HDF-W30LP FLEX

Barco HDF-W30LP FLEX ユーザーマニュアル

  • Barco HDF WLPシリーズプロジェクターの安全および環境情報マニュアルの内容を理解しています。設置、使用、保守に関する安全上の注意、危険距離、高輝度レーザー光源に関する情報など、このプロジェクターに関するご質問にお答えします。
  • プロジェクターの危険距離(HD)とは何ですか?
    プロジェクターを設置する際の安全上の注意点は?
    プロジェクターの保守点検はどのように行いますか?
HDF WLP series
安全および環境情
R5906729JA/01
21/11/2016
Barco NV
President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
Tel: +32 56.36.82.11
Fax: +32 56.36.883.86
: www.barco.com/en/support
Barco Web: www.barco.com
Printed in Belgium
1. 安全および環境情報
1. 安全および環境情報
この章について
この章の内容は注意深くお読みください。HDF series projectorを設置および使用するときにけがを防止するための重要な
報が記載されています。また、HDF series projectorの損傷を防ぐための注意事項についても記載されています。HDF series
projectorを設置および使用する前に、この章に記載されているすべての安全ガイド、安全上の注意、および警告を十分に理解
し、それらの内容に従ってください。この章の後にも、特定の手順に関連する「警告」や「注意」の記述があります。これら
の「警告」や「注意」の記載に内容についても同様に従ってください。
このドキュメントで使用される「HDF WLP series」という用語の明確化
このドキュメントで「HDF WLP series」という用語を使用している場合、その内容が次の Barco 製品に適用されることを
味しています。
HDF W LP (commercial name HDF W30LP)
Barco は、法的に規定された保証条件の一部として、いかなる問題もなく製造されていることを保証します。この
章に記載されている仕様に従って使用していただくことが、プロジェクターが正常に動作する上で不可欠です。
仕様に従わずに使用すると、保証の対象外となることがあります。
1.1 全体的な考慮事項
警告: このマニュアルに記載されているすべての安全ガイド、安全上の注意、警告および注意事項を十分に理解
し、それらの内容に従ってください。
警告: 荷が吊り上げられている場合、または高い棚の上に置かれている場合は頭上に注意してください。
警告: けがを防ぐため、ヘルメットを着用してください。
警告: 重量物を取り扱う際には注意してください。
警告: 重量物を取り扱う際には、指をけがしないように注意してください。
全般的な安全上の注意
この機器を使用する前にこのマニュアルをよく読み、また今後参照できるように保管しておいてください。
設置および初期調整は、当社認定の Barco サービスマンまたは Barco サービス業者に依頼してください。
プロジェクターに記載されている警告やマニュアルに記載されている注意は、必ず守ってください。
この機器の操作や使用に関する指示には、正確に従ってください。
また、使用する地域の設置規則にも従う必要があります。
安全上の注意
本装置は、業務用電子機器を含む情報技術装置の安全規格であるIEC60950-1EN60950-1UL60950-1、および CAN/CSA
C22.2 No.60950-1 が定
ザード、および帯電部への接触などの危険からユーザーやオペレーターを保護するために、安全に対して十分な注意が必要な
コンポーネント、物質、および絶縁体の使用について、重要な要件を課しています。安全規格では、内部および外部の温度の
上限、放射レベル、機械的安定度および強度、筐体の構造、および火災のリスクに対する保護についても規定しています。単
一故障状態をシミュレートしたテストにより、装置の通常動作に障害が発生した場合でもユーザーに対して装置が安全である
ことが確認されています
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1
1. 安全および環境情報
光学的放射に関する注意
このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー光はプロジェクターの光学パスを
介して処理されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンド ユーザーがアクセスできることはありませ
ん。投影レンズから出る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブのレーザー光より大きな光源と低い放射輝度
