Hilti TE500-AVR 取扱説明書

  • こんにちは!Hilti TE 500とTE 500-AVR電動ハツリ機の取扱説明書の内容を理解しています。このデバイスの機能、使用方法、メンテナンス方法、トラブルシューティングなど、あらゆる質問にお答えできます。例えば、AVRシステムによる振動低減効果や、盗難防止システムの使用方法などについて詳しく説明できますので、お気軽にご質問ください。
  • TE 500とTE 500-AVRの違いは何ですか?
    延長コードを使用する場合、注意点はありますか?
    盗難防止システムとは何ですか?
    サービスインジケーターが点灯したらどうすればよいですか?
TE 500 /
TE 500-AVR
379329
Bedienungsanleitung de
Operating instructions en
Használati utasítás hu
vod k obsluze cs
vod na obsluhu sk
Instrukcja obsługi pl
Upute za uporabu hr
Navodila za uporabo sl
Ръководство за обслужване bg
Инструкция по зксплуатации ru
IНСТРУКЦIЯ З ЕКСПЛУАТАЦIЇ uk
Пайдалану бойынша басшылық kk
Instrucţiuni de utilizare ro
ar
Kulllanma Talimatı tr
ja
ko
zh
cn
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
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オリジナル取扱説明書
TE 500 / TE 500‑AVR 電動ハツリ機
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず工具と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 188
2 製品の説明 189
3 アクセサリー、 消耗品 191
4 製品仕様 191
5 安全上の注意 192
6 ご使用前に 194
7 ご使用方法 194
8 手入れと保守 196
9 故障かな? と思った時 196
10 廃棄 197
11 本体に関するメーカー保証 197
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 198
1 この数字は該当図を示しています。 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
この説明書で「本体」と呼ばれる工具は、常に TE 500
たは TE 500‑AVR の電動ハツリ機を指しています。
操作部/表示部名称 1
@
チャック
;
機能切替スイッチ
=
無段変速スイッチ
%
スイッチロック
&
サイドハンドル
(
リアグリップ
)
サービスインジケーター
+
盗難防止インジケーター (オプション
§
アクティブバイブレーションリダクション AVR
(TE 500‑AVR のみ)
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手袋
を着用して
ください
粉じんの多
い作業にお
いては、
防じんマス
クを着用し
てください
ja
188
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
略号
ご使用前
に取扱説明
書をお読み
ください
リサイク
ル規制部品
です
ハツリ作業 チゼル角度
調整
電圧 電流 電力 交流
周波数 二重絶縁 ロックシン
ボル
盗難防止シ
ステム搭載
機種名製造番号の表示箇所
機種名は銘板上、 また製造番号はモーターハウジング
の側面に表示されています。 当データを御自身の取扱
説明書にメモ書きしておき、 お問い合わせなどの必要
な場合に引用してください。
機種名
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
本体はニューマチック構造の打撃機構を備えた電動ハツリ機です。
本体は石材、 コンクリートへの穴明け作業に適しています。
健康を損なう恐れのある母材 (アスベストなど) への加工は許されません。
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改改築新築工事などが考えられます。
本体は乾燥環境でのみ使用してください。
火災や爆発の恐れがあるような状況では、 体を使用しないでください。
本体を接続する主電源が銘板に表示されている電圧、 周波数と一致することを必ず確認した上で使用してください。
本体の加工や改造は許されません。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 アクセサリーや先端工具のみを使用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください
2.2 チャック
TE‑Y(SDS‑max) チャック
2.3 スイッチ
ロック付き無段変速スイッチ
機能切替スイッチ
チゼル角度調整 24 方向
ハツリ作業
2.4 グリップ
調整式振動吸収サイドハンドル
振動吸収グリップ
2.5 安全機構
電子式インターロック (電源遮断後の本体の不意の作動を防止)(9 「故障かな? と思った時」 を参照)
ja
189
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
2.6 潤滑
ギア部と打撃機構用に個別の潤滑チャンバー
2.7 アクティブバイブレーションリダクション (TE 500‑AVR のみ)
本体には アクティブバイブレーションリダクション」(AVR) システムが搭載されており、「アクティブバイブ
レーションリダクション」 なしの場合と比べて振動値を大幅に低減します。
2.8 盗難防止 TPS(オプション)
本体にはオプションで 「盗難防止システム TPS」 を取り付けることができます。 本体に盗難防止システムが取り
付けられている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解除して使用することができます。
