますか?車両

のマニュアルに沿って充電器を接続してください。

2.充電器は12 Vバッテリーに接続されていますか?

3.クランプが短絡していませんか?

4. 充電が

または で中断されていませんか?

[MODE] ボタンを押して、充電器を再始動させます。それでも充電が中

断されたままの場合は、バッテリーが以下の状態になっています。

... 受電できないか、並列ロードがバッテリーに接続されている可能

性があります。並列ロードを切り離し、[MODE] ボタンを押して充電

を再始動してください。

...最大3回充電器を再始動してください。その後、充電器がバルク

充電を継続しなければ、バッテリー交換を必要とする場合がありま

す。

... 充電を維持できず、交換を必要とする場合があります。

LITHIUM*

*) 12 Vリチウム バッテリー(LiFePO

4

、Li-Fe、Li-iron、LFP)

JP • 59

JP

ステップ1～2受電

バッテリーが受電しているか試します。このステップによってバッテリーが不具合を抱

えたまま充電し続けることを避けられます。

ステップ3バルク充電

バッテリー容量の90% 程度まで最大電流で充電します。

ステップ4 吸収・浸透充電

バッテリー容量の最大95%まで電流を減少させながら充電します。

ステップ5分析

バッテリーが電荷を蓄えられるか試します。電荷を蓄えられないバッテリーは交換を必

要とする場合があります。

ステップ6完了

電流を下げて最終充電を行います。

ステップ7 フロート充電

定電圧で充電することで、バッテリー電圧を最大レベルで維持します。

ステップ8パルス充電

バッテリー容量を95～100%で維持します。充電器はバッテリー電圧を測定して、バッ

テリーが完全に充電された状態を保つために必要に応じてパルス充電を行います。

LITHIUM*

ウェークアップ充電

1 2 3 4 5 6 7 8

LITHIUM

13.0 V

最大25 A

13.8 V以下

低減電流

13.8 V

電圧が12.0 Vに降

下したら確認する

14.4 V

13.3 V

最大25 A

13.0 V～13.8 V

25 A～3.0 A

時間制限: 最大10分間最大30時間最大4時間 3分間

充電開始電圧が

13.9 V未満の場合

は最大2時間

10日間

電圧が降下した場

合は充電サイクル

が再始動する

最大1時間パ

ルス

自動パルス

10日間

使用可能

下表は、バッテリーが空の状態から80%充電になるまでの予測所要時間を示します。

バッテリー容量  (Ah) 80%充電までの所要時間

40 Ah

1.5時間

100 Ah

3時間

200 Ah

6時間

500 Ah

16時間

*) 12 Vリチウム バッテリー(LiFePO

4

、Li-Fe、Li-iron、LFP)

60 • JP

技術仕様

型番

1094

入力 100～120 VAC、50～60 Hz、6.0 A

出力 25 A、12 V

起動電圧

2.0 V鉛蓄バッテリー

8.0 Vリチウムバッテリー

逆電流ドレイン* < 2.3 Ah/月

リップル **

< 4%

周囲温度 -4°F～+122°F (-20°C～+50°C)

バッテリータイプ 12 V: WET、EFB、MF、Ca/Ca、AGM、GEL、LiFePO

4

バッテリー容量

40～500 Ah、鉛蓄バッテリータイプ

30～450 Ah、リチウムバッテリータイプ

CEC-400

バッテリー容量

150～400 Ah

保証 2年間

*) 逆電流ドレインとは、充電器が主電源に接続されていないと流出する電流で

す。CTEK充電器は、逆電流が非常に低くなっています。

**)充電電圧および充電電流の質が非常に重要です。高電流リップルはバッテリーを加

熱し、＋端子に時効効果を与えます。高電圧リップルは、バッテリーに接続された他の

機器に害を及ぼす可能性があります。CTEKバッテリー充電器は、低リップルで非常にク

リーンな電圧および電流を生成します。

保証

CTEKでは、本製品を最初に購入したお客様に限り、製品を保証いたします。本保証を

譲渡することはできません。保証は製造不良および材料の欠陥に適用されます。保証

を受ける際には、本製品にレシートを添えて、お買い上げの販売店にご依頼ください。

改造や修理をCTEKまたはCTEKが認めるサービスマン以外によって、不注意に製品を

開けたり取り扱ったりした場合は、本保証は適用されません。製品底部にあるねじ穴

の1つは、シールでふさがれる場合があります。シールを剥がしたり、剥がれたりする

と、保証は無効となります。CTEKでは本保証以外の保証はいたしません。また、前述以

外に生じる間接的損害などの費用は一切の責任を負いかねます。CTEKでは、本製品の

交換以上の保証は行いません。

お問い合わせ

CTEK製品のサポート、よくあるご質問、最新改訂版マニュアル、

その他の情報はこちら：www.ctek.com

50020511B

CT PRO25S 取扱説明書

このマニュアルも適しています

CT PRO25S 取扱説明書

他の言語で

その他のドキュメント