値を示します。それでも、投影される光は、人間の目がビームに直接曝露されると大変危険です。このリスクはレーザー光の
特徴のみに関連するものではなく、光源から発する高温エネルギーのみによるものであり、ランプベースのシステムでも同
じことが言えます。
危険距離(HD)で暴露されると、熱によって眼球の網膜が破損することがあります。HD とは、「危険距離」の章に記載されて
いる通り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に向って、放射照度が最大許容曝露と等しくなる距
離のことです。
警告: RG3 IEC 62471-5:2015
ご注意: ここに指定されているものと異なる制御の使用、手順の調整または実行を行うことにより、危険な被
ばくの原因となる可能性があります。
立ち入り制限区域
本製品は立入制限区域内にのみ取り付けることができます。「立ち入り制限区域」とは、装置の配置場所として以下の 2
が適用される場所です。
この立ち入り制限区域には、同区域への立ち入りを制限する理由と遵守すべき注意事項についての説明を受けたサービス
担当者またはオペレーターのみが立ち入ることができるようにしてください。
当該区域は、工具またはロックと鍵、あるいは他のセキュリティ手段を使用しないと立ち入りができないような形で制限
し、また、当該区域の管理者によって管理されるようにしてください。
立ち入り制限区域のある理由: これは、RGB の製品です。国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の
投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分離高を作り出したり、オプションのバリアを置くなどして、
その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。制限区域内でのオペレーターのトレーニングは十分であると見な
されています。適用される分離高は 6 ページ、 高輝度に関するご注意:危険距離 (HD) で説明します。
ユーザー定義
このマニュアルでは、サービスマンとは適切な技術的訓練を受け、作業をする際に遭遇する可能性のある危険 (高圧電流、電
子回路、高輝度プロジェクターを含むがそれに限定しない) 認識するに十分な知識と経験を持ち、当人および他者に対して
このようなリスクを最小限に抑えることのできる人物を指します。また、ユーザーおよびオペレーターとは、プロフェッショ
ナル投影システムの操作を行うことを許可された、サービスマン以外の人物を指します。
HDF WLP series projector は、ランプおよび関連回路による高電圧、高強度の光ビーム、紫外線照射および高温環境などの作業
をする際に遭遇する可能性のある危険について十分な知識と経験を持つサービス
ンのみによって使用されることを想定し
います。これらの危険に関する知識を持つ有資格のサービスマンだけが、製品筐体内の保守点検作業を行うことができます。
オーナーの記録
パーツ番号やシリアル番号は、各部品に貼り付けられているラベルに印刷されています。以下にある空欄に、これらの番号
控えておいてください。Barcoの販売元に製品に関する問い合わせをする際に、必要となります。
製品の物品番号
製品のシリアル番号
販売元
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1. 安全および環境情報
1.2 安全上の重要な注意
感電の危険を避けるために
本製品は単相 AC 電源で作動させてください。
本装置は、付属 3 導体 AC 源ケーブルを使用して接地 (アース) てください。付属の電源コードが適切なタイプでな
い場合は、販売元にお問い合わせください。
プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気工事技師に連絡し、古いコンセントを新しいものに交換してください。
接地型プラグを使用することは非常に重要です。
電源回路に提供する必要がある電流遮断器は、装置を完全にオフに切り替える一般的な断路器となります。
電源コードの上には何ものせないでください。本製品のコードを人に踏まれないように配置してください。コードを取り
外す場合は、プラグの部分を持って引き抜いてください。コード自体を持って引き抜くことは避けてください。
本装置に付属の電源コードのみを使用してください。他の電源コードは、外観上類似している場合でも、工場における安
全性テストが実施されていないため、本装置への電源供給には使用できません。交換用の電源コードについては、販売
元にお問い合わせください。
破損したコードを使用して、プロジェクターを操作しないでください。コードを交換します。
このプロジェクターを落とすか、破損した場合にはこのプロジェクターを当社認定のサービスマンが検査して許可するま
では操作しないでください。
コードを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるようなことがない場所に配置してください。
