Hilti DD 110-W 取扱説明書

カテゴリー
パワーツール
タイプ
取扱説明書
DD 110-W
409998
ja
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
1
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
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6
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
オリジナル取扱説明書
DD 110‑W ダイアモンドコアドリル
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、 本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 3
2 製品の説明 4
3 アクセサリー 5
4 製品仕様 6
5 安全上の注意 7
6 ご使用前に 9
7 ご使用方法 12
8 手入れと保守 14
9 故障かな? と思った時 15
10 廃棄 16
11 本体に関するメーカー保証 17
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 17
1 この数字は該当図を示しています。 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
この説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
DD 110-W ダイアモンドコアドリルを指しています。
各部名称、 操作部/表示部名称 1
DD 110‑W ダイアモンドコアドリル
@
サイドハンドル
;
ギア選択スイッチ
=
ギア部
%
モーター
&
カーボンブラシカバー
(
サービスインジケーター
)
ON/OFF スイッチ
+
グリップ
§
漏電遮断機付き電源コード
/
チャック
:
盗難防止インジケーター (オプション)
·
ウォータースイベル
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手
袋を着用し
てください
粉じんの多
い作業にお
いて
は、 防じん
マスクを着
用してくだ
さい
安全靴を着
用してくだ
さい
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
ja
3
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
略号
ロックシン
ボル
盗難防止シ
ステム搭載
サービスイ
ンジケー
ター
毎分回転数
毎分回転数 リサイク
ル規制部品
です
本体に関して
湿式で使用する場合の上向きの穿孔作業は禁じられてい
ます
本体に関して
必ず正常に作動する漏電遮断機を使用してください。
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしてお
き、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してくださ
い。
機種名
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
DD 110‑W は、 持ち式の電動ダイアモンドコアドリルで、 レンガへの乾式穿孔やコンクリートおよび石材への湿
式穿孔に適しています。
湿式穿孔モードでの上向きの作業は、 決して行わないでください。
通電性のある粉じんを発生させる母材 (マグネシウム等) 穿孔は、 行わないでください。
本体を使用する際は、 ヒルティ集じん機 VC 20‑U/UM、 VC 40‑U/UM、 VCU 40、 VCU 40‑M または VCD 50 等、
移動式吸じん装置をできるだけ使用してください。
けがの可能性を防ぐため、 ヒルティ純正のコアビットと DD 110-W アクセサリーのみを使用してください。
ご使用になるアクセサリーの安全および操作上の注意事項にもご留意ください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修 改築 新築工事などが考えられます。
本体を接続する主電源が銘板に表示されている電圧、 周波数と一致することを必ず確認した上で使用してください。
健康を損なう恐れのある母材 (アスベストなど) への加工は許されません。
本体の加工や改造は許されません。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 アクセサリーや先端工具のみを使用してください。
本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
2.2 各種装置での使用
DD 110‑W の穿孔の種類 コアビット 穿孔方向 母材
湿式穿孔
25… 132 mm
(1"...5¼")
上向きは不可
コンクリート
乾式穿孔
16… 162 mm
(⁵⁄₈"...6½")
全方向
石材 (ケイ灰レンガ、
レンガ等)
ja
4
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2.3 コアビット径と対応するギア
ギア
PCM コアビット
乾式
HDM コアビット
乾式
HWC コアビット
湿式
無負荷回転数
1 42… 162 mm
(1⁵⁄₈" ... 6¹⁄₂")
102… 162 mm
(4" ... 6¹⁄₂")
122… 132 mm
(4¾"...5¼")
650/min
2 16… 87 mm
(⁵⁄₈" ... 3¹⁄₂")
25… 112 mm
(1"...4½")
1,380/min
2.4 盗難防止 TPS(オプション)
本体にはオプションで 「盗難防止システム TPS」 を取り付けることができます。 本体に盗難防止システムが取り
付けられている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解除して使用することができます。
2.5 本体標準セット構成品
1 サイドハンドルおよびチャック付き本体
1 取扱説明書
1 本体ケースまたはカートン梱包
2.6 延長コードを使用する場合
使用の目的に応じて、 分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。
推奨する最低導体断面積および最大コード長
導体断面積
1.5 mm² 2.0 mm² 2.5 mm² 3.5 mm²
主電源電圧 100 V
推奨できない 推奨できない 推奨できない
40 m
主電源電圧 110 ... 120 V
推奨できない 推奨できない
30 m
主電源電圧 220 ... 240 V
30 m 50 m
導体断面積が 1.25 mm² の延長コードは使用しないでください。 必ずアース線付きの延長コードを使用してくださ
い。
2.7 発電機、 変圧器を使用する場合
本体は下記の条件を満たした場合、 発電機および変圧器で使用することができま 本体の銘板に記された出力
2 倍以上の出力 ワット) があること、 作動電圧が常に定格電圧の + 5 % ... 15 % であること、 周波数が 50 ...
