Bosch D-TECT 150CNT ユーザーマニュアル

  • こんにちは!ボッシュD-TECT 150 CNT コンクリート探知機の取扱説明書を読みました。このデバイスはコンクリート内部の鉄筋、配管、電線などを探知する機能を持ち、安全な作業に役立ちます。様々な探知モードや設定方法、トラブルシューティング情報など、この説明書に関するご質問にお答えしますので、お気軽にご質問ください。
  • 電池残量が少なくなったらどうすればいいですか?
    探知精度に影響を与える要因はありますか?
    探知できない場合の原因は何ですか?
    複数の対象物が重なっている場合、どう表示されますか?
    探知モードはどのように切り替えますか?
● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
取扱説明書
このたびは コンクリート探知機をお買い求めいただき 誠にありがとうご
ざいます。
● ご使用になる前に この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお
使いください。
お読みになった後は この 取扱説明書 を大切に保管してください
わからないことが起きたときは、 必ず読み返してください。
* 携帯電話からお掛けのお客様は、 TEL. 03-5485-6161
をご利用ください。 コールセンターフリーダイヤルのご利
用はできませんのでご了承ください。
(土・日・祝日を除く、 午前 9 00~午後 6 00)
ホームページ http://www.bosch.co.jp
〒150-8360  東京都渋谷区渋谷 3-6-7
電動工具事業部
コールセンターフリーダイヤル
コンクリート探知機
D-TECT 150 CNT
1 609 929 X00 (10.05)
1 609 929 X00
00-1 D-TECT150(改02) 表紙.ai 2011/01/18 14:13:4200-1 D-TECT150(改02) 表紙.ai 2011/01/18 14:13:42
00-2 D-TECT150(改 02) 目次 2011 1 18 日(火) 午後 2 14
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使用上のご注意
使用上のご注意 ···································· 2
本製品について
用 途 ············································ 4
各部の名称 ········································ 4
仕 様 ············································ 6
標準付属品 ········································ 8
使い方
作業前の準備をする ································ 9
作業する ·········································· 16
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 28
修理を依頼するときは ······························ 30
お手入れと保管
クリーニング ······································ 31
保 管 ············································ 31
01 D-TECT150(改 02) 安全編 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
2
1. ご使用前に、この『取扱説明書』よくお読みのうえ、指示に従
って正しく使用してください。
2. お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られるとこ
ろに、必ず保管してください。
3. 他の人に貸し出す場合は、いっしょに取扱説明書もお渡しくだ
さい。
4. 正確な探知を行うために、センサー探知面にステッカーを貼っ
たり、金属製のネームプレートを取り付けたりしないでくださ
い。
5. 使には、必本体を点検しください
損傷が見られる場合や外れた部品などがあると、正確な探知結果が得られ
ないことがあります。
6. 風雨にさらされたり、湿度の高いところに置かないでくださ
い。
7. 直射日光が当たったり、車中など高温になるところには置かな
いでください。
8. 液漏れによる腐食から守るため、長時間使用しない場合は、
体から電池を取り外してください。
9. 本体の持ち運びおよび保管には、付属のキャリングバッグを使
用してください。
01 D-TECT150(改 02) 安全編 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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10. 探知精度および探知能力は、強い磁場や電磁場を発生する他の
器具の付近や、湿度金属構造物金属箔を施した絶縁体、
るいは伝導性の壁紙タイルなど周りの状況に影響される場合
があります。天井・床面を穿孔、切削する前に、必ず本体
以外の情報(建物図面など)も参照してください。
11. 使用環境の温度や湿度が急激に大きく変化すると、探知精度お
よび探知能力が低くなる場合があります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
02 D-TECT150(改 02) 本製品について 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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用 途
コンクリートに埋設された鉄筋、プラスチックパイプ、配線および壁裏の
木材などの探知
穴あけ位置、深さの選定
各部の名称
本体