延長コードが必要な場合、少なくともこのプロジェクターのものと同等の定格電流のコードを使用してください。このプ
ロジェクターより少ないアンペア数に対応しているコードを使用するとオーバーヒートすることがあります。
本装置のキャビネット ロットには、いかなる物体も押し込まないでください。危険な電圧ポイントまたはショートす
る部品に触れて火災、あるいは感電の危険があります。
プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
このプロジェクターに水などの液体がかぶることのないように注意してください。
このプロジェクターにいかなる液体も絶対にこぼさないでください。
液体をこぼしたり、硬い物体をキャビネットに落とした場合には、プラグを外して、当社認定のサービス担当員が点検
してから操作を再開してください。
このプロジェクターは分解しないでください。保守や修理作業が必要な場合には、トレーニングを受けた認定のサービ
ス担当員が常に作業を行うようにしてください。
メーカーが推奨していないアクセサリや部品は使用しないでください。
- 雷が発生している場合、または長期間不在にするなどで使用しない場合、本ビデオ製品を保護するために、コンセン
トからプラグを抜いて、メディアや通信用ケーブルを取り外してください。これにより、雷と AC 電源ラインサージによ
る損傷を防ぐことができます。
火災の危険を避けるために
プロジェクターの近くに可燃性物質を置かないでください。
Barco 大型スクリーン投影製品は、最も厳格な規制に適合するように設計および製造されています。通常動作時に、本プ
ロジェクターは本体外面と通気ダクトから排熱します。これらはいずれも通常の状態であり、安全です。本プロジェク
ターのすぐ近くに可燃性物質が置かれていると、その物質が自然発火して火災を引き起こす可能性があります。このた
め、プロジェクターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入り禁止区域」を設け、この区域内にはいかなる可燃性物質
置かないようにしてください。すべてのプロジェクターについて、この立ち入り禁止区域は 40 cm (16 インチ) 上とす
る必要があります。レンズ側の立ち入り禁止区域は、最小でも 5 m とる必要があります。プロジェクターの動作時には、
プロジェクターやレンズにいかなる素材の覆いもかぶせないようにしてください。このプロジェクターが設置されてい
付近に可燃性物質を絶対に近づけないでください。このプロジェクターは、換気の良い場所に、発火物や直射日光を避
て設置してください。プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。火災が発生したら、砂、二酸化炭素 (CO
2
)、
または粉末の消火器を使用してください。漏電による火災には水を使用してはいけません。プロジェクターの保守点検
かならず当社認定のサービス担当員に依頼してください。必ず正規の Barco の交換部品を使用してください。プロジェク
ターの安全性が損なわれる恐れがありますので、当社指定の交換部品を必ず使用してください。
ミス アライメントが発生しないようにしてください。黒い木製壁に長時間近づいた状態 (< 20cm) でいると、火災の危険
が生じます。アライメント後は、プロジェクターを台座にしっかり取り付けてください。
この機器にあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバーヒ
トを防ぐために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、プロ
ジェクターを壁の近くや、ベッド、ソファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエー
や温風の吹出口の近くや上には、決してこのプロジェクターを配置しないでください。適切な通気が確保されない限り
本プロジェクターを他の装置内に組み込んだり、他の筐体内に配置したりしないでください
熱がこもるのを防ぐため、投影を行う場合は通気のよい部屋や冷房している部屋で使用する必要があります。
このプロジェクターは、完全に冷却してから格納してください。その際、コードはプロジェクターから取り外してくだ
さい。
バッテリーの爆発を防ぐために
電池が正しく取り付けられていないと、発火するおそれがあります。
交換には、メーカーが推奨するものと同一または同等の種類のみを使用してく
ださい。
使用済みバッテリーを破棄する場合は。各地方自治体における危険物の廃棄規則を確認の上、適切に処理してください
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1. 安全および環境情報
けがを防ぐために
けがや身体への影響を防ぐため、プロジェクターの電源投入または調整を行う前に、このマニュアルとシステム上のす