60 Hz であること、 して 65 Hz を超えないこと、 自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。
注意事項
他の工具を、 同時にスイッチオン/オフすることにより、 電圧降下あるいは過電圧が発生し、 本体に損傷を与える
ことがあります。 他の電動工具を、 同時に同じ変圧器、 発電機で使用しないでください。
3 アクセサリー
名称 商品番号、 製品の説
盗難防止システム TPS(カンパニーカード、 ンパ
ニーリモート、 およびロック解除キ TPS-K 付き)
オプション
集じん装置
315773
チャック M16
315774
チャック BI+
315791
チャック BR
315792
チャック BT
315793
水流計
305939
キータイプチャック
315794
ja
5
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名称
商品番号、 製品の説
クイックリリースチャック
315795
ソケットカッター用コネクションエンド M27
315805
ソケットカッター用コネクションエンド BI+
315806
コアビット用コネクションエンド M27
315807
コアビット用コネクションエンド BI+
315824
サイドハンドル
315825
集じん装置コアビット用コネクションエンド BI+ 付き
315826
集じん装置コアビット用コネクションエンド M27
付き
315827
集じん装置ソケットカッター用コネクションエン
ドBI+
315828
集じん装置ソケットカッター用コネクションエン
ドM27
331621
ソケットカッターセンタリングサポート
281318
ソケットカッター BI+ センタリングサポート
209661
4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
技術情報
x幅x高
457 mm x 120 mm x 170 mm
重量 (EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)
5.7 kg
絶縁クラス
I
注意事項
本体は様々な電圧仕様で製作しています。 銘板に記載されている本体の定格電圧と定格電力の表示を確認してくださ
い。
定格電圧
[V]
100 110 110 120 220 230 240
周波数 [Hz]
50… 60 50 60 60 50/60 50… 60 50
定格電力
[W]
1,450 1,600 1,570 1,600 1,600 1,600
定格電流
[A]
15 15.4 15 14.1
7.7
7.4 7.1
無負荷回
転数 1
[/min]
650 650 650 650 650 650 650
無負荷回
転数 2
[/min]
1,380 1,380 1,380 1,380 1,380 1,380 1,380
注意事項
本説明書に記載されている振動レベルは、 EN 60745 に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。 電動工具
を比較するのにご使用いただけます 振動負荷の暫定的な予測にも適しています。 記載されている振動レベルは、
電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用したり、 異なる先端工具を取り付けて使
用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、 振動レベルが異なることがあります。 このような相
違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく高くなる可能性があります。 振動負荷を正確に予測するためには、
体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりま
せん。 このような相違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく低くなる可能性があります。 作業者を振動によ
ja
6
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る作用から保護するために、 他にも安全対策を立ててください (例 電動工具や先端工具の手入れや保守を行う、
手を冷やさないようにする、 作業手順の計画を立てるなど)
騒音/振動について (EN 60745‑2‑1 準拠)
サウンドパワーレベル
95 dB (A)
サウンドプレッシャーレベル。
84 dB (A)
定格騒音レベルに対する不確実性
3dB(A)
追加情報 3 軸の振動値 (振動ベクトル合計)
ケイ灰レンガへの穿孔 (乾式) PCM コアビット使
用、 a
h, DD
12.0 m/s²
ケイ灰レンガへの穿孔 (乾式) HDM コアビット使
用、 a
h, DD
5.8 m/
ンクリートへの穿孔 (湿式) HWC コアビット使
用、 a
h, DD
4.6 m/
不確実性 (K)
1.5 m/
5 安全上の注意
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない場
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 は、 お手持ちの電
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス) を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境 (可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 アースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 感電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 ンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体を
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしないで
ください。 電源コードを火気 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 感電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります。
