SICK GRSE18 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
本製品は、EU の機械指令を満たす人体保護の為の安全コンポーネントではありませ
ん。NFPA 79 に準拠した用途にのみ使用してください。接続ケーブル付き
UL 規格のア
ダプタも使用できます。 Enclosure type 1
使用開始前に、湿気や汚れから機器を保護して下さい。
本取扱説明書には、センサのライフサイクル中に必要となる情報が記載されています。
80 正しいご使用方法
GRSE18 は透過形光電センサ(以下「センサ」)で、物体、動物または人などを光学的技術
により非接触で検知するための装置です。操作には投光器(WS
)および受光器(WE)が必
要です。本製品が本来の使用用途以外の目的に使用されたり、何らかの方法で改造された
場合、SICK AG に対するいかなる保証要求も無効になります。
Image 43: GRTE18-xxxx2
Image 44: GRTE18-xxxx7
81 コミッショニング
1 使用条件に従ってください:対応する図に従って、投光器と受光器間の距離を設定し
ます(x = 検出範囲、y = 動作余裕度)。
複数の透過形光電センサを隣り合わせに取り付けて使用する場合、透過形光電センサ
ひとつおきに投光器 / 受光器の配置を入れ替え、また透過形光電センサ同士の間に十
分な間隔を空けることをお勧めしています。それにより相互干渉を防止することがで
きます。
安全上の注意事項
Irrtuemer | SICK 43
8016954.16B5
Image 45: H: Sensing range 115 mm
1) Sensing range on black
, 6 % remission
2) Sensing range on gray, 20 % remission
3) Sensing range on white, 90 % remission
2 適切なブラケットを使用してセンサ(投光器と受光器)を取り付けます(SICK 付属品
カタログを参照)。投光器と受光器を互いに方向調整します [K]
センサの最大許容締付トルク
2.0 Nm(金属)/0.9 Nm(プラスチック)に注意してく
ださい [K]
Image: K: GRTE18-x24x7
コミッショニング
44 | SICK Irrtuemer
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Image: K: GRTE18-x24x2
3 センサの接続は必ず無電圧状態(V
S
= 0 V)で行ってください。接続タイプに応じて、
[B] の情報に注意する必要があります:
オスコネクタ接続:ピン割り当て
ケーブル:芯の色
Image: B: GRTE18-x24xx
Image: B: GRTE18-x11xx
まずすべての電気接続を確立してから、電源(V
S
> 0 V)をオンにしてください。緑色
LED 表示灯がセンサ上で点灯します。
接続図の説明(図 B)。
スイッチング出力 Q および /Q(図 B に準拠):
GRTE18-P
PNP:負荷 -> M
GRTE18-NNPN:負荷 -> L+
TI = テスト入力(追加機能を参照)
4 投光器を受光器の方向に合わせます。赤色光投光スポットが受光器の受光レンズ部分
に照射されるように位置を調整します。ヒント:光軸調整の補助として白い紙やリフ
レクタ(反射シート)等を使用することができます。投光器から受光器への視界が遮
られたり、光軸に対象物がないようにして下さい [E を参照]。投受光器の光学部分(フ
ロントレンズ部分)の視界を遮るものが一切ないことを確認してください。
投光器を受光器の方向に合わせます。赤外光(不可視)が受光器の受光レンズ部分に
照射されるように位置を調整します。ヒント:光軸調整の補助として白い紙やリフレ
クタ(反射シート)等を使用することができます。光軸調整が適切かどうかは、LED
表示灯の点灯状態によって行って下さい。これに関連して図 C および E を参照してく
ださい。投光器から受光器への視界が遮られたり、光軸に対象物があってはなりませ
ん。投受光器の光学部分(フロントレンズ部分)の視界を遮るものが一切ないことを
確認してください。
コミッショニング
Irrtuemer | SICK 45
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Image 46: E
5
感度調整ボリューム付きセンサ:
感度は感度調整ボリューム(タイプ:270°)で調整します。右回転:検出感度増加;
左回転:検出感度減少。感度調整ボリュームを「最大」に設定することをお勧めしま
す。
センサは調整済みで、操作できる状態です。図 C および G を参照し、機能点検してく
ださい。スイッチング出力が図 C のように動作しない場合、使用条件を確認して下さ
い。故障診断の項を参照してください。
Image 47: C
コミッショニング
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Image 48: G
83 追加機能
GRSE18 センサにはテスト入力(接続図 [B] では「TI」)機能があり、これでセンサが正常
に動作しているかどうか確認することができます:LED 表示灯付きのケーブルソケットを使
用する場合、TI がそれに応じて割り当てられていることを確認してください。
投光器と受光器の間に対象物があってはなりません。テスト入力を有効にします(接続図
[B] を参照、TI 0 V)。投光 LED がオフになる、または対象物の検出がシミュレートされ
ます。図 C および G を参照し、機能点検してください。スイッチング出力が図 C のように
動作しない場合、使用条件を確認して下さい。故障診断の項を参照してください。
84 故障診断
85 には、センサが動作しなくなった場合の対策が示されています。