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
02 D-TECT150(改 02) 本製品について 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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ディスプレイ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
ディスプレイの表示
センサー探知面の先に対象物があるときには、本体探知領域(n)に表示されま
す。
対象物の近い表面から壁面までの深さが対象物までの深さ(a)に表示されま
す。
対象物材質(l)と対象物までの深さ(a)に表示されるのは、本体探知領域(n)
に黒で表示された対象物の表示です。
対象物材質(l)の表示
金属で帯磁するもの(鉄筋など)
金属で帯磁しないもの(銅管など)
非金属(木材やプラスチックなど)
材質不明
02 D-TECT150(改 02) 本製品について 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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通電線表示(m)の表示
通電
通電した対象物についてはそれ以外の特徴は表示されません。
通電中かそうでないか不明
三相交流電線は通電した導線と認識されない場合があります。
仕 様
型 番 D-TECT 150 CNT
探知対象物の中心における探知精度
(下図のa)
±5 mm (注)
探知対象物までの深さ精度(下図のb)
乾燥したコンクリート
打設後6か月以上経過している
コンクリートが目安となります
湿ったコンクリート
打設後1か月以上経過している
コンクリートが目安となります
±5 mm (注)
±10 mm (注)
対象物の最小探知可能間隔
(下図のc)
4 cm (注)
作業可能温度範囲 -10 ~ +50 ℃
保管可能温度範囲 -20 ~ +70 ℃
( )
( )
02 D-TECT150(改 02) 本製品について 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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探知できる対象物 各種金属
(鉄、ステンレス、銅、アルミニウムなど)
プラスチックパイプ
(内径 10 ㎜以上の水の入ったパイプ、
内径 20 ㎜以上の空洞のパイプ)
(非通電状態でも探知可)
三相交流電線
(電磁コンロ用など)
低電圧配線
(インターフォン、電話など)
空洞部分(ジャンカなど)
探知できる構造物 コンクリート
強化コンクリート
レンガ・ブロック・ALC
木材や石膏のボード
電 池 単3形アルカリ乾電池 4本
または
単3形充電式ニッケル水素電池
4本
連続使用時間
アルカリ乾電池 約5時間
充電式ニッケル水素電池 約7時間
防水・防塵規格 IP54
寸 法 220 × 97 × 120 mm
重 量 0.7 kg
(注)対象物の大きさや材質、探知対象面の材質や状態により異なります
02 D-TECT150(改 02) 本製品について 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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標準付属品
キャリングバッグ
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
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作業前の準備をする
電池をセットする
ディスプレイ⑫の電池残量(c)で、電池の残量を確認することができます。
電池残量が少なくなっているときは、早めに電池を交換してください。
1. 電池カバー⑥を矢印の方向に引
いて取り外します。
2. 右図のように電池の奥側を押し
て手前側を持ち上げ、電池を外し
ます。
3. プラス(+)極・マイナス(-)
極の向きを電池収納部内のマー
クに合わせて、電池をセットしま
す。
4. 電池カバー⑥を取り付けます。
5. 電池カバー⑥が確実に取り付けられているか、確認します。
電池交換の際は、必ずすべての電池を交換してください。異なったメーカーの
電池を同時に使用したり、アルカリ乾電池と充電式ニッケル水素電池を同時に
使用したりしないでください。
長期間使用しない場合は、本体から電池を取り外してください。長期間、電池
を入れたまま使用しないと、電池が腐食、放電することがあります。
03 D-TECT150(改 02) 使い方 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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電源の“入”“切”
入:「電源ボタン④」または「スタートボタン⑧」を押します。
LEDライト⑬が緑に点灯し、ディスプレイ⑫にスタート画面が表示さ
れます。
切:「電源ボタン④」を押します。
シグナル音を設定する
「シグナル音ボタン⑪」を押すと、シグナル音の“入”“切”が選択できます。
押すたびに、“入”“切”が切り替わります。
:シグナル音が鳴ります。
:シグナル音が鳴りません。
03 D-TECT150(改 02) 使い方 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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各種設定を変更する
表示言語、自動スイッチオフ、バックライト点灯時間など、各種の設定が変
更できます。
表示言語設定
ディスプレイの表示言語を、日本語と英語から選択できます。
工場出荷時は“日本語”に設定されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. “言語”にカーソルが合っていることを確認します。