てのラベルをお読みください。
プロジェクターはかなりの重量があります。クーラーの重量のないプロジェクター±100 kg (±225 lb.)。けがを防ぐため、
プロジェクターを持ち上げる際は昇降機を使用してください。
けがを防ぐために、レンズ、冷却システム、および他のすべてのカバー プレートが正しく取り付けられていることを確
認してください。詳しくは、設置手順を参照してください。
警告: 高輝度の光ビームが放出されます。決して、レンズをのぞき込まないでください。高輝度のために眼を負傷するこ
とがあります。
警告: 高輝度プロジェクター:このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー
光はプロジェクターの光学パスを介して処理されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンド ユー
ザーがアクセスできることはありません。投影レンズから出る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブ
レーザー光より大きな光源と低い放射輝度値を示します。それでも、投影される光は、人間の目がビームに直接曝露さ
ると大変危険です。このリスクはレーザー光の特徴のみに関連するものではなく、光源から発する高温エネルギーのみ
よるものであり、ランプベースのシステムでも同じことが言えます。
危険距離で暴露されると、熱によって眼球の網膜が破損することがあります。危険距離 (HD) とは、 6 ページ、 輝度に
関するご注意:危険距離 (HD)の章に記載されている通り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に
向って、放射照度が最大許容曝露と等しくなる距離のことです。
国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。
十分な分離高を作り出したり、オプションのバリアを置くなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするもの
とします。制限区域内でのオペレーターのトレーニングは十分であると見なされています。適用される分離高は 6 ペー
ジ、 高輝度に関するご注意:危険距離 (HD)で説明します。
プロジェクターは、トレーニングを受けていない人間がリスククラス 3 使用ゾーンに立ち入るのを防ぐため、施錠または
セキュリティーロックを装備した立ち入り制限された部屋に取り付ける必要があります。
プロジェクターのカバーを取り外す前に、プロジェクターの電源をオフにしてください。
本装置を不安定なカート、スタンドまたはテーブルの上に置かないでください。装置が落下し、重大な破損の原因とな
るほか、ユーザーが負傷する可能性があります。
レンズ、シールド、またはスクリーンに、明らかに機能を損なうレベルの損傷がある場合は、それらを交換する必要が
ります。たとえば、割れ目や深い傷などがある場合は、交換が必要です。
ユニットを起動する前に、そのユニットに対して責任のある関連安全管理者は設置状態を評価しなければなりません。
HD ゾーン内では、光を人や反射物に絶対に向けないでください。
べてのオペレーターは十分なトレーニングを受け、潜在的な危険について承知しているものとします。
ユニットにアクセスできる人の人数は、極力最小限にしてください。安全管理者の許可ない場合は、ユニットを絶対に
作してないでください。
の前に手や体の部分を出さないでください。
プロジェクターのスイッチがオンになっている場合は、ポート ウィンドウを掃除しないでください。
タンド アローン クーラーの場合、チューブを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるようなこと
がない場所に配置してください。
修理点検が必要な場合
設置した製品のカバーを開けて、ご自分で修理点検しようとしないでください。カバーをあけると、感電などの危険が
あります。
修理点検はすべて、当社認定のサービス担当員に依頼してください。
このマニュアルで説明していない内部設定やその他のコントロール設定を出荷時の設定から変更すると、プロジェクタ
の深刻な破損を引き起こす可能性があり、また保証も行われなくなる恐れがありますので、ご注意ください。
次のような場合には、プロジェクターの電源プラグをコンセントから抜き、当社認定のサービス技術員に修理点検を依
頼してください。
- 電源コードやプラグが破損したり擦り切れている場合。
- 本装置に液体をこぼした場合
- 本製品が雨や水に濡れた場合
- 本製品を指示にしたがって操作しても正しく動作しない場合。操作についての説明がないコントロールは、調節しな
いでください。誤った調節をすると破損する恐れがあり、当社認定の技術員による大規模な修理や再調整が必要とな
ることがあります
- 本製品を落としたり、キャビネットが破損した場合。
- 本製品のパフォーマンスに大きな変化があり、修理点検が必要であると表示された場合。
