干渉の問題が厄介なとき、PVX
™
p Sub側の平衡ケーブルでシールドグランド(XLRのピン#1)をリフトすると有効な
場合があります。これは簡単に行えます。PVXp Subに作り込まれたグランドリフトスイッチ(10)をアクティブにしま
す。ケーブルの取り付け、取り外しの前あるいはグランドをリフトする前には、入力の変化をよく確認し、必ずレベ
ルコントロールを下げてください。
PVX
™
p Subには良質のケーブルを使用することをおすすめします。このようなケーブルは普通、シールド性が高
く、良い材料が使われており、長期的な信頼性も高いからです。最適な選択肢はシールド平衡ケーブルで、PVXp
Subまでの長さが必要以上でないものです。通常、PVXp Subの入力側には緩みをもたせるのがいいでしょう。ま
た、転倒や、ポールの上でスピーカーを支えているときにPVXp Subが外れるのを防ぐため、ケーブルをテープで
固定するか、ケーブルガードの下に通すことをおすすめします。
レベルコントロールの調節
PVXp Subは、様々な用途で利便性を高めるため、入力にレベルコントロール(6)を備えています。レベルコントロ
ールを時計回りに回し切ると、ゲインは最大、入力感度は定格フル出力で 0.24 V RMSになります。
PVXp Sub のレベルコントロールは12時の位置の近くまたはプリアンプゲイン0 dBにセットすることをおすすめ
します。この設定の場合、入力感度はフル定格出力で約2.4ボルトRMSになります。これにより、PVXp Subは一般
的なパワーアンプ入力との対応が良くなります。
ミキシングボードで出力信号のクリッピングが表示される場合、PVXp Subの出力はクリーンに消化されていま
せん。PVXp Subに届く前の信号のクリッピングは最適な状態ではありません。PVXp Subのミキサー出力レベル
を下げ、レベル
コントロールを上げます。
PVXp Subのアンプは DDT
™
を備え、PVXp Sub DDT がオンになるとLEDインジケータが点灯します。 音(のコンプ
レッション)が重いと感じられる場合、このインジケータをチェックします。通常より赤く点滅する場合、ミキサー
からのドライブレベル(またはPVXp Subのレベルコントロール)を下げる必要があります。
はじめてサウンドシステムの電源を入れるときは、最初にアップストリームの電気系統をすべてオンにし、次に
PVXp Subを、そのレベルコントロールを反時計回りに(最後まで)回し切ってオンにします。ミキサー出力レベル
コントロールを下げ切った状態でレベルチェックから始めます。ゆっくりレベルを上げ、PVXp Subレベルコントロ
ールを目的の設定にします(はじめは半分のところまでセットすることをおすすめします)。
PVXp Subのレベルコントロールを上げ切り
、次にミキサーからのみレベルを調節しようとするのはおすすめで
きません。この方法は過度のノイズを拾う傾向があります。ベストな方法は、ミキサーからケーブルを通して"ホ
ット"な信号をPVXp Subに送り、次にPVXp Subレベルコントロールを、必要なフル出力に達するのに必要なだけ
上げることです。この方法では、ミキサー出力がクリッピングしていないことを確認する必要があります。
ハイパス出力(11 & 12)からのケーブル
フルレンジサテライトスピーカーをPVXp Subのハイパス出力(11 & 12)に接続するため望ましい方法は、サテライ
トスピーカーシステムに楽に届く長さより長くない平衡XLRケーブルを使用することです。
サテライトスピーカーがPVXp Subの上のポール上にある場合、6フィート(約1.8メートル)のケーブルは十分長く
なります。10フィート(約3 m)あるいは20フィート(約6 m)のケーブルも使用できますが、これより長いケーブルは
干渉を起こすことが多くなり、高周波成分がなくなるだけです。PVXp Subには良質のケーブルを使用することを
おすすめします。このようなケーブルは普通、シールド性が高く、良い材料が使われており、長期的な信頼性も高
いからです。通常、PVXp Subの入力側には緩みをもたせるのがいいでしょう。また、転倒や、ポールの上でスピー
カーを支えているときにPVXp Subが外れるのを防ぐため、ケーブルをテープで固定するか、ケーブルガードの下
に通すことをおすすめします。
PVXp SUBをPVXp SERIESパワードスピーカーと使用するための推奨設定
パワードPVX
™
pシリーズのフルレンジスピーカーを設置するのに理想的な場所は、PVXp Sub のポールの上で
す。これだけ近い距離では、次の設定から、クロスオーバー領域およびトーナルバランスの点で最適な結果が得
られます。
XLR出力(11 & 12)は12 dBパッドであり、これによりPVXp 12とPVXp 15でXLR入力を使用できます。通常これらはマ
イクレベル入力とみなしますが、PVXp Sub出力が上がっていると、PVXp パワードスピーカーにXLR入力を使用で
きます。