7.2.6 Li‑Ion バッテリーパックの充電状態表示の読み
取り
注意事項
作業中および作業直後は、 充電状態の読み取りは行えま
せん。 ただ、 LED 1 の点滅によって、 バッテリーパッ
クが完全に放電しているか、 あるいは高温になりすぎて
いるか (> 80°) が示されます。
Li‑Ion バッテリーパックは充電状態表示を行うことが
できます。 充電中は、 バッテリーパックのインジケー
ターで充電状態が示されます。 ただし、 本体作動後
3~ 4 秒は、 充電状態表示は作動しません。 停止状態の
ときにバッテリーパックのロックボタンを押すと充電状
態が 4 個の LED で 3 秒間示されます。
以下の章を参照してください:2.10 Li‑Ion バッテリー
パックの充電状態
8 手入れと保守
注意
本体が不意に始動することがないよう、 清掃作業を始め
る前にバッテリーパックを取り外してください。
8.1 先端工具の手入れ
先端工具の表面に付着した汚れを取り除きます。 時
折、 油を染みこませた布で表面を磨いて腐食から守っ
てください。 先端工具のコネクションエンドが汚れて
いないか、 グリスが塗布されているか確認します。 必
要であれば、 コネクションエンドの汚れを取り除き、
グリスを薄く塗ってください。
8.2 本体の手入れ
注意
本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイ
ルやグリスが付着していないようにしてください。 洗
剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しない
でください。
本体の外側ボディは、 耐衝撃性プラスチックで作られて
います。 グリップ部分は合成ゴムを使用しています。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。
8.3 防じんカバーの清掃と交換
チャックの防じんカバーは、 清潔な乾いた布で定期的
に清掃してください。 シーリングリップをていねいに
拭き、 ヒルティグリスを薄く塗布します。 シーリング
リップが損傷している場合は、 必ず防じんカバーを交
換してください。 防じんカバーの下に横からドライバー
を差し込み、 前に押し出します。 接触面を清掃し、
新しい防じんカバーを取り付けます。 カバーがロック
されるまで強く押してください。
8.4 NiCd バッテリーパックの手入れ
湿気が入らないようにしてください。 バッテリー端子
に付着した埃や油を取り除いてください。 必要に応じ
て、 バッテリー端子をきれいな布で清掃します。 バッ
テリーパックが完全に消耗するまで使用すると、 セル
に損傷を与える恐れがあります。 本体の出力が落ち始め
た場合は、 バッテリーパックを充電する必要がありま
す。
注意事項
バッテリーパックの充電に関する詳しい情報は充電器
の取扱説明書をご覧ください。
8.5 Li‑Ion バッテリーパックの手入れ
湿気が入らないようにしてください。
はじめてお使いになる前にはバッテリーパックをフル充
電してください。
バッテリーパックを最大寿命で使用できるように、 本
体のパワーが著しく低下したら直ちに放電を中止してく
ださい。
注意事項
本体の作動を続けると、 セルの損傷を防ぐために放電
が自動的に終了します。
バッテリーパックは Li‑Ion バッテリーパック用に許可さ
れたヒルティ充電器で充電してください。
注意事項
- NiCd または NiMH の場合のようなバッテリーパック
のコンディショニングは必要ありません。
- 充電を中断しても、 バッテリーパックの寿命に影響は
ありません。
- バッテリーの寿命に影響を及ぼすことなく、 いつ
でも充電を開始することができます。 NiCd または
NiMH の場合のようなメモリー効果はありません。
- バッテリーパックはフル充電した状態でできるだけ
涼しくて乾燥した場所に保管するのが最適です。
周囲温度が高い場所(窓際)にバッテリーパックを保
管すると、 バッテリーパックの寿命に影響が出て、
セルの自己放電率が上昇します。
- バッテリーパックが完全に充電できなくなった場合
は、 劣化や過負荷で容量が低下しています。 この
バッテリーパックで作業を続けることはまだ可能です
が、 適当な時期にバッテリーパックを新品と交換して
ください。
8.6 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。 パーツが損
傷していたり、 装置が正しく作動しない場合は、 本体
を使用しないでください。 修理が必要な際は、 弊社営
業担当またはヒルティ代理店・販売店にご連絡くださ
い。
ja
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Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5142517 / 000 / 00