スタンドへ設置するときの注意
VAD706 セットアップ・ガイドの指示どおりに設置してください。
正しく設置しないと、不安定な状態となって落下や転倒を引き起こし、けがをする恐れが
あります。
セットアップ・ガイド
ここで前半の組み立てが終わりました。
休憩はいかがですか?
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に本書と付属品の「安全上のご注意」と「使用上のご注意」(各取扱説
明書に記載)をよくお読みください。お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
© 2021 Roland Corporation
9
接続が完了したら『TD-50X クイック・スタート』の手順に従って電源を入れ、音が鳴るかを確認してください。
これでセッティングと接続が完了しました。
楽しいドラム・ライフを !
9
スネア(PD-140DS)、ライド・シンバル(CY-18DR)、ハイハット(VH-14D)の設定
1.
[ENTER]ボタンを押します。
DIGITAL TRIGGER IN 端子に PD-140DS、CY-18DR、VH-14D を初めて接続すると、以下の画面が表示されます。
画面に従って、PD-140DS をスネアに、CY-18DR をライドに、VH-14D をハイハットに設定します。
※ TRIGGER IN 端子に接続したパッドと同じトリガー・インプットに割り当てると、TRIGGER IN 端子に接続したパッドの音は出力されません。
2.
カーソル・ボタンで「PD140DS」、「CY18DR」または「VH14D」を選びます。
3.
[−][+]ボタンまたはダイヤルで、Assign(アサイン)を設定します。
PD140DS SNARE
CY18DR RIDE
VH14D HI-HAT
4.
[KIT]ボタンを押して、DRUM KIT 画面に戻ります。
9
トリガー・バンクを VAD706 に設定する
1.
[TRIGGER]ボタンを押します。
2.
PAGE[UP]ボタンを数回押して、最上部のページを表示します。
3.
[F1](BANK)ボタンを押します。
TRIGGER BANK 画面が表示されます。
トリガ ー・バ ンク・ナン バ ー
トリガー・タイプ
4.
トリガー・バンク・ナンバーにカーソルを合わせ 、[−][+]ボタンまたはダイ
ヤルでトリガーバンクを VAD706 に設定します。
5.
[KIT]ボタンを押して、DRUM KIT 画面に戻ります。
VAD706
4
CY-16R-T
PD-140DS
PDA100
CY-18DR
PDA140F
CY-16R-T
KD-222
VH-14D
TD-50X
PDA120
DBS-30
DCS-30 DCS-30
スネア(PD-140DS)をスネア・スタンドに取り付ける
スネア・スタンド(市販)に取り付けて使用してください。
※ 必ず 14 インチのスネアに対応した、スネア・スタンドをお使いください。
スネア(PD-140DS)の DIGITAL TRIGGER OUT 端子に、PD-140DS 付属
の接続ケーブルのプラグを差し込みます。
プ ロテクタ ー でロック
します。
接続ケーブル
プロテクター
DIGITAL TRIGGER OUT 端子
ベース・ドラム(KD-222)にキック・ペダルを取り付ける
フロア・タム(PDA140F)を設置する
フロア・タムに脚を取り付けます。
フロア・タムの脚の曲がった部分が、円周に対して
直角に外に出るように取り付けます。
真上から見た図
PDS-20
タム・ホルダー
ゆるむ
タム(PDA-100 / PDA120)を
取り付ける
1
同梱物を確認しよう
パッケージを開けたら、すべてのものが入っているか確認してください。不足してい
る場合は、お買い上げになった販売店にお問い合わせください。
VAD706
注意
• 設置するときは、スタンドの三脚を十分に開いて使用してください。三脚の開
き具合が不十分だと、適切な安定性が得られない場合があります。
• ブーム・アームを長く引き出して使用するときは、シンバルが三脚のうち 1 本
の脚の真上にくるようにすると安定性が増します。
• タム・ホルダーにタムを取り付けるときも同様に、タムが三脚のうち 1 本の脚
の真上にくるようにすると安定性が増します。
• タムやシンバルの高さや角度を調節するときにノブをゆるめると、パイプやパッ
ド類の落下によって指をはさむ恐れがあります。片手でタムやパイプ、シンバル・
マウントを支えながらゆっくりとノブをゆるめてください。
• 転倒や落下を防止するため、ノブにゆるみがないように締めてください。また
ノブ
3
とノブ
D
で角度を調節するギアは、しっかりかみ合わせた状態で固定し
てください。
ス タンド
各パ ーツを取り付けよう