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 電源に接続したりする
と、 事故の原因となる恐れがあります。
d) 電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キーや
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。
を安定させ、 にバランスを保つようにしてくださ
ja
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い。 これにより、 一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することに
より、 粉じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱い
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適し
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 動工具を使用し
ないでください。 スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止すること
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には、 子供の手の
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 お手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 スムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、作業
環境および用途に関してもよくご注意ください
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、 必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 穿孔機に関する安全上の注意
a) 打撃+回転の際は耳栓を着用してください。
音により、 聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
b) 本体には一緒に納品された補助ハンドルを使用し
てください。 これ以外のハンドルを使用すると
コントロールを失ってけがをする恐れがあります。
c) 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接
触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体
の絶縁されたグリップを持ってください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 手持ちで使用する場合には、 必ずグリップを両手で
掴んで本体を保持してください。 グリップ表面は乾
燥させ、 清潔に保ち、 オイルやグリスで汚さないよ
うにしてください。
b) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 作業される方は防じんマスクを着用しなければ
なりません。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
d) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、
に回転している先端工具に触れると負傷の原因とな
ります。
e) 作業中常に電源コード、 延長コード、(使用してい
る場合は) ウォーターホースが本体の背後にくる
ようにしてください。 これにより、 電源コードや
ホースによる作業中の落下を防ぐことができます。
f) ノロに皮膚が触れないようにしてください。
g) 先端工具の交換時には保護手袋を着用してくださ
い。 先端工具は使用することで高温になります。
h) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
i) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
j) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) 使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適
たヒルティ推奨の木材 / 鉱物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします 処理する母材につい
て、 各国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.3.2 電動工具の慎重な取り扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、クランプあるいは万力を使用してください。
の方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を両手
で自由に操作することができます。
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し、 チャッ
ク内にしっかりと固定されていることを確認してく
ださい。
ja
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c) 停電の際には、 本体のスイッチを切り、 電源プラグ
を抜いてください。 これで、 再び通電した時に本
体が不意に始動するのを防ぐことができます。
5.3.3 電気に関する安全注意事項
a) 作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、
ス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電
線に触れると、 本体の金属部分とケーブルが通電す
る可能性があります。 この場合、 感電による重大
な事故が発生する危険があります。
b) 本体を作動させる場合は、 必ず同梱の漏電遮断機
を使用してください (GB バージョンには必ず絶縁
変圧器を使用のこと ご使用前には毎回、 漏電遮
断機を点検してください。
c) 本体の電源コードを定期的に点検し、 コードに損
傷がある場合は資格のある修理スペシャリストに交