合っていないときは、「セットアップボタン⑩」を繰り返し押して“言
語”にカーソルを合わせます。
3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、言
語を選択します。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
自動スイッチオフ設定
探知作業などを行わず、電源を入れたまま使用しないでいたとき、電源が自
動的に切れるまでの時間を設定します。
工場出荷時は“5分”に設定されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. 再度、「セットアップボタン⑩」を押して“自動スイッチオフ”にカ
ーソルを合わせます。
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3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、設
定したい時間を選択します。
押すたびに時間が変わります。
設定時間は、“1分”“2分”“5分”“10 分”“設定しない”から
選択できます。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
バックライト点灯時間設定
ディスプレイ⑫のバックライトが点灯している時間を設定します。
工場出荷時は“30 秒”に設定されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. 「セットアップボタン⑩」を繰り返し押して、“バックライト”にカ
ーソルを合わせます。
3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、設
定したい時間を選択します。
押すたびに時間が変わります。
設定時間は、“10 秒”“20 秒”“30 秒”“60 秒”“120 秒”“240 秒”
“常時点灯”から選択できます。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
バックライト照度設定
ディスプレイ⑫のバックライトの明るさを調節します。
工場出荷時は“最大”に設定されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. 「セットアップボタン⑩」を繰り返し押して、“バックライト照度”
にカーソルを合わせます。
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3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、設
定したい明るさを選択します。
押すたびに明るさが変わります。
設定は、“最大”“最小”“中間”から選択できます。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
シグナル音設定
シグナル音の鳴る場面を設定します
シグナル音が“切”になっているときは、設定できません。
工場出荷時は“対象物”に設定されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. 「セットアップボタン⑩」を繰り返し押して、“シグナル音”にカー
ソルを合わせます。
3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、シ
グナル音を選択します。
押すたびに表示が変わります。
設定は、“対象物”“通電線”“ボタン操作”から選択できます。
対象物・・・・・ボタン操作時または本体探知領域に対象物がある
場合にシグナル音が鳴ります。
また、通電した電線がある場合には、シグナル音
が短く繰り返し鳴ります。
通電線・・・・・ボタン操作時または通電線が探知された場合にシ
グナル音が短く繰り返し鳴ります。
ボタン操作・・・ボタン操作時にシグナル音が鳴ります。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
03 D-TECT150(改 02) 使い方 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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ディスプレイの表示を変更する
どの探知モードからもディスプレイの表示を変更できます。
「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を長押しすると、標
準画面から探知距離画面に切り替わります。
標準画面に戻るには、「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」
を短く押します。
例)
下図では、同じ状況を標準画面と探知距離画面で示しています。
図中では、一定の間隔で3つの対象物が配置されています。
探知距離画面では、探知開始点からの距離(例では 20.1cm)が、対象物まで
の深さの下に表示されます。
各対象物間の距離は、探知モード表示(i)の上の目盛りによって確認できま
す。
標準画面
探知距離画面
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初期モードを設定する
本体に電源を入れた直後の探知モードを設定できます。
工場出荷時は“コンクリート①”に設定されています。
現在選択されているモードは、ディスプレイ⑫の探知モード表示(i)に表示
されています。
1. 「セットアップボタン⑩」を押します。
設定画面が表示されます。
2. 「セットアップボタン⑩」を繰り返し押して、“初期モード”にカー
ソルを合わせます。
3. 「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、探
知モードを選択します。
押すたびにモードが変わります。
設定は、“コンクリート①” “コンクリート②”“湿ったコンクリー