クラッシュ・シンバル(CY-16R-T)とライド・シンバル(CY-18DR)を取り付ける
* 5 1 0 0 0 7 1 9 5 8 - 0 2 *
VAD706-1
□ TD-50X(ドラム音源)× 1
□ PD-140DS(デジタル・スネア)× 1
□ CY-18DR(デジタル・ライド)× 1
□ VH-14D(デジタル・ハイハット)× 1
□ CY-16R-T(クラッシュ 1、2)× 2
□ 取扱説明書
□ VAD706 セットアップ・ガイド(本書)
□ TD-50X クイック・スタート
□ PD-140DS 取扱説明書
□ CY-18DR 取扱説明書
□ VH-14D 取扱説明書
□ CY-16R-T 取扱説明書
※ TD-50X、PD-140DS、CY-18DR、VH-14D、CY-
16R-T の付属品は、それぞれの梱包箱に入っていま
す。
VAD706-2
□ PDA100(タム 1)× 1
□ PDA120(タム 2)× 1
□ PDA140F(タム 3)× 1
□ 取扱説明書
□ PDA100 / PDA120 / PDA140F 取扱説明書
※ この パッケージには、 キック・ペ ダ ル 、 ハイハット・スタン
ド、スネア・スタンドは含まれていません。市販のものを
お使いください。
DTS-30S(ドラム ・スタンド)
※ DTS-30S の付属品は、「DTS-30S 取扱説明書」を見
ながら確認してください。
KD-222(ベース・ドラム)
※ KD-222 の付属品は、「KD-222 取扱説明書」を見な
がら確認してください。
1.
シンバル・マウントの山部分とシンバル底面の谷部分
が合うように載 せます。
2.
適度な揺れが得られるように、シンバル・ナットを締め
ます。
※ ドラム・スタンドに付属のシンバル・ナットとフェルト・ワッ
シャーをお使いください。
ライド・シンバル(CY-18DR)の DIGITAL
TRIGGER OUT 端子に、CY-18DR 付属の
接続ケーブルのプラグを差し込みます。
プロテクターで
ロックします 。
接続ケーブル
プロテクター
DIGITAL TRIGGER OUT 端子
Roland ロゴが演奏者
から見て奧側に
シンバル・ナット
フェルト・ワッシャー
山部分
3
ハイハット(VH-14D)を組み立てよう
『VH-14D 取扱説明書』の手順に従って、ハイハットを組み立ててください。
1.
ボトム・シンバルをシンバル・ロッドに通してハイハット・
スタンドのシンバル受け部分のフェルト部品(あるいはゴ
ム部品)の上に載せます。
ハ イ ハ ット ・ ス タ ン
ドのフェルト(ゴム)
部品
2.
クランプの端をボトム・シンバル金属部分の溝に通し、
クランプを十分な力で下に引っ張りながら、ドラム・キー
で固定します。
下に引っ張
りな がらドラ
ム・キーで
締め付ける
クランプ
3.
ボトム・シンバルのリンク端子 A/B にトップ・シンバルの
リンク・ケーブル A/B を接続します。
横から見た図
手前の
ケーブル
奥の
ケーブル
VH-14D の組み立て
所要時間:約
10
分
2
ドラム・スタンド(DTS-30S)をセッティングしよう
※ シンバル・マウントやタム・ホルダーなどの先端はとがっています。取り扱いに注意して作業してください。
※ スタンドのセッティングや収納をするときは、スタンドを持っている指をはさまないように注意してください。
セッティングの手順
図 の ように ス タンドを セッティン グしま す 。
脚部の開き具合を
調節します。
ノブ
1
ノブ
2
ノブ
3
スタンドの高さを調節
します。
ブーム・アームの位置
や角度を調節します。
ノブ
4
シンバル・マウントの
角度を調節します。
ブーム・アーム
シンバル・
マ ウ ント
シンバル・ナット
回り止め(V シンバル専用)
フェルト・ワッシャー
ブーム・スタンド(DBS-
30)
タム・ホルダー
ノブ
4
シンバル・
マ ウ ント
ノブ
2
スタンドの 高 さ を 調
節します。
ノブ
3
ブーム・アームの位置や角度
を調節します。
シンバル・マウントの
角度を調節します。
ブーム・アーム
シンバル・ナット
回り止め(V シンバル専用)
フェルト・ワッシャー
脚部の開き具合を
調節します。
ノブ
1
ノブ
5
ブーム・アームの高さを調節
します。
ノブ
6
タム・ホルダーの高
さを調節します。
ノブ
7
タム・ホルダーに取り
付けたタムの角度を
調節します。
コンビネーション・スタンド
(DCS-30)
同梱物の確認
所要時間:約
40
分
各パーツの取り付け
所要時間:約
40
分
ドラ ム・ スタ ンドの セッティン グ
所要時間:約
20
分
ドラム音源(TD-50X)を取り付ける
音 源 マ ウ ン ティン グ・
プレ ート
狭い
広い
クランプにマウンティン
グ・プレートを差し込み、
クランプ・ノブを回して、
マウンティング・プレート
を固定します。
1.