換を依頼してください。 電動工具の電源コードが損
傷した場合は、 承認済みの専用交換用電源コード
と交換してください。 交換用電源コードはヒルティ
サービスセンターにご注文ください。 延長コード
を定期的に点検し、 損傷している場合は交換してく
ださい。 作業中、 損傷した電源コード、 延長コー
ドには触れないでください。 不意に始動しないよう
に電源コードをコンセントから抜きます。 損傷し
た電源コードや延長コードは感電の原因となり危
険です。
d) 感電の恐れがあります。 アースされたパイプ、 ラジ
エーター、 電子レンジ、 冷蔵庫などに体が接触しな
いようにしてください。
e) アースの解除にアダプタープラグを使用しないでく
ださい。
5.3.4 作業場の安全確保
a) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康が
害される恐れがあります。
b) 粉じんが生じる作業では、 集じん装置を接続してく
ださい。 健康を損なう恐れのある母材 (アスベス
トなど) への穿孔は許されません。
c) 穴明け作業は現場監督者の許可を得て行ってくださ
い。 建物およびその他の構造物への穴明け作業、
特に鉄筋または鉄骨梁の除去は静力学に影響を及ぼ
します。
d) 滑り止めのついた履き物やブーツを着用し、 常に足
場をしっかりと確保してください。
e) 作業中の落下を防止するため、 常に電源コード、
長コード、 ウォーターホースが本体の背後にくるよ
うにしてください。
5.3.5 個人保護用具
使用者および現場で直近に居合わせる人々は、 本体使用
中は適した保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護
手袋、 安全靴、 防じんマスク (粉じんが生じる場合)
を着用してください。
6 ご使用前に
注意
電圧は銘板のデータと一致していなければなりません。
本体は電源に接続してはなりません。
危険
壁を穿孔して貫通させる場合は作業領域を壁の裏側よ
り支持してください。 母材またはドリル芯が後方に落
下する可能性があります。 天井を穿孔して貫通させる場
合は作業領域を下方より支持してください。 母材また
はドリル芯が落下する可能性があります。
注意
本体を搬送中に電源に接続しないでください。 不意に始
動しないように電源コードをコンセントから抜きます。
注意
けがの可能性を防ぐため、 ヒルティ純正のコアビット
DD 110-W アクセサリーのみを使用してください。
BI+ チャック付きドリルにはヒルティ純正のコアビット
のみが許可されます。
注意
先端工具は使用時または研磨時に高温になる場合があり
ます。 手に火傷を負う場合があります。 先端工具の交
換時には、 保護手袋を着用してください。
注意
本体およびダイアモンドコアビットは重いので注意して
ください。 身体の一部を挫傷する危険があります。
護ヘルメット、 保護手袋および安全靴を着用してくださ
い。
ja
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警告事項
電源コードとホースが回転部分と接触していないこと
を確認してください。
注意
本体作動中にギアを切り替えないでください。 回転が
止まるまでお待ちください。
6.1 乾式穿孔の準備
6.1.1 サイドハンドルの調整 2
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
1. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます
2. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
3. サイドハンドルのグリップを時計方向に回して、
しっかりと固定します。
6.1.2 ダイアモンドコアビットの取り付け 3
危険
損傷した先端工具は使用しないでください。 先端工具
を使用する際は、その都度まず折損や亀裂、 摩損あるい
は激しい摩耗のないことを確認してください。 損傷し
た先端工具は使用しないでください。 作業材料や折れ
た先端工具の破片が飛散して、 作業場外の人員にも負傷
を負わせる恐れがあります。
注意事項
切断性能あるいは穿孔能力の低下が認められるように
なったなら、 ダイヤモンドコアビットは直ちに交換す
る必要があります。 一般的に、 ダイヤモンドセグメン
トの高さが 2 mm 未満になったらダイヤモンドコアビッ
トを交換する必要があります。
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
注意
センタリングサポートがコアビットにしっかり取り付
られているか、 確認してください。
注意
センタリングサポートを使用する場合、 本体を母材に
付けずに無負荷回転させないでください。
注意事項
チャック BR、 BT M16、 M27 は、 対応したオープン
エンドレンチを使って作業します。
チャック、 アダプターおよび先端工具は、汚れがない状
態にしてください。
1. チャック (BI+) をオープンマークの方向に回して
開きます。
2. ダイアモンドコアビットを前から本体のチャック
(BI+) のギアに挿入し、 ギアが噛み合うまで回し
ます。
3. チャック (BI+) をクローズマークの方向に回して
閉めます。
4. ダイアモンドコアビットがチャックに確実に取り
付けられているか点検します (コアビットを引っ
張り、 前後左右に動かしてみます)
6.1.3 集じん装置の取り付け (オプション)
6.1.3.1 ソケットカッター 4
1. あらかじめセンタリングサポートの先端をソケット
カッター用コネクションエンドのストップ位置ま
で移動させます。
2. ダイアモンドコアビットの取り付けに応じたコネク
ションエンドをチャックに取り付けます。
3. ロックを押して、 集じん装置を本体方向に移動し
ます。
4. ソケットカッターをコネクションエンドに取り付け
ます。
5. 集じん装置をコアビットに届くまで先端工具方向に
押し、 ロックをソケットカッター方向に押して、
位置を固定します。
6. 集じん装置を本体とは別に回すことができるかどう
か、 確認します。
6.1.3.2 コアビット
1. ダイアモンドコアビットの取り付けに応じ、 集じ
ん装置装備のコアビット用コネクションエンドを
チャックに取り付けます。
2. コアビットをコネクションエンドに取り付けます。
6.1.4 穿孔速度の選択 5
注意
本体作動中にギアを切り替えないでください。 回転が
止まるまでお待ちください。
使用するコアビット径に応じてギアを選択します。 コア
