レニショー株式会社
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前項に掲載の中実カーボンスタイラスでは、MP250、OMP400 、OMP600 または RMP600の全てのアプリケーションに対応できない場合
があります。特殊なアプリケーションの要求を満たすために、特別なスタイラスの構成を選択していただく必要があるかもしれません。
特別なスタイラスの構成を使用しなければならないようなアプリケーションの場合、プローブの移動速度を落とすことで、計測性能
に効果が出る場合があります。 最も適したスタイラス構成を使用した際に期待でき実現できるプローブの計測性能や特長が、特定の
スタイラス構成を使用した場合に表れないケースが、時々見られます。 プローブ計測の送り速度を落とすことによって、場合によって
は、プローブの計測性能が向上することがあります。
ワーク測定時、スタイラスを選択する際、構成部品数は出来る限り少なくしてください。 スタイラス球の直径は常にできる限り大きい
ものとし、スタイラスの全長は可能な限り短く保つようにします。
軸直径が細いスタイラスが必要な場合は、可能な限り、この軸径が細い部分が短くなるようにしてください。 「図 1 : 2mm スタイラス
球を使用した推奨するスタイラス構成例」を参照してください - 小径部分が短いスタイラス軸が使用され、各部品を結合するM4ネジ
部は非常に高い剛性となっています。
*H-5312-8107-02*
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© 2010–2015 Renishaw plc 発行: 2015年10月 レニショーパーツ番号: H-5312-8107-02-A
レニショーでは、本書作成にあたり細心の注意を払っておりますが、
誤記等により発生するいかなる損害の責任を負うものではありません。
図 2: 2mm スタイラス球を使用した推奨できないスタイラス構成例
特別なスタイラスの構成をしなければいけない場合、最も剛性の高い構成を選択し、必要な計測性能を達成していることを確認するた
めの評価テストを実施されることを推奨します。
Ø2mm ボール
M4 M4
3
3
Ø2mm ボール
M2
M3 M4
8 8 8
図 1: 2mm スタイラス球を使用した推奨するスタイラス構成例
複数の部品を用い、また結合に用いるネジ径が小さくなるような構成は、、できる限り使用しないようにしてください: ネジの結合箇所
が多くなると、スタイラスが曲がり、精度が悪くなる場合があります。 「図 2 : 2mm スタイラス球を使用した推奨できないスタイラス構
成例」を参照してください。