2.9 インジケーターランプ
サービスインジケーター 「手入れと保守」 の章を参照
盗難防止インジケーター (オプション)(「ご使用方法」 の章を参照)
2.10 本体標準セット構成品
1 サイドハンドル付き本体
1 取扱説明書
1 本体ケース
1 ウエス
1 グリス
2.11 延長コードを使用する場合
使用の目的に応じて、 十分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。 本体の出力低下やコー
ドの過熱が発生する恐れがあります 延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。 損傷した延長コード
は交換してください。
推奨する最低導体断面積および最大コード長
導体断面積
1.5 mm² 2.0 mm² 2.5 mm² 3.5 m
主電源電圧 100 V
30 m 50 m
主電源電圧 110 ... 127 V
20 m 30 m 40 m
主電源電圧 220~ 240 V
30 m
75 m
導体断面積が 1.25 m の延長コードは使用しないでください。
2.12 屋外工事の場合の延長コード
屋外工事の場合には、 認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。
2.13 発電機、 変圧器を使用する場合
本体は下記の条件を満たした場合、 発電機および変圧器で使用することができます本体の銘板に記された出力の
2 倍以上の出力 (ワット) があること、 作動電圧が常に定格電圧の + 5 % 15 % であること、 周波数が 50~
60 Hz であること、 して 65 Hz を超えないこと、 自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。
他の電動工具を、 同時に同じ変圧器、 発電機で使用しないでください。 他の工具を、 同時にスイッチオン/オフす
ることにより、 電圧降下あるいは過電圧が発生し、 本体に損傷を与えることがあります。
ja
190
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
3 アクセサリー、消耗品
名称 商品番号、 製品の説明
盗難防止システム TPS(カンパニーカード、 カンパ
ニーリモート、 およびロック解除キー TPS-K 付き)
206999、 オプション
下記のヒルティ製先端工具を使用してください。 下記工具を使用することで 体と先端工具がシステムとして最
適な組み合わせとなるので、 高いハツリ能力とより長い寿命が得られます。
TE‑Y チャック (SDS‑max)
(mm)
長さ mm)
幅(in
長さ (in)
ブルポイント
280… 700 11… 27"
コールドチゼル
26 280… 700 ³⁄₄" 11… 27"
スケーリングチゼル
50… 120 280… 500 2… ⁄₂" 11… 19"
中空チゼル
28 280 1" 11"
チャンネルチゼル
22… 36 280 ⁷⁄₈… 1¹⁄₂" 11"
ジョイントチゼル
38 280 ¹⁵⁄₁₆" 11"
フレキシブルチゼル
150 650 5⁷⁄₈" 25¹⁄₂"
ビシャン (面あらし)
40X40 250 5⁷⁄₈" 10"
タンピングツール
150X150 300
アース棒打込用アタッチ
メント
15… 25 300
4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
注意事項
本体は様々な電圧仕様で製作しています。 銘板に記載されている本体の定格電圧と定格電力の表示を確認してくださ
い。
本体
TE 500 / TE 500‑AVR
定格電力
1,100 W
定格電流
100V13.1A
110V12.9A
120V13.1A
127V12.7A
電圧 220 V5.8 A
電圧 230 V5.9 A
電圧 240 V6.0 A
周波数
50… 60 Hz
重量 EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠) TE 500
5.6 kg
重量(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)TE 500‑AVR
5.7 kg
本体寸法 (長 x x 高)
471 mm x 108 mm x 243 mm
1 回当たりの打撃力 (EPTA プロシージャ 05/2009
に準拠)
7.5 J
注意事項
本説明書に記載されている振動レベルは、 EN 60745 に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。 電動工具
を比較するのにご使用いただけます 振動負荷の暫定的な予測にも適しています。 記載されている振動レベルは、
電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用したり、 異なる先端工具を取り付けて使
用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、 振動レベルが異なることがあります。 このような相
違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく高くなる可能性があります。 振動負荷を正確に予測するためには、
体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりま
ja
191
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
せん。 このような相違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく低くなる可能性があります。 作業者を振動によ
る作用から保護するために、 他にも安全対策を立ててください (例 電動工具や先端工具の手入れや保守を行う、
手を冷やさないようにする、 作業手順の計画を立てるなど)
騒音/振動について (EN 60745‑1 に準拠
TE 500/ TE 500‑AVR サウンドパワーレベル
105 dB (A)
TE 500/ TE 500‑AVR サウンドプレッシャーレベル
94 dB (A)
定格騒音レベルに対する不確実性