ビットを手で回しながら、 ギア選択スイッチを推奨位置
に合わせます (製品の説明の章を参照)
6.1.5 ダイアモンドコアビットの取り外し
注意
先端工具は使用時または研磨時に高温になる場合があり
ます。 手に火傷を負う場合があります。 先端工具の交
換時には、 保護手袋を着用してください。
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
ja
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
注意事項
チャック BR、 BT、 M27、 M16 では、 チャックを固
定して、 適したオープンエンドレンチを使ってコアビッ
トを取り外します。
1. チャック (BI+) をオープンマークの方向に回して
開きます。
2. チャックの操作スリーブを矢印方向に引きます。
これによりコアビットがロック解除されます。
3. コアビットを取り外します。
6.2 湿式穿孔の準備
6.2.1 サイドハンドルの調整 2
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
1. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます
2. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
3. サイドハンドルのグリップを時計方向に回して、
しっかりと固定します。
6.2.2 給水コネクターの取り付け 6
危険
湿式穿孔モードでの上向きの作業は、 決して行わないで
ください。
注意
定期的にホースに損傷がないか点検し、 最大許容給水圧
6 bar を超えないことを確認してください。
注意事項
コンポーネントの損傷を防止するために、 真水または
汚れの粒子が含まれていない水のみを使用してくださ
い。
注意事項
本体のホースコネクターと給水ホースの間に水流計 (ア
クセサリー) を取り付けることができます。
1. 本体の給水コックを閉じます。
2. ホースコネクターに給水ホースを接続します。
6.2.3 ダイアモンドコアビットの取り付け 3
危険
損傷した先端工具は使用しないでください。 先端工具
を使用する際は、その都度まず折損や亀裂、 摩損あるい
は激しい摩耗のないことを確認してください。 損傷し
た先端工具は使用しないでください。 作業材料や折れ
た先端工具の破片が飛散して、 作業場外の人員にも負傷
を負わせる恐れがあります。
注意事項
切断性能あるいは穿孔能力の低下が認められるように
なったなら、 ダイヤモンドコアビットは直ちに交換す
る必要があります。 一般的に、 ダイヤモンドセグメン
トの高さが 2 mm 未満になったらダイヤモンドコアビッ
トを交換する必要があります。
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
注意
センタリングサポートがコアビットにしっかり取り付け
られているか、 確認してください。
注意
センタリングサポートを使用する場合、 本体を母材に
付けずに無負荷回転させないでください。
注意事項
チャック BR、 BT、 M16、 M27 は、 対応したオープン
エンドレンチを使って作業します。
チャック、 アダプターおよび先端工具は、汚れがない状
態にしてください。
1. チャック (BI+) をオープンマークの方向に回して
開きます。
2. ダイアモンドコアビットを前から本体のチャック
(BI+) のギアに挿入し、 ギアが噛み合うまで回し
ます。
3. チャック (BI+) をクローズマークの方向に回して
閉めます。
4. ダイアモンドコアビットがチャックに確実に取り
付けられているか点検します (コアビットを引っ
張り、 前後左右に動かしてみます)
6.2.4 穿孔速度の選択 5
注意
本体作動中にギアを切り替えないでください。 回転が
止まるまでお待ちください。
使用するコアビット径に応じてギアを選択します。 コア
ビットを手で回しながら、 ギア選択スイッチを推奨位置
に合わせます (製品の説明の章を参照)
6.2.5 ダイアモンドコアビットの取り外し
注意
先端工具は使用時または研磨時に高温になる場合があり
ます。 手に火傷を負う場合があります。 先端工具の交
換時には、 保護手袋を着用してください。
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
注意事項
チャック BR、 BT、 M27、 M16 では、 チャックを固
定して、 適したオープンエンドレンチを使ってコアビッ
トを取り外します。
ja
11
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
1. チャック (BI+) をオープンマークの方向に回して
開きます。
2. チャックの操作スリーブを矢印方向に引きます。
これによりコアビットがロック解除されます
3. コアビットを取り外します。
7 ご使用方法
警告事項
電源コードとホースが回転部分と接触していないこと
を確認してください。
危険
切り込みのあるコアビットを使って作業する場合、 指で
切り込みの中を触れないでください。
注意
本体および穿孔作業は騒音を発生させます。 耳栓を着
用してください。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場
合もあります。
注意
穿孔作業で危険な破片を飛散させることがあります。
片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。
護メガネおよび保護ヘルメットを着用してください。
警告事項
本体は、 その用途に応じて高いトルクを発生しま
す。 サイドハンドルを使用して、 本体を常に両手で
支えてください。 作業者は、 先端工具が突然噛んだ場
合に備えてください。
危険
先端工具が突然噛んだ場合に備え、 使用者は、 両足で
しっかり立ってください。
7.1 盗難防止 TPS(オプション)
注意事項
本体にはオプションで盗難防止システムを取り付けるこ
とができます。 本体に盗難防止システムが取り付けら
れている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解
除して使用することができます。
7.1.1 本体のロック解除
1. 本体に電源供給されているかどうか、 確認しま
す。 黄色の盗難防止保護ランプが点滅します。
これで本体は、 ロック解除キーからの信号を受信
可能な状態になります。