85
Tab_エラー診断
LED 表示灯/故障パターン /
LED indicator/fault pattern
原因 /
Cause
対策 /
Acción
緑色の LED が点灯しない /
Green LED does no
t light up
無電圧、または電圧が限界値以
/
No voltage or voltage below the
limit values
電源を確認し、すべての電気接
続(ケーブルおよびプラグ接
続)を確認します /
Check the power supply, check all
electrical connections (cables and
plug connections)
緑色の LED が点灯しない /
Gr
een LED does no
t light up
電圧がきていない又は不安定 /
Voltage interruptions
安定した電源電圧が供給されて
いることを確認します /
Ensure there is a stable power
supply without interruptions
緑色の LED が点灯しない /
Green LED does no
t light up
センサの異常 /
Sensor is faulty
電源に問題がなければ、センサ
を交換します /
If the power supply is OK, replace
the sensor
緑色の LED が点灯、対象物が検
出された際に出力信号がない /
Green LED lights up, no output sig‐
nal when object is de
tected
テスト入力(TI)が正しく接続
されていない /
Test input (TI) is not connected
properly
TI の接続に関する注意事項を参
照してください /
See the note on connecting the TI
Irrtuemer | SICK 47
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LED 表示灯/故障パターン /
LED indicator/fault patt
ern
原因 /
Cause
対策 /
Acción
黄色い LED
が点滅 /
Yellow LED f
lashes
センサは操作可能状態ですが、
動作条件に問題があります /
Sensor is still ready for operation,
but the operating conditions are
not ideal
動作条件を確認します: 投光光
軸(投光スポット)が受光器の
受光部分に当たるようにしま
/ 光学面を清掃する / 感度を
再調整する(感度調整ボリュー
ム) / 感度調整ボリュームが最
大感度に設定されている場合:
投光器と受光器の間隔を狭め
て、図 E と照合して確認しま
/ 検出範囲を確認し必要に応
じて調整します、図 E を参照 /
Check the operating conditions:
Fully align the beam of light (light
spot) with the receiver. / Clean
the optical surfaces / Readjust
the sensitivity (potentiometer) / If
the potentiometer is set to the
max. sensing range: Reduce the
distance between the sender and
the receiver, and check against
Graphic E / Check sensing range
and adjust if necessary, see Gra‐
phic E
黄色い LED が点灯、光軸に対象
物がない /
Yellow LED lights up, no object in
t
he path of the beam
透過形光電センサの投光光軸
が、別の(隣接する)透過形光
電センサの受光器にあたる /
The beam of light of a photoelect‐
ric through-beam sensor hits the
receiver of another (neighbo‐
ring) photoelectric through-beam
sensor
透過形光電センサひとつおき
に、投光器と受光器の配置を入
れ替え、透過形光電センサ同士
の間に十分な間隔を空けます /
Swap the sender and receiver
arrangement at every
second photoelectric through-
beam sensor and ensure that
there is sufficient distance bet‐
ween the through-beam photo‐
electric sensors
86 解体および廃棄
センサは必ず該当国の規制にしたがって処分してください。廃棄処理の際には、できるだ
け構成材料をリサイクルするよう努めてください(特に貴金属類)。
87 メンテナンス
SICK センサはメンテナンスフリーです。
定期的に以下を行うことをお勧めしています:
1. 外部レンズの表面を清掃する
2. ねじ接続およびコネクタプラグの接続状態を点検する
機器を改造することは禁止されています。
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご了承くだ
さい。指定された製品特性および技術データは保証書ではありません。
Однолучевой фоторелейный барьер
Руководство по эксплуатации
解体および廃棄
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