Bosch スコープ (単3アルカリ電池専用) ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
取扱説明書
このたびは、 弊社スコープをお買い求めいただき、 誠にありがとうございま
す。
● ご使用になる前に この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお
使いください。
お読みになった後は この 『取扱説明書 を大切に保管してください。
わからないことが起きたときは、 必ず読み返してください。
* 携帯電話からお掛けのお客様は TEL. 03-5485-6161
をご利用ください。 コールセンターフリーダイヤルのご利
用はできませんのでご了承ください。
(土・日・祝日を除く、 午前 9 00~午後 6 00)
ホームページ http://www.bosch.co.jp
〒150-8360  東京都渋谷区渋谷 3-6-7
電動工具事業部
コールセンターフリーダイヤル
スコープ
GIC 120
1 619 JT4 099 (15.05)
1 619 JT4 099
00-2 GIC120 目次 2015 5 9 日(土) 午後 12 8
1
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2
本製品について
用 途 ············································ 6
各部の名称 ········································ 6
仕 様 ············································ 8
標準付属品 ········································ 9
使い方
作業前の準備をする ································ 10
作業する ·········································· 13
アクセサリーを使う ································ 18
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 19
修理を依頼するときは ······························ 20
お手入れと保管
クリーニング ······································ 21
保 管 ············································ 21
01 GIC120 安全編 2015 5 9 日(土) 午後 12 8
2
火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の
ご注意』を必ず守ってください。
ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示
に従って正しく使用してください。
お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管
してください。
他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は
に区分していますが、それぞれ次の意
味を表わします。
誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負
う可能性が想定される内容のご注意
誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が
想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容
のご注意。
なお、
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず
守ってください。
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警 告
1. スコープの使用前に作業範囲内を確認してください。スコープ
の各部が電線何かが作動している個所化学物質などに決し
て触れないようにしてください。作業範囲内にある電線の回路
は遮断してください。
これによって、爆発、感電、家・家具などの損害の危険を低減できます。
2. 作業範囲内に人体に有害な物質がある場合は、保護めがねやゴ
ーグル、保護手袋、防護マスクなどを使用してください。
下水溝などには、固体、液体、気体を問わず、毒性、病原性、苛性など健
康を害する物質が含まれている恐れがあります。
3. 人体に有害な物質がある場所での作業では、清潔さを保つよう
特に注意してください。健康を害する物質に触れないよう注意
し、作業中は、食事をしないでください。作業後は両手やその
他有害な物質に触れた恐れのある部分を石けんと温水でよく
洗浄してください。
4. スコープ使用中は、水の中に立たないでください。
作業中に水中に立っていると、感電の危険があります。
5. 引火性のある液体、発火性のある気体のある場所でスコープを
使用しないでください。
引火する危険があります。
6. スコープ本体に対して、なんらかの作業をする前(例えば、
入れ、付属品交換など)あるいは、持ち運びや保管の前には、
必ず電池を取り外してください。
誤って「電源ボタン」が“入”になると、事故の原因になります。
7. レンジ、冷蔵庫、パイプなどの接地面に体が接触しないように
してください。
感電の危険があります。
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8. 「電源ボタン」による入/切ができないときには、スコープを
使用しないでください。
9. 使用中に異常が疑われるときは、直ちに使用を中止し、お買い
求めの販売店またはボッシュ電動工具サービスセンターに点
検、修理を依頼してください。
そのまま使用していると、事故の原因になります
10. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、本体などに破損や
亀裂、変形がないことをよく点検してください。
破損や亀裂、変形があると、事故の原因になります。
11. 付属品の磁石を、心臓ペースメーカーに近づけないでください。
磁気が心臓ペースメーカーの機能に悪影響を及ぼす恐れがあります。
12. ライトを直接のぞいたり、人や動物に向けたりしないでくださ
い。
光が目に入ると視力に影響を及ぼす場合があります。
注 意
1. 付属品は取扱説明書に従って確実に取り付けてください。
確実でないと外れたりし、けがの原因になります
2. 使用前に、スコープに損傷がないか点検してください。
使用前に、スコープに損傷がないか十分に点検し、正常に作動するか、
た所定機能を発揮するか確認してください。
3. 無理な姿勢で作業しないでください。
常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにしてください。
4. 子供を近づけないでください。
目の届かない場所で子供にスコープを使用させないでください。
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5. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
子供や製品知識を持たない方の手の届かない安全な所、または鍵の掛かる
所に保管してください。
6. ライトを人や動物に向けないでください。たとえ離れていても
ライトを見つめないでください。
7. 付属品の磁石を、磁気データメディアや磁気感受性のある装置
などに近づけないでください。
磁気の影響でデータが完全に失われる可能性があります。
8. 配管の詰まりの解消やケーブルを通すためには、使用しないで
ください。
9. スコープの修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ
電動工具サービスセンターにお申し付けください。修理の知識
や技術のない方が修理すると、十分な性能を発揮しないだけで
なく、事故やけがの原因となります。
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用 途
目や手の届きにくい場所や暗い個所の検査など
付属品をカメラヘッドに装着すると、小さく軽いもの(例えば、小
なネジなど)を動かしたりすることができます。
このスコープは、医療用ではありません。
このスコープのライトは、作業を行う個所を直接照らすもので、家
用の部屋の照明には適しません。
各部の名称
イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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ディスプレイ
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仕 様
本 体
型 番 GIC 120
定格電圧 DC 6.0 V
使用温度範囲 -10 ~ +50
保管温度範囲 -20 ~ +60 ℃
*1
相対湿度 5 ~95 %
*2
カメラケーブル最小曲げ半径 25 mm
カメラヘッド直径 8.5 mm
ディスプレイ解像度 320 × 240
電 源 単3アルカリ乾電池4本
連続作業時間 約5時間
*3
質 量 0.5 kg
(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)
寸 法(高さ×幅×厚さ) 197×85×49
原産国 中国
*1 本体のみ(電池を取り外した場合)
*2 結露がないこと
*3 ライト照度 50%のとき
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作業前の準備をする
電池を取り付ける・取り外す
3 アルカリ乾電池を使用してください。
取り付け
1. 電池収納カバーロック⑪を押しながら、電池収納カバー⑩を開きます。
2. 引き出し式電池ケース⑫を引き出します。
3. 電池収納部の表示に従い、電池の向きに注意して電池を挿入します。
電池を交換するときは、常に新しい電池を 4 本セットで交換してくださ
い。この際、メーカーおよび容量の異なる電池を使用しないでください。
4. 引き出し式電池ケース⑫を本体に挿入します。
突き当たるまで押し込んでください。
5. 電池収納カバー⑩を閉じます。
長時間にわたってスコープをご使用にならない場合は、本体から電池を取り
外してください。長時間にわたって放置すると、電池の腐食および自然放電
につながります。
ディスプレイ④の電池残量表示dが になったら、電池を交換してくだ
さい。
取り外し
1. 電池収納カバーロック⑪を押しながら、電池収納カバー⑩を開きます。
2. 引き出し式電池ケース⑫を引き出します。
3. 電池を取り出します。
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4. 引き出し式電池ケース⑫を本体に挿入します。
突き当たるまで押し込んでください。
5. 電池収納カバー⑩を閉じます。
電池の残量を確認する
「電源ボタン①」を押して電源を“入”にすると、電池残量表示dがディス
プレイ④に表示され、電池の残量が確認できます。電池残量表示dが空の表
示になったら、電池を入れ替える必要があります。電池残量表示dが空の状
態では作業を継続できません。
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カメラケーブル⑤を取り付ける・取り外す
取り付け
1. カメラケーブル⑤が破損していないか確認します。
2. スコープ本体のカメラケーブル差し込み口に、カメラケーブル⑤のコ
ネクタを差し込みます。
正しい向きで、しっかり差し込んでください。
取り外し
カメラケーブル⑤のコネクタを両側から同時に押し、保持したままカメラケ
ーブル⑤を本体から引き抜きます。