3dB(A)
追加情報 TE 500‑AVR(EN 60745 準拠)
3 の振動値 (振動ベクトル合計)
EN 60745‑2‑6 に準拠
ハツリ作業、 a
h, Cheq
10.1 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
追加情報 TE 500(EN 60745 準拠)
3 の振動値 (振動ベクトル合計)
EN 60745‑2‑6 に準拠
ハツリ作業、 a
h, Cheq
12.1 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
技術情報
チャック
TE‑Y(SDS‑max)
EN に準拠した保護クラス
EN 60745‑1 に準拠した電気絶縁保護クラス II(二重絶
縁)
5 安全上の注意
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 安全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 とは、 お手持ちの電
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス) を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境(可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 ースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 感電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ、 ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 コンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体を
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしないで
ください。 電源コードを火気、 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れてい
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ja
192
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ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 電源に接続したりする
と、 事故の原因となる恐れがあります
d) 電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キーや
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくださ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくだ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 吸じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することに
より、 粉じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱い
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適し
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用し
ないでください。 スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止すること
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には、 子供の手の
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 お手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 スムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、作業
環境および用途に関してもよくご注意ください。
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 ハンマーに関する安全上の注意
a) 耳栓を着用してください。
騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体に付属の補助ハンドルを使用してください。
れ以外のハンドルを使用すると、 コントロールを
失ってけがをする恐れがあります。
c) 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接
触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体
の絶縁されたグリップを持ってください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持して
ください。 グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、
オイルやグリスで汚さないようにしてください
b) 防じんマスクを着用してください。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
d) 作業中、 常に電源コード、 延長コードが本体の背
後にくるようにしてください。 作業中の落下を防
止することができます。
e) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
f) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
g) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物 属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れが