ト”“配管式床暖房配管”“石膏ボード“金属” “ダイレクトモー
ド”から選択できます。
モードの詳細は 17 ページ「探知モードを選ぶ」を参照してください。
4. 「スタートボタン⑧」を押します。
設定が保存され、標準画面に戻ります。
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作業する
正確な探知を行うために、センサー探知面にステッカーを貼ったり、金属製の
ネームプレートを取り付けたりしないでください。
打設後1か月未満のコンクリートでは、探知できません。
以下のような状況によっては、適切に探知できない場合があります。
◆ 近くに無線 LAN などの通信システム、レーダー、アンテナ、電子レン
ジ、無線基地局や発電機などがある場合、探知できないことがありま
す。
◆ 探知面がぬれている場合は探知できないことがあります。
水分が多いなどの理由でコンクリートの一部が湿っている場合、湿っ
ている部分が対象物として表示されてしまうことがあります。
上張りなどによる複数層からなる面を探知する場合、表面に最も近い
境界層(上張りの下のすき間など)のみが表示されてしまうことがあ
ります。
◆ 壁の中の空洞部分は、対象物として表示されることがあります。
大きな円筒状の対象物(プラスチックパイプや配水管など)は、実際
の大きさより細めに表示されることがあります。
◆ 壁内部で斜めになっている対象物は、探知できないことがあります。
空洞の中にあるプラスチック空洞管や木材は、探知できないことがあ
ります。
◆ プラスチックパイプ内の水が凍っていると、探知はできません。
◆ 金属が表面の場合は、探知できません。
上記以外にも、対象物の状態、探知環境によっては、正確な探知がで
きないことがあります。必ず本体以外の情報(建物図面など)を参照
してください。
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センサー探知面⑭と探知対象面を確認する
センサー探知面⑭と探知対象面がぬれていないか確認します。
センサー探知面⑭がぬれているときは、乾いた布でふいてください。
電源を入れる
センサー探知面⑭の周囲 50cm に何もない場所で、「電源ボタン④」または「ス
タートボタン⑧」を押します。
LEDライト⑬が緑に点灯し、ディスプレイ⑫にスタート画面が表示されま
す。
ディスプレイ⑫の電池残量(c)で、
池の残量を確認し、電池残量が少なく
なっているときは、早めに電池を交換
してください。
ディスプレイ⑫に「電池を交換してく
ださい」が表示されると、電源が自動
的に“切”になります。電池を交換し
てください。
(電源が“切”になっても、設定は“切”
になる前の状態で残っています)
探知モードを選ぶ(必要時)
打設後1か月未満のコンクリートでは、探知は行えません。
対象物の状態、探知環境によっては、正確な探知ができないことがあります。
「選択ボタン(次へ)⑤」または「選択ボタン(前へ)⑨」を押して、モードを
切り替えます。
「選択ボタン(次へ)⑤」を短く押すと、次のモードに切り替わります。
「選択ボタン(前へ)⑨」を短く押すと、前のモードに切り替わります。
03 D-TECT150(改 02) 使い方 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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コンクリート①モード(最大探知深さ 8cm )
レンガやコンクリートの中の対象物を探知します。
鉄筋、電気配線、プラスチック管、金属の対象物が表示されます。
ブロック・レンガ壁内部の空洞や、内径 2cm 以下の空洞プラスチック管は表
示されない場合があります。
コンクリート②モード(最大探知深さ 15cm )
コンクリートの中の対象物を探知します。
鉄筋、電気配線、プラスチック管、金属などが表示されます。
内径 2cm 以下の空洞プラスチック管は、表示されない場合があります。
湿ったコンクリートモード(最大探知深さ 6cm )
乾いていないコンクリートの中の対象物を探知します。
鉄筋、電気配線、金属などが表示されます。
このモードでは、通電した導線とそれ以外の導線を区別できません。
内径 2cm 以下の空洞プラスチック管は、表示されない場合があります。
コンクリートは完全に乾燥するまでに数か月かかります。
確認のため、他の探知モード(コンクリート①、②、ダイレクトモード)で探
知を行うことをお勧めします。
配管式床暖房配管モード(最大探知深さ 8cm )
鉄筋、電気配線、金属、水の入ったプラスチック管を探知します。
空洞プラスチック管は表示されません。
石膏ボードモード(最大探知深さ 8cm )
木や石膏のボードで、木材、金属、電気配線などを探知します。
水の入ったプラスチック管は、木材と同じように表示されます。
空洞のプラスチック管は探知されません。
金属モード(最大探知深さ 6cm )
他の探知モードで満足する結果を得られなかったとき、金属対象物や通電し
た導線を探知するのに向いています。より探知可能な対象が増えますが、精
度は低くなります。
03 D-TECT150(改 02) 使い方 2011 1 18 日(火) 午後 2 15
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ダイレクトモード(最大探知深さ 15cm )
探知対象面の対象物すべてが、探知信号の強度で表示されます。
複合材質の構造物をよりはっきりと確認するためには、このモードが適して
います。
探知モード表示(i)の上、目盛り表示のなかにU字型で曲線の頂点が示さ
れます。
対象物の深さと材質は得られた範囲で表示されます。
信号の強度から対象物の深さは判断できません。
探知する
探知距離が 40cm 以上で、かつ探知対象面全域に渡って探知すると、より正確
な探知結果が得られます。
対象物は本体の動く方向と直角に埋設されているときに探知されます。
探知するときは、探知対象面を水平方向と垂直方向の両方向に動かしてくださ
い。
(対象物が水平方向の場合)
/