2. ロック解除キーまた TPS 時計のバックルを直
接ロックシンボルに近づけます。 本体がロック解
除されると、 黄色の盗難防止ランプが消灯します。
注意事項作業場所の移動や停電などのために電源ス
イッチを切った場合、 本体は約 20 分の間作動可能
状態に保たれます。 スイッチオフの時間がこれよ
り長くなると本体はロックされるので、 ロック解
除キーで新たにロックを解除してください。
7.1.2 本体の盗難防止機能の作動
注意事項
盗難防止システムの作動と使用法に関する情報は、 取扱
説明書 「盗難防止システム」 をご覧ください。
7.2 漏電遮断機をオンにして点検
(GB バージョンには絶縁変圧器を使用します)
1. 本体の電源プラグをアース接続部付きコンセントに
差し込みます。
2. 漏電遮断機 PRCD 「Reset」 ボタンを押します。
インジケーターが点灯します。
3. 漏電遮断機 PRCD 「TEST」 ボタンを押します。
インジケーターが消灯します。
4. 警告事項インジケーターが消灯しない場合、 本体
を使いつづけてはいけません。 本体の修理は必
ず認定サービスセンターにお申し付けください。
また、 必ず純正部品を使用してください。
漏電遮断機 PRCD 「Reset」 ボタンを押します。
インジケーターが点灯します。
7.3 集じん装置を使用した乾式穿孔
注意
作業中に集じん装置のホースを常に本体の背後にくるよ
うにして、 ホースがコアビットと接触しないようにして
ください。
注意
吸引した物質を廃棄するには、 集じん機の取扱説明書を
よくお読みください。
ja
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
注意事項
静電気帯電を防止するため、 静電防止集じん機を使用し
てください。
7.3.1 電動工具用コンセント装備の集じん機 7
注意
集じん装置を使った作業では、 切り込みのあるコアビッ
トを使用しないでください。
注意事項
オプションと記載した操作は、 2 つのパーツで構成さ
るセンタリングサポートを使用する際、 行います。
1. サイドハンドルをご希望の位置に合わせて固定しま
す。
2. センタリングサポートを取り付けます (オプショ
ン)
3. 本体の電源コードを集じん機のコンセントに差し
込みます。
4. 集じん機の電源プラグをコンセントに接続して、
漏電遮断機の 「Reset」 スイッチを押します。
5. 本体を穿孔箇所の中心に合わせます。
6. 電動工具の ON/OFF スイッチを押します。
注意事項集じん機は電動工具の始動後に遅れて始
動します。 電動工具の電源がオフになった後、
集じん機は遅れて電源オフとなります。
7. 穿孔開始時にはコアビットへの圧力を少なくし
す。 その後ビットの中心が定まったら増圧してく
ださい。 3 ... 5 mm の深さのガイドカットを行
ます (オプション)
8. ON/OFF スイッチを放して本体を保持し、コアビッ
トが完全に止まるまで待ちます (オプション)
9. ンタリングサポートをコアビットから外します
(オプション)
10. コアビットをガイドカットに合わせて、ON/OFF
イッチを押して、 穿孔を続けます (オプション)
7.3.2 電動工具用コンセント非装備の集じん機
注意
集じん装置を使った作業では、 切り込みのあるコアビッ
トを使用しないでください。
注意事項
オプションと記載した操作は、 2 つのパーツで構成さ
るセンタリングサポートを使用する際、 行います。
1. サイドハンドルをご希望の位置に合わせて固定しま
す。
2. センタリングサポートを取り付けます (オプショ
ン)
3. 集じん機の電源プラグをコンセントに接続して集じ
ん機を始動します。
4. 本体の電源プラグをコンセントに接続して、 漏電
遮断機の 「Reset」 スイッチを押します
5. 電動工具の ON/OFF スイッチを押します。
6. 穿孔開始時にはコアビットへの圧力を少なくし
す。 その後ビットの中心が定まったら増圧してく
ださい。 3 ... 5 mm の深さのガイドカットを行
ます (オプション)
7. ON/OFF スイッチを放して本体を保持し、コアビッ
トが完全に止まるまで待ちます (オプション)
8. ンタリングサポートをコアビットから外します
(オプション)
9. コアビットをガイドカットに合わせて、ON/OFF
イッチを押して、 穿孔を続けます (オプション)
10. 残っている母材を吸引するため、集じん機は本体よ
りも数秒長く作動させた後、 電源をオフにします。
7.4 集じん装置を使用しない乾式穿孔
注意事項
集じん装置無しで穿孔する場合、 切り込みのあるコア
ビットを使用してください。
注意事項
集じん装置を取り外す、 あるいは回転しないように固
定します。
注意事項
オプションと記載した操作は、 2 つのパーツで構成され
るセンタリングサポートを使用する際、 行います。
注意
ドリル芯を外す場合、 不意に始動しないように電源コー
ドをコンセントから抜きます。
危険
防じんマスクを着用してください。
注意事項
粉じんはあらゆる方向に飛散します。 穿孔、 特に上
向きの穿孔を集じん装置無しで行うのは、 非常にやり
づらく、 効率も良くありません。 したがって集じん装
置無しで上向きの穿孔を行うのは、 推奨できません。
乾式穿孔に適した集じん機を伴った装置の使用を推奨し
ます。
1. サイドハンドルをご希望の位置に合わせて固定しま
す。
2. センタリングサポートを取り付けます (オプショ
ン)
3. 電源プラグをコンセントに接続して、 漏電遮断機
「Reset スイッチを押します。
4. 本体を穿孔箇所の中心に合わせます。
5. 電動工具の ON/OFF スイッチを押します。
6. 穿孔開始時にはコアビットへの圧力を少なくしま
す。 その後ビットの中心が定まったら増圧してく
ださい。 3 ... 5 mm の深さのガイドカットを行い
ます (オプション)
7. ON/OFF スイッチを放して本体を保持し、アビッ
トが完全に止まるまで待ちます (オプション)
8. ンタリングサポートをコアビットから外します
(オプション)
9. コアビットをガイドカットに合わせて、ON/OFF
イッチを押して、 穿孔を続けます (オプション)
ja
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
7.5 湿式穿孔
警告事項
水があふれてモーターおよびエンドキャップまで流れな
いように注意してください。
警告事項
水が流れ出るのを抑えることができません。 上向きの穿
孔作業は絶対にしないでください!