部品交換: 部品交換が必要な場合、保守技術者がオリジナルのBarcoの部品、またはそれと同等の性質を持つBarco認定の
部品を使用しているか確認してください。認定外の部品を使用すると、パフォーマンスや信頼性が低下し、また火災や
電などの危険が生じる場合があります。認定外の部品を使用した場合、保証が無効となることがあります。
安全確認: プロジェクターの修理点検が終了したら、製品が正常に動作するかどうか、保守技術者に安全確認を行っても
らいます。
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R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016
1. 安全および環境情報
プロジェクターの損傷を防ぐために
プロジェクターの空気フィルターは定期的に掃除または交換する必要があります。ブース領域は1ヶ月に1度はクリーニン
グしてください。清掃を行わないと、プロジェクター内部の空気の流れが滞り、過熱が生じます。過熱により、動作中
プロジェクターがシャットダウンしてしまう場合もあります。
ロジェクターは、吸気口に空気が自由に流れることを保証できる方法で設置する必要があります。
1 つの映写室に複数のプロジェクターを設置する場合、排気の空気の流れに関する要件はそれぞれのプロジェクター シス
テムについて守る必要があります。冷却装置の空気抽出または冷却が不十分だと、予想されるプロジェクター本体の寿
が短くなるだけでなく、レーザーが使えなくなるまでの期間が早まる点に注意してください
適切な空気の流れを確保するために、またプロジェクターが EMC および安全要件に適合するために、プロジェクターは
すべてのカバーを設置した状態で使用してください。
キャビネットにあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバ
ヒートを防ぐために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、
製品をベッド、ソファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出口の
くや上には、決して本製品を配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本製品を他の装置内に組み込ん
り、他の筐体内に配置したりしないでください。
プロジェクター上、または内部に何も漏れがないことを確認してください。漏れがある場合は、プロジェクターのスイ
チを切り、電源コードを抜きます。資格を持ったスタッフが確認するまで、プロジェクターは使用しないようにしてく
さい。
プロジェクターの冷却ファンや、プロジェクター周囲の空気の自由な流れを妨げないようにしてください。束ねていな
紙やその他の物体を、プロジェクター各面の 10 cm (4 インチ) 以内に近づけないでください。
テーブル設置の場合のみ、プロジェクターが正しく機能することが保証されます。プロジェクターを別の配置で使用す
ことはできません。正しい設置については設置手順を参照してください。
レーザー光の特別な注意:プロジェクターを高出力のレーザー機器と同じ部屋で使用する場合には、特別な注意が必要で
す。レンズにレーザー光が直接または間接的に当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
に重大な損傷をまねく場合があり
ます。この場合、保証が適用されなくなります。
直射日光の下に絶対にプロジェクターを置かないでください。レンズに直射日光が直接当たると、Digital MicroMir
ror
Devices
TM
に重大な損傷をまねく場合があります。この場合、保証が適用されなくなります。
梱包用のダンボールと梱包材は保管しておいてください。将来、この装置を梱包して発送する必要性が生じた場合に使
できます。発送する場合は、本装置の保護のため工場出荷時と同様に梱包してください。
クリーニングを行う前に、プロジェクターの受電端子へのすべての電源を取り外してください。液体クリーナーや洗剤
エアゾール クリーナーは使用しないでください。クリーニングの際には、湿らせた布を使用してください。シンナー、
ベンジンなど強力な液体や研磨剤は、キャビネットを損傷するため使用しないでください。がんこな汚れは、中性洗剤
軽く湿らせた布を使用することで取り除くことができます。
最高の光学パフォーマンスと解像度を確保するため、投影レンズには特別に反射防止コーティングが施されています。この
ため、レンズには触れないようにしてください。レンズのほこりを取り除く場合には、柔らかい乾燥した布を使用してくだ
さい。レンズのクリーニングについては、プロジェクターのマニュアルに明記されている手順に正確に従ってください
定格の最大環境温度は次のとおりです: t
a
=3C(9F)
湿 = 5% to 85% RH Non-condensed.