ります。 作業者や近くにいる人々が粉じんに触れた
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含ま
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてく
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適
たヒルティ推奨の木材 / 物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします 処理する母材につい
て、 国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.3.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、クランプあるいは万力を使用してください
の方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を両手
で自由に操作することができます。
ja
193
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し ャッ
ク内にしっかりと固定されていることを確認してく
ださい。
c) 足元がしっかりと安定していることを確認してくだ
さい。
5.3.3 電気に関する安全注意事項
a) 作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、
ス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電
線に触れると、 本体の金属部分とケーブルが通電す
る可能性があります。 この場合、 感電による重大
な事故が発生する危険があります。
b) 本体の電源コードを定期的に点検し、 コードに損
傷がある場合は資格のある修理スペシャリストに交
換を依頼してください。 本体の電源コードが損傷し
た場合は、 専用の交換用電源コードと交換してくだ
さい。 交換用電源コードはヒルティサービスセ
ターにご注文ください。 延長コードを定期的に点検
し、 損傷している場合は交換してください。 作業
中、 損傷した電源コード、 延長コードには触れない
でください。 不意に始動しないように電源コードを
コンセントから抜きます 損傷した電源コードや延
長コードは感電の原因となり危険です。
c) 導電性のある母材に対して作業を頻繁に行う場合
は、 定期的にヒルティサービスセンターに本体の点
検を依頼してください。 本体表面に導電性のある
粉じんや水分が付着すると、 時に感電の恐れがあ
ます。
d) 屋外で使用する場合は、 必ず最大作動電流 30 mA
の漏電遮断機(RCD)を介して本体を電源に接続し
てください。 漏電遮断機を使用すると、 感電の危
険が小さくなります。
e) 原則として、 作動電流が最大 30 mA の漏電遮断機
(RCD) をご使用になるよう推奨します。
5.3.4 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 じんによる汚染で健康が
害される恐れがあります。
c) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保
護してください。 剥がれた部分が脱落、 落下し
て他人を傷つける危険があります。
5.3.5 個人保護用具
本体使用中、 作業者および現場で直近に居合わせる人々
は保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋およ
び防じんマスクを着用しなければなりません
6 ご使用前に
6.1 サイドハンドルの取付けと位置決め 2
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 固定ネジを回して、 サイドハンドルのホルダーを
開きます。
3. サイドハンドル (クランピングバンド) をチャッ
クに通し、 ハウジングにはめ込みます。
4. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
5. 固定ネジを回して、 サイドハンドルを固定します。
6.2 本体のロック解除 (盗難防止)
注意事項
「ご使用方法盗難防止 TPS」 を参照してください。
6.3 延長コードおよび発電機または変圧器の取付
2 「製品の説明」 を参照
7 ご使用方法
危険
本体を支えるときは、 必ず両手でグリップを持ってくだ
さい。 グリップは乾いた清潔な状態に保ち、 オイルや
グリスを付着しないでください。
7.1 準備
注意
先端工具は使用することで熱くなったり、 エッジが鋭
利になったりするので、 先端工具の交換時には保護手袋
を着用してください。
ja
194
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7.1.1 先端工具の装着 3
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、
グリスが塗布されているか確認します。 要であ
れば、 コネクションエンドの汚れを取り除き、
グリスを薄く塗ってください。
3. 防じんカバーのシーリングリップが汚れていない
か確認します。 必要であれば 防じんカバーの
汚れを落とし、 ーリングリップに損傷がある場
合は防じんカバーを交換してください。
4. 先端工具をチャックに挿入し、 軽く押し付けなが
らガイド溝に収まるまで回します。
5. カチッと噛み合う音がするまで奥に差し込みます
6. 先端工具を引っ張り、 しっかりと固定されている
か確認します。
7.1.2 先端工具の取外し 4
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. チャックロックスリーブを引き戻して、 チャック
を開いてください。
3. 先端工具をチャックから引き抜いてください。
7.2 操作
注意
母材の加工作業で、 母材の破砕片が生ずる場合が
ります。 保護メガネ、 保護手袋、 および集じん装置
を使用していない場合は防じんマスクを着用してくださ
い。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあり
ます。
注意
作業工程で騒音が発生します。 耳栓を着用してくださ
い。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
7.2.1 盗難防止 TPS(オプション)
注意事項
本体にはオプションで盗難防止システムを取り付けるこ
とができます。 本体に盗難防止システムが取り付けら
れている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解
除して使用することができます。
7.2.1.1 本体のロック解除 5
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。 黄色
の盗難防止保護ランプが点滅します。 これで本体
は、 ロック解除キーからの信号を受信可能な状
態になります。
2. ロック解除キーまたは TPS 時計のバックルを直
接ロックシンボルに近づけます。 本体がロック解
除されると、 黄色の盗難防止ランプが消灯します。
注意事項作業場所の移動や停電などのために電源ス
イッチを切った場合、 本体は約 20 分の間作動可能
状態に保たれます。 スイッチオフの時間がこれよ
り長くなると本体はロックされるので、 ロック解
除キーで新たにロックを解除してください。
7.2.1.2 本体の盗難防止機能の作動
注意事項
盗難防止システムの作動と使用法に関する詳しい情報
は、 取扱説明書 「盗難防止システム」 をご覧ください。
7.2.2 ハツリ作業
注意事項
低温での作業打撃機構を作動させるためには、本体温
度が最低運転温度に達している必要があります。 最低
運転温度まで上げるには、 本体先端を直接サポート面に
当てて本体をアイドル回転させます。 必要であれば、
打撃機構が始動するまでこの動作を繰り返します。
注意事項
チゼルは 24 方向に (15° ずつ) 角度調整可能です。
これによってコールドチゼルでもスケーリングチゼルで
も、 最適の角度で作業できます。
7.2.2.1 チゼル角度調整 6
注意
機能切替スイッチが「チゼル角度調整」位置のままで作
動させないでください。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 機能切替スイッチを 「チゼル角度調整」 の位置へ
回して、 きちっと止めます。
3. チゼルをご希望の位置に回します。
4. 機能切替スイッチを 「ハツリ作業」 の位置へ回し
ます。
5. チゼルがロックされるまで回します。 作動中に機
能切替スイッチを操作しないでください。
7.2.3 スイッチロック
ハツリモードで作業する場合、 コントロールスイッチ
を作動状態でロックできます。
7.2.3.1 スイッチロック
1. コントロールスイッチを一杯に握り込みます
2. コントロールスイッチ上部内側にあるスイッチロッ
クを一杯まで押します。
注意事項本体は連続動作モードになります。
7.2.3.2 スイッチロック解除
コントロールスイッチを一杯に握った後、 スイッチから
手を放します。
本体の電源が切れます。
ja
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8 手入れと保守
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
8.1 先端工具の手入れ
先端工具の表面に付着した汚れを取り除きます。
折、 油を染みこませた布で表面を磨いて腐食から守って
ください。
8.2 本体の手入れ
注意
本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイ
ルやグリスが付着していないようにしてください。
剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しない
でください。
本体の外側ボディは、 耐衝撃性プラスチックで作られて
います。 グリップ部分は合成ゴムを使用しています。
通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。
8.3 サービスインジケーター
注意事項
本体はサービスインジケーターを装備しています。
インジケーター 赤色で点灯 本体の作動時間がサービス時期に達して
います。 本体は、 サービスインジケー
ターが点灯してから、あと数時間使用す
ることができますが、その後は自動遮断
装置が働き、 本体は作動しなくなりま
す。 サービスインジケーターが点灯し
たら、メンテナンスのため本体を弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売店へ
お預けください。
赤色で点滅
「故障かな? と思った時」の章を参照し
てください。
8.4 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。 パーツが損
傷していたり、 装置が正しく作動しない場合は、 本体
を使用しないでください。 修理が必要な際は、 弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売店にご連絡くださ
い。
8.5 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 全ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
9 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因 処置
本体が始動しない。
主電源が供給されていない。
別の電動工具をつなぎ、作動するか確
認する。
電源コードあるいはプラグの故障。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
発電機がスリープモード。
発電機に別の電気負荷 (ランプ等)
をかける。 その後、 本体をオフにし
て再びオンにする。
その他の電気的故障。
修理スペシャリストに点検を依頼す
る。
ja
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症状 考えられる原因 処置
本体が始動しない。
電源遮断後に電子式インターロックが
アクティブになった。
本体をオフにして再びオンにする。
打撃がない。