注意事項
オプションと記載した操作は、 2 つのパーツで構成さ
るセンタリングサポートを使用する際、 行います。
1. サイドハンドルをご希望の位置に合わせて固定しま
す。
2. センタリングサポートを取り付けます (オプショ
ン)
3. 電源プラグをコンセントに接続して、 漏電遮断機
「Reset」 スイッチを押します。
4. 本体を穿孔箇所の中心に合わせます。
5. 給水コックを、 ご希望の水量に達するまでゆっく
り開きます。
6. 本体の ON/OFF スイッチを押します。
7. 穿孔開始時にはコアビットへの圧力を少なくし
す。 その後ビットの中心が定まったら増圧してく
ださい。 3 ... 5 mm の深さのガイドカットを行
ます (オプション)
8. ON/OFF スイッチを放して本体を保持し、コアビッ
トが完全に止まるまで待ちます (オプション)
9. ンタリングサポートをコアビットから外します
(オプション)
10. コアビットをガイドカットに合わせて、ON/OFF
イッチを押して、 穿孔を続けます (オプション)
7.6 スイッチオフ
注意
先端工具は使用することで熱くなるので、 先端工具の交
換時には保護手袋を着用してください。
注意
コアビットは、 粉じんあるいは水や穿孔した母材が詰
まっています。 穿孔した母材の重量が加わってもしっ
かり姿勢を保てるよう、 足場を確認してください。
1. ダイアモンドコアビットを穴から引き出します。
2. 本体スイッチをオフにします。
3. 本体の給水コック (取り付けられている場合)
閉じます。
7.7 コアビットが鉄筋を噛んだ場合の作業手順
コアビットが噛んだ場合、 使用者が本体を電源オフにす
るまでは、 スリップクラッチを作動させてください。
コアビットは以下の操作によって外すことができます。
7.7.1 オープンエンドレンチによるコアビットの取り
外し
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 適切なオープンエンドレンチを用いて、 コネク
ションエンドに近い部分でコアビットを挟み、
コアビットを回して取り外します。
3. 本体の電源コードをコンセントに差し込みます。
4. 穿孔工程を続けてください。
7.8 取り外し
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
1. コアビットの取り外しについては、「ダイアモンド
コアビットの取り外し」 を参照してください。
2. 必要な場合はコアを取り外します。
7.9 搬送および保管
本体を保管する前に、 給水コックを開いてください。
注意
温度が氷点下になった場合、 本体に水分が残っていない
ことを確認して下さい。
8 手入れと保守
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
8.1 先端工具と金属部品の手入れ
先端工具とチャックの表面に付着した汚れを取り除きま
す。 時折、 油を染みこませた布で表面を磨いて腐食か
ら守ってください。
コネクションエンドは常に清潔で薄くグリスを塗布し
た状態に保ってください。
8.2 本体の手入れ
注意
本体、特にグリップ表面を乾燥させ清潔に保ち、オイ
ルやグリスが付着していないようにしてください。
剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しない
でください。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ja
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。
8.3 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか定期的に確認してください。
パーツが損傷していたり、 装置が正しく作動しない場
合は、 本体を使用しないでください。 修理が必要な際
は、 弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
8.4 カーボンブラシを交換する 8
注意事項
カーボンブラシの交換が必要になると、 レンチシンボル
付きのインジケーターランプが点灯します。
危険
本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練され
た人のみに限ります。 これらの人は、 遭遇し得る危険
に関する情報を入手していなければなりません。 以下
の注意事項を守らないと、 危険な高電圧に触れる恐れが
あります。
1. 本体を主電源から切り離します。
2. モーターの左側と右側のカーボンブラシカバーを
開きます。
3. カーボンブラシが取り付けられているか、 確認し
てください。 本体から使用中のカーボンブラシを
取り出します。
4. 新品のカーボンブラシを、 古いカーボンブラシ
が取り付けられていた位置に正確に取り付けます
(交換パーツ番号 100 ... 127 V 39577、 220 ...