レッグ固定用ノブをゆるめ、レッグの角度を調節してから
レッグ固定用ノブを締めます。
レッグの長さが左右均等になるように、ドラム・キーを使っ
てロッドの長さを調節します。
レッグ固定用ノブ
ロッド
2.
設置場所に合わせて、レッグの先端(スパイク/ラバー)
を調節します。
スパイク
柔らかい床面
カ ー ペット な ど
ラバー
固い床面
フロ ーリン グ 、コンクリートなど
フット ・ ナ ット を ゆ る め 、 フ ット を 回 し て 上 に 動 か す と 、 ス
パイク部分が出ます。
フット ・ ナ ット を 締 め る と 、 フ ット の 位 置 を 固 定 で き ま す 。
フット ・ ナ ット
フット
スパイク
スパイク ラバー
※ スパイクの先端はとがっていますので、取り扱いに注意し
てください。
※ フローリングなどの床の上でスパイクを使うと、傷をつけ
る恐 れがあります。
3.
キック・ペダルの取り付け位置に、ウッド・フープ・プロ
テクターを貼ります。
バター・フープの両面に貼る
4.
キック・ペダルを取り付けます。
ビーターがバター・ヘッドの打面中央に当たるようにキッ
ク・ペダルの取り付け位置を調節し、キック・ペダルと
KD-222 を確実に固定します。
※ 指をはさまないよう、十分に注意してください。
キック・ペダルを取り付けたあと、必要に応じ
てレッグの角度やロッドの長さを調節してくだ
さい。
打面中央に当たるように
組み立てと接続
所要時間:約
130
分
ノブ
C
マウンティング・プ
レートを締め付け
る/取りはずしま
す。
ノブ
B
スタンドの 高 さ を
調節します。
ノブ
A
脚部の開き具合を
調節します。
ノブ
D
取り付けた製品の傾
きを調節します。
マウン ティン グ・プ レート
製品に取り付けてからスタン
ドに取り付けます。
スタンドにマウ
ンティング・プ
レートを 取り付
けます。
クランプ
パッド・スタンド(PDS-
20)
ドラム音源(TD-50X)をマウントするために使
用します。
VH-14D の DIGITAL TRIGGER OUT 端子に、
VH-14D 付属の接続ケーブルのプラグを挿し込み
ます。
接続ケーブル
プロテクター
プロテクターでロックします。
※ 演奏中は常に、図のようにトップ・シンバルとボ
トム・シンバルのマーク(●)の位置を合わせ
ておいてください。マークがずれると誤動作を
することがあります。
ハイハット(VH-14D)を設置する
ケーブル・タイでケーブルをスタンドに固定して
ください 。
CR1
(BOW/EDGE)
CR2
(BOW/EDGE)
(RIDE)T1 T2
T3
KIK
(HI-HAT)
(SNARE)
※ 同梱されている 2 台の DCS-30 は左右対称になっています。タム・
ホルダーが内側、シンバル・マウントが外側になるようにセッティング
してください 。
※ 組み立てるときに、リンク・ケー
ブルを強く引っ張らないようにして
ください 。
※ 上下のハイハットがスムーズに開
閉できることを確認してください。
正面から見た図
※ タム・ホルダーが内側、シンバル・マウントが外側になるようにセッティングしてください。
パッドとドラム音源の接続
所要時間:約
20
分
5
パッドとドラム音源を接続しよう
接続の手順
接続したケーブルは、演奏の妨げになら
な い ように 、 各 ス タ ンドの ケ ー ブ ル ・ク
リップで固定してください。
ケ ー ブ ル・
クリップ
ケーブル
1.
スタンド(DTS-30S)に同梱されているケーブルの、I 型
プラグをドラム音源(TD-50X)に接続します。
2.
