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日本語
スピーカーの設置
本スピーカーはフロアに設置されることを前提に設計されています。
可能な限り付属のスパイクを使用してフロアにしっかりと立たせる
事が重要です。加えて、背の高いCM10は適切な安全性を持たせる
ために台座を使用します。
開梱するときに、カートンの上蓋の図に従って台座を取り付けること
ができます。或いは、テーブルのような適切なサポートに布をかけ、
底部が突き出すようその上にスピーカーを横向きに寝かせることで、
完全に開梱した後に台座を取り付けることもできます。取り扱い中に
キャビネットやドライブユニットを破損しないように細心の注意を払
いながら作業を行ってください。台座の下側にある矢印が確実に前
側を指すように台座とキャビネットの下側の取り付け穴を合わせて
ください。そして付属のねじとワッシャーを使用し、台座を固定させ
ます。その際にねじの頭部分とワッシャーの間に菊座ワッシャーをは
さみます。付属の六角レンチを使用して、ねじを締めこみます。
スパイクは、床の上に敷かれているカーペットを貫いて、床の上に設
置するように設計されています。まず、フロアにスパイクが置かれた
時に、カーペットの上に十分ナットが浮かんだような状態になるよ
うに、スパイクのロックナットを廻しながら調整します。スパイクをね
じ込み式のインサートに目一杯ねじ込んでください。もしキャビネッ
トを、床面に置いたとき安定せずに揺れるようでしたら、揺れが止ま
り、キャビネットがしっかりと固定されるようになるまで、床に設置し
ていない2本のスパイクを緩めて下さい。最後に、キャビネットに対
してナットを固定してください。スピーカーの設置位置を最適に調整
した後にスパイクを調整した方が良いでしょう。
スピーカーを設置する場所にカーペットが全くなく、床の表面を傷
つけたくない場合は、スパイクと床の間の保護的な金属ディスク(
コイン等)を使用するか、または付属のゴム足を使用してください。
スパイクと同じ方法でゴム足の高さを調整しキャビネットを設置し
て下さい。
CM10 S2のみFSTミッドレンジ・ドライブ・ユニットのデカプリン
グ・メカニズムの動きを自由にするため、キャビネットの背面から
移動用のクランプ・ディスクを取り外します。将来、スピーカーを輸
送する必要に備えて、このディスクとネジを保管しておくことをおす
すめします。
2. 設置場所