240 V 39576)
注意事項取り付け時にはコードの絶縁を損傷しない
ように注意してください。
5. モーターの左側と右側のカーボンブラシカバーをね
じ締めします。
注意事項カーボンブラシの交換が終了すると信号ラ
ンプは消灯します。
8.5 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 全ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
9 故障かな? と思った時
症状
考えられる原因 処置
本体が始動しない
主電源が供給されていない
別の電動工具をつなぎ、作動するか確
認する。 プラグ接続、 電線、 漏電遮
断機、 主電源を点検する
ON/OFF スイッチの故障
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
電源が供給されていない
電源コード、 集じん機 (使用されて
いる場合) 延長コード、 電源プラ
グ、 漏電遮断機を点検して、 必要に
応じて修理スペシャリストに交換を依
頼する
エレクトロニクスの故障
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
本体内に水の浸入 本体を乾燥させる。
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
本体が始動せず、 サービスイン
ジケーターが点灯
カーボンブラシの摩耗 カーボンブラシを交換する
以下の章を参照してください 8.4
カーボンブラシを交換する 8
本体が始動しない、 カーボンブ
ラシを交換済み、 サービスイン
ジケーターが点灯
本体に損傷がある。 ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する。
サービスインジケーターが点灯 カーブラ耗。 あと
の使用が可能
カーボンブラシを交換する
以下の章を参照してください 8.4
カーボンブラシを交換する 8
サービスインジケーターが点滅
回転数の不具合
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
ja
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Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
症状 考えられる原因 処置
本体が始動せず、 盗難防止イン
ジケーターが黄色に点滅
本体がロック解除されていない (オ
プションで盗難防止システムが搭載さ
れている場合)
本体をロック解除キーでロック解除す
る。
モーターは作動するが、 ダイア
モンドコアビットが回転しない
ギア選択スイッチが噛み合っていない ギア選択スイッチを噛み合うまで操作
する
ギア部の故障 ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
穿孔速度が低下する
ダイアモンドコアビットの目つぶれ ダイアモ研磨
研ぐ
ダイアモンドコアビットの目つぶれ
ヒルティに連絡して指示を受ける
コアがダイアモンドコアビット内で
引っ掛かっている
コアを外す
最大穿孔長に達している
コアを外し、 コアビット延長シャフ
トを使用する
ダイアモンドコアビットの故障 ダイアモンドコアビットに損傷がない
か点検し、 必要ならば交換する
スリップクラッチの作動が早すぎる、
またはずっとスリップしている
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
粉じんにより、 穿孔の進行が妨げら
れる
適した集じん装置を使用する
水圧/水量が過大
給水コックで水量を減らす
水量が少なすぎる
給水コックを開く
給水ホースを点検する
ダイアモンドコアビットを
チャックに挿入できない
コネクションエンド/チャックの汚れ
または損傷
コネクションエンド/チャックを清掃
し、 必要ならば交換する
穿孔システムの遊びが大きす
ぎる
コアビットがチャックにしっかりとね
じ込まれていない
しっかり締め付ける
コネクションエンドの故障
コネクションエンドを点検し、必要な
らば交換する
ウォータースイベルまたはギア
ハウジングから水が漏れ出る
水圧が過大
水圧を低くする
シャフトシールの故障
ヒルティサービスセンターに本体の修
理を依頼する
作動中、 チャックから水が漏れ
出る
コアビットがチャックにしっかりとね
じ込まれていない
しっかり締め付ける
コネクションエンド/チャックの汚れ
コネクションエンド/チャックを清掃
する
チャックまたはコネクションエンドの
シールの損傷
シールを点検し、必要ならば交換する
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 売店にお尋ねください。
ja
16
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
EU 諸国の
電動工具を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具
は一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
ノロを廃棄する場合の推奨前処理
注意事項
環境や健康の面について言えば、 穿孔粉じんの廃棄に問題が伴う可能性があります。 域で適用されている法規に
ついて当局に問い合わせてください。
ノロを廃棄する場合の推奨前処理
注意事項
環境面について言えば、 ノロを適切な前処理なしに、 そのまま河川、 湖水、 下水施設、 などに流すのは問題となり
ます。 地域で適用されている法規について当局に問い合わせてください。
1. ノロを回収してください 産業用湿式バキュームクリーナーを使用)
2. ノロを固まらせた後に固形物として建設廃棄物処理場に運んで処理してください (綿毛を加えると固形化が早ま
る)
3. ノロ (アルカリ、 ph > 7) から流れ出る水に酸性中和剤を加えるか、 あるいは多量の水を加えて中性化させて
から、 下水に流してください。
11 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称 ダイアモンドコアドリル
機種名
DD 110‑W
設計年
2008
この製品は以下の基準と標準規格に適合していること
を保証しま2006/42/EG、2004/108/EG2011/65/EU、
EN 60745‑1、 EN 60745‑2‑1、 EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Johannes Wilfried Huber
Head of BA Quality and Process
Management
Senior Vice President
Business Area Electric Tools &
Accessories
Business Unit Diamond
01/2012 01/2012
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
17
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
*409998*
409998
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423 / 234 21 11
Fax:+423 / 234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
W 3543 | 0514 | 00-Pos. 8 | 1
Printed in Germany © 2014
Right of technical and programme changes reserved S. E. & O
.
409998 / A4
Printed: 16.05.2014 | Doc-Nr: PUB / 5071663 / 000 / 03
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Hilti DD 110-W 取扱説明書

カテゴリー
パワーツール
タイプ
取扱説明書