ケーブルの L 型プラグを各パッドに接続します。
ケーブルを接続するときは、ケーブル両端のマーキング・ラベ
ルをご覧ください。
マーキング・ラベル KIK T1 T2 T3
TRIGGER IN 端子 KICK TOM 1 TOM 2 TOM 3
マーキング・ラベル CR1 CR2
TRIGGER IN 端子 CRASH1 CRASH2
L 型プラグ
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
PD-140DS(スネア)、CY-18DR(ライド)、
VH-14D(ハイハット)の接続
TD-50X の DIGITAL TRIGGER IN
端子に、接続ケーブルのプラグを差
し込みます。
※ 1 〜 3 のどこに接続しても構いま
せん。
注意
CY-16R-T はクラッシュ・シンバルとして使用
します。 ベル・ショットはできません。
プラグ
&
BOW/EDGE
OUTPUT 端子
※ BELL OUTPUT 端子
は使いません。
※ T4、AX1、AX2、AX3、AX4 は拡張用のケーブルになります。必要に応じて使用し
てください。
※ 拡張用のケーブルを使用しない場合は、ドラム音源に接続しないでください。
VAD706
正面から見た図
CR1
BOW/EDGE
OUTPUT 端子
※ BELL OUTPUT 端子は、
使いません。
CR1、CR2
プラグ
ケーブル
接続ケーブル
(スネア、ライド、ハイハット用)
KIK
ケーブルの先に付いているラベル
CR1
ライド
スネア
ハイハット
T3
T2 T1
KIK
OUTPUT 端子
打面側
TD-50X
ケーブルは、演奏の妨げに
ならな いように、 ベ ース・
ドラムの下を通してくださ
い。
CR2
9
ハイハット(VH-14D)の調整
VH-14D を使用するときは、接続したあとに必ず TD-50X でオフセットとハイハットの調整をしてください。
オープン、クローズやペダルの動きを正しく検出するために必要です。
注意
※ ご使用の年月とともに、パッドのゴム表面が変色することがありますが、
使用上には影響ありません。
※ ハイハットの詳細については、「VH-14D 取扱説明書」をご覧ください。
ケーブルの固定方法
ケーブル・タイで
ケーブルを固定する
ケーブ ルにゆとりを
もたせる
突起を手前に
パイプに巻き、滑り落ち
ないように締め付ける
ケーブルに巻き付ける
突起に穴を
引っかけて固定
1.
TD-50X の[TRIGGER]ボタンを押します。
2.
PAGE[UP]ボタンを数回押して、最上部のページを
表示します。
3.
[F4](HI-HAT)ボタンを押します。
TRIGGER HI-HAT 画面が表示されます。
4.
[F5](OFFSET)ボタンを押します。
VH OFFSET ADJUSTMENT 画面が表示されます。
5.
VH-14D のクラッチ・スクリューをゆるめ、ハイハットを
閉じた 状態にします 。
※ ハイハット本体やペダルには触らないでください。
クラッチ・スクリュー
6.
[F5](EXECUTE)ボタンを押します。
約 3 秒でオフセットが自動的に調整されます。
調整が完了すると、[TRIGGER]ボタンが点滅から点灯
に変わります。
メモ
TD-50X の[KIT]ボタンを押しながら[TRIGGER]ボ
タンを押して、オフセットを調整することもできます。
VH-14D とドラム音源の初回接続時は、トリガー・パラ
メーターに推奨値が設定されます。VH-14D の取り付け
かたやセッティングする位置など、使用される環境によっ
てトリガー・パラメーターの調整が必要な場合がありま
す。設定方法は、各ドラム音源の取扱説明書をご覧くだ
さい。
オ フ セ ット を 調 整 す る
ハイハットを調整する
1.
トップ・シンバルとボトム・シンバルの間隔を 10mm 程度に
調節し、クラッチ・スクリューを締めつけます。
クラッチ・スクリュー
10mm
※ 間隔は演奏しやすい距離に調節できますが、狭すぎたり広すぎ
たりすると誤動作を起こし、思いどおりに演奏できないことがあ
ります。10mm が最も自然な感じで VH-14D を演奏できる間
隔です。
2.
ペダルのバネのテンションを、ハイハット・スタンドで調節しま
す。
テンションの調節方法については、お使いのハイハット・スタンド
の取扱説明書をご覧ください。
※ バネのテンションが強すぎたり弱すぎたりすると、誤動作を起こ
し、意図した演奏ができないことがあります。
※ スタンドによっては、調節できない場合もあります。
マーキング・ラベル