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作業する
本体と電池を直射日光に当てたり、ぬれた場所で使用したりし
ないでください。
カメラケーブル⑤、カメラヘッド⑥は、耐水性がありますが、
本体と電池には耐水性がありません水気がかかったりすると、
感電や本体損傷の恐れがあります。
検査場所がスコープの使用に適しているか確認してください。
(カメラケーブルの経路など)
検査場所に供給されている電気の有無を確認してください。感
電を防ぐために電源を切り、検査中に再び電源が入ることを防
ぐために電源を遮断してください。
排水管内の検査においては、化学薬品使用の有無を確認してく
ださい。化学薬品が使用されている場合は、安全対策をし、薬
品メーカーにスコープの故障や劣化に対する関係を確認してく
ださい。
引火性のある液体、発火性のある気体の有無を確認してくださ
い。物質の確認をし、使用できる状況になるまで作業を行わな
いでください。
ライト⑦の光線を見つめないでください。また、人や動物に向
けたりしないでください。
スコープを長時間自動車の中に置くなど、高温や温度変化の激
しい場所に置かないでください。
温度変化が激しかった場合は、スコープを周囲の温度になじま
せてから作業してください。
カメラヘッド⑥のレンズが曇っているときは、レンズの湿気が
消えるまで、電源を入れないでください。
電源を入れると、スコープが損傷する恐れがあります。
電源の入ったライト⑦が熱を持つことがあります。ライト⑦に
触れないでください。
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ステイタスバー
ステイタスバーaは、ボタン操作を行うたびに、約 2 秒間表示されます。
b現在の倍率
cライトの照度
d電池残量表示
電源を入れる
スイッチの入/切
入: 「電源ボタン①」を押す。
電源を入れると、ディスプレイ④に数秒間スタート画面が表示され
ます。
電源を入れたときにカメラケーブル⑤が取り付けられていないと、
ディスプレイ④にエラーメッセージが表示されます。
切: 「電源ボタン①」を押す。
20 分間ボタン操作を行わないと、自動的に電源が“切”になりま
す。
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作業する
作業する範囲に、危険個所や危険物がないか確認してくださ
い。
このスコープは、医療用ではありません。
パイプの詰まりを取り除いたり、ケーブルを通したりする目
的で使用しないでください。
1. カメラヘッド⑥がスムーズに検査個所に入るよう、カメラケーブル⑤
を曲げます。
2.電線などに注意しながらカメラケーブル⑤を検査個所に差し込みます。
3. 映像がはっきり見えるようにライト⑦の明るさを調節します。
明るさは、「照明調節ボタン③」を押して調節します。
明るさは 4 段階(0%、25%、50%、100%)で調節できます。
任意の明るさになるまで、「照明調節ボタン③」を繰り返し押して
ださい。
消灯 → 点灯(25%)→ 50% → 100% → 消灯・・・
反射性の高いものがある場合、ライト⑦は暗めのほうが映像がはっきり
します。
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4. ディスプレイ④の映像を調節します。(ズーム)
「ズームボタン⑨」を短く押すと、ディスプレイ④の映像が、1.5 倍
または 2 倍に拡大します。
必要に応じて調節してください。
5. ディスプレイ④の映像を切り替えます。(カラー・モノクロ)
「モノクロボタン②」を短く押すと、ディスプレイ④の映像がカラ
またはモノクロに切り替わります。
モノクロ表示の場合、コントラストを改善することができます。
6. ディスプレイ④に基準点(上位方向)を表示させます
「モノクロボタン②」を長く(約 3 秒)押すと、実際の垂直方向の上
が黄色い点で表示されます。
付属品の鏡を装着している場合や、カメラケーブル⑤が本体から垂直方
向上下に伸ばされている場合はこの機能が制限されます。
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7. ディスプレイ④の映像を見ながら作業します。
検査対象物がぼやける場合は、カメラヘッド⑥と対象物の距離を調節し
てください。
ディスプレイ④に映像の上下が正しく映るよう、必要に応じてカメラケ
ーブル⑤を曲げてください。
作業を終了する
「電源ボタン①」を押します。
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アクセサリーを使う
鏡・磁石・フック
鏡、磁石、フックを取り付けることで、小さ
な軽いものを動かしたり、取り除いたりする
ことができます。
磁石を心臓ペースメーカーに近づけないでください。心臓ペー
スメーカーの作動に悪影響を与える可能性があります。
磁石を磁気データメディアや磁力に弱い機器に近づけないでく
ださい。データに損傷を与える可能性があります。
磁石とフックは、動きやすく小さな軽いものを移動したり、取
り除いたりするための部品です。
大きな力を加えると、スコープ本体や補助部品を損傷する恐れ
があります。
パイプの詰まりを取り除いたり、ケーブルを通したりする目的
で使用しないでください。
下図のように、それぞれアクセサリーをカメラヘッド⑤のアクセサリー取り
付け部にはめ込みます。
04 GIC120 困ったときは 2015 5 9 日(土) 午後 12 10
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故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。
② 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
「電源ボタン①」を押し
ても電源が入らない
電池が消耗している
電池を交換する
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