インストールとセットアップガイド
3 アレイケーブルの接続
表 3: ネットワークについての推奨事項
推 奨 事 項 説 明
異 なるネットワークスイッチ
への複 数 のネットワーク
接 続
帯 域 幅 と可 用 性 を向 上 させるには、各 コントロールモジュールを 2 つの異 なるスイッチに接
続 します。
これらのスイッチは、スイッチ間 リンクを使 用 して、またはスタッキング機 能により接 続 されてい
る必 要 があります。これらのリンクには、iSCSI トラフィックを処 理 するために十 分 な帯 域 幅が
必 要 です。スイッチ間 リンクのサイズ調 整の推 奨 事 項は『EqualLogic Configuration Gui-
de』( EqualLogic 構 成 ガイド) で確 認 してください。
デルでは、業務 の高 可 用性 の必 要 性 に応 じて、スパニングツリーの影 響 を減らすために、高
帯 域 幅 のポート リンクアグリゲーション、または VLT、vPC、MLAG などのマルチパスプロトコル
をお勧 めします。
ネットワークインタフェースの接 続 後 に、Group Manager の GUI または CLI を使用して、IP ア
ドレスとネットマスクを各 インタフェースに割 り当 てます。
管 理 ネットワーク( オプシ
ョン)
両 方 のコントロールモジュールにある管 理 ポートを 10/100 Mbps ネットワークスイッチに接 続 し
て、管 理 トラフィックを iSCSI トラフィックと分 離 します。
グループ IP アド レス( ホス
ト) へのアクセス
マルチサブネットグループでは、構 成されている各ネットワークインタフェースが、グループ IP ア
ドレスがあるサブネットにアクセスできる必 要 があります。
エンド ノード に接続 するス
イッチポートの STP 機能
を無 効 にする
なるべく、エンドノード ( iSCSI イニシエータまたはアレイネットワークインタフェース) に接 続 するス
イッチポートではスパニングツリープロトコル( STP) を使用 しないでください。
STP または RSTP( STP が望 ましい) を使用 する必要 がある場 合には、リンクの起 動 時 にポー
トを即座 に STP 転 送 状 態に移 行 させるポート設 定 ( 一 部のスイッチで使 用 可能 ) を有効 に
する必要 があります。この機 能 は、デバイスの再 起 動時 に発 生 するネットワークの中 断 を低
減 できます。エンドノードに接続 するスイッチポートでのみ有効 にしてください。
スイッチ間 の単 一ケーブル接 続 にはスパニングツリーを使 用 し、スイッチ間 の複 数ケーブル接
続 にはトランキングを使用 することができます。
スイッチとNIC でフ
ロー制 御 を有 効 に
する
iSCSI トラフィックを処 理 する各 スイッチポートと NIC でフロー制 御 を有 効 化 し
ます。PS Series のアレイは、フロー制 御 に正 しく応答 します。
最小および推奨されるケーブル構成
シングルコントロールモジュールアレイでは、Ethernet 0 に少なくとも 1 つのネットワーク接続が確立されている必
要があります。ただし、単一のネットワーク接続は、障害ポイントとなる可能性があります。利用可能なすべて
のイーサネットポート を、インタースイッチリンクを使用して接続された、別々のネットワークスイッチに接続すること
をお勧めします。
デュアルコントロールモジュールアレイの場合は、少なくとも、ネットワークケーブルを両方のコントロールモジュール
の Ethernet 0 に接続してから、ケーブルを別のネットワークスイッチに接続します。
ネットワーク帯域幅と可用性を最大にするために、4 本のネットワークケーブルを使用して、両方のコントロール
モジュールの Ethernet 0 および Ethernet 1 を、違うネットワークスイッチに接続することをお勧めします。スイッチ
は、十分な帯域幅を持つインタースイッチリンクで接続する必要があります。図 5 を参照してください。
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