プロジェクターを積み重ねるには、外部フレームを使用する必要があります。
機能と信頼性のために、projector は正確な温度コントロールと冷却を必要とします。それ故、液体冷却システムが projector
内部に備え付けられ、ホースを通して外部クーラーに接続されています。この用途だけのために開発され Barco によっ
て承認されたクーラーモデルとホースのみが使用できます。
タンド アローン クーラーでプロジェクターを使用しているとき、液体の自由な流れが保証されるように、冷却チュー
ブの前に立ったり、チューブの上に物を置いたりしないでください。チューブは表面と接触しない
ように、適切な場所に
配置してください。
1.3 製品安全ラベル
光ビーム関連の安全ラベル
ラベルの画像 ラベルの説明 ラベルの場所
危険 RG3: 光学的放射警告アイコン
R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016 5
1. 安全および環境情報
ラベルの画像
ラベルの説明
ラベルの場所
警告!ビームを見つめないでください。光ビームに直
接晒されない場合は許可されま
RG3 IEC EN 62471–5:2015
CLASS 1 IEC EN 60825–1:2014
危険距離:安全マニュアルを参照してください
2014-V-02852016414 IEC
62471:2006 3 LIP
21 CFR 1040
に準拠
警告!
勿观看光束
眼睛勿直接接触可允许暴露的光
(RG3 IEC EN 62471-5:2015 CLASS 1 IEC EN
60825-1:2014)
危害距离:请参考
安全手册
危険 !
NE PAS REGARDER LE FAISCEAU LASER EVITER
TOUTE EXPOSITION DIRECTE DES YEUX AU
FAISCEAU LASER
RG3 IEC EN 62471–5:2015
CLASS 1 IEC EN 60825–1:2014
DISTANCE DE SECURITE :CONSULTER LE MANUEL
DE SECURITE
危険 RG3: 家庭用のアイコンではありません
1.4 高輝度に関するご注意:危険距離 (HD)
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レ
ンズから測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でない
とされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
HD は、プロジェクターが放出するルーメン数および取り付けられたレンズの種類によって
異なります。 8 ページ、 ンズ投
影比率 (TR) 機能における HDの章を参照してください。
トレーニングを受けていないエンドユーザー(映画館の観客など)を保護するため、取り付けには、次の取り付け要件に準拠す
る必要があります:オペレーターは危険距離内の光へのアクセスを制御するか、観客の目を危険距離に入るのを防ぐような高
さに製品を取り付ける必要があります。制限を超える放射レベルはオペレーター、パフォーマー、従業員以外の人間が上に立
つことを許されるあらゆる表面 2.0 メート 未満 (SH)、またはそのような人間がいることの許可されるあらゆる場所から
横方向に1.0 ートル (SH) 未満の場所では許可されません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる非映画館環境では、例
えば、HD範囲内である個人が別の個人の肩に乗ることによる暴露の可能性を防ぐために、最低分離高は 3.0 メートル以上高
くする必要があります。
これらの値は最小値で、IEC 62471-5:2015 section 6.6.5 イダンスに基づいています。
エンドユーザーはリスクを理解し、ラベルとユーザー情報に示された危険距離に基づいて防護手段を講じる必要があります
取り付け方法、バリア、検出システム、その他の適用できる規制措置は、目が危険距離内部で放射に晒されないようにする必
要があります。
6
R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016
1. 安全および環境情報
例えば、1 メートル以上のHDがあり人が存在する可能性のある非管理区域に光を放射する映画用プロジェクターは、「固
されたプロジェクターの取り付け」パラメーターに従って配置する必要があります。その結果、光が床面から 2 メートル以上
高いところを通らない限り、HDは観客区域に向かって伸びることはありません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる
非映画館環境では、例えば、HD範囲内である個人が別の個人の肩に乗ることによる暴露の可能性を防ぐために、最低分離高
3.0 メートル以上高くする必要があります。例えば、十分に大きな分離高は画像プロジェクターを天井にまたは物理的バリ
アの使用を通して取り付けることで達成できます。
米国市場に取り付けた用途の場合、上記の制限は適用されません。関連する最小分離高は 2.5 メートル (8.2 フィート)で、分