本体温度が低すぎる。 本体を最低運転温度まで暖める。
以下の章を参照してください7.2.2
ハツリ作業
本体に損傷がある。 修理が必要な際は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
本体が作動せず、 インジケー
ターが赤色で点滅する。
本体に損傷がある。 修理が必要な際は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
本体が作動せず、 インジケー
ターが赤色で点灯する。
カーボンブラシの摩耗。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
本体が作動せず、 インジケー
ターが黄色で点滅する。
本体がロック解除されていない (オ
プションで盗難防止システムが搭載さ
れている場合)
本体をロック解除キーでロック解除す
る。
本体機能がフルに発揮されな
い。
延長コードの導体断面積が不十分。 十分
を使用する。「ご使用前に」 を参
照)
コントロールスイッチの握り込みが不
十分。
コントロールスイッチを一杯に握り込
む。
チゼルをチャックから取り出せ
ない。
チャックが完全に開いていない。
チャックロックスリーブを後ろに十分
引きながら先端工具を抜く。
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具
は一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください
11 本体に関するメーカー保証
ヒルティは提供した本体に材質的または、 製造上欠陥が
ないことを保証します。 この保証はヒルティ取扱説明
書に従って本体の操作、 取り扱いおよび清掃、 保守が
正しく行われていること、 ならびに技術系統が維持され
ていることを条件とします。 このことは、 ヒルティ純
正の、 消耗品、 付属品、 修理部品のみを本体に使用す
ることができることを意味します。
この保証で提供されるのは、 本体のライフタイム期間
内における欠陥部品の無償の修理サービスまたは部品
交換に限られます。 通常の摩耗の結果として必要とな
る修理、 部品交換はこの保証の対象となりません。
上記以外の請求は、 拘束力のある国内規則がかかる請求
の排除を禁じている場合を除き一切排除されます。
りわけ、 ヒルティは、 本体の使用目的の如何に関わら
ず、使用した若しくは使用できなかったことに関して、
またはそのことを理由として生じた直接的、 間接的、
付随的、 結果的な損害、 損失または費用について責任
を負いません。 市場適合性および目的への適合性につ
いての保証は明確に排除されます。
ja
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Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
修理または交換の際は、 欠陥が判明した本体または関連
部品を直ちに弊社営業担当またはヒルティ代理店販売
店宛てにお送りください。
以上が、 保証に関するヒルティの全責任であり、 保証
に関するその他の説明、 または口頭若しくは文書による
取り決めは何ら効力を有しません。
12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称
電動ハツリ機
機種名
TE 500 / TE 500‑AVR
設計年
2006
この製品は以下の基準と標準規格に適合していることを保証します2006/42/EG、 2004/108/EG、 2000/14/EG、
2011/65/EU、 EN 60745‑1、 EN 60745‑2‑6、 EN ISO 12100.
サウンドパワーレベル TE 500(測定値)、L
WA
97 dB/1pW
サウンドパワーレベル TE 500(保証値)、L
WAd
99 dB/1pW
準拠認証
2000/14/EG 付録 VI
公認の検査センター (0044)
TÜV NORD CERT GmbH
Büro Hannover
Am TÜV 1
30519 Hannover
Germany
サウンドパワーレベル TE 500-AVR(測定値)、L
WA
97 dB/1pW
サウンドパワーレベル TE 500-AVR(保証値)、L
WAd
99 dB/1pW
準拠認証 2000/14/EG 付録 VI
公認の検査センター (0044)
TÜV NORD CERT GmbH
Büro Hannover
Am TÜV 1
30519 Hannover
Germany
Hilti Corporation、 Feldkircherstrasse 100、 FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Jan Doongaji
Head of BA Quality and Process Management Executive Vice President
Business Area Electric Tools & Accessories Business Unit Power Tools & Accessories
01/2012 01/2012
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
198
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
*379329*
379329
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423 / 234 21 11
Fax:+423 / 234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
W 3256 | 0113 | 00-Pos. 8 | 1
Printed in Germany © 2013
Right of technical and programme changes reserved S. E. & O
.
379329 / A2
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00
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