7.1.1 先端工具の装着 3
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、
グリスが塗布されているか確認します。 必要であ
れば、 コネクションエンドの汚れを取り除き、
グリスを薄く塗ってください。
3. 防じんカバーのシーリングリップが汚れていない
か確認します。 必要であれば、 防じんカバーの
汚れを落とし、 シーリングリップに損傷がある場
合は防じんカバーを交換してください。
4. 先端工具をチャックに挿入し、 軽く押し付けなが
らガイド溝に収まるまで回します。
5. カチッと噛み合う音がするまで奥に差し込みます。
6. 先端工具を引っ張り、 しっかりと固定されている
か確認します。
7.1.2 先端工具の取外し 4
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. チャックロックスリーブを引き戻して、 チャック
を開いてください。
3. 先端工具をチャックから引き抜いてください。
7.2 操作
注意
母材の加工作業で、 母材の破砕片が生ずる場合があ
ります。 保護メガネ、 保護手袋、 および集じん装置
を使用していない場合は防じんマスクを着用してくださ
い。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあり
ます。
注意
作業工程で騒音が発生します。 耳栓を着用してくださ
い。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
7.2.1 盗難防止 TPS(オプション)
注意事項
本体にはオプションで盗難防止システムを取り付けるこ
とができます。 本体に盗難防止システムが取り付けら
れている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解
除して使用することができます。
7.2.1.1 本体のロック解除 5
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。 黄色
の盗難防止保護ランプが点滅します。 これで本体
は、 ロック解除キーからの信号を受信可能な状
態になります。
2. ロック解除キーまたは TPS 時計のバックルを直
接ロックシンボルに近づけます。 本体がロック解
除されると、 黄色の盗難防止ランプが消灯します。
注意事項作業場所の移動や停電などのために電源ス
イッチを切った場合、 本体は約 20 分の間作動可能
状態に保たれます。 スイッチオフの時間がこれよ
り長くなると本体はロックされるので、 ロック解
除キーで新たにロックを解除してください。
7.2.1.2 本体の盗難防止機能の作動
注意事項
盗難防止システムの作動と使用法に関する詳しい情報
は、 取扱説明書 「盗難防止システム」 をご覧ください。
7.2.2 ハツリ作業
注意事項
低温での作業:打撃機構を作動させるためには、本体温
度が最低運転温度に達している必要があります。 最低
運転温度まで上げるには、 本体先端を直接サポート面に
当てて本体をアイドル回転させます。 必要であれば、
打撃機構が始動するまでこの動作を繰り返します。
注意事項
チゼルは 24 方向に (15° ずつ) 角度調整可能です。
これによってコールドチゼルでもスケーリングチゼルで
も、 最適の角度で作業できます。
7.2.2.1 チゼル角度調整 6
注意
機能切替スイッチが「チゼル角度調整」位置のままで作
動させないでください。
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 機能切替スイッチを 「チゼル角度調整」 の位置へ
回して、 きちっと止めます。
3. チゼルをご希望の位置に回します。
4. 機能切替スイッチを 「ハツリ作業」 の位置へ回し
ます。
5. チゼルがロックされるまで回します。 作動中に機
能切替スイッチを操作しないでください。
7.2.3 スイッチロック
ハツリモードで作業する場合、 コントロールスイッチ
を作動状態でロックできます。
7.2.3.1 スイッチロック
1. コントロールスイッチを一杯に握り込みます。
2. コントロールスイッチ上部内側にあるスイッチロッ
クを一杯まで押します。
注意事項本体は連続動作モードになります。
7.2.3.2 スイッチロック解除
コントロールスイッチを一杯に握った後、 スイッチから
手を放します。
本体の電源が切れます。
ja
195
Printed: 07.07.2013 | Doc-Nr: PUB / 5130664 / 000 / 00