FDA CDRH 1.0 (3.3 ) 定義されています。
RA
TH
PR
RZ
HD
SW
1m
SW
SW
SW
HD
SH
RA TH
RZ
SH
(B) TOP VIEW(A) SIDE VIEW
画像 1-1
A 側面。
B 上面。
RA 立ち入り制限区域 (プロジェクターのブース領域)。
PR プロジェクター。
TH シアター。
RZ シアター内の制限ゾーン
SH 分離高:
SW 分離幅:
国の既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。十
分な分離高を作り出したり、バリアを置くなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。最低分離高
は、オペレーター、パフォーマー、または従業員以外の人間が上に立つことの許可される表面を考慮に入れます。
画像 1-2 に、一般的な設置方法を示します。これらの最低要件が満たされるかどうかを確認しなければなりません。必要に
応じて、シアター内の制限ゾーン (RZ) を設定しな
ければなりません。この場合は、画像 1-2 示す赤いロープなど、物理的
なバリアを使用します。
制限区域のステッカーは、アイコンのみのあるステッカーに置き換えることができます。
PR
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
画像 1-2
R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016 7
1. 安全および環境情報
1.5 全密閉型投影システムの HD
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レ
ンズから測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でない
とされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
projectorは、拡散コーティングされた投影画面にビームを投影する、背面投影の用途にも適しています。画像 1-3 に示すよう
に、制限密閉投影領域 (RA) よび観察領域 (TH) という 2 の領域について考慮する必要があります。
RA TH
sw
PD
HDDIFFUSE
sw
RZ
sw
sw
PR
HD
REFLECTION
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
画像 1-3
RA 立ち入り制限区域 (密閉投影領域)
PR プロジェクター。
TH シアター (観察領域)。
RZ 制限ゾーン。
PD 投影距離。
SW 分離幅:最低 1 メートル。
このタイプのセットアップでは、以下 3 種類の HD
(イントラビームの曝露について第 6 ページ、 輝度に関するご注意:危険距離 (HD) で説明されてい HD) 考慮する
必要があります。
•HD
反射
: 背面投影画面からの反射光について、常に制限対象としなければならない距離
•HD
拡散
: 拡散表面の背面投影画面を観察する際に考慮すべき関連距離。
6 ページ、 高輝度に関するご注意:危険距離 (HD) で述べている通り、NOHD のいずれかより近いビーム領域内には制限
ゾーンを設けなければなりません。密閉投影領域には 2 つの制限ゾーンを組み合わせるのが適切です。1 つは、ビーム前方 1
m の分離幅 (SW) を考慮した、画面に向けて投影されるビームの制限ゾーンです。もう 1 つは、横方向に 1 メートルの場所を
考慮した、画面からの背面反射に関する制限ゾーン (HD
反射
) です。
HD
反射
距離は、決められ HD 距離と背面投影画面までの投影距離との差の 25% に当たります。使用するレンズおよびプロ
ジェクター モデルの HD 距離を決めるには、第 8 ページ、 レンズ投影比率 (TR) 機能における HD 章にあるグラフを参照して
ください。
HD
反射
= 25% (HD PD)
観察中に画面ら放射される光は10 cm とさ RG2 露を超過てはなりませ。画面表面での測定されたイト 5000
cd/m² または 15000 ルクス未満の場合、HD
拡散
は無視できます。
1.6 レンズ投影比率 (TR) 機能における HD
TR (投影比率)
画面までの距離と画面の幅の比率。
8 R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016
1. 安全および環境情報
HDF series projector の危険距離
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
1
1.3
1.6
1.9
2.2
2.5
2.8
3.1
3.4
3.7
4
4.3
4.6
4.9
5.2
5.5
5.8
6.1
6.4
6.7
7
7.3
7.6
7.9
8.2
8.5
8.8
9.1
9.4
9.7
10
10.3
10.6
10.9
11.2
Hazard Distance HD [m]
Throw Rao
HDF-W30LP
画像 1-4
レンズ投影比率 (TR) 機能における HD (メートル単位)
1.7 HDF WLP series フライト ケースに関する重要な警告
HDF WLP series レンタル フライト ケースの積み重ね/輸送に関する重要な警
HDF WLP series レンタル フライト ケースは、最大 2 個の高さまで積み重ねることができます。この高さ以上には積み重
ねないでください。
べての荷重が 4 個の車輪に均等に分散されるように、フライト ケースを置く場所の表面は平坦でなければなりません。
また、荷重に十分に耐えられる強度を備えていなければなりません。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、車輪とその固定ネジに磨耗や破損がないかチェックしてください。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、各フライト ースの 個のロック ハンドルが正常に機能すること、
および確実にロックされていることをチェックしてください。
み重ねる際は、上部のフライト ケースの車輪が、下部のフライト ケースの受け皿に正しく置かれていることを確認し
てください。
積み重ねた状態のフライト ースを動かすことはできません。積み重ねる際は、2 個目のフライ ケースを上に置く前
に、下側のフライト ケースを最終的な位置に配置する必要があります
トラックや他の輸送手段の内部では、各フライト ースがストラップでしっかりと固定されていない限り、装置を入れ
た状態のフライト ケースを積み重ねないでください。
輪が破損している場合は、積み重ねたフライト ケースが崩れないように、フライト ケースをストラップでしっかりと
固定する必要があります。
ライト ケースを持ち上げる場合は適切なフォークリフトを使用し、また、けがを防ぐために十分に注意してください。
1.8 廃棄に関する情報
廃棄に関する情報
廃電気電子機器
R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016
9
1. 安全および環境情報
製品上のこのアイコンは、廃電気電子機器を統制する欧州指令 2012/19/EU き、本製品がその他の一般廃棄物と
共に廃棄できないことを示しています。廃棄機器を廃電気電子機器のリサイクルの指定収集場所に持ち込んで処理してくださ
い。.無制御の廃棄物処理から環境または人体への危険の可能性を防止するために、その他の廃棄物からこれらのものを分離
し、物的資源の持続可能な再利用を促進するために責任を持ってリサイクルしてください。
本製品のリサイクルに関する詳細情報は、地域の役所または地方自治体の廃棄物処理サービスにお問い合わせください。
詳細については、Barco ウェブ サイトを参照してください。 h
ttp://www.barco.com/en/AboutBarco/weee
製品の電池の破棄
では棄物て収処理必要 2006/66/EC 象と使用
ます。
指定した値を超える鉛 (Pb)、水銀 (Hg)、またはカドミウム (Cd) が電池に含まれる場合は、これらの化学物質のアイコンがバ
ツ印付き車輪容器アイコンの下に表示されます。
電池の分別収集に参加することにより、適切な廃棄を行って、環境および人体に悪影響を及ぼす可能性を回避できます。
1.9 トルコのRoHSを順
トルコ Rohs 指令対応
Türkiye Cumhuriyeti: AEEE Yönetmeliğine Uygundur.
[トルコ共和国:WEEE 規格準拠]
1.10
安全性に関する注記: 炭酸ナトリウム (Na
2
CO
3
)
「製品安全データシート (MSDS)」によると、炭酸ナトリウムは以下の危険を発生させる原因となる場合があります。
健康への短期的な潜在的影響:皮膚との接触 (刺激性)、目との接触 (刺激性)、摂取、吸引 (肺への刺激性) 時に有害。
健康への長期的な潜在的影響:皮膚に接触すると若干有害 (感作物質)。本物質は、上気道、皮膚、目に対して有毒である
場合があります。本物資に繰り返しまたは長期間触れると、標的器官を破損する可能性があります。
製品に関する詳細情報については、「unep」のウェブサイトを参照するか、下のリンクをクリックしてください。
h
ttp://www.chem.unep.ch/irptc/sids/oecdsids/Naco.pdf
1.11 連絡先情報
Barco連絡先情報
President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
輸入元連絡先情報
お住まいの地域の輸入元については、Barco に直接お問い合わせいただくか、各地にある Barco のオフィスのいずれかにご連
絡ください。各オフィスの連絡先情報は、Barco のウェブ サイト w
ww
.barco.com 記載されています。
製造国情報
製造国は製品自体の製品 ID ラベルに表記されています。
製造年月
製造年月は製品自体の製品 ID ラベルに表記されています。
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R5906729JA HDF WLP SERIES 